肌に触れる風が冷たく、冬を感じる季節となってきました。
去っていく季節が名残惜しく、訪れる季節に胸躍らせる。そんな季節の変わり目は何歳になってもソワソワしてしまいます。
そんな日々を少しでも思い出に残せるように、カメラを持ち出して大好きな散歩に出かけました。
お供に選んだのはSONYのα7C。α7シリーズを軽量化したミラーレスデビューに最適なカメラです。
紅葉も見頃を過ぎ、地面に落ちた枯れ葉を蹴飛ばしながら秋の終わりを楽しみます。
残念ながら今年は紅葉の見ごろのピークを逃してしまいました。
それでもイチョウ並木で有名な昭和記念公園は平日の真っただ中でも紅葉を見に来た人々で賑わっています。
ピークを過ぎてしまったといっても、紅葉の美しさは変わりません。
むしろイチョウの葉で出来た黄色の絨毯が視界いっぱいに広がって、まるでドラマや映画の世界にお邪魔してしまったかのような気分です。
α7cの今までの7シリーズと違うところは液晶がバリアングルになった点です。
自撮りはもちろんの事、液晶をひねって上に向かせれば地面すれすれの躍動感あふれた写真が思いのままです。
イチョウ並木と優しい日の光に包まれてうとうとしてしまいます。
今日持ち出したのは、α7cにFE 28-60mm F4-5.6が付いたレンズキットです。FE 28-60mm F4-5.6はキットレンズでありながらボケ感が素晴らしいです。
秋晴れの柔らかい日の光も余すことなくセンサーに届けてくれました。
通常だと陽の光を画面に映してしまうと白飛びしてしまいがちですが、秋の爽やかな青空がはっきりと写っていて驚きました。
フルサイズセンサーならではの幅広い階調表現をα7cでも味わうことが出来ます。
昭和記念公園と言えばイチョウ並木ですが、紅葉が真っ赤に染まっていてひときわ目を引きました。
勿論、イチョウの黄色も美しいのですが、赤色は人間の五感を揺さぶる色だと言われているだけあって、視界に飛び込んでくる赤は目を奪われます。
行儀が悪い事は重々承知しておりますが、どうしても我慢できず、紅葉の木のの真下での転んで写真を撮りました。何重にも木の枝や紅葉の葉が重なって何とも贅沢な時間を過ごせました。
小型で軽量ながら、発色も描写力も申し分なく、撮った写真を見返してみると、フルサイズならではの色表現に驚かされます。
私が想像していたよりも何十倍もα7cは素晴らしいカメラでした。
フルサイズ機なのに軽量で持ち運びも億劫にならないので、是非お散歩のおともにいかがでしょうか。