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【Canon】もっと気軽にVlog・動画を始めたい、そんなあなたにPowerShot V10

【Canon】もっと気軽にVlog・動画を始めたい、そんなあなたにPowerShot V10

普段から写真の記録や動画の記録に、カメラを用いらずスマホで済ませているそんなあなたにおすすめしたいカメラがPowerShot V10。

V10とスマホの比較
外観は非常にコンパクトで小さいのが特徴。大きさは昨今のスマホと比べるとモニターを畳んだ高さはスマホの半分くらい、代わりに厚みがスマホよりあるといったサイズ感。
これだけコンパクトなので私服の胸ポケットなどに忍ばせておくことも容易です。筆者のように普段からある程度のサイズのカバンを持たないような方にはうってつけのカメラです。

背面にスタンドがあり様々なシチュエーションでも安定して立てて使うことが出来ます。また、スタンドを使わなくても本体に厚みがあるのでテーブルのような平面な環境でしたらスタンド無しでも自立してくれます。
モニターはチルト式になっており180°回転するので自分撮りも簡単に出来ます。


Vlog向けのカメラということで動画作例を作成しました。
本機は動画がメインのモデルであり、細かい設定をあえて排しておりとにかく簡単に撮れることに特化させているのが特徴。
とはいえ簡単操作ながらもタイムコードのような音声を同期させる機能はしっかりと入っているのであとから映像と音声と編集で合わせるといった高度な編集は可能になっているのは嬉しいポイントです。

実際に撮影をしている様子
動画の冒頭にもある実際使用しているシーンを切り出しました。
見ていただくと分かる通り、かなり小型であることが分かるかと思います。スマホと同等の手軽さを求める方には機能面やサイズ感については、うってつけのカメラであると言えます。

車窓の映像の切り出し
1.0型センサーの画質感
本機は、換算19mm相当の広角レンズと1.0型センサーの大型センサーを搭載したカメラです。このセンサーと呼ばれる部分はカメラの画質に直結する部分の一つで、簡単に書いてしまうと大きければ大きいほど画質が良くなります。
1.0型センサーは、スマホで一般的に使用されているセンサーサイズと比較をした時におよそ3~4倍くらい大きいサイズになっているため、スマホよりも高画質で写真を撮ることが出来ます。

電車の車窓から見える雲の表現を見ていただくと分かると思いますが、青と白の境目をしっかり描写しています。
また、ビル群の質感も同様に大型センサーのおかげでしっかり表現できています。

華を写した切り出しのカット
本機は動画機なので、優れた手ブレ補正を搭載しています。
小型・軽量なので、光学的な手ブレは入っていないのですが、代わりに電子の優れた手ブレ補正が搭載されています。特に「強」に設定した時は、画角が少し狭くなってしまうのですが元が19mmとかなり広めのレンズなので自撮りに不便さを感じませんでした。その場に留まりつつ大きく風景を入れたいときは「切」もしくは「入」、歩きながらブレを抑えつつ撮りたい場合は「強」と使い分けるのがおすすめです。

Tasty Warm切り出し作例①
更に動画にカラーグレーディングを施すことが可能で、雰囲気を簡単に変えることが出来ます。
今回適用したのは、「Tasty Warm」という色。あっさりした優しいオレンジ系の色が動画全体に反映されて柔らかい雰囲気の動画に仕上がってくれるのが特徴です。秋の暖かい日差しの雰囲気を表現したかったので今回はこの色味にしました。

いかがでしょうか。
今回は、お手軽・高画質なVlogカメラであるPowerShot V10をご紹介させていただきました。
動画には興味あるけどいろいろ難しい、機材が嵩張って機動力が下がってしまうから、と二の足を踏んでいる方にこそ、一度試していただきたい一台です。動画デビューや普段のフォトライフの記録用のサブ機としても非常におすすめですので、ぜひご検討ください。

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[ Category:Canon | 掲載日時:25年09月27日 12時30分 ]
【Carl Zeiss】最高の50ミリに出会うということ。<br>Otus ML 50mm F1.4 / “ZEISS” vol.4

【Carl Zeiss】最高の50ミリに出会うということ。
Otus ML 50mm F1.4 / “ZEISS” vol.4

『鳶(トビ)』を意味する『Milvus』
『木葉梟(コノハズク)』を意味する『Otus』

各社がオートフォーカスの速さと正確さを競う時代に生まれた重量・採算度外視のマニュアルフォーカスレンズたち。

鳥類の眼の如く鋭い描写性能を目指し生まれたレンズ群を自称ツァイス信者が紹介するこのシリーズ。
一眼レフ用の15本を紹介し終えたのが3年前。
あっという間に月日は経ち、ML(ミラーレス)の名を冠した『Carl Zeiss Otus ML 50mm F1.4』が満を持して登場いたしました。

 

カールツァイス・オータスとルアーフィッシング用スプーン

 

今年2月に発表された本レンズ。15本全てをトライしその素晴らしさを誰よりも強く実感していた筆者が見逃すはずもなく、予約開始後すぐに注文。これほどまでに発売日を待ちわびたことはないくらい。本当にそのくらい楽しみに待っていた1本です。今回のテストは自然豊かな渓流での釣りを楽しみながら行いました。竿やリールの他、ランディングネットにルアーの数々。多少不便でも性能よりデザイン、色どりや調和を優先して選んだ道具たち。自宅で触れ、眺めているときの高揚感はどこか写真機材に近い感覚があり、写真好きが釣りに惹かれることと無関係ではない気がしています。駆け出しの釣り人が渓流で知った「最高の50ミリに出合うということ」の感動を、少しでも写真でお伝えできると幸いです。

15本の一眼レフ用『Milvus』・『Otus』のレビューは以下からご覧いただけます。

vol.1はこちら

vol.2はこちら

vol.3はこちら

・・・

 

Riverside -低光量下で光る類稀な質感再現、緻密な描写性能-

カールツァイス・オータスで写す清流

カールツァイス・オータスで写す美しい鮎

夕暮れ時の小川に佇む釣り人

 

山中の渓流にてルアーフィッシング。清々しい空気を胸いっぱいに吸い込みながら川の美しい魚たちと駆け引き。昨年末に釣り竿を購入し、何度かエリアトラウト(管理釣り場)で練習を重ね夏の盛りにネイティブトラウト(自然環境下での釣り)に挑みました。当たり前ですが簡単に釣れるはずもなく刻一刻と時間だけが過ぎていきます。渓流で暮らすイワナやヤマメは約10度から15度ほどの水温を好むため、日が昇る前に出発して日暮れと同時に納竿することもしばしば。夢中になって竿を振っていると、日々の雑事から解放されて時間も疲労も忘れてしまうのだから不思議です。

比較的浅く流れの穏やかな小川での釣行は、魚が潜んでいるであろう岩や草の影にルアーを正確に流し込むことが重要なポイントになります。ネットインの直前に針が外れてしまったあの魚はヤマメだったのか、イワナだったのか。忸怩たる思いに苛まれながら写した同行者が釣ったアユ。その美しい魚体、清流、ネットの質感に、悔しい思いをすっかり忘れて撮影に没頭しておりました。拡大してその解像力をお楽しみいただけますので是非ご覧ください。

いづれの作例も辺りが仄暗くなるなかで撮影したものですが、低光量下でも失われないメリハリと立体感に強く感激したカットです。

 

Upstream -明暗差をドラマチックに活かす諧調性能-

朝日の降り注ぐ渓流で竿を振るテンカラ釣り師

古い金山に近く砂金が多く含まれる川底

激しい流れの中でのルアーフィッシング

 

この日は急流の中を駆け上がっていきます。流れが速く足場の悪いフィールドで写真を取りながら魚を追うことは難しく、結局この日はお目当てのアマゴを拝むことなく終了。根掛かりをしたルアーを回収する際にレンズを流れに浸したり、川底に沈む岩肌に足を滑らせたり。痛い思いをして学んだことは机の上で覚えたことより身に付くものです。無我夢中で流れに足を浸し、掴んだ岩肌の苔の感触は、普段触れるどんなものよりも優しく心地良い。初めて訪れたはずなのにどこか懐かしい気持ちにさせる包容力が自然にはあります。

カールツァイスの魅力的なコントラストを、正確にコントロールする余裕があるのがこのOtus。高い諧調性能を活かして木漏れ日の具合をイメージ通りに再現することができました。砂金まで写すOtusの実力は水面のカットで確認可能です。

 

・・・

 

各種収差を抑制するカールツァイス・オータス

手つかずの自然のなかで生い茂る苔

 

渓流を上流へ遡ることを「遡行する」と言います。足を水に浸し流れに逆らって昇るのは、川上に向かって泳ぐ魚の背後からルアーを投げ込むためであり、川の始まりである源流を目指すためでもあります。どれだけの歳月があればここまで苔生すのか。日常とは異なる時間軸を感じながら、五感で自然を浴びながら慎重に歩みを進めていきます。

流れを写したカットでご覧いただけますがフリンジは出ます。しかし嫌な滲み方はせず、現像プロセスで抑えることができる範囲です。

 

車窓から眺める林道

アマゴの潜む清流

 

猛暑の都心を離れて過ごす山中での時間は、日々のあれこれから解放された至福のひと時。といえるほどまだ余裕はなく、流れや苔に足を取られぬよう緊張し続けなければなりません。足元のキノコは食べられるのか、その蛇は毒を持っているのか、熊はいないか。無知を知ることができる貴重な時間です。

山中のカットは車の助手席から撮影しています。窓ガラスを挟んでいることを忘れる迷いのない解像力、ドライブ中も膝の上に置きたくなる一本に仕上がっています。

 

やっとの思いで釣り上げた夏ヤマメ

 

「永遠に幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい」ということわざがあるそうです。人間の思い通りにいかない自然の中で忍耐強く、知恵を凝らして手にした一匹。なんでもスマートフォンで手軽に手に入れることのできる現代社会で生きる私たちが忘れがちな、深く本質的な幸福感・満足感。自己の内面と向き合い精神的に豊かになることを説いた言葉でしょうか。

実際に渓流に入ると、美しい淡水魚たちを相手に私たち人間は圧倒的に不利な駆け引きをすることになります。惨敗続きですが釣行を重ねるたびに募る、もっとうまくなりたいという気持ち。まるで学生時代に戻ったような沸き上がる向上心は社会に出て暫く忘れてしまっていた大切な心持ち。この感情をバネにして、一人前の釣り人を目指し精進していく次第です。

待望の『Carl Zeiss Otus ML 50mm F1.4』。期待を越え、イメージクオリティを一段も二段も高みへ運ぶカールツァイスの現在地を知るに相応しい一本。「最高の50ミリに出会うということ」の喜びが皆様にも伝わっていることを願って、このあたりで筆と竿を置かせていただこうと思います。

 

当代最高の50ミリ、ZEISSの神髄を感じたい貴方へ。



[ Category:Canon Carl Zeiss & Voigtlander | 掲載日時:25年09月26日 19時00分 ]
【FUJIFILM】「NOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-mount (フジフイルムX用)」からのポイントバックでお得にお買い替え

【FUJIFILM】「NOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-mount (フジフイルムX用)」からのポイントバックでお得にお買い替え

段々と涼しくなってきているこの頃。お散歩や遠出にもぴったりの気候になってきました。これから始まる紅葉などの秋イベントにカメラを持ってお出かけしてみるのはいかがでしょうか。

本日はNOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-mount (フジフイルムX用)からのお買い替えにおすすめなレンズを2つのケースに分けてご紹介いたします。
開放F値が明るいこちらのレンズは、柔らかいボケで被写体の立体感を演出してくれます。

しかし中には、「同じく開放F値が明るめなもので、違った焦点距離のレンズを使ってみたい!」
とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そうしたお客様に向けて

CASE1:【Voigtlander NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount(フジフイルムX用)】
CASE2:【フジノン XF35mm F1.4 R】

この2つのレンズをご紹介し、それぞれの魅力や特徴をご説明いたします。

 NOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-mount (フジフイルムX用)からお買い替えにおすすめレンズ

 

 CASE1:NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount(フジフイルムX用)

 

NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount(フジフイルムX用)は35㎜判換算で約50㎜の大口径マニュアルフォーカスの標準レンズです。
開放F値はF0.9と非常に明るく、綺麗にボケてくれることで被写体の存在感をより引き立たせてくれます。

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9月26日現在、【NOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-mount (フジフイルムX用)】からのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥45,000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥4,500
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥1,350
最大買取見積合計金額:¥50,850

>【Voigtlander (フォクトレンダー) NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount(フジフイルムX用)】へのお買い替えはおおよそ¥88,050~¥136,670のお支払いで購入可能です!
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中古決算SALEは9月30日まで!お得なこの機会をお見逃しなく!

 CASE2:フジノン XF35mm F1.4 R

 

フジノン XF35mm F1.4 Rは35mm判換算で約50mmのベストセラー標準レンズ。
柔らかいボケ感を演出。絞り値と被写体に応じて自然な立体感を表現し、被写体を品よく引き立たせてくれます。MFのみのNOKTONとちがい、AFが使えるのも嬉しいポイントです。
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9月26日現在、【NOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-mount (フジフイルムX用)】からのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥45,000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥4,500
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥1,350
最大買取見積合計金額:¥50,850

>フジノン XF35mm F1.4 Rへのお買い替えはおよそ¥10,950~¥34,290のお支払いで購入可能です!
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本日ご紹介したレンズは、ご購入とご売却を同時に行っていただく先取/下取交換のご利用がおすすめです!
通常価格より見積金額が10%アップ、買取優待券をお持ちでさらに3%増額いたします!

 

マップカメラでは、安心の定額買取「ワンプライス買取」を実施しております。
買取金額が確定しているので全国どこからでも送るだけでスムーズに売却できます。

さらに先取/下取交換でのお支払いでもポイントが貰え、貯まったポイントを使っても、その分にもポイントが貰えます!
還元されたポイントを次回のお買い物で使っても、さらにポイントが貰えるのでお得がどんどん広がります。ぜひご活用ください!

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. FUJIFILM | 掲載日時:25年09月26日 16時31分 ]
【Nikon開発者インタビュー】まさに最高性能! 「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」の魅力に迫る!

【Nikon開発者インタビュー】まさに最高性能! 「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」の魅力に迫る!

「大三元レンズ」の愛称で親しまれるNikonの主力レンズがパワーアップして登場します。今回は開発に携わる3名の方にお話を伺いながらその魅力を探ってまいります。

▲今回インタビューに協力していただいた、光学本部 第三設計部 第二光学課 大竹 史哲 氏(左) | 光学本部 第二開発部 第一設計課 今榮 一郎 氏(中央) | UX企画部 UX企画二課 臼井 明之 氏(右)

 

目次
  1. NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S IIについて
  2. 光学設計について
  3. フィルター径の変更について
  4. 最短撮影距離について
  5. メカ設計について

 NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S IIについて

――今回のレンズは手に持ってわかるほどの軽量化が図られましたが、画質との両立に苦労したことはありますか?

【臼井 氏】:
本製品は、小型軽量、インターナルズーム採用にて、徹底的に使い勝手の良さを追求いたしました。同時に、高評価をいただいている従来製品以上の高画質を得ることは、大変苦慮したところです。
導き出された光学設計の最適解は、凹先行かつ対称型のレンズの選択と、大口径両面非球面をはじめ高難易度のレンズエレメントの採用でした。これら光学要素と、メカ設計/製造技術とのコラボレーションで、結果的に少ないレンズ枚数で従来製品以上の高画質と、小型軽量・インターナルズーム化を両立できました。

【大竹 氏】:
軽量化は光学設計とメカ設計、さらにレンズの製造能力のすべてが合わさってようやく実現できるものです。光学設計の観点からは、高い評価を受けている従来製品以上の画質を実現しながらインターナルズーム化と軽量化の両方を狙うのは大きなチャレンジでした。様々な光学タイプを検討した結果、ニコンならではの光学タイプと製造技術がフル活用された設計解を導き出しました。その結果、最軽量ながらも従来製品以上の光学性能を持つレンズを実現することができました。

【今榮 氏】:
今回の製品は軽量化という部分にはかなり力を入れました。
通常であれば、高い光学性能を実現するにはどんな構造にすべきかをまず第一に検討するのですが、今回は軽くするにはどうすべきかを第一に考え、そのうえで高い光学性能を実現するにはどうしたらよいのか?の順でした。両命題を達成できる構成案をいくつも検討し、構造シミュレーションも繰り返し行うことで、従来製品を上回る光学性能の実現と大幅な軽量化に繋がりました。

――構想を練るのにはどのくらいかかったのでしょうか?

【臼井 氏】:
開発期間を具体的に開示することはできませんが、最初の構想から商品化に至るまでには数か月レベルではなく数年レベルを要しております。

【今榮 氏】:
今回は大三元レンズのリニューアルということで、構想の部分でかなり時間をかけて検討を行いました。従来製品の改善だけでなく、Nikonの大三元として求められていること、今後求められること等をさまざまな部門の方々と議論を重ねました。様々な案がある中で、撮影現場での使い勝手を突き詰めたもの、“現場力”を高めたものこそがニコンの大三元に求められるモノだろうという結論に至りました。
妥協の無い光学性能はもちろん、インターナルズーム、シルキースウィフトVCM、軽量ボディというのは、現場力を高めるための大事な要素であり、これらを同時に達成するのには大変苦労しました。
その他にもコントロールリングクリック、フォーカス制限切り替え、L-Fnボタン、フードのフィルター操作窓など、細かい部分にも現場力を向上させる機能を多く盛り込んでいます。

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 光学設計について

――従来製品の段階で既に光学性能に関しては最高に近い評価を受けていましたが、実写上どのような点でさらなる進化を感じやすいでしょうか。

【大竹 氏】:
従来製品が非常に高い評価をいただいておりますが、II型でも同等以上の光学性能を達成しています。
実感しやすい大きな差は、最短撮影距離です。従来製品と比べてズーム全域で最短撮影距離を短縮し、被写体をより大きく写すことができます。特に広角側で差を感じやすいと思います。メインの被写体を大きく写しながら、同時に背景を大きく取り入れることができます。「近寄りすぎて撮れない」が減ることで、撮影のストレスが減り、快適に使えることも魅力のひとつです。最短撮影距離の短さは写真表現の幅に直結する要素ですので、力を入れて改善に取り組みました。
また、描写の傾向も少し変化しています。高解像であることには変わりませんが、従来製品と比べて特にミドルからテレ域での周辺画質を向上させ、より均質で端正な描写を得られるようにしました。また、ピント面の解像はより繊細に、微ボケ域はよりなだらかになるように収差バランスを緻密に調整し、均一性と奥行き・立体感を向上させています。ヌケが良くなっていることと合わせ、被写体の質感やその場の空気感をより忠実に写せるレンズとなるよう心がけて設計しました。

【今榮 氏】:
ゴーストやフレアに関しても、格段に良くなっています。
抜けが良いため、MTFには現れない解像感の差であったり、コントラストの高さを感じて頂けると思います。
レンズ起因で起こるゴーストが格段に良くなったため、メカ部材起因で起こるゴーストが目立ってしまわないか、大きなプレッシャーではありましたが、こちらも試行錯誤を繰り返して徹底的に抑えています。

――レンズの枚数は減っているのに、描写力が上がっているのはなぜなのでしょうか。

【大竹 氏】:
レンズ枚数はレンズタイプの選択に、すなわちその製品が提供したい価値に大きく左右されます。
市場にある多くの24-70mm f/2.8は (従来製品も含めて) 凸先行の繰り出しズームを採用しています。凸先行の特徴として小型化に向いており、一方でレンズ枚数が増えやすい傾向があります。今回のII型では凹先行のズームタイプを採用しています。凹先行では全長は長くなりやすいのですが、ショートフランジバック・大口径マウントであるZマウントでは対称型のレンズ構成が可能なため、少ないレンズ枚数で高い収差補正力を持ちます。高い光学性能と最軽量、そしてインターナルズームのすべてを実現できるのはこのレンズタイプだけです。

――重量の減少は、光学性能にどのくらい影響するのでしょうか。

【大竹 氏】:
光学性能への影響はありません。MTF曲線にもありますように、高い評価をいただいている従来製品以上の高画質を実現し、さらにボケの滑らかさやヌケの良さ、逆光耐性を向上させています。鏡筒の強度(耐衝撃性能)も同様です。
軽量化には様々な要素が絡んできますが、光学設計においてはレンズタイプの選択とレンズ製造技術が鍵を握ります。II型ではインターナルズーム実現のために凹先行の対称型のズームタイプを選択していますが、その高い収差補正力にニコンならではの薄肉で高精度な大口径両面非球面の製造技術があわさり、優れた光学性能を最小限のレンズ枚数で実現しています。これにより軽量化を達成することができました。

【今榮 氏】:
製品の軽量化へは構造部材の徹底的なダイエットも寄与しています。高い堅牢性/耐久性を確保しつつ、軽量化を達成するのには大変苦労しました。部材の強度を保ちつつ、軽量化を図るという相反する内容ですが、これまでに積み重ねてきた実績や、シミュレーション技術の進歩、それらを元に実機検証を繰り返すことで達成することが出来ました。部品一つ一つ0.1g単位までとことん突き詰めて、クラス世界最軽量を達成しています。

▲左:NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II、右:NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sのレンズ構成図

――従来製品と比べてレンズの群数が大幅に減っています。コンパクト化以外にレンズ透過の点でも有利になったかと思いますが、写りにも良い影響はありますか?

【大竹 氏】:
はい、レンズ枚数が減ったことでヌケや逆光耐性がよくなっています。実写してみると想像以上の差がありました。同スペックのレンズと撮り比べると、逆光環境でもベイリンググレアが抑制されていることでより鮮明な描写を得ることができ、順光環境でさえもベールを1枚剥いだかのような鮮やかな描写が得られます。少ないレンズ枚数によるヌケの良さは、ついに真の意味で「単焦点と同等」といえるレベルに達したと考えています。

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 フィルター径の小型化について

――構成しているレンズが減り、さらにフィルター径も小さくなっておりますが、どのような仕組みなのでしょうか。

【大竹 氏】:
これは実は因果関係が逆で、レンズ構成を奢るほどフィルター径も大きくなりやすい傾向があります。レンズは厚みがありますので、たくさん入れるほどレンズ前面から絞りまでの距離が長くなり、フィルター径も大きくなっていきます。一般にレンズ枚数を増やすことで光学性能が向上しますので、フィルター径の増大は性能向上の副作用といえるものでした。
II型では従来製品からレンズタイプを変更していますので、レンズ枚数での単純な比較は難しいのですが、収差補正力の高い対称型のパワー配置と、大口径両面非球面の効果によりフィルター径を小さくすることができています。

――フィルター径のダウンサイジングに伴って広角側は自動補正前提の写りになってしまったのでしょうか。

【大竹 氏】:
いいえ、自動補正前提の写りにはしていません。歪曲のレベルは従来製品と同等で、ボディ内補正をオフにすることができます。フィルター径を小さくすることができたのは、Zマウントをフル活用したレンズタイプへの刷新と、前玉の大口径両面非球面の恩恵です。これらがもたらす高い収差補正能力により、光学性能を犠牲にすることなくダウンサイズすることができました。また70-200/2.8Sをはじめ他の多くのZレンズとフィルターを共用できるようになったことも大きなメリットと考えています。

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 最短撮影距離について

――最短撮影距離を短くできたのはなぜでしょうか。

【大竹 氏】:
従来製品にて「寄れない」とのご指摘を多く頂戴していましたので、II型では最短撮影距離の短縮は重要な設計目標でした。フォーカス群の選択や駆動の仕方など、メカと光学とで協議を重ね、大幅な短縮を実現することができました。

【今榮 氏】:
最短撮影距離を短くするために、フォーカス群の駆動量を大きくとる必要がありました。狭い空間で複数のフォーカス群の駆動量を確保するのには大変苦労しました。詳細な内容は言えませんが、部品の配置を見直し、鏡筒内のスペースを最大限有効活用して、製品全体で機能が収まるように設計を行いました。また、制御方法にも工夫をいれ、各焦点距離で、駆動量が最大限確保出来るように設計を行っています。

――近距離側でも画質が低下しないようにどのような工夫がされているのでしょうか。

【大竹 氏】:
従来製品に引き続き、マルチフォーカスを採用することで収差の悪化を抑制し、近距離でも高品質な描写を得られる設計になっています。

 メカ設計について

――シルキースウィフトVCMは望遠レンズに入っているイメージでした。搭載への経緯や苦労したことはありますか?今後のモデルにも搭載されることはあるのでしょうか。

【今榮 氏】:
シルキースウィフトVCMは既に超望遠レンズに搭載されていますが、これを小型化しながら、さらにマルチフォーカスに落とし込むということに大変苦労しました。シルキースウィフトVCMには、ニコン独自のガイド機構を採用していますが、このガイド機構は、AFレンズ群とガイドバーの隙間を限りなく「0」にすることで、滑らかな駆動を可能にしています。
メカ的な機構としてはその分複雑になり、スペースも必要になりますが、光学設計の工夫によりAFレンズ群を小径軽量化し、メカ部品形状やその配置、VCM形状の最適化をシミュレーションや試作を繰り返し、徹底して追い込むことで搭載が可能となりました。
また、制御アルゴリズムの見直しをすることで高速/高精度/静音の3つを同時に達成しています。
今後の機種に関してですが、弊社機種で搭載のSTMでは低速域でのトルクが出しやすい、モーター自体が小型軽量など、多くの利点もありますので、レンズの特性に合わせたアクチュエータを選定・搭載していきます。

【臼井 氏】:
今後のモデルへの搭載予定は非公表ですが、製品特性に合わせ、当社特有の技術の投入を検討していきます。

――テレ側のスキャンタイム40%短縮とのことですが、シルキースウィフトVCMを2基搭載したことによる利点なのでしょうか。

【今榮 氏】:
マルチフォーカス方式にシルキースウィフトVCMを採用することで、ニコン史上最速のAF駆動を実現していますが、より正確で、より高速応答が可能な新しい制御アルゴリズムを搭載することで可能となっています。
この新制御アルゴリズムは、将来ボディで連写コマ速が飛躍的に伸びていくことも見据えた制御となっています。フォーカスレンズが加速/減速して停止するまで、一連の動きをより速くよりスムースに動かすことでそれを可能としています。また、メカ構造もその新制御に最適化されたものにすることで、AFの高速化とスキャンタイムの大幅な削減が実現できています。

――今後のレンズ開発についてお聞かせください。

【今榮 氏】:
新しいスペックのレンズ開発をするにしても、既存スペックのレンズをバージョンアップするにしても、最高の技術を盛り込んで、ちょっとした進化ではなく大幅な進化を遂げるような、もしくはお客様の期待を大きく超えるような開発を行っていきたいと考えています。

――この度は貴重なお話をお聞かせいただき、まことにありがとうございました。

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▼NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S IIのフォトプレビュー「Kasyapa」はこちら▼

1022:新時代の開放F2.8ズームレンズ『 Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II 』

▼NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S IIの先行レポートはこちら▼

【Nikon】さらなる進化を遂げた究極の標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」先行レポート

▼NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S IIの先行レポート動画はこちら▼


▼今回ご紹介した「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」はこちらから▼

▼今回のレンズに相性ピッタリなボディはこちらから▼

[ Category:Nikon | 掲載日時:25年09月26日 15時01分 ]
【Nikon】Z8&Z50II カメラと合わせるスタッフコーディネート「秋編」 | LOOK BOOK Vol.1

【Nikon】Z8&Z50II カメラと合わせるスタッフコーディネート「秋編」 | LOOK BOOK Vol.1

少しずつ夏の終わりを感じる季節になってきました。日差しはまだ強いものの、朝晩には秋の気配も感じられます。模様替えや衣替えを始めながらも、日中はまだ暑い日が続くこの時期、何を着ようか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな季節の変わり目にぴったりなコーディネートをいくつかご紹介します。さらに、撮影に使用したカメラ機材の使用感や、実際にどんな写真が撮れるのかも合わせてご紹介しています。秋の訪れを感じながら、ファッションと写真の両方を楽しんでいただける内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

LOOK BOOK

 

CELFORD ジャガードチュニックブラウス&FURFUR サイドフリルワイドパンツ

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着飾りたい、けど写真も撮りたい!欲張りな一日に

・Body: Nikon Z8
・Lens: Nikon NIKKOR Z 24-120mm F4 S
・Strap: ARTISAN&ARTIST ACAM-301R 千歳緑
・Tops: CELFORD ジャガードチュニックブラウス
・Bottoms: FURFUR サイドフリルワイドパンツ

【スタッフコメント】 カメラを持って出かけたい日。ふんわりブラウスにフレアパンツ、オフホワイトの柄靴を合わせたスタイルで、可愛さも動きやすさも両立!千歳緑のストラップをアクセントに、自然との調和を楽しむコーデ。24-120mmの広くも近くも撮れるレンズを持って、心ゆくまでシャッターをきれば、きっと素敵な作品が生まれるはず。

MAISON SPECIAL チェックコンビフリルワンピース

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カメラも服も秋気分!

・Body: Nikon Z50II
・Lens: Nikon NIKKOR Z DX 24mm F1.7
・Strap:ARTISAN&ARTIST ACAM-301R 檳榔子染
・Dress:MAISON SPECIAL チェックコンビフリルワンピース

【スタッフコメント】 季節の移ろいに寄り添うように選んだのは、クラシカルなチェック柄のワンピース。レトロな風合いをもつカメラボディとも相性の良い、深みのあるブラウンが印象的な一着です。カジュアルなデザインながらも、スタイリングに幼さが出ないよう、足元は黒のポインテッドトゥで引き締めました。さらに、全体に統一感と落ち着きをもたせるため、カメラストラップにはダークパープルを合わせて、さりげないアクセントに。


 

PHOTOGRAPHY

 

今回使用した機材は、「Nikon Z8」と「Nikon NIKKOR Z 24-120mm F4 S」。軽量ボディとしっかりとしたグリップは、街歩きでの撮影にぴったり!24-120mmのレンズを付けても、スムーズに構えられます。Nikonのフラグシップ機にも匹敵する高い機動力で、動きのある被写体も逃しません。広角から望遠までカバーできるレンズは、撮影の可能性を広げてくれる心強い存在です。


Nikon Z8 + NIKKOR Z 24-120mm F4 S

 

Nikon Z8

・フラッグシップ機「Z9」の性能を、そのまま小型ボディに詰め込んだカメラ。
・「これ一台で何でもできる」を体現したハイエンドモデル。
・過酷な現場にも耐える、優れた耐候・堅牢ボディ。

 

初心者にも扱いやすいミラーレス一眼「Nikon Z50II」と、背景を美しくぼかせる単焦点レンズ「NIKKOR Z DX 24mm F1.7」を使って撮影しました。コンパクトかつ軽量なこのセットは、スナップ撮影や日常写真にも最適。これからカメラを始めたい方にも、自信を持っておすすめできます。実際に使ってみて感じたのは、操作が直感的で、撮りたい瞬間を逃さずスムーズにシャッターが切れる点がとても快適だったことです。


Nikon Z50II + NIKKOR Z DX 24mm F1.7

 

Nikon Z50II

・APS-Cサイズ/DXフォーマットカメラとして初めて「イメージングレシピ」に対応。
・ニコンZシリーズの上位モデルから強力なAF性能を継承。
・便利なポップアップ式内蔵フラッシュを搭載。

 

“Camera is Fashion”カメラと服は、どちらも自分の暮らしに寄り添うもの。お気に入りの装いで町へ繰り出し、心惹かれたものにシャッターを切る。マップカメラが魅せるLOOKBOOKシリーズ、ぜひご覧ください。

 
 

RECOMMENDED ITEMS

 

[ Category:etc. | 掲載日時:25年09月26日 15時00分 ]
中秋の名月に使いたいおすすめの望遠レンズ特集│メーカー別でご紹介します!

中秋の名月に使いたいおすすめの望遠レンズ特集│メーカー別でご紹介します!

秋の夜長、美しい月が夜空を彩る季節がやってまいりました。特に中秋の名月は、一年で最も美しいとされる月を写真に収めたい絶好の機会です。
遠くにある月を、クレーターまで鮮明に、そして大きく写し撮りたい!そんな思いを叶えるのが「望遠レンズ」です。
今回は、これから月撮影を始めたい方から、さらに本格的な一枚を目指す方まで、おすすめの望遠レンズを厳選してご紹介します。カメラボディも合わせてご検討中の方にも向けて、おすすめの組み合わせもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
 

この記事を読むと分かること
○ 中秋の名月と撮影の基本設定
○ あなたに合った望遠レンズの選び方
○ 専門店厳選のおすすめ望遠レンズ

 

 1. 中秋の名月と撮影の基本

 

 中秋の名月とは?

中秋の名月とは、太陰太陽暦(旧暦)の8月15日に見える月のことを指します。2025年、新暦(グレゴリオ暦)では10月6日。この時期は空が澄み渡り、月が一年で最も明るく美しく見えるとされ、古くからお月見の習慣が親しまれてきました。
よく「中秋の名月=満月」と思われがちですが、月の満ち欠けの周期と暦のずれにより、必ずしも満月になるとは限りません。本年も翌7日が満月と日付が1日ズレています。しかし、満月に近い美しい月が楽しめることに変わりはなく、絶好の被写体であることは間違いありません。
 

 月撮影の基本設定

夜空に浮かぶ月をいざ撮ろうとすると、ただの白い丸になってしまい、クレーターの模様が写らなかった経験はありませんか?月は太陽の光を反射して輝く非常に明るい被写体のため、夜景と同じ感覚で撮ると「白飛び」してしまうのです。

絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:200 / 焦点距離:230mm (×1.5クロップ) / WB:晴天

クレーターまでしっかり写すには、カメラをマニュアル設定で撮るのがおすすめです。まずは以下の設定を基準に撮影を始めてみましょう。

月撮影の基本設定(目安)
○ 撮影モード:マニュアル(M)
○ 絞り(F値):F8~F11
レンズの解像力が最も高まるのがこの範囲です。くっきりシャープな月を撮ることができます。
○ シャッタースピード:1/500秒
月は意外と速く動いているため、手ブレや被写体ブレを防ぎます。まずはこのあたりから調整してみてください。
○ ISO感度:ISO100~200
月はとても明るいので、ISO感度は一番低い設定でOK。ノイズの少ない滑らかな画質になります。
○ ホワイトバランス:太陽光(晴天)
オートだと青っぽくなりがちです。「太陽光」に設定すると、見た目に近い自然な色合いで撮影できます。

 
 
そして、月撮影に欠かせないのが三脚です。望遠レンズは少しのブレも大きく影響するため、カメラを三脚にしっかり固定しましょう。さらにシャッターを押す瞬間のブレを防ぐため、セルフタイマー(2秒など)やレリーズ(リモートシャッター)を使うことを強くおすすめします。

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 望遠レンズの選び方 | 月の撮影になぜ必要?

 

望遠レンズとは、遠くにある被写体を大きく写すためのレンズです。焦点距離が100mm以上のレンズが一般的に望遠レンズと呼ばれます。
夜空に輝く月は、肉眼では大きく見えても、いざカメラで撮ると小さく点のように写ってしまった経験はありませんか?物理的に近づけない月のような被写体を大きく、ディテール豊かに切り取りたい、そういったシチュエーションで望遠レンズは必須のアイテムとなります。
本記事では、初めて月撮影に挑戦する方向けのレンズから、本格的な作品作りを目指す方に向けた高性能な望遠レンズまで幅広くご紹介します。

 何mmくらいの焦点距離を選ぶのがおすすめ?

 

一口に望遠レンズと言っても、各メーカーから様々な種類が発売されており、どれを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。
月をどのくらいの大きさで、どのように撮りたいかによって、おすすめの焦点距離は変わってきます。
 

焦点距離別の撮りたいイメージ
○ 100mm~300mm
ビルや山などの風景と一緒に月を写し込み、情緒ある一枚を撮りたい場合におすすめ。
○ 300mm~600mm
月を主役にしつつ、構図の自由度も確保したい場合に最適。月の模様も少しずつ見えてきます。
○ 1000mm以上
月の表面にあるクレーターをはっきりと捉えたい場合に。迫力満点の月のアップ写真が狙えます。

 
まずは300mmから400mm程度の焦点距離を持つレンズを選ぶと、月の存在感をしっかり表現できるのでおすすめです。さらに迫力を求めるなら、600mm以上の超望遠レンズが威力を発揮します。物足りない場合はトリミングやクロップ、テレコンバーターのご使用で補うことも可能です。

また、初めての月撮影には望遠ズームレンズを選ぶことを強くおすすめします。
ズームができない単焦点レンズは画質に優れるものが多いですが、月は意外と速く動くため、構図を微調整しやすいズームレンズの方が圧倒的に便利です。焦点距離を自由に変えられることで、風景を入れたり、月にグッと寄ったりと、表現の幅が大きく広がります。
 

 お持ちのカメラのセンサーサイズをチェック

 
望遠レンズを選ぶにあたって、ご自身のカメラに搭載されているセンサーサイズを確認することが重要です。センサーサイズによって、レンズに記載されている焦点距離が実際にはどのくらいの画角になるかが変わるためです。


 

センサーサイズごとの換算の仕方
○ フルサイズ・・・1.0倍(等倍)
○ APS-C・・・1.5倍(Canonは1.6倍)
○ マイクロフォーサーズ・・・2.0倍

 
例えば、400mm相当の望遠効果が欲しい場合、フルサイズ機ならそのまま400mmのレンズを選びます。しかし、APS-C機なら約250mm~266mm、マイクロフォーサーズ機なら200mmのレンズを選ぶと、それぞれ約400mm相当の画角で撮影できます。つまり、APS-Cやマイクロフォーサーズは、より短い焦点距離のレンズで、より大きく月を写せるというメリットがあります。
 

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 新品と中古の違いについて

 
レンズを購入する際に気になるのが新品と中古の差。
新製品から旧商品まで、カメラ機材は新品/中古品が溢れていて迷ってしまう事も多いと思います。マップカメラも新品/中古品それぞれ扱っておりますので、当店のサービスを基準にメリットをまとめてみました。
 

新品で購入するメリット
○ メーカー保証が付いてくる
一般的なカメラやレンズについては基本1年間のメーカー保証が付いており、故障や不具合があった場合にメーカーの窓口にて修理が可能です。さらにMapCamera.comでご購入の際は通常一年保証のカメラについては追加で一年付いて合計二年の保証になっており、長く安心して使っていただけるようになっております。
○ ファーストオーナーになれる
中古とは異なり汚れや傷や使用感がなく、気持ちよく使い始めることが出来ます。
中古品を購入するメリット
○ 新品より安く購入できる
中古品のメリットは何より安く購入出来るというところが一番のメリットです。節約した分で旅行を楽しんだり、追加でレンズフィルター等の撮影機材の購入資金に充てることもできます。
○ 旧モデルを買うことが出来る
新品は基本的に最新モデルが更新された場合、その一つ前のモデルは販売終了してしまうことが多いです。中古であれば、そういった販売終了してしまった旧モデルも購入することが出来ます。ご自身の用途に合ったカメラを新旧世代から選ぶ頃が出来るのもメリットの一つ。

 

安くお買い得に購入できる、中古商品には多少なりデメリットは存在します。
多くの方が想像するデメリットというと、製品の不具合に関する部分であったり、保証の部分だと思います。
中古は新品と異なりワンオーナー以上の商品なので、経年使用による不具合などが起こりやすいと考えている方も多いのではないでしょうか。

ですが、そこはご安心ください!

カメラ専門店の安心の中古品質
○ マップカメラはカメラ専門店として、中古カメラについても万全の体制でサポートしています!
専門の修理業者および弊社専門スタッフにて必ずメンテナンスを実施。必要に応じて部品交換や細部清掃を行っています。
例えば、レンズであれば全数点検と動作チェックを行い、撮影に影響のあるチリ・ホコリの写り込みや不具合があった場合はそれらを取り除いたのち販売させていただいております。
○ 業界屈指の1年保証付き!新品商品と同様に末永くご利用頂けます。
一般的には1か月~6ヶ月の販売店が多い中、マップカメラでは最長クラスの1年保証を実現!長期保証をお約束できるのは確かなメンテナンス品質の裏付けでもあります。

 
マップカメラであれば、新品・中古どちらも安心してお求めいただけます。
どちらにもそれぞれに大きな魅力がありますので、ぜひご自身の二ーズに合わせてご選択ください。

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 専門店スタッフ厳選おすすめ望遠レンズ|おすすめポイントを解説します!

 

ここからは、数ある望遠レンズの中から月撮影に特におすすめのモデルを、コストパフォーマンスや人気の高さを基準に厳選してご紹介します。
初めての方でも扱いやすいモデルから、息をのむような一枚が撮れる上位モデルまで、専門店スタッフならではの視点で分かりやすくご案内いたします。
 

 Canon(キヤノン)

 

 RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM

 

おすすめシチュエーション
○ 月撮影(入門) / 風景と月 / 天体写真

 
APS-CセンサーのEOS Rシリーズをお持ちの方に、まず最初の一本としておすすめしたいのがこのレンズです。非常に小型・軽量で、価格も手頃ながら、35mm判換算で約336mm相当の望遠撮影が楽しめます。
このレンズがあれば、風景の中に美しい月を配置した構図や、月を主役にした撮影も十分に可能です。強力な手ブレ補正も搭載しているので、三脚がない場面でも安心。月撮影の楽しさを手軽に味わうのに最適な一本です。

おすすめカメラボディ
○ EOS R10
小型・軽量なボディとの組み合わせは、機動性抜群。気軽に持ち出して月撮影に挑戦できます。
○ EOS R50
さらにコンパクトなボディとの相性も抜群。カメラ初心者の方が月撮影を始めるのに最適な組み合わせです。

 

 

 RF200-800mm F6.3-9 IS USM

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクレーター撮影 / 野鳥 / 飛行機

 
800mmという圧巻の超望遠域をカバーしながら、比較的手に取りやすい価格を実現した革新的なズームレンズです。これまで非常に高価でなければ届かなかった世界を、ぐっと身近にしてくれます。
このレンズの最大の魅力は、なんといっても月のクレーターを画面いっぱいに写し取れること。月の表面の凹凸まで詳細に捉えることができ、まるで天体望遠鏡を覗いているかのような感動的な写真を撮ることが可能です。本格的な月撮影に挑戦したいなら、間違いなくおすすめの一本です。

おすすめカメラボディ
○ EOS R7
APS-C機と組み合わせることで、なんと1280mm相当の驚異的な超望遠に。月の撮影において最強の組み合わせの一つです。
○ EOS R6 MarkII / EOS R6 MarkII
優れた高感度性能を持つボディとの組み合わせで、月の光が弱い条件下でもノイズの少ないクリアな画質が得られます。

 

 

 RF1200mm F8 L IS USM

 

おすすめシチュエーション
○ 月面の詳細撮影 / 惑星撮影 / プロレベルの天体写真

 
1200mmという、もはや天体望遠鏡の領域に達する焦点距離を持つ究極の超望遠レンズです。Canonの最高峰「Lレンズ」の名に恥じない、圧倒的な解像力と描写性能を誇ります。
このレンズを使えば、月の特定のクレーターや「海」と呼ばれる地形をクローズアップで撮影することが可能になります。月面を探査しているかのような、緻密で迫力に満ちた作品を撮りたいフォトグラファーにとって、これ以上の選択肢はありません。まさに「究極の月撮影レンズ」と言えるでしょう。

おすすめカメラボディ
○ EOS R5 / EOS R5 Mark II
約4500万画素の高画素センサーが、このレンズの持つ驚異的な解像力を余すところなく引き出します。トリミングしても画質が劣化しにくく、作品作りの自由度が高まります。
○ EOS R1
プロフェッショナルモデルの堅牢性と高速AF性能は、一瞬のシャッターチャンスも逃しません。最高の機材で最高の月を狙う方に。

 








 SONY(ソニー)

 

 E 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210

 

おすすめシチュエーション
○ 月撮影(入門) / 風景と月 / 天体写真

 
SONYのAPS-Cミラーレスカメラのダブルズームキットに含まれることも多い、定番の望遠ズームレンズです。35mm判換算で最大315mm相当の望遠撮影が可能で、月撮影の入門には十分な性能を持っています。
中古市場でも豊富に流通しており、非常にリーズナブルに手に入れることができるのが最大の魅力。まずはこのレンズで望遠撮影の基本を学び、月を撮る楽しさを体験してみてください。光学式手ブレ補正も内蔵しており、安定した撮影をサポートしてくれます。

おすすめカメラボディ
○ α6400
コンパクトなボディとレンズのバランスが良く、手軽な月撮影システムが完成します。
○ ZV-E10 / ZV-E10 II
動画性能に優れたモデルですが、静止画撮影にももちろん対応。コストを抑えて月撮影を始めたい方におすすめです。

 

 

 FE 400-800mm F6.3-8 G OSS SEL400800G

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクレーター撮影 / 野鳥 / 飛行機 / モータースポーツ

 
αレンズで初めて焦点距離800mmをカバーする、待望の超望遠ズームGレンズです。このレンズ一本で、これまで手の届かなかった月面の詳細な世界を捉えることが可能になります。
Gレンズならではの高い解像性能で月のクレーターをシャープに描き出すのはもちろん、別売りのテレコンバーターを装着すれば最大1600mmという異次元の領域へ。まさに月面探査をしているかのような撮影が楽しめます。重心変化の少ないインナーズーム方式採用で、三脚上での構図調整もスムーズ。本格的な月撮影を目指すSONYユーザーにとって、新たなスタンダードとなる一本です。 
 

おすすめカメラボディ
○ α7IV
オールラウンドに高い性能を持つα7IVとの組み合わせは、月撮影はもちろん、様々なジャンルで活躍する鉄板のコンビです。
○ α6700
APS-Cのフラッグシップ機と組み合わせることで、1200mm相当の超望遠システムが完成。被写体認識AFも強力で、月を正確に捉え続けます。

 

 

 FE 600mm F4 GM OSS SEL600F40GM

 

おすすめシチュエーション
○ 最高品質の月面写真 / プロレベルの天体写真 / 野生動物

 
SONYが誇る最高峰レンズシリーズ「G Master」に属する、究極の600mm単焦点レンズです。その描写力は他のレンズとは一線を画し、息をのむほどの解像感とクリアな画質を実現します。
開放F値がF4と非常に明るいため、月だけでなく、より暗い星雲や星団などの天体撮影にも威力を発揮します。価格も性能もプロフェッショナル仕様ですが、最高の機材でしか撮れない一枚を追求するならば、これ以上ない選択です。月面の微細なディテールまで、完璧に描き出してくれるでしょう。上記の写真は『α9』に『2x Teleconverter SEL20TC』を装着して撮影されたもの。そのクリアさは流石の一言に尽きます。
 

おすすめカメラボディ
○ α7RV
約6100万画素の高画素センサーが、G Masterレンズの性能を限界まで引き出します。月面のディテールを、これでもかというほど精細に記録できます。
○ α1II
高速性能と高画素を両立したフラッグシップ機。月が雲間から顔を出す一瞬など、どんな状況でも確実な撮影を可能にします。

 










 Nikon(ニコン)

 

 NIKKOR Z DX 50-250mm F4.5-6.3 VR

 

おすすめシチュエーション
○ 月撮影(入門) / 風景と月 / 天体写真

 
Nikon ZマウントのAPS-C(DXフォーマット)ユーザーにとって、最高の入門用望遠レンズです。沈胴式機構を採用しているため、持ち運び時は非常にコンパクト。それでいて望遠端では35mm判換算で375mm相当の迫力ある撮影が可能です。
月をある程度の大きさで捉えるには十分な焦点距離であり、コストパフォーマンスは抜群。強力な手ブレ補正(VR機構)も搭載しているため、手持ちでの撮影もサポートしてくれます。Z fcやZ 50、Z 30ユーザーの方は、ぜひ持っておきたい一本です。
 

おすすめカメラボディ
○ Z fc
クラシカルなデザインのボディとコンパクトなレンズの組み合わせは、見た目もおしゃれ。撮影のモチベーションが上がります。
○ Z50II
深いグリップを持つZ50IIとの組み合わせは、望遠撮影時のホールディング性に優れ、安定した撮影が可能です。

 

 

 NIKKOR Z 180-600mm F5.6-6.3 VR

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクレーター撮影 / 野鳥 / 飛行機

 
発売以来、絶大な人気を誇るNikon Zマウント用の超望遠ズームレンズ。600mmまでの広い焦点距離をカバーし、月のクローズアップ撮影に絶大な威力を発揮します。
インナーズーム方式を採用しているため、ズーム操作をしても重心バランスが崩れにくく、三脚での撮影も非常にスムーズ。描写性能も高く、月の海やクレーターの質感をシャープに描き出します。DXフォーマットのカメラと組み合わせれば、900mm相当の超望遠撮影が可能になり、月をさらに大きく捉えることができます。上記の写真は『Z9』に『Z TELECONVERTER TC-2.0x』を組み合わせて撮影されたもの。焦点距離は1200mmです。
 

おすすめカメラボディ
○ Z6II / Z7II
バランスの取れたフルサイズ機との組み合わせで、高画質な月撮影が楽しめます。コストと性能のバランスが非常に良い選択です。
○ Z5II
エントリーモデルでありながらも高い性能を有しているZ5II。本レンズだと性能を持て余すことはありませんのでおすすめの組み合わせです。
○ Z f
意外な組み合わせかもしれませんが、高感度性能に優れたZ fと組み合わせることで、ノイズの少ない美しい月を撮影できます。

 

 

 NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S

 

おすすめシチュエーション
○ 月面の詳細撮影 / 野鳥 / 航空機

 
800mmという超望遠でありながら、PFレンズという特殊レンズを採用することで、驚くほどの小型・軽量化を実現した革命的なレンズです。従来の800mmレンズのイメージを覆す取り回しの良さで、手持ちでの月撮影さえ可能にします。
描写力はNikon最高峰のS-Line。月の微細なクレーターの輪郭まで、驚くほどシャープかつクリアに描き出します。ズームはできませんが、「800mmで月を撮る」という明確な目的があるならば、最高の相棒となるでしょう。その軽さは、撮影場所への移動やセッティングの負担を大幅に軽減してくれます。
 

おすすめカメラボディ
○ Z6III
部分積層搭載で深いグリップが安定したハンドリングを実現しているので、安定した撮影が行えます。
○ Z8
フラッグシップ機Z9の性能を小型ボディに凝縮したZ8との組み合わせは、AF性能、描写力ともに最高レベル。まさに鬼に金棒です。
○ Z9
プロフェッショナル機の堅牢なボディは、このレンズとのバランスが完璧。強力な手ブレ補正と合わせて、安定した撮影を実現します。

 








 FUJIFILM(フジフイルム)

 

 フジノン XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

 

おすすめシチュエーション
○ 風景と月 / 月のクローズアップ(入門)

 
キットレンズからのステップアップに最適な、高画質望遠ズームレンズです。35mm判換算で84mmから305mm相当までをカバーし、風景の中の月はもちろん、ある程度クローズアップした月の撮影まで柔軟に対応できます。
XFレンズならではの高い解像力と、F3.5-4.8という明るめのF値が魅力。リニアモーターによる高速AFと強力な手ブレ補正も搭載しており、快適な撮影が可能です。月のシャープなディテールを描写したい方に、まずおすすめしたい一本です。
 

おすすめのカメラボディ
○ X-T5
高画素センサーの性能を、このレンズの高い解像力が引き出します。月面のディテールをより精細に記録できます。
○ X-S20
小型なボディとのバランスも良く、手軽に高画質な望遠撮影システムを構築できます。

 

 

 フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクレーター撮影 / 野鳥 / 飛行機

 
富士フイルムユーザー待望の、純正超望遠ズームレンズです。35mm判換算で229mmから、なんと914mm相当という驚異的な望遠域をカバー。これ一本あれば、風景の中の小さな月から、クレーターが詳細にわかるほどのドアップまで、あらゆる月写真を撮ることが可能です。
インナーズーム採用で使い勝手も良く、防塵防滴仕様(WR)なので、夜露が気になる環境でも安心して撮影に集中できます。本格的な月撮影に挑む富士フイルムユーザーにとって、最強のツールとなるでしょう。
 

おすすめポイント
○ X-H2 / X-H2S
フラッグシップ機の堅牢なボディと高性能AFが、このレンズの性能を最大限に引き出します。安定した撮影が可能です。
○ X-T5
約4020万画素の高画素センサーが、914mm相当の超望遠で捉えた月のディテールを克明に記録します。

 

 

 フジノン XF500mm F5.6 R LM OIS WR

 

おすすめシチュエーション
○ 月面の詳細撮影 / 野鳥 / 航空機

 
35mm判換算で762mm相当となる、比較的新しい超望遠単焦点レンズです。最大の特長は、このクラスのレンズとしては驚異的な軽さとコンパクトさ。手持ちでも振り回せるほどの機動性を持ちながら、単焦点ならではの圧倒的な解像力を誇ります。
ズームレンズの利便性よりも、とにかく最高の画質で月を切り取りたいという方に最適です。月の輪郭、クレーターの影、そのすべてを驚くほどシャープに捉えることができます。まさに「切れ味」という言葉がふさわしい一本です。
 

おすすめのカメラボディ
○ X-H2S
積層型センサーによる高速AFと強力な手ブレ補正で、このレンズの性能をフルに活かせます。最高の画質を求めるならこの組み合わせ。
○ X-T5
高画素機であるX-T5と組み合わせれば、トリミング耐性も向上。762mm相当の画角から、さらに月を切り出すことも可能です。

 








 OLYMPUS / OM SYSTEM

 

 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクローズアップ(入門) / 風景と月

 
35mm判換算で150-600mm相当という超望遠域をカバーしながら、驚くほどの小型軽量設計を実現したレンズです。この軽さと焦点距離の両立は、マイクロフォーサーズならではの大きな魅力と言えるでしょう。
月を大きく捉えるのに十分な600mm相当の焦点距離を手軽に持ち運べるため、本格的な月撮影の入門に最適です。クリアでシャープな描写性能にも定評があります。
 

おすすめのカメラボディ
○ OM SYSTEM OM-5
小型なボディとレンズのバランスが良く、機動性に優れた超望遠システムが完成します。
○ OM-D E-M10 Mark IV
ボディ内手ブレ補正と組み合わせることで、600mm相当の手持ち撮影も安定します。コストパフォーマンスに優れた組み合わせです。

 

 

 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクレーター撮影 / 野鳥 / 飛行機

 
35mm判換算で最大1200mm相当という、驚異的な超望遠撮影を手持ちで可能にするレンズです。このレンズ一本あれば、月のクレーターを画面いっぱいに捉える迫力満点の写真を撮ることができます。
強力なレンズ内手ブレ補正と、対応ボディとの「5軸シンクロ手ぶれ補正」を組み合わせることで、三脚が使えない場所でも安定した撮影が可能。月撮影の表現の幅を大きく広げてくれる一本です。
 

おすすめのカメラボディ
○ OM SYSTEM OM-1
フラッグシップ機の強力な手ブレ補正とAI被写体認識AFが、1200mm相当の超望遠撮影を強力にサポートします。
○ OM-D E-M1 Mark III
小型軽量ながらプロフェッショナルな性能を持つボディとの組み合わせは、機動性と画質を両立できます。

 

 

 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 

おすすめシチュエーション
○ 最高品質の月面写真 / プロレベルの天体写真 / 野生動物

 
内蔵の1.25倍テレコンバーターを使用することで、35mm判換算1000mm相当の焦点距離をF5.6の明るさで実現する、まさに究極の超望遠ズームレンズです。PROレンズならではの圧倒的な解像力は、月の微細なクレーターや地形を驚くほど鮮明に描き出します。
ズーム全域でF4.5(テレコン使用時F5.6)という明るさを維持しており、月だけでなく、より光の弱い星雲などの撮影にも対応可能。最高の画質で月を作品として撮りたい方に、これ以上ない選択肢となるでしょう。
 

おすすめのカメラボディ
○ OM SYSTEM OM-1 Mark II
最新の画像処理エンジンとAI被写体認識AFが、このレンズの持つ最高の光学性能を最大限に引き出します。
○ OM SYSTEM OM-5
比較的小型なボディと組み合わせることで、1000mm相当の超望遠システムを驚くほどコンパクトに運用できます。

 


↓お得なテレコンバーターセットはこちら↓












 

 Panasonic

 

 LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクローズアップ(入門) / 風景と月

 
35mm判換算で200-600mm相当の超望遠域を、手軽に持ち運べるサイズで実現した人気の望遠ズームレンズです。600mm相当の画角があれば、月のクレーターをはっきりと写すことができ、月撮影の醍醐味を存分に味わえます。強力な手ブレ補正「POWER O.I.S.」も搭載しており、手持ち撮影を強力にサポート。防塵・防滴仕様のため、フィールドでの撮影も安心です。
 

おすすめのカメラボディ
○ LUMIX G9PROII
フラッグシップ機の優れたAF性能と手ブレ補正が、600mm相当の超望遠撮影をより確実なものにします。
○ LUMIX G100D
小型・軽量なボディとの組み合わせで、機動力を損なわずに超望遠撮影を楽しむことができます。

 

 

 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクレーター撮影 / 野鳥 / 飛行機

 
ライカの厳しい光学基準をクリアした、高性能な超望遠ズームレンズです。35mm判換算で200-800mm相当という圧巻の焦点距離を誇り、月のクレーターをシャープに捉えることができます。別売のテレコンバーターに対応し、最大1600mm相当での撮影も可能。ライカの名に恥じない卓越した描写力で、月面を克明に描き出します。
 

おすすめのカメラボディ
○ LUMIX G9PROII
フラッグシップ機の高速AFと強力な手ブレ補正が、800mm相当の超望遠撮影を強力にサポートします。
○ LUMIX S5II
フルサイズセンサーのカメラと組み合わせれば、高感度性能を活かしたノイズの少ない月撮影が可能です。

 

 

 LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S S-R70300

 

おすすめシチュエーション
○ 風景と月 / 月のクローズアップ

 
フルサイズ対応のLマウント用望遠ズームレンズ。300mmの焦点距離は、風景の中に月を配置したり、ある程度月に寄った写真を撮るのに最適です。最新の光学設計により、ズーム全域で高い解像力を発揮し、月のディテールをシャープに描写します。ハーフマクロ撮影にも対応しており、月撮影だけでなく、様々な被写体で活躍する汎用性の高い一本です。
 

おすすめのカメラボディ
○ LUMIX S5II
像面位相差AFを搭載したボディとの組み合わせで、高速かつ正確なピント合わせが可能です。
○ LUMIX S9
小型・軽量なフルサイズミラーレスと組み合わせれば、手軽に高画質な月撮影が楽しめます。

 









 

 レンズ選びならサードパーティ製もおすすめ

 

レンズを選ぶ際には、カメラメーカー純正品だけでなく、「サードパーティ製」のレンズも選択肢に入れることを強くおすすめします。
サードパーティ製レンズとは、カメラメーカーとは別の、レンズ開発を専門とするメーカーが作ったレンズのことです。代表的なメーカーにSIGMA(シグマ)やTAMRON(タムロン)があり、純正レンズに匹敵する、あるいはそれを超えるようなユニークで高性能なレンズを、魅力的な価格で提供しています。
月撮影に最適な超望遠レンズも数多くラインナップされているので、その中から特におすすめのモデルをご紹介します。

 

 SIGMA(シグマ)

 

 Sports 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS

 

おすすめシチュエーション
○ 風景と月 / 月のクローズアップ / あらゆる望遠撮影
対応カメラマウント
○ ソニーEマウント / ライカSL/TLマウント

 
標準域の60mmから超望遠の600mmまで、なんと10倍ものズーム比を誇る、唯一無二の超望遠ズームレンズです。
このレンズが一本あれば、広角側で風景の中に月を点景として写し、次の瞬間には望遠端で月のクレーターを大写しにする、といった撮影がレンズ交換なしで可能になります。月が昇り始める瞬間から空高くに昇るまで、刻々と変わる状況に柔軟に対応できる万能性は、他のレンズにはない大きな魅力です。描写性能もSIGMAのSportsラインならではの高いレベルを誇ります。
 

おすすめカメラボディ
○ SONY α7IV
オールラウンドな性能を持つα7IVと組み合わせることで、このレンズの万能性を最大限に活かすことができます。
○ Panasonic S5II / S5IIX
Lマウントユーザーにとって、このレンズは月撮影の強力な選択肢となります。像面位相差AFに対応したボディで快適な撮影が可能です。

 

 

 Sports 300-600mm F4 DG OS

 

おすすめシチュエーション
○ 最高品質の月面写真 / プロレベルの天体写真 / スポーツ
対応カメラマウント
○ ソニーEマウント / ライカSL/TLマウント

 
「600mm F4にズームの自由を」という革新的なコンセプトから生まれた、大口径超望遠ズームレンズです。単焦点レンズに匹敵する極めて高い光学性能と、F4通しの明るさを、300mmから600mmのズーム域で実現しています。
FLDガラス6枚など贅沢な硝材を用いた光学設計により、月の輪郭やクレーターの微細なディテールを驚くほどシャープに描写。リニアモーターHLAによる高速AFと、5.5段の強力な手ブレ補正OS2が、雲の切れ間などの一瞬のチャンスも逃しません。最高の画質で月を撮りたい、しかし構図の自由度も欲しい、そんなプロフェッショナルの要求に応える究極の一本です。
 

おすすめカメラボディ
○ SONY α1II
高速・高画素を両立したフラッグシップ機との組み合わせで、このレンズのポテンシャルを最大限に引き出します。
○ SONY α7RV
約6100万画素の高画素センサーが、このレンズの圧倒的な解像力を余すことなく受け止め、驚異的に精細な月面写真を記録します。

 










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 TAMRON(タムロン)

 

 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD/Model A057

 

おすすめシチュエーション
○ 月のクローズアップ / 手持ちでの月撮影 / 野鳥
対応カメラマウント
○ ソニーEマウント / フジフイルムXマウント / ニコンZマウント

 
500mmクラスの超望遠ズームでありながら、驚くほどコンパクトなサイズ感を実現した人気のレンズです。手持ち撮影も十分に可能なサイズと重量で、三脚を立てるのが難しい場所でも気軽に月を狙うことができます。
小型軽量ながら描写力は非常に高く、500mmの望遠端でも月のディテールをシャープに捉えます。強力な手ブレ補正(VC)も搭載しており、手持ち撮影を強力にアシスト。対応マウントが豊富なのも嬉しいポイントで、多くのユーザーにとって月撮影の有力な選択肢となる一本です。
 

おすすめカメラボディ
○ SONY α7IV
SONYの定番フルサイズ機との組み合わせで、コンパクトかつ高画質な月撮影システムが完成します。
○ FUJIFILM X-T5
Xマウント版は換算750mm相当に。高画素なX-T5と組み合わせることで、精細な月面写真が狙えます。
○ Nikon Z6III
Zマウントユーザーにも、純正レンズとは一味違った選択肢としておすすめです。バランスの良い組み合わせです。

 









 

 まとめ │ 関連記事のご紹介

 
今回は、中秋の名月を美しく撮るためにおすすめの望遠レンズをご紹介させていただきました。
月撮影以外にも、野鳥や飛行機、モータースポーツ、動物園など、望遠レンズは様々なシーンで活躍してくれる非常に汎用性の高いレンズです。
最近のカメラは性能が向上し、三脚とレリーズを使えば初心者の方でも驚くほど綺麗な月の写真が撮れるようになっています。

新しいレンズとの出会いは、あなたの写真ライフをさらに豊かで楽しいものにしてくれるはずです。
この記事が、あなたにピッタリな望遠レンズと出会うきっかけになることを願っています。

また、本記事以外にも初めてのカメラ選びやカメラを選んだあとのレンズ選びなど、カメラライフを充実させる関連記事をご紹介させていただきます。ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。

これからカメラを始める方に向けてカメラの選び方とおすすめのカメラを9選、専門店スタッフが厳選した記事はこちらから確認出来ます。


これからカメラを始める方に向けてカメラの選び方とおすすめのカメラを9選、専門店スタッフが厳選した記事はこちらから確認出来ます。
 

 

カメラのステップアップをご検討中の方向けに初心者~中級者の方おすすめのカメラを16選ご紹介しております。
こちらの記事もぜひ合わせて確認してみてください。
 

 
 

もっと小型で、もっとコンパクトでもっと遊びが欲しい。そんなカメラをお探しの方はぜひコンパクトデジタルカメラをおすすめします!
カメラをお持ちの方でも、ちょっと手に取ってみたくなるような小さいカメラを。本格的な高画質ではなく平成レトロを感じるようなエモい写りをしてくれるカメラを厳選してご紹介。
 

 

[ Category:Canon FUJIFILM Nikon OLYMPUS & OM SYSTEM Panasonic SIGMA SONY TAMRON | 掲載日時:25年09月26日 12時00分 ]
【Canon】これからカメラを始める方は必見! ずっと売れてるフルサイズ、その名は「EOS R6 Mark II」 

【Canon】これからカメラを始める方は必見! ずっと売れてるフルサイズ、その名は「EOS R6 Mark II」 

筆者とCanonのカメラとの関係は、物心つく前から既にありCanonユーザーである両親の影響が9割です。幼い時の筆者はずっとゲームばかりやっており“カメラ”に興味をもち始める日が数十年後訪れるとは思っていませんでした。
では残りの1割は何かというと、スマホでの撮影ではなく実際にカメラを使用する機会が増え他メーカーの機材も使ってみた結果、やはり写真を撮っていて楽しい・ワクワクすると感じたカメラがCanon機だったのです。

まだまだMapCameraスタッフの中ではカメラ歴が浅い方ですが、筆者が愛してやまないCanonボディの中で一番のお気に入りである「EOS R6 Mark II」について書きたいと思います。

〜EOS R6 Mark IIのおすすめポイント〜

ここに、こだわり① 【デザイン&操作性】

握った時の深すぎず浅すぎない絶妙なグリップ感、バリアングル液晶、サブ液晶搭載でなく右手親指操作に優れたボタン配置など、筆者好みであり良い所を挙げるとキリがありません。Canonのデザイン性と操作性が筆者の眼と体にすっかり馴染んでいるのです。

さらに筆者はマルチコントローラーが無いと一瞬戸惑います。理由として上記同様体に馴染み、使い慣れてしまっているのです。
それほどまで頼っているマルチコントローラーとは何か。
AFフレームを操作したい際にゲームコントローラーのジョイスティックのように、ダイレクトに動かしたい場所へと移動させることができるのです。

ファインダーとAF-ONボタンの間にあるのが、マルチコントローラー

ここに、こだわり② 【大容量バッテリー&ダブルのカードスロット】

Canonの主力バッテリーである大容量2130mAhのLP-E6P(発売当初はLP-E6NH)を採用し、バッテリーの長持ちを実現。USB充電・給電ができる為、PD対応しているメーカーテスト公認Ankerなどのモバイルバッテリーの活用も可。

「EOS R6 Mark II」はCFexpress TypeBは非対応ですがSDカード2枚差しとなります
高速なUHS-Ⅱに対応し、さらにダブルスロットであるので同時記録や振り分け記録といった自分好みの保存の仕方も可能です。筆者は旅の記録は確実に残しておきたいので同時記録の設定を行い常にバックアップを残すようにしています。

左:EOS R6 Mark II 右:EOS R8

〜ちょっと余談〜
先程ご紹介したモバイルバッテリーなどでUSB充電・給電が可能といいましたが、モバイルバッテリーも嵩張ったり意外と重かったりするご経験あるかと思います。そんな方へは、こちらのアクセサリーも気にしてみるのはどうでしょうか。

「バッテリーグリップ BG-R20」
バッテリー2個をこちらのホルダーに装填することで、長時間連続撮影を可能にするアクセサリーです。
縦位置でも握りやすく、筆者も実際に使用すると虜になった便利なアイテムです。縦位置での撮影時や重量がある大口径レンズ装着時など、重量バランスを最適化する役割もあります。

ひとつ前のモデル「バッテリーグリップBG-R10」がありましたが、ボタン配置をより扱いやすく変更されている点が今回違いと言えます。

LP-E6が二本装填可能
縦位置でも横位置と同じ操作感でホールドしやすい

ここに、こだわり③ 【高速・高精度のAF&被写体検出】

「EOS R6 Mark II」に搭載されているデュアルピクセルCMOS AF IIの性能により広範囲、高速・高精度のAFが可能。
さらに被写体に合わせて、高精度に被写体を検出しトラッキングします。

また検出する被写体の設定をする事で、人物・動物優先・乗り物優先など多くのシーンで活躍します。

さてこちらの写真をご覧ください。

海沿いですので鳥が飛んでいるのを目視し、動物優先に設定しました。
臨機応変に動く被写体でしたのでファインダーで覗きながら追っていた際に撮れた写真です。
モニターで確認してさらに驚いたのが、獲物を捕捉して口に咥えて飛んでいる姿です。

羽ばたく姿の先はある程度予想ができたりするものですが激しく動いたりするので目で追っかけていても、つい見失う事もあります。搭載されている被写体認識の精度が凄まじく、今回狙っている被写体を素早く検出し、ピントを合わせてくれました。


さてボディが決まったら次の悩みがレンズは一体何を選べば良いか。
単焦点レンズかズームレンズか。出来ればレンズ一本で済ませたいのは筆者も同じ考えです。
複数レンズを持っておくと撮影時の幅が広がるので、『あぁやはり持って来れば良かった…』『距離が足りない…』と現地で悔しさを回避できるのも確かです。何回悔しい思いをした事やら…そんな過去の実体験が今役立つのではと信じています。

今回4種、それぞれレンズを使った作例のご紹介と筆者が用途に使い分けした理由なども書きたいと思います。
9月のまだまだ残暑厳しい中、神奈川県の茅ヶ崎と、鎌倉の由比ヶ浜へと出かけましたので早速続きをお楽しみください。

※これからレンズのご紹介にあたり、F値の後ろにつく“L”についてご紹介を先に挟みます。

Lは「Luxury」の頭文字を取り、Canon光学技術の結晶です。
自社開発の古い歴史と経験を活かしながら今現在に至るまで世界を驚かせるレンズ設計である、そんな技術の象徴がLレンズには込められており、特別な意味を含んでいるのです。鏡筒をグルッと一周されている赤いライン(デザイン)が特徴です。

①これぞ最初のスタートレンズと名高い
ボディとレンズのキットとしても販売されている「RF24-105mm F4L IS USM

2025年9月現在CanonのRF24-105mmシリーズは3種類あり、その中で筆者もカメラを始めた頃ずっと使用していた思い出のレンズの1つです。

重量約700g でF4通し、何よりボディと同じくらいの長さでカバンにスッと入れられるサイズ感。
これはRFズームレンズ群の中でもコンパクトなレンズ設計の一つであり、それもあって定番レンズ・万能レンズであるのは間違い無いです。

筆者はとにかく旅行好きなので、行く先の風景撮影・スナップ撮影など気になるものをフラッと撮影する際にこのレンズを多用しています。




②白レンズであるがこのコンパクトさ!
携帯性に優れ、描写力も惜しまない「RF70-200mm F4 L IS USM

①の24-105mmレンズ群と同じく圧倒的人気の白レンズシリーズ。

レンズ全体を白で覆いワンポイントの如く赤い線。
設計にうっとりするのも勿論、Canonの主力レンズの一つ。

機動性だけでなくコスパ重視の方にオススメ!
RF70-200mmシリーズにF2.8通しも存在しますが重量が約1075g。F4通しのこちらはなんと重量約695gでこんなにも違いがあります。初めての白レンズ、望遠レンズデビューやレンズを揃えたい方に絶賛支持されています。

使用する場面は、24-105mmの標準ズームで距離が足りない時に大活躍するのが定番ですが、気になった被写体や雰囲気をよりシャープに収めたい場合、この白レンズを使用しています。




③コストパフォーマンスに優れたズームレンズ
小型・軽量で人気を博している「RF100-400mm F5.6-8 IS USM

思わず持った瞬間に、超望遠クラスがこの軽さかと驚くほど。
重量なんと約635gで、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMと比べると、こちらの重量約1570gからだいぶ軽くなったのが印象的です。全長も短くなり機動性の向上が見られます。

こだわりポイントでも紹介した際の使用レンズになりますが、動き物を撮る時や距離が離れている際に使う事が多く何かと便利です。
目で見てもかなり離れている被写体を撮りたい時に重宝するレンズですが、カメラカバンに一本入れておいて損ない立ち位置です。


最後に単焦点レンズ
④小型・軽量でこちらも人気「RF50mm F1.8 STM

ポートレート撮影や風景撮影時に、ボケ感などをより楽しみたい場合は単焦点レンズを持参しとくのが良いかと思います。レンズの数は増えますが、ズームレンズより背景ボケするメリットもある為です。

EF時代からロングセラーで売れていたモデルをRFレンズとしても登場している事も人気が継続しているのもひとつですが、見た目からでも分かるように携帯するのにかなり優れているので重量も気にされる方は少ないと感じます。(こちらは重量約160g)

今回街中での風景撮影で、ストラップを装着したカメラを首からかけて歩いていました。





まだまだ暑さが続く中、海を感じたいと思い久々にサザンを聴きながら神奈川の海沿いを歩きました。
天気が良く、たくさんの方が平日でも訪れていたので筆者も時間を気にする事なく滞在していました!

ぜひ今回ご紹介した組み合わせ、またお気に入りのカメラと一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

▼今回使用した機材はこちら▼
当社インターネットサイトでご注文いただくと【ネット限定 2年保証対象】です!


▼インターネットからご注文いただくと次回ご利用いただけるポイント還元中!▼







[ Category:Canon | 掲載日時:25年09月25日 16時30分 ]
【SONY】気軽にスナップ、日々にZV-1Ⅱを。

【SONY】気軽にスナップ、日々にZV-1Ⅱを。

カメラをはじめたいけど、どのカメラがいいのかわからない。
なんだか大きくて、日常的に持ち運ぶのが難しい。
そういった方におすすめなモデルがZV-1Ⅱです。

コンパクトで片手に収まる大きさで、普段使いのバッグにもすっぽり入ります。
重さは約292gと軽量で持ち運ぶのにピッタリのカメラです。

ZV-1ⅡはVLOGCAMとして発売されたカメラなので、写真が撮れるの?と疑問に思うかもしれません。
センサーやエンジンは高画質コンデジのRX100シリーズと同等のものを使用しているので、動画はもちろん静止画撮影もしっかり行うことができます。

今回はこのZV-1Ⅱを片手にスナップ撮影を行ってきました。

ZV-1Ⅱに搭載されているレンズは18-50mmのレンズです。
前モデルであるZV-1には24-70mmのレンズが搭載されておりましたが、動画を撮影する際に手ブレ補正をONにして広めの画角を保持するために、このレンズが搭載されております。

スナップ撮影においては、定番の35mm、50mmの画角を含んでいるだけでなく、超広角域でも撮影が可能になったので、パース効果を活用したダイナミックな写真を撮ることもできます。

ただ、50mmだと少し望遠が物足りないと思われるかもしれません。
そんな時は、SONYのカメラに搭載されている全画素超解像ズームが非常に便利です。

いわゆるデジタルズームにあたるのですが、写真を構成しているすべての画素を解析し、画質劣化を少なく2倍まで拡大が可能です。

こちらが全画素超解像ズームをしていない写真です。

そしてこちらが全画素超解像ズーム後の写真です。
今までの写真と比べても、画質が大きく劣化することなくズームできていることがわかります。
また、こうして比較すると50mmと100mmだと、撮影できる表現が大きく違います。

あと、使用していて非常に便利だと思った機能がクリエイティブルックの機能です。

カメラにプリセットされた画作りのための機能で、写真や動画の質感や色味を思い通りの雰囲気に仕上げることができます。

緑や空を色鮮やかに表現したい、カラフルな街並みをより強調したい、と思ったときはVV(Vivid)に設定するとこのように撮影できます。

オシャレなカフェや、エモーショナルな雰囲気で撮影したいときはFL(Film)に設定します。

他にもセピアやモノクロのモードもあり、細かな微調整も可能なので、カメラ一台で自分の思ったままの写真が撮影できます。
後から編集する必要がないので、初めての方でも楽しく撮影できるようになる機能の一つです。

だんだんと涼しくなり、お出かけしたくなる秋がやってきます。
ぜひZV-1Ⅱ片手に様々な場所へ写真を撮りに行ってみてはいかがでしょうか。

幅23/縦19/マチ9.5(cm)のミニトートですが、カメラが約105.5/60.0/46.7(mm)と非常に小型なので、お財布やスマホを入れても難なく収納することができました。

今回撮影に使用したバッグ

MARC JACOBS : BOLD MINI GRIND

撮影に使用した機材

αオータムキャッシュバックキャンペーン2025

 

[ Category:SONY | 掲載日時:25年09月25日 12時00分 ]
【FUJIFILM】小型軽量・おしゃれ・簡単。スマホと全然違う写真が撮れる、10万円台前半のミラーレスカメラ。

【FUJIFILM】小型軽量・おしゃれ・簡単。スマホと全然違う写真が撮れる、10万円台前半のミラーレスカメラ。

初めてカメラを購入される方にとって、星の数ほどあるカメラの中から自分に合ったものを選ぶのは骨が折れる事でしょう。
我々マップカメラのスタッフも、日々お客様のニーズを伺って最適なモデルをおすすめさせていただいています。

その中でもよくあるご要望として、「軽量・コンパクトなこと」「スマートフォンよりも美麗な画質」「持ち運びしたくなるようなデザイン」が上げられます。
この3つのご要望を押さえつつ、価格も手の出しやすい10万円台で考えるとなると、いいカメラは無いものか・・・

いや、ピッタリのカメラがあるではないですか。
FUJIFILMから発売されている「X-M5」が。

このカメラをすぐに思い立った理由は、丁度筆者がX-M5を購入したからです。
もともとFUJIFILMのX-Pro3を発売からずっと使っているのですが(当時23万円ほどで購入した記憶があります)、「表現力を犠牲にせず、もっと手軽に、もっとコンパクトにしたい!」という思いからサブ機の導入を検討していました。
様々な機種を調べる中で、「今の自分の希望を叶えるカメラは、もしかするとエントリー機なのかもしれない」と思うようになり、同じFUJIFILMのカメラとして候補に挙げたのがX-M5です。

フィルムシミュレーション全部入り(※)でおしゃれなコンパクトボディ、それでいて無理に小さくするわけでなく、「操作のしやすさ」もちゃんと確保されている。
カメラというプロダクトとして、非常に魅力的だったのです。
そしてこれらの特徴は、初めてのミラーレス一眼を探している方の条件にピッタリとマッチするのではないでしょうか。

何かと難しい初めてのカメラ選び。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

※2025年9月現在。

目次
    1. 「X-M5」の3つの魅力
      1. 1.ポケットにも入る!?軽量・コンパクトなボディ。
      2. 2.スマートフォンとは一味違う、まるでフィルムカメラのような写り。
      3. 3.いつでも持ち歩きたくなる、クラシックでミニマルなデザイン。
    2. シチュエーションで考える「X-M5」のある生活
      1. 1.Life
      2. 2.Travel
      3. 3.Memory
    3. まとめ

 

「X-M5」の3つの魅力

 

1.ポケットにも入る!?軽量・コンパクトなボディ。


カメラは一眼レフからミラーレスに世代が移り変わって、かなりサイズダウンしました。が、まだまだレンズを含めると持ち運びするには大き目なサイズ感のものが多く、普段のバッグに忍ばせて持ち歩くことを考えるともう一声といったところ。

「X-M5」の大きさは「幅111.9mm×高さ66.6mm×奥行き38mm」となっています。身近なもので例えると、寝かせた350㎖缶よりも小さいのです。
気になるものを見つけたら、カバンや上着のポケットからスッと取り出して撮影、なんてことも可能です。

また重量はボディとキットレンズのフジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZを合わせても500g以下と、普段の持ち歩きにも負担にならない軽量さ。
500㎖のペットボトルを持ち歩くのと大差ありません。
レンズを更に薄型にすれば、ハンドストラップをつけて、さながらコンパクトカメラのように使うことも。
 

2.スマートフォンとは一味違う、まるでフィルムカメラのような写り。


FUJIFILM最大の強みが、フィルムメーカーが作る「フィルムの色味」です。

各メーカーが追従の姿勢を見せる中、未だに高い支持を受けているのがFUJIFILMの「フィルムシミュレーション」機能です。
撮影時にリアルタイムで色味を確認しながら、まるでフィルムを入れ替えるかのように色味を変えて、自分好みの写真を撮影できるというもの。

X-M5ではより直感的に色味を変更できるよう、正面右肩に「フィルムシミュレーションダイヤル」が搭載されました。
いちいちボタン操作をせずとも、ダイヤルをカチカチッと回すだけで手軽に絵作りを変えることができます。

見たままをしっかりと再現する、発色の良いリバーサルフィルムの色味。
少し懐かしさを感じる、緑や赤が独特な写りになるネガフィルムの色味。

見える景色は十人十色なら、撮りたい写真もまた然り。
手軽なのに奥深い味わい、FUJIFILMならではの個性が光ります。

写真撮影と色編集が切っても切れない関係になった今。
撮影した段階で自分の好きな色が手に入るのであれば、「写真を撮ること」がもっと楽しく、自由になる。
いろいろなものを撮りたい。自分だけの表現をしてみたい。
その気持ちを大切にできれば、いままで気に留めなかった日常の中にも、素敵な何かが見つかるかもしれません。

 

3.いつでも持ち歩きたくなる、クラシックでミニマルなデザイン。


普段から持ち歩くカメラなら、見た目や質感にもこだわりたいところ。お洒落をして出歩くならなおさらです。

FUJIFILMが得意とするのが、クラシックスタイルのカメラです。
上の写真の2つのカメラ、デザインは似ていますが、右側のカメラはおよそ75年前の物。
ダイヤル部分のローレット加工や貼り革のシボ感など、当時の雰囲気をしっかりと再現しているのが見て取れます。

天面のスッキリとした質感やダイヤルの配置など、どこを撮っても絵になるカメラ。
もし出先で雨に降られて、写真が撮れなかったとしましょう。
カフェに入ってコーヒーを片手に、このカメラを眺めているだけでも、充実した時間を過ごせそうです。

クラシカルな装いが魅力のシルバーのほかに、ブラックも選べます。
こちらはグッとシックな雰囲気に。
FUJIFILMのXマウント用純正レンズは基本的に黒いので、どのレンズを装着してもカッコ良くまとまります。

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シチュエーションで考える「X-M5」のある生活

 
ここからは3つのシチュエーションごとに「X-M5」のある生活を想像してみます。
筆者が自分のX-M5で撮影した写真の他に、マップカメラスタッフが撮影した写真も含めてご紹介。
実際にカメラを手にしたら、皆さんにはこんな体験が待っているかもしれません。
 

1.Life


ある日の昼下がり。買い物に来た街でお昼ご飯を探していると、おいしそうなソーキそばの暖簾が。
たくさん歩いておなかも減っていたので、骨付きのお肉が乗ったソーキそばを注文。
美味しそうに撮れたし、あとでSNSにアップしよう。

美術館の帰り道。せっかくカメラを買ったから、自分のお気に入りの風景を写真に残しておこう。
モノクロームにしたら、窓から入ってくる光が綺麗に撮れた。これはこれで良いかも。
 

2.Travel


旅行で行った水族館に大きな水槽があってビックリ!
旅の記録用にカメラを持っていたから、暗いところでもきれいな色味の写真が撮れました!

今回撮った中でお気に入りの一枚。あとで一緒に行った友達にもシェアしよう。
 

3.Memory


やっと届いた結婚指輪。記念の写真を撮っておこう。
この先も、こうやって思い出を残せたらいいな。

・・・

せっかくカメラを手にしても、大きくて重かったり、難しくて自由に使えなかったりすれば使う機会は減っていきます。
だから軽くて、使いやすくて、おしゃれで、そして「スマホの写真とは全然違う!」という驚きや喜びがあるものがいい。
そういったカメラだからこそ毎日持ち歩くし、撮ることにワクワクする。
ワクワクするから、もっと撮りたくなる。

このカメラを手にした先に待っているのは、そんな幸せの連鎖です。

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まとめ

 

いかがでしたか。
「X-M5」の魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。

今回はお話しできませんでしたが、マウントアダプターでオールドレンズを装着して写りの雰囲気をがらりと変えたり、4kを超える6.2kの超高画質な動画を楽しむこともできます。
動きの激しいスポーツや走り回るペットを撮りたいと思えば、様々な被写体をAIで検出する高性能AFが強力にサポートしてくれるでしょう。
小さなボディからは考えられないほどの高性能、それはやがてカメラに慣れて「もっとこうしたい!」という望みが出てきたときにこそ、「こんなこともできたんだ!」という喜びに代わります。

ぜひこの「X-M5」を手に取って、カメラのある生活を体験していただきたいです。

 
X-M5のレビューについてはMapCameraのYoutubeチャンネルでも公開しておりますのでぜひこちらもご覧ください。
 

 

カメラを始める際に必要なアクセサリーとレンズキットをまとめたセットをご用意いたしました。

リンク先で「カートに入れる」をクリックすると、まとめてカートに入ります。※表示に少し時間がかかります。

 

 

 

X-M5のその他の記事はこちら

【FUJIFILM】日常に新たな発見を。X-M5

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:25年09月24日 18時08分 ]
【FUJIFILM】「GF55mm F1.7 R WR」からのポイントバックでお得にお買い替え

【FUJIFILM】「GF55mm F1.7 R WR」からのポイントバックでお得にお買い替え

9月も後半に入り、ようやく暑さも落ち着き始め秋の気配が待ち遠しい季節です。
この季節ならでのお花や、これから訪れる紅葉に向けて新しいレンズで楽しむことはいかがでしょうか。
新しい機材ならこれまで撮れなかった感動の瞬間も逃さず収められます。

本日はフジノン GF55mm F1.7 R WRからお買い替えにおすすめなレンズを2つのケースに分けてご紹介いたします。
GF55mm F1.7 R WRは、明るく汎用性の高い35mm判換算44mm相当のレンズとして人気があります。
しかし中には、「もっと踏み込んだ画角のスナップが撮れるレンズ欲しい!」
「背景を大きくぼかし被写体の魅力を強調できる中望遠レンズが欲しい!」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そうしたお客様に向けて

CASE1:フジノン GF80mm F1.7 R WR
CASE2:フジノン GF110mm F2 R LM WR

この2つのレンズをご紹介し、それぞれの魅力や特徴をご説明いたします。

フジノン GF55mm F1.7 R WRからお買い替えにおすすめのレンズ

 

 CASE1:フジノン GF80mm F1.7 R WR

35mm判換算63mm相当の標準レンズで被写体にさらに踏み込んだ写真が撮影できます。
超高精度に加工した非球面レンズ1枚と通常、望遠レンズに使われることが多いスーパーEDレンズを贅沢に2枚も使うことで球面収差を良好に補正。クリアで素直なボケ味と動物の毛並みやポートレート撮影で髪の毛を自然な解像感で描写します。
被写体との距離が縮まり、微妙な心情までこちらに伝わってきそうな表情が撮影できます。
_______________________
9月19日現在、フジノン GF55mm F1.7 R WRのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥206,000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥20,600
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥6,180
最大買取見積合計金額:¥232,780

>今なら下取交換値引き¥30,000対象のため、フジノン GF110mm F2 R LM WRへのお買い替えはおおよそ¥53,481~¥59,661のお支払いで購入可能です!
_______________________


 CASE2:フジノン GF110mm F2 R LM WR

35mm判換算87mm相当の中望遠レンズ。開放値がF2という中判デジタル一眼カメラ用のレンズでは明るく立体感があるボケ味が楽しめます。
高画素のGFXシリーズの特徴を活かし、とっさに撮影したスナップ写真でも後から構図を整えても成立する高画質なレンズです。
色乗りとコントラストが良好でVelviaモードのフィルムシミュレーションを使った紅葉撮影もおすすめです。
ポートレートのバストアップショットから、一歩踏み込んだスナップ撮影まで様々な被写体の魅力を切り取ることができます。
_______________________
9月19日現在、フジノン GF55mm F1.7 R WRのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥206,000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥20,600
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥6,180
最大買取見積合計金額:¥232,780

>今なら下取交換値引き¥30,000対象のため、フジノン GF55mm F1.7 R WRへのお買い替えはおおよそ¥153,820~¥160,000のお支払いで購入可能です!
_______________________



本日ご紹介したレンズは、ご購入とご売却を同時に行っていただく先取/下取交換のご利用がおすすめです!
通常価格より見積金額が10%アップ、買取優待券をお持ちでさらに3%増額いたします!

マップカメラでは、安心の定額買取「ワンプライス買取」を実施しております。
買取金額が確定しているので全国どこからでも送るだけでスムーズに売却できます。

さらに先取/下取交換でのお支払いでもポイントが貰え、貯まったポイントを使っても、その分にもポイントが貰えます!
還元されたポイントを次回のお買い物で使っても、さらにポイントが貰えるのでお得がどんどん広がります。ぜひご活用ください!

[ Category:etc. | 掲載日時:25年09月24日 11時00分 ]
【Nikon】日々を彩る、好きに囲まれる – Z fc プレミアムエクステリア –

【Nikon】日々を彩る、好きに囲まれる – Z fc プレミアムエクステリア –

何も用事がない休日、目覚ましもかけず自然と起きるままに任せることにしています。

理想としてはいつもより遅く起きたいところですが、実は普段から目覚ましをかけずとも同じ時間に起きてしまうので、明日こそはと逆に意気込んでいるような状態です。

カーテンから差し込む光で起きないように数年前に遮光・遮熱カーテンを購入してからは少し理想に近づきましたが、今度は同時期に飼い始めた愛鳥からモーニングコールをされるようになりました。なかなか思うとおりにいかないものですが、だからこそ日々が楽しいのかもしれません。

お気に入りの物を並べてみる。

幼いころから文房具には魅力を感じていました。
ぷにぷにしていたりキラキラしていたりする可愛いシール、香りつきのカラフルなペンや、全く消し心地のよくない食べ物の形の消しゴム。
当時流行った缶のペンケースに収まるわけもなく、大きなマチつきのキャラクターもののペンケースがパンパンになっていたものです。

長じてからも文房具好きは変わらず、いまでも文房具コーナーは心躍ります。特にこの時期は来年の手帳が発売することも多く、早速表紙に惹かれて購入しました。少し写実的なイラストのパフェ、甘いもの好きにはたまらないデザインです。10月始まりなのでまだ書けませんが、せっかくなので現在使用中のメイン手帳と一緒に撮影してみました。

使用頻度は低いですが香水も好きなもののひとつ。これを生涯使い続けようと思えるものに出会うまでと、気に入ったら小さなものを購入しています。基本は香りメインですが香水瓶の可愛さに思わず購入することも。

そろそろメインのお話。
2021年の夏、往年のフィルムカメラのデザインを彷彿させるヘリテージスタイルのミラーレスデジタルカメラが華々しく登場しました。期間限定で外装レザーを張替える「プレミアムエクステリア張替キャンペーン」と相まってフレッシュで非常にアイコニックなカメラだと感じたことを覚えています。

「撮影するだけでなく、持つことも楽しんでもらいたい」と、Z fcシルバー発売記念として期間限定無償で登場した「プレミアムエクステリア張替サービス」。カラーはサンドベージュ、ミントグリーン、ナチュラルグレー、コーラルピンク、ホワイト、アンバーブラウンの6色。以降は有償となりサービス終了となりましたが、後年 Z fcブラックの発売と合わせて新たにチョークブルー、マスタードイエロー、オリーブグリーン、ウォルナットブラウン、ミッドナイトグレーの5色が展開されました。
自分の好みやスタイルに合わせてエクステリアを張替えることで、自身のカメラにさらに愛着がわく素敵なサービスだと思います。
キャンペーンということで今では期間が終了していたり、好きなカラーの受付が終了していることもありますが、そういう時には中古品を選択肢に入れていただきたいと思います。

学生の頃にどんどん落ちていった視力はいまでは0.1以下、近視のために裸眼では近くの人の顔も不明瞭です。そのため自宅では眼鏡、仕事ではコンタクトレンズを使用しています。
眼鏡に関してはつけたままでも横になれるような軽く丈夫なもの、紫外線に応じてサングラスのようになるもの、太めのフレームデザインのものなど気付けばいくつも所有していました。

腕時計はその便利さから基本的にApple Watchを使用しています。多機能すぎて十分に使用できているとはいえませんが、入手当初は文字盤やバンド部分の変更、アプリなどでだいぶ楽しみました。その反動か何も予定がない日には思いきりシンプルな腕時計や変わったデザインの腕時計をつけることが多いです。
この日はせっかくなのでクラシカルなデザインのZ fcに、レトロなビジュアルのCITIZENの腕時計を合わせてみました。
■tops
shirt UNIQLO
gilet GU
■bottoms
jeans GU
belt GU
■accessory
glasses JINS
watch CITIZEN
■camera
Nikon  Z fc 16-50 VR レンズキット シルバー (コーラルピンク張替)
■strap
ARTISAN&ARTIST

ニコンの歴史、精密機器の感触と高画質の「融合」を示す「fusion」の「f」、全ての人にこの伝統を受け継ぐカメラをより「casual」に使ってほしいとの願いの「c」。製品名の背後にこめられた物語を感じつつ、今日もこれからもお気に入りのカメラにお気に入りの小物たち、ゆったりとした何もない休日やなんでもない毎日を楽しみたいと思います。

 

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[ Category:Nikon | 掲載日時:25年09月23日 18時15分 ]
【SONY】手軽に、本格的に。‟FX30”で始めるシネマティックな世界

【SONY】手軽に、本格的に。‟FX30”で始めるシネマティックな世界

只今SONYではオータムキャッシュバックキャンペーン2025を開催しています。
今回紹介する「FX30」「FE PZ 16-35 F4 G」はキャッシュバックの対象商品となっています。詳しくは下のバナーから詳細をご覧ください。

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Nikonから「ZR」・Canonから「C50」と、シネマライン業界が盛り上がりを見せている今日。
筆者もこの状況の中で、写真だけでなく動画撮影も楽しみたいと度々感じるように。しかしカメラ好きな筆者は、できる限りコストを抑えながらも性能には妥協したくないとも思ってしまいます。
そんな中ふと気になったのが「SONY FX30」。APS-Cサイズのセンサーを搭載し放熱用の冷却ファンを備えた、SONY Cinema Lineのカメラです。

上位モデル「FX3」と同じボディを採用し、コストを抑えながらも本格的な動画撮影が楽しめる。このカメラであれば妥協のない動画撮影も楽しめるのではと思い、早速使用してみることにしました。今回は風景スナップ動画にチャレンジ。そこまで動画撮影に詳しくない筆者ですが、撮影前に動画に詳しい先輩スタッフに助言をもらい、筆者なりに風景を切り取りその場の雰囲気が伝わるような撮影を行いました。

「SONY FX30」と「FE PZ 16-35mm F4 G」を合わせた外観写真

「FX30」と一緒に使用したレンズは「FE PZ 16-35 F4 G」。フルサイズ用のレンズではありますが、フルサイズ換算すると標準ズームの画角となり、パワーズームも使用できるレンズとなります。また、もしフルサイズへ移行するとなった時でも使用できるということも考え、一緒に使用してみることにしました。

手持ちでの撮影でしたが、普段使用しているミラーレス一眼カメラと変わらないような大きさのボディと適度な重さのおかげか、手振れ補正「スタンダード」でもある程度大きなブレは抑えながらも撮影することができました。手振れ補正のモードにはこの上に、「アクティブ」モードがあり、少し画角はクロップされるもののジンバルにつけたような手振れ補正を得ることが出来ます。また「ブリージング補正」も使用できるので、ピント合わせによって画角が変化する現象も防いでくれます。このことから「FX30」の基本性能や機動性の高さを感じました。

SONY FX30で動画撮影した中からキャプチャーした、東京・お台場での1枚

SONY FX30で動画撮影した中からキャプチャーした、夕暮れ時の東京・お台場

SONY FX30で動画撮影した中からキャプチャーした、夕暮れ時の東京・お台場

動画に関してはXAVC S 4K・59.94p・200m 4:2:2 10bit・S-Log3で撮影。またFX30はデュアル・ベースISOを採用し、ISO800ISO2500でノイズを抑えたクリアな動画が撮影できるので、今回はLog撮影モード「Cine EI」を使用し、その2つのISO感度で撮影を行いました。
S-Log3での撮影ということもあり、撮影時は液晶で確認しても眠い諧調でしたが、カラーグレーディングを行った際、APS-Cセンサーでの撮影でもここまで色再現性と諧調豊かに表現できるのかと驚きました。S-Log3設定時は14+ストップという再現域を確保しているようで、その効果を実感できました。

AF性能は流石のSONY。今回撮影した被写体は風景ではありましたが、AFは狙った場所に素早く合います。別で人物も撮影しましたが、「リアルタイム瞳AF」により、しっかりピントを合わせ続けてくれました。
レンズもSONY純正だけでなくSIGMAやTAMRON、SAMYANGやLAOWAなど幅広いレンズラインナップから選べることも強みのように感じます。

SONY FX30で動画撮影した中からキャプチャーした、西湖の風景

SONY FX30で動画撮影した中からキャプチャーした、西湖の風景

SONY FX30で動画撮影した中からキャプチャーした、精進湖の風景

少し気になったのは、デュアル・ベースISOの部分。ISO800とISO2500での使用で最高画質での撮影が可能とのことなので、そのISO感度で撮影したいのですが、日中でISO800はシャッタースピードとF値の設定上ちょっと明るすぎること、暗くなった際でISO2500は少し暗いのではと感じる部分はありました。日中はNDフィルターが必須で、夜はライト関連を使用したり、できる限り明るい場所で撮影を行った方がよりベストかと思いました。

SONY FX30の外観撮影

SONY FX30の外観撮影

SONY FX30の外観撮影

20万円台の値段で本格的な撮影もできるボディが購入でき、このクオリティの映像が撮影できると考えると十分に楽しめるカメラだと感じました。メディアスロットもデュアルスロットでCFexpress TypeA対応。データの重い動画撮影でもこなすことができる、筆者のような撮影体験や写りに妥協したくない方には間違いないシネマカメラのように感じました。
皆さまも「FX30」でコストパフォーマンスよく気軽に・本格的に動画撮影の世界に入ってみませんか。

 


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▼今回使用したカメラ・レンズはこちら▼

 

 

[ Category:SONY | 掲載日時:25年09月23日 17時00分 ]
【Panasonic】「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S.」からのポイントバックでお得にお買い替え

【Panasonic】「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S.」からのポイントバックでお得にお買い替え

暑い日々が続きましたが、ようやく涼しい風を感じるようになりました。
秋に向けて機材の新調はいかがでしょうか。

本日はLUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S.からのお買い替えにおすすめなレンズを2つのケースに分けてご紹介いたします。
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S.は、コンパクトかつ約210gの重量で持ち運びやすいレンズです。
ワイド端からテレ端まで滑らかに、かつ一定のスピードでズームできる電動ズームを搭載しており、動画撮影に適した静音設計になっているため、動画撮影でも使いやすいのが特徴です。
しかし中には、「画質と明るさを追求したい」「もっと望遠性能が高いレンズが欲しい」
とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そうしたお客様に向けて

CASE1:LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
CASE2:LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.

この2つのレンズをご紹介し、それぞれの魅力や特徴をご説明いたします。

 LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S.からお買い替えにおすすめレンズ

 

 CASE1:LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.

 

 

45-175mmよりはやや大きく、重量も約655gとなってしまい、持ち運びやすさはやや落ちてしまいますが、LEICAの厳しい光学基準をクリアした、F2.8-4.0の明るさを搭載しています。
また、焦点距離は35mm判換算で100-400mmという超望遠域をカバーでき、45-175mmよりも望遠性能が上がっています。
強力な手ブレ補正機能と防塵・防滴、マイナス10℃の耐低温性能も備え、多様な撮影シーンで高い機動力を発揮できるレンズです。

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9月22日現在、LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S. ブラックのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥17,400
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥1,740
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥522
最大買取見積合計金額:¥19,662

>LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.へのお買い替えはおおよそ¥133,238~¥154,254のお支払いで購入可能です!

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9月22日現在、LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S. シルバーのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥17,400
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥1,740
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥522
最大買取見積合計金額:¥19,662

>LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.へのお買い替えはおおよそ¥133,238~¥154,254のお支払いで購入可能です!
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 CASE2:LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.

 

 

35mm換算で200-600mmをカバーできるレンズで、45-175mmや上記の50-200mmよりもさらに望遠寄りとなっております。
45-175mmと同じく、手ブレ補正機能「POWER O.I.S.」を搭載し、手持ちでの撮影でもブレを抑えた安定した写真や動画が撮影可能です。
重さ約520gの軽量・小型な設計で、野鳥やスポーツ観戦など、持ち運びが必要なシーンに最適なレンズです。

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9月22日現在、LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S. ブラックのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥17,400
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥1,740
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥522
最大買取見積合計金額:¥19,662

>LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.へのお買い替えはおおよそ¥32,138~¥37,524のお支払いで購入可能です!

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9月22日現在、LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S. シルバーのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥17,400
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥1,740
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥522
最大買取見積合計金額:¥19,662

>LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.へのお買い替えはおおよそ¥32,138~¥37,524のお支払いで購入可能です!
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本日ご紹介したレンズは、ご購入とご売却を同時に行っていただく先取/下取交換のご利用がおすすめです!
通常価格より見積金額が10%アップ、買取優待券をお持ちでさらに3%増額いたします!

マップカメラでは、安心の定額買取「ワンプライス買取」を実施しております。
買取金額が確定しているので全国どこからでも送るだけでスムーズに売却できます。

さらに先取/下取交換でのお支払いでもポイントが貰え、貯まったポイントを使っても、その分にもポイントが貰えます!
還元されたポイントを次回のお買い物で使っても、さらにポイントが貰えるのでお得がどんどん広がります。ぜひご活用ください!

[ Category:Panasonic | 掲載日時:25年09月22日 18時00分 ]
【HASSELBLAD】XCDレンズが解き放つ、1億画素カメラの真のポテンシャル③

【HASSELBLAD】XCDレンズが解き放つ、1億画素カメラの真のポテンシャル③

デジタル時代に中判カメラの魅力を再定義したハッセルブラッド。
その独自の世界観を支えるのが、Xシステムのミラーレスカメラ用に設計されたXCDレンズです。
卓越した光学性能、レンズシャッターによる全速ストロボ同調、そしてコンパクトな設計。
これらは、中判の豊かな階調や空気感を、より身近なものにしてくれます。
このレンズは、プロの現場からハイアマチュアのクリエイティブな挑戦まで、幅広い写真家を魅了し続けています。
この記事では、そんなXCDレンズの魅力と特徴を深掘りしていきましょう。

今回ご紹介するHASSELBLAD XCD 55mm F2.5 Vは、2022年に発売された標準レンズです。
こちらのレンズのスペックをざっくりと紹介すると、35 mmフルサイズ換算で43 mmの焦点距離に絞り範囲が2.5 – 32と扱いやすく、重量も372gとボディとの重量バランスも良いレンズとなっています。
そして、最短撮影距離は0.45mとテーブルフォトや背景ボケを活かしたポートレートなども得意としています。

F5.6 1/2000秒 ISO800

F2.5 1/800秒 ISO64
F2.5 1/600秒 ISO64

XCDレンズのラインナップの中でも55mmという焦点距離は、人間の視野に近くまさに標準レンズのど真ん中と言える画角です。
広すぎず、かといって窮屈でもない焦点距離がこのレンズの魅力です。
開放F2.5という明るさもさることながら、滑らかな前ボケも美しくまさにハッセルブラッドならでは。
また、ハッセルブラッド独自の「ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション(HNCS)」が、見たままの自然で美しい色を再現するため、現像をせずとも撮って出しの写真で満足のいく仕上がりになります。

F10 1/80秒 ISO64

F6.3 1/100秒 ISO64

1億画素を誇るX2Dのセンサーと相まって、雄大な甲府盆地と稜線にまたがる雲が中判カメラならではのダイナミックな描写で、見る人の心を揺さぶります。
X2Dではチルト式の液晶を使うことで、ローアングルの撮影も容易に可能ですが、X2D IIではハイアングルにも対応したチルト式液晶を採用したことで撮影の幅が大きく広がりました。
利便性が向上すると同時に、これだけ大きな画素数を有するカメラで懸念されるのが撮影データの大きさ。
大容量のRAWファイルを扱う上でストレージは大きな課題となりますが、X2D,X2D IIでは1TBの高速SSDを内蔵。
仮にカードを忘れたとしても、問題なく撮影を行うことができます。

F2.5 1/1000秒 ISO64
F2.5 1/20秒 ISO3200

夕日が沈みかけ空がだんだんと暗くなったタイミングで撮影をしても、ノイズが多くのったりせず16ビットの色深度と最大15ストップの広いダイナミックレンジにより、ハイライトからシャドーまで粘り強く、豊かな階調で盆地の景色を切り取ってくれます。

今回はXCD 55mm F2.5 Vを紹介致しました。単なる道具を超え、写真家の創造性を刺激するXCDレンズ。その卓越した描写力は、中判カメラでしか味わえない唯一無二の表現をもたらしてくれます。
「写真を通して、何を伝えたいか?」
この問いへの答えを、XCDレンズはきっと見つける手助けをしてくれるはずです。ぜひ、あなたもこのレンズを手に、新たな物語を紡いでみてください。

[ Category:etc. | 掲載日時:25年09月22日 17時00分 ]
【新製品】マップカメラオリジナル プロテクトフィルター『LUFT(ルフト)』新発売!

【新製品】マップカメラオリジナル プロテクトフィルター『LUFT(ルフト)』新発売!

カメラ専門店マップカメラは、独自開発の最上位プロテクトフィルター『LUFT(ルフト)』シリーズを、本日2025年9月22日(月)に発売開始いたします。
これまでご好評いただいてきたオリジナルフィルターの最上位モデルとなる本製品。本記事では、新登場『LUFT(ルフト)』の魅力を詳しくご紹介いたします。

目次
  1. 『LUFT(ルフト)』の特徴について
  2. 新シリーズ名の『LUFT(ルフト)』の名前の由来
  3.  帯電防止性能を備えた、新たな当社オリジナルフィルターの上位モデル
  4. 面反射率0.3%以下の高透過率と優れた撥水・撥油性能
  5. マップカメラオリジナルフィルターのコンセプトを継承した、シンプリシティ

 『LUFT(ルフト)』の特徴について


マップカメラのオリジナルグッズの中でも、特に多くのお客様にご愛顧いただいているレンズ用フィルターに、待望の最上位モデル プロテクトフィルター『LUFT(ルフト)』が加わりました。これまで「WORシリーズ」で好評をいただいてきた、レンズのデザインを邪魔しないシンプルな設計と優れた撥水・撥油性能はそのままに、新たに帯電防止コートを採用。これにより静電気が発生しにくくなり、撮影後のホコリや汚れが格段に付きにくくなりました。サイズは、37mmから82mmまで全14種類をご用意。幅広いレンズに対応できる豊富なラインナップとなっています。

 新シリーズ名の『LUFT(ルフト)』の名前の由来


LUFTとは、ドイツ語で空気という意味を持ちます。“空気”のように澄んだガラスを用いたこの新たな製品が、多くのお客様にとって“空気”のように生活に馴染み、かつ“空気”のようになくてはならない存在になって欲しい。というコンセプトのもとに、マップカメラスタッフが考案しました。

 帯電防止性能を備えた、新たな当社オリジナルフィルターの上位モデル


新フィルター『LUFT(ルフト)』は、国内一貫生産のフィルター専業メーカーであるマルミ光機株式会社に製造を依頼。これにより、従来のオリジナルフィルターにはなかった帯電防止機能を新たに採用しました。静電気によってレンズに付着しやすい細かなホコリやチリを寄せ付けにくくするため、ブロアーなどで簡単に吹き飛ばすことができ、日頃のお手入れが格段に楽になります。また、帯電防止機能を持たないフィルターと比べて、屋外での撮影時に花粉などが付きにくくなるのも大きなメリット。これからの季節、屋外での撮影をより快適にお楽しみいただけます。

 面反射率0.3%以下の高透過率と優れた撥水・撥油性能


「WORシリーズ」でご好評いただいた撥水・撥油コーティングは、もちろん健在です。水辺での撮影はもちろん、突然の雨や、うっかりガラス面に触れてしまっても慌てる必要はありません。水滴や指紋が付着しても、乾いた布でサッと拭くだけで簡単に除去でき、撮影時のさまざまなアクシデントによるストレスを軽減します。

また、『LUFT(ルフト)』の名に恥じない、面反射率0.3%以下の高透過率を実現。可視光線に影響を与えない無色透明なガラスを使用することで、お手持ちのレンズが持つ本来の表現力や描写性能を最大限に引き出すことが可能です。

 マップカメラオリジナルフィルターのコンセプトを継承した、シンプリシティ


マップカメラオリジナルフィルターシリーズの共通コンセプトは、レンズのデザインを邪魔しないこと。洗練されたレンズの意匠にフィルターが干渉しないよう、細部まで配慮しています。新製品『LUFT(ルフト)』でも、このこだわりは変わりません。「WORプロテクトフィルター」と同様に、口径の印字は黒色の枠に対して無色透明のメジュームインクを使用。視認性を保ちつつも目立たない佇まいを実現しました。これにより、フィルターを装着してもレンズ本来の美しいデザインが損なわれることはありません。

『LUFT(ルフト)』がもたらすのは、ストレスフリーな撮影体験。
ホコリや汚れを気にすることなく、より作品づくりに集中することができます。この機会に、ぜひその優れた性能をお確かめください。


[ Category:etc. OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:25年09月22日 12時00分 ]
【RICOH】ミニバッグ派の方へおすすめしたいGR III

【RICOH】ミニバッグ派の方へおすすめしたいGR III

昨今のミニバッグブームもあり、新しいバッグを購入する際に小さいバッグばかりになってしまいます。数えてみたところ、自宅のクローゼットにはミニバッグだけで5個以上ありました。

意外と収納力があるバッグもあり、普段使いから海外旅行まで活躍してくれます。

中でも出番が多いのは、Longchamp ル プリアージュ® エナジー XS トップハンドルバッグ。

Longchampのバッグは街中で見かけない日はないと言っては過言ではないほど、愛用していらっしゃる方が多いと思います。

ショルダー付きで2wayで使用でき、ファスナーがあるので防犯面でも安心です。

内側には2つポケットが付いていて、小物を分けることができます。

 


バッグ:Longchamp

カメラ:GR III

ストラップ:細OBIストラップ 松葉紐タイプ ~源氏物語~ 浅縹の織物 青色

お財布:Louis Vuitton

ハンカチ:LAURA ASHLEY

リップ:Dior

アクセサリーケース:Francfranc


ミニバッグの日でも必ず持ち歩いているのがRICOH GR IIIです。

ポケットに入るサイズなので、ミニバッグでも問題なく収まります。

5月ごろ実際にこのセットでハワイへ旅行に行きましたので、その際の作例も紹介いたします。

ダイヤモンドヘッド頂上への道中

定番の観光地、ダイヤモンドヘッドでの1枚です。往復1時間~1時間半の道のりなので、コンパクトなカメラですと体力の消耗も少なくて済みます。

アサイーボウル
マクロ機能を使用

28mmなのでテーブルフォトもお手の物。マクロ機能も付いていて、レンズ先端から約6cmまで近づいて撮影することができます。

食べ物の質感や、植物などをクローズアップして撮影すると楽しいです。

ジョバンニのガーリックシュリンプ
クルーズ船からの景色

このように、なるべく荷物を減らしたい旅行のシーンでもミニバッグ+GR IIIの組み合わせは大活躍です。スマートフォンよりもセンサーサイズが大きいので旅の記録も画質良く保存することが可能です。

▼こだわりのバッグとカメラをご紹介しているおすすめ記事はこちら▼

私を彩るGUCCIとLUNAの哲学 | 東京を切り取るスタイリッシュな視点

 

▼ストラップはこちら▼

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▼「欲しいリスト」に登録で決算セール対象に!?活用術をご紹介している記事はこちら▼

『欲しいリスト』登録で決算セール対象に!?「欲しいリスト」活用術

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:25年09月21日 16時16分 ]
【FUJIFILM】“記録”ではなく“記憶”として写すX-half

【FUJIFILM】“記録”ではなく“記憶”として写すX-half

FUJIFILM X-halfは、日常をただの記録ではなく“物語性のある写真”として残せるカメラです。
スマホの写真は明るく鮮やかで便利ですが、どこか均質で“情報”としての強さが前に出てしまうことがあります。
X-halfの魅力は、その正反対にあるのかもしれません。

たとえば、ふと立ち止まった路地裏の黄色い扉。スマホなら一瞬でシャープに写りますが、X halfを通すと光のやわらかさや静けさまで残ります。
見慣れた街角が、まるで映画のワンシーンのように感じられるのです。これはまさに“エモいカメラ”の真骨頂だと思います。

カフェで頼んだスイーツも同じです。焼きたての香ばしさや木のテーブルの温かみまで写し込まれて、写真を見返すだけで「このときわくわくしながら待っていたな」と思い出せます。
スマホの写真が“広告的”であるなら、X halfの写真は“日記的”であり“物語的”です。
こうしたフィルムライクな質感は、日常をドラマに変えてくれます。

古本屋の店先に並ぶ洋書の棚や、和室の座敷に置かれたちゃぶ台、シャンパングラスに注がれる泡の瞬間。
どれも特別な風景ではありませんが、X halfで撮るとそれぞれの場面にストーリーが宿ります。
写真散歩や街歩きカメラとして持ち歩くと、普段の景色さえ“旅の記憶”のように残せるのです。

数字やスペックで語れる魅力もありますが、このカメラにしかできないのは“エモい瞬間をそのまま残すこと”だと思います。
コンパクトで扱いやすいのに、表現は奥深い。Vlog用に持ち歩くのもおすすめですし、スマホ写真に物足りなさを感じている人には強い味方になるでしょう。

FUJIFILM X halfは、便利で正確なスマホ写真とは違う方向を向いています。
単なる記録ではなく、感情の残像を写すカメラです。もしあなたが「もっと写真で気持ちを表現したい」「日常をフィルムライクに残したい」と思っているなら、X halfはきっとその答えになるはずです。

写真に“物語性”を求める方に、FUJIFILM X halfはまさに最適です。
次のカメラ選びに迷っているなら、ぜひ一度手に取ってその描写力を体験してみてください。

[ Category:etc. | 掲載日時:25年09月21日 12時00分 ]
ファッションのその先へ | GUCCI と OLYMPUS PEN が導く、私の世界

ファッションのその先へ | GUCCI と OLYMPUS PEN が導く、私の世界

最近、私たちが働く会社では「Camera is Fashion」というテーマを掲げています。この魔法のようなフレーズに触発され、私自身もカメラとファッションの関係について、あらためて向き合ってみることにしました。

今回の撮影で相棒として選んだのは、遊び心に溢れたGUCCIのアイテムたちと、白い「OLYMPUS PEN E-P7」「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ シルバー」です。これらのアイテムを携え、東京の街中を巡ることで、私にとっての「こだわり」とは何か、そして「ファッション」のその先に何があるのかを探求する旅に出ました。

1. KAIコラボの愛らしいクマと、予想外の出会い

今回の撮影で連れてきたのは、K-POPグループEXOのメンバーであるKAIさんとのコラボレーションアイテムです。正直なところ、K-POPには疎かったのです。でも素朴な手書き風の愛らしいクマのイラストのなんと可愛いこと。愛嬌たっぷりの表情で、まるで私に語りかけてくるようでした。そのイラストが使われたアイテムは色々ありました。ルックスだけでなく実用も重視したいので、両手が開くリュックを入手しようと思いました。その後それがなかなかに入手困難であることがわかり、あきらめかけた矢先、用意してもらえたのです。実際この組み合わせの人とすれ違ったことは一度もなく、さらに言えばクマさんを持っている人すらも街中で見たことがありません。販売店舗も限られていた中、出会うべくして出会ったのです。

リュックだけを買うつもりでしたが、店頭に行くと同じクマの絵が描かれた巾着ポーチも出してもらえたのです。悩んだ末、リュックに入れた荷物はすぐに出せないから、ポシェットがあると便利だよね、と自分に言い訳して一緒に購入。今回の撮影でも、巾着ポーチを斜めがけし、その中にカメラを入れて撮影に出ました。残りの荷物はリュックへ。動きやすく撮りやすい、まさに理想的なコーデです。巾着はGUCCIらしくしっかりとした作り。ペラペラの素材とは違い、口が開いたままキープされるため、カメラをサッと取り出してすぐにシャッターを切ることができます。まるでカメラを出し入れするのを待ってくれているかのよう。この巾着ポーチは、ファッション性と機能性を両立する、まさに完璧なアイテムでした。追加して本当によかったです。

グッドルッキングなだけでなく、このサイズ感、形状、質感……完璧です

2. 街の空気を切り取る「PEN E-P7」

今回の撮影で私の視線と寄り添ってくれたのは、「PEN E-P7」です。私はホワイトのボディを選びました。このカメラは、単なる機材というより、まるでハイブランドのバッグやアクセサリーのように、私のファッションに自然と溶け込んでくれます。

GUCCIのアイテムが持つ上質さと遊び心に、「PEN E-P7」の洗練されたデザインは完璧にマッチしました。白いボディにシルバーのパーツが上品に輝き、持つだけで気分が上がります。重厚な一眼レフとは違い、このカメラの軽さとコンパクトさは、今日の私のファッションと街の雰囲気にぴったりでした。おしゃれなカフェやお店に入っても、テーブルに置いた姿が絵になりますし、撮影している姿もスマートに決まります。

見た目だけではありません。このカメラは驚くほど機能的で、私の撮影スタイルに寄り添ってくれました。

一つ目は「チルト式液晶モニター」。個人的にバリアングルタイプよりチルトタイプの方がスピード感を持って動かしやすくて好きです。人混みの中でもモニターの角度を変えることで、スマートに撮影ができました。これは竹下通りや裏原宿のように、多くの人が行き交う場所で特に便利でした。

二つ目は「手ぶれ補正機能」。歩きながらの撮影や、サッと構えてシャッターを切るような場面でも、ブレのないシャープな写真を残すことができました。これは、じっくりと構図を練るよりも、直感的にシャッターを切りたい私のようなスタイルに最適。ストリートスナップを楽しみたい人にぴったりです。

三つ目は「アートフィルター」。「PEN E-P7」には、写真を特別な雰囲気にする様々なフィルターが搭載されています。私はその日の気分や撮影場所に合わせて、「ラフモノクローム」や「ジオラマ」のフィルターを試しました。オフィス街を年代がわからない感じで撮ってみたり、人の顔が写るのをジオラマのボケ味をモザイク代わりに使ったり。工夫次第で写真に新たな表情を加えることができました。単に記録するだけでなく、自分の感性を色や質感で表現できるのは、まさに「ファッションのその先」にある楽しみです。

私の服装は、動きやすさを重視したものです。流行に敏感な街にもふさわしい、感度の高いスタイリングで臨みました。リュックを背負い、巾着ポーチを斜めがけするスタイルは、自由な動きを可能にし、それがそのまま写真にも表れています。竹下通りや裏原宿の人混みの中でも、その軽やかなボディのおかげで身軽に動き回ることができました。丸の内の洗練されたビル群や、馬がいる公園ののどかな風景、そして、なぜか心惹かれた小さな企業のオレンジ色と光。それぞれの場所が持つ独特の空気感を、私はこのカメラのレンズを通して切り取ります。

アートフィルターの「ラフモノクローム」を選択。モニターで効果を見ながら選ぶだけなのでカンタンです

馬がこんなにいるとはなんと贅沢な公園でしょう

馬とコミュニケーションを取り表情を捉えます

なんだか惹かれた木の幹

ひとりひとり解像しています

まだまだ暑いことが伝わってくるポーズ

くちびるに惹かれて見上げたら、ガラスに空が映っていました

インパクトのあるだるま

観光客に大人気のミニブタ

場所によっては静かな、ビルの間を歩く

RA

グリーン・レイヤード

Orangeと、斜光

広角っぽい表現もたのしいです

3. まとめ:「こだわる」ということ

撮影した写真を見返すと、軽やかなシャッターが捉えた瞬間の躍動感がそのまま伝わってきます。それは、私にとってのカメラが単なる機材ではなく、ファッションの一部であることを証明しているかのようです。

今回の撮影で、私は改めてGUCCIというブランドの持つ多様性と、自らの「こだわり」との共鳴を感じました。よく知らずに心惹かれたクマの愛らしいイラストは、固定観念にとらわれず、直感を信じることの楽しさを教えてくれました。そして、その遊び心あるアイテムと完璧に調和したのが、「PEN E-P7」の白いボディでした。

“PEN”を手に街を歩くことが、まるでファッションショーのランウェイを歩くかのように、私にとって気分が上がる体験だと気づきました。ファッションを通して自分を表現し、その表現をカメラで切り取る。この一連の行為は、ただのおしゃれを超え、私自身のアイデンティティを形作る作業なのだと思います。

「Camera is Fashion」というフレーズは、私たちが見つけるべき「こだわり」そのものを表しているのかもしれません。それは、誰かが定めた流行を追うことではなく、自分の感性に従って、本当に心を豊かにしてくれるモノやコトを選ぶこと。ファッションもカメラも、その選択を表現するためのツールなのです。

この旅は、まだ始まったばかりです。「PEN E-P7」が捉えた写真の中に、私がどんなこだわりを見つけ、どんな物語を紡いでいくのか。これからも、私の「Camera is Fashion」の旅を楽しみますし、皆さまにも楽しんでいただきたいです!

今回の撮影はこういうセットで撮りました!

 

[ Category:etc. OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:25年09月21日 10時30分 ]
【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – MP 0.72 & Summicron 35mmSpecial Set –

【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – MP 0.72 & Summicron 35mmSpecial Set –

MapCameraで取り扱う中古品の中で、流通数や生産数が少ない希少品や限定モデルなどに与えられる名称、「PREMIUM COLLECTION」。

本シリーズでは、A Piece of PREMIUM COLLECTIONと称し、そんな製品たちを一つずつ紹介いたします。

第五弾は、Leica MP 0.72 広角セット シルバーをご紹介いたします。

よく知られた MP 0.72のアンスラサイトとよく似た構成の本セットは、いったいどのような製品でしょうか。

 


 

Leica MP 0.72 (2003年発売)を語る前に、MPについて詳しく説明しなければなりません。

MPという機種が最初に登場したのは、1956年のこと。いわゆるバルナックライカとM3初登場の間で揺れ動く時期の中、既にバルナック IIIf向けに存在した「ライカビット」を、M3の報道向けモデルをさらに公式改造し、取り付けられるようにしたものが、のちに細かい仕様変更を経て「Leica MP」として発売されました。

つまり、当初のMPはM3の派生機のようなものとして登場しました。仕様としては、セルフタイマーがオミットされているほか、フィルムカウンターの方式がこののちに発売されるM2と同等となっていることなどがあげられます。

ちなみに、MPの「P」とはプロフェッショナルの意とのことで、以降のライカのM型カメラでしばしばみられる「-P」といった名称の先駆け的存在ともなりました。

このMPは後年発売のMP 0.72と区別するため、「MP オリジナル」などと呼ばれることが多く、流通数が非常に少なく大変貴重。

 

更に半世紀ほどの時を経て2003年、同じ名前を冠した新型MPが登場することとなりました。

このMPは1999年に発売した「M6 TTL」を、いわば「M3風」にモディファイしたモデルで、M4時代からある、プラスチックの指宛が施された巻き上げレバーや、斜めの巻き戻しクランクが、M3の形状に近いものに換装され、トップカバーも亜鉛ダイキャストから真鍮製に変更されています。

当時はファインダー倍率も0.58倍、0.72倍、0.85倍とあり、現在は0.72倍のみが現行品として販売されています。

ちなみに、新型MPからさらに露出計を取り除いた「MP Classic」なるものも、中国の現地代理店から企画・販売されたりもしました。

そのほかにも、オリジナルを忠実に再現したMP-3や、新型MPと同じくM6をベースに各種パーツにオリジナルMPを意識したものを配したMP-6などもあり、とにかくMPと名の付く派生モデルはもりだくさんとなっています。

 

 

また、同じ名前を冠してはいるものの、「オリジナルMP」に装着されていた「ライカビットMP」は、M2やM1には装着できますが(M3は不可)、M4-2以降の機種、つまり「新MP」には装着できませんので注意が必要です。

M4-2以降の機種には、「ライカビットM」が適合します。そんなライカビットMは、なんとこの度復刻発売が発表されました。お求めの方はこちらから。

 


 


 

さて、1980年以降から2000年代前半にかけては、前述の通りLeicaからはあまたの限定モデルが世に送り出されてきました。

この時代の製品として重なっているM6、M7、MPなどは特に限定モデルが複数あり、全て覚えるのにも一苦労です。

ライカカメラAG(ドイツ)が主体となって作成したものあれば、ライカカメラジャパンや、さらにその前の国内代理店であるシーベルヘグナー、そしてあまたの海外の販売拠点限定のモデルが世に送り出されています。

 

MP 0.72の限定モデルの一つで比較的有名なものに、「MP アンスラサイトセット」というものがあります。

これは、2003年モデルのMPと、特別な外装の「ズミクロン M35mm F2 ASPH.」、さらに新型MPに対応した「ライカビットM」がセットになったもの。

R9に用いられた表面処理を応用した外装となっており、日本限定 600台というごく少数の販売が行われました。

アンスラサイトとは、元来はろ過フィルターの一種で、炭素含有率90%以上の無煙炭を粉砕し整粒したものを指すそうです。

実際に表面処理にこの言葉の通りの意味の物が施されているのかは分かりませんが、名前の通り独特で美しいチャコールシルバーカラーで、現在も人気があります。

また、同梱レンズの特別外装というのは、中身としては第四世代と同等なものの、外装が「ズミクロン M35mm F2 8枚玉」風の独特なものとなっており、なかなかの存在感があります。

このレンズは、アンスラサイトと、後述のセットのほか、レンズ単品としてはM型ライカ誕生50周年を記念したモデルとして400本国内流通限定販売も行われました。

 

長い前口上となってしまいましたが、そして今回冒頭のLeica MP 0.72 広角セット シルバーのご紹介に参ります。

 


 

Leica MP 0.72 広角セットは、新型MP 0.72と、アンスラサイトにも同梱された特別外装の「ズミクロン M35mm F2 ASPH.」がバンドルされたセットでした。

ただし、はめ込み式のレンズフードはアンスラサイトカラーのものからブラックのスリットフードに変更されています。

 

 

また、アンスラサイトに同梱されていたような「ライカビットM」は同梱されておらず、通常のベースプレートが付属しています。

このセットに関する情報はアンスラサイト程多くはないですが、おそらく過去にライカ製品の国内代理店事業を行っていたシーベルヘグナーのもとで、企画、販売されたものであろうことが推測されます。

したがって、海外などのライカ系の情報を取り扱っているアーカイブなどではその情報が確認できないものですが、製品流通コードが存在していたことから、間違いなく代理店もしくはメーカーが展開したセットとなっています。

MPのオリジナルはありませんでしたが、せっかくなので源流となったMPと、ズミクロン8枚玉と並べてみました。

フードがスリットタイプだったので、IROOAではなく12585のフードを装着してみました。

こうしてみると、随所にオリジナルへのリスペクトを感じさせる仕様となっています。

 

幻の8枚玉風ズミクロンと実用に適したMP 0.72のセットは、MapCameraからお買い求めいただけます。この機会にぜひ。

 

■今回ご紹介した機材はこちら↓


 


 

[ Category:Leica | 掲載日時:25年09月20日 19時00分 ]
【Canon】私にとって必要十分過ぎるからこそ、全てをこの一台に任せてもいいと思えたカメラ。

【Canon】私にとって必要十分過ぎるからこそ、全てをこの一台に任せてもいいと思えたカメラ。

普段、私は主にポートレート撮影をしています。
そんな私が選んだ今や相棒とも呼べる存在こそ、「EOS R5 Mark II」なのです。
発売からおよそ一年経った今、改めて感じているこのカメラで良かったと思えるポイントを書いていこうと思います。


撮影をしたのは少し前。外は尋常じゃない暑さで仮にカメラが大丈夫だとしても、とても撮影出来る環境じゃないと感じるほどでしたのでスタジオを借りて撮影することに。

組み合わせたレンズは、「RF 50mm F1.4 L VCM」
このレンズは発表直後から購入を決めていたレンズの一つ。EFマウントの時から50mmはよく使用しており、R5 Mark IIに買い替えてからもマウントアダプターを用いて運用していましたが、大口径の宿命とも言える開放撮影時のピントの甘さは目を瞑らざるを得ないというのが正直なところでした。とは言え、RF 50mm F1.2 Lは本体重量がかなりあるため購入を見送っていた中、小型・軽量かつ優れたフォーカス性能を有した単焦点レンズから筆者が愛用している画角50mmが発売となったので、飛びつかずにはいられませんでした。



「EOS R5 Mark II」は約4500万画素あるいわゆる高画素機に分類されるカメラです。一見必要十分過ぎると感じるこの画素数こそ安心できるポイントの一つ。
筆者のスタイルだとポートレート撮影の時は比較的テンポよく撮り進めたい、と考えています。やはり人と人との撮影になるのでマイペースにじっくりというわけには行かない、ポージングの指示出しや細かいライトの配置等に気を配っていると撮影中の構図ってあまり気にかけていられなかったりします。
もちろん最低限の構図の意識は必要ですが、「ここをもう少し、こう・・・。」なんてじっくりやっているとやはりペースが乱れてしまいます。

そういうときは高画素機である「EOS R5 Mark II」のメリットを活かし、トリミング等を行って調整を行います。
私がよく調整を行うのが水平や写り込み等の調整。レスポンス重視で撮影しているとやはり意図しない斜め構図がちらほらと出てきてしまいますので、現像中気になったりしたら水平を整える調整を行います。そういった場合に画素が大きいとある程度大胆に行うことが出来る為非常に助かっています。


また、私は稀にですが写真展に出展等をすることがあります。以前友人の写真展に足を運んだ時に大きく印刷された写真に感動を覚え、それ以来自分自身が出展をするときはA1サイズなどで大きく印刷したいと思っていました。
しかし以前持っていたカメラではA1サイズやB1サイズの印刷等を行うとどうしても引き伸ばしたような粗が出てきてしまったので、A3までしかやっていなかったのですが先日思い切ってA1サイズで刷ってみると今まで気になっていた粗が全くありませんでした。

普段はSNS等での利用がほとんどなので画素数がそこまで必要になることはありませんが、やはり写真を大きく印刷しそれを目の当たりにするとSNSで見るのとは違う感動や達成感を感じることが出来るので、それが出来るだけで高画素機を選ぶ価値が私にはありました。


画素も然ることながら、「EOS R5 Mark II」は非常に優れた被写体認識の能力を持っています。ほとんどポートレート撮影でしか使わない私にとっては必要十分過ぎる機能であると感じるほど。
それもそのはず。最新のエンジンシステムである「Accelerated Capture」とディープラーニング技術をベースに用いた最新のAF技術が使われています。被写体の瞳を瞬時に捉え、何も考えずとも正確に瞳にピントを合わせて撮影することが可能です。動きが大きい被写体や予測の難しい被写体に対しては非常に効果的なAF性能なので人物写真であればスポーツ選手の撮影やお子様の撮影においては間違いなく撮影の快適さが上がると思います。


私がCanonを使う一番の理由はこのスキントーン。この肌の忠実な発色と表現力のおかげで、滑らかで美しい人肌を以前よりも再現できるようになりました。背景には少し青みが欲しいのでライティングなどで少し青白いライトを入れたりするのですが、それでも肌の発色はくすんだりしないので助かっています。
加えてレンズのおかげで開放でも非常にシャープな写り。初めて使ったとき自宅のパソコンで等倍で確認をした時にあまりのシャープさに感動したことを今でも鮮明に覚えており、それ以来私はこのレンズは信頼しきっています。

不満点を挙げるとすれば、カメラ本体はバッテリーライフ。レンズ側はRAWデータ時に周辺減光が出てしまうこと。
これは予備の電池を持ち歩くことで解消できますし、レンズ側は基本私は撮影後現像を行う上に、普段使っているLightroomはレンズプロファイルに対応しているので自動でプロファイルが当てられるのであまり不便に感じることはありません。

無理やり頭をひねって何とか絞り出した不満でこの程度、それくらい「EOS R5 Mark II」と「RF 50mm F1.4 L VCM」を気に入っている自分がいます。
これだけ気に入っているなら、おそらく私はこれからもEOS Rシステムを使い続けると思います。


いかがでしょうか。一年使ってきてよかったと思えるポイントを書いてきました。
今回ご紹介した機能の他にも「EOS R5 Mark II」には多くの優れた機能が備わっています。今の私の用途においては必要十分過ぎる機能の一つが動画機能。
例えば8K RAWであったりDCI 4K/60pの記録であったりLog撮影やProxyの同時記録など、普段動画撮影をしない私にとっては少し持て余してしまう機能すら充実しているのが「EOS R5 Mark II」
そういった機能が豊富なこのカメラは私にとってオーバースペックなのかもしれません。
しかし、それは今だけの話かもしれません。いつか本格的にモータースポーツなどのスポーツ撮影を、一瞬で全てが決まる野鳥撮影を、超望遠が必要な野生生物の撮影を、本気で作品になり得るような動画の撮影を行いたくなるかもしれません。

その時、改めてカメラを買い増す必要は全くありません、なぜなら「EOS R5 Mark II」ならそのまま撮影に臨めてしまうからです。

本記事が少しでも皆様のカメラ選びの一助になれば嬉しい限りです。



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[ Category:Canon etc. | 掲載日時:25年09月20日 18時25分 ]
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