CP+2018レポート その2
今年のCanonブースの目玉は何と言っても『EOS Kiss M』です。本格的な画作りができるエントリー一眼レフとして、世界中のユーザーから絶大な支持を得てきたEOS Kissが次のモデルからミラーレス機に生まれ変わります。実機を試せるタッチアンドトライコーナーでは、若い女性から大きなカメラを肩から下げたベテランまで、幅広い層のカメラファンが撮影を楽しんでいました。2018年はキャノンの一眼レフにとって大きな節目となる年になるかもしれません。
|
FUJIFILMブースでは発売されたばかりの『X-H1』が一番の注目機種。第3のフラッグシップ機として登場した本機ですが、ラインアップが紹介されたディスプレイを見ると、頂点に君臨しているのが『X-H1』です。タッチアンドトライ、動画システムの紹介、写真作品を紹介するブースなど、『X-H1』に対するメーカーの本気度が伝わってくる展示でした。
|
オリンパスブースはフラッグシップ機である『E-M1 MarkII』に加え、3/9発売予定の『PEN E-PL9』がメインに展示されています。毎回面白いディスプレイがあるイメージのオリンパスですが、今年はヴィンテージ風に加工されたPENやOM-Dの展示が多くの注目を集めていました。また、メーカー純正で本格的な水中撮影ができるハウジングを出していることもあり、水中撮影の特設コーナーも用意されていました。
|
今年のパナソニックブースは静止画撮影のフラッグシップモデルとして登場した『G9 PRO』のタッチアンドトライが一番のメイン。そして3/15に発売予定の『GX7 MK3』と新しい望遠レンズ『LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S. 』も試すことができます。例年だと独自のデジタル技術を紹介する展示が目立っていたパナソニックブースですが、今年は写真とカメラを前面に押し出す展示へと大きく変わっています。『G9 PRO』の登場をきっかけに今後のパナソニックのカメラブランドイメージが大きく変わる予感がしました。
|
近年は一眼レフ用やレンジファインダー用のレンズのみならず、魅力的なEマウントレンズも次々と発表するコシナ。今年はCP+開幕直前に『NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM』『COLOR-SKOPAR 21mmF3.5 Aspherical E-mount』『MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount』の新レンズ3本を発表しました。そのうちNOKTONとMACRO APO-LANTHARはデモ撮影可能で、新レンズの描写をいち早く体感することができます。個人的に最も興味のあった『NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM』は想像以上にコンパクト。開放からのピントの立ちもよく、F1.2らしい深いボケ味が大変美しい描写でした。
|