【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】青春18きっぷの日帰り旅(常陸那珂編)
昨年夏「青春18きっぷ」を使って関東近県での日帰り小旅行を楽しんだコリドラス。
今年も普段とは違う景色を求めて出掛けてきました。
今回訪れたのは茨城県内を走る「ひたちなか海浜鉄道湊線」。
2年前にストロベリー氏がこの鉄道倶楽部で紹介されてから、ちょっと気になっていた路線です。
上野から常磐線に乗って約2時間。特急「スーパーひたち」なら1時間少々で着く距離も、普通列車だと約倍の
時間がかかります。通勤仕様の車両に長時間でちょっとグッタリしてきた頃、目的地の勝田駅に到着。
ここから「ひたちなか海浜鉄道湊線」に乗り換えです。
湊線はJR線ではないので別途乗車券を購入する必要があります。ここでお奨めなのが1日乗車券。
途中下車しなくても終点まで往復するだけで元がとれてしまう優れもの。さらに200円高い別の1日乗車券(大人)
には400円相当の国営ひたち海浜公園の入場券が付いてきます。
散々悩んだ挙げ句、海浜公園とのセット券をチョイスして、湊線に乗り込みます。
やってきた湊線の車両はミキ300形。(写真左)
2008年に廃止となった兵庫県の三木鉄道から購入した車両で、三木鉄道時代のカラーのままで運用されています。
車両側面には最近ではあまり見なくなった行き先板(通称サボ)が掲げられていました。(写真右)
「阿」の字の口の部分がハートマークにあしらわれているあたりに、ちょっとかわいらしさを感じます。
列車に揺られ15分。まずは途中駅の那珂湊駅で途中下車。
那珂湊駅には車両基地が併設されているので、湊線で活躍する車両を確認することができます。
車庫に停まる湊線の車両たち(那珂湊駅にて)
湊線には先のミキ300系の他にもいろんな経歴を持つ車両が在籍しています。
いずれも当時の面影を残したカラーで、見ているとタイムスリップした気分になります。
これらの車両はよくテレビCMのロケにも使われているので「あっ!」と思われた方も多いのでは。
北海道から来たキハ22形は筆記具のCMに出ていました。(写真左)
1両1両見ていくと、今度はサボに書かれた「田」の字がハート形に…。(写真左)何種類あるのでしょうか?
車庫の片隅には前回、ストロベリー氏にも紹介された日本初のステンレス製ディーゼルカー「ケハ600形」が。
車内には写真等が飾られ現在はギャラリーとして使われているようです。
側面には「ギラリー」とステッカーが貼られていました。(写真右)
まさか、ステンレスのギラギラとギャラリーをひっかけた駄洒落?
ノリ氏が以前紹介してくれた、駅猫のおさむと遊んでいると先ほど乗ったミキ300形が終点、阿字ヶ浦から折り
返してきました。
那珂湊駅は単線の上下線交換が行われるので、反対側からも列車がやってきます。
やってきた車両はキハ3710形。
以前ストロベリー氏が撮った車両と同型ですが、いつの間にかデザインが変わっていました。
後で調べたところ、昨年行われた「車両デザインコンテスト」の最優秀作品のデザインに今年の2月から変更さ
れたとの事でした。
新デザインのキハ3710形に乗り、終点阿字ヶ浦へ。(写真左)
そこからシャトルバスに乗り換えると、国営ひたち海浜公園に到着です。(写真右)
ひたち海浜公園は総面積350haの広大なスペースに遊園地的な施設と季節折々の自然が楽しめる造りになっています。
歩いて散策するには広すぎるので、自転車を借りて園内を廻ります。
夏と言えばやっぱり「ひまわり」(写真上左)。パチノゴールドという背丈の短い品種で30cm位しかありません。
他にも赤、白、黄色、ピンクと色とりどりのヒャクニチソウ(写真上右/下左)などを見ながら海岸へ。
海岸からは太平洋を航行する大きな船(写真左)や火力発電所(写真右)を見ることができました。
さらに眺望の良いところを目指し、公園の北側にある「みはらしの丘」へ
丘の傾斜には「コキア」が植えられていました。ほうき草とも呼ばれるふわふわな草は不思議な弾力があって、
触ると楽しいです。
他にも見所は沢山あったのですが、肝心の鉄道の写真をほとんど撮っていない事を思い出し、日が陰る前に公園を
後にします。
金上~中根にて
中根駅にて
中根駅付近にて
海浜公園での晴天が嘘のよう。列車の写真を撮ろうとすると急に空模様が怪しくなってきました。
公園に行く前に撮っておけば良かったと後悔が残ります。
切符の残りがあることを励みに、別の場所でリベンジしたいと思います。
使用機材:Nikon D700
AF-S ED28-70mmF2.8D
AF-S ED80-200mmF2.8D
AF-S VR Micro105mmF2.8G ED
M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mmF4.0-5.6