StockShot

  • タグ一覧
  • 検索

【Leica】SL2を持って夕方のお散歩にでかけました。

【Leica】SL2を持って夕方のお散歩にでかけました。

何も予定の無い休日。何もせずに一日を終えるのは嫌だと感じるのは筆者だけではないと思います。
そんな時筆者は散歩に出かけます。
散歩に出かける時は大型の機材は避け、よりコンパクトな機材を持って出かけたくなると思います。
しかし今回は「Leica SL2」と「Thypoch(タイポッシュ) Simera 50mm F1.4(ライカM用)」を持って行きました。
コンパクトなM型でなくSL2を選んだ理由はSLシリーズの質感がとても心地よく、大きさ、重さ関係なく撮影に持って行きたくなる機種だからです。
端的に言うならば、筆者は最近SLシリーズにハマっているからです。

それでは作例をご覧ください。※今回は全て絞り開放で撮影しています。

今回が初めての使用となるThypoch Simera 50mm F1.4。
ピントリングを回す際のトルク感、とても手に馴染む鏡胴の質感など、使っていて楽しいと感じさせるそんなレンズだと思いました。写りに関しても大きく美しいボケと被写体をしっかりと浮き上がらせてくれる立体感があります。

SL2の非常にクリアで高精細なファインダーはピントの山を見つけやすく、ファインダー内での拡大機能やピーキングなどのマニュアルフォーカスアシスト機能も充実しており、テンポよく撮影を行えました。

最短撮影距離は0.45mとグッと被写体に寄って撮影することができます。ファインダーを覗いて撮影するスタイルが好みの筆者の場合、M型ライカでは0.7mより寄って撮影することはできません。(EVFを使っての撮影ではその限りではありません)
ミラーレスカメラでは距離計連動の心配がないので思う存分楽しむことができました。

普段使っている機材より大きいボディでの撮影となりましたが、SL2の握りやすいグリップ、ボディとレンズのバランスが非常に良いので撮影をしていて疲れるということはありませんでした。
ただ、この時期は金属製ボディはとても冷えるので、手袋など対策を行うとより快適性が増すと思います。

今回はLeicaMマウント用のレンズを使用しましたが、マウントアダプターを使って様々なレンズを使用する為の母艦としてもSL2は大活躍間違いなしかと思います。

決して軽量コンパクトな機材とは言えないSL2ですが、お散歩などの気軽な外出にも連れて行きたくなる、魅力がつまったカメラだと思います。
皆さんも重さや大きさを気にせずにお気に入りの機材を持ってお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。

↓↓今回使用したボディはこちら↓↓

↓↓今回使用したレンズはこちら↓↓


↓↓今回使用したアダプターはこちら↓↓

 

[ Category:etc. Leica | 掲載日時:25年02月11日 18時30分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

2025年1月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

2025年1月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ1月ランキング
1位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ
2位 SONY α7C II ミラーレス一眼カメラ
3位 Nikon Z50II ミラーレス一眼カメラ
4位 FUJIFILM X-T50 ミラーレス一眼カメラ
5位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
6位 FUJIFILM X100VI コンパクトデジタルカメラ
7位 RICOH GR III コンパクトデジタルカメラ
8位 Canon EOS R5 Mark II ミラーレス一眼カメラ
9位 FUJIFILM X-M5 ミラーレス一眼カメラ
10位 Nikon Z f ミラーレス一眼カメラ


RICOH GR IIIx
2025年最初のランキングとなりますが、幕開けから波乱含みのスタートとなりました。

なんと『RICOH GR IIIx』が、2位以下を大きく引き離して首位を獲得!
2023年9月以来の1位獲得となりました。
この時も2021年10月の発売から既に2年の月日を経ての1位ということで、驚きをもって報じたのですが…
2023年9月の段階でもメーカーからの供給が不安定で、ずっと「お取り寄せ」が続いている状況でした。
まとまった数の入荷があっても、それまでにご注文されていた方にお渡しするだけとなってしまい、ご注文された方全員の手に行き渡るには時間を要する状態に。
その状況はさらに悪化し、現在はご存知のように新規の予約注文を承ることができないところまできています。
入荷があった段階で告知、ご注文を募るという形を取らさせていただいていますが、毎回あっという間に予定数に達してしまいます。
今回も1位を獲得するほどの数でありながら、すぐに締め切らざるを得ないことに。
発売から3年以上経った機体ですが、入手困難なことも影響し、人気の衰えを全く感じさせません。

7位に入った兄弟機『GR III』に関しても全く同じ状況です。
入荷数がGR IIIxほど多くなかったための7位と考えていただいて良いかと。
こちらは2019年3月の発売から間もなく6年となりますが、やはり依然として問い合わせの多い機体です。

今回のGR IIIxの大量入荷が一時的なものでなく、今後供給の安定に繋がることを切に願うばかりです。

そのGR IIIxにはかなり離されてしまいましたが、2位に『SONY α7C II』が入りました。
前回2024年12月のランキングでは話題の新型機たちの後塵を拝し5位という結果でしたが、今回は2位に。
他の新型機の供給が軒並み不足していたことや、メーカーキャッシュバックキャンペーンの駆け込み需要も影響していると思われますが、それでも2位獲得はさすが。安定した人気ぶりを窺わせてくれました。

前回10位に踏みとどまったα7IVは、今回ランク外13位。
こちらもキャッシュバックキャンペーン最終月でしたが奮わず。やはり中古の方に購入が流れていってしまっているようです。

また、前回初登場4位になったα1IIですが、こちらもランキングから姿を消してしまいました。
残念ながらメーカからの供給が全く追いついていません。ご注文数だけが増えていっている状況です。
SONYユーザーだけでなく、多くのカメラファン注目のフラッグシップ機だけになんとも勿体ない。メーカーの頑張りを期待します。

3位には、前回初登場1位を獲得した『Nikon Z50II』が入りました。
前回2位に倍近い差をつけての堂々1位でしたが、その後メーカーからの供給が不足してしまっています。
長期でお待ちいただかなくてはいけない可能性もあり不安なところです。
このZ50IIの前、2024年7月に発売されたZ6IIIは発売月こそ大差をつけ首位となりましたが、翌月はまさかの10位に。その後も浮上することなく前回Z50IIと入れ替わるようにランキングから姿を消してしまいました。
2024年10月25日からと他メーカーより早い時期から始まったNikonのキャッシュバックキャンペーンにおいて、発売からそれほど経っていないにもかかわらず4万円バックという異例の厚遇であったのですが…
はたしてZ50IIは? 同じような運命を辿らなければよいのですが。今後の動向に注目です。

4位『X-T50』、5位『X-T5』、6位『X100VI』とFUJIFILMが3機種並びました。
X-T50とX-T5ですが、前回11位、12位とまさかのランク外に。人気機種が揃ってランキング落ちという事態に驚きました。
とはいえ、販売数自体が落ちたわけではなかったので、出足好調な新型機に押されてしまったためだろうと分析しましたが、どうやらその通り。また上位に復活してくれました。
このところ供給も安定していますし、2025年も根強い支持を得ることでしょう。

逆に心配なのが、9位に落ちてしまった『X-M5』。
2024年11月に初登場3位、翌12月に2位と順位を上げていたのですが、今回急落。
先の2機種の供給が安定しているのに対し、X-M5は供給不足に陥ってしまいました。
気軽に動画撮影を楽しめるカメラとして、X-T5やX-T50とは異なるユーザーの獲得が期待できるだけに早く事態の打開を図って欲しいところです。

順番が前後してしまいましたが、6位のX100VI。こちらは相変わらずの状況です。
RICOH GR IIIやGR IIIxと同じく新規のご注文を承れない状態が続いています。

8位に『Canon EOS R5 Mark II』。
発売翌月2024年9月から3ヶ月連続1位を獲得し、前回12月も3位と好調だったEOS R5 Mark IIですが、今回は8位と順位を大幅に落としてしまいました。
供給が安定し在庫も豊富になっています。前回お話ししましたが、2024年の年間ランキングでも発売から短期間でありながら9位に入る健闘を見せました。
前回3位は新発売の小兵に足元を掬われたなどと評しましたが、今回は販売数を大きく減らしてしまっています。
ここまで好調に売れ、欲しい人の手に概ね行き渡ってしまったとも考えられます。
価格帯的には高額の機体ゆえ、ずっと上位を維持するのは難しいところですが、Canonにとって久々に明るい話題を提供したカメラでもあるので、まだまだランキングを賑やかして欲しいものです。

最後10位は『Nikon Z f』。
上位機種に劣らぬ性能とクラシカルな外観、さらにお手頃な価格帯ということで、昨年1年間安定した人気を誇り、年間ランキングで4位に入る成績を残しました。
海外の方からの支持も強いですが、より安価な中古に流れつつもあるようです。
新年は10位スタートとなりましたが、まだまだ新型機に割って入る存在であり続けるか、次回以降の動向も気になります。

中古デジカメ1月ランキング
1位 Nikon Z50 ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
3位 Nikon Z fc ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS R5 ミラーレス一眼カメラ
5位 Nikon Z f ミラーレス一眼カメラ
6位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
7位 RICOH GR III コンパクトデジタルカメラ
8位 Nikon Z6II ミラーレス一眼カメラ
9位 Nikon Z5 ミラーレス一眼カメラ
9位 SONY α6400 ミラーレス一眼カメラ


Nikon Z50
これまで中古ランキングに君臨してきた絶対王者SONY α7IIIの牙城を、2024年11月、12月と2ヶ月にわたりCanon EOS R5が打破してきましたが、ここにきてまた新たな機体が名乗りを上げました。
2025年中古ランキング最初の1位を『Nikon Z50』が獲得しました。前回同数6位からジャンプアップ。
勿論、2024年12月に発売されたZ50IIの影響によるものであることは確かです。
新型機の登場により旧型機の存在にも注目が集まり、また買い替えにより中古在庫数が大きく増え価格帯も下がるという、これまで新型機登場時に繰り返されてきた構図がここでも当てはまります。

2019年11月発売のZ50、フルサイズZシリーズをそのまま小型化したかのようなボディデザインと高性能で注目を集めました。
初登場2位と健闘しましたが、供給不足も災いし結局1位は獲れずじまいに。
その後2021年7月に同じDXフォーマットのZ fcが登場すると、注目は完全にZ fcに移ってしまいました。
Z fcへの買い替えもあり中古ランキングに度々顔を出すこともありましたが、そのZ fcが中古ランキングに名を連ねるようになるとどうしてもその下に回ってしまうことに。
それが今回、Z50IIの登場により再び先代機Z50にスポットが当たることとなりました。
Z50IIの好調が続けば、中古在庫数も豊富なだけにランキング上位に留まるようになるかもしれません。

ちなみに『Z fc』は今回3位に。こちらも前回ランク外から上位へと返り咲きを果たしました。
やはりZ50IIの登場が少なからず影響したことは確かです。
NikonのDXフォーマット機が新品・中古ともランキングを盛り上げてくれています。

順位が前後してしまいましたが、2位に『SONY α7III』。実は1位とはほんの僅差での2位でした。
3ヶ月連続で首位獲得を逃してしまったとはいえ、やはり強い。
購買層に外国からの方が占める割合もかなり増えてきたなか、日本語メニューしかないことはかなり不利となるはずなのですが。
いつでも潤沢な中古在庫数、フルサイズ機で15万円前後という価格帯、そして何より必要十二分な高性能機であること。まだまだ上位定着は揺るがないようです。

4位に前回まで2ヶ月連続1位を獲得していた『Canon EOS R5』が入りました。
新品ランキングでのEOS R5 Mark IIの失速に呼応しているかのよう。
上位3機種より一段上の価格帯であることが影響しているか。
それでも高画素機としてはかなりお買い得な機体。システムのランクアップを図りたい方や上位機のサブカメラを探している方などCanonユーザーにとって狙い目な1台であることは確か。今後も上位に踏みとどまって欲しいところです。

5位に『Nikon Z f』。
Nikonはこのほか、8位『Z6II』、同数9位に『Z5』と計5機種をランクインさせ、2025年の幕開けに好スタートを切ることができました。
上位にDXフォーマット機、それにFXフォーマット機が続くというのも、新型機登場の影響が見え面白い図式です。
どの機体も中古商品数が豊富ですから、この好スタートを維持し2025年の中古ランキングを席捲するかも。期待してみましょう。

6位は『SONY α7IV』。同数9位に『α6400』が入り、SONY勢は3機種がランクイン。
好調Nikonに立ち塞がる存在であることに変わりはありません。
特にキャッシュバックキャンペーン最終月であるにもかかわらず、新品ランキングではランク外、中古ランキングで6位となったα7IV。
今後も中古ランキング定着が十分予想される機体です。価格帯も近いZ fとの真っ向勝負となりそうです。

最後のご紹介は、7位にランクインした『RICOH GR III』。奇しくも新品ランキングと同じ順位となりました。
新品ランキング1位のGR IIIxは、僅かに足りずランク外11位でした。
RICOH機の新品商品の状況は、先に述べた通りです。
FUJIFILM X100VIとの違いは、発売期間が長いだけに中古商品も少なからず存在する点。
以前からお話ししているように、新品がなければ中古商品があるだけ売れるという状況になっています。
RICOHの場合、新品・中古合わせて考えてみても良いかもしれません。
今回GR IIIの新品・中古合わせた販売数は、新品ランキング3位に入る位置に。中古ランキングでは堂々1位となります。
GR IIIxの場合は、中古ランキングでも断トツの1位ということに。
本当にとんでもなく凄い人気ぶりです。RICOHには、とにかく頑張って欲しいというしかありません…

さて、2025年幕開けのランキングはいかがだったでしょうか。
昨年に引き続き、メーカーからの供給具合が順位に影響を与えてしてしまっているのが残念でなりません。
ですが、新型機の登場が新品ランキングだけでなく中古ランキングの順位をも動かしているのを見るのは楽しいものです。
2025年、この後も魅力的なカメラの登場が控えています。我々の想像を超えた驚くべきスペックを持ったモデルなんかも現れるかも…
勿論、これまで出た話題機や根強い人気を誇る機体が簡単に座を譲ることもないでしょう。
考えるほどワクワクが止まりません。
次回は、どんなカメラがこのランキングを盛り上げてくれるでしょう?!

[ Category:etc. | 掲載日時:25年02月11日 10時47分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【FUJIFILM】旅に連れていくコンパクトミラーレス

今回はFUJIFILMのX-T50を連れて茨城県の鹿嶋を散策しました。
X-T50は昨年発売された4020万画素を持つ高画素機のAPS-C機で、重量438gのコンパクトなモデルになります。

使用したレンズはFUJIFILMフジノン XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR 。
よりコンパクトなズームレンズにはX-T50のレンズキットになっているフジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZがありますが、パワーズームではなく手動のズームであること、金属鏡筒の質感が好みであることから今回はXF16-50mmのレンズを持っていきました。


年明けに鹿島神宮にお参りに行きました。鹿島神宮では鹿が神聖な生き物とされています。
少し薄暗い中での撮影となりましたが、ボディ内手ブレ補正もあるので多少の暗さは問題なくしっかりと被写体を写してくれます。

鹿嶋は海が近く海産物の美味しい土地です。
海鮮丼と浜焼きの牡蠣をいただきました。

鹿島神宮に連なる鳥居の一つで、本宮とは少し離れた場所にあります。
フィルムシミュレーションをソフトに変えて撮影しました。
X-T50はフィルムシミュレーションダイヤルがついているので直観的に好きな色味に変えることができます。

海に移動して撮影をしました。
普段あまり近くで目にすることのない風車は近くで見るとかなり圧倒されました。蛤の殻でしょうか。手のひらサイズの大きな貝殻が浜辺一面に流れ着いていました。

日が少し傾きかけたところでもう一つの鳥居を訪問しました。
水の中に建っており、水面に鳥居の赤色が反射しています。

今回の組み合わせは、他メーカーのフルサイズ機に比べてもかなりコンパクトにまとまり、一日持っていても疲れませんでした。
撮影旅行ではないお出かけにはコンパクトさは大事になってくるのではないでしょうか。
またどこかへ出かける際には連れていきたいカメラです。

▼新品はインターネットからの購入で2年保証付き!▼

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:25年02月10日 17時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Leica】 Q3で切り取る旅の記憶 ~ 一瞬が永遠に変わる瞬間

【Leica】 Q3で切り取る旅の記憶 ~ 一瞬が永遠に変わる瞬間

いつもマップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」へご投稿いただき、誠にありがとうございます!
みなさまにご投稿いただいた作品をご紹介します!

本日のテーマは「Leica Q3」x「旅 ~Journey~」の写真作品です。

最高のデザイン、最高のレンズやセンサーを搭載するフルサイズ機でありながらコンパクトな「Q3」。
本機であれば、自然との調和を表現する作品、文化と歴史の息吹を感じさせる作品、都市のダイナミズムと人間ドラマを描く作品など、さまざまな旅写真を撮ることができるでしょう。

来る2025年2月20日に「Leica Boutique MapCamera Shinjuku」は12周年を迎えます。
それを記念し「旅 ~Journey~」をテーマにしたフォトコンテストを開催中です。
グランプリの方には「Leica Q3」「オリジナルレザーストラップ」を贈呈します!
人生で出会った人々や仲間との一枚、移動中の印象的な瞬間やエモーショナルな表情など、旅のワンシーンを切り取った一枚を奮ってご投稿ください。
エビフォトに投稿していただくだけでフォトコンテストへのエントリーも完了となります!

本日はそんな「Q3」で撮影された、みなさまの美しい作品をご覧ください。

▼▼▼ 新規会員登録と投稿はこちら ▼▼▼
EP
▼▼▼ 「Leica Boutique MapCamera Shinjuku Photo Contest」の詳細はこちら ▼▼▼



【作品名】斜光<投稿作品を見る

【投稿者】Yuzo Fujii様

【使用機材】Leica Q3



【作品名】ケーブルカー<投稿作品を見る

【投稿者】Noki様

【使用機材】Leica Q3



【作品名】ポカリスエット<投稿作品を見る

【投稿者】TOMMY様

【使用機材】Leica Q3



【作品名】束の間の休憩<投稿作品を見る

【投稿者】TOMMY様

【使用機材】Leica Q3



【作品名】Memory<投稿作品を見る

【投稿者】Noki様

【使用機材】Leica Q3



【作品名】hotdogs<投稿作品を見る

【投稿者】hira様

【使用機材】Leica Q3


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

ご投稿には会員登録が必要です

[ Category:Leica | 掲載日時:25年02月10日 13時16分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Leica】WITHIN120K -ライカ旅行記 SL3 編-

【Leica】WITHIN120K -ライカ旅行記 SL3 編-

2025年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは12周年を迎えます。
今年の連載はテーマ『Journey』と『“12”周年』にちなみ、マップカメラのある新宿から半径120キロ圏内での撮影旅行をスタッフが計画。旅の供にカメラが選ばれるようになってから100年となる今年、「旅」を通してカメラの楽しさ、ライカの面白さをお伝えするべく、マップカメラスタッフ12名が旅に出ました。その名も「WITHIN 120K」

今回の撮影旅行は新宿から約100キロほど離れた、茨城県水戸市と大洗町へと向かいました。
水戸市では日本三大庭園の一つに数えられる偕楽園を巡り、大洗町では、海産物と海の景色を楽しみます。

今回選んだ機材は「SL3」「バリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.」「アポズミクロン SL90mm F2.0 ASPH. 」です。
バリオ・エルマリート SL 24-70mm F2.8 ASPH.は一本でどんな場面にも対応可能なまさに万能ズームレンズです。旅行など荷物を極力減らしたい時に重宝します。
ただ、今回はアポズミクロンSL90mm F2.0 ASPH. を追加しバリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.ではカバーできない部分を補ってもらいます。

それでは旅行の様子をご覧ください。

―――

東京駅から電車に揺られること約1時間。最初の目的地である水戸市に到着です。
いざホームへ降り立つと東京より気温が低く感じました。普段より厚着をしてきて正解です。

まずは日本三名園の一つである偕楽園へと向かいます。

当初予定していたルートは電車で「偕楽園駅」へ向かうというものでした。しかしこの偕楽園駅は偕楽園の梅が見頃を迎えている期間のみ営業し、通常は停車しない、臨時駅だったのです。
完全な下調べ不足ですがこういうハプニングがあるのも旅の醍醐味の一つと割り切り、徒歩で偕楽園へと向かいます。
車窓から眺めるのと、実際にその場の空気を感じながら歩くのでは得られる情報量が格段に変わり発見も多くなります。

暫く歩くと湖が見えてきました。千波湖です。
千波湖は偕楽園のすぐそばに位置し、偕楽園の借景となっている美しい場所です。湖の周りの一周するコースが設けられており、この日も多くのランナーが汗を流していました。

千波湖からは橋を渡って偕楽園へ行くことができます。

―――

偕楽園の3000本もの梅が植えられていますが、筆者が訪れた時は少し時期が早かったようでそのほとんどがつぼみの状態でした。

しかしよくよく探してみると、花開いている梅もありました。(かなり高い位置で咲いている梅しか見つけられませんでした。)

満開の梅の花を見るのももちろん良いですが、咲き始めた梅の花を探しながら楽しむ探梅は趣があり特別な体験に思えました。
偕楽園では、早咲き、中咲き、遅咲きの品種がそれぞれ植えられているので、幅広い期間梅を楽しむことができるようです。

―――

梅だけでなく、竹林や伝統的な建築、好文亭など偕楽園は見どころが盛りだくさんでした。

梅の異名から名づけられている好文亭では、様々な植物にちなんだ10の部屋があり素晴らしい襖絵を楽しむことができます。
次はどの植物の部屋なのだろうとワクワクしながら回ることができます。
天気予報では曇り予報でしたが、時折太陽が顔を出し、優しい光が部屋の中に差し込み木材を照らしていたのがとても印象に残っています。

最後に好文亭内のカフェで一休み。
限定という言葉に弱い私は冬季限定の冬の偕楽園をイメージしたケーキを注文。舌だけでなく、目でも楽しませてくれるまさに”映え”なケーキでした。

―――

この辺りで水戸を後にして、鹿島臨海鉄道に乗り大洗駅へと向かいます。

年季の入った車両からは、特有の振動と連結部分の軋む音が聞こえ、駅では対向の列車とすれ違う為の停車を行うなど、普段は味わうことができない体験をすることができました。

港や田畑が広がる景色にどこか懐かしさを感じながらの十数分間はまるでアトラクションに乗っているような感覚でした。

―――

大洗駅に到着。旅の一番の醍醐味と言えば食事。旅先の名産品を食べたい、誰もがそう思いながら旅をすると思います。
ここ大洗の名産品は海産物。漁港のすぐそばにあるお店で海産物を頂く事にしました。


店に入るとあんこう鍋と刺身定食がオススメですと案内されつつ席につきました。メニューを開くと美味しそうな海鮮メニューが並びます。その中から気になったのはアジフライとカキフライ。

どちらも大好物。
アジフライとカキフライには目がない筆者にとって究極の選択です。

最終的にはここでしか食べられないものだからと自分に良い訳をして二つとも注文。
特大のアジフライはとても肉厚で食べ応え抜群、大粒なカキフライはとてもジューシーで牡蠣の旨味が溢れていました。どちらもザクザクとした衣も最高でとても美味しかったです。

―――

お腹もいっぱいになったところで、最後の目的地である水族館を目指しつつ海岸沿いを歩きます。

時間はお昼を過ぎていたためか、漁港はとても静かでした。
漁で使う道具でしょうか。ロープや木製パレットが置かれていました。普段見ることはない道具に、どうやって使うのか想像力が掻き立てられます。

更に海岸沿いを進むと、灯台がありました。調べてみると現在は灯台としての役目を終えているようですが、大きな波をかぶりながらも船乗り達の安全の為に働いていたと思うと敬意を持たざるを得ません。

しきりに打ち寄せる波が磯に当たり弾けて大きなしぶきに変わる光景は圧巻で何度も大きな波を待ってしまうほどでした。

―――

水族館に到着。まずはインスタレーションと組み合わせた展示を見ることにしました。
音と光で神秘的な世界を表現するだけでなく、魚たちを美しく見せており、水族館とインスタレーションの親和性の高さを肌で感じることができました。

水族館の展示の素晴らしさに圧倒されながらも、大小様々な魚達にとても癒されました。

―――

最後に今回の旅で使用した装備を紹介したいと思ます。

今回私がメインのバッグとして選んだのは、「WANDRDプロヴォーク 31 ワサッチグリーン」です。
最近はコンパクトな機材構成で出かけることが多いので、大きなリュックを背負って撮影にでることはかなり減っていましたが、今回はSL3とレンズ2本を持っての旅行ということでプロヴォーク31を選びました。
プロヴォーク31の中には「WANDRD プロプラス カメラ キューブ」を入れています。今回の機材構成だと少々オーバーな大きさのキューブですが、普段から多くの機材を持ち運ぶ方にはピッタリのキューブです。

 

今回は新宿から約100キロ離れた茨城県水戸市と大洗町を訪れました。水戸市で庭園を楽しみ、大洗で沿岸部と海産物を楽しむという非常に盛沢山で大満足な旅行となりました。
都内から気軽に行けて日帰りでこれだけ楽しめる、茨城県旅行とてもオススメです。

今回旅に持って行ったSL3は先代のSL2と比べ70gの軽量化と5mmコンパクトになりました。スペック表上だとそれほど大きな変化ではないものの、実際に手に取って見ると大きな違いに感じます。実際にこの旅行は手持ちで運用していましたが、疲れることなく最後まで撮影を続けることができました。また、ボタン配置が全て右側に来たことで、とても使い勝手が良くなったと思います。

皆様もお気に入りの機材を持って旅にでてみてはいかがでしょうか。

現在マップカメラでは「Leica Boutique MAPCAMERA Shinjuku」12周年を記念してフォトコンテストを実施しています。
ライカ製品以外のカメラで撮影した写真でも参加可能!ぜひみなさまの「旅」の写真をお待ちしております。

[ Category:Leica | 掲載日時:25年02月09日 19時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Panasonic】今、語りたい。マイクロフォーサーズの魅力~LUMIX DC-GH6×LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA OIS.~

【Panasonic】今、語りたい。マイクロフォーサーズの魅力~LUMIX DC-GH6×LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA OIS.~

マイクロフォーサーズカメラ。
「センサーが小さい=写りの精度が低い」?
「フルサイズカメラと比べてボケにくい」?
そんなことはありません!
様々なメーカーから多くのカメラが発売されている今だからこそお伝えしたい、
マイクロフォーサーズの魅力。
多種多様なボディとレンズのラインナップからぜひ使っていただきたいおススメの組み合わせをご紹介いたします。
今回ご紹介する組み合わせは「LUMIX DC-GH6×LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA OIS.」

・・・

まずは今回使用したそれぞれのカメラとレンズに関して、簡単に紹介したいと思います。
カメラボディは「LUMIX DC-GH6」です。
2022年に発売された、こちらのカメラは2521万画素のマイクロフォーサーズマウントのカメラです。
最大の強みは動画性能です。
Cinema4K 60p 4:2:2 10bitの動画記録時間無制限で撮影ができ、4K 120pも対応のためスローモーション記録も可能です。
カメラ側面には冷却ファンが搭載されているため長時間の動画撮影をしていてもオーバーヒートすることはまずありません。
昨今はどのメーカーも動画撮影機能に力を入れております。
しかし、30分以上の長回しの動画を撮影したい方にはマイクロフォーサーズがやはりオススメです。
センサーが小さい分処理に負荷がかかることは少ないためです。
動画性能だけではありません。
連写性能にもすぐれ、メカシャッター使用時で最大14コマ、電子シャッター使用時は最大75コマの高速連写も撮影可能です。
簡単にGH6の概要を並べただけでも、静止画から動画まで幅広い使用用途が実現できるカメラであることがうかがい知れます。

続いて、今回使用したレンズは「LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA OIS.」です。2009年に発売されたズームレンズとなっています。
これは、Panasonicに限らず他のメーカーでも当てはまることですがレンズ名はレンズの情報を示す文字が記載されていることが多いです。
そのため、文字が意味するところを覚えておくとレンズ選びの際にどのレンズがピッタリなのかという事が分かりやすくなります。
メーカーによって表記方法に違いはありますがここではPanasonicの表記を紹介したいと思います。
「LUMIX」はPanasonic製のカメラブランドの名称です。先ほどのGH6の前にも同様にLUMIXという記載がありました。
「G」はPanasonic製のマイクロフォーサーズマウントのレンズに付きます。Panasonicではフルサイズカメラも販売しています。こちらは「S」という文字がレンズ名に記載されています。
「VARIO」はズームレンズを意味します。単焦点レンズにはこの「VARIO」という文字はありません。
「14-45mm」、こちらは焦点距離です。しかし、ここで注意が必要です。フォーサーズマウントであるため実際の焦点距離は35mmフルサイズ換算で考える必要があります。
そのため、このレンズは35mm換算で「28-90mm」広角から望遠まで幅広くカバーできる標準ズームレンズであることが分かります。

「F3.5-5.6」こちらは、開放F値の値です。先ほどの焦点距離と合わせて、「14mm(35mm換算28mm)で使用したときにF3.5が最小F値」「45mm(35mm換算90mm)で使用したときにF5.6が最小F値」という意味です。
「F2.8」や「F4」のようにハイフンがない表記の場合どの焦点距離でもそのF値が最小F値であるということになります。
このレンズに関しては、F3.5の表記があると一見かなり明るいレンズだなと思いますが、中望遠域で使用することが多い場合F5.6から始まるためとろけるようなボケは出にくいレンズですので注意が必要です。
「ASPH.」こちらは「Aspherical」の略、つまり非球面レンズを使用しているということを表しています。
非球面レンズにすることで収差を防ぐことが出来ます。つまり、よけいな色にじみ等が防げシャープでクリアな描写が得意なレンズです。
最後は「MEGA OIS.」です。「OIS.」は光学式手振れ補正が搭載されているレンズにつく名称です。通常のOISと比べてより強力な手振れ補正が搭載されているレンズのため「MEGA OIS.」との名称がついています。
各文字の意味を知ることでレンズ名を一目見ただけでなんとなくこのレンズがどのような性格なのかということが分かるようになります。

・・・

さて、ここまでがカメラを使用する前にざっくりと調べてみたことです。
実際撮影してどのような感想を持つのか、ワクワクしながら早速撮影に出かけました。

印象的な壁を見つけたのでつい一枚写真を撮りました。
壁の写真を撮りながら、考えてみます。
「なぜ多くの人はマイクロフォーサーズカメラに魅了されるのだろう…」

手にしたときにまず実感したのはとにかく軽量であることとコンパクトであること。
特に、このレンズのコンパクトさは本当にありがたいものでした。
このレンズは全長が約60mm。手のひらにすっぽりと収まるようなサイズ感です。
広角域から中望遠域まで幅広くカバーしたレンズであることを考えると、フルサイズレンズやAPS-Cレンズではまず考えられないサイズです。
この日は写真撮影にいく、というよりかは久しぶりに会う旧知の友人と近況報告もかねてお茶でもしようという日だったため、さっとカバンに入れられ荷物が軽くなることが何よりも嬉しかったです。
「いつものカバンに入るサイズ」であることはどんな時でも+αとしてカメラを持っていくという選択肢が自然と自分の中に生まれることになります。
最近ではスマートフォンでもカメラ顔負けの写真が撮影できるようになったことは間違いありません。
しかし、私が考えるカメラとスマートフォンの違いは、「自分好みの色が出せるか」ということのように感じます。
ちょっと暗めにしたい、青みを足したい、背景をぼかしたい、被写体をシャープに写したい。そういった好みや細かい要望を微調整できるのはやはり、カメラでしか出来ないことでありカメラで写真を撮る醍醐味だと思います。
カメラでしか撮れない自分好みの一枚をあまり嵩張らないサイズでさっと持ち運べる。
これが多くの方から支持を集めるマイクロフォーサーズの人気の理由の一つだと考えました。

ここでまた新たな疑問が生じます。
「コンパクトさが魅力のマイクロフォーサーズ、手の大きい方には握りにくいのではないか?」
せっかくのコンパクトなボディでも握り心地がしっくりこないという理由から段々とカメラと疎遠になってしまうのいは寂しいことです。
しかし、ここで今回私が使ったLUMIX DC-GH6をぜひ紹介したいです。
なぜなら、私が使ってみてグリップの握りこみの良さにとても感動したからです。
先述した通りボディには冷却ファンが搭載されているにもかかわらず、スラっとしたボディの右側面にはしっかりとしたグリップがあります。
カメラを構えた時に指でしっかりとホールドでき、まず指に負担がかかる・段々と疲れてくるということはなく、まるでオーダーメイドグリップかのように指にフィットするホールド感でした。
ここで、何となくイメージを持たれることの多い「マイクロフォーサーズ=小さい=持ちにくい」という印象はなくなることが分かります。
また、次に驚いたことは手ブレがほとんど発生しない、ということです。
個人的なこだわりで静止画を撮影する際はISOを固定しています。晴天はISO100かISO200、曇天時はISO400で撮影します。
もちろん、その時の環境によってISOは適宜変更しますが大体はこれくらいのISOで撮影していることが多いです。


この日出かけた先は、お店で購入したものをこたつに入りながらぬくぬく味わえるという素敵な空間でした。
これまで暮らした家ではこたつを置いていたことが無いので、こたつを見つけると俄然嬉しくなってしまいます。
太陽の隠れるどんよりとした天候だったということもありより暖かく感じました。
このような休日に気軽に持ち歩くシーン、初めてカメラを使用するシーン、カメラにお任せしていたモードから自分で露出を調整してみたいというステップアップをしたいシーンでもマイクロフォーサーズカメラはおススメしたいと感じました。

注文したケーキが運ばれてきました。
やはり、可愛いケーキが来ると一枚は写真を撮ってしまいます。
この、「LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA OIS.」というレンズ。
最短撮影距離が30㎝のためこのようなテーブルフォトも難なく可能です。
砂糖控え目のレモンケーキは酸味も残した甘すぎないとてもおいしいケーキでした。
マイクロフォーサーズに関して起こりえる疑問の一つが「マイクロフォーサーズ=ボケないのではないか?」ということ。
こちらの写真はF5.6で撮影をしています。マイクロフォーサーズでF5.6だと背景ボケずしっかり描写されるのではないか。その心配は無用です。
F5.6であってもボケています。F1.2やF2というラインナップもありますのでレンズの種類によってはこれよりもしっかりボケることは間違いありません。
そのためマイクロフォーサーズだとあまりボケないのではないかという心配はないということが分かりました。
ボケもクセがあるということはなく素直で扱いやすいボケ方をします。
どんなシーンでも使用しやすいため、どんな方にもまずおススメできるものです。

今回ご紹介した、「LUMIX DC-GH6×LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA OIS.」という組み合わせ。
持ち運びのしやすさ、しっかりとしたグリップ、カメラに任せて撮影できる手軽さ。
また、常々私が主張したいこと、それは「食べ物が一番美味しく写るのはPanasonicである」ということ。
それはぬけていくような鮮やかな描写と明るくビビットに描写できるPanasonicの強みにあります。
レモンケーキとぎりぎりまで迷ったアップルパイ。ボディのダイヤルを操作してアップルパイにピントを合わせます。
パイ生地のサクサク、リンゴのしっとり感…アップルパイの美味しさを余すことなく表現してくれます。
美味しいごはんを食べに行くとき、お供に選ぶカメラは私の中ではPanasonic一択です。

この日一緒に頼んだドリンクは、リンゴとお芋の甘酒(ホット)。
ついこの間まで私は甘酒を食わず嫌いしていて苦手意識がありました。しかし、一度飲んでみると想像していたよりもくどさのない甘み等その美味しさに目覚めました。
なんとなくこれまでマイクロフォーサーズを選択肢から外してきた方にも、いくら語っても余りあるマイクロフォーサーズの魅力の一部が伝わったら幸いです。
次回もお楽しみに!

▼ECからのご注文でポイント還元でさらにお得!最大1年のMap保証で安心してご利用いただけます!▼


[ Category:Panasonic | 掲載日時:25年02月09日 17時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Leica】滲みは欲しいけど良く写るを叶えてくれるライカRレンズ

【Leica】滲みは欲しいけど良く写るを叶えてくれるライカRレンズ

Summilux 35mmと言えばライカMマウント不朽の銘レンズでしょう。特にクセ玉として味わい深い描写を持つ1st/2nd、解像力と透明感や色つやに優れた3rd~5th。世代による違いはあれど線の描き方は力強さよりも、全体的に細やかでしなやかな印象を持ちます。

Leica MマウントのSummiluxはその様な傾向を持っているように思えますが、Leica RマウントのSummilux 35mmはどうなんだろうという事で、SL2-Sに装着してフォトウォークをして参りました。どうぞ、ご覧ください。

Leica RマウントのSummilux R 35mm F1.4についてはカム/ROMタイプの違いで3種類存在していますが、いずれも9群10枚のレンズ構成をとりつつ、最短撮影距離50cm、フィルター径67mmと統一されています。

何気なく路地裏にカメラを向けた一枚ですが、描写の傾向としてはLeica Mマウント用のSummilux 35mmで言うところの「3rd寄りではあるが2ndの雰囲気を含んでいる」といった感じでしょうか。立ち上がりの良さと滲みのバランス感がとても好みです。

EXIFが残らない組み合わせのため未記載としていますが、こちらはF8くらいまで絞った画だったと記憶しています。バキバキに解像するといった感じよりも必要十分な描き込みで硬くなりすぎない印象です。

こちらは最短での撮影です。一眼レフ用の35mm単焦点という点を考えると最短50cmはやや長く感じてしまいますが、フローティング機構が搭載されており撮影距離の変化に対し収差変動の影響が少ないという要素を持ち合わせています。おかげでピント面はしっかりと描写しつつ前後に溶けるようにボケていっています。

生憎の曇天でしたが、コントラストが充分出るので画が眠たくなってしまうこともありません。今回はMAESTRO III世代のボディでしたが、また機会があればMaestroⅣ世代のボディでも使ってみたくなるレンズです。

確か70cmくらいの距離感だったとは思いますが、絞りを開け切った状態だと画面周辺部については割と分かりやすく滲む印象です。

こちらも敢えて絞りを開け切ってみていたと思います。年代を考えればこの位の距離感でも大幅に破綻せずある程度の纏まりをもっているのはさすがの一言です。

歪みはどんなものかなと開放から1~2段絞って撮影していたと記憶していますが、ほんのり樽型でしょうか。こういう被写体に相対してもあまり気にならずに済む程度なので全然OKです。

Leica Rマウントのレンズはどちらかと言えば暖色傾向な印象を持っていたのですが、本レンズは意外とニュートラルな雰囲気です。

道路脇に停まったスクーターが可愛らしかったので思わずカメラを向けてしまいました。本来は50mmくらいのレンズでアプローチしてあげるともう少しピント面が立って、被写体を浮き立たせられるシーンかなとは思いますが、歪みが気にならずピントの立ち上がりも良かったので思い切って35mmで撮って見る事に。なかなかハマったのではないでしょうか。

束の間の晴れ間でしたが、良い光の落ち方です。センサーの力もあるとは思いますが、ミッドトーンからシャドウへ沈んでいく辺りの階調がとても好み。

諸々の収差については現代レンズの様に取り払われているわけではないので、好みが分かれるレンズになるかなという印象ですが、残すならどの収差をどのくらい残すのかという部分においてバランスが良く感じます。例えば様々な要素を並べた六角形のグラフがあるとして、どの方面にも高めの点数を持っているという感じでしょうか。現代レンズにおいてソリッドに写り過ぎているように感じたり、味わいの部分が足りないように感じている方にはかなりオススメしたいレンズです。


[ Category:Leica | 掲載日時:25年02月08日 19時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Canon】色褪せないパンケーキレンズ

【Canon】色褪せないパンケーキレンズ

カメラを始めたばかりのころ、特にレンズ交換式ではどんなレンズを使えばいいのか、
誰しも一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
レンズ選びはカメラを楽しむ醍醐味の一つでありますが、時に悩みの種になることもあります。

そんな数あるレンズの中でも私が特におすすめするのがパンケーキと呼ばれるレンズです。
名前の通りパンケーキのように薄く小型で軽量なのが特徴的です。
今回は私がパンケーキレンズの虜になるきっかけとなったレンズをご紹介します。

Canon EF-S24mm F2.8 STM

10年以上前にキヤノンから発売されたAPS-Cサイズのデジタル一眼レフ用EF-Sレンズ初の薄型パンケーキレンズです。
APS-C一眼レフユーザーであれば愛用している方も多いのではないでしょうか。
ミラーレスが主流となった今でも現行モデルであることから実用性の高さをうかがえます。
※2025年1月時点

それではサイズ感的にも相性の良いEOS Kiss X7につけて撮影した作例をご紹介いたします。
使用機材:Canon EOS Kiss X7 + Canon EF-S24mm F2.8 STM

フクロウがメインの動物カフェを訪れました。
ここのフクロウたちは人馴れしているのでとても近い距離で撮影することができます。

野外で鳥を撮影しようとすると望遠レンズが必須ですが、ここでは24mm(35mm 判換算 :38mm 相当)でも
画面いっぱいにおさめることができて手軽に楽しむことができます。


暗所でもかなり頑張ってくれます。
このコンパクトさでF2.8の明るさはありがたい限りです。

小型なのでサブとして持ち出してもかさばりませんしボディキャップ代わりに付けておくのも良いです。
初心者から上級者まで持っておいて後悔しないレンズです。


 

 

 

 

[ Category:Canon etc. | 掲載日時:25年02月08日 12時05分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【SONY】大三元ズームでありながら圧倒的な軽量コンパクトを実現!FE 24-50mm F2.8 G

【SONY】大三元ズームでありながら圧倒的な軽量コンパクトを実現!FE 24-50mm F2.8 G

フルサイズカメラと言えばどうしても大きい、重い、という印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。
それは決して間違いではなく、どうしてもセンサーサイズが大きくなるとカメラやレンズが大型化してしまうのは構造上仕方ありません。

そんな中、2020年にSONYはフルサイズセンサーでありながら軽量コンパクトで使用できるα7Cを発売し、見事カメラボディの小型化は実現したのです。
更に2023年10月には大幅に機能向上が行われたα7CⅡ、α7CRの2機種を発売しカメラボディに関しては盤石なラインナップとなりました。

しかしレンズにこだわりたくなり大三元ズームレンズを使用するとなるとレンズ側が大きく重たくなりどうしてもバランスがいいとは言えなくなります。
それを解決すべくSONYは大三元ズームレンズでありながら非常にコンパクトなレンズを2024年4月に発売したのです。

SONY FE 24-50mm F2.8 G SEL2450G

α7CR + FE 24-50mm F2.8 G

F2.8の大口径ズームレンズでありながら全長92.3 mm、重量約440gと大幅に小型軽量化しており、今回の撮影で使用したα7CRの重量が約515gのため総重量約955gと1kg以内を実現しています。

ここまでの軽量化をした上でどのような描写をしてくれるのか、有効約6100万画素の高画素機であるα7CRとFE 24-50mm F2.8 Gで撮影した作例と共に確認していきましょう。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

まずは気になる写りに関して確認していきましょう。

結論、ズーム全域でGMに迫る解像力を持った実力派レンズです。

開放絞りF2.8通しでありながら軽量コンパクトな当レンズですが、解像力はトレードオフにせず非常に優れた光学系を実現しています。
高画素機にも負けずしっかり描写してくれているので、やはり”G”の称号は伊達ではありません。

周辺画質に関してもF4〜5.6くらいまで絞ると更に良くなりますので、風景撮影などで隅までしっかりと写し撮りたいシーンでお試しいただければと思います。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

当レンズの大きな特徴といえば大三元ズームレンズでありながら約440g、約92.3mmの軽量コンパクトを実現したというところです。
もちろん企業努力の賜物であることは間違いありませんが、その中でも焦点距離を24-50mmに絞ったことも大きいな要因と言えるでしょう。

筆者は普段24-105mm F4のレンズを使用しており、望遠側が足りなくなるかと思い使用してみましたが思った以上に問題なく利用ができました。
子供と公園へ出かけたりして遊んでいる時にいつもと同じような大きさで写すために近くに寄るシーンが多くあったのですが、子供との距離感もいつもより近くなり家族との時間をより感じられたような気がします。

更に軽量が故にカメラ片手に子供と走り回っていても負担になることはありませんでした。
やはり”軽さは正義”という言葉は間違いではないようです。

ちなみにもう一つの特徴としてズームを使用する際には通常のレンズとは逆で24mmの広角側にすると鏡筒が伸びるようになっております。
50mm側をよく利用する筆者としては電源をつけてすぐ撮影できる速写性の高さは嬉しい限りです。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:125 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

ボケ味も滑らかな当レンズ。

F2.8の大口径だからこそのボケ感もありながらピント面はとてもシャープなので、被写体をしっかり浮かび上がらせてくれます。
このように主題が際立つことで一眼カメラらしい写真を楽しめますのでポートレートなどでも効果を発揮してくれるでしょう。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:2500 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:2000 / 焦点距離:50mm

近接性能も高く最短撮影距離がAF時に広角側で0.19m、望遠側で0.3mと非常に寄れます。

それによって物撮りやテーブルフォトにも使いやすく、目の前に出てきたご飯も撮影距離を気にせず撮影できるので旅行などにも最適です。
更にカメラは寄れば寄るほどボケるという仕組みとなっている為、被写界深度の浅い撮影も楽しめます。
そういった面でも初めての一本にも最適なレンズと言えるでしょう。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:0.4秒 / ISO:1000 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/15秒 / ISO:400 / 焦点距離:43mm

今回使用したα7CRは7.0段の補正力を持った強力なボディ内手ブレ補正が搭載されており、ちょっとしたスローシャッターにも対応が可能です。
上の作例では0.4秒まで落としてみたのですがブレもなく撮影ができました。

高画素機はどうしても高感度耐性が課題となりますが、被写体ブレが気になる場面ではなければ手ブレ補正を活かしてシャッタースピードを下げてあげるとISO感度が上がりすぎず撮影できるのでノイズも気にする必要も無くなります。
是非、強力な手ブレ補正を信じてシャッタースピードを下げてみてください。

絞り:F11 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:160 / 焦点距離:50mm

今回撮影している中で極端な逆光となる機会があったのですが、こういった悪条件でもコントラストの低下も少なく、フレアゴーストも良く抑えられていることが分かります。

4枚の非球面レンズと2枚のED(特殊低分散)ガラスを効果的に配置したことでフリンジなどの色収差も補正されており、画面周辺までしっかり描写してくれています。

シャッター方式によるシャッタースピードの違い

今回使用したα7CRは小型設計が故に物理的な先幕が搭載されていないため電子先幕シャッターが採用されています。

そのためメカシャッターだと1/4000が最速のシャッタースピードとなっており、大口径のレンズを使用する場合露出オーバーになってしまう事があるのです。
そうなると改善するために、”F値を絞る”か”NDフィルターを使う”しかないのですが、α7CRは電子シャッターに切り替えるとシャッタースピードを1/8000まで上げることができるので上の写真のように適正露出で撮影することが可能となります。

初代α7Cには無かった性能なのでとてもありがたい進化をしてくれました。

絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

今回、絞りを変更して撮影する際にやはりあってよかったと感じたのが絞りリングです。

昨今のSONYレンズではほぼ必ずと言っていい程搭載されておりますが、個人的に使いやすいと感じるポイントは電源を切っている状態でもF値の変更および確認ができるという点です。
常にF値の管理ができるため、撮影のテンポ感も非常に良くなり構図などに集中することができました。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm

大三元ズームレンズとは思えない軽量コンパクトを実現したSONY FE 24-50mm F2.8 G。
テレ側の焦点距離を50mmにしたことで描写力などをトレードオフにせず完成度の高い設計を実現しました。

気軽に持ち歩きたいが、性能は妥協したくないという贅沢な悩みを叶えてくれる夢のようなレンズ。
是非この機会に手にしていただき、快適な写真ライフをお過ごしてみてはいかがでしょうか。

▼新品はインターネットからのお買い物で安心安全の2年保証付き!▼


▼ネット限定ポイント最大10%還元対象!▼

[ Category:SONY | 掲載日時:25年02月08日 11時30分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Leica】Kingfisher Challenge #1 翡翠に憧れて。

【Leica】Kingfisher Challenge #1 翡翠に憧れて。

朝晩の気温がぐっと下がる中、バードウォッチャーにとって熱い季節がやってきました。北方からやってくる渡り鳥だけでなく、一年を通してその土地で生活する留鳥も動きが活発になることで様々な姿を観察することができる季節、それが「冬」です。今回のテーマは『カワセミ』。バードウォッチングを始める人々の多くがそのきっかけとして挙げる鳥であり、留まりから飛び込みまで撮影の難易度が大きく変化する鳥でもあります。筆者自身学生時代から河川敷で見かけるたびに心惹かれ、いつかはその姿を美しく記録したいと考えておりました。特にベテランのバードウォッチャーが写す狩り瞬間は芸術とも言えこの記事をご覧になっている方の中にもその道の先輩がいらっしゃるかもしれません。本連載では所謂「カワセミの飛び込み」を目標に、カワセミ撮影初心者の紆余曲折を私たち人間との関係性や様々な野鳥の紹介を交えながらお届けします。

 

 

記念すべき初回のお供に選んだ機材は『Leica SL3』と『Sigma 500mm F5.6 DG DN Sports』。動体撮影のイメージがあまりないライカですが、位相差検出・物体認識・コントラストの3つのテクノロジーを撮影状況に合わせて相互作用させることができる最新モデルに期待値は上がります。数少ないライカLマウントの望遠レンズの中でも超望遠に類するシグマ自慢の単焦点レンズの実力にもご注目ください。この連載では様々なメーカーの機材を使用してカワセミ撮影を行います。それぞれの特徴や画作りの違いについてもお伝えしていきますのでお楽しみに。

 

 

・・・

 

 

 

カワセミ:翡翠
英名:Common kingfisher
学名:Alcedo atthis

こちらがターゲットであるカワセミ、わずかに下の嘴がオレンジがかっているためメスだとわかります。オスの場合は上下ともに嘴が黒くなっています。和名である翡翠(ヒスイ)は一般的には宝石の名前として知られていますが、「水辺の宝石」と呼ばれるほどの美しいコバルトブルーの羽にちなんで室町時代にカワセミと読むようになったそうです。河面に突き出た枝の上から餌となる小魚を探し、電光石火の如く水中に飛び込み捕らえるハンター。その決定的瞬間を捉えることが本連載の最終目標となります。全長は約17センチとかなり小型ですが、自転車のブレーキ音に例えられる高い鳴き声と青とオレンジの美しいコントラストを目印に比較的簡単にその姿を見つけることが可能です。

 

 

・・・

 

 

 

自宅近くの川、そのすぐ横を通る首都高の下には企業と地域住民が協力して管理するビオトープがあります。今回はこのビオトープを中心に撮影を行いました。ビオトープとはギリシャ語で「生物」を意味する「bios」と「場所」を意味する「topos」を合わせた造語で、人間による都市化や開発の影響で失われた生態系を取り戻すためにヨーロッパなどで始まった動きのことを指します。工業が盛んなドイツでの環境悪化を受けて始まったこの動きは、「自然型」・「保全型」・「公園型」・「教育型」・「憩い型」の5種類に分けられているそうです。近年増加している豪雨による河川の氾濫を防ぐことなどの治水を目的として護岸が進められ、カワセミが本来巣作りをする河岸が使えなくなってしまっていることもあってその重要性は増すばかり。

 

 

さて、こちらが今回のフィールドです。河岸に降りることができかなり低い視点から撮影を行うことができます。500mmというかなり限られた画角で相当なスピードの動きを追うということで、対岸の枝から真下に飛び込む瞬間を狙うイメージでアプローチしていきます。

 

 

カワセミを観察しながら気がついたのは同じ川で生活する野鳥たちの多様性です。市街地でもよく見かける小鳥から、様々な色合いの水鳥、身体の大きなサギ科の仲間やカワウまで。もちろんこれで全てではなく、タカ科を含む猛禽類に出くわすこともあります。気温の低い時間帯に活動が盛んになる彼らの姿を写すべく、明け方と日の入り前に撮影を繰り返す日々。仄暗い時間帯の撮影が多く高感度での作例が多いのですが、ノイズを無理に処理するのではなく活かそうとするライカの姿勢のようなものが感じられます。自然の営みは脆く儚いもので、人の手によって急激に変化する環境に適応できた種だけが生き残っています。撮影に際して彼らの生活を脅かすことがないよう常に一定の距離を保ち、部外者としてストレスを与えない工夫が必要です。

 

 

草木の葉が落ちるこの季節は見晴らしが良く、春や夏に比べその姿を発見することも容易に。多くの場合は50~100mの範囲を行ったり来たり、留まる枝もお気に入りのものがあることが多いため、一度見つけることができれば同じ個体を継続して観察できるかもしれません。

 

・・・

 

 

時間を見つけては川へ足を運ぶ日々。寒空のなか独り、シャッターボタンにかける人差し指を小刻みに震わせながらその瞬間を待っていました。水面を見つめ微動だにせず、飛んだかと思えば別の枝に移動したり、来た時にはすでに魚を咥えていたり。踏めない地団駄を踏みながらも、その愛らしいフォルムと美しいカラーリングに見惚れておりました。

 

・・・

 

 

とある日の昼下がり。枯れ草をブラインド代わりに息を潜めていると、やってきました。それも対岸ではなくすぐ横の木に。ふっくらとした腹部と鮮やかな朱色の脚が冬の河川敷に映えますが、あまりの近さに身動きが取れず水面が画角に入らないため飛び込みの撮影は叶いません。身を隠すこと以上にポジショニングが大切だということを痛感した瞬間です。

 

 

今回はここまで。残念ながら飛び込む瞬間を目にすることはできませんでしたが、想像以上に近い距離でその生態を観察できたことは次につながるはずです。昨今多くのカメラに搭載されているプリキャプチャー機能。『SL3』に搭載されていないことは承知していたものの飛び出す瞬間さえ何度も撮り逃す有様。必要とされる集中力の高さに驚きながら、しかしそれ以上に野生動物撮影特有の緊張感を楽しむことができました。

 

・・・

 

 

河川敷で夕暮れ時を過ごすことの多い筆者にとってカワセミは、そばで黄昏る友人のようであり、自然に生きる哲学者のようでもあります。首を傾げるような動きやじっと水面に目を凝らす様子は見ていて飽きることがなく、考え事や悩み事を勝手に共有しているような気持ちになるのです。

 

 

 

 

 

目を凝らせば、耳を澄ませば、いつもの景色の中に驚くほど美しい情景を垣間見ることができます。あらゆる情報が溢れ、常にそれらにアクセスすることのできる現代では、目の前の出来事に気づかないこともしばしば。写真撮影を趣味にして良かったと思うのは、それまで見過ごしていた何気ない景色やありふれた瞬間に感動できるようになったことです。綺麗だとだけ思っていたカワセミを、じっくりと時間をかけて観察したことで気づいた魅力や撮影そのものの面白さ。次回は「カワセミの飛び込み」を写すことができるのか。乞うご期待ください。

 

[ Category:Leica SIGMA | 掲載日時:25年02月07日 18時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【SONY】ぼけの美しさに圧倒されるFE 50mm F1.2 GM

圧倒的な解像力と、とろけるような美しいぼけ味の両立を特徴としているG Masterレンズ。
その中でも、1.2というF値を持つレンズはFE 50mm F1.2 GMただ1本だけです。

今回はそんなFE 50mm F1.2 GMの美しいぼけを楽しんでいきたいと思います。

そもそも、G Masterというブランドの特徴である、「圧倒的な解像力ととろけるような美しいぼけ味の両立」は技術的に難しいことをご存じでしょうか。
光学上、解像感を上げすぎるとぼけ味が固くなってしまい、逆に柔らかなぼけ味にすると解像度が下がってしまいます。
SONYのG Masterは様々な技術を駆使し、高いレベルで解像力とぼけ味を両立している特別なレンズです。

また、ぼけ味にもこだわっており、鮮明に描き出されたピント面から、背景の大きなぼけへとなだらかにつながる柔らかくとろけるような描写を実現することにより、浮き出るような立体感をもたらします。
F1.2であれば大きくぼけるのは当たり前で、そのぼけ味がG Masterらしい滑らかで美しいぼけ味であることも、このレンズの大きな特徴です。

この写真で注目いただきたいのは、玉ぼけです。
FE 50mm F1.2 GMには、小型軽量化させるために非球面レンズというレンズが構成されています。

この非球面レンズは、レンズ面の曲率が一定ではなく周辺部にいくにつれ曲率が変化する、非常に加工の難しいレンズです。
玉ぼけに玉ねぎのような模様が出ることがあるのですが、これは非球面レンズの加工精度によって出てきます。
G Masterは加工精度が非常に高いので、玉ねぎのようなぼけにならず美しい玉ぼけを描くことができます。

また、冒頭で述べましたが非常に解像度の高いレンズなので、絞ると画面の端までしっかり解像できるのもこのレンズの魅力の一つです。
11枚の絞り羽根の採用により、光芒もこのように細かく均等に出すことができます。

今回のテーマのぼけを楽しむからは少し外れますが、非球面レンズの使用や絞り羽根のユニットの新開発により、F1.2という大口径レンズながら約778gの軽量化を実現しています。
他社の同じ焦点距離、F値のレンズと比べてもかなり軽量で、撮りまわしが良く使いやすい点もこのレンズの魅力のひとつです。

唯一無二の描写を誇る、FE 50mm F1.2 GM。
この魅力的なレンズで作品撮りをしてみてはいかがでしょうか。

▼ 「SONY α1」の作例付きStockShot記事はこちら ▼
▼ 「SONY α1」のお買い物はこちら ▼a73買い時

▼ 期間限定!中古商品ポイント最大10倍キャンペーン中! ▼

[ Category:SONY | 掲載日時:25年02月07日 12時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【FUJIFILM】新世代の標準ズーム、XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRを試す

【FUJIFILM】新世代の標準ズーム、XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRを試す

こんにちは。

年が明けてから早くも1ヶ月が過ぎました。
年末年始には慌ただしい空気が漂っていましたが、皆様は充実したカメラライフを送れましたでしょうか。

季節は冬の真っ只中を進み続け、私たちが普段何気なく見ている景色も刻々と、そして豊かに表情を変えています。
そう、これはカメラの世界でも同じです。
カメラやレンズもその時代に求められているスペックに対応すべく、世代交代を繰り返しています。

そこで今回はFUJIFILMから2024年の6月に発売された XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRを持って山陰地方を旅してきました。
それでは最後までお付き合い下さい。

今回使用した機材
FUJIFILM (フジフイルム) X-T5
FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR


50mm, F8.0 , 1/75sec , ISO500 , +0.3

新年早々の旅にどこが相応しいかということが頭を巡り、日本創世の舞台となった出雲地方に出かけてみました。
多くの神話が生まれたこの土地の空気感をどう表現するべきかということを行きの飛行機の中で色々と模索していました。
日本人の心の奥底にある郷愁をネガフィルムの色合いで表現できないかと思い、フィルムシミュレーションの「クラシックネガ」を基に、そこから独自の色合いに調整をかけたものを作り込んでいきました。
フィルムシミュレーションの特徴はなんといってもフィルム時代から培われた色の表現技術をデジタルの世界に登場させたことです。
そこからさらに自分の世界観に表現を落とし込んでいけるところもまた一興で、写真の愉しさを再認識させてくれる機能です。
また多くの場合RAW現像でこのようなフィルム調の色合いに詰めていきますが、FUJIFILMではこの作業を全てカメラ内で調整できます。
そのため、時間を費やしていた現像作業から解放されると同時に、JPEGやHEIF形式のファイルで保存されるため、すぐに旅の思い出をSNSなどに共有することも可能です。

50mm, F8.0 , 1/150sec , ISO125 , ±0

さて、今回使用したXF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRは最新の裏面照射型約4020万画素「X-Trans(TM) CMOS 5 HR」センサーに対応した高い解像性能を持っており、レンズ構成は非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚を含む9群11枚となっています。
先代のXF18-55mm F2.8-4 R LM OISが非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚の10群14枚だったことを考えると贅沢な仕様となっていることが分かります。

16mm, F8.0 , 1/30sec , ISO125 , ±0

35mm換算で約24mm〜76mmの焦点距離があり、日常のスナップ撮影から旅の風景、ポートレートまで汎用性の高いほぼ全ての撮影シーンをカバーできます。
またレンズ重量も約240gと軽量です。
今回使用したX-T5に装着しても800gを切る軽さで、大変取り回しのいいレンズに仕上がっています。
そのため今回のような旅先でのレンズとしては過不足もなく、「ちょうどいいレンズ」という言葉がお似合いです。

50mm, F4.8 , 1/75sec , ISO500 , ±0
50mm, F4.8 , 1/75sec , ISO160 , -0.3

出雲大社と白うさぎは縁が深く、「因幡の白兎」としても古事記に登場しています。
とても可愛らしいうさぎに癒されながらも、神話の荘厳な世界観を堪能することができました。

ズームレンズではありますが、単焦点レンズに引けを取らない優しいボケ味で、手前のうさぎのキリッとした立体感と奥のうさぎの柔らかな表情とのコントラストが上手く表現されていると感じました。

50mm, F4.8 , 1/480sec , ISO125 , ±0

この日は天気の移り変わりが激しい一日でしたが、出雲大社の参拝中は雲の間から日が差し込み、荘厳な雰囲気の中で参拝することができました。

50mm, F4.8 , 1/110sec , ISO125 , ±0

しかし、参拝を終えてから10分もしない間に景色が一変しました。
日本海からの風が強く吹き付け一帯は雪模様となりました。
その日の夜に行った飲食店の店主に話を聞くと、山陰地方の冬はこうした天候になることが多いとのことでした。

今回持参したXF16-50mmは防塵・防滴・-10℃の耐低温構造で、こうした旅先での天気の急変にも耐えられる造りになってるいため、とても心強く安心感がありました。

・・・

16mm, F2.8 , 1/90sec , ISO125 , ±0

突然の雪を凌ぐため、雨宿りならぬ雪宿りをするため、近くに保存されている鉄道車両の中に身を隠しました。
説明看板を見ると一畑電車で運転されていた「デハニ50形52号車」という日本最古級の車両とのこと。
車内は木材を使用して作られており、現在の車両にはない重厚感に満ちた空間でした。

50mm, F6.4 , 1/75sec , ISO320 , ±0
50mm, F4.8 , 1/75sec , ISO2500 , ±0

35mm判換算でハーフマクロ相当の近接撮影(最大撮影倍率:テレ端側で0.3倍)も可能なため、料理や工芸品、植物の撮影など、日常のあらゆるシーンで威力を発揮します。
旅先に持っていくレンズを増やしたくないと考えている方には、標準ズームレンズとマクロレンズをこの1本に集約できるという点においては大変便利なレンズです。

・・・

48mm, F8.0 , 1/75sec , ISO1250 , ±0

出雲から車で1時間半ほど離れた大田市の石見銀山地区にやってきました。
「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産に認定されたこの地区は江戸時代の景観を今に残している貴重な地域です。

こうした景色を堪能するのには歩きながらの撮影が欠かせません。
重い機材を持ちながらの撮影では良い景観もなかなか楽しめませんが、小型軽量のこのレンズであればそうした心配もいりません。
またインナーフォーカス・リニアフォーカス機構により、高速で高精度のAFを実現しており、スナップ撮影などで一瞬を捕えるような撮影にも順応してくれます。

18mm, F4.5 , 1/30sec , ISO250 , ±0
18mm, F8.0 , 1/25sec , ISO320 , ±0

江戸時代から続く町並みにも人々の生活が今もなお息づいています。

こうしたレトロな景観を見ると写真プリントで残したくなるのは筆者だけでしょうか。
今回使用したX-T5をはじめとするFUJIFILMの最新機種にはinstaxプリントという機能があり、カメラをinstax Linkに接続することで、デジタルカメラで撮影した写真をチェキプリントとして残すことができ、旅先での思い出をその場で簡単に仲間と共有することが可能です。
まさにデジタルにもフィルムにも強いFUJIFILMならではの特徴が集約された機能になっています。

・・・

50mm, F4.8 , 1/150sec , ISO400, ±0

最後は稲佐の浜からの夕景です。
大国主命による「国譲り神話」の舞台となった稲佐の浜から見る日の入りの風景はとても美しいと言われています。
あいにくの曇り空で夕陽を拝むことは叶いませんでしたが、古の先人も同じように見たであろう日本海の荒々しい景色と夕景をレンズ越しに見ることができ、これはこれで良い思い出となりました。

さて、XF16-50mmを持ち出して山陰地方への旅路を楽しんできましたが、一番に筆者が感じたことは迷ったらこのレンズだということです。
旅にどのレンズを持っていけばいいかという正解はありませんが、必要最低限にして必要十分な描写性と機能性、携帯性を備えているレンズでした。
もちろん旅路だけでなく、日常シーンにおいても様々な場面で活躍してくれる常用レンズとして使用できます。
特に4000万画素級の最新のセンサーに耐えうる描写性能にハーフマクロ性能、240gという軽量ながら防塵防滴にインナーズームを備えた筐体などには目を見張るものがありました。
まさに先代のレンズに代わる真の標準ズームレンズとして、正当に進化してきたと言っていいほどの実力を垣間見ることができました。
先代のXF18-55mm F2.8-4 R LM OISも標準ズームレンズで開放2.8からと大変評判の良いレンズでしたが、時代の変化とともにカメラのスペックは変化し続けていますので、ご自身のカメラや使用形態に見合ったレンズを揃えるのもカメラの性能を引き出すための一つの要因かと思います。
もしも解像度に不満を抱いている方がいらっしゃるようでしたら、ぜひ一度このXF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRを検討してみてはいかがでしょうか。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が皆様の好奇心を刺激し、そしてご購入のきっかけの一助となればと思います。
それではまたお会いしましょう。


▼ 今回紹介した機材はこちら ▼

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:25年02月07日 11時11分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【先行レポート】Nikon NIKKOR Z 35mm F1.2 Sを動画でご紹介します

【先行レポート】Nikon NIKKOR Z 35mm F1.2 Sを動画でご紹介します

新たに発表された、Nikonレンズ史上最高の反射防止コーティングを採用した大口径単焦点レンズ『Nikon NIKKOR Z 35mm F1.2 S』を早速体験してきました!
実際に触れて感じた操作性や魅力を動画でご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
※今回使用している NIKKOR Z 35mm F1.2 Sは製品版ではございません。

 本編動画

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:33 外観紹介
02:00 ボディに装着
03:04 試写していきます
05:01 レンズコーティングについて
05:52 エンディング

 外観紹介

まずは外観から見ていきます。
機能を割り当てられる「L-Fn」ボタンを2つ備え、縦位置で使用した時でも確実な操作が可能となっておりその実用性には抜かりがありません。
AF/MFの切り替えスイッチも搭載され状況に応じて使い分けができるようになっています。
また、フォーカスリングとコントロールリングの質感が違うことで、カメラを構えながらでも操作に迷うことがありません。
ローレット加工が施されたコントロールリングはクリックレス仕様になっており、程よいトルクでスムーズな操作が可能です。
大まかなスペックです。重量こそしっかりと感じるものの、F1.2の大口径レンズということを考えると妥当なサイズ感になっているように感じます。
またフィルター径を「NIKKOR Z 50mm F1.2 S」「NIKKOR Z 85mm F1.2 S」と同じΦ82mmにすることでフィルターワークの自由度を損なうことがありません。
目立たない部分かもしれませんが、こういった細かい設計は嬉しいポイントです。

 試写していきます

「Nikon Z9」に装着して試写をしていきます。
レンズサイズから大型のカメラボディと組み合わせてもバランスがとりやすいのはもちろんのこと、重量バランスも整っており片手で持ったとしてもその重さを感じにくく、撮影に集中できそうです。
今回は「Z9」に装着しましたが縦位置グリップが一体型ではない「Z8」や「Z6 III」でも問題なく扱えるように感じます。

ステッピングモーターを採用したマルチフォーカスシステムにより高精度で素早く、かつ静かなAFを実現しています。AFの動きは機敏さを感じつつも滑らかで上品に動作するので動画の使用にも期待できそうです。
またフォーカスブリージングも高い次元で抑制しており写真、動画どちらでも活躍してくれるレンズとなっています。
開放F1.2から心地よいボケ量とボケ味を見せる本レンズですが、F1.8まで絞ると口径食を抑制してくれ、安定感のある美しい描写となりました。
状況に応じた絞り値の設定だけでなく、求める表現に応じた、よりポジティブな設定を行える懐の深いレンズだと実感する場面でした。
本レンズにはNikon Zマウントレンズの中でも限られたレンズにしか採用されていない「メソアモルファスコート」が採用されています。
Nikonレンズ史上最高の反射防止コーティングとされるこのコーティングとあわせて「ナノクリスタルコート」、「アルネオコート」と妥協ないコーティングでフレアやゴーストを抑制します。
早くフィールドでの撮影を行ってみたい、そう感じさせられました。

動画内ではより詳しくレンズの所感や魅力をご紹介しています。ぜひご覧ください!
動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方は是非チャンネル登録や高評価をお待ちしております。

▼ご紹介した商品はこちら▼
発売予定日:2025年2月28日 ※こちらの商品は、2月12日AM10時よりご予約受付を開始いたします。

[ Category:Nikon | 掲載日時:25年02月06日 19時29分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Carl Zeiss】Light&Smallなレンズをお供に【Batis 25mm F2】

【Carl Zeiss】Light&Smallなレンズをお供に【Batis 25mm F2】

日々の記録や風景をおさめたい
旅行の思い出を残したい
でもスマートフォンじゃ味気ない

そんな方にお勧めしたいのが軽量で小型なレンズ
ミラーレス機の登場でカメラは格段に持ち運びしやすくなりました
今回紹介するのは、
Carl ZeissのBatis 25mm F2
重さ335g
長さ78mm
ソニーEフルサイズ対応のオートフォーカスレンズです。


広角レンズならではの広いシーンを強い遠近感で撮影できます。


2015年の8月に発売されたオートフォーカスレンズで、
α7RIIやα7SIIが発売されたタイミングと同時期のレンズです。
9年以上前のレンズですが、今回使用したα1でも素早いオートフォーカスを体感しました。
人が多くスピーディーに撮影しなければならないシーンでも十分な速さを感じました。


外装は金属鏡胴ですが、335gとかなり軽いです。
しかしながらチープな質感のレンズではなく、
しっかりとした鏡筒とマウントのシーリング、有機ELディスプレイといった
各所のパーツがしっかりとしています。
上を見上げた撮影も疲れを感じずに行えました。

このレンズの特徴的な点が有機ELディスプレイによる合焦距離と被写界深度の表示。

近距離撮影と遠距離撮影でそれぞれ表示が異なり、
近距離の場合は合焦距離が大きく表示され、その右隣に被写界深度の+/-が表示され、
遠距離の場合は合焦距離の下の左右にカメラからの距離の絶対値で表示されます。
散歩中のスナップ撮影ではディスプレイを見る機会は正直あまりないですが、
暗所や三脚を使用した撮影ならば、直感的にわかりやすい機能だと思います。


いかがでしたでしょうか
首から、肩からぶら下げるのもよし
バックに気軽に入れておくのもよし
あなたの日常にカメラを加えてみてはいかがでしょうか





[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SONY | 掲載日時:25年02月06日 17時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Leica】WITHIN120K -ライカ旅行記 M6 10557編-

【Leica】WITHIN120K -ライカ旅行記 M6 10557編-

25年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは12周年を迎えます。
今年の連載はテーマ『Journey』と『“12”周年』にちなみ、マップカメラのある新宿から半径120キロ圏内での撮影旅行をスタッフが計画。旅の供にカメラが選ばれるようになってから100年となる今年、「旅」を通してカメラの楽しさ、ライカの面白さをお伝えするべく、マップカメラスタッフ12名が旅に出ました。その名も「WITHIN 120K」

・・・

今回は「WITHIN 120K」企画の第二回です。撮影地は三浦市の城ケ島公園、新宿駅から約62kmの距離です。120kmには遠く及びませんが、この小島は三浦半島と陸地を繋ぐ最南端でもあります。当日の天気は曇り時々晴れ、1日で異なる光の中で楽しめる天気でした。

私はレトロなものが好きなので、カメラもフィルムカメラが好きです。今回は「旅」がテーマという事でしたが、機材選びに関してはあまり迷うことはありませんでした。
なぜならば、ライカからは往年のクラシックカメラやクラシックレンズを復刻したシリーズがラインナップされているからです。そこで私が選んだのは「ライカM6 10557」と、「ズミルックスM35mm F1.4 11301」を選んでいます。
どちらも往年のクラシックライカを復刻した機種となっていて、オリジナルのライカM6は1984年発売、ズミルックスM35mm F1.4 1stは1961年発売です。
オリジナル品はもちろん現在でも中古品として流通していますが、復刻版については新品で購入できる事がひとつの魅力かもしれません。
また、今回使用したフィルムはFUJIFILM 400となっています。それでは参りましょう。

・・・

電車を乗り継ぎつつ、バスで現地へ向かいますが、城ヶ島バス停に到着したのは新宿出発から2時間以上経っての事。この間で興味深かったのは、品川で京急本線に乗り換えた時、車両の切り離しと連結を目の当たりにしたことです。
私は前の車両に移動させられ、後ろの車両は反対方向に戻っていきました。

歩いて城ヶ島公園に向かいましたが、この日はあまり人が多くなく、散歩する地元の人々と思われる数人だけでした。


公園の中を進むと、目に飛び込んできたのは、木々が少し傾いて陸地側に向かっている光景でしたが、海にほど近い場所である事を思い出しました。
おそらく南側から吹く海風が北の陸地に向かって吹き込み、その影響を受けながら成長したのでしょう。そのため木々は一方向に倒れています。

公園の端には、真っ白な欧風の灯台があります。後に再建された安房崎灯台です。
人工のアスファルト道路がいくつかの植生を切り開き、灯台に向かって延びています。人工物と自然がうまく融合しています。

・・・


木造の階段を下りて、ゆっくりと海側に近づきます。振り返ると、先程立っていた二階建ての小さな展望台が意外にも遠く感じられます。この高低差には少し緊張感を覚えました。

ついに海が全体像を見せてくれました。
南の方向を見渡すと、遠くにぼんやりと島が見えますが、恐らく大島でしょう。険しい岩壁に立ち、海岸線を見下ろします。空にはぼんやりと雲が立ち込め、荒々とした冬の海や枯草の物悲しさが相まって、私はここが世界の果てのように感じました。
実は今回、初めてFUJIFILM 400を試しました。このフィルムは、Kodak UltraMAX 400に似ていると聞いたことがありますが、このフィルムは意外にも緑色の表現が強いと感じました。
もちろん、スキャンと自分の調整にも影響されるとは思いますが、筆者が使っているスキャナーのEPSON GT-X980ではその様に感じています。また余談ではありますがこのスキャナーは大変重宝しており35mm判、120mm判、さらには4×5の大判フィルムもスキャンでき、家庭用スキャナーとしては非常に高機能です。

旅行をするなら荷物は軽い方が良い、というのが旅へ赴く時にいつも考える事です。荷物が重くては体力を取られてしまいますから、負担を軽くして、旅行そのものを心から楽しみます。
今回使ったLeica M6 10557とズミルックスM35mm F1.4 11301は、日常旅行で最も頻繁に登場する組み合わせですが、これが今回「WITHIN 120K」旅行の全荷物です。

復刻版M6は、ライカがフィルム時代から現代の技術を集約したものと言えます。1984年に発表されたオリジナルのM6と同じ精緻な外観、ファインダー部についてもオリジナルと同様に露出計が内蔵。全速で機械式のシャッター、そしてカメラ前面の目立つライカの赤いロゴが依然として非常にクラシックな印象を放っています。全体的に復刻版M6は、オリジナルのM6より若干背が高く、最も重要な点は採光窓から取り込まれた光がハレーションを起こしづらくなっています。
以前、ハレーションが原因で多くの人が機械式シャッターを搭載したM6を諦め、電子シャッターを搭載したライカM7を選んでいたと聞いた事があります。しかしながら、復刻版のM6ではその点を気にする必要がなくなりました。


実は筆者もオリジナルのM6を諦めライカM7を使っていましたが、復刻版のM6が発売された事で念願のM6を使うことが出来ています。


昼の時間帯、太陽が雲の間から光を差し込みました。

曇り空の下、雲から降り注ぐ太陽の光は柔らかいですが、あっという間に過ぎ去ってしまいました。
そして今回使用したショルダーストラップは、この瞬間を捉える事をより素早くサポートしてくれました。


肩から斜め掛けする長いストラップよりも、筆者は短めのタイプを好みます。それはカメラがちょうど胸にぴったりと収まり、すぐに目の位置に持ち上げる事ができるからです。素早く構える事が出来るので、捉えたい一瞬にすぐフォーカスしてシャッターを切る事が出来ます。また、腰のベルトに露出している金属がカメラを傷つけることもありません。

また、今日持ってきた全ての物は、WANDRDのショルダーバッグにちょうどよく収まりました。このスリングバッグは6Lの容量で、タブレットやパソコンなど入りませんが、撮影に最低限必要なカメラやレンズ、フィルムなどを入れるにはとてもちょうど良いです。


島の東側に位置する城ヶ島公園から撮影をスタートしましたが、島の西側へと向かいます。

程なくして西崎の磯へ到着しましたが、洗濯板状の岩が連なっていて、足元に気を付けながら歩く必要があります。
岩が一層一層重なる事で複雑な磯を構成していて、普段の砂浜とは大きく異なり、大自然の力に驚かされました。


この復刻版のズミルックスは、ズミルックスM35mm F1.4 1stをベースに設計されています。
1961年にライカがズミルックスM35mm F1.4 1stを発売してから、2ndと合わせて約35年間ほぼ途切れることなく製造され続けました。
初めから高い人気を誇る大口径のレンズで、レンズ先端の金属製ステンレススチールが特徴的で「スチールリム」という愛称で呼ばれています。開放絞りで撮影した写真は柔らかいボケを持ち、癖のあるレンズの中でも特別な存在です。

復刻版ズミルックスは、絞り開放で美しいボケを持ち、現代技術により絞りを絞ると素晴らしい描写力を発揮します。

・・・

・・・

120kmの約半分となる62kmの旅路でしたがいかがでしたでしょうか。都心部から60km離れるだけでガラリと違う景色の中で撮影が出来ました。

日頃雑踏の中で生活していると、都会の喧騒を忘れて撮影に集中したくなる事があります。今回城ケ島へ訪れた事で、とてもリフレッシュできました。
皆さんも気分転換にカメラを持ってちょっと遠くへ旅に出てみてはいかがでしょうか。思わぬ被写体や風景との出会いが待っているかもしれません。

現在マップカメラでは「Leica Boutique MAPCAMERA Shinjuku」12周年を記念してフォトコンテストを実施しています。
ライカ製品以外のカメラで撮影した写真でも参加可能!ぜひみなさまの「旅」の写真をお待ちしております。




 


 


[ Category:etc. Leica | 掲載日時:25年02月06日 14時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【FUJIFILM】10年の時を経ても色褪せぬ「XF 16-55mm F2.8 R LM WR」の魅力

【FUJIFILM】10年の時を経ても色褪せぬ「XF 16-55mm F2.8 R LM WR」の魅力


神社にお参りにいきました。
今回共にしたカメラは「FUJIFILM X-T5」と「FUJINON XF 16-55mm F2.8 R LM WR」。
X-T5はXマウント史上現在最高となる4000万画素センサーを搭載しています。それに対して装着したFUJINON XF 16-55mm F2.8 R LM WRは2015年発売のモデル。2015年と言えば、Xマウントにはまだ1600万画素クラスのカメラしか登場していなかった時代です。果たしてその時代に設計されたレンズは最新のセンサーの性能を活かしきれるのか。わずかな不安を抱きながら撮影に出ましたが、果たしてどのようなものでしょうか。

早速ですがボディ、レンズの性能を試すのにうってつけの被写体を見つけました。レンズの素性を見るべく、敢えてF2.8開放で撮影しています。正直なところ、この写真1枚だけで先ほどの心配は全て吹き飛びました。
画面中央から四隅に至るまで、画像の破綻はどこにも見られません。撮影後画像を等倍で見るのが癖になっている筆者ですが、この写りには思わず笑みを浮かべてしまいました。

先ほどのポイントを斜めから撮ってみました。大分印象が変わって見えます。酒樽それぞれが違う光の浴び方をしていて面白いです。
今回カメラのフィルムシミュレーションは「Pro Neg.Std」に設定しました。
こちらはFUJIFILMが生産していた「PRO160NS」というネガフィルムをベースに作られた色で、やや硬めの色調とコントラストが特徴です。コントラストは比較的高めですが、暗部でも光の受け方を忠実に再現しています。ダイナミックレンジが高くても眠い画にもならない、絶妙なバランスが魅力です。

都会の真ん中にありながら緑にあふれています。訪れたのは昼下がりですが、木漏れ日が所々に差し込んでおり、スポットライトのようで綺麗です。
木漏れ日は普段何でもないような被写体を一躍主役にしてくれるので、ついカメラを向けてしまいます。

 

ところ変わってこちらは時計の体験型施設。金属の質感描写が美しいです。
また露出をオーバーに振ってもアンダーに振っても画をまとめ上げてくれます。多彩で緻密な色表現をJPEG撮って出しでできてしまうのがFUJIFILMのカメラの魅力です。

外から日差しが差し込む柔らかで温かな雰囲気も写真に落とし込むことができます。
このレンズが発売された際、単焦点並みの画質だと大きな話題になりましたが、発売から10年経った今、最新のカメラと組み合わせても同じ感想を抱きます。単焦点レンズで撮っているはずが何故かズームもできてしまう、そんな感覚になります。

空が暗くなってきたので、イルミネーションを鑑賞しに行きました。
こちらは広角端で撮影した写真です。シャドウの情報が豊富に残るので、イルミネーションの陰になる葉の部分も黒が落ち込まず全体として明るい印象になります。

望遠側を使えば玉ボケも得ることができます。

APS-C専用設計の標準レンズなら、F2.8通しでも気軽にカメラを取り出しテーブルフォトを撮影できるほど小型なシステムになります。
先日発売された新型モデルはさらに小さく軽くなりましたが、こちらもその性能を考えればかなり小さく仕上がっています。


 今回、半日程度この組み合わせを首から提げ続けていましたが、疲れはほぼありませんでした。
単焦点レンズや小型のズームレンズであればよりシステムを軽くすることもできますが、単焦点並みの写りを持ったレンズ数本を内包している、と聞けば納得のいくサイズ感です。またX‐T5と合わせることで、シャッタースピード、ISO感度、絞り値、露出補正を全て直感的なダイヤルで操作できるようになります。ボディ内手ブレ補正と相まって、どこへ持ち出すにもベストバランスな組み合わせだと感じました。

▼【ネット限定2年保証】新品のご購入はこちら▼

▼中古商品はポイント還元でさらにお得に!▼

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:25年02月05日 17時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【先行レポート】『Canon RF16-28mm F2.8 IS STM』を動画でご紹介します!

【先行レポート】『Canon RF16-28mm F2.8 IS STM』を動画でご紹介します!

小型・軽量ながら開放F値2.8を楽しむことができる『Canon RF16-28mm F2.8 IS STM』を先行体験してきました。
気になる外観・性能を動画内でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

 本編動画

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:32 外観紹介
03:03 レンズ比較
04:57 レンズ性能
07:01 まとめ
08:38 エンディング

 外観紹介


16mmから28mmという焦点距離をカバーする広角ズームレンズ。F2.8という明るいレンズですが、約445gと非常にコンパクトなサイズ感に仕上がっています。
2024年9月に発売された「Canon RF28-70mm F2.8 IS STM」と同等のサイズ感となっていて、撮影現場でこの2本を使い回すようなシーンも想定して作られていると感じました。
レンズ内手ブレ補正5.5段にボディー内手ブレ補正を掛け合わせることで、最大8.0段を実現しているこちらのレンズ。
暗所での静止画撮影時や、動画撮影時など多様なシーンで手ブレを抑えた撮影を可能にしてくれます。

 レンズ性能


広角の1mmの差はかなり大きいので、このレンズ1本でパースの効いたダイナミックな構図の写真から、日常のスナップ写真など様々なシーンでの撮影が可能になっています。
すでに発売されている「Canon RF28-70mm F2.8 IS STM」と組み合わせることで、広角から中望遠までのほとんどの撮影シーンをカバーすることができます。
『Canon RF16-28mm F2.8 IS STM』の気になる描写力につきましては、実機レビューも配信予定ですのでぜひチャンネル登録をしてお待ちください。

 まとめ


軽量・コンパクトながら開放F値2.8の明るいレンズに仕上がった『Canon RF16-28mm F2.8 IS STM』。
大口径の広角ズームレンズを、小型軽量なサイズ感で楽しめるという点が非常に魅力的なレンズになっていました。
動画内ではより詳しく、製品の外観・性能を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方は是非チャンネル登録や高評価をお待ちしております。

 

 

 

 

[ Category:Canon YouTube | 掲載日時:25年02月04日 19時12分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Thypoch】Simera 28mm F1.4でフォトウォーキング

【Thypoch】Simera 28mm F1.4でフォトウォーキング

冬の寒さも強まり、撮影する手が悴むような寒さになってきました。
しかしこの季節は空気も澄んで夜景も非常にクリアに撮影でき、心地良い時期です。
今回Leica M10とThypoch Simera 28mm F1.4の組み合わせで夕方から夜にかけて浅草を歩いてみました。

実際に撮影してみると開放はやはりかなり柔らかめ。特に近接域では滲みがやや強めです。
使用した感想としては中距離での撮影用途に最適化しているのではないかと感じました。
近接や無限遠側では細部の情報が崩れてしまう傾向も見られ、ポートレート等では使いやすいものの
風景やスナップ撮影には少し絞り込むなどの工夫が必要です。それでもやはりF1.4。
今回は全て開放のみでの撮影にしてみました。

一見全体はまとまっています。但しよく見ると滲みが大きく細かいディテールはやや失われています。
しかしコントラストは程良く非常に扱いやすい描写です。本来であれば多少絞って撮影する状況なので、
2.8か4辺りまで絞っても良さそうです。絞ってもこのSimera 28mm F1.4はそこまで硬くなりすぎず、
程良いバランスのシャープさを見せてくれます。

28mmと言う画角はかつてフィルムコンパクトカメラでも数多く採用された焦点距離です。
広角レンズになるのですが遠近感の強調は少なく、寄ると広角特有の歪みもあり使用する人の好みを選ぶ画角。
この画角を使うのはどんな時か…言葉にするのはなかなか難しいものの「歩いて見えたものを無意識に撮影する」場合に
気が付くと28mmのレンズを持ち出す事が多くなっています。

年明けから2週間ほど経った頃に撮影していたものです。
裏通りに入ると丁度正月飾りの片付けだったのでしょう。そして奥に移っている青空が何時に撮影したものなのかが
分からなくなる不思議な写真です。ほとんど陽が落ちた頃に撮影したはずなのですが、面白い写真です。

本来オールドレンズの場合はコントラストの低下と共に滲み等が発生します。
しかしこのSimera 28mm、滲みはあってもコントラストはとても安定しており撮影したものを見るとなんだか面白いレンズです。

28mmとなるとやはりノーファインダーでの撮影もしたくなるものです。
長年レンジファインダーを使うと絞り込んで目測で撮影する事が多くなる中、F1.4の目測となるとほぼ博打に近い状況。
それでもどうやら勘は鈍っていなかった様子。先述したコントラストと滲み具合のミスマッチがSimera 28mm F1.4独特の描写を
見せています。

強い光源があると若干暴れが見られ、特に街灯等が周辺にあるとフレアがやや目立ってきます。
このような場面だと肝心の被写体よりもフレアに目が行ってしまいやすく注意が必要です。

実は今回半数はライブビューで撮影を行っていました。
理由としてM10までは基本的にはシャッター幕で測光する仕様が主流になっていました。
センサー測光を行うにはライブビューの起動が必要です。M11からは常時センサー測光に変更されています。
夜間の照明が多い場所でF1.4のレンズを使うと測光範囲の仕様からか黒潰れになる傾向も見られた為、
状況に応じてライブビューとファインダーでの撮影を切り替える必要も感じられます。

久しぶりにM10を使用してみたところ、やはりM11とは異なる色使いです。
ユーザーによっては「M10の画が好きかもしれない」と思う方もいらっしゃるかと思います。
実際に当店でも、M11からM10に替えたお客様も。画作りがどのモデルも違うという特色は購入する際に大きく悩むところ。
発売当初はM10の画像は非常に現像処理が難しいと思っていました。しかし実際に調整すると一瞬黒潰れしていたような画像も
しっかり階調が残っていて不思議な雰囲気に仕上がります。今回使いながら改めて「懐の深さ」を感じました。

撮影を進めて行くうちにSimera 28mmはM10との相性が良いと感じました。
データを見て行くうちにレンズとボディの互いの良さを引き出し合っているような関係性が少し見えてきます。
但し先述の通り、奥にある光源のフレアがやはり目立つ事から光の加減を読みとる事は必要です。

モノクロで現像してみました。M10の階調を見て後からモノクロにしたくなりソフトでモノクロ処理をしています。
こうして見るとなかなか階調も良く、これで十分と思う方も少なくはないでしょう。
実際にカラーのライカMデジタルのモノクロモードもしっかりした画が出てくる事から両方を楽しめるように作られています。

ISO800で撮影した時のノイズの出方も非常に自然なもので、多少持ち上げても嫌なノイズではありません。
M10は2400万画素ということもあって若干高感度には耐性があります。ノイズに関してもやはり好みの問題です。
筆者としてはフィルムで撮影していたこともあり、この位であればまだまだ許容できる範囲でした。

通りすがりに気になったものを撮影する。28mmという焦点距離の良さはそこにあります。
ちょっと遠くてよそよそしい関係性を写し出すにはとても良い画角です。もう少し親密になると35mmがもっと関係性を引き出す事が
できると思いますが、個人的には28mmの「ちょっとした手の届かなさ」が未だに好きだったりします。
鏡胴は少し太いレンズではあるものの、28mm F1.4のレンズと見ると取り回しも良く軽量な1本。
是非このSimera 28mm F1.4をお試しください!




[ Category:Leica | 掲載日時:25年02月03日 19時30分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【SONY】探求心を刺激する「α1」が描く世界

【SONY】探求心を刺激する「α1」が描く世界


写真を愛する人々が夢見る究極のカメラのひとつ、それが「SONY α1」です。
後継機が出た今もなお圧倒的な性能を持つこのカメラは、約5010万画素の高解像度センサー、最大30コマ/秒のブラックアウトフリー撮影、そして8K動画撮影までを可能にしたフラッグシップモデル。
どんなジャンルの撮影でも「α1」が持つ先進的な技術は撮影者のクリエイティビティを余すことなく引き出してくれます。
特に進化したAF性能は、動きの速い被写体を正確に追尾し、撮影者が理想とする一瞬を逃しません。
また、SONY独自の色再現性は、どのカットでも高い完成度を実現してくれます。

そんな「α1」のポテンシャルをさらに高める相棒として注目株なのが「TAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD」です。
このレンズは広角20mmから標準域40mmまでをカバーしつつ、全域でF2.8という明るさを実現。
コンパクトで軽量な設計にもかかわらず、シャープな描写性能と滑らかなボケ味を兼ね備えています。
VXDリニアモーターによる高速・高精度なAFは、動きのあるシーンにおいても大きな力を発揮します。

「α1」の被写体を捉える力と「TAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD」の光学性能が組み合わさることで、撮影の幅が一気に広がります。
広角端ではダイナミックな風景、標準域ではふんわりとしたポートレート、さらには夜景や低照度のシーンでもノイズを抑えたクリアな仕上がりを可能にします。
この組み合わせがもたらす表現の自由度と描写力を、作例を交えてお伝えします。
 
 

20-40mmという広角域を活かす被写体といえば建築のある都市風景は外せません。
独特なデザインの建築物と近代的な高層ビルの対比が印象的で、広角20mmで撮影されたことで、建物の迫力と高さが強調されています。
青空の鮮やかさは「α1」の高解像度センサーによる色再現性の高さを示しており、細部までシャープに描写されています。
また、TAMRONレンズの優れた光学性能により、画面全体が均一にクリアな仕上がりを見せています。
現代建築と個性的なデザインが共存する都市の魅力を的確に引き出した一枚です。
 
 


壁一面の本棚の中に螺旋階段という、まるでファンタジー映画でこれから本の中に飛び込むストーリーでもはじまりそうな光景です。
広角端の20mmで撮影されており、螺旋階段と本棚が生む奥行き感が印象的です。
「α1」の高解像度センサーにより、細部のディテールが鮮明に表現され、書籍や照明の質感までリアルに再現されています。
また、レンズの明るいF2.8の開放値が室内の柔らかな光を活かし、自然なコントラストを実現しています。
このセットは、建築やインテリア撮影においても圧倒的な表現力を提供します。
 
 

「PHRENOLOGY」というのは骨相学のことだそうです。
古書と装飾品を主体にした静物撮影の作例であり「α1」と「20-40mm F2.8 Di III VXD」の組み合わせの繊細な描写力を示しています。
透明なショーケース越しに捉えた構図は、奥行き感と柔らかな反射が魅力的です。
また、レンズの開放F2.8が適度なボケ味を生み、被写体に焦点を当てながらも背景の柔らかな雰囲気を保っています。
芸術的で知的な空間を見事に切り取った一枚です。
 
 

シンプルでありながらも視覚的に引きつけられる構図が特徴です。
俯瞰で捉えられた木製の椅子2脚は、それぞれ赤と青の革張りの座面が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
天井の光が革と床に反射し、椅子の存在感を強調しています。
「α1」と「20-40mm F2.8 Di III VXD」の組み合わせが、色彩と光のバランスを見事に捉えています。
 
 

木材の自然な美しさと彫刻の精密さを捉えようとしてシャッターを切りました。
アルファベットの文章が彫られた板の木目模様が鮮明に映し出され、特に「every」という単語のyにピントが合わされていることで、焦点が一箇所に集中しています。
この静謐な瞬間が、見る者に深い印象を与えます。
 
 


ロウバイの花が前景に柔らかく写り、窓の外に広がる夜の風景がシャープに描かれています。
写真全体に広がる静けさと、奥行きのある構図が際立ちます。
「α1」と「20-40mm F2.8 Di III VXD」が持つ高い解像度と優れた光の捉え方が、この繊細な瞬間を完璧に捉えています。
 
 

この写真では、刺繍教室の生徒さんが手掛けた作品を撮影しました。
展示されていたのは暗い廊下でしたが明るい開放F値のおかげで、メガネやネコなどの愛らしい柄が生き生きとしたディテールで刺繍されています。
優れた描写力が、刺繍の質感と細部をクリアに捉え、作品の精細さと温かみを見事に表現しています。
生徒さんの創造力と技術の結晶が、この機材のおかげで鮮やかに映し出されました。
 
 


庭に出ると、都会のわりに広い空とこの左右対称の建物独特の窓の形との対比が目に入りました。
夜間のため建物内部の明かりが際立ち、周囲の暗闇とのコントラストを強調することを意識して撮影しました。
露出を適切に調整し、建物の明るさが過剰にならないようにしながらも、内部のディテールがしっかりと見えるようにしました。
 
 



そのまま広角レンズならではの描写を夜の街で楽しみました。
大きな建物を近くから撮ったり、光で遊んだり、狭いトンネルで奥行きを強調してみました。
カメラというのは基本的には明るい方が撮りやすいもの。
それでも「α1」なら夜の街も得意です。
 
 
撮影の自由度、描写力、携行性の全てを兼ね備えた「α1」と「20-40mm F2.8 Di III VXD」。
この組み合わせは、風景からポートレート、動きのある被写体まで、幅広いジャンルで驚くほど高いパフォーマンスを発揮します。
何より「α1」の圧倒的な描写力がレンズの高精細な描写をさらに引き立て、プロフェッショナルの要求にも応える完成度を実現しています。
どんな場面でも「最高の瞬間」を形にできる組み合わせなので、「α1」となら冒険に出て世界を探求したくなります。
新たな撮影の可能性を広げるパートナーとして、ぜひお試しいただきたい組み合わせです。
 
 

▼ 「SONY α1」の作例付きStockShot記事はこちら ▼


▼ 「SONY α1」のお買い物はこちら ▼

a73買い時




▼ 組み合わせたレンズはこちら ▼


[ Category:SONY | 掲載日時:25年02月03日 18時30分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

【Nikon】AF-S NIKKOR 50mm F1.8G が導く、特別な瞬間を切り取るポートレート撮影

【Nikon】AF-S NIKKOR 50mm F1.8G が導く、特別な瞬間を切り取るポートレート撮影

いつもマップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」へご投稿いただき、誠にありがとうございます!
みなさまにご投稿いただいた作品をご紹介します!

本日のテーマは「Nikon AF-S NIKKOR 50mm F1.8G」x「人 PORTRAIT」の写真作品です。
本レンズの魅力は、そのシャープでクリアな描写力にあります。
大口径によって得られる浅い被写界深度は、背景をぼかし被写体を際立たせます。
人物の表情や目のキャッチライトなど細部まで鮮明に表現できるため、より描写力のあるレンズが求められます。
また、低照度でも優れたパフォーマンスを発揮するので、暗い場所での撮影でも高い画質を提供します。
そんな本レンズで撮影された、みなさまの美しい作品をご覧ください。

現在「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではマップカメラ30周年を記念したフォトコンテスト『Map Camera AWARD 2024-2025』を開催しています!
本記事のテーマでもある「人 PORTRAIT」部門をはじめとする各部門賞があり、中でもグランプリに輝いた方にはなんと30万円相当のお買い物にお使いいただけるポイントを贈呈いたします。
エビフォトに投稿していただくだけでフォトコンテストへのエントリーも完了となりますので、下記のバナーから詳細をご覧のうえ奮ってご参加ください!

▼▼▼ 新規会員登録と投稿はこちら ▼▼▼
EP

▼▼▼ 『Map Camera AWARD 2024-2025』の詳細はこちら ▼▼▼



【作品名】Portrait<投稿作品を見る

【投稿者】KG カート様

【投稿者コメント】Portrait of a man in Okayama, Japan.

【使用機材】Nikon D7000 + AF-S NIKKOR 50mm F1.8G



【作品名】france 2015<投稿作品を見る

【投稿者】Terry_S様

【使用機材】Nikon D750 + AF-S NIKKOR 50mm F1.8G



【作品名】眠い<投稿作品を見る

【投稿者】yuya824399様

【使用機材】Nikon D750 + AF-S NIKKOR 50mm F1.8G



【作品名】うるとらまん<投稿作品を見る

【投稿者】Macho様

【投稿者コメント】水泳の習い事に行くことが決まって、ゴーグルを買ってもらった甥っ子。頭の中にどんなヒーローを浮かべて付けているかわかりませんが、ちっちゃなウルトラマンみたいでした。

【使用機材】Nikon D750 + AF-S NIKKOR 50mm F1.8G



【作品名】姫菜5<投稿作品を見る

【投稿者】ふくmoonparty様

【投稿者コメント】スタジオ撮影

【使用機材】NIKON D500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.8G


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

ご投稿には会員登録が必要です

[ Category:Nikon | 掲載日時:25年02月03日 17時30分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

5/5 GWsale 中古ポイント最大10倍

PAGE TOP