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【RICOH】GRとゆく京都

暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

皆様もきっと今年の夏は愛機と共に、様々な場所へ出かけられたことかと思います。

 

去る7月、GRIIIと共に京都へ行ってきました。

中でも印象に残った場所を少しご紹介したいと思います。

 

まずは南禅寺です。

南禅寺境内には水路閣という水路橋があります。

これは滋賀の琵琶湖から京都へ水を運ぶ「琵琶湖疏水」という明治時代から使われている人工の運河の橋なのです。

 

 

 

上部には実際に水の流れる様子も見る事ができ、現役で使われていることを実感しました。

あとから振り返ってもきちんとその場の空気感が表現されており、さすがGRと思わせる写真です。

 

 

 

境内には座れる場所もあり、しばし静謐な時間を堪能しました。

まさに自然と融合した寺であり、別の季節に訪れるとまた違った良さを感じられそうです。

 

続いては祇園祭です。

今回の旅では祇園祭がメインの目的であり、前夜祭である「宵山」を見て回りました。

 

 

 

 

動く美術館と言われるほど豪華絢爛な懸装品に彩られた山鉾を間近で見ることができます。

街中に提灯の明かりが浮かび、これぞ京都の夏と思わせる素晴らしい雰囲気でした。

 

かなり歩き回りましたが、GRだったので全く重さを感じませんでした。それでいてこの描写力は本当に素晴らしいです。

ストリートのスナップシューターの印象が強いGRですが、旅のお供としてもいかがでしょうか。

 

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年08月21日 18時00分 ]

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【Nikon】野鳥や動物、航空機、スポーツ撮影で軽さが活きる「NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S」で撮影された動体写真

【Nikon】野鳥や動物、航空機、スポーツ撮影で軽さが活きる「NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S」で撮影された動体写真

マップカメラは多くのお客様に支えられ、2024年8月13日に創業30周年を迎えました。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」でも創業30周年を記念した特別なフォトコンテストを開催中!ぜひこの機会にご参加をお待ちしております。

現在、『動体部門』の作品募集を強化しております。動物やモータースポーツ、飛行機、鉄道など動きの早い被写体の作品がありましたら、ぜひこちらからご参加ください。

グランプリ作品には「Canon EOS R8 RF24-50mm IS STM レンズキット」「SONY α7C II ズームレンズキット」「OM SYSTEM OM-1 Mark II 12-45mm F4.0 PRO キット」など話題の豪華アイテムが贈られますので今年の夏。夢中になって動体撮影をしましょう!

30周年フォトコン

さて、本日ご紹介するのは「NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S」で撮影された動体作品です!
圧倒的な軽さと際立った描写性能を両立した400mmの超望遠レンズは、単焦点ならではの柔らかく大きなボケと立体感あふれるクリアーな描写を実現します。決定的なワンシーンを切り取った皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。


 

【作品名】空飛ぶワンコ<投稿作品を見る

【投稿者】koba yoshi 様

【使用機材】Nikon Z8 + NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S


 

【作品名】伊丹空港千里川土手の練炭<投稿作品を見る

【投稿者】yoshi 様

【投稿者コメント】千里川からのANA A321の練炭

【使用機材】Nikon Z9 + NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S

 
 

【作品名】サクジロー<投稿作品を見る

【投稿者】ゆる写(旧とも) 様

【使用機材】Nikon Z9 + NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S

 
 

【作品名】タンチョウヅル<投稿作品を見る

【投稿者】f341 様

【使用機材】Nikon Z9 + NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S


 

【作品名】スプラッシュ2<投稿作品を見る

【投稿者】チャオ・フォト 様

【投稿者コメント】最近、水しぶきが好きになってまいりました。

【使用機材】Nikon Z7 + NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年08月21日 17時30分 ]

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【人気の秘密に迫る】スタイリッシュなデザインが魅力の『OLYMPUS PEN E-P7』を動画でご紹介します

【人気の秘密に迫る】スタイリッシュなデザインが魅力の『OLYMPUS PEN E-P7』を動画でご紹介します

スタイリッシュでおしゃれなデザインが魅力の『OLYMPUS PEN E-P7』。昔からファンの方が多いPENシリーズですが、人気の秘密はデザインだけではない!?
動画で『OLYMPUS PEN E-P7』の人気の秘密をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 本編動画

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:58 外観紹介
01:58 小型軽量の理由
03:19 キットレンズで撮影してみます
05:14 E-P7と一緒に使いたいおすすめレンズ①
05:52 プロファイルコントロールスイッチ
07:36 E-P7と一緒に使いたいおすすめレンズ②
08:23 アクセサリー紹介
10:11 E-P7と一緒に使いたいおすすめレンズ③
11:25 E-P7と一緒に使いたいおすすめレンズ④
14:10 まとめ
15:18 エンディング

 外観紹介


OLYMPUS PENシリーズと言えばスタイリッシュでおしゃれなカメラボディ。『OLYMPUS PEN E-P7』もシンプルなデザインで普段カメラを持ち歩かない方でも、手に取りやすいデザインになっています。
カラーバリエーションはホワイトとシルバーがあるので、ご自身のファッションスタイルによって色を選んでいただくこともできます。
ダイヤル類はシンプルにまとまって配置されているので、片手での操作も行いやすく気軽に撮影に臨むことができます。

 小型軽量の理由


約337gと小型軽量のカメラなので、カメラを持ち慣れていない方でも常に一緒に過ごすことができるサイズ感です。軽量なだけではなく、カメラ本体が非常に小ぶりな印象です。
なぜこのように小型軽量なのかといいますと、カメラの中にあるセンサーサイズが小さいから、という理由があります。
センサーサイズが大きいほど描写力やダイナミックレンジが優れているとされていますが、センサーサイズが大きくなるほどカメラボディも大きくなります。
よく耳にする方が多い「フルサイズ」より小さいセンサーの「マイクロフォーサーズ」ですが、画質が悪いということはなく、スマートフォンやパソコンで見た際に綺麗な写真を撮影することができます。
小型軽量と画質、両方のバランスを取って実現したのが『OLYMPUS PEN E-P7』となっています。

 キットレンズで撮影してみます

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 41mm 1/80 F5.6 ISO1250

キットレンズである「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を使って撮影してみます。
こちらのレンズは広角~中望遠までの焦点域をカバーしているので、この1本で様々な画角の写真を撮ることができます。

同じ立ち位置から広角側と望遠側で撮影してみても、違った切り取り方ができるので、カフェであったり自分が動きづらいシーンでも活躍してくれます。
また、レンズがとてもコンパクトなサイズなので『OLYMPUS PEN E-P7』につけてもバランスがよく、かさばらない大きさなので気軽に持ち運ぶことができます。

 プロファイルコントロールスイッチ


カメラの前面にはプロファイルコントロールスイッチという切り替えスイッチが配置されています。
こちらのスイッチによって通常撮影とカラー/モノクロプロファイルでの撮影を簡単に切り替えられるようになっています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 22mm 1/2500 F4.3 ISO200

プロファイルコントロールとは簡単に表すとスマートフォンのフィルターのようなもので、カメラ内に入っているプリセットを適用するだけで簡単に色味を調整することができます。
自分で数値を設定して自分好みの色で撮影することもできます。カメラ内で色味を完成させて、スマートフォンに転送したらすぐにSNS等にシェアできるところがこちらの機能のメリットの一つだと感じました。

 E-P7と一緒に使いたいおすすめレンズ

Panasonic LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH. 1/4000 F1.7 ISO125

LAOWA  Argus 25mm F0.95 APO 1/4000 F2 ISO160

 
『OLYMPUS PEN E-P7』につけるレンズはマイクロフォーサーズという規格で作られているので、同じ規格で作られているレンズであれば純正だけではなく他のメーカーから出ているレンズをつけることもできます。
レンズの選択肢が広がることによって、より自分好みのレンズに出会うことができるのもこちらのカメラの魅力です。
動画内では『OLYMPUS PEN E-P7』と一緒に使いたい、スタッフおすすめのレンズをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 まとめ


持つ人を選ばないデザインと、持ち運びに適した小型軽量のカメラ。
日常的に一緒に過ごして、撮りたい瞬間にすぐに撮れる、そんなカメラになっています。

動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方は是非チャンネル登録や高評価をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年08月21日 16時05分 ]

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【先行レポート】「遊べる」プリンターの新製品!『FUJIFILM instax mini Link 3』の魅力を動画で紹介します

【先行レポート】「遊べる」プリンターの新製品!『FUJIFILM instax mini Link 3』の魅力を動画で紹介します

「遊べる」プリンターとして人気の高い「instax mini Linkシリーズ」の新製品が発表されました。
発表に併せて新製品の体験会が開かれ、実際に現地に行ってきたのでその様子を動画で撮影してきました。
楽しい新機能を体験、紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:35 『instax mini Evo』の90周年モデルも発表されました
00:54 新製品の体験会に突入します
02:09 1つ目の新機能「instax AiR Studio」を体験
04:06 楽しい機能「Match Test」を体験
04:48 新フィルム、新ケースも登場
05:18 まだまだ楽しい機能を体験
07:25 2つ目の新機能「Click to Collage」を体験
10:18 エンディング

 新製品の先行体験

まず初めに外観から見ていきます。
カラーバリエーションはローズピンク・クレイホワイト・セージグリーンの3色です。
「instax miniシリーズ」ならではの縦ラインはそのままに大きくロゴがデザインされています。
また電源ON時などには3色LEDがカラフルに光ります。

新たな機能として「instax AiR Studio」「Click to Collage」が搭載されました。
「instax AiR Studio」は専用アプリを使用することで、立体的なARエフェクトで自由に空間を彩り撮影できる機能です。ARエフェクトは上下左右だけでなく奥行きも変更できるので立体的な写真をプリントできます。
「Click to Collage」は簡単にコラージュプリントを作れる機能です。3カウント毎に合計6枚の写真を連続撮影し、2・4・6分割に組み合わせてレイアウトすることができます。まるでフォトブースの感覚で撮影できるところが楽しいポイントです。

他にも「instax Camera」や「Match Test」など「mini Link 2」にもあった楽しい機能が搭載され遊び心満載の1台になっています。

『FUJIFILM instax mini Link 3』の発表に併せてスイーツトッピングのようなデザインの『FUJIFILM チェキ用フィルム instax mini スプリンクルズ』や『FUJIFILM instax mini Link 3』だけでなく歴代「instax mini」シリーズにも使用できる専用ケースが登場します。
ケースはピンク・ホワイト・ネイビーブルーの3色で好みの色にしたり、本体の色に合わせて選択したりすることができます。

写真をプリントすることが楽しくなる、まさに「遊べる」プリンターとして楽しい機能が満載の1台。

動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方は是非チャンネル登録や高評価をお願いします!

2024年9月5日 発売予定 『FUJIFILM チェキ instax mini Link 3』
※8月28日AM10時よりご予約受付を開始いたします。

[ Category:FUJIFILM YouTube | 掲載日時:24年08月21日 15時53分 ]

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【Kenko】思い出をトイカメラで残そう

【Kenko】思い出をトイカメラで残そう


Pieni。フィンランド語で「小さい」という意味です。
その名前にふさわしい、手のひらサイズのかわいいトイカメラです。

大きさは約51×36×18mm、重さは約18gと持っているのかほぼ分からない本当に軽量なカメラです。
写真のように付属でネックストラップが付いているため、アクセサリー感覚で携帯することもできます。



身近にあるものと比較してみましたが、やはり際立つ小ささです。
ブロアーなどと比較してみても一回り小さく、「Pieni」の名前を体現しています。

画素数は131万画素。現在主流となっている一眼レフ・ミラーレスカメラの10分の1以下の画素数です。
3.2mmF2.8固定のレンズが付いており、交換等は出来ない一体型のものになっています。
シャッタースピードは1/100秒、ISO 100固定です。
そのため、露出をこちらで設定する必要はなくシャッターボタンを押すだけで写真が撮影できます。
ガラス製のファインダーが搭載されていて簡単な構図を確認しながら本格的な撮影体験が可能です。
しかし、実際のカメラのようにファインダーに目をしっかり近づけてファインダーをのぞくとぼやけて見えてしまうので
15cm程離して覗くのがオススメです。


microSDカードで撮影画像は保存でき、撮影画像を確認したい場合はPCに繋げる必要があります。
撮影してすぐの画像の確認は出来ませんが、そこもフィルムカメラのようでワクワクするポイントです。
また、なんとこの小さいボディで写真だけでなく動画も撮影できます。
モードボタンを一度押すと赤色LEDが点滅し、静止画モードとなり写真撮影が出来るようになります。
シャッターボタンを一度押すとそのLEDがもう一度点滅し写真撮影が完了した合図です。
もう一度モードボタンを押すと、今度は青色LEDが点滅し、動画撮影が出来るようになります。


カラーバリエーションの豊かさもPieniの魅力の一つです。
クラシックカメラを彷彿とさせる定番のグレーカラーの他に、こちらの写真のピーチや涼しげなミント、ポップで可愛いオレンジのバリエーションがあります。
その日の気分に合わせてカラーを変えたり、「推しカラー」で揃えても楽しいなと思います。



また、サンリオキャラクターともコラボをしています。
老若男女に愛されているハローキティなど、大人気のキャラクターがカメラ表面にプリントされています。
私は、ポチャッコが好きなキャラクターのため見つけたときはとても嬉しくなりました。
お子さんやそのキャラクターが好きな方へのちょっとしたプレゼントでも喜んでもらえるのではないかと思います。


最後に簡単に作例をご紹介します。
131万画素のため、最新のデジタルカメラと比べると細部まではっきり写るというわけではありません。
昔のガラケーのような写りがして懐かしい気持ちになりました。
今のカメラではどんなに頑張っても出来ない描写です。
昨今、レトロな写りがするフィルムカメラや昔のCCDセンサーのデジタルカメラが再び脚光を浴びています。
絵画のような描写で味のある写りをすると思いました。
懐かしい在りし日の思い出を振り返った時に脳裏に浮かぶ情景のような景色です。
少し細かい描写はぼんやりとさせて細かいところは心の中でしっかりと思い出に刻む。
何度も写真を見れば見るほどほっこりした優しい写真だと思いました。


手のひらサイズのかわいいカメラ。見た目も可愛く鞄につけてもおしゃれだと思います。
アクセサリー感覚で気軽に持ち運べるので、思い出を残すのにオススメのカメラです。
ぜひ、心に残る思い出をトイカメラで。



[ Category:etc. | 掲載日時:24年08月21日 11時00分 ]

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【FUJIFILM】友人に褒められるカメラ、X-E4と過ごす休日

【FUJIFILM】友人に褒められるカメラ、X-E4と過ごす休日

友人とのちょっとしたランチにもカメラを持っていきたいと、この日はサイズ感を優先。
ボディはX-Proシリーズの系譜を継ぐコンパクトなFUJIFILM X-E4に、6月に発売されたばかりの標準レンズFUJIFILM XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRの組み合わせで持ち出しました。

今回はテーブルフォトメインでご紹介します。

相変わらずの猛暑。
少しでも涼を取れるものを求めて、この日のランチはずっと気になっていた盛岡冷麺をチョイスしました。
山のてっぺんに置かれたたまご、キムチとすいかの爽やかな赤に、つるんとした麺の質感、それぞれを繊細に捉えてくれています。最短撮影距離は、全域において24cm、テーブルフォトにおいて寄れるのはマストです。
どのタイミングでスイカを食べるのが正解なんだろう…と悩みながら、美味しく食べ進めます。

一緒にビビンパも注文しました。ユッケの艶が食欲を誘うビジュアルです。
こちらは最広角側16mm(35mm判換算24mm相当)で撮影しました。黒々とした器と相まって重厚感の感じられる1枚に。

外からの日差しがよく差し込む窓の大きな店内でした。この日は窓から離れた席に通されましたが、望遠側の解放F4.8でも十分に足ります。
テーブルフォトだけが目的であれば広角レンズで事足りますが、やはりちょっと目についたものを撮りたいときに標準のズームレンズが万能です。

衝立になっていたガラスを1枚。解像度は高く、癖のないスッキリとした描写。

ランチから少し時間を置いて、次は甘い物を食べに向かいます。
悩みに悩み、私は桃のパフェを、友人はマスカットのパフェを選びました。
細かな桃の断面の色の違いや立体感、マスカットを光らせる雫までその場で見えていること以上のものを写してくれているように思います。

今回は持ち運びやすさ優先してX-E4を選びましたが、想像以上のコンパクトさに加えて小さいだけではない高性能に驚かされました。
撮影シチュエーションもふまえ背面モニターでの撮影場面ばかりになりましたが、ファインダーを覗いて撮る楽しさを教えてくれる、そんなカメラでもあります。
またあまりカメラに詳しくない友人にも「可愛いカメラだね。」と褒められるクラシカルなデザイン性は、根強い人気の理由の一つです。
人気製品のためしばらく見ることのなかったX-E4ですが、最近少しずつ中古在庫が揃っています。
気になっていた方は、ぜひこの機会に1度お試しください。

 

 

 



[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年08月20日 17時17分 ]

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【SONY】高い解像性能でカメラの新時代を切り開く「α7RV」で撮影されたポートレート写真

【SONY】高い解像性能でカメラの新時代を切り開く「α7RV」で撮影されたポートレート写真

マップカメラは多くのお客様に支えられ、2024年8月13日に創業30周年を迎えました。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」でも創業30周年を記念した特別なフォトコンテストを開催中!ぜひこの機会にご参加をお待ちしております。

システム障害に伴い、8/25(土) 夜間帯にフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」に作品を新規アップロードいただけない事象が発生いたしました。システム障害発生中にご投稿いただきましたご投稿者様に深くお詫び申し上げます。

本障害に伴い「人物部門」の応募期間を9/1(日)までに延長いたします。残り1週間夏の終わりまでポートレート撮影を存分にお愉しみいただき、ぜひフォトコンテストへのご参加をお待ちいたしております。

グランプリ作品には「FUJIFILM X100VI」「Z f Z 40mm F2(Special Edition)レンズキット」「SONY α7C II ズームレンズキット」「Panasonic LUMIX S9 標準ズームレンズキット」など話題の豪華アイテムが贈られますので今年の夏。夢中になって人物撮影をしましょう!

30周年フォトコン

さて、本日ご紹介するのは「SONY α7RV」で撮影されたポートレート作品です!
最新の画像処理エンジンBIONZ XR(R)と有効約6100万画素のセンサーによる高解像と豊かな階調性能を実現した高精細モデルは、肌や服装の色を自然な印象で描写します。皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。


 

【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】submaster 様

【使用機材】SONY α7RV

 
 


 

【作品名】こんな綺麗な夜空に<投稿作品を見る

【投稿者】フロン 様

【使用機材】SONY α7RV + TAMRON 35-150mm F2-2.8 Di III VXD


 

【作品名】夏の涼<投稿作品を見る

【投稿者】Mackie 様

【投稿者コメント】風鈴が有名な川越氷川神社にて撮影しました。
今年の夏はとても暑いですが、美しい青の浴衣と色とりどりの風鈴を見ていると暑さが和らいだような気になりますね。

【使用機材】SONY α7RV + FE 50mm F1.2 GM
 
 


【作品名】幻影<投稿作品を見る

【投稿者】momo 様

【使用機材】SONY α7RV + FE 50mm F1.2 GM


 

【作品名】Sparkle<投稿作品を見る

【投稿者】Kogame 様

【投稿者コメント】穏やかな夕暮れ時の夏の海

【使用機材】SONY α7RV + SIGMA Art 35mm F1.4 DG DN


 

【作品名】Fashion<投稿作品を見る

【投稿者】hiiirooo823 様

【使用機材】SONY α7RV + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

ご投稿には会員登録が必要です

[ Category:SONY | 掲載日時:24年08月19日 18時50分 ]

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【SONY・FUJIFILM】癒しが止まらない!小動物の魅力

マップカメラの30周年創業祭もいよいよ終盤!夏の終わりを感じさせる季節になってきました。
マップカメラではこの夏「夢中」をテーマに、スタッフがいま夢中になっている「モノ」「コト」を紹介いたします。

この夏に限らず、私がずっと夢中なモノ、それは動物です。
動物の中でも特に好きなものが、モフモフしていて小さくて可愛い、小動物。
ちょこちょこと動く様はどれだけ見ても飽きることなく、私の心を捉えてはなしません。

皆さまは小動物というとどんな動物を思い浮かべますか。
お家で飼うことのできるウサギやハムスターなどを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

VLOGCAM ZV-E10 + Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS SEL1670Z

いわゆる“ペット”として普及している小動物は、ふれあうこともできる距離感の近さも魅力の1つです。
お家がペットを飼えない環境でも、動物カフェなどに行けば、至近距離で写真を撮ることが可能です。

近年では、メジャーな猫カフェだけでなく、犬やウサギ、ハリネズミ、コブタ、小動物全般、フクロウなど様々な動物カフェがあり、会える動物は多岐にわたっています。

VLOGCAM ZV-E10 II + E 30mm F3.5 Macro SEL30M35
VLOGCAM ZV-E10 II + E 30mm F3.5 Macro SEL30M35
VLOGCAM ZV-E10 II + E 30mm F3.5 Macro SEL30M35

動物園に行くと、更にいろいろな種類の小動物を見ることができます。

レッサーパンダやプレーリードッグ、ミーアキャットなどは、多くの動物園で飼育されており、一般的な認知度も高いです。
餌を食べたり、ちょこちょこと動き回ったりと愛くるしい仕草で人気の動物です。

α7C II ボディ ILCE-7CM2 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2
α7SIII ボディ ILCE-7SM3 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2

 

VLOGCAM ZV-E10 + E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135

他にも、様々な小動物がいます。

例えばピグミーマーモセット。
ピグミーネズミキツネザルが発見される前は、世界最小のサルとされていた、非常に小さなサルです。

X-H2 ボディ + フジノン XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR

同じサルでもオランウータンのような大型の種ですと迫力がありますが、小型のサルは可愛らしい見た目の種が多いです。
また、小動物には該当しないですが、可愛らしい種としては、キツネザルが挙げられます。
キツネのような突き出た口元と長い尾がチャーミングです。

キツネザル科だけで10数種おりますが、そのすべてがマダガスカル島に生息しており、中でも1番有名な種がワオキツネザルです。

α1 ボディ ILCE-1 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM

尾が白黒のしま模様と特徴的で、これが名前の由来となっております。

また、リスやモモンガ、モルモットなど、メジャーな小動物にげっ歯類が多いイメージもあるかと思います。
もともとげっ歯類は種類が多く、哺乳類の約4割を占めますが、その中で1番大きい種がカピバラです。
つまり、げっ歯類の中でも多くの種が小動物にあたりますので、小動物=げっ歯類というイメージがつくのもうなずけます。

そんなげっ歯類の中でも特に好きなのが、モルモットとグンディです。

モルモットは非常に有名ですので皆さんご存じかと思います。
つぶらな瞳や鳴き声が可愛く、動物園だと“ふれあいひろば”などで人気です。

α7C II ボディ ILCE-7CM2 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2

グンディはアフリカ北部の砂漠地帯に生息しています。
体長20cmほどですが、ヤマアラシの仲間に近いそうです。

群れで生活をしており、おしくらまんじゅうのように数匹でまとまっている姿や、岩にぺとーっと伸びている姿がとても愛らしいです。

VLOGCAM ZV-E10 + E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135
α1 ボディ ILCE-1 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM
α7SIII ボディ ILCE-7SM3 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2

そして私が1番好きな小動物が、ハイラックスです。

 

X-H2 ボディ + フジノン XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR

げっ歯類やのような雰囲気の動物ですが、イワダヌキ目というハイラックスのみで構成された分類に属しています。
ハイラックスは現在4種確認されておりますが、日本で見れるのはその内の2種、ケープハイラックスとキボシイワハイラックスです。

ケープハイラックスの方が飼育されている動物園が多く、キボシイワハイラックスと比較すると、気軽に見ることができます。

少しずんぐりとしていますが、俊敏な動きで岩肌や木々を移動します。
垂直な壁をよじ登ることもできるので、忍者のようと言われています。

 

X-H2 ボディ + フジノン XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR

キボシイワハイラックスは現在国内だと2園でしか飼育されていないので、希少な存在です。
ケープハイラックスと比べると、スマートな体型をしており、目の上の白い毛が眉毛のようで可愛らしいです。

VLOGCAM ZV-E10 + E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135

 

α7SIII ボディ ILCE-7SM3 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2

成体も文句なしに可愛いですが、より可愛いのが赤ちゃんです。

VLOGCAM ZV-E10 + E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135
α1 ボディ ILCE-1 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM

ハイラックスに関わらず、赤ちゃんはとっても可愛いです。
これには理由があって、大人に守ってもらえるように、ある程度自立するまでは可愛い容姿でいるそうです。
動物の進化は興味深いですね。

α7C II ボディ ILCE-7CM2 + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II SEL70200GM2

いかがでしょうか。
可愛い動物たちを見て、少しでもなごんでいただけたら幸いです。

スタッフの”夢中”をご紹介するブログシリーズ、次回もぜひお楽しみに。

今回使った機材はコチラから。


















[ Category:FUJIFILM SONY | 掲載日時:24年08月19日 13時00分 ]

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【OM SYSTEM】この季節に咲く花(85)10年ほどで一度、花が咲く植物

【OM SYSTEM】この季節に咲く花(85)10年ほどで一度、花が咲く植物

本当に、暑い夏となりました。

フィールドでの撮影が多い方、私もそうですが 、暑さ対策 、熱中症対策をして気を付けてやりましょう。

今回の撮影はOM SYSTEM OM-1 Mark II +OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO を使っております。

OM SYSTEMのミラーレスカメラを本格的に使うのは初めてなので、楽しみです。

※記事中盤より昆虫の写真の掲載がございますため、苦手な方はご注意ください。

今ニュースなどで取り上げている100年に一度、花が咲く「リュウゼツラン」と言う話題の植物がありますが、

この植物は偶然、撮影に行った公園で会いました。

「蘇鉄・ソテツ」と言います。

10年~15年に一度、花が咲く植物であります。

葉っぱです。

先はとがって、中軸に葉脈があります。

幹です。

40–100枚以上の葉が、茎頂にらせん状に密生しています。

花です。

雌雄異株であり、雄花、雌花があります。

これは、雌花です。

10年~15年に一度、花が咲きます。

見ると幸福になると言われてますが、本当でしょうか。

私が見たのは、雌花ばっかりで雄花は見られませんでしたが雄花は、松ぼっくりみたいな形です。

幹や種子にデンプンを多く貯めるため、南西諸島では古くから食用に利用されていました。

但し、サイカシンやBMAA(β-Nメチルアミノ-L-アラニン)などの毒を含むため、食用とする際には毒抜きが必要となります。

この毒を抜いたデンプンは奄美大島、沖縄では古くから救荒食としてソテツが植栽されてきました。

名前の由来は、衰弱して枯れそうになったとき、鉄くずを与えたり、鉄くぎをさすと元気をとり戻すといわれることから,蘇鉄の名が付きました。

ソテツを含めてソテツ類は、中生代から形態的にあまり変わっていません。

寿命は500年位で、「生きている化石」と呼ばれてます。

この撮影はOM SYSTEM OM-1 Mark IIのAI被写体認識AF機能を使って撮りました。

公園で逢った生物の紹介です。

干潟もあるので、色んな生物に逢いました。

チュウサギです。

同種サギが多いので、見分け方です。

くちばしが黄色く、先が黒く。

足指が黒いのが特徴です。

カワウと競争でしょうか。

レンズを振り回すのは必要ですが、トラッキング性能は、野鳥を撮りに重宝しそうです。

これは、コサギです。

足指が黄色いのが特徴です。

アシハラガニ、名前通りに葦原の沼にいました。

ヤマトオサガニ、干潟にあちこちいました。

ツマグロヒョウモン、関東で増えてますね。

日本ミツバチの巣もありました。

暑いので巣の気温を下げる為、出てきて羽を震わせてました。

西洋ミツバチは黄色ですが、日本ミツバチは黒いです。その中でもっと黒いのが雌です。

イボバッタ、擬態も草の中だと分かりませんが、土の上だとこの通りです。

アオカナブン、シラホシハナムグリ、俗に言う「樹液酒場」に群がっております。

樹液の出るところが少ないので奪い合って、頭をぶつけあっています。

今回、このカメラとレンズの組み合わせで挑戦したかった野鳥以外の飛びもの「ギンヤンマ」。

毎年撮っております。

昆虫のAI被写体認識AFはありませんが、フォーカスは追い付いています。

飛ぶ速さは、時速70キロと言われてます。

撮影レンズのOM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROは、近距離、遠距離を1.25倍テレコンバーターが内蔵してるので、

トンボのような変化のある飛び方に対応できるので大変便利なレンズでした。

ボディが堅牢でレンズの汎用性が野鳥や昆虫、甲殻類、植物撮影に向いていると思いました。

OM SYSTEMは、ネイチャーと言えばOLYMPUSの血を忘れない、カメラ、レンズだと改めて感じました。

また機会があったら、もっと悪い条件でも撮って、試したいとも思いました。

【参考文献】

日本の有毒植物 (フィールドベスト図鑑 Vol. 16) 佐竹元吉 (著)出版社 ‏ : ‎ 学研プラス

日本産 淡水性・汽水性エビ・カニ図鑑 豊田 幸詞 (著), 駒井 智幸 (監修), 関 慎太郎 (写真)出版社 ‏ : ‎ 緑書房

くらべてわかる トンボ (くらべてわかる図鑑) 尾園 暁 (著)出版社 ‏ : ‎ 山と渓谷社

薬草・毒草を見分ける図鑑: 役立つ薬草と危険な毒草、アレルギー植物・100種類の見分けのコツ磯田 進 (監修)出版社 ‏ : ‎ 誠文堂新光社

公園で探せる昆虫図鑑―身近な昆虫を季節と場所から調べられる(ネイチャーフィールド・ガイドブック)石井 誠 (著)出版社 ‏ : ‎ 誠文堂新光社

フィールドガイド 日本のチョウ 日本チョウ類保全協会 株式会社誠文堂新光社

樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物 山と溪谷社 (山渓ハンディ図鑑)茂木 透 (著), 勝山 輝男 (著), 太田 和夫 (著), 崎尾 均 (著), 高橋 秀男 (著), 石井 英美 (著), 城川 四郎 (著), & 1 その他

樹皮ハンディ図鑑  梅本浩史 出版社 : 永岡書店

改訂版散歩で見かける街路樹公園樹 庭木図鑑 葛西愛(著)三省堂

新 日本の昆虫1900(2)トンボ・コウチュウ・ハチ (ポケット図鑑)槐 真史 (著, 編集), 伊丹市昆虫館 (監修)出版社 ‏ : ‎ 文一総合出版

新 日本の昆虫1900(1)チョウ・バッタ・セミ (ポケット図鑑) 槐 真史 (著, 編集), 伊丹市昆虫館 (監修)出版社 ‏ : ‎ 文一総合出版

ハチハンドブック 増補改訂版藤丸 篤夫 (著)出版社 ‏ : ‎ 文一総合出版; 増補改訂版

見わけがすぐつく 野鳥図鑑小宮 輝之 (著)出版社 ‏ : ‎ 成美堂出版

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年08月18日 19時01分 ]

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【SONY】未だに多くのユーザーから選ばれ続ける名機α7Ⅲ、その理由とは。

【SONY】未だに多くのユーザーから選ばれ続ける名機α7Ⅲ、その理由とは。

カメラのスペックは日進月歩。
近年新しく出るモデルは、必ずと言っていいほど目玉となる機能があって多くのカメラ好きを唸らせる性能を有したモデルが多数出ています。

そんな中、世代で言えば旧世代であるにも関わらず、カメラの選択肢が多岐に渡るにも関わらず選ばれ続けているカメラがある事をご存知でしょうか。
それが「α7Ⅲ」です。ミラーレスの一時代を築いたカメラで、カメラ好きは勿論のことカメラを検討している方であれば一度は目にしたことがあるカメラではないでしょうか。

なぜ人気なのか。最新の高性能・高画質カメラが多く発売されている中でなぜα7Ⅲは未だに第一線、新製品と共に最前線で注目され続けているカメラなのでしょうか。今回筆者なりの理由を作例と共に書いていきたいと思います。


【必要十分なスペックが全て揃っているから】

まず結論から書くようになってしまいますが、本当にこれに尽きると感じます。


画素は2400万画素、昨今高画素化が進むカメラ界隈においてこの2400万画素は一見すると物足りない・見劣りすると感じるのではないでしょうか。
実はこれこそ、必要十分とされる絶妙な画素数。このカメラの他にも多くのカメラでこの2400万画素というのが採用されており非常にバランスに優れた画素数なのです。
一般的に高画質であるとされている映像であったりモニターを指す言葉としてよく耳にする、馴染みあるものだと「4K」がまず出てくると思います。現在販売されているモニター類で高画質モデルはこの4Kと呼ばれる画質が主流となっております。
この俗にいう4K画質は画素で言うところ800万画素に相当する画質です。α7Ⅲの2400万画素はこの4K画質に必要な800万画素を十分満たしていることが分かります。つまり大幅にトリミングを行う等の特別な用途が無ければ画素というものはそこまで必要が無い場合がほとんどです。さらに1.5倍にクロップ(トリミング)をしてもおよそ1000万画素は残るのでクロップを用いた場合でも4K画質のラインを下回りません。


さらに、色味においても高い色再現性が魅力です。
色に関しては好みもあるとは思いますが、α7Ⅲの色は作りすぎない自然な色を再現しています。癖のない自然な発色で全体的に落ち着いた色味をしている印象です。
これも多くの方から支持されているポイントの1つであると考えられます。特に筆者は後から編集をするのですが、その際に自然に近い発色だと補正をかけたりする際に特定の色の飽和がしにくかったりするので非常に助かります。


もちろん優れているのが画素のバランスだけではありません。画素だけの話をすれば前述の通り、多くのカメラで2400万画素というのが採用されているので、それだけがこのカメラの魅力ではないのです。
もう一点が手振れ補正、そしてオートフォーカス性能といった撮影をサポートしてくれる機能。
どれだけ写真が綺麗に撮れるカメラでも、撮るための条件がシビアであるとユーザーを選んでしまいます。その点においてもα7Ⅲは非常に優れた機能を有しています。
手振れ補正は5軸・5段、そしてボディ内に搭載。このボディ内に搭載されている点はかなりメリットであり、レンズに手振れ補正がない組み合わせでも手振れ補正を使うことが出来ます。レンズ内に手振れ補正がないとレンズが小型・軽量に設計することが出来、気軽に持ち出せるお手軽なレンズをラインナップに増やすことが出来ます。
そのため、上記作例のように傘を片手に持っているようなある程度しっかり構えることが難しいシチュエーションでもブレることなく撮ることが出来ます。


続いてオートフォーカスの機能。こちらについても皆様ご存知だとは思いますが、「瞳AF」の機能が搭載されております。
この瞳AF機能、α7Ⅲの代名詞と言っても過言でない程このカメラが一躍有名にした機能だと思います。今までのカメラにも顔や瞳を認識する機能を有したモデルは数多くありましたが、どれもおまけに近い機能でした。それを実用的な機能に進化させて登場させたのがα7Ⅲです。
今でこそ標準装備の瞳AF。当時はここまで実用的なモデルはほとんど存在しなかったので、その点でこのカメラの代名詞的な機能になったのではないかと思います。
一昔前の時期ですと、マスクが必須なご時世だったため認識しないようなシチュエーションも多かったのですが、今はそこまででは無いので改めて使い勝手のいい機能と感じていただけると思います。

動物瞳AF「犬/猫」に設定

動物瞳AF「犬/猫」に設定

また、人物の他に犬・猫にも対応しておりこちらは物凄く正確ではないのですが、補助的に使える機能になっております。
犬・猫といった表記ではありますがシチュエーションによってはこのようにトラやオランウータンのような動物にも反応してくれることがあります。


発色をはじめとした色再現性・画質面の他にも機能面として優れている点がこのα7Ⅲにはたくさんあります。


まず、記録に必要なメモリーカードはSDカードを使用。カードを挿すスロットは2つあり、1つはUHS-Ⅱに対応したものになっています。
この点は、プロカメラマンのようなお仕事で撮影をされている方にとっても非常に好評な機能の一つです。
電気的に記録されているデータは、焼き付けて記録するフィルムと違い大量に記録できる反面、トラブルも想定しなくてはいけません。お仕事で撮影をされている方にとって、データは仕事をした結果なので特に大切なもので万が一があってはいけません。データ関係のトラブル自体が多いわけではないですが、トラブルが起こるとすれば多くの場合SDのデータに関するものが多いと聞きます。
お仕事以外にも、個人的な用途であれば旅行や運動会等の催事などで記録した写真・動画などがSDカードの不具合等でデータがダメになってしまったら取り返しがつきません。
そういったトラブルを想定する場合、一回の撮影で二枚のSDカードに同時記録を行い自動でバックアップを取れるダブルスロットは非常に便利な機能です。


一眼レフの頃は一部の上位モデルにしかなかったマルチセレクターを搭載し、フラグシップモデルを使っていた人でも不自由なく使えるようなボタン配置になっています。
マルチセレクターがなくても、コントロールホイールにマルチセレクターに相当する機能を割り当てて使うことはもちろん可能ですが、その分ほかの機能が割り当てられなくなってしまう為、あって困らない機能です。一個人の意見ではありますが筆者は無いと咄嗟にフォーカスポイントを動かそうとする時に困ってしまいます。


そして、α7ⅢはNP-FZ100というSONYのミラーレス用の大容量バッテリーを採用。これにより、バッテリーの持ちが他メーカーと比較してもかなり良くなり一日持ち出しても電池一本で事足りてしまうくらいの電池持ちとなりました。


α7Ⅲが採用しているマウントはEマウント。
このEマウントは他社のミラーレスカメラと比較して、純正やサードパーティ製含めかなりの量のレンズの選択肢があります。純正だけでもおよそ50本以上(2024年8月時点)、タムロンやシグマといった代表的なサードパーティーレンズを組み合わせると100本を超える数が販売されております。
※クロップされてしまうAPS-Cレンズは含めておりません。
もちろん、他社のミラーレスも純正のマウントアダプターを使用する事で一眼レフの時のマウントのレンズを利用する事が可能ですが、ネイティブで取付出来るマウントを有したレンズはここまで数がありません。
その為、この撮影がしたい!や、これくらいの価格帯で欲しい!といった自身の用途や要望に合わせたレンズが他社ミラーレスマウントと比較をすると圧倒的に多いです。Eマウントであれば、あなたの用途や予算感にあうレンズが見つかる事間違いなしです。

SEL1635GM

SEL2470GM

SEL50F14Z

SEL50F18F

TAMRON 28-75mm F2.8 DiIII RXD

Art 105mm F2.8 DG DN MACRO


いかがでしょうか。
必要十分という書き方だとあまり前向きな表現ではないように感じる方も多いと思いますが、ベースとして必要なスペックが全て搭載されているというのは実はとても難しいものだったりします。
カメラの多くは高機能・高性能化が進む反面、個人の用途によっては「ありすぎる」と感じる場合があるからです。
かと言って、機能を減らした選択をすると今度は「足りない」といった問題に直面します。このカメラは多くの方にとって、ありすぎると足りないの間である「ちょうどいい」にとてもフィットしたカメラだと思います。
加えて大小ある様々なレンズの選択肢の多さが、このちょうどいいをさらに明確な形にしてくれているように感じます。
多くのカメラがひしめく昨今にも関わらず、2018年の発売でありながら今なお(特に中古市場においては)最前線で選ばれ続けている理由ではないかと思います。

ぜひ、カメラ選びに悩んでいる方は一度手に取って使ってみてください。
必要十分とするスペックはアナタを全て満たしてくれると思います。またMapCameraでは中古の在庫が非常に豊富ですのでそちらも併せてご検討ください。

<今は中古がお買い得!在庫も豊富で選べます!!>

<オススメレンズはコチラで紹介中!>

[ Category:SONY | 掲載日時:24年08月18日 17時41分 ]

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【Nikon】今こそ!Z6/Z6IIを選ぶ理由3選

【Nikon】今こそ!Z6/Z6IIを選ぶ理由3選

NikonのZマウントシリーズの初号機として2018年に登場した「Nikon Z6」と、その後継機として2020年に発売された「Nikon Z6II」。
今年ついに待望の新型「Nikon Z6III」が発売されましたが、Z6、Z6IIはともに、Zマウントのフルサイズ機として未だ根強い人気を誇っています。
ではまず、「Nikon Z6」と「Nikon Z6II」の主な違いを見ていきましょう。

・メモリーカードがデュアルスロットに対応

Z6ではメモリーカードがXQDカード(ファームアップでCFExpress TypeBにも対応)の1スロットのみでしたが、Z6IIはXQD/CFExpress TypeBとSDカードのデュアルスロットになりました。RAWとJPEGをそれぞれのカードに振り分けたい方やバックアップ記録を取りたい方など、デュアルスロットを望む声は多く、待望の進化となりました。またSDカードであれば入手性が高いため、万が一メモリーカードを忘れてしまっても現地で調達することが容易なのも嬉しい点です。

・連写性能が向上
Z6で最高12コマ/秒だった拡張時の高速連写速度が、Z6IIでは14コマ/秒となりました。またバッファも増設され、連続撮影可能コマ数も37枚から98枚へと大きくパワーアップしています。

・USB給電に対応
Z6はUSB充電には対応していましたが、Z6IIではさらにUSB給電にも対応。タイムラプスなどを撮影する際に、カメラに電源を供給しながら長時間の連続撮影が可能になりました。

他にも細かなブラッシュアップがされています。
一方で、デジタルカメラの目、そして頭脳となるイメージセンサーとプロセッサーに関しては同じものを搭載。ボディ内手ブレ補正が5段、常用ISO感度が100~51200であることなど、基本スペックに関しては共通の部分も多いのです。
ではなぜ次々と新機種が投入されていく中でも高い人気を維持し続けているのか。
その理由を、3つのポイントから探ってみたいと思います。

①基本性能の高さ

日常を切り取るもよし。

三脚に据えてじっくりと撮影するもよし。

超望遠で一瞬を捉えるもよし。
何でもできる器用なカメラ、それがNikon Z6シリーズだと思います。
2450万画素裏面照射型CMOSセンサーは何を撮るにも「ちょうどいい」画素数。
最近では3000万画素クラスのカメラも数多く登場しており2400万画素近辺では物足りなく感じる方もおられるかもしれません。
しかし、データの取り回しのしやすさ、高感度耐性とのバランスを考えた時に、24MPのセンサーはいわばオールラウンダー。シチュエーションによる得意苦手が極端に少なく、あらゆる場面で撮影者の期待に応えてくれるという安心があります。

特に高感度耐性は特筆すべき点です。最新機種にも引けを取らない粘りを見せてくれます。
また紙に大伸ばしでプリントをしても、全紙サイズ程度であれば粗は見られません。

②質感の高さ

Zシリーズ時代の幕開けとして華々しく登場したZ6。スペック面はもちろんのこと、モノとしても非常にこだわって作られています。
ボディにはマグネシウム合金を採用。堅牢な筐体に仕上がるとともに、梨地の加工も相まって質感もとても高くなっており、所有欲が満たされます。

そしてニコンのミラーレス一眼の特長を語る上で、ファインダーは欠かせないポイントでしょう。
画面を見ている感覚が極端に少なく、一眼レフカメラから買い替えるにあたっての懸念点の一つであるファインダー関連の問題は、ニコンのミラーレス一眼カメラなら心配ありません。

また、Z6/Z6IIのグリップ部についたファンクションボタンが絶妙な位置にあり、ここをカスタムして使うことで、自分の撮影スタイルに合ったカメラに変貌してくれます。
主にプロやハイアマチュアに向けて開発がされたボディ。作りにも妥協はありません。

③それでいて価格は安い!

ここで一度現在の中古価格を見ていただきましょう。




いかがでしょうか。
このクラスの一眼カメラがこの価格。
むしろ今度はZ6を買うかZ6IIを買うか、贅沢な悩みを突きつけられます。

中古購入のお買い得さが際立っている今、ぜひ一度ニコンの本気に触れてみてはいかがでしょうか。

▼Nikon Z6IIは新品もございます!▼

[ Category:Nikon | 掲載日時:24年08月18日 15時00分 ]

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【Carl Zeiss】ハッとさせるカールツァイスの描写「Batis 85mm F1.8 ソニーE用」で撮影されたポートレート

【Carl Zeiss】ハッとさせるカールツァイスの描写「Batis 85mm F1.8 ソニーE用」で撮影されたポートレート

マップカメラは多くのお客様に支えられ、2024年8月13日に創業30周年を迎えました。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」でも創業30周年を記念した特別なフォトコンテストを開催中!ぜひこの機会にご参加をお待ちしております。

システム障害に伴い、8/25(土) 夜間帯にフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」に作品を新規アップロードいただけない事象が発生いたしました。システム障害発生中にご投稿いただきましたご投稿者様に深くお詫び申し上げます。

本障害に伴い「人物部門」の応募期間を9/1(日)までに延長いたします。残り1週間夏の終わりまでポートレート撮影を存分にお愉しみいただき、ぜひフォトコンテストへのご参加をお待ちいたしております。

グランプリ作品には「FUJIFILM X100VI」「Nikon Z f Z 40mm F2(Special Edition)レンズキット」「SONY α7C II ズームレンズキット」「Panasonic LUMIX S9 標準ズームレンズキット」など話題の豪華アイテムが贈られます!

30周年フォトコン

さて、本日ご紹介するのは「Carl Zeiss Batis 85mm F1.8(ソニーE用/フルサイズ対応)」でご投稿頂いたポートレート! そのクリアな描写、そして程よく景色を切り取るのにピッタリな85mmという焦点距離を持つレンズで撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】海を見つめる男<投稿作品を見る

【投稿者】TACO様

【使用機材】SONY α7II + Carl Zeiss Batis 85mm F1.8



【作品名】Bubbles at breakwater<投稿作品を見る

【投稿者】がく様

【投稿者コメント】model:はせちゃん
Organizer:PHOTOMODELS

【使用機材】SONY α7II + Carl Zeiss Batis 85mm F1.8



【作品名】鶏足寺の紅葉<投稿作品を見る

【投稿者】Yuu様

【投稿者コメント】鶏足寺(旧飯福寺)は、735年僧行基によって開基された古寺です。中世には僧兵を擁するほどの大寺で、時の権力者の庇護を受け安定した寺運を続けましたが、江戸幕府の終焉とともに衰微しました。 現在は廃寺となっており、普段は地域住民の手によって管理がなされています。
モデルは妻です。

【使用機材】SONY α7II + Carl Zeiss Batis 85mm F1.8



【作品名】Which is shining?<投稿作品を見る

【投稿者】がく様

【投稿者コメント】model:はせちゃん
place:Studio CANAL Koto-ku Tokyo Japan
organizer:PHOTOMODELS

【使用機材】SONY α7II + Carl Zeiss Batis 85mm F1.8



【作品名】Sunbeams<投稿作品を見る

【投稿者】がく様

【投稿者コメント】model:はせちゃん

【使用機材】SONY α9 + Carl Zeiss Batis 85mm F1.8


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

ご投稿には会員登録が必要です

[ Category:etc. SONY | 掲載日時:24年08月18日 13時30分 ]

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【PENTAX】WG-1000で海を散策

【PENTAX】WG-1000で海を散策

昨年訪れた海水浴場でほんの少しですが、初めてシュノーケリングというものをやってみました。海の中の様子や魚が泳ぐ姿を見るのが思いのほか楽しくて、夢中になりました。そして、次は岩場のあるところでもっと多くの魚を見てみたい、と思うようになりました。

それから1年が経ち、ついにその日がやってきました。今回は海の様子を撮影してみたいと常々思っていたところ、ちょうどPENTAXから高い防水性能を持ったコンパクトデジタルカメラWG-1000の発表、発売がありました。近頃、アウトドアアクティヴィティを楽しんだり、また水中撮影の初心者である私にはぴったりのカメラだと思い購入しました。

今回は、水の中に入って撮影したことで気づいたことなども交えながら、このカメラの楽しさ、良さをお伝えしたいと思います。このWG-1000に興味を持つ方、あるいは海の中を撮影してみたい、とお考えの方に少しでも参考になれば嬉しいです。

今回訪れた場所は南伊豆にあるヒリゾ浜というところ。中木港から船に乗って5分程のところにある島です。家族連れで遊べるような浅瀬からシュノーケリング上級者に人気の深場のところもある海岸です。この日は良い天気に恵まれました。天候状況、あるいは天気が良くても風の状態によって船が欠航することもあるらしいので無事に島に渡れてよかったです。

船に乗る前に着替えは済ませていたので到着後、早速簡易テントを張って泳ぐ準備をします。水中マスクとシュノーケルをつけて水辺に向かいます。

水に入った瞬間、かなり浅いところから小さな魚が元気に活動しているのがわかります。そしてもう少し深くなって自身が泳ぎだすとさらに多くの種類の魚が優雅に泳ぐ姿が見えます。これまでの人生で、これほどきれいな海をみたことのない私の目の前に、次々といろんな魚が現れる光景は強烈です。知らない世界に足を踏み入れたことを実感する瞬間でした。
それではWG-1000で撮影した海の中の様子を短い動画にまとめてみましたのでご覧ください。

水の中での動画撮影は魚の動きに合わせてカメラを動かしたり、潮の流れに身を任せて海中の様子を撮っていくやり方で比較的安定した映像が撮れたように思います。反対に身体の動きを止めて撮影するのは難しかったです。どうしてもそうしたい場面では、近くにある巨大な岩を背もたれにしたり、右腕で岩にしがみついたりしながら撮影しました。記録しておきたい瞬間がたくさん訪れてくるのです。海中デビューのWG-1000大活躍です。

動画の撮影で苦労したのは録画中、液晶モニター上に出る録画中の状態を示す赤丸マークがほとんど見えなかったことです。水中マスクをつけていたせいだと思います。さらに手には手袋(岩場のため)、そしてカメラには商品に同梱されているシリコンカバーをつけていました。シリコンカバーの上から手袋をした手で録画ボタンを押すので、もしかしたらちゃんと押せていなかったこともあったかもしれません。それに気づいてからは都度、水中では再生ボタンを押して録れているか確認したり、浅瀬では立ち上がって録画ボタンを押していることを確認してからまた泳ぎだすようにしました。今回、知ることができて良かったです。

静止画はオートモードで撮りました。少し深いところになると結構潮の流れが強くて自分も流されながらシャッターをきる場面が多かったです。魚の動きとシャッターをきるタイミングが合わないと枠からはずれたり、あるいはブレたりします。でもありがたいことにシャッターチャンスがたくさんあったのでたくさん撮っているうちに少しずつ感じがつかめてきました。

WG-1000はRAW形式で記録できません。いつの頃からかRAWでしか撮らなくなってしまった私にとって、JPEG形式で撮るのは何だか初心に帰った気分です。ですからこれらの写真の記録画質はJPEGです。すべて撮ったままのものです。何も手を加えていなくても豊かな色彩が自分好みでとても気に入っています。

バッテリーの持ち時間は、メーカーHPによると水深15mで連続1時間の水中撮影が可能とあります。私の場合、家族と遊びながら撮影したり、またひとりのときは、潜ることはあっても基本的には水面付近を中心に泳いでいました。正確に時間を計っていたわけではないですが、体感で2時間くらいでしょうか。

実は今回、予備バッテリーを用意しませんでした。そのためほぼなくなったところで休憩に入り、テントでお昼ご飯を食べている間に持参したモバイルバッテリーで充電しました。他の多くのカメラ同様、WG-1000もUSB-Cの充電に対応しています。その後、帰り支度を始めるまでの間、さらに撮影を続けました。

今回、レンズ交換式のカメラも持って行ったので、WG-1000は水中でバッテリーを使い果たしても地上での撮影に困ることはありませんでした。でも我ながら今回のWG-1000の画像、映像を見て予備バッテリーを用意してカメラ1個で旅行してもよかったなぁ、と思いました。とても良いカメラだと思います。

水の中での撮影は、思いもしないハプニングに見舞われることもあります。
ここにくる前日、下田の海水浴場で遊んでいるとき、WG-1000につけていたカラビナストラップ(同梱品)を握っていた手の甲に強い波が当たって、その勢いでカメラを手放してしまいました。必死に探して5分後くらいに見つかりました。でもその時間はとてつもなく長く感じた時間でした。カラビナではなくハンドストラップ(こちらも同梱品)をつけて手首に通しておくべきでした。それにしてもカメラが見つかったのは、運が良かったとしか言いようがありません。もし見つからなければそれまでのデータは全て失い、この美しい海の様子を撮影する機会も失うところでした。背筋が凍ります。

とりあえず万全を期して、今回の旅行のために用意したスマートフォン用の防水ケースについているネックストラップをカメラにつけてその後の海の撮影に臨みました。

驚くほどきれいな海で過ごした時間は夢のようでした。そしていつもと違う世界での撮影は理屈抜きに楽しいものでした。

初めての海水の中での撮影で、PENTAX WG-1000は見事に活躍してくれました。動画、静止画両方において良い瞬間をいくつもとらえてくれていました。WG-1000はスペックを抑え気味のカメラである分シンプルで使いやすく、外観も恰好良いので気に入っています。

翌日、伊豆半島沿いを走る帰りの電車の窓から広がる海の景色がきれいでした。

マップカメラならネット限定2年保証で安心! ぜひお求めください。

中古商品はこちらからご覧ください。

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年08月17日 17時17分 ]

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【SONY】母艦機日記 Leica Hektor L50mm F2.5

【SONY】母艦機日記 Leica Hektor L50mm F2.5

これはSONY α7RⅢを軽量性だとかAFだとかを無視して古いレンズの母艦機として運用している筆者の日記です。

母艦機とは本来燃料や航空機などを輸送する船のことを指す言葉ですが、カメラボディに対してこの言葉を使う場合は「レンズを使うためのボディ」という少々ややこしい意味を持ちます。

フランジバックの問題でレフ機ではアダプターがなく楽しめなかったあのレンズもこのレンズも、ミラーレスならすべて楽しめるというわけです。

大昔の聞いたことがないレンズから一度は耳にしたことがあるレンズまで、α7RⅢに付けて楽しんでいきたいと思います。

 

今回使用したLeica Hektor L50mm F2.5はライカ社初のハイスピードレンズです。
エルマーの後継となり、A型に取り付けられた状態で発売が開始されました。
後年にはレンズ単品でも発売されていたようですが、出回っている本数が少なく今では珍品のような扱いです。

バリエーションはニッケルとクロームの色違いモデルが存在します。
エルマーやズマールなどはニッケルの方が生産本数が少ないため金額が高騰しますが、本レンズにおいては逆転しクローム鏡筒の方が生産本数が少ないため値段が高いです。
ぱっと見ではエルマーとそう違わないように見えるライカ初の大口径レンズはどのような写りを見せてくれるのでしょうか。

 

まずは1枚。何の気なしに撮影しましたが、ベルベットの質感が上品に表現されています。

スペックからズマリットのような甘いレンズを想像していましたが、しっかりと、そしてしっとりと写ってくれます。

カラーフィルム等存在しなかった時代のレンズではありますが、非常に渋い色味です。

 

斜めに日が入ったことで下部にフレアが出ています。

地面から照り返す暖かい光のようにも見えます。

 

背景を回すために被写体に寄ってみました。

ズマールのような回り方をしています。ピントのピークは芯があるもののどこか優しい雰囲気。

 

バブリーなボケをするかと思いましたが、背景の点光源が少し足りませんでした。

トリプレットの派生形なので輪郭が強く出るボケはお約束。

もう少し葉を周辺部に寄せた構図でも撮ったのですが、周辺は甘くなりすぎてしまうため、ある程度中央部に寄せておいた方が無難でしょうか。

 

F9まで絞っての1枚。

パキっとした描写はかなり現代的ですが、背景の怪しいボケがオールドレンズであることを主張してきます。

解像力もさることながら、幹の乾燥した部分としっとりとした部分を描き分ける表現力は流石ライカです。

 

開放での一枚。

船をあえて周辺部に持ってきて少し甘くしました。

ライカの「なんとか明るく、そしてしっかり写るレンズを作ろう」という意気込みが見えてくるようで、私はズマールやズマリットよりも好みでした。

 

今回はライカ初のハイスピードレンズ、Leica Hektor L50mm F2.5とお送りしました。

中央部の確かな解像力と周辺部の妖しいボケ味が共存する、ライカの歴史を感じることのできる一本です。

見かけた際は是非お手に取ってお試しください。

 

[ Category:Leica SONY | 掲載日時:24年08月17日 15時00分 ]

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【Leica】カラーだけじゃない?Q2モノクロモードで撮影してみる。

【Leica】カラーだけじゃない?Q2モノクロモードで撮影してみる。

Leicaのボディは大きく2つ。カラーセンサーの従来機とモノクロ専用機の
Monochromがあります。恐らく購入する時も「モノクロ専用機とカラー機ってどこまで違う?」
という部分に悩まされる方も多いはず。実はカラー機でもLeicaのモノクロモードはしっかり作られています。

こちらがQ2のモノクロモードで撮影した写真。パッと見るとこちらでも充分に思えます。
気持ちアンダーに露出補正を掛けておくと雰囲気がとても出やすく撮影も楽しくなります。

暗部の階調もしっかり残っており、このままでも充分な画づくりです。
ISO1600で基本的に撮影していてもあまりノイズ等は気になりません。
Q2の場合はAFで撮影する方が圧倒的に多い中、筆者の場合F8まで絞り込み
MFで被写界深度内に入れて撮影する昔ながらの方法で撮影していました。
所謂レンジファインダー機の撮影方法です。
このような操作方法にスムーズに切り替えられる事はQシリーズの最大の特徴。

こちらも最小限の調整程度。
暗部の階調は深い一方、ハイライト側の耐性は他社機に比べても比較的弱めです。
露出補正を0にしたままだとどうしても明るめに撮影しようとしてしまい、
画のバランスがやや軽めになってしまう為、基本的には少しアンダーで撮影するのが良さそうです。

ここからは個人的に仕上げています。
銀座という場所は様々な再開発が行われている中でも、しっかり根元に昭和から続く雰囲気が
残されている街です。撮影していると1960年~1970年代のモノクロ写真のイメージが
どうも頭から離れず、当時流行っていたコントラストの高いイメージに仕上げています。

ここまでするならMonochromのが良いのでは…?と思うかもしれません。
ただやっぱりカラーでの撮影も多く、Q2のモノクロモードからでもここまで仕上げられます。
プリントまで行っても恐らくモノクロ専用機を使った事がなければ
「どちらがモノクロ専用機で撮影したものか?」と比較したものを出されても恐らくは分かりません。

カラーでそのまま撮るのも良いですが、やはりここはモノクロモードで撮影するとまるで昭和のテイストに…
高梨豊の「東京人」という写真集でもこのように変貌する過程の姿がモノクロームで撮影されています。
そのイメージが頭に浮かび自分でも気が付かずに撮影していた1枚。

「モノクロモード」という画像からここまでグレーのトーンが引き出せる事には驚きました。
フィルムで撮影するとこのようなトーンが現れる事がありましたがデジタルではなかなか再現できず
現像に苦労していた事を思い出します。

最近カメラを持った撮影というのも殆どしておらず、久しぶりにこのLeica Q2を選んでみたところ
その使いやすさに驚きました。基本はM型と同じ使い方をしながら寄ったり、AFが必要な事もある時に
スムーズに操作移行が可能なのはQシリーズにもM型の思想が反映されている事が分かります。
カラーの色もモノクロモードの出来もここまで良いと、Q2は非常にお買い得なモデルとも言えます。

こちらはなんとそのまま撮って出し。露出の癖が理解できればこのように即座に作品のような
写真が現れてくれる事にLeicaの写りが何故多くのユーザーに支持されているのかが伺えます。
本当にモノクロしか撮影をしない!と決心した場合はMonochromに踏み切るのも勿論悪くはありません。
ただ少しでも「やっぱカラーも…」と思ったのなら、Q2を選択する方が後悔は無さそうです。

こちらは開放での撮影。F1.7という明るさを持ちながらもご覧の通り開放とは思えない程に鋭い写り。
反面そこまでボケ味が少ないので、どうしてもボケが欲しいとなるとマクロ域に切り替える必要も。

ふと足元を見ると、この日は曇りでしたが少し光が差しており撮影した1枚。
往年のストリート写真のような、どこか尊厳のあるような写りがやはりLeicaならではなのかと
見返して見ると少しばかり伝わってきます。

28mmとは謳っていますが、使ってみると引いて撮る時は若干広く感じ、寄って見るとなんだか狭い。
実際に比べて見ると実は28mmより若干広く、体感では25~26mm位ではないかと思います。
今まではM型をメインに使用していましたが、初めてQ2を使ってみると気軽に持ち出して使いたいように
使えるオールマイティーな1台として完成されています。若干ウェットな写りも「らしい」描写。
撮影していて少しずつテンションも上がっていきます。

今回は敢えてQ2のモノクロモードをベースに撮影を行いました。
店頭で「モノクロームにするか通常のモデルにするか」とご相談を頂く事も多く、伺った内容によっては
通常モデルをオススメする事が筆者の場合は少し多くなります。

実はこの2枚、M11モノクロームで撮影したものです。
メリハリという意味では暗部とハイライトの階調は最新機のM11モノクロームにやや分があるところ。
純粋な「白と黒」と比較するとやはりQ2の写真はカラーから変換された写真である事は判ります。
しかしライカのモノクロモードは他社のモノクロモードとは少し趣が違い、更にレタッチ等で追い込むと
しっかりと迫力のある写真が撮影できます。

何故通常モデルを提案するのか、それはやっぱり「カラーもモノクロも両方撮れるから」です。
例えば既にMかQ等のボディを所有しているならモノクローム専用機の選択が最適と考えています。
もしも初めて「ライカを買おう」と思った時に1台で気軽に撮影ができるQ2は肩の力を抜いた写真から、
本格的な作品まで生み出す立派な相棒になってくれる事でしょう!



「やっぱりモノクロ専用機がいい!」と思った方はこちら!


[ Category:Leica | 掲載日時:24年08月16日 19時00分 ]

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【Panasonic】S9といく、うどんと水族館の旅

【Panasonic】S9といく、うどんと水族館の旅


夏休みの小旅行として、香川に出かけました。
目的は2つです。水族館に遊びに行くことと、うどんを食べることです。

天気予報を確認すると、旅行期間はどちらも晴天に恵まれ気温がかなり高くなりそうでした。
そのため、重いカメラを持って体力を奪われたくなかったので、軽量なカメラを選びます。
今年、2024年6月に発売されたPanasonic LUMIX S9を選びました。
こちらはバッテリーやSDカード込みで約486gという軽量さ。今回は、Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6がセットになっている標準ズームレンズキットを持っていくことにしました。


普段はフルサイズ機に標準ズームを付けて出かけることが多いのですが、後半になるにつれて肩に重さがかかってきて段々と疲労感が溜まっていくことが多いです。
しかし、今回のこの組み合わせで1日出かけて行きましたが肩に負担がかかることはなく快適な旅行となりました。


今回訪れたこの水族館は、光の取り入れ方が素敵だなと思いました。
この展示は、まるで海底に自分が座って空を見ているかのような展示になっています。
今回このS9を使っていて楽しかったのは、その軽さもありますが色味の鮮やかさ、ピント面のシャープさもあります。
水面のタプタプしているゼリーのような水面もしっかり描かれています。
先ほど、お伝えしたように軽量なため上を見上げて写真を撮影しても楽々撮影できました。
写真に残したい構図全てでストレスなく撮影することが出来ました。


水族館は好きで、旅先であれば訪れることが多いです。
その中でも特にクラゲが好きです。ゆらゆら水に揺れているクラゲを見るだけで癒されていき何分みても飽きることはありません。
水槽に浮かぶクラゲを撮影しようとすると、どうしても水槽のガラスが写りこんでしまったり乱反射を起こしてしまいます。
そんな時は、C-PLフィルターをつけるのも方法の一つですが出来るだけ水槽に垂直にレンズを付けるようにしてクラゲにピントを合わせていきます。
もちろん、混雑時には出来ませんがゆとりのある時には一度お試しいただきたい方法です。
S9は像面位相差AFが採用され、より高精度なAF追従性能を実現しました。
Panasonicで像面位相差AFが採用されたのは2023年1月に発売されたS5Ⅱからとなり最新のAF性能となります。
クラゲを今回追従して撮影しましたが、フォーカスを外すことはなく高精度なフォーカスであることが確認できました。

Panasonicのカメラの真骨頂は、個人的には写りが開放値で撮影した時でも隅々までパッキリ映ることと、色味が鮮やかになることです。
そのため、テーブルフォトなど料理の写真を撮影するのに最適ではないかと思います。
ここからは、香川で食べたうどんの写真を紹介します。

まずはこちら。ホテルに向かっている道中、偶然見つけたうどん屋さんです。
香川では、朝にうどんを食べるため朝早くからうどん屋さんが開店しています。午前中に香川に到着してお腹が空いていたため、まずはこちらで腹ごしらえをすることにしました。
メニューも多岐に渡り迷いましたが、「ぶっかけうどん」を選びました。ぶっかけうどんとはかけうどんと比べると少量の味のしっかりついたつゆをかけたうどんです。
暑い夏にもさっぱり食べられる大根おろしとスダチの風味がおいしいうどんでした。


初日の夜ご飯もやはり、うどんにしようと思いました。
「肉おろしぶっかけうどん」を選びました。先ほどのうどんと比べると、麺のコシがありのど越しもすっきりした印象です。
また、季節のお野菜の天ぷらのセットもつけてみました。トウモロコシの天ぷらがうどんについてきて、じんわり甘くとても美味しかったです。
お肉の脂と絡まって、うどんがキラキラ光っています。
S9でも、Panasonicのカメラの特徴そのままに、本当に美味しそうな光の捉え方をするな、と思います。


お店の一角には天ぷらコーナーがあり、そこで茄子の天ぷらを選びました。
一本の茄子を半分にした、大きい天ぷらで、大満足です。
茄子のヘタの部分はこれまで食べたことが無かったのですが、一緒に旅行をした友人はいつも食べているというので食べてみました。
ジューシーで美味しかったです。
標準ズームレンズキットについているこちらのLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6。
遠くの景色を一望できる広角20mmから、このような食べ物や人物など中心となるモデルを据えての撮影に向いている中望遠域60mmまで、旅行での様々なシチュエーションで使いたくなる画角をカバーしています。
この1本さえカメラにつけて出かければ、十分撮りたいものは撮影出来るように感じました。


水族館内のレストランで食べたうどんです。
暑かったので、さっぱりとしたぶっかけうどんばかり注文してしまっています。
こちらは、香川県の名産オリーブを飼料に食べている「オリーブ牛」を使ったうどんでした。
コクがあり、さっぱりとした味の牛肉です。
水族館で本格的な讃岐うどんを楽しめることも驚きましたが、牛肉のきめ細やかな肉質をしっかりシャープに写し切れていることにも驚きました。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は最短撮影距離が広角使用時で15㎝のため、このようなご飯に近づいての撮影にももってこいのレンズです。
座った位置から簡単に撮影することが出来ました。


最後は、空港で窯玉うどんを食べて東京へ帰りました。
玉子のまろやかさが加わって、おなかにも優しい味わいのうどんとなりました。

ひと夏の思い出をS9で。
夏は一段と彩度が上がるように思います。
そんな鮮やかな夏には、鮮やかな色味がしっかり出る、Panasonicがオススメです。
その中でも、フルサイズとは思えない軽さが特徴のS9がオススメです。







[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年08月16日 18時00分 ]

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【Rollei】中判フィルムがなくなったら、カメラはやめる… かもしれない

【Rollei】中判フィルムがなくなったら、カメラはやめる… かもしれない

Rolleiflex 3.5E2 (Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5) 三崎港

マップカメラの30周年創業祭もいよいよ終盤! 夏の終わりを感じさせる季節になってきました。
マップカメラではこの夏「夢中」をテーマに、スタッフがいま夢中になっている「モノ」「コト」を紹介いたします。

「今でも中判フィルムカメラがメイン機です。」
と言うと、皆一様に驚いた顔をして、
「まだそんなカメラ使ってるの?」とか、
「フィルム現像してくれるところあるの?」とか、
「フィルムカメラって何?」
なんて言われてしまいます。

学生時代、父のお下がりのカメラを手にしてから40年近く(デジタルカメラなんてものは、存在すらしていませんでした)。
社会人になって、中判カメラにまで手を伸ばしてからでも30年ほどの年月が経過しています。

その間、様々なカメラを手にし相棒としてきました。
なかでも一番自分の手に馴染み、愛機として活躍してくれることになったのがローライの二眼レフカメラでした。

どんなカメラに魅力を感じるかは、人それぞれです。
先ず何より画質を重視されるという方が多いとは思いますが、撮影目的によって高感度撮影に強いものとか、速写性能・連写性能に特化しているもの、最近では動画撮影に優れているものを選ばれる方も増えています。
私の場合は、恥ずかしながら撮っている時の雰囲気という、かなりフワっとしたものです。

どこかノスタルジックな雰囲気漂う独特なフォルムの中判カメラは、提げているだけで絵になります。(…という気がします。)
ウエストレベルファインダーの大きなスクリーンに映し出される情景を愛でながら、ピントと露出を合わせ1枚1枚静かにシャッターを切る行為は、メモリーの許す限りバシャバシャとシャッターの切れるデジタル機と一線を画します。(…という気がします。)

…と、そもそも中判フィルムがどんなものか説明しなくてはなりません。

120フィルムとかブローニーフィルムと呼ばれる中判カメラ用フィルムは、パトローネ容器に入った35mm判フィルムと異なり、スプールという軸に巻かれています。
撮影画面のサイズは1辺が6センチ、もう1辺の幅はカメラによって様々です。6×9、6×8、6×7、6×6、6×4.5などのフォーマットがあり、撮影できる枚数もそれぞれ異なります。
今回主に紹介する6×6判は正方形(スクエア)フォーマット、フィルム1本で12枚撮影ができます。
そう、たったの12枚! ゆえに自ずと1枚1枚じっくり撮るようになります。

「二眼レフカメラ = ローライ」というくらい、ローライ社は二眼レフカメラを代表するメーカーです。二眼レフカメラの歴史そのものと言っても過言ではありません。(今回、その歴史的なお話は省略いたします。)
なかでも代表的な機種は、75mm F3.5の撮影レンズを搭載した1959年発売の「ローライフレックス 3.5F」と80mm F2.8レンズ搭載1960年発売の「ローライフレックス 2.8F」。二眼レフカメラの完成型と言われています。
どちらの機種にも、撮影レンズにカールツァイス社の「プラナー」とシュナイダー社の「クセノタール」という銘レンズが用意されていました。

私が所持しているのは、そのFシリーズと、一世代前でより安価に入手できたEシリーズのもの。Eシリーズでも搭載レンズはFシリーズと同じです。

ご近所を散歩する時、ローライのファインダーを通すと何気ない日常のワンシーンが愛おしく感じられます。

Rolleiflex 3.5E2 (Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5) 蒲田

3月、終業式の日でしょうか。たくさんの荷物を抱えた子どもたちが前を歩いていました。

Rolleiflex 3.5F (Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) 蒲田

つる草の生命力は、自宅の庭でなければ感心して見ていられます。

Rolleiflex 2.8E (Carl Zeiss Planar 80mm F2.8) 池上

夏の午前中、近所のお寺の木でセミの羽化が見られました。
バックの木漏れ日、光源ボケは絞りの五角形の形に。

Rolleiflex 3.5E2 (Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5) 池上

電車に乗ってのお出掛け時にも、バッグの中にローライ二眼レフを詰めて。

Rolleiflex 3.5E2 (Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5) 城ヶ島

Rolleiflex 2.8E (Carl Zeiss Planar 80mm F2.8) 鎌倉

スクエアフォーマットで広がりを表現するのは難しいですが、風景を凝縮したような描写表現が出来、それがお気に入りになっています。

Rolleiflex 3.5E2 (Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5) 清澄庭園

静かな風景を大きなフォーマットで撮ると、より静謐さが強調されるような。

Rolleiflex 3.5F (Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) 代官山

昔から人物撮影向けのプラナー、風景写真に適したクセノタールという評価がされています。
先人たちの言葉として頭の隅っこの方に入れていますが、普段意識して使い分けるということはありません。

春の梅や桜は勿論、季節を彩る風物詩の撮影にもローライは欠かせません。
なんか、二眼レフ機で撮るという行為自体に風情が出るような… 気がします。

Rolleiflex 3.5E2 (Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5) 池上

Rolleiflex 3.5E2 (Schneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5) 大崎

桜は毎年のように撮り続け… ついに花自体を撮らなくなりました。

Rolleiflex 3.5F (Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) 川崎大師

川崎大師の風鈴市も毎年のように行っていますが、最近は風鈴の飾り方が変わってしまい、写真が撮りづらくなってしまいました。これは少し前の写真。

ローライ二眼レフ以外にも様々な中判カメラを使用してきました。
ハッセルブラッドは、ローライと双璧を成す中判一眼カメラの雄。

ローライの「カショッ」という静かで控え目なシャッター音に対し、シャッターを押した瞬間「バコッ」と響くバックシャッターの開閉音と手に伝わるミラーショック。その瞬間をフィルムに刻み込んだという確かな実感がわきます。

HASSELBLAD 500C/M + Carl Zeiss Planar C80mm F2.8) 湯島天神

フィルムマガジンを複数持っていれば、フィルムの途中でカラー・モノクロの切替も可能に。

HASSELBLAD 500C/M + Carl Zeiss Planar C80mm F2.8) 夢の島

HASSELBLAD 500C/M + Carl Zeiss Planar C80mm F2.8) 昭和記念公園

ウェストレベルファインダーならではのローアングルでの撮影。ただし傍から見ると怪しい人に見られます。

遠出の旅行の際は、二眼レフ機のほかにコンパクトなミラーレス一眼機も持っていきます。レンズ交換の出来ない二眼レフでは、どうしても撮りきれない情景もあるので。
結果として、二眼レフ機とミラーレス一眼機、記念撮影用のコンパクトデジカメの3機をとっかえひっかえすることに… 毎回、妻に呆れられています。
旅行の時のローライは、ローライフレックス 3.5Fと決めています。
社会人になって早い時期に手に入れたローライ。妻よりもはるかに長い付き合いで、幾多の旅をともにした同士です。

Rolleiflex 3.5F (Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) 出雲大社

やはりこの迫力に圧倒されてしまいます。

Rolleiflex 3.5F (Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) 宍道湖

夕景の美しさで有名な宍道湖。何度か訪れていますが、夕方晴れていたことがありません…
空と水面の境界が分からないような神秘的な情景でした。

Rolleiflex 3.5F (Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) 毛越寺

巨木の持つパワーに圧倒されながら…

Rolleiflex 3.5F (Carl Zeiss Planar 75mm F3.5) 大洲

あまりの紅葉の美しさに、念のためミラーレス一眼でも何枚も撮った記憶があります。帰って現像してみないと結果が分からないので…

昔は1日フィルム5本を目安に、掛ける旅行の日数、さらに予備で5本くらいという感じでフィルムを準備しました。
それでも足らなくなり、旅の終わりの方は撮るのを控えた経験もあります。
それが今は… そう、フィルム代のなんと高騰したことか…
旅行の度にフィルム代と現像代で苦しい思いをすることになります。
どんなに値上げしても使い続けるのは、もはやお酒やたばこと同じ… 嗜好品の域にまできてしまった気もします。
そういえば、カメラを持ち出さない日が続くと、なんか妙にイライラ・ソワソワしたり… 中毒でしょうか。

中判フィルムがなくならない限り、やっぱり私はローライやハッセルブラッドの中判フィルムカメラを使い続けていくと思います。
その工芸品を思わせるような精緻な造形に魅了されてしまったから…
ウェストレベルファインダーのスクリーンに映し出される画に目を奪われてしまったから…
1枚1枚丁寧にフィルムに写し込んでいく所作が身に沁みついてしまったから…

つまりは、中判カメラと過ごす時間が何より心地よいひと時と思えるから…

 

 

ヌケの良いクリアな発色、鮮やかな色味が欲しければ、迷わずコレ。

常用に適したカラーネガ。柔らかで自然な色味を味わえます。

 

 

 

 

 

 

スタッフの”夢中”をご紹介するブログシリーズ、次回もぜひお楽しみに。

[ Category:etc. | 掲載日時:24年08月16日 17時00分 ]

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【SONY】夏はフルサイズで自然を満喫しよう「α7RIII」で撮影されたネイチャーフォト

【SONY】夏はフルサイズで自然を満喫しよう「α7RIII」で撮影されたネイチャーフォト

マップカメラは多くのお客様に支えられ、2024年8月13日に創業30周年を迎えました。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」でも創業30周年を記念した特別なフォトコンテストを開催中!ぜひこの機会にご参加をお待ちしております。

現在は、新製品部門、人物部門、動体部門、ネイチャー部門へのご応募を受付中。人物部門の締め切りが8月25日(日)までと迫っていますので、ぜひ下のバナーリンクからエビフォトにアクセスのうえご応募ください!

グランプリ作品には「Canon EOS R8 RF24-50mm IS STM レンズキット」「SONY α7C II ズームレンズキット」「SONY α7C II ズームレンズキット」「SIGMA fp & Contemporary 45mm F2.8 DG DN キット」など話題の豪華アイテムが贈られます!

30周年フォトコン

さて、本日ご紹介するのは「SONY α7RIII」でご投稿頂いたネイチャーフォト! “R”シリーズといえば高解像度の写真が撮れることが一番の特長で、ネイチャーフォトはそれを活かせるジャンルのひとつです。そんな一台で撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】冬にだけ咲く花<投稿作品を見る

【投稿者】Wildpotechi様

【投稿者コメント】初冬の鷲ヶ峰
草原の中に佇む一本の木が冬を迎え、葉を落とし、冬の花を咲かせていました。

【使用機材】SONY α7RIII + Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS



【作品名】カラフル<投稿作品を見る

【投稿者】Keiichi様

【投稿者コメント】2023年9月に開催された The Great Reno Balloon Race でのワンシーンです。

【使用機材】SONY α7RIII + FE 16-35mm F2.8 GM



【作品名】沖縄の夏空<投稿作品を見る

【投稿者】にわか様

【投稿者コメント】宜野湾にて。

【使用機材】SONY α7RIII + Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS



【作品名】新緑の稜線<投稿作品を見る

【投稿者】Wildpotechi様

【投稿者コメント】三峰山からの稜線
霧に覆われて綺麗でした

【使用機材】SONY α7RIII + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN



【作品名】明鏡止水<投稿作品を見る

【投稿者】Keita様

【使用機材】SONY α7RIII + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II



【作品名】<投稿作品を見る

【投稿者】北陸新幹線でお越しください様

【使用機材】SONY α7RIII


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

ご投稿には会員登録が必要です

[ Category:SONY | 掲載日時:24年08月16日 16時52分 ]

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【Leica】サンハンズマロンと歩くTokyoの夏

【Leica】サンハンズマロンと歩くTokyoの夏

あの夏の熱狂から早くも3年が経過し、舞台はParisへ。
この夏も多くのアスリートが熱狂と感動を私たちに届けてくれています。
そしてあの夏、世界の舞台となった「東京」は、国際都市「Tokyo」として世界で輝き続けています。
今回はそのTokyoの地をLeica (ライカ) ズマロン M35mm F3.5(通称:サンハンズマロン)とともに巡ってきましたので、その様子をお伝えしていきたいと思います。
では、最後までお付き合い下さい。

 

・・・

 

今回使用した機材
SONY (ソニー) α7S ボディ ILCE-7S
Leica (ライカ) ズマロン M35mm F3.5
SHOTEN(ショウテン) マウントアダプター ライカMレンズ/ソニーEボディ用 ヘリコイド付 LM-SE M (L) 

 

・・・

 

今回はSONYのα7SにSHOTENのマウントアダプターを間に噛ませて撮影を行いました。
実は筆者、普段はFUJIFILMのXマウントを使っているのですが、浮気をいたしました…
少し言い訳をさせてもらうと、フルサイズセンサーの利点を最大限に活かした撮影をしたかったかったからです。
それはまず1つ目に、クロップせずにレンズの焦点距離をそのままの画角で使えるという点、そして2つ目にレンズそのものが持つ描写を素直に写し出せるという点です。
上記の2点について補足説明すると、XマウントはAPS-Cセンサーのため画角が約1.5倍にクロップされてしまいます。
そうすると、画質が一番良いとされるレンズの中心部のみを切り取ったような写りになり、オールドレンズならではの描写をスポイルしてしまうことが考えられるからです。(逆にレンズ中心部の良いところだけを使えるという意味で、敢えてAPS-Cセンサーを選ぶこともあります)
この2つのメリットを活かすため、フルサイズセンサーを搭載したα7Sを母艦機としました。
それに加えてα7Sは約1200万画素と画素数は控えめながら、全感度で広いダイナミックレンジを実現しているため、色の濃淡で表現するモノクロ写真を撮るにはピッタリなカメラになっています。

さっそくα7Sにズマロンを装着してみるとなんとも可愛らしい格好を披露してくれました。
これは散歩に軽々と持ち出せるコンビネーションではないでしょうか。
αシリーズ初代にだけ見られる漆黒の直線的なボディにシルバーの丸みを帯びた鏡胴が存在感を引き出しています。

では、この可愛らしいカメラを引き連れてTokyoの街を散策してみることとしましょう。

 


気温が35度を超える中、Tokyoの西北部に位置する目白台から神楽坂周辺を巡りました。
少し歩いただけでも汗が滴り落ちてくる日は、少しでも涼を求めて色のない世界にでも飛び込んでみたいものです。
そんな思いから今回は全てモノクロで…
と言いたいところですが、ズマロンがつくられた年代(1946年〜1960年)はモノクロ写真が一般的であり、そのモノクロ写真に合わせたレンズ設計がさせているため、レンズの描写を最大限引き出すためにはモノクロでの撮影が最適であろうと考えたからです。

また35mmという画角は当時としては広角レンズの部類であり、4群6枚とレンズ設計にも凝った跡が窺えます。
上の写真のようにパースペクティブも十分に発揮されており、立体感のある写りを楽しめます。

 

さて、この写真は一体どこの建物を切り取ったものか分かりますでしょうか。
東京オリンピックの競技場として使われた国立代々木競技場に似ていますが、こちらは教会の屋根を写した写真になります。
国立代々木競技場とこの教会はなんと同じ設計者、そして同じ年の竣工です。
世界的建築家の丹下健三が設計し、オリンピック開催年の1964年に竣工しています。
どちらの建物も柱を1本も使わない無柱空間を実現しており、一体感のある内部空間を創り出しています。
当時としてはこうした建築手法は例がなく、まさしくTokyoから世界へと発信したモダニズム建築の礎となった建物なのです。

 

絞れば周辺まで良好な画質を得ることができるため、こうしたパースを活かした建築写真にも力を発揮するレンズです。

 

さすがLeica特有の描写力を存分に発揮してくれています。
コントラスト、色乗り、解像力、どれをとっても一級品で、物の質感をリアルに写し出せるため、有機質である木材、そして無機質の金属が混ざりあった難しい被写体表現も難なくこなします。
また、ズマロンはLeicaのオールドレンズの中では比較的階調が豊かということもあり、扉の木目の出方や金属の取手の立体感にこのレンズの持つ表現力が凝縮されています。

 

ズマロンの弱点として挙げられるのは最短撮影距離が1mという点です。
1mともなると撮影できる被写体が限られてしまい、表現の幅もなくなってしまいます。
しかし、今回レンズとボディの間に噛ませたSHOTENのヘリコイド付きマウントアダプターLM-SE M (L)を使えば、5mmの繰り出し幅があるため、物理的に最短撮影距離を縮めて撮影することが可能になります。
このマウントアダプター1つで、もっと幅広い撮影表現ができるようになるため、撮影が楽しくなること間違いありません。

 

光の捉え方も優秀です。
前述の通り、ズマロンは階調表現が豊かなため、ハイライトとシャドーの微妙な境目もグラデーション豊かにそつなくこなしてくれます。
こうした描写表現ができる背景には、広いダイナミックレンジを持つα7Sの恩恵も受けていると思われます。

 

これだけ寄って撮影すると、やはりオールドレンズらしいボケ味をしています。
多少背景がグルグルボケでうるさくも感じますが、オールドレンズならではの醍醐味でもあるため、そこはご愛嬌です。

 

フレアやゴーストなどのいわゆる光害も発生しますが、これもまたコーティング技術が今より発達していなかったたオールドレンズの宿命でしょうか。
ですが、こうしたフレアやゴーストが写り込んだとしても嫌な感じを微塵も感じさせないところにこのレンズの不思議な力を感じます。
むしろ、現代のレンズにはあまり見られなくなったものの発生によって表現の幅が広がっているようにも感じてしまいます。

 

散策をしているとなんとも涼しげな場所を見つけました。
水辺を散策すると自然に気分がリフレッシュされ、英気を養うことができます。
せせらぎの音や水の流れなどの自然界に存在する「1/fのゆらぎ」がそうさせるのでしょう。

余談ですが、Tokyoは水の都とも称されています。
江戸時代から江戸城を中心としてまちの隅々までアクセスができる水路が敷かれていたり、世界でも類を見ない長さの上下水道が引かれたりと世界でもトップレベルの水利技術が発展していたそうです。

 

そうこうしている間に神楽坂までやってきました。
江戸時代に花街・門前町として栄えた神楽坂には古い地割が今もなお残っており、商店街から少し脇に入ると石畳の路地を散策することができます。

 

こうした路地裏には古くからの料亭などがひっそりとお店を構えています。
現代の街並みと古い街並みが共存した神楽坂は、多様性を受けいれる街としても新たな側面を見せています。
それが、フランス人の存在です。
1952年に東京日仏学院が創立されたことで、多くのフランス人教師が移住し、フランス文化がこの地に浸透しました。
そして今ではフレンチの街としても知られるようになり、街中には高級フレンチレストランから気軽なビストロまで多種多様なフランス料理店が軒を連ねています。
オリンピックイヤーの年だからこそ、Tokyoにいながら Parisの雰囲気を感じられる神楽坂を訪れてみるのはいかがでしょうか。

 

最後に、ズマロンはLeicaのレンズの中でも比較的安価に購入することができるため、Leicaを使ってみたいけど高価でなかなか手が出せないという方にとっては大変おすすめのレンズです。
F値が3.5と控えめながら、Leica特有のエモーショナルな画を味わうことができるため、Leicaの描写を手軽に手にしたい方はまずこのレンズを入り口にしてみてもいいのではないかと思います。(35mmの画角だと他にもエルマーという選択肢もありますが、単純に描写性能だけで比較するとズマロンに軍配が上がります)

また、外観についても金属の鏡胴でずっしりとしていている割にレンズ自体が小さいので、今回使用したα7Sとのバランスも非常にいいと感じました。
筆者の体感としては歩きながら撮影していても撮影疲れすることもなく、1日中肩から下げていても苦にはなりませんでした。
なんといっても暑さを忘れるほど撮影自体が楽しかったです。
マニュアルレンズのためピント位置は毎回手動で合わせなければいけませんが、開放がf3.5なのでシビアにピント面を合わせる必要がないのも初心者にはうれしいポイントではないでしょうか。
ぜひ一度、高級感のある外観と写りの良さを手に取って体感していただきたいと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が皆様の好奇心を刺激し、そしてご購入のきっかけの一助となればと思います。
それではまたお会いしましょう。

 


▼ 今回使用した機材はこちら ▼

[ Category:Leica SONY | 掲載日時:24年08月15日 15時00分 ]

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【FUJIFILM】X-S20と朝活

猛暑日が続き、なかなか日中に撮影に行くのが難しい時期になりました。
筆者は暑さが苦手なので、撮影する日は朝活が多くなります。
この日は、FUJIFILM X-S20とフジノンXF33mm F1.4 R LM WRを持って出かけました。

発売から1年が経ちますが、高い人気を誇るX-S20。前モデルのX-S10と外観の変化はほとんどありませんが、中身はしっかり最新機種です。
1番大きな変化点というと、画像処理エンジンが最新の「X-Processor5」を採用している点と、バッテリーがより容量の大きい「NP-W235」になった点ではないでしょうか。
撮影スタイルにもよりますが、予備バッテリ―の心配をしなくてもいいのは嬉しいポイントです。


丁度、例祭が行われる日だったようで花手水が見られました。
鮮やかな被写体には、フィルムシミュレーションのVelviaがよく合います。

竹林の小道はメリハリのある一枚になりました。風が吹くと葉の擦れる音が鳴り、心地よい空間でした。

一通り散策が終わったので、行きつけのカフェにランチを頂きに行きました。
XF33mmの画角は、一つの料理をメインとして写すのに丁度良くLM(リニアモーター)を搭載しているため静かな店内でも駆動音が気になりません。

X-S20には新しく搭載された「Vlogモード」があります。背景を簡単にぼかすことができる「背景ボケモード」や顔から手前のものに自然にフォーカスが切り替わる「商品撮影モード」にワンタッチで切り替えることが可能です。

今回の撮影では写真のみだったので、次回は動画撮影をしてみたいと思います。



[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年08月15日 14時00分 ]

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