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【Canon】『にーよん』から始める新年度【RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM】

【Canon】『にーよん』から始める新年度【RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM】

少しずつではありますが、春の足音が聞こえてきました。
新生活が待っている新年度に向けて、機材を新調したい方もいらっしゃると思います。

今回は『2024年』の『24』にかけまして、
スタッフがお勧めする『24』の数字を含めたカメラ、レンズを全5回に分けて紹介していきます。
新しい機材選びの参考にしていただければ幸いです。

今回、ご紹介するレンズは「Canon RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」です。
全長約58mm、質量約210g。沈胴機構を採用した軽量コンパクトなレンズで、EOS R8をはじめとした初めてフルサイズミラーレスカメラを使用する方におすすめです。

焦点距離は24mmの広角域から50mmの標準域をカバーし、スマートフォンなど広角での撮影に慣れた方でも親しみやすいと思います。
小型軽量ながらレンズ内IS(手ブレ補正)も搭載し、頭の上へ持ち上げたり片手を伸ばして撮影といった不安定なシーンでも心強くサポートしてくれます。見頃を迎えていたカワヅサクラを腕を伸ばして片手で撮影。この日はかなり風が強く、一瞬も止まってくれない桜に苦戦しましたが、逆にピントが合った部分以外が印象的にブレてくれました。

広角レンズらしく頭上を覆う樹木を大きく切り取ってみました。先程の桜とは打って変わって明暗とともに細かな枝までパキッとした描写です。

同じく広角側で。植物に覆われていますがごくごく浅い小川が流れていました。まるで小道が続いているような様子が伝わるように下からのアングルとなりますが、こちらも軽い機材の組み合わせなので難なく撮影できます。

縦型の花壇のモニュメントのパンジーに思い切り寄ってみました。
このレンズは広角端では0.3m、望遠端では0.35mまで寄って撮影することができます。

本日3月3日は桃の節句です。七草・端午・七夕などと並ぶ五節句のひとつであり、近年では女の子の健やかな成長と健康を願うひな祭りとして定着しています。というわけで雛飾りの展示では広角側が大活躍してくれました。全体を収めたいときにはやはり広角レンズが最適です。

側にはつるし雛も吊り下げられ室内が華やいでいました。ちりめんの布で作られた様々なモチーフの飾りは100種類以上あるともいわれ、個々に意味と願いが込められています。こちらはおそらくタイでしょうか、縁起の良いモチーフの代表だと思います。

「俵ねずみ」は大黒様の使いのネズミとして金運に恵まれる、五穀豊穣を表す俵が食に困らないを意味するそうです。可愛らしさに撮影して後から由来を調べてみたらなかなか興味深かったです。


いかがでしたでしょうか。
今回はレンズキットでもある組み合わせを使用して撮影しましたが、さすがの相性の良さで重量のバランスもよく、ハンドストラップで常に持ち歩きましたが一日中疲れることなく撮影に臨めました。
焦点距離としても使いやすいので街角でスナップ撮影、広角を活かして風景や室内での撮影と様々に楽しめるレンズです。

次回もお楽しみに!

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[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月03日 19時00分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1と巡る歴史館

お天気が不安定な今日この頃。加えて早くも花粉に苦戦しているのは、筆者だけではないはず…。
お出かけをして写真を楽しみたいけれど、雨や花粉が心配。そんな不安を回避する撮影を本ブログでご紹介していきたいと思います。

今回のお供は、OM SYSTEM 「OM-1」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」。言わずと知れた防塵防滴の王様です。
この日は運良く快晴でしたが、前日は土砂降りの雨。雨にも風にも雪にも耐えうる強靭なOM SYSTEMのカメラ達は、心配性の筆者にとって最強の味方です。

目的地は港区立郷土歴史館。東京メトロ南北線の白金台駅すぐ近くに位置しています。
暖かく優しい日差しに気分も浮かれ、少し離れた目黒駅から歩いて向かいまいました。お散歩を満喫し過ぎて、入口を見逃し、少し迷子に。
住宅地の隙間から歴史ある建物の背中が見えています。


ようやく入口を発見しました。スクラッチタイルで覆われたゴシック調の特徴的な外観は、設計者の名字をとって「内田ゴシック」と呼ばれています。
1938年に旧公衆衛生院として建設されました。今現在は港区の自然や歴史・文化の交流の場〈郷土歴史館〉として改修工事を経て、保存されています。


お寺や神社とはまた違った空気感を味わえる今回の撮影地。室内では雨や花粉の心配もなく、思う存分シャッターをきることができます。
大迫力の建築写真と言えば、超広角レンズ。「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」を選んだ理由は、35mm判換算で超広角16mmから標準50mmをカバーしてくれるからです。

OM-1には豊富なピクチャーモードがあります。被写体や写真表現に合わせて項目を選択するだけで、簡単に仕上がりを調整してくれる機能です。さらにコントラストやシャープネスなどの詳細な設定を各項目に付与することができるので、より自分好みの写真にカスタマイズができてしまいます。この写真は自然な色合いに仕上げてくれる《Natural》で撮影しました。


JPEG画像に限られてしまいますが、アートフィルター機能も選択することができます。効果をしっかりと感じられる写りなので、撮影者によって好みは別れるかもしれませんが、被写体や景色にマッチしたフィルターを選択すればとても面白い写真をその場で獲得することが可能です。RAW画像のみを設定している場合でも自動的にRAW+JPEGに変更されるので、普段編集を前提に撮影される方にも是非お試し頂きたい機能だなと感じました。1枚目は《ジェントルセピア》、2枚目は《ヴィンテージ1》で撮影しています。

本レンズは35mm判換算で最大撮影倍率0.42倍、最短撮影距離はズーム全域で一定の0.23mの近接撮影が行えます。被写体に近づいてからズームリングを操作することができるので、簡単に画角を調整することが可能です。当時の錠前に会社名が掘られています。普段なら敬遠してしまう傷やスレですら、目が釘付けになってしまいました。

OLYMPUS時代から愛されてきた〈オリンパスブルー〉。
愛称がつくほどに有名なこの青色の発色は、カメラ選びの決め手になると言っても過言ではありません。
今回は窓に反射する空色が、個人的にとても気に入った写真になりました。撮影時だけでなく写真を見返した時にも、綺麗な清々しい気持ちを感じることができます。



動画も撮影してみました。OM-1の強力な手振れ補正と郷土歴史館の空気感をご賞味ください。

新しいフラッグシップ機「OM-1 Mark II 」や、驚愕の超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」が登場し、盛り上がりをみせている OM SYSTEM。
最新機種にも引けを取らない素晴らしい性能を持った OM-1 は生産完了品となり、新品は在庫限りとなってしまいました。
お悩みの方は是非お早めにご検討ください。
当店では状態の綺麗な中古もございます。お手頃にご購入されたい方は、こちらもチェックいただければ幸いです。





[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年03月02日 19時12分 ]

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【RICOH】GRⅢと3つの砂浜

今回もGRⅢをポケットに忍ばせてサイクリングしながら「いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜」の3つの砂浜を撮影して来ました。
GRⅢの鮮やかな発色の良さ、広角レンズによる広がりなど、GRシリーズの魅力を感じていただければ幸いです。

【いなげの浜】
稲毛海浜公園の中にある白い砂浜「いなげの浜」は埋め立てにより、日本で初めて造られた人工海浜。
より多くの人が楽しめる公園になるように、海辺を生かしたリニューアルが進められており、
一面を覆う白い砂浜が魅力的な「いなげの浜」はとても気持ちが良い憩いの場となっています。

【白い砂浜】
白砂は、西オーストラリア産の山砂で、真っ白でサラサラとした手触り、
山砂であるため海の生物を含んでいないので、環境への影響も少ないようです。

【海へ延びるウッドデッキ】
2022年の春にオープンした、誰もが気軽に海上散歩ができる「海へ延びるウッドデッキ」は、
夕方のサンセットが一番美しく見える「いなげの浜」のシンボル的な桟橋です。

砂浜から先端に向けて段階的に高さが上がり、満潮時もデッキが浸かることがなく、
海に囲まれた非日常的な空間は他では味わうことの出来ない特別な時間を過ごすことができるはずです。

【検見川の浜】
検見川の浜は、いなげの浜と幕張の浜に挟まれた浜で、1年を通してヨットやウインドサーフィンなどが楽しめます。
浜は堤防でボードセイリングと遊びのゾーンに分けられていて安心して遊ぶことができるので、カモメも寛いでいることがわかります。

【稲毛ヨットハーバー】
三角の白い建物が特徴的な稲毛ヨットハーバーでは、海に対する理解と興味を深める為に様々なイベントが開催されているようです。
また「3つの砂浜」のちょうど中間地点であるため、近くの駐車場を利用する人が多い印象です。

【砂浜プロムナード】
砂浜プロムナードは「いなげの浜」「検見川の浜」「幕張の浜」の3つの砂浜をつなぐ散歩コースで、
総延長は約6kmほどあり「アクアリンクちば」から「ZOZOマリンスタジアム」まで続いてます。
東京付近でこれほど長い距離の浜辺歩きを楽しめる場所はここだけで、サイクリングロードとして利用する人も多く見えます。

【美浜大橋】
空に舞う「カモメ」をあしらったオブジェがあるこちらの美浜大橋は幕張の浜と検見川の浜を結んでおり、
夜になると千葉市街地や遠くに見える東京方面の夜景を楽しむことができます。
天気の良い日には、富士山や東京スカイツリー、東京湾アクアラインを見ることができます。

【幕張の浜】
幕張新都心やベイタウンの南側辺りの浜辺で、自然の生き物が少ない印象です。 
横にあるZOZOマリンスタジアムでは試合やイベントがあるときは多くの人で賑わいますが、
遊泳や水浴が禁止になっているので、普段はとても静かな雰囲気の場所です。

【3つの砂浜】
3つの砂浜はいかがだったでしょうか。
東京から1時間弱と交通の便も良いので日帰りの行楽地として海辺と街が調和したアーバンビーチと言った感じでしょうか。

さて今回も私のよき相棒「RICOH GRⅢ」を片手にサクッと撮影して来ましたが、こんなに手軽に撮影を楽しめるカメラは他にはないと実感。
「心まで身軽になれるカメラ」こそGRの魅力。これからも使い続けていきたいと思います。

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年03月02日 15時30分 ]

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【SONY】α9Ⅲ×野鳥

世界初のグローバルシャッターを搭載したフルサイズカメラ「α9Ⅲ」

今回この世界初のカメラと共に、野鳥の撮影へ赴きました。


今回のレンズの組み合わせは、FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSに1.4x Teleconverterを組み合わせました。
テレコン使用で140mm~560mm相当で開放F値はF6.3~F8.0、今回は晴れで日中の撮影なのでF8でも問題なく扱える条件でした。むしろこういった超望遠を扱う環境ではF値の数値が大きい方が被写界深度が深くなりピンボケが防げて都合が良かったりします。
撮影モードはSモードにしてシャッタースピードを基本1/800以上にして、アンダーになる場合はISO感度を上げて対応しました。

そして今回向かった先は、葛西臨海公園。
すぐ近くに葛西臨海水族館があり、すぐ隣に東京ディズニーランドのあるスポットです。ここは野鳥撮影で比較的人気なスポットで、筆者が訪れた日もたくさんカメラを持った方で賑わっておりました。


最初に撮影したのはムクドリ。池の周りに向かう途中の低い木に止まっているところを撮影しました。
ちょうど梅の花が咲き始めていた頃で、三分咲きにも満たないくらいのほとんど蕾の状態でしたのでちょっと物足りない感じではありますが一緒に撮影する事が出来ました。


構図差分です。三分割構図にしてみました。
一枚目で鳥の瞳AFで合焦させてそのままAF-Cでカメラを横構図にしたりズームしたり、被写体を横にスライドさせて撮影を行いました。被写体認識:オンの状態で撮影を行うと、このようにずらすくらいではAFは外れません。


シジュウカラのような小型の野鳥を探していると、こういった枝の中に飛んでいるのを見かける事が多々ありました。こういったシチュエーションですと、上手く野鳥単体の認識をさせるのが従来のカメラだと非常に困難でしたが、カメラの設定で被写体認識:オン(設定:鳥)の状態でフォーカスポイントをトラッキング:スポットSに設定しそこからAFを作動させることで容易に検出する事が出来ました。
さらに驚くべきは、トラッキングを作動させたあとしばらくレリーズせずタイミングを見計らっていたのですが、その間一切AFが外れることはありませんでした。その間絶え間なく動く被写体を中央に入れるようしてましたが、それでもどうしてもフレームアウトしてしまう事がありましたが、そんな時はフッとカメラから目を離して被写体を探し再度フレームインさせて中央のトラッキングAFを作動させるとあっさり見つけてくれます。

何をしているんだろうと、撮って確認してみると木の実を啄んで食べようとしていました。

 


また、ここでもプリ撮影は大活躍でした。
むしろこの撮影にこそプリ撮影は真価を発揮していると感じました。今回は自身の反応速度に少し自信が無かった為、振り返る秒数を1.0秒と、α9Ⅲで出来る最大の設定にして臨みました。おかげで、このアオサギの飛翔する瞬間を中央にフォーカシングしつつ確実に捉えることが出来ました。

カメラ本体で写真を再生すると「どこからがプリ撮影で振り返っているか」が分かるようになっているのですが、このカットはしっかりとプリ撮影の範囲内でした。
野鳥だといいね!思った瞬間にレリーズをすると、筆者の場合はほとんど手遅れになってしまうのでこのプリ撮影には幾度となく助けられました。

いかがでしょうか。

木の隙間に目を凝らしてみたり、木の真上に立って覗き込んでみると多数の野鳥を見ることが出来ました。
上:オナガ 下:ヒヨドリ
AFが非常に簡単に合わせることが出来るので、被写体さえ見つけられたらほとんど撮れてしまうと感じたほどです。逃したシャッターチャンスは全て筆者がレリーズを押すのに全く反応出来なかった飛翔などのシーンだけでα9ⅢのAFが間に合わなかったことが無かった分カメラのせいに出来ず悔しかったです。個人的なオススメは被写体認識:オンにして、開けた場所ではフォーカスエリア全域、木々の隙間で撮影を行う時はトラッキング:スポットSが使いやすい設定ではないかと感じました。
野鳥編は以上となります。カメラが優秀な分ホントに悔しかったシーンが多々ありました・・・今後も精進して行きたいです、次こそは飛翔を捉えてみたいと思います。



[ Category:SONY | 掲載日時:24年03月01日 15時01分 ]

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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.13    ~M4 + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.編~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.13    ~M4 + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えました。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
この連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!

今回はM型フィルムカメラを使用しているスタッフがアポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.を使用して「新感覚」を体感してみたいと思います。
フィルムカメラでアポズミクロンというのは一度は試してみたい組み合わせだと思っていました。
どのような描写になるのか期待に胸を膨らませながら撮影を行いました。
フィルムのスキャンはEPSONの旧式のフラッドベッドスキャナーを使用してデジタル化しています。

Kodak PORTRA160で撮影。
デジタルカメラ全盛の現在、フィルムカメラで撮影するというのは費用対効果がかなり悪いのですが、なににも代えがたい良さがあります。
それは圧倒的にシンプルということです。
機械式カメラであれば充電や電池交換も不要ですし、もちろんフィルム自体は現像が必要なので写真を再生することもできません。
フィルムを巻き上げシャッターを切る、撮影が終わったら巻き戻す。写真に必要なことのみ実装されています。
これはつまり被写体に向き合うということに集中することができ、ここぞという時にすぐ反応することができます。

デジタルカメラの機能は日々めざましく進化しており本当に素晴らしいですが、たまには複雑なメニューや操作も忘れてシンプルにシャッターを切りたい時このカメラを使うとほんとうに気分が高揚します。

描写に関してですが、たいへんシャープな写りで目を疑いました。また色収差やにじみも感じません。
建物に日が差し込んでいる4枚目の写真などは一見滲んでいるように見えるのですが、恐らくこれはフィルムのハレーションであり、手前のボケからピント面までかなりクリアな描写です。

Kodak PORTRA400で撮影。
屋外に出てみてもその性能は変わりません。
ガラスに差したひかりの透明感がすばらしく、透き通るような描写です。
記録に残していないため曖昧ですがF8くらいまで絞って撮影しています。

Kodak POTRA400で撮影。
車窓を見ながらお弁当を食べて、気に入った風景を見つけたら流れてしまう前に残すというのが旅行の楽しみのひとつです。
手前の窓ガラスと地面の雪で反射した光にも負けず背景の奥の方まで緻密に描写されています。

KODAK GOLD200で撮影
最新のデジタル機の高い画素数をカバーするレンズともなれば、フィルムで撮影してもかなりぱきっとした描写を得ることができます。
今回は初めて使うレンズであり、フィルムは現像するまでわからないためきっとこんな感じになったらいいなと思いながら写真を撮りました。

KODAK PORTRA 400にて撮影
ものが切れてしまいそうな鋭い描写です。
いつもは35mmを主につけっぱなしにしているので雑多な感じになってしまいがちだったのですが、目標を定めて撮影する際には50mmは本当にぴったりなレンズだと感じました。
M型ライカを使う際には多くの方が35mmにするか、50mmにするかという人生をかけても分からない難問に直面するわけですが、適度な距離感を持って撮影してみたいという方には35mm、思うままにこれを見てほしい!というものを撮影したい方には50mmがおすすめだと思っています。

KODAK GOLD200で撮影
粒状感のあるフィルムで撮影しても細かいワイヤーやはしごまで描写されています。
ここまでくるとポジフィルムで撮影してルーペで覗いてみたいという気持ちも湧いてきます。

KODAK PORTRA400で撮影
フィルムカメラ、デジタルカメラに限らずカメラを持ち歩いていると日の傾きに敏感になるように思います。
この角度から日が入りそうとか、冬はこんな感じになるだろうというのを想像するのがとても楽しいです。
同じ場所を散歩する際にはあえて時間をずらして移ろいを楽しむのも良いかもしれません。

Kodak PORTRA400で撮影
意外と何の変哲もない水面に目を向けると面白いものが浮いていたり、写り込んでいたりするものです。
日々面白いものを記録したいとおもっている筆者にとっては好きな景色のうちのひとつです。

KODAK GOLD200で撮影
普段35mmで撮影している時はF8くらいまで絞っておき、無限遠付近にピントをセットして広い部分にピントが合う状態で持ち歩いているのですが、さすがに50mmだとそうもいかず常に被写体とピントを追っているような心境でした。
2枚目は少しトリミングをしてみましたがほとんど気になりませんでした。
より高解像度のスキャナーや大きな印画紙にプリントしたらどうなるのか、これから先も楽しみです。

Cinestill 800Tで撮影
最後は少し変わり種のフィルムで撮影。
ハレーションが起こりやすいタングステンフィルムはどんなレンズを使うときも新鮮な気分にさせてくれます。
ハイライトの部分が赤く反応するのですが、白鳥の柔らかな質感とレンズの階調性能のおかげで羽も質感が飛ばずに描写されました。

4年ほど前に清水の舞台から飛び降りる勢いで購入したLeica M4、
使い始めたころは一眼レフからレンジファインダーに変わったこともあり常に「新感覚」という感じでしたが最近はもう長年連れ添った友人のように息遣いが分かってきました。
高速シャッターが苦手なことも冬の乾燥のせいか気付いたらグッタペルカ(黒い革のような部分)が欠けていてショックを受けたことも含め信頼できる相棒だと思っています。
そんな友人のようなこのM4も今回まさに「新感覚」の今まで見たことのないような切れ味の緻密な描写を見せてくれました。
もしかしたら4年前に飛び降りた清水の舞台をよじ登り、アポズミクロンのために再びダイブすることがあるかもしれません。

デジタルのM型でアポズミクロンを運用している方もフィルムとアポズミクロンの組み合わせ、ぜひお試しいただきたいです。

今日まで連載を続けてまいりました「ライカ好きスタッフが語るライカの魅力」もこれで最後。
時代が変わっても変わることのない価値を持ち続けるLeica製品とともに、これからも変わることなくLeica Boutique MapCamera Shinjukuは歩んでいきたいと思っております。
これからもどうぞよろしく願い申し上げます。

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。

今回使用したものたちはこちらから!

クラシックな外観のプレミアムなアポズミクロンもございます。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月29日 19時34分 ]

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【FUJIFILM】遂にX100VIが発表!スナップでX100シリーズを振り返る。旅行スナップ編

【FUJIFILM】遂にX100VIが発表!スナップでX100シリーズを振り返る。旅行スナップ編

FUJIFILMよりコンパクトデジタルカメラ「X100VI」が発表されました。
このカメラの登場を心待ちにしていた方は少なくないのではないでしょうか。

これまでも小さなボディはそのままに、大きな進化を遂げてきたX100シリーズ。
今回も、高画素化、手振れ補正機構搭載など待望の機能の追加がアナウンスされています。
そんなX100シリーズに焦点をあて、当社スタッフがスナップを通してその魅力をお伝えしていきます。


今回ご紹介させていただきますのは2017年2月に発売された「FUJIFILM X100F」
X100シリーズの4代目となるコンパクトデジタルカメラで、『F』は4代目を意味する“Fourth”からきております。

今回は倉敷の街並みを『旅行スナップ』
ぶらり旅のため機材は最小限に。そんな時にポケットから簡単に出し入れし瞬時に構えられるコンデジがオススメです。

X100Fは2430万画素、X-Trans CMOS Ⅲを搭載しております。
X100Vに比べタッチパネルや4K動画はありませんが、FUJIFILMならではのOVFとEVFの切り替えも搭載さえれており、被写体をよりクリアに見たいときはOVF、映す絵を見ながら撮影したい場合は切り替えレバーで変更ができます。

X100FはスタンダードのPROVIAとVelvia、ASTIA、クラシッククローム、PRO Neg.、ACROS 、モノクロ、セピアの7種類が搭載されております。
上記2枚は「クラシッククローム」を使用しました。
20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真のような色再現を目指したフィルムシミュレーションで彩度は低め暗部の諧調を硬めに設計されています。
その名のように異国のショートムービーのような静けさを演出できます。

レンズ交換式と違いカメラ本体が前に出ていないので場所を選ばず構図を模索することができます。
片手で縦構図も迷わず撮影できます。

35mm判換算で35mm、最短撮影距離は10cmなので場面を選ばず幅広い撮影が可能です。
ISO200~12800なので室内などの暗めなシーンでも撮影ができます。またコンパクトゆえ店内でも「撮影している」という圧を出さずにサッと撮影ができます。

 


 

ついにその全貌が明らかになったX100VI。
本連載を通じてスナップカメラとしてのX100シリーズの魅力が伝われば幸いです。
次回はどのX100シリーズが登場するのでしょうか。乞うご期待!


 

⇓ 使用機材はこちら⇓


[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年02月29日 17時00分 ]

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【OLYMPUS】来し方行く末

春の足音を感じさせる2月某日。
今回は千葉県の佐倉市を訪ねました。
かねてより訪れた方の写真を拝見し、実際に私も足を運びたいと思っていた場所になり、そちらでスナップ撮影をおこないました。

今回使用した機材はこちら、
OLYMPUS (オリンパス) PEN E-PL9 ボディ ブラック
OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 シルバー
OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ シルバー

それではさっそく、撮影した写真をご紹介していきたいと思います。

 

まず最初に訪れたのは、ひよどり坂になります。
「サムライの古径」とも呼ばれている、江戸時代から残る由緒ある竹林の小径です。
撮影当日、晴天には恵まれましたが、時折強い風が吹いていました。
しなる竹と笹鳴りに少し心細さのようなものを感じながらも、振り向くと「サムライ」が駆けていく、そんな思いを馳せながらシャッターを切りました。

写真では笹の葉と透過光の鮮やかさを、シャープかつ美しく写せたのではないでしょうか。

 

ひよどり坂を後にした私は周辺を散策しながら、いくつか公園を巡りました。
公園内では歩を進めるたびに、枯れ葉を踏む音と沈みこむ靴に、過ぎし月日と季節の積み重ねを感じました。
春になると桜やタンポポの花が咲くようなので、これからの季節も楽しみなところです。

 

道中、偶然にも稲荷神社の標識をみつけたので、導かれるように立ち寄りました。
細い階段を登ると鳥居と社があり、その土地と地域の人々を見守り続けてきたのでしょう。
静謐な空気に心が洗われる思いがしました。

 

撮影を終えて。
今回は広角から中望遠を活かす標準ズームレンズ、ボケ感を活かした明るい単焦点レンズの2本を持参して撮影にのぞみました。
レンズ自体はどちらも小さく軽量のため、歩き巡る撮影においては負担がないことで重宝します。
またそれぞれの描写が違いますので、交換しながら撮影を楽しめるのも良いところです。

最後にタイトルの「来し方行く末」は、「過ぎて来た方向とこれから向かう方向」という意味です。
歴史や季節、その中で変わるものと変わらずにあるものに、カメラを向けてみてはいかがでしょうか。

 

 


 

▼ 今回紹介した機材はこちら ▼

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年02月29日 15時00分 ]

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【Panasonic】「G9 PRO」x「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3」で動物AFを試す

【Panasonic】「G9 PRO」x「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3」で動物AFを試す

Panasonicの「LUMIX DC-G9 PRO」に「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」を組み合わせて撮影してきました。

「G9」は6.5段ボディ内手ブレ補正を搭載し、最速AF約0.04秒で決定的瞬間を撮り逃さないハイエンド・ミラーレス一眼カメラです。
後継機が発売され最新機種ではなくなりましたが、だからこそちょっぴりお得になり、しかしながら十分に戦えるという、いま最も推したい一台です。

「G9」はマイクロフォーサーズ機。
フルサイズやAPS-Cサイズに比べ、センサーサイズが小さいです。
使ったことのない方にとっては未知の世界ですから、どんな画質か気になる方も多くいらっしゃるはずです。
「G9」は動物AF搭載なのが魅力のひとつ。
気軽に動物を撮影したときにどんな写真が撮れるのか、改めて試してきました。
相棒は「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」です。
コンパクトながら35mm判換算800mm相当までカバーするうえに高画質で動物撮影にピッタリ。
それではどうぞご覧ください。

さっそく動物をアップで撮ってみることにします。
こちらはリス。
等倍にしてみると……

この見事な解像感をご覧ください。
檻の中にいるので瞳に鉄格子が映っています。
これがマイクロフォーサーズ「G9」の力です!

こちらはリスの手元の写真。
トリミングはしていません。
実はふわふわのお腹に意外と鋭いカマのような爪を隠していました。

フラミンゴが身づくろいをしているのを撮ったところ、くちばしに歯のようなギザギザが付いているのを発見。
きちんと写し取ることができました。

「G9」は鳥を認識してくれます。
そのおかげで野鳥をやすやすと撮ることができました。

等倍にしてもこのクオリティでヒヨドリを描写できています。
軽くて扱いやすくてこんなに写るのですから「G9」そして「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」を選ばない手はありません。

鮮やかなイエローのサル。
あまりに綺麗なので、その美しい色がどれだけ写るだろうかと案じながら撮りましたが、取り越し苦労でした。
今回使用している「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」はライカの厳しい基準をクリアした高品質な描写を得意とした一本。
この組み合わせだからこそ色を再現することができました。

続いてレッサーパンダ。
瞳のうるうるや、鼻に入った細かなシワまで描写できています。
まるで目の前にいるかのよう。

尻尾をアップで撮ったことはいままでありませんでしたが、こんなショットも狙いたくなるカメラ・レンズです。
一本一本の形、そして質感の両方が伝わってきます。

これは初めて見たポーズ。
壁になっている網に上ったり下りたりと器用に楽しんでいました。
急にこのポーズになったのですが、コンパクトで軽い本機はすぐに撮影体勢に入ることができAFも速いことから、シャッターチャンスを逃しません。

いかがでしたでしょうか。
今回はPanasonic「LUMIX DC-G9 PRO」と「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」でその描写を試しました。
35mm判換算で800mmまでをカバーするシステムがこんなにもコンパクトで快適であることを、改めて実感しました。
技術の進歩で撮影者はどんどん楽をできるようになってきましたが、今回の機材もそんな現代らしいものです。
カメラ任せでもきれいに撮れる「心から撮影を楽しめる機材」はいかがでしょうか。
おすすめの組み合わせです!

[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年02月28日 19時24分 ]

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【Canon】EOS R6だからこそEFレンズ

2020年8月にCANONが満を持してNEW STANDARDを謳ったベーシックモデル。

ー CANON EOS R6 ー

フルサイズミラーレス一眼カメラとして洗練された性能を持つ本機種にはおすすめポイントがたくさんあります。

正直申し上げると、2024年現在でもこちらのカメラを買っておけば基本的に間違いないと言っても過言ではないレベルだと思います。

なので今回はCANON EOS R6の魅力についてと、是非一緒に合わせて使っていただきたいEFレンズについてお話していきますので最後までお付き合いください。

まずは簡単なスペック確認からしていきましょう。


・有効画素数:最大約2010万画素
・フォーカス方式:デュアルピクセルCMOS AFⅡ
・カードスロット:ダブルスロット(SDカードのみ)
・モニタータイプ:バリアングル液晶
・モニタードット数:約162万ドット
・シャッタースピード:1/8000~30秒、バルブ
・常用ISO感度:ISO100~102400
・連続撮影速度:最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕シャッター)、最高約20コマ/秒(電子シャッター)
・手ブレ補正:ボディ内手ぶれ補正有り
・重量:約680g(バッテリー、メモリーカードを含む)


こちらのスペックの中で個人的に注目したいのは常用ISO感度が102400まであるという事とボディ内手ブレ補正が付いているという2点です。

写真を撮る際に気をつけたい部分として”ブレ”というのは外せない項目です。
そのブレの中には「手ブレ」「被写体ブレ」というものがあり、基本的にシャッタースピードを上げることにより解決をしてきました。

しかし今回はボディ内手ブレ補正が搭載されたことによりレンズに手ブレ補正が無くても”手ブレ”を防ぐことができます。

ですが、動き物に関してはそうはいきません。
シャッタースピードを上げないことには”被写体ブレ”を防ぐことはできませんので、そうなるとISO感度が上がっていき高感度ノイズが発生することになります。

ただここで本領を発揮するのが常用ISO感度102400です。
約2010万画素という抑えめな画素数によりノイズ耐性に強くなっているので、躊躇いなくシャッタースピードを上げる事ができるので、EOS R6はブレに対する対策がしっかりできたカメラと言えるでしょう。

あと、力技ですが手ブレは諦めて、メカシャッター/電子先幕シャッター時の秒間12コマ、電子シャッター時の秒間20コマに頼り成功写真を探すのも一つの手かもしれません。

ではここからはタイトルにもあるようにR6にEFレンズをお勧めしたい理由について触れていきたいと思います。

R6にはRFマウントのレンズを付けていただくのが基本となりますが、なぜEFレンズをお勧めしたいのか…

実はR6のセンサーは何を隠そうCANONデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルである1DX MarkⅢベースのセンサーを積んでおります。
R6専用のチューニングが施された物になっており、EFマウントのレンズとの相性は抜群です。

EOS RシリーズのボディにEFレンズ取り付ける場合には”EF-EOS R”のマウントアダプターが必要となりますが、全長24mm、重量110 g、防塵防滴仕様となっており、使い勝手はとてもいい感じです。

では、早速R6におすすめのEFレンズを作例と共にいくつかご紹介していきたいと思います。


ー EF50mm F1.8 STM ー

まず1つ目はこのご紹介から外すことのできない超絶コスパレンズ「EF50mm F1.8 STM」です。
世間では”撒き餌レンズ”と呼ばれているこちらのレンズですが描写に関しては大満足です。

絞り開放だと少し甘めの描写になりますが、中央画質もF2.2以降からかなりシャープネスが高くなっていきます。
しかしポートレート撮影等で使用される際は肌の質感まで写したくないという場合もあると思いますので、絞りもその場面に合わせて設定してみてください。

そして、CANONの撒き餌レンズの素晴らしいところは最短撮影距離35cmという短さです。

他メーカーの同様のレンズを見渡すと最短撮影距離が45cmのレンズが多く、10cmの差は日常使いする場合に大きく影響するのではないでしょうか。

ちなみにRF50mm F1.8 STMは最短撮影距離30cmを実現しており、更に使いやすさが増しております。

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm
絞り:F9 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:500 / 焦点距離:50mm
絞り:F2.2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:1600 / 焦点距離:50mm
絞り:F4.5  / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:1000 / 焦点距離:50mm
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 焦点距離:50mm


ー EF17-40mm F4L USM ー

現在の小三元広角ズームレンズの原点と言っても過言ではないこちらのレンズは非常に使いやすい焦点距離を実現しております。

よくある16-35mmのレンジとは違い、充分な広角域の17mmから標準域に近い40mmまでカバーした丁度いいレンズでスナップ撮影にも最適です。

そして最短撮影距離も28㎝なのでシンプルに寄れる40mmレンズとしても活躍してくれるでしょう。
更に重量も475gと広角ズームレンズの中でも軽めの設計ですので持ち歩きやすくなっております。

手ブレ補正はレンズに搭載されていませんがR6にはボディ内手ブレ補正がありますのでなにも問題ありません。

こちらのレンズは周辺画質の低下が課題でしたが、レンズ光学補正内にあるデジタルレンズオプティマイザをかけることにより周辺画質が大きく改善されるため、個人的にはR6内で設定しておく事をおすすめ致します。

Lレンズである証、赤鉢巻により所有感も満たしてくれる当レンズですが、かなりお手頃価格で手に入れることができるので、初めてのLレンズとしてもオススメの一本です。

絞り:F5 / シャッタースピード:0.6秒 / ISO:100 / 焦点距離:17mm
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:17mm
絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:2500 / 焦点距離:40mm
絞り:F4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 焦点距離:17mm
絞り:F4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm
絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:4000 / 焦点距離:40mm


ー EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM ー

こちらは言わずもがなの銘玉、大三元標準ズームレンズです。

Ⅰ型からの進化が著しく、重量は約150g軽減、周辺画質の向上、逆光性能の向上が主に挙げられます。

Ⅰ型は24mm側で鏡筒が伸び、70mm側で一番短くなるという通常とは逆の動きをするレンズでしたが、Ⅱ型から通常のズームレンズと同じ挙動となっております。
そのためレンズフードも小さくなり取り回しも良くなりました。

こちらのレンズはRF24-70mm F2.8 L IS USMにも引けを取らない描写力の持ち主で絞り開放から解像力が高くなっていますので、一本持っておけば大体なんでも撮れてしまう優れ物です。

カメラを仕事にしたい方にも是非一本手にしていただきたいです。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 焦点距離:70mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 焦点距離:70mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F11 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 焦点距離:70mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 焦点距離:70mm



ー EF70-300mm F4-5.6 IS USM ー

こちらは”隠れLレンズ”とも呼ばれる最強コスパ望遠ズームレンズです。

RFレンズでは主流となっている「ナノUSM」をフルサイズ用EFレンズとして唯一搭載しており、従来のリングUSMよりも高速なAFが実現できております。

レンズ側で約4段分の手ブレ補正があり、尚且つとても素晴らしい描写力を兼ね備えた当レンズですが、その他にも撮影距離や焦点距離、カメラやレンズの揺れ量などの情報を表示する液晶画面も搭載されており、利便性も良いにも関わらず「シンプルに格好良い」という心をくすぶられるオススメレンズです。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:300mm
絞り:F4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 焦点距離:70mm
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:3200 / 焦点距離:300mm
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:500 / 焦点距離:300mm
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:800 / 焦点距離:300mm
絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 焦点距離:300mm


いかがでしたでしょうか。
EOS R6 MarkⅡが2024年現在のNEW STANDARDであることは間違いないですが、EOS R6も沢山の魅力を持ったカメラです。
そして、今回ご紹介したレンズはほんの一部で、EFマウントにはデジタル一眼レフ時代を支えた素晴らしいレンズがたくさんあります。

できる限り安価で様々なレンズを使いたいと思っている方にはEFレンズを使っていただくのが最適解と言えるでしょう。

ミラーレス時代だからこそ蘇るレンズもたくさんありますので是非他のレンズもチェックしてみていただき、楽しいカメラライフをお送りいただければと思います。

生産完了しているEOS R6や一部のEFレンズは中古商品の中からお探し頂けます。
マップカメラでは中古商品のメンテナンスを専門の修理業者にて行っておりますので安心してお求めいただければと思います。
最後まで御覧いただきありがとうございました。

[ Category:Canon | 掲載日時:24年02月28日 18時00分 ]

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【SIGMA】fpと過ごすコンパクトな旅行 vol.2

CP+2024でも軽量な望遠単焦点レンズ「Sports 500mm F5.6 DG DN OS」やフルサイズ対応の対角魚眼レンズ「Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE」等でユーザーをわくわくさせてくれるSIGMA。
今回はそんなSIGMAの機材と共に、ランダムで行き先が決まる旅行プランを利用して盛岡へ小旅行にいってまいりました。

今回は盛岡2日目の記録です。
前回の記事はこちらからご覧ください。

【SIGMA】fpと過ごすコンパクトな旅行

せっかくなので思い出をVlog風に残したら楽しそうだと思いコンパクトなものを中心に下記の機材を選びました。

〇使用機材
SIGMA fp:
静止画と動画をコンパクトなボディで撮影できるフルサイズミラーレスです。
レンズを工夫すればポケットに入ります。

SIGMA Contemporary 45mm F2.8 DG DN (ライカSL/TL用):
35mm、50mm、65mmなどさまざまなレンズをfpで試しましたがやはり1本だけ持っていくとなると筆者の中ではこのレンズになりました。
レンズキットとしてラインナップされているのも嬉しいです。

ZHIYUN CRANE M2S:
コンパクトなfpにはちょうど良いサイズのジンバルです。
もちろんもっと大がかりなジンバルを使用すれば安定感も増しますが、今回は軽快に旅行するのがめあて。
鞄にすっと差し込めるので必要に応じて撮影するのにぴったりです。

 

さっそく動画をご覧ください。

 

映像記録設定は、手軽にVlogということで、フォーマット:MOV、圧縮形式:GOP、解像度:UHD、24フレームで撮影しています。
今回も2日目に引き続き、全編カラーモード「パウダーブルー」で撮影してみました。
撮影後、カラーグレーディング等はせず動画のカット等の簡単な編集のみしております。

「パウダーブルー」の名前の通り青が印象的なカラーモードですが、筆者の感覚では日が当たり優しい色に染まった白の描写がとてもきれいでお気に入りです。
冬の快晴が良く映えるカラーモードだと感じます。

撮影時に首を振って動かす際にはフォローモードを使用し手首のひねりで操作していますが、今回の石割桜のカットで上の方にアングルを変える操作はジンバルのジョイスティックで操作をしてみました。
コツを掴めばジョイスティックでもかなり細かい動きができるようになります。
小さいころ家庭用ゲーム機で鍛えた操作が役立ちました。

岩手銀行赤レンガ館は東京駅の設計で有名な辰野・葛西建築設計事務所によってつくられたもので、東京駅から盛岡へ訪れた筆者にとっては感慨深いものがありました。
中は見学することができ、当時は銀行として使用され現在文化財として利用されている建物のこれまでの歩みを学ぶことができます。
この設計に携わった葛西萬司氏は盛岡出身ということも知り、地元でも大切にされている建物を見ることができて幸せな気分でした。

お昼ご飯に冷麺をたらふく食べ、満腹で橋のたもとで休んでいると川で何か大きくて白いものが動いている様子が見えました。

筆者の地元ではあまり見る機会が無かったのですが、川に大きな白鳥がいました。

とてもたくさん泳いでいました。
45mmのレンズで少し離れたところから撮影したので小さく見えますが、実際はかなり大きかったです。

白鳥の足は普段は水の中に隠れているので改めて立っているのを見ると不思議な感じがします。
足は黒いのだと改めて実感しました。

優雅に水に浸かっていると思えば急に立ち上がりバサバサと羽ばたいていました。
特に飛びそうな気配はないのですが、迫力満点です。

首を伸ばせば成人男性よりも大きく、きれいだなあというよりも襲い掛かってきたらどうしようという気持ちが芽生えてきます。
しかしそんなことになってもコンパクトなSIGMA fpであれば持って逃げることが可能かと思います。
コンパクトということはカメラにおいてれっきとした利点の一つです。
特に今回は2日間の旅行で携帯していたのですが、道中疲れて「もう撮影したくない!」なんて思うことはなく、むしろきれいな景色に出会ったら積極的に撮影したいと思うほどでした。
旅先で持ち歩くという側面においてこの感覚はとても大切だと思っています。

まさに一人旅におすすめのカメラです。
沢山旅行へ連れ出し、関係性を結び、旅先で話しかけたら語り返してくれるようになったらいいなと思います。

 

今回使用したものたちはこちらから! 当社インターネットからのご購入の場合は「【ネット限定】新品2年保証つき」です!

中古はこちらからどうぞ!

[ Category:SIGMA | 掲載日時:24年02月28日 16時31分 ]

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【SONY】この季節に咲く花(79) この冬の季節、出逢った野鳥達

寒い日が来たり、暖かい日が来たり、更に雪が降ったり続きますが、体調には十分お気を付けてください。

この花が咲いて、新春の香りが漂っています。

SONY α7RV ボディ ILCE-7RM5にTAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXD A057S (ソニーE用/フルサイズ対応)で撮影

「蝋梅」です。

 蕾です。

 この状態でも、香ってきます。

 春の香りです。

 花です。

 詳しくは、【SONY】この季節に咲く花(17)こちらで。

甘い香りのせいか、 ヒヨドリが食べてました。

蝋梅は、毒にも薬にもなるもので、特に種は猛毒の部類にあたります。

花は鎮咳、解熱鎮痛、花や蕾から抽出した蝋梅油は抗菌、抗炎作用があります。

ヒヨドリだから大丈夫?、人間はやめたほうがいいでしょう。

ただ、鳥は品種によっては、毒のあるものでも、より分けて食べて、排出する事ができると言います。

「梅 ウメ」です。

今年は五年ぶりに、地元の梅まつりが開かれておりました。

遅咲きの品種が咲いておりました。

詳しくは、【SONY】この季節に咲く花(16)こちらで。

定番のメジロが一生懸命に蜜を吸っていました。

まだまだ、寒い日が続きますが食べ物が少ないのでしょう。

冬は葉もなく、野鳥を探しやすく、撮りやすい季節です。

ここからは、出逢った野鳥達を載せたいと思います。

いつも行く公園の柵に乗って佇んでいました。

「カワセミ・翡翠」の雌です。

カメラを向けてると、突然。

手前の木の枝(2メートル位)に止まりました。

この様な状態の時、対応できるのが望遠ズームレンズのメリットかなと思いました。

千葉の自然公園に行った時です。

「ルリビタキ」雄です。

暗いところから出てきてくれました。

撮りはじめると、突然。

手前の葦に移って。

横向いたり。


 
何か探していました。

突然近くに来てしまった時、このレンズを使ってて良かったと思えるようになりました。

海岸に何か水鳥を探しに行った時です。

最初、周りの岩の色に混じって分からなかったのですが、よそ見をしていた「イソヒヨドリ」の雌がいました。

もうちょっと、こっちに来てくれないかなと思いました。

思っていたら、来てくれました。 

最近、この鳥は磯や港など海岸周辺が主要な生息地域だったのですが、なぜか都心に進出している野鳥です。

雄は青い色があり、「幸せの青い鳥」と呼ばれることもあるようです。

青い鳥、三品種でした。

一つは灰色ですが。

今年の出だしは、悪いことが起きてしまいましたが、これからは良いことが続くことを願ってフォトライフをエンジョイしましょう。

【参考文献】

鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 永井真人 著 茂田良光 監修 出版社 : 文一総合出版

改訂版散歩で見かける街路樹公園樹 庭木図鑑 葛西愛(著)三省堂

葉っぱで見わけ五感で楽しむ 樹木図鑑ネイチャー・プロ編集室 (著, 編集), 林 将之 (監修, 写真)出版社 : ナツメ社

フィールドベスト図鑑16巻日本の有毒植物 佐竹元吉 (その他) 学研

フィールドベスト図鑑 4巻 花木・庭木 西田 尚道 (監修) 学研

鳴き声と羽根でわかる野鳥図鑑 吉田 巧監 岩下 緑音声監修 出版社 : 池田書店

ウメハンドブック 大坪 孝之 (著), 亀田 龍吉 (写真)出版社 : 文一総合出版

色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑 大地佳子 (著), 小池安比古 (監修), 亀田龍吉 (写真)出版社 : ナツメ社

改訂版散歩で見かける街路樹公園樹 庭木図鑑 葛西愛(著)三省堂

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

[ Category:SONY TAMRON | 掲載日時:24年02月27日 19時00分 ]

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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.12    ~SL2 + SUMMILUX SL50mm F1.4 ASPH.編~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.12    ~SL2 + SUMMILUX SL50mm F1.4 ASPH.編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えました。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
この連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!

私の普段使いのライカは、もっぱらレンジファインダー機のM型です。
常用レンズとして標準50mm、また時に広角28mmに付け替えて、街中でのスナップ撮影を愉しんでいます。
ミラーレス機SLシリーズも魅力的だと思いながらも、つい持って歩くのにはためらいを感じていました。
その最大の理由が「重い!」。
なんとも情けない理由ですが、最近めっきり体力の衰えを感じ…

ところが先日、このSLシリーズを持ち出す機会がありました。
先月掲載したブログ『【Leica】軽さが撮影欲を生む! ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.という選択』がそれです。
この時はタイトルにあるように、SL50mmレンズのラインナップの中では最軽量のズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.をSL2に装着して街中を歩きました。
その軽快さと言ったら! SL2のホールド性の良さもあって、それまでSLシリーズに抱いていたイメージが大きく覆る経験をすることができました。

さて、今回のテーマは『新感覚』。
これまでとは違った体験を、となればもう避けては通れません。
SL2にズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.を装着して、いざ出陣です。

ど~ん、とまさに重量級!
ボディがおよそ915g、レンズは約1065gですから、総質量およそ1980g。2kgに迫ります。
前述のズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.がおよそ400gですから、差にして650g以上となります。

肩に掛けたカメラバッグに普段とは異なる重量感を感じながら、降り立ったのはJR京葉線 葛西臨海公園駅。大きな観覧車があることで知られています。
冬の平日、それもすでに午後4時くらいの時間帯。駅前には人もまばら、迎えてくれたのは日向ぼっこ中の鳩でした。

いきなり絞り開放での撮影。およそ2mくらいの距離から。眼にピントが来ているのですが、その脚はボケています。

公園へと向かう道、樹上には何やら球状のものが。暗くなるとライトが灯るようです。
こちらも開放に近い絞りで。画面中央やや左の玉あたりにピントを合わせました。よく見ると、合焦面と前後の枝との重なりがボケによって美しく表現されています。

大口径レンズということで、つい開放時のボケ描写を気にしてしまいますが、F4に絞っただけで背景はここまで表現されます。
僅かにボケた感じが自然な遠近感を醸し出してくれます。

撮影中はカメラをずっと首から提げていました。およそ2kgの重量は手に持たずにいると、やはり首にずっしりときます。
ところがいざカメラを構えてみると、グリップの握り具合の良さと、左手をレンズの下部に添えた時のバランスの良さが相まって、そこまで重さを感じなくなりました。
勿論、前回ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.を装着した時の軽快さとまではいきませんが、どうしてどうしてズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.も結構取り回しの良いレンズではないか、と感じるようになってきました。
そうなると撮影にも熱が入ってきます。

観覧車の全景が見える所まで来たところで、既に50mmの画角では全体が収まり切らなくなっていました。仕方なく部分を切り取ることに。
それにしても人のなんて小さなことか。

傾いてきた陽がゴンドラを照らします。乗っていたらかなりの眩しさでしょう。

絞りF2での撮影。背景のゴンドラがもっとボケるかと思ったのですが…
それでいながら、よく見ると枝々が合焦しているところとボケたところでその重なり具合をよく表現しています。

そして観覧車のほぼ真下に立ち、頭上を見上げての撮影。
これはさすがに首にきました…
ちょっと休憩、地面に目を移します。
観覧車の下には、スイセンの花畑が広がっていました。


絞り開放で撮影。画面上部に口径食による楕円形の玉ボケが盛大に出ました。
さすが大口径レンズ、いたし方ないところか。
でも個人的にはオールドレンズを思わせるような描写、嫌いではありません。

観覧車を離れ、もう少し公園内を散策することにしました。

絞りF2で何気なく撮ったものですが、ピントの合った手前の物体(ゴミ箱ですが…)から奥になだらかにボケていき、物体が背景から浮き上がるように写し出されました(ゴミ箱ですが…)。

こちらも同様にF2で。実際の明るさに合わせたくて2/3段ほどマイナス補正をかけています。

気が付くと辺りの明るさもだいぶ落ちてきました。
せっかくなので海の方へと向かうと、ちょうど海浜公園へと渡る橋の入り口が閉じられたところでした… あらら…
仕方ないので水辺沿いに夕景の撮影を楽しむことに。

空に露出を持っていったら、こんな具合に。実際はもっと明るかったですが。

同じ場所で何カットもシャッターを切っていました。それもずっと縦位置で。
SL2のホールド性の良さに改めて感謝です。もうすっかりレンズの重さを忘れていました。

穂先の細かな毛まで鮮鋭に写っています。背景のボケは… 滲んで絵画のようになりました。

すっかり暗くなり引き上げ時です。
駅への帰り道、気持ちばかりのライトアップが。


観覧車もでした。寄っていけばよかったか…

2時間ほどの短い撮影でしたが、カメラのホールド性の良さ・バランスの良さのおかげで重量級機材に対する苦手意識を取り除くことが出来ました。
一眼カメラの大口径レンズというと真っ先にポートレート撮影用と考え、特に手を出してきませんでした。
しかし絞りの違いによる描写の変化を楽しみたいなら、やっぱりズミルックスは最強のレンズです。
今回はのんびり撮れる風景撮影でしたが、次は街中のスナップ撮影にも挑戦してみようかと。
その前にもう少し首周りを鍛えておく必要はありそうですが…

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月27日 16時45分 ]

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【Canon】パンケーキレンズの実力。①EF40mm F2.8 STM編

パンケーキレンズとは
パンケーキのように薄い一眼カメラ用のレンズ


CANONには3本のパンケーキレンズがあるのはご存知でしょうか。

・CANON EF40mm F2.8 STM(2012年6月発売
・CANON EF-S24mm F2.8 STM(2014年11月発売)
・CANON RF28mm F2.8 STM(2023年7月発売)

EF40mm F2.8 STM / RF28mm F2.8 STM / EF-S24mm F2.8 STM

パンケーキレンズと聞いて中には不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

もしかして小さいレンズは描写がいまいちなのではないか…

しかし心配はご無用。

実はこのパンケーキレンズ達、かなりの実力の持ち主なのです。
なので今回はそれぞれのレンズの良さを3編に分けて紹介していきたいと思います。

まず今回ご紹介するレンズはEF40mm F2.8 STMです。

こちらのレンズにはカラーがブラック、ホワイトの二種類あります。

通常の単体販売されていたのがブラックのみとなっており、ホワイトに関してはEOS Kiss X7(ホワイト)ダブルレンズキットとして販売された限定レンズでした。
こちらの「白」レンズが欲しくてこちらのキットを購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は筆者もこちらの「白」レンズ所有者でして、家族と出かける時にはほとんどの確率でこのレンズをカメラにくっつけています。

第一弾EF40mm F2.8 STM、第二弾EF-S24mm F2.8 STMの記事は下のバナーリンクからご確認ください。


ここでスペックの確認をしていきましょう。

CANONパンケーキレンズシリーズの重量は約120〜130gとかなり軽く、当レンズは厚さがわずか22.8mm。
ほぼ装着しているか分からないレベルです。

実際に「ボディキャップの代わり」としてこちらのレンズを常に装着されている方もいらっしゃるので、常用レンズとしては最適なポジションと言えるでしょう。

CANON EOS 5D MarkⅣ + EF40mm F2.8 STM

そんな「軽い」「薄い」という強みを持った当レンズにはまだ優れた点があります。

それは圧倒的な「描写力」です。

以前撮影した作例で是非確認してみていただければと思います。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F4 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ

F2.8の絞り開放からシャープネスがかなり高く、画面全域で解像する実力の持ち主です。
筆者も家族との日常を撮影しておりますが肌の質感も写し取る描写力にいつも惚れ惚れしています。

これからの季節、様々な花で彩られていきますが、ちょっとした散歩やお出かけ、旅行などでとりあえずこちらのレンズを付けておけば軽快に写真撮影を楽しむことが出来るでしょう。

そしてこちらのレンズは絞り開放から解像力が高く、絞っても解像力の変化が大きく見られるわけではないため、F値の設定は被写界深度の調整として考えていただくと問題ないかと思います。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F11 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ

こちらは昨年、桜の時期にスカイツリーの近くで撮影した写真です。

まずは撮りたいと思った所を上手く切り取れる画角に大満足でした。
そしてF2.8という絞りが良い具合のボケ感を表現してくれていて良い遠近感を出してくれます。

更に素晴らしいのが逆光での撮影です。
桜の間から見える太陽を写し込み撮影したのですが、ゴーストも発生すること無くしっかり描写してくれています。

場面を選ぶことのないレンズ性能には感服です。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:320 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ

以前、鬼怒川へ旅行に行った際も大活躍でした。

自然の風景を上手く切り取るこのちょうど良さ。
そしてなによりもこれらの写真に関しては岩や木のシャープネス感をかなり感じていただけるのではないでしょうか。
しかも川の写真に関しては絞り開放でもこの描写。驚異的です。

絞り:F11 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:1600 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:1600 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ

この日はチェックアウトまでの時間を使って家族と鬼怒川を散歩して撮影していたことを思い出します。

こういった思い出を辿れるのもこの軽快さあってこそです。
撮影の際はストラップをつけて首からぶら下げていたのですが特に苦になること無く持ち歩けたので撮影もかなり捗りました。

CANON EOS R6 / EF-EOS R / EF40mm F2.8 STM

こちらのレンズはEFマウントなのでデジタル一眼レフ用レンズとして作られておりますが、筆者は是非ミラーレスカメラのEOS Rシリーズでも使っていただきたいと思っています。

RFマウントにはパンケーキレンズのRF28mm F2.8 STM。
そして、似た焦点距離のレンズとしては単焦点のRF35mm F1.8 MACRO IS STMがあります。

しかしながら「28mmは広角過ぎる」「できるだけ安く買いたい」「軽く持ち歩きたい」
このような気持ちをお持ちの方にはCANONのマウントアダプター『EF-EOS R』と『EF40mm F2.8 STM』を手にしていただくのが最適解となるでしょう。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:160 / 焦点距離:40mm/EOS R6

EF-EOS RはCANON純正のマウントアダプターで、デジタル一眼レフ用のEFマウントレンズをEOS Rシリーズのボディに取り付けることが可能となります。

コントロールリングなどが付いていない通常のタイプのEF-EOS Rであれば重さも約110gなので、レンズと合わせても250gいかないセットの出来上がりです。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 焦点距離:40mm/EOS R6

そんな軽快スナップセットで、家族とラーメン屋さんに行ったときに撮影したものがこちらです。

こういったご飯なども気軽に撮影できる画角で日常使いには抜群です。
そして、撮影するか分からないようなお出かけでも「とりあえず持っていく」ということがしやすくなりますので撮影の機会を増やしてくれる最高のレンズだと感じます。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:3200 / 焦点距離:40mm/EOS 5D MarkⅢ

現在、新品の生産は終了しているため手に入れる方法は中古品のみとなっております。
現在マップカメラでも中古商品を取り揃えておりますので是非チェックしてみてください。

そして、ここまでEF40mm F2.8 STMの魅力についてお話していきましたが、まだCANONにはパンケーキレンズが2本あります。

改めてのお伝えとなりますが第二弾EF-S24mm F2.8 STM、第三弾RF28mm F2.8 STMについての記事も下のバナーリンクから是非チェックしてみてください。

最後まで御覧いただきありがとうございました。


▼新品はインターネットからのお買い物で安心安全の2年保証付き!▼




[ Category:Canon etc. | 掲載日時:24年02月27日 11時00分 ]

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【Voigtlander】CP+2024でも注目された『NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount』をα7RVで撮る!

【Voigtlander】CP+2024でも注目された『NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount』をα7RVで撮る!

連載中の「カメラを愉しむ」vol.86は「CP+2024でも注目されたVoigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mountをα7RVで撮る!」をご紹介いたします。

今回はCP+2024のコシナブースでも注目を集めた話題の新製品「Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount」にスポットを。組み合わせるボディは有効約6100万画素のセンサーによる高解像と豊かな階調性能を実現する「SONY α7RV」をセレクトいたしました。それではどうぞご覧ください。

α7シリーズボディとのデザインの相性も良く、ちょっぴりクラシカルな雰囲気が首からカメラをぶら下げていてもオシャレ。そんな写欲が高まる組み合わせで空を見上げながらシャッターを切ります。花だけでなく葉のディテールが表現できるように絞りはF2.8を選び撮影しました。

クラス最高の解像度約944万ドットの電子ビューファインダーはさすが、鳥が飛び立つところが見えたのでマニュアルフォーカスですぐに無限遠にピント調整し撮影しました。α7RVのファインダーの見やすさはもちろんですが、レンズそのもののピントの山がとても掴みやすく鳥の飛び立つ一瞬をとらえることができました。

こちらは絞り開放F1.0で撮影、オシャレな電球のフィラメントにピントを合わせました。優しい空気感が伝わる一枚に仕上がりました。

敢えてレンズの癖が出やすいよう露出はプラス補正、ガラス越しの華やかなディスプレイにピントを合わせ絞りはF2で撮影しました。煩さもなく適度に引き締まった前ボケはさすがフォクトレンダー!

発色は実にニュートラルで見たままを再現。F1.2まではとても柔らかくほんわかした表現、F1.4から絞り込んでいくとピント部が徐々に引き締まった印象で「透明感」を感じるヌケの良さ。操る楽しさを教えてくれるレンズだと実感しました。

徐々に暖かさを感じるようになった2月。河津桜を見かけたので絞りはF2.8で撮影しました。F2.8よりも絞り込んでいくと徐々にシャープになり「クール」な印象に仕上がるため、このような被写体では絞り F1~F2.8がこのレンズに適していると感じました。

洗練されたアートな街並みでは「絞りは開け気味」が愉しい。
下町のような建物が密集するような光景では「絞り込んだ」方がその独特な雰囲気が表現できる。

絞りを操る愉しさを強く感じるレンズに久しぶりに出会った気がします。これは街並みスナップに欠かせないレンズになりそう。

『ボケを愛するすべての方に』

そんなメッセージを伝えたくなるレンズ、1本のレンズを持っていれば絞り値を変えるだけでここまで多彩な表現ができるレンズもなかなかないのではないか。そう感じさせるレンズです。

「VMマウント用」「ニコンZマウント用」「キヤノンEOS Rマウント用」は既にリリースされておりますが、ソニー特有の引き締まった表現とも相性が良く、またそこがこのレンズの魅力をさらに引き出してくれているのではないか。ぜひスナップ撮影が好きな方は手に取ってみてはいかがでしょうか。高額なレンズだからこそ安心感が違う!マップカメラネット限定2年保証付きでご予約を承っております。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SONY | 掲載日時:24年02月26日 19時38分 ]

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【Canon】EOS 5D Mark IVと、広角と、海辺の景色。

【Canon】EOS 5D Mark IVと、広角と、海辺の景色。

まだまだ寒い日も多いですが、暖かい気温の日が徐々に増えつつあり、だんだんと春が近づいてきたような実感が湧いてきます。
ミラーレスカメラが主流となりつつ昨今、一眼レフカメラでしか得られない光学ファインダーのクリアな視界やカシャン、と心地よく鳴り響くシャッター音が恋しくなり、久しぶりに「Canon(キヤノン) EOS 5D Mark IV」を手にとりました。
一眼レフ、ミラーレス、コンデジとなんでも使いますが、ここ暫くはRシリーズを使用する機会が多かったため、久しぶりに握ったときの重量感に「こんなに重かったかな……」などと思ってしまいました。しかし少し時間が経てばすぐに感覚を思い出して手に馴染んできました。やはりこのしっかりと固定ができるホールド感、安心感はそれなりに重量がないと得られないものだと私は思います。
撮影に行くのが楽しみになったところで、EOS 5D Mark IVのお供に今回私が選んだレンズは広角単焦点の「EF24mm F1.4L II USM」です。一般的な標準ズームで24-70mmや24-105mmの広角側の焦点距離です。ズームと比べて利便性は劣りますが、全域で高画質かつF1.4という単焦点ならではの明るい開放F値が魅力的。
風景、夜景、星景などの景色全般の撮影をする方が多い焦点距離ですが、被写体に近寄って撮影すると背景が歪んでダイナミックな写真を楽しむことができます。またポートレート撮影では風景と馴染ませたり、ハイまたはローアングルにすると脚長に見えてスタイリッシュな人物が撮れたりと表現の幅は広いです。

今回はお台場へ赴き、海辺の景色を撮影しました。


さすがLレンズ。青空の諧調表現が爽やかで繊細な写りに撮影開始から楽しい気分にさせてくれます。


光の色の表現に定評のあるキヤノン。白の部分も白飛びせずに木材の模様やビニールの質感まで丁寧に描写してくれるので安心感があります。


レンズを絞り込んで水面の光の反射をキラキラした八芒星にしました。昼間ですが夜空が地面に広がっているようで綺麗です。


ウミネコたちが羽休めをしていました。思わず望遠レンズが欲しい!と叫んでしまいましたが、今日は24mm一本縛りで来ているので望遠はありません。望遠と広角、逆も然りでこのような経験をされたことがある方はおそらく多くいらっしゃると思います。
悔やんでも仕方がないので24mmで撮れる画を、と思いじりじりとにじり寄ったら思いのほか近づくことができて、満足いく写真が撮れました。広角ならではの画角でしっかりと背景にレインボーブリッジも入りました。


「EF24mm F1.4L II USM」の最短撮影距離は0.25m。砂場にあった大きな足跡をダイナミックに寄って撮影しました。


「EOS 5D Mark IV」の約3040万画素の高画素で細かい砂の粒子が緻密に描写されて高画質な写真を楽しめます。


屋内にいた招き猫のディスプレイ。反射した照明の光を浴びて顎のラインが強調されて陶器のつやつや感がよく伝わってきます。


曇りガラスの背景に木の枝のシルエットがかかり水墨画のような雰囲気に惹かれました。


普段はあまり撮らない抽象的な被写体。F1.4の明るいボケ味でよりふんわりとした抽象的な印象に。

できる限り小型・軽量のものがいいという方にはミラーレスカメラがおすすめですが、重量重視ではなく、手にしたときのホールド感や安心感、一眼レフカメラ特有の心地よいミラーのシャッター音、素通しのレンズで覗けるクリアな視界の光学ファインダーに心惹かれる方にはデジタル一眼レフカメラがおすすめです。その中でも、「EOS 5D Mark IV」は有効画素数約3040万画素、最高約7コマ/秒の高速連写、4K/30P FUll HD/60P動画、デュアルピクセル CMOSで高速かつ滑らかなAFなど、最新のミラーレスにも負けない、まだまだ現役で活躍するスペックを備えたEOSのフラッグシップカメラです。
「EOS 5D Mark IV」は発売から約8年が経ちますが、2024年2月現在で新品の取り扱いもあるカメラなので、キヤノンのサポート面においてもまだまだ安心してお使いいただけます。

当社インターネットサイトからのご注文の場合、
新品は【ネット限定 マップカメラ2年保証】付きです。

[ Category:Canon | 掲載日時:24年02月26日 17時17分 ]

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【OM SYSTEM】初代OM-1で話題の新レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」を試す!

連載中の「カメラを愉しむ」vol.85は「初代OM-1で話題の新レンズOM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 ISを試す!」をご紹介いたします。

今回はCP+2024のOM SYSTEMブースでも賑わいをみせていた話題の新製品「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」にスポットを。組み合わせるボディは最新モデルでもあるOM-1 MarkII!と思いましたが、「初代 OM-1」と当レンズの相性も気になりセレクトいたしました。それではどうぞご覧ください。

この日の東京は朝まで雪が降っており、午後になって天候が回復。都内を一望できる地上200メートルまで一気にのぼり撮影をスタートしました。

人生の大半は準広角単焦点レンズと標準単焦点レンズの2本で生活している筆者にとって、フルサイズ35mm判換算で1200mm相当の画角は実に新鮮。

新宿から1200mm相当で撮影すると東京湾を挟んで千葉県市原市まで撮影することができます。「5軸シンクロ手ぶれ補正」のお陰で手持ち撮影で身構えることなく撮影できました。

肉眼では見ることのできない世界。ファインダー越しの世界は驚くほど美しい。シャッターボタンを半押しすることでファインダー像も安定するのでピント合わせをするときにも撮影に集中することができます。

地上200メートルから首都高を眺めます。雪の影響で首都高は通行止めとなっており、普段なら交通量の多いこの場所も誰も走っていません。望遠レンズ越しの世界で眺めていると普段気にもしていなかった美しさに気が付くことがあります。
首都高速のカーブや合流、そして上下線で道路が折り重なるなどその造形美に魅了されてしまいました。そんな気づきを与えてくれるのも1200mmの世界があるからこそ。
このレンズでしか味わえない特別な世界を体験することができました。

  続いて超望遠といえば「野鳥撮影」。普段から野鳥を見かけることはありますが、フルサイズ35mm判換算で1200mm相当ともなるとファインダー越しにバードウォッチングができるのが非常に愉しい。

撮影はもちろん愉しいのは言うまでもありませんが、ファインダー越しにシャッターボタンを半押しすると手振れ補正機能が働き、像が安定しますのでじっくりシャッターチャンスを狙います。

この超望遠レンズの世界観を一度体験してしまうと「この軽さとサイズ感で・・・マイクロフォーサーズ最高」という心の声が。鳥の可愛らしい表情や毛並み、そしてオリンパスブルー(OM SYSTEMブルー)の美しさと相まって写欲が増してきます。

シャープさだけでは語れない「立体感」。ただシャープなだけのレンズは世の中に山ほどあります。大切なのはシャープかつ奥行きを感じさせる描写か。

超望遠レンズならではの圧縮感、そして奥行きのある表現をしてくれる実に素晴らしいレンズであると感じました。そして、このような車の塗装面を撮影すると「黒」を「黒」できちんと再現できるOM-1の色再現はとても信頼できる1台であることを再確認いたしました。

徐々に日も暮れはじめ、かもめたちもどこか慌ただしく飛んでいます。薄暗いシーンでしたが、しっかりと1,053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF方式のオートフォーカスは食らいつきシャッターを切るだけで思い通りの撮影ができました。

「手持ちを恐れずに望遠撮影ができる」これはまさにOM-1とM.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS の組み合わせの最大の強みだと思います。

最後のワンショットは東京タワー。普段なら東京タワー全体を写るように撮影したり、東京の街並みのワンポイントとしてポツンと美しく輝く東京タワーをファインダーに収める。しかし今回は超望遠レンズ、増上寺付近から上を見上げ明らかに周囲のカメラマンたちとは違う風景を筆者はみていたことでしょう。

「一度使うと病みつきになる超望遠」

使えば使うほど手に馴染み、OM-1 MarkIIはもちろんのこと先代モデル「OM-1」でも相性抜群であることがわかりました。野鳥撮影を本格的に始めたい、モータースポーツを撮りたい、飛行機や鉄道を大迫力で撮りたい。どんなシーンでもド迫力の1枚を。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。2024年3月発売!OM-1 MarkIIを購入して準備するもよし、OM-1 MarkII登場でお求め易くなった「OM-1」と組み合わせるもよし。ぜひ異次元の望遠域を。

高額なレンズだからこそ安心感が違う!マップカメラネット限定2年保証付きでご予約を承っております。

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年02月25日 19時20分 ]

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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol. 11~SL2-S(動画撮影)編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えました。

THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、
専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
この連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂ければ幸いです。
ぜひお楽しみください!

 

・・・

今回はSL2-Sを使用して動画撮影をしてきました。
普段ライカを使用するときは写真がメインなのでライカで動画を撮影するのは新鮮な思いです。

SL2-Sと一緒に使用したレンズは下記の2本です。
バリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.
アポ・バリオ・エルマリート SL90-280mm F2.8-4.0

主にバリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.を手持ちで撮影しました。
アポ・バリオ・エルマリート SL90-280mm F2.8-4.0を使用する際は三脚を使用し撮影をしました。



フォーカスモードはフォローフォーカスを用いて全てマニュアルで行いました。
リグですがSL2-S用ではなくPanasonic S1H用を使用しました。
大きさは問題ないのですが使用していると若干ズレてしまいますのでフォローフォーカスとの併用は厳しそうです。

SL2-Sはモニターがチルトしませんので外部モニターがあると撮影しやすいと思います。

動画の雰囲気はデジタルっぽさを感じさせないようなものにしたかったので動画編集ソフトDavinch Resolveを使用してフィルムチックなテイストにしました。

では動画をご覧ください。


今まで望遠域を使って動画撮影することは少なかったのですが、使ってみると普段自分が見ている景色とは異なった表現ができる魅力に気付き、よく使うようになりました。
アポ・バリオエルマーSL90-280mm F2.8はアポクロマート塗装されたレンズで色収差が抑えられており見たままの景色を写すには持ってこいです。
今回はフィルムをイメージして撮影したので少し荒く見えますが編集前はかなり綺麗です。



バリオ・エルマーSL24-70mmF2.8は言うまでもなく万能なレンズです。
ボケ感に関してもF2.8であればしっかりと出せますし、手持ちでマニュアルフォーカスであれば丁度良いくらいです。


最短撮影距離は24mmで18cm,75mmで38cmまで寄ることができ近接撮影にも重宝します。
Mマウントレンズは被写体に寄れないレンズが多いですがSLレンズでは寄れるレンズが多いので助かります。

動画撮影をしてみて手振れ補正の強さには驚きました。
勿論、ジンバルのようにはいきませんが程よいブレに収まります。
更に編集ソフトのスタビライズを使用するとかなり安定感がありました。

Leicaで動画撮影。
筆者にとっては新たな試みでしたが、これからもお世話になりそうです。

 

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。


 


 


 


[ Category:etc. Leica | 掲載日時:24年02月25日 19時06分 ]

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【CP+2024】現地レポート!話題の新製品と注目ブースを動画でご紹介します!

【CP+2024】現地レポート!話題の新製品と注目ブースを動画でご紹介します!

「CP+2024」
カメラと写真のワールドプレミアショー、ついに今年もこの時期がやってきました!!

マップカメラYouTubeスタッフも初日から駆けつけ、大注目の新製品にも一足先に触れてきました。
詳細は動画で公開しているので是非そちらもあわせてご覧ください。

※右上の三本線「≡」をクリックすると再生リストが表示されます
今回のブログではスタッフが気になった新製品や、撮影のオフショットなど会場での様子をお届けします!

 FUJIFILM X100VI

2024年3月下旬発売予定

2011年3月に登場した初代X100から、13年の時を経て6世代目へと進化したモデルです。
新モデルを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか?
今後もマップカメラではX100VIのコンテンツを作成予定ですので乞うご期待です!

 SONY FE 24-50mm F2.8 G

2024年5月17日発売予定

35mmフルサイズ対応の大口径標準ズームレンズが登場。
実際にボディと組み合わせて持ってみると、こんなにコンパクトサイズ!
普段使いはもちろん旅行に持っていくにも最適です。

 SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS(ソニーE/ライカLマウント)

2024年3月14日発売予定

技術の集積が到達した新しい超望遠体験ができるこちらの1本。
あまりの小型・軽量サイズに驚くスタッフ。
手持ち撮影ができるハンディサイズの500mmがいよいよ登場です!

また、さまざまなメーカーのブースでは、SNSフォローやアンケートに答えるともらえるオリジナルグッズも多数ありました。
グッズがもらえるのもCP+ならではの醍醐味です。

他にも様々なメーカーが目白押しでスタッフ一同、熱が入ります。
実際に手に取れるのはもちろん、展示などもメーカーによって個性があり、より一層楽しむことができました。
カメラ愛が止まらず、物欲も刺激される1日となりました。

YouTubeチャンネルでは、ここでは紹介しきれなかったより詳しい新製品情報や会場での様子を公開中です。
CP+2024に行かれた方はもちろん、来年こそは行ってみたい!という方もぜひご覧ください。
「この新製品が気になった」「欲しい」という方はぜひコメント欄で教えてください!チャンネル登録・高評価もお待ちしています。

CP+2024での新製品情報はこちらをクリック↓

[ Category:未分類 | 掲載日時:24年02月25日 18時29分 ]

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【Voigtlander】NOKTON D35mm F1.2と雨の2月を行く

2月の中旬、目的地に到着して最初に目に入った梅たちはモコモコと見頃を迎えていました。
考えてみれば毎年桜を見に行く計画はあっても、梅を見る機会というのは街中で遭遇出来たら、程度です。

撮影の日はあいにくの雨でしたが、今年は歴史ある湯島天神梅まつりへ。

今回持ち出したレンズはVoigtlander NOKTON D35mm F1.2(ニコンZ/APS-C用)。
DXフォーマットの本レンズは35mm判換算50mmの焦点距離に、F1.2の明るさを持ちながら手のひらサイズに収まる使い勝手の良いマニュアルフォーカスレンズになっています。今回ボディはNikon Z50を使用していますが、クラシカルなZ fcとの組み合わせはよくなじみます。

1枚目は開放F1.2、2枚目はF4に絞って撮影したものになります。
開放のときは輪郭が滲むような描写に、徐々に絞っていくと現れるピント面のシャープさ。
被写体によって合わせていくのも楽しい、絞り値で顕著に表情が変わるレンズです。

    

天候の影響か、この日は境内の屋台はほとんどがお休みでした。
厳かな空間に並ぶ、色とりどりの屋台は夏祭りのような賑やかさはありませんが、本レンズのしっとりとした色のりがこの日の空気を表してくれるように思えました。

真っ白で小振りの梅も可愛らしい。
こまごまとした背景になるとオールドレンズライクなざわつきのあるボケが際立ちます。
縦構図で前後ボケを利用して、奥行きある1枚に。

冬の雨は体に堪えるので湯島天神を後にしてひとやすみ、喫茶店へ。
友人はアイスカフェラテ、私はティーフロートを注文しました。何歳になっても、寒くても、つい欲張ってアイスクリームの乗ったものを選んでしまいます。
最短撮影距離は30cmですが先述したように換算50mmのレンズのため、テーブルフォトでは一部分を切り取るような画角になります。開放の特徴的で柔らかな描写がお店の雰囲気とよくマッチしました。

傘で両手がふさがる中での撮影でしたが、マニュアルレンズ、またフォクトレンダーレンズの”味”をしっかり楽しめる1本でした。

NOKTON D35mm F1.2、また今度は晴れの日に連れ出したいレンズです。

 

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Nikon | 掲載日時:24年02月25日 16時00分 ]

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【Nikon】Z5で撮影された「美しい日本の風景写真」をご紹介!

【Nikon】Z5で撮影された「美しい日本の風景写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では毎日たくさんのお客様に作品をご投稿いただき、その数なんと約40万枚にも上ります!
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください。

本日はご投稿いただいた『Nikon Z5』の作品の中から6作品をご紹介! 本格的な画づくりと高いコストパフォーマンスを両立したフルサイズミラーレスカメラ『Nikon Z5』で撮影された、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】京都 八坂スナップ3 <投稿作品を見る

【投稿者】Imoke_pi 様

【使用機材】Nikon Z5 + NIKKOR-S Auto 35mm F2.8(マウントアダプター使用)



【作品名】宇治 塔の島 <投稿作品を見る

【投稿者】Imoke_pi 様

【使用機材】Nikon Z5 + NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR


【作品名】パッと光って咲いた <投稿作品を見る

【投稿者】KENTO 様

【使用機材】Nikon Z5 + NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR


【作品名】彩色千輪菊 <投稿作品を見る

【投稿者】Taishi Wajima 様

【投稿者コメント】住宅地から花火を撮影しました。

【使用機材】Nikon Z5 + NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR



【作品名】宇治平等院ライトアップ1 <投稿作品を見る

【投稿者】Imoke_pi 様

【使用機材】Nikon Z5 + NIKKOR Z 24-70mm F4 S



【作品名】昼間の東京駅2 <投稿作品を見る

【投稿者】Imoke_pi 様

【使用機材】Nikon Z5 + NIKKOR Z 28mm F2.8


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。

Leica製品以外で撮られた作品もご参加いただける「Leica Boutique MapCamera Shinjuku Photo Contest 」開催中!

累計投稿枚数40万枚突破記念!「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」開催中!


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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年02月25日 12時00分 ]

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