4位に『Canon EOS R6 Mark II』、こちらは前年度2022年12月の発売です。
前回は発売から4ヶ月ほどの状況で5位にランクイン。今回1つ順位を上げ4位に入りました。
実は今回10位以内のカメラのうち、唯一12か月連続でランクインし続けたのがこのEOS R6 Mark IIでした。
そういう意味では安定した人気を誇る機体といえます。しかし毎月のランキングブログをご覧になっている方ならご存知でしょうが、このところのCanonはあまり元気が感じられません。
前回2022年度のランキングでは10位以内に4機種がランクインしていました。これはメーカごとで見るとトップの数。EOS Rシリーズ初のAPS-Cサイズ機EOS R7が2位に入るなど、メーカーとしての活気が感じられる1年でした。
2023年度に入り、すぐにEOS R8を発売。超ロングセラー機EOS RPに代わる小型軽量フルサイズ機として注目されましたが、発売月以降は期待ほどの伸びがなく、そうなるとEOS R6 Mark IIのみに頼ることに。それまでのランキングでの躍動が嘘のように活気が感じられず、他メーカーの勢いに飲まれる状況となってしまいました。ユーザーやファンの話題も、そろそろではと噂される新型機への期待に移っているようです。
EOS R6 Mark IIやα7RVと同時期、2022年11月発売の『FUJIFILM X-T5』が7位に入りました。
発売当初激しく首位を争っていた3機。先にあがった2機に少し差をつけられたように見えるX-T5ですが…
他の2機がこの1年メーカーからの供給が順調に行われていたのに対し、X-T5はずっと供給不足に苦しんできました。
ご存知のように、2023年10月にはメーカーからまさかの受注停止の告知が。現在、X-T5に関してはその状況から脱していますが、それでもまだ供給が安定したとは言えません。
今回の年度7位もそんな苦しい中での順位です。もし潤沢な供給のもと順位を競っていたら… きっとかなり上位の位置に付けていたのではないかと思われるだけに残念です。
8位には『RICOH GR IIIx』。2021年10月発売ですから、もうベテランの域に入るカメラ。14位に入った超ベテランの兄弟機、2019年3月発売の『GR III』と合わせ、MapCameraの月間ランキングではおなじみの機体です。
ただその月間ランキングをご覧の方ならご存知でしょうが、長きにわたりメーカーからの供給が安定していません。
新品の在庫があれば新品が、なければ中古が売れていくという状態で、新品・中古どちらかのランキングに顔を出すというような状況が続いていました。
そしてついに今年3月、シリーズの受注停止が発表される事態に。新年度に入り、中古商品も深刻な品薄状態になってしまっています。
10位は『Canon EOS R8』。2023年4月14日発売で、発売月は3位とまずまずの滑り出しでした。
EOS R6 Mark IIの基本性能を継承しつつ、EOS Rシリーズのフルサイズ機で最軽量となる約461gという小型軽量を実現。EOS RPに代わる新世代のコンパクトなフルサイズセンサー機として期待されていました。
しかし思ったほどの伸びを示せず、発売2ヶ月後の6月以降はボーダーラインの10位・11位あたりを行ったり来たりする状況に。
今回それでも年度ランキング10位に食い込んだように、一定の人気を得ていたのは確かですが、前年度のようなCanon勢の活気を示すには至らなかった印象です。
「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」に装着することができる「Canon パワーズームアダプター PZ-E2B」を使用してみます。こちらを使用することで、手動では難しい動画撮影中のズーミングが高精度に行うことができます。ズームのスピードは高速と低速があるので、動画内で実際にズームをしてみて速度の比較をしています。
更にAFのシステムは基本的にEOS-1D X MarkIIと一緒のため、大口径単焦点の開放でもバシバシピントが合います。
Canonのレフ機はほぼすべて使ってきましたが、
「サードパーティーの1.4クラスのレンズを開放で使用して、微妙に薄暗い室内で周辺部のAFポイントを使用してもピントが合う」
のは、本機とEOS-1D X MarkII、MarkIII位でしょうか。
ここ数年コロナ自粛期間なども重なり、なかなか気軽に素敵な場所に行けないまま、いたずらに時だけは経っていました。
旅のスケジュールを組んだ筆者は『OLYMPUS PEN-F』に『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8』と『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ』を用意し、3月後半に初となる草津へと向かいました。