【SONY】房総、梅雨と緑
梅雨と言えば紫陽花が有名ですが、その他の植物たちも夏に向けて準備を始める季節です。
むわりとした湿気に緑の匂いを漂わせ、たくさんの水を吸い、夏の日差しを待ちわびる。梅雨は植物たちにとってそんな時期でもあります。
今回はそんな梅雨時の房総を撮ってきました。
早朝の一枚。夜露か昨日の雨の雫か、葉に水滴が付いていました。
ボケの中でキラリと光る水玉が美しいです。
煙る空と房総の低山たち。
山々の間で雲の濃淡が絶え間なく変化しずっと見ていられます。
電車のレールは大きくうねり山間部へと向かっています。
草が生い茂っていたためてっきり廃線かと思っていましたが、レトロな色合いの可愛い電車が来ました。
生い茂る緑と歴史を感じさせる色合いの電車と後ろの山々。こんな風景を千葉で見られるとは思いませんでした。
この配色は国鉄色と言われるものらしいです。
私はJRしか知らない世代ですが、かつてはこんな可愛らしい電車が街中を走っていたのでしょうか。
数輪だけですがせっかちなヒマワリが咲いていました。
ヒマワリが太陽の方を向くのは有名ですが、曇りの日や夜はどこを向いているのでしょうか。
ずっと上げ続けた首を休めるために下を向いているのかもしれませんし、もしかしたら東を向き太陽が出るのをじっと待っているのかもしれません。
君津には茶水と呼ばれる茶色がかった湧水があり、名産品のカラーという花の栽培に活用されているようです。
茶水という名前から一口飲みたくなってしまいますが、飲用には適さないそうですのでお気を付け下さい。
最後にひっそりとした退廃の空気が漂う滑川アイランドへ。
今年の8月で閉園から20年が経つそうですが、閉じられたゲートの錆がその年月を物語っています。
都内から比較的アクセスの良い房総は私のお気に入りです。