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【SIGMA】自然を感じに

少し前のことですが、グランピングに出かけました。

キャンプ用品が不要で気軽にキャンプ体験ができるせっかくの機会に荷物はできるだけ減らしたく、
機材はSONY α7IIとSIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DNを持っていきました。

フルサイズミラーレスと標準ズームレンズの組み合わせとしては軽くてストレスにならず、
幅広く様々なものが撮れるので、旅行にもお気に入りの組み合わせです。

 

去年は暖かい季節が長かったからか、まだ緑の景色が残っておりました。
訪れた施設は、室内は空調設備、外には薪ストーブがあり、
四季折々の風景を楽しみながら年中快適に過ごせるコンセプトのようです。

窓からのぞく景色が美しく、施設を撮影したいがために訪れる人も多いのではないでしょうか。
グランピングと言いつつ自然の中の宿泊施設の要素が強く、アウトドアが苦手な筆者でも楽しめました。

明るくボケがしっかり出るレンズは、飲み物も夜のバーベキューも美味しそうに写してくれました。

施設の脇道を下ると川辺に出ることができました。
暖かい季節なら川で遊んだり野菜を冷やしたりできたかもしれません。

今回使用したSIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DNは、
日常使いも、何を撮るか決まっていない旅行でも活躍する一本かと思います。
また違う季節でも持って出かけたくなりました。

 


[ Category:etc. SIGMA SONY | 掲載日時:24年01月20日 11時50分 ]

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【Leica】軽さが撮影欲を生む! ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.という選択

【Leica】軽さが撮影欲を生む! ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.という選択

ライカの35mmフルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラ SL2。
高精細4730万画素CMOSセンサー、高い精度を誇るAF機構や強力な5軸ボディ内手ブレ補正機構を備えた、伝統あるM型ライカと双璧をなすSLシリーズの主力機です。

初代SL(Typ601)が発売されたのが2015年11月。それからまだ8年ほどですが、標準域50mmの画角をカバーするレンズとして「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」「アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」という3本の単焦点レンズと「バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.」「バリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.」の2本のズームレンズがラインナップされるという充実ぶり。ライカの力の入れようがうかがい知れます。

それぞれ撮影の目的・用途に合わせて選ぶのがベストなわけですが、今までSLシリーズをお使いの方やご購入を検討されている方からよく聞かれるのが「とにかくレンズが大きくて重い…」。
特に高齢のお客様からは「写りが良いのは分かっているのだけど、持ち歩くのはちょっとしんどい…」という声が。

実際、SL(Typ601)発売当初からラインナップされ、SL2の登場でその評価が爆上がりした「バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.」が質量 約1140g、大口径を誇り他にはないボケ味が魅力の「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」が約1065g。
SL2ボディが約835g(バッテリー含まず)ですから、合わせたら…

若い頃はアルミバッグにカメラ2台・レンズ数本入れて闊歩していたのですが、最近は特に非力になったなぁと…
普段はM型ライカを首から提げて街を練り歩いていますが、やはりSL2を手にするのはちょっと躊躇いがありました。「写りが良いのは分かっているのだけど…」
そんな私が今回手にしたのは「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」。2023年3月に発売された上記ラインナップの中では一番新しいレンズです。
驚くべきは、その重さ。レンズフード無しだと約402g、「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」の半分より更に100g以上軽くなります。

単焦点SL50mmの3本。左から「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」約402g、「アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」約740g、「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」約1065g、ズミクロンのコンパクトさが際立ちます。

SL2ボディに装着してもフード込みで1300g弱、これなら首から提げていても苦にはなりません。
また、ボディに大型のグリップを備えているのでホールドしやすく、数値以上に軽量に感じます。
「SL2ってこんな軽かったんだぁ…」と、今まで口にしたことのない感想が漏れてしまうほどです。

今まで食わず嫌いだった私に、俄然撮影欲が湧きあがってきました。
私にとって50mmというレンズは、自然の風景を撮影するより街中の情景を切り取るのに適した画角。
どうせなら普段撮影に行かないような街に繰り出してみようと向かったのは「代官山」。おしゃれな街の代名詞とも言える所です。
意気揚々と東急東横線「代官山駅」に降り立ち、改札を出た途端に感じたのは強烈な違和感… 「やっぱ、違ったかなぁ…」
でも、ここまで来たら後戻りも出来ません。首から提げた今回の相棒、ライカ SL2 とズミクロン SL50mmを唯一の拠りどころとして、いざ撮影に。

午後2時過ぎ、冬の強い斜陽に照らされながらも白飛びせずに写ってくれました。バックの白壁のグラデ―ションも絶妙です。
ちょうど私の目線の高さにきた横枠に、つい拒絶されているように感じてしまうのは意識のしすぎか…

さずが代官山、ハイセンス(?)な感じの店とそれに見合った人たちが行き交っています。
せめて学生時代に服飾を学んでいた妻をお伴に連れてくるべきだったか、心細さが募ります。
特に目的地があるわけでもなく、最初にざっくり地図を見ただけだったので、すぐに迷子になりました。
とりあえず大きな通りへ出て、気になる方へ歩みを進めます。

路駐の自転車もビアンキか、なんて変なところで感心したり… いえ、やっぱりいけません。

強い日差しが建物の壁に街路樹の影をくっきりと映し出していました。


ドアのガラス越しですが、花一つ一つの輪郭も鮮鋭に描き出してくれました。絞りF3.2と1段半ほど絞っていますが、ボケ味は自然な感じに。

こちらもショーウィンドウのガラス越し。露出補正はかけていませんが、実際よりアンダー目に写りました。そのぶん落ち着いたトーンになりました。

革の朽ち具合や南天の実一つ一つに入ったハイライトの具合などを見ると、質感描写にすぐれたレンズであることが伺ええます。
高解像のアポズミクロン、大きくボケるズミルックスも良いですが、身構えず気軽に撮ったスナップがこれだけの描写をしてくれるのですから、ズミクロンも十二分に選択肢に入ります。


あちこちにある雑貨屋さんなどは、いかにも― な感じ。
折角ならおしゃれなカフェで一休み、なんてことも考えましたが、そもそもどれがカフェなのか、開いているのかもよく分からん…
あてどなく彷徨うことになりました。

ひと気の少ないような道にも様々なショップがありましたが、何のお店だか分からず、ただ前を通り過ぎるばかり…
画面右上の店名のところが鏡のようになっていました。映り込みをマニュアルフォーカスで。

絞り開放にしたら、こんな具合になりました。
流れているわけではないのですが、細かい葉っぱがボケたのでオールドライカのような描写に。

陽もだいぶ傾いてきました。
この日は朝から北風が吹き、日差しのわりに体感温度は低い一日。
撮影の合間はカメラを首から提げたまま、手はコートのポケットに。それでもさほど首に負担を感じませんでした。
手を外していることで「LEICA」のロゴが強調され、すれ違う人の視線を感じることに。なんかこそばゆい…


冷たい風がだんだん強くなるなか、でも撮影はやめられず… 気がつくとSL2とズミクロンの組み合わせにすっかり魅了されていました。

M型ライカを始める時に、まずズミクロンからスタートされた方も多いと思います。かく言う私もその一人。
その確かな描写力は、ライカを知るうえで外せない存在です。
「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」も、M型ライカにおけるズミクロンと同じ位置づけにあります。
何故かSLシリーズでは一番後発になってしまいましたが、SL2・SL2-Sの良さをもっと構えずに体感したいという時に、ズミクロン SL50mmは最適のチョイスと言えます。








[ Category:Leica | 掲載日時:24年01月19日 17時15分 ]

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【SONY】α9IIIの登場でα9ユーザーが思うこと

【SONY】α9IIIの登場でα9ユーザーが思うこと

2023年 11/8に発表。同月の16日から予約開始となり、今月1月26日に発売を控えた「α9III」
刻一刻と迫る発売日を前に「α9」ユーザーとして個人的に思うことを書いていこうと思います。
※本記事に掲載されている「SONY α9III」の作例は『α SPECIAL EVENT 2023』にて撮影を行った写真となります。

【SONY】α1 Debutでα9ユーザーが思うこと

以前、このような形でフラグシップ機の登場について自身の気持ちを執筆しました、
私自身、当時はフラグシップの立場を「α1」に取られるような寂しい気持ち反面、日々進化していくミラーレスカメラの情勢に心を躍らせておりました。
そして今回新たに登場した「α9III」
「α1」の登場の時よりも心が躍ってしまうことは想像に難くありません。

まずは、ざっくりとスペックから。

静止画
・有効約2460 万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS
・高速処理が可能な画像処理エンジンBIONZ XRとグローバルシャッターを搭載
・ブラックアウトフリーでAE/AF追随、最高約120コマ/秒の連続撮影が可能
・「リアルタイム認識AF(オートフォーカス)」で、高精度かつ多種類の被写体を認識
・専用のフラッシュで1/80000 秒まで同調可能

動画
・グローバルシャッター搭載によりイメージセンサーが歪みのない映像を実現
・αシリーズ初、4K/120pでもクロップなしの動画撮影
・編集の自由度を高める16bit RAW外部出力
・グレーディングを前提とした本格的な動画撮影が可能な「S-Log3」搭載

α9ユーザーからしてみれば、この変化は大きすぎます。進化したところをあげるとキリが無いくらいの進化。
特に私が注目した進化した点を挙げますと・・・

【連写】20fps→120fps
【AF性能】瞳AF(人物/動物)のみ→AIプロセッシングユニットにより多くの被写体(人物/動物/鳥/昆虫/車/列車/飛行機)を自動検出可能
【ストロボ】1/250→全速同調
【動画】4K/30p→4K/120p

筆者が良く使う機能だけ書き出しても、初代α9とは全く別物である事が分かります。今回は特に皆様にもご紹介したいα9IIIの特徴をピックアップしてご紹介します。


・有効約2460 万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS
・高速処理が可能な画像処理エンジンBIONZ XRとグローバルシャッターを搭載
積層型センサー」これは上位モデルに与えられた言わば「特権」のようなものだと個人的には思っており、多くのカメラでのメリットとして認識されているのは電子シャッターでもローリングシャッター歪みが抑えられ、従来では出来なかった領域の撮影ができるようになった点だと思います。
高速シャッターや連写を頻繁に使う筆者は連写コマ数の増加も相まってこの特権であるセンサーを積んだ「α9」を発売日の当日に喜んで購入に至りました。その後「α9II」と続き、2021年に新たなフラグシップモデルとして「α1」が登場。「α1」にも「α9シリーズ」の特徴であった積層型センサーが搭載されました。
それにより今後のフラグシップや積層型を搭載した新しい高速読み出しに対応したカメラは「1」が冠されると思っていました。
その矢先にこの「α9III」の発表は凄く衝撃で「9」にも新型が出る事実に感動したのと同時に、どういうスペックで発表されるのか非常に気になっておりました。

待ちに待ったα9の新型が出るという衝撃。そして実際発表されたスペックを見てみたら2度の衝撃を受けました。それは「グローバルシャッター」の搭載です。
グローバルシャッターって?と思う方もいるかもしれません。聞きなれないシャッター方式だと思いますし、普段カメラの話題にはほとんど出て来ないワードだと思います。筆者自身もふわっと聞いたことある程度でした。

このグローバルシャッターに関してものすごく簡単にまとめますと

今までのシャッター方式は、メカ・電子関係なく「ローリングシャッター」というシャッター方式で、仕組みとしましてはセンサーを上から下に順番に読み込んでいく方式です。
メカはシャッターユニットに組み込まれたシャッター幕が物理的に動く事で、電子は物理シャッターではなく上から下に電気的に読み込みを行い撮影をする方式です。

それに対してグローバルシャッターは、センサー全体で同時に読み出しを行うシャッター方式

センサー上下の読み取り誤差が全く発生しない革新的な技術です。

グローバルシャッターを搭載することにより、従来のローリングシャッターのデメリットであった1/8000を超える高速シャッターを用いた際に起こりうる動体の歪み・フリッカー現象、電子シャッター利用時のストロボとの同調速度が下がる、これらが全て解消されます。
フルサイズイメージセンサーとして世界初の偉業です。


・ブラックアウトフリーでAE/AF追随、最高約120コマ/秒の連続撮影が可能
α9ユーザーにとってα1の秒間30コマというだけでも、当時は「もう動画の領域。」とか「撮れない被写体は無いんじゃないの?」思っていたのですが、そのさらに上の上を行く秒間120コマ。秒間60コマを飛ばして120コマ、実質120fpsということなのでこれは「もうスチルで撮るスロー動画じゃないか。」なんて思ってしまいました。

今までだとバーッと連写してデータを確認する時、「今回は上手くいったかも」とか「今回はちょっと微妙かも」みたいなのが感覚的にあったのですが、秒間120コマだともう目に見えているスピードのその上の領域。自分が思ってもみない当たりカットが入っていてもおかしくないレベルなのではないでしょうか?


120コマあれば、こういったスポーツ撮影ではほぼ狙ったシーンで止めることが出来てしまいます。
これほどのスペックがあれば、普段からスポーツの撮影をされない方でも撮れてしまうのでは・・・?と感じてしまう程でした。


・専用のフラッシュで1/80000 秒まで同調可能
このグローバルシャッターの恩恵が受けられる撮影って自分にとってあるのでしょうか?そう考えた時に真っ先に思い浮かぶのは筆者の場合だとストロボを用いた撮影だと思いました。
現状では純正の対応機種のみではありますが、ストロボ同調が1/80000まで対応しているところです(※F1.8より明るいレンズは1/16000まで)
最初1/8000と見間違えてしまいました…。正直1/8000でも驚きなのに、1/80000までの同調なら屋外のピーカンでも空に露出を合わせる為にNDフィルター類を持ち出すことなくカメラだけで完結してしまいます。
とは言え、NDならバリアブルを持ち出せば、ある程度の濃度幅であれば1枚で間に合うと思います。しかし、バリアブルNDにはケラレとX(クロス)ムラという明確なデメリットが存在します。特に広角レンズを使うとこの2つは顕著に表れますので使うレンズを制限されます。
従来の運用でもHSS(ハイスピードシンクロ)も使えば、最大で1/8000までは対応出来るケースもありますが、HSSはストロボ本体に非常に大きな負荷がかかります。ストロボによっては、表面の発光部が溶けてしまったり熱で一時的に使えなくなってしまう事もあります。もっと言えば、チャージサイクルが通常発光よりも長くなるためレスポンスが悪くなります。

こういったトラブルはストロボ撮影においてはよくある事象となっており、撮影が止まってしまったりで非常にストレスになります。これが1/80000まで通常発光での使用が出来るので結果としてストロボ本体の負荷を抑えることが出来ます。


さて、ここからは筆者が特にいいなぁと感じた従来機との外観の比較・変更点を書いていこうと思います。それはAF-ONボタンの大型化です。画像を見ていただくと分かる通り、実はα9IIから今の世代と同じような非常に押しやすい形状になっています。α9IIの頃からこの変化はかなり気になっており、触ってみた結果グッと押し込まれてくれるのでとても押しやすく、当時この為だけα9Ⅱに買い替えたいと感じたほどのAF-ONボタンでした。これが今回のα9IIIにも使われているのが分かります。細かい操作感の部分の話ではありますが、α9IIやα9IIIの形状だと親指の腹で押し込んでおけるので、α9よりもグリップをしっかりホールドしたまま押し続けることが出来ます。

α9IIの頃は、α9と比較とした時に劇的な変化というよりは、フリッカーレス撮影に対応したりインターフェイス周りが強くなったりと痒いところに手が届くと言いますか、プロの方が使っていて物足りないと感じたポイントを解消するような形でリリースされました。

その為、アマチュアである筆者にとってメリットとなりうるであろう操作性の向上だけでは買い替える動機としてはちょっと弱かったので今もなおα9を愛用するに至ったわけです。



現状、自分がα9で撮影する被写体は人物や動物が中心です。
数年前に一度修理をして以来、プロユースの方ほどガシガシ使っているわけではないからかもしれませんが、特別不具合なく今もなお現役で初代α9を使えているのは我ながら驚きです。
しかし、カメラ好きとして大きく自身の機材のグレードアップができるならしてみたいと思ってしまうのが性。
グローバルシャッターは自身の中でオーバースペックかどうかなど気にならないくらい待ちに待った念願の「9」シリーズの新型。スペック云々よりもまず嬉しかったの一言。
α9登場時は世界初の積層型フルサイズセンサー、α9IIIで世界初のフルサイズグローバルシャッター搭載と9の系譜は世界初を2度も生み出しているシリーズ、フラグシップにも匹敵する高水準の本体性能!
「世界初」!「フルサイズグローバルシャッター」!これはとてつもなく欲しい…!

α9IIIは世界初のグローバルシャッターが搭載されている「唯一無二」の存在として1月26日に爆誕します。
唯一無二の存在こそが、今後のミラーレス一眼の可能性を広げる先駆者となるのです。その最初の存在として現れたα9IIIは歴史に名を残す一台となるのは間違いありません。

以上、α9ユーザーの独り言でした。次にお会いする時はα9IIIユーザーになっているかもしれません。

 

▼先行体験レポートはコチラから確認できます!▼

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月19日 14時10分 ]

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【Voigtlander】RFマウントで「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」を愉しむ

【Voigtlander】RFマウントで「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」を愉しむ

本日1月19日より発売が開始された「Voigtlander (フォクトレンダー) NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF-mount(キヤノンRF用)」をご紹介いたします。

本レンズはキヤノンRFマウント専用に作られた大口径マニュアルフォーカスレンズ。フルサイズのイメージサークルをカバーし、光学設計はキヤノンRシステムカメラのイメージセンサーに最適化*1されています。電子接点によるボディとの情報通信でExif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)*2に加え、3種類のフォーカスアシスト機能(拡大表示、ピーキング、フォーカスガイド*3)に対応しております。

フォクトレンダーから出ているRFマウントのレンズはこれで2本目。
最初に登場した「NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mount」よりもコンパクト設計となる本レンズ。40mmという画角は、定番の焦点距離で準広角の35mmと標準の50mm、そこの中間に位置する焦点距離です。広すぎず、また狭すぎず、人間の視野に近い丁度よい距離感で被写体を捉えることができます。そのため標準レンズで撮影される定番の被写体として風景やポートレート、カフェでのテーブルフォトなどといったスナップ撮影を好まれる方におすすめです。

人間の目のF値と同じ1.0の明るさを持ち、圧倒的ボケ味を体感することができる「NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mount」の作例はこちらからご覧いただけます。現在、50mmと40mmで悩まれている方はご参考にしていただけますと幸いです。

*1 レンズ光学的な特性から、EOS R、RP、R6では撮影条件により画面周辺部にマゼンタ被りが生じる場合があります。
*2 ボディ内手ブレ補正機能を搭載したボディでのみ有効です。
*3 EOS RPを除く。

・・・

今回の相棒カメラとしてEOS R8を携えてスナップ撮影に行ってまいりました。


晴れやかな冬の朝。空を見上げると綺麗な青色が広がっていました。「止まれ」の看板の赤色とのコントラストが綺麗だと思い撮影した一枚。四隅に僅かな周辺減光が見受けられますが、それもまたいい味を出しております。


親子のようなお稲荷さんたち。薄暗い背景の場合、ほとんど周辺減光は目立ちませんでした。


開放F1.2で撮影しました。開放の場合、ピーキング機能を使用してもピントの山が少々掴みにくいです。しかしこの被写界深度の浅さが癖になり、ついまた開放で撮影したくなってしまうのです。


F1.2は現行のRF純正レンズでいえば一番明るいF値。大口径の設計になるとサイズが大きかったり重量が重くなりがちですが「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF-mount」は全長56.4mm、重量は400g、フルサイズ対応かつ明るいレンズでありながら小型軽量設計を実現しております。


モノクロの撮影では、大きなボケ味に加えて光と影のコントラストの描写がより際立ち、美しい仕上がりになりました。しっかりと解像力もあり、被写体の浮き上がりや空気感を味わえます。


「広すぎず、狭すぎず、丁度よい画角」

今回のお散歩しながらのスナップ撮影に丁度よい画角と重量感、そしてボケ味と立体感をしっかりと味わえるレンズでした。またオールドレンズで撮っているような雰囲気も味わえますので、そういった描写がお好みの方には刺さるレンズかと思います。レンズ本体は軽量設計ではありますが重厚感がありしっかりとした作りで、金属製専用レンズフードが付属しています。

普段はオートフォーカスレンズをメインに使用していますが、シャッターを何枚も切りすぎて後で見返したときに選定するのが大変だったりします。本レンズはマニュアルフォーカスでじっくりとピントを合わせて撮る、という所作でしたので、いつもよりも時間に囚われずのんびりゆったりと過ごすことができて穏やかな気持ちになりました。
冬の寒い気温の中、金属のボディを握ったときのひんやりと冷たい触感と絞りリングを回転させたときの小さな振動に愛着が湧き、私の中で好きなレンズの1本に加わりました。

Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF-mount」のその他の作例はこちらからご覧いただけます。

▼ご注文はこちらから▼
当社インターネットサイトからのご注文の場合、【ネット限定 2年保証】が対象です!


[ Category:Canon Carl Zeiss & Voigtlander etc. | 掲載日時:24年01月19日 11時11分 ]

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【PENTAX】モノクローム専用機を使ってみた

【PENTAX】モノクローム専用機を使ってみた

今回はPENTAXより発売されている、K-3 Mark III モノクロームを使ってみました。
このK-3 Mark III モノクロームは究極のモノクロ写真を目指して作られたモノクロ専用のボディです。
モノクロ専用という非常に尖った本機を、最近モノクロ撮影を始めた筆者が使ってみました。

まずは外観をご覧ください。

K-3 Mark III とは似て非なると言っていいでしょう。
「PENTAX」、「K-3 Mark III」 などのロゴは白色からモノクロ専用機らしい灰色に変更されています。

また、背面には「Monochrome」の文字が印字されており、特別仕様であると実感します。

今回は、PENTAX HD DA 21mm F3.2 AL Limited と組み合わせて撮影に行きました。

こちらのレンズは非常にコンパクトでスナップには最適なレンズだなと感じました。
またオートフォーカス、マニュアル問わず使いやすいレンズでした。筆者は今回マニュアルで主に使用しましたが、非常にフォーカシングしやすいと感じました。

それでは作例をご覧ください。

窓から差し込む光を非常によく表現してくれていると思います。
また黒が美しいのはもちろんですが、白も非常に美しいです。

これまでカラー機でモノクロ撮影をしていましたが、モノクロ専用機の写真を比べてみると白黒というよりはグレーに近い印象を受けました。
K-3 Mark III モノクロームの出すモノクロは白と黒で構成されているとはっきりわかります。

色という一つの要素が抜けることにより撮影する際の迷いがなくなることも、モノクロ撮影の面白さだと感じます。
またモノクロ専用機を使うことである種の覚悟も生まれ、撮影がとても楽しくなりました。

PENTAXのカメラということで、Kマウントの現行レンズはもちろんのこと、オールドレンズや薄いアダプターを装着し、M42マウントのレンズを使用した撮影も楽しめる非常に魅力的なカメラです。

初めてモノクロ専用機を使いましたが、モノクロの楽しさや、美しさを知ることができ、このままモノクロの世界にどっぷりと浸かってしまいそうな非常にいい体験でした。
普段からモノクロ写真を撮られている方はもちろん、そうでない方にもおすすめの非常にいいカメラだと感じました。
皆様も光と影で描く写真の原点に戻ってみてはいかがでしょうか。

 



[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年01月18日 15時00分 ]

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【SONY】α7SⅢ×FE 24-70mm F2.8 GM Ⅱで撮るポートレート動画

新開発イメージセンサーと画像処理エンジンの融合で、かつてない4K動画記録を実現

ミラーレスカメラが日進月歩と急速に進化をし続ける昨今、2020年発売で3年以上の月日が流れてもなお、最新機種に一切見劣りすることなく第一線で支持され続けているカメラ「α7SⅢ
高感度に特化をさせた有効1210万画素の裏面照射センサーにBIONZ XRを搭載し高速の読み出し・書き出しに対応。

 

圧倒的進化を遂げた第2世代大口径F2.8標準ズームG Master

これに組み合わせるのは、最新のG Master標準ズームレンズの「FE 24-70mm F2.8 GM Ⅱ
従来モデルよりも約20%軽量化、更に画質・AF性能を向上させたSONYの新しい万能ズームレンズです。

 

設定:XAVC S-I 4K/60p+S&Q/120p | 4:2:2 10bit | S-Gamut3/S-Log3

今回はS-Log3にAll-Intra記録を行い、Adobe Premire Proにて編集を行いました。
1210万画素のセンサーは非常に動画撮影(特に4K記録)に適したセンサーで、高い高感度耐性によりノイズを抑制した撮影が可能です。


α7SⅢが動画機として評価されている理由の一つが1210万画素といういわゆる低画素カメラである点。
高画素化が進む昨今とは逆を行くようなカメラではありますが、動画においてはこれこそ一番のメリットと言えます。(動画に限った話ではありませんが)低画素である為、他のカメラと比較をすると高感度時のノイズ耐性が非常に高く夜間の撮影においては特に強気にISOをあげてシャッタースピードを稼ぎつつ撮影が行えます。
また、動画はシャッタースピードをフレームレートに合わせて設定をします。一般的な設定だとfpsに対して二倍(例:30fpsであれば、SS1/60)までが映像の滑らかさの点から推奨されております。その為、感度の上昇を抑えるためにシャッタースピードを下げたりすることが難しく、Log撮影等で基準感度が固定になっていない場合はISOなどで調整する事が多いです。


高画素機でも勿論、昨今のモデルは4K動画等の記録は可能です。しかしながら当然デメリットもありそれが上記で書いたような高感度耐性です。
S-Log記録行いISO感度を12800に設定しておりますが、この動画の切り出しを見て頂けると分かる通り目立つようなザラっとしたノイズは見受けられません。周辺部には多少ノイズがありますが、今回は露出を合わせる際に肌の部分を少しオーバーにして露出を合わせてあるため、肌の部分は特にノイズを抑えることが出来ました。



なぜ12800でもノイズを抑制する事ができるのか。α7SⅢの感度耐性が優秀である点に加え、今回設定したS-Log3にも秘密があります。
ご存じの方は多いかと思いますが、使うカメラごと、もっと言えばカメラの設定ごとにノイズが少なくなる感度というのが設けられており、それらは一般的に基準感度やネイティブISOなどと呼ばれております。α7SⅢにおいては公表こそされてはおりませんが、Log撮影時に最低感度の設定が640になっており、FX3のCine EIモードを参考にすると基準感度の設定が低感度側が同じ640、高感度側が12800となっているのが分かります。
なので、理論上は感度が6400まで上がる環境であればND等を用いて感度を12800まで上げた方が、ノイズが抑えられた画質の高い映像を撮影出来るという事です。さらに、S-Log3は適正露出よりも+1.3~+2.0程度の方がよりノイズを抑えることが可能ですので今回のような夜間のシチュエーションではISO12800で露出が+1.7程度になるように設定をしてあげるのが理想です。しかしあくまでノイズの出方の傾向に関する部分の話なので被写体によってはハイライトを上げ過ぎると良くない場合もありますので臨機応変に行きたいところです。




上記三枚は、今回の動画の中で特に気に入っているシーン・カットです。
一枚目は、環境光がしっかりあるシチュエーションで撮れたのもあり全体を見てもかなりノイズの少ない綺麗なカットとなりました。今までの経験上、割と引きの画だとノイジーで使いにくいカットが多かったりしていたのでこのカットを見た時にα7SⅢの性能の高さに改めて感動しました。
二枚目と三枚目は寄りのカットなのですが、肌の質感が非常に綺麗で驚いたカットです。二枚目は一枚目ほどではありませんが環境光がそこそこあるシチュエーションなのですが、特に三枚目は環境光に乏しいシチュエーションでした。編集時に少し明るさを持ち上げる増感をする形でクリップの調整を行ったのでノイジーになってしまうかも…と思っていたのですが、そのようなことはなくしっかりと綺麗に撮ることが出来ました。


S-Log3の理想の露出が+1.3~+2.0程度が良いとは言え、SS1/125でF2.8、ISO12800だとどうしてもオーバーなシチュエーションは作りづらいケースもありました。
それでも全編通して個人的には肌の質感をしっかりと綺麗に出すことが出来たと感じてはいるのですが、このカットは周辺に特に強烈な環境光があったおかげで理想とする+2.0のオーバー露出を出すことが出来たシチュエーションのカットです。これを見ていただければ、S-Log3の特性としてオーバーな方が階調が豊かであるというのが分かるかと思います。
特に背景に白が多かったこともあり、撮影中はかなり白飛びに怯えつつ撮影をしておりましたが、編集にて減感処理を行うとこの様に綺麗にハイライト部が戻ってきてくれました。


いかがでしょうか。
今回は、動画機として高く評価されているα7SⅢに高性能な標準ズームレンズとして人気のFE 24-70mm F2.8 GM Ⅱの組み合わせでご紹介させて頂きました。
従来では明るさが足りず多少苦しかったようなシチュエーションでも、フルサイズかつ高感度に強い1200万画素のセンサーにより綺麗に撮影をすることが出来ました。発売から三年以上の月日が流れていても第一線で選ばれている訳が改めて分かった気がします。

また動画機としてはもちろんのこと、スチルの部分でも秒間10コマの連写が出来たり、ダイナミックレンジがファインダー搭載モデルでは希少な15+ストップと他のフルサイズカメラよりも階調表現には優れていたりしますので、トリミングしたりしないような使い方であればスチル機としても十二分にオススメできるスペックを持っております。

是非、ご検討ください。

▼本編では特に触れてませんが今回の撮影に使用したジンバル▼

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【SIGHTRON】一つ一つ手作りの「やまねこ」カメラバッグ!

【SIGHTRON】一つ一つ手作りの「やまねこ」カメラバッグ!

 

今回は、SIGHTRONから出ている一つ一つ手作りのカメラバッグ「やまねこ」をご紹介いたします。

SIGHTRONは1994年にアメリカに射撃用ダットサイト、ハンティング用ライフルスコープ等の専門メーカーとして創設されました。

弊社では双眼鏡等もお取り扱いしています。

 

カラーは2種類で、オリーブ・コヨーテと落ち着いたカラー。

サイズはSサイズ・Mサイズの展開です。

バッグの素材には日本製・国産帆布ブランドの雄として名高い富士金梅を使用しています。

撥水機能をもたせるパラフィン加工で、耐久性にも優れています。雨の日でも抵抗なく使えるのが嬉しいです。

(パラフィン加工:生地に蠟を染み込ませることで撥水機能を持たせる技法)

最初は生地が固いのですが、使い方によって色々な表情が出てくる生地のためだんだんと味が出てきます。

バックを育てていくのも楽しみの一つになります。

鎌倉の極楽寺駅から程ない場所にある工房で海外から収集したビンテージミシンで全ての工程を手作りで仕上げています。

保護だけではなく、一つ一つオリジナルでとても温かみがあるところもこのカメラバッグをオススメする理由の一つです。

Sサイズには、試しにOLYMPUS PEN E-P7 +14-42mm EZの組み合わせを入れてみました。

少し余裕がありそうなので、ブロアーなどのアクセサリーを入れるのも良いかもしれません。

手前にはポケットがあります。レンズキャップなどを一旦入れておくのにピッタリです。


こちらは、Mサイズです。Canon EOS R6 Mark II +RF24-105mm F4L IS USMを入れてみました。
フルサイズミラーレスの大きさが丁度ピッタリぐらいのサイズです。


Mサイズの場合、バックの中には仕切りが付いています。前後にテープがあるため、どの位置でも取り付け可能です。また、外して望遠レンズ1本入れておくこともできます。

機能性だけではなく、こだわりある「やまねこ」バックで、愛機とともにお出かけも楽しそうです。

 

 

[ Category:etc. | 掲載日時:24年01月16日 18時51分 ]

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【Canon】映画製作機器EOS C70で動画撮影してみた

【Canon】映画製作機器EOS C70で動画撮影してみた

2024年は動画撮影に力を入れていきたい筆者。
そんな年の一発目に使用するカメラは何にしようかと考えていた所、スチル機ではなく動画に特化したカメラがあることに気づきました。
それはCanon EOS C70。
このカメラは何と映画製作機器なのです。

筆者は映画は撮れませんがこの映画製作機器で何か良い映像が作ってみたいと思いました。
時間的にどこか遠くにロケに行ったりスタジオを借りたりはできないので家の隅っこと千葉県の海や川でいくつかカットを撮影して一つのショートムービーにしてみました。

使用したレンズは以下の二本
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM
これらをマウントアダプターと合わせて使用しました。

今回の動画のテーマは水の輝きとしました。
光を反射した水、逆に光を吸収し深い色になった水。
全てを色々な角度から撮影してみました。

では作品をご覧ください。

では、各カットを振り返ってみたいと思います。


冒頭のカットは川の淀みに木から水が滴って水面に波紋が出来ているところを撮影しました。
画角内になかなか水が落ちてこなかったので根気強くその時を待ちました。
フレームレートは60fpsで撮影しスローで波紋の穏やかさを表現してみました。

2カット目でいきなり水と関係の無い物がでてきてしまいましたが波紋を見ているのと同じ心地よさがあったのでついついカットイン。
この日は風が強かったのでベールが良くなびいてくれました。
このベールは非常に薄くてピントの確認が非常に難しいのですがC70は背面のモニターが大きく見やすいので外部モニターを使用しなくてもピント合わせがしやすかったです。

コップの水を光が通り抜けて作られる模様はいつ見ても心が癒されます。

こちらはコップに勢いよく水が注がれるシーンです。
EF100mm F2.8Lマクロ IS USMで撮影しました。
C70のセンサーサイズはSuper35というサイズのセンサーを搭載しています。
画角は35mm換算で1.557倍でAPS-Cに近いことが分かりますがSuper35の方が高さがやや低いです。ということは、100mmのこのレンズは35mm換算で155mm程ということになります。
水を使った撮影はできるだけ離れて行いたいので今回の撮影ではかなりメリットに感じました。

またC70に搭載されている4Kスーパー35mm DGO(Dual Gain Output)センサーは高いダイナミックレンジと最高16stopを超える広い階調を実現しています。

今回は最大16+stops相当のセンサーダイナミックレンジを持つCanon Log 2を使用して撮影をしました。
色の階調が非常に豊かで細かな色表現がとてもしやすかったです。

これらのカットもEF100mm F2.8Lマクロ IS USMで撮影しました。
これぞマクロレンズと言ったカットです。
撮影日の前日は雪が降っていたので雪解けの水が苔からぽたぽたと滴っているところが静と動を感じさせてくれます。
バラの葉に寄ってみたらしかっりと葉脈が見えました。
今まで動画撮影にマクロレンズを使う事は無かったのですがこれを機にハマってしまいそうです。

このカットはEF70-200mm F2.8L IS II USMを使用しました。
とてもきれいな光と花が家にあったのでどうしても撮影して見たかったのですが、動かない花をどのように撮影すれば良いのか考えた挙句ズームアウトするという結論に至りました。
少し強引な気もしますが印象的なカットになったと思います。

このカットもEF70-200mm F2.8L IS II USMで撮影しました。
海岸に三脚を立てて慎重にピント合わせをしました。
千葉県の九十九里浜では成田空港に離着陸する飛行機がたくさん見れます。
空と飛行機。
これらも今回のテーマとは異なりますが綺麗なので良しとします。

C70は映画再作機器ということでメニューや設定が他のスチル機とかなり異なります。
筆者も今回の撮影だけでは使いこなせないところが多かったので何度か使用して使いこなせるようになりたいと思います。



 


 


 


 


[ Category:Canon etc. | 掲載日時:24年01月15日 19時00分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1 とパナライカ望遠ズームで野鳥ムービー!

冬、それは夏に続いて撮影が厳しくなる季節。
もちろんその季節だけに撮れるものがあるからにはそんなことは言っていられませんが、寒いものは寒いのです。

徒歩30分もしないうちにそれなりの広さの自然公園がある筆者は散歩がてらよく撮影に訪れるのですが、虫の姿もなく葉を落とした木々が多い中で何を撮影するのかと言われれば野鳥になります。
自然公園の公式Xでは毎日のように日々の植物の変化や野鳥の姿がポストされ、通勤電車内で見かけるたびに自分でも撮影してみたいと思う日々。
数年前と比較すると最近では投稿される野鳥の姿も鮮明になり、きっと機材を買い替えたのではないかと感じつつ撮影担当者の腕もいいのだろうと伺わせます。

そんなわけで今回は愛機である「OM SYSTEM OM-1 ボディ」に「Panasonic LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」を装着して野鳥撮影に向かいました。
縁があってお得に入手できたレンズですが、焦点距離を同じくする「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」と比較すると質量約135g、長さ約34mmほど小型軽量となっています。少しでも機材の軽さを取るか、ボディと同一メーカーにするか、テレコンバーターの取付け有無など自身の選択基準で選べるところもマイクロフォーサーズマウントの魅力の1つです。

なにしろ35mm判換算で200-800mmの超望遠レンズがこの身軽さで使用できるのは嬉しいものです。
早速到着した公園の川では鴨の群れが思い思いに過ごしており、遠く高い木の上でヒヨドリが甲高く鳴きかわしています。

毎回の滞在時間は2時間程度なのでその間にどんな野鳥との出会いがあるか全くの運任せとなります。大体いつも望遠レンズを持っていない時に限って良い出会いがあるのがパターンとなっているのですが果たして……。

結果からいえば大豊作の撮影となりました。
今年の抱負である動画撮影もこなせたので一緒に振り返って頂ければと思います。

駅からずっと続く公園への道を慣れた足取りで向かいます。この季節は花も数少ないですがちょうど水仙が見頃でした。到着したのは10時前後だったかと思いますが朝の日差しがまたいい雰囲気です。

動画冒頭で食事中だったオナガです。いつも群れていて鳴き声も大きいためいると分かりやすいのですが、大体木立の中で見えにくい所にいるのであまり撮影出来たことがありません。

続けてシジュウカラ。小さい体格ながら意外と物怖じしないのかじっとしていると足元近くまで寄ってきました。こちらも食事の時間か地面をつついて何やら小さい木の実や昆虫を食べていたようです。

ジョウビタキのメスは実は初めての出会いでした。この公園にいることは知っていたのですが、いつも通る小川脇の小道にいたのでこれまで気付いていなかっただけかもしれません。

動画との順番は多少前後しますがこちらはジョウビタキのオスです。オレンジ色のお腹が綺麗で可愛い野鳥です。メスのいた小川とは少し離れた大きな池のほとりで鳴いていました。どちらも尾羽の小刻みな動きが可愛らしいです。

まれに釣り人の姿がある小川では稚魚が生まれたのか小魚の姿が多くありました。この周辺に生息するカワセミやサギの主食かもしれません。その数えきれないほどの大量さと小川の透明度に思わず撮影していました。

小魚を撮影した後歩みを進めると、よくカワセミを見かける場所に小さな青い姿がありました。動画にもありますが、カワセミの縦にぴょこぴょこ動く姿が可愛くて撮影せずに眺めてしまうことも多いです。基本的にスチルメインな撮影スタイルなのですが、こういった動きが撮れるのは動画の魅力だと改めて思います。

こちらも食事中のヒヨドリ。何かの木の実だとは思うのですがポップコーンにしか見えないうえ、何度も飲み込もうとして断念する姿がコミカルで思わずカメラを構える腕が震えてしまいました。

最後はメジロの群れの水浴びシーンを続けて。水深2,3cmほどといったところですがメジロには十分なようで、何匹か交互に水浴びを続けていました。想像以上に豪快な水浴びっぷりが見事です。

今回はいつもより早めの時間での撮影でしたが、野鳥の様々な生態が観察出来たようでとても楽しい時間となりました。今後もマナーを守りつつ季節の変化を見守りたいと思います。

▼今回使用した機材はコチラ!▼
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[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM Panasonic | 掲載日時:24年01月14日 19時02分 ]

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【PENTAX】ふゆキャンVlog

2024年も1月、毎年年始に同じキャンプ場に行くのが恒例となっている私は今年も年はじめにキャンプに行ってまいりました。
いつもはキャンプ飯を中心に動画を掲載しているのですが、今回は頑張って設営からVlog風に編集してみました。拙い点は多々ございますが暖かい目でご覧いただければ幸いです。

撮影地はキャンパーなら誰しもが知る標高約700mに位置する山梨のキャンプ場です。
ここぞとばかりに持って行った機材はPENTAX K-3 Mark III+HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW
キャンプ場は日が暮れればマイナスになるような場、また風が吹けば土ぼこりが舞い突然の雨の心配も。そんな時に安心できるメーカー『PENTAX』です。

K-3 Mark IIIは防塵・防滴構造、メーカーによる-10℃耐寒動作保証、衝撃や振動に強いだけではなく、剛性感のある高品位なボディを実現しています。
視野率は約100%を誇り、アウトドアモニターを使用すれば晴天の屋外撮影では明るく、夜景撮影では暗くするなど、モニターの設定を簡単に変更することができ重宝します。

【11mmで撮影】

【18mmで撮影】

ズーム全域でF2.8の明るさを実現した大口径超広角高性能スターレンズHD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW
富士山と盆地が一望できる場所を活かすべく広角レンズを選びました。
大口径・高画質・高性能なスターレンズシリーズで、35ミリ判換算で17~27.5mm相当になります。上記のようにテントの中からライトやガーランドを入れて撮影したり、空を切り抜いて空を広く撮影することが可能です。

最短撮影距離30cm、F値はズーム全域でF2.8のため影や質感を立体的に表現してくれます。
ついついボケが綺麗で開放で撮影してしまいますが、背景の富士山が薄っすら輪郭のみになってしまいました。代わりにロコモコの卵の焦げまでしっかり写してくれております。

冬のキャンプはテントの中でストーブとこたつでぬくぬくするのが至福です。しかし外の景色も絶景。そんな時の専用アプリケーション。リモート操作ができるのでレリーズボタンが必要なく、撮影や確認ができます。

安心のPENTAX、アウトドアにぴったりのカメラをいかがでしょうか?




[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年01月14日 17時00分 ]

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【SONY】G Masterで捉える冬の光

冬の光と夏の光、厳密に言えばそれらの太陽光となりますが、その違いを意識した事はありますでしょうか。

 

夏は高い位置に太陽が昇り、相対的に距離も近くなるためほぼ真上からの強い光となります。

そのため生まれる影も濃くコントラストが高くなります。

 

対して冬は太陽が高い位置まで上がり切らず、比較的低い位置から斜めに入ってきた光が届くため、

夏の太陽よりも距離が遠い事で光自体がやや弱く、生まれる影は夏程濃くはなくなります。そのためコントラストがやや低めな状態になります。

どちらにも良さはあると思いますが、私個人としては冬の光の柔らかさがとても好みです。

 

今回はその冬の光をG Masterレンズで捉えて参りました。よろしければご覧ください。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/1000 ISO100 F1.8

教室へ注ぎ込む麗らかな光を捉えてみました。

廊下から教室が覗ける窓があったので、中望遠の圧縮効果を利用しつつその窓越しに室内を撮影致しましたが、窓に反射する景色が良い前ボケとなってくれたと思います。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/1000 ISO100 F1.8

お次は教室の中、窓辺から差し込んだ光です。

窓を1枚抜けているからというのもあるとは思いますが、光が回っている部分の影は輪郭がおぼろげで強くありません。

夏であれば床に当たっている光はハイエストライトとして完全に飛んでしまうと思われますが、冬であれば心地良いハイライトを作り出してくれました。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/2500 ISO100 F1.4

窓際に佇む結われたカーテンが柔らかな光を帯びて印象的でした。

光と影、カーテンのシルエットを見せたかったのでモノクロで仕上げます。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/320 ISO200 F1.8

写真右サイドには窓があり、そちらから直射ではない光が射し込み仄かに室内を明るくしていました。

ふすまに仄かな光が当たる事で浮かび上がった木目をパシャリ。侘び寂びを感じる一枚になりました。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/250 ISO200 F1.8

ピントを置いている部分も滲んでいますが、実はこちらはガラス戸越しの一枚となっています。

古い建築だったため、使われているガラスも今ほど平坦ではなく、ところどころがうねる事で光がランダムに屈折しているのでしょう。

使用しているレンズはパキパキと写る中望遠ですが、ブラックミストやソフト系のフィルターを使用したような柔らかさと、優しいコントラストの写真となりました。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/400 ISO100 F1.4

こちらは画角を変えてガラス戸を通さずに一枚。こういう光って無限に撮りたくなってしまう魔力があると思います。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/640 ISO100 F1.4

庭に差し込む光に照らされたツバキが印象的だったのでパシャリ。

このくらいの距離感でも前後共に嫌味なボケ方になる事もなく、ピント面はスパッと立ち上がっている事が分かる良いレンズです。

野外でも強く影が落ちることはなく、どこかアンニュイな雰囲気があるのが冬の光といった印象。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/800 ISO100 F1.8

同じシーンを中望遠に切り替えて撮ってみます。画角が変わる事で同じ位置から撮影してみても異なる印象の写真に出来るとは思いますが、せっかく70cmまで寄れるレンズなので、最短に近い距離で手前のツバキを前ボケにしつつ奥のツバキにピントを置いて捉えます。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/500 ISO100 F1.4

夏であれば完全に飽和してスコーンと抜けてしまいそうなハイライト部分も、冬であればギリギリ踏みとどまってくれるラインに収まっているかと思います。

ハイライトからシャドウまで、無理なく収めやすいのも冬の光の特徴ではないでしょうか。こちらは奥へとピントを送る事で、視線の誘導するように構図を作ってみました。

最外周部は口径食で少し巻く様な印象のあるボケになっていますが、絞りを開けているのであれば仕方のない事。画面中心部から周辺部へかけての前ボケは非常になだらかで違和感のない描写です。この辺りもボケと解像力の両方を兼ね備えたG Masterならではの写りと言えるでしょう。

 

冬の光を2本のG Masterレンズで捉えてみましたがいかがでしたでしょうか。

その時々で表情を変える光を可もなく不可もなく、余すことなく写し取っている印象を受けました。誇張するような味付けもなく、素直で使いやすいレンズ。

これを使えば間違いないという安心感から、やや無茶な構図や露出での撮影も行っていましたが懐の広さを感じる2本でした。

 

今回はこの辺りで。

 



[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月13日 17時38分 ]

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【FUJIFILM】Ncと冬の海

「Nc」という文字を見たときに皆様は何を思い浮かべるでしょうか。

筆者は、FUJIFILMのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」のアイコンを思い浮かべます。
カメラのメニュー画面でシミュレーションを選択するときに、フィルムの横にCと書かれたあのアイコンです。
シンプルかつわかりやすいデザインで筆者は気に入っています。

今回はクラシックネガをテーマに冬の海、鎌倉の由比ガ浜を撮影してきました。

波打ち際で最初に出会ったのが、白鷺でした。
人馴れしているのか、比較的近くにいても逃げることはありませんでした。

砂浜は模様や足跡、様々な表情が見られて面白いので、
ついシャッターを押す回数が増えます。

撮影に同行してくれた友人が見つけたフジツボつきの貝殻など。

冬の朝日に照らされる海を見ようと早めの時間に訪れましたが、サーファーの方が多くいらっしゃいました。
夏のプールでも震えていることの多かった筆者からすると、あの水温の中で体を動かせることは未知の世界です。

最後に、海の他にも足を延ばしたので数枚紹介いたします。

クラシックネガの色味、如何でしょうか。
彩度を抑えつつも、鮮やかさは健在で深みのある表現になるので人気があることも頷けます。

また、今回は普段と異なるアスペクト比を使うという裏テーマも設けていました。
16:9で撮影しましたが、身近なものだとテレビ(地デジ)やYouTubeの比率がこちらになります。
見慣れている比率、またロケーションが相まってか撮影時にそれほど違和感を感じませんでした。
このアスペクト比、はまりそうです。

新年ということで、普段と違う事を試してみると新しい視点が生まれて面白いかもしれません。

それでは今回はこの辺りで。

 

 

 

 

 

 

 

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. FUJIFILM | 掲載日時:24年01月13日 12時26分 ]

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【Panasonic】ミニマム大口径望遠ズームレンズ~Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.~

【Panasonic】ミニマム大口径望遠ズームレンズ~Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.~

~ミニマム大口径望遠ズームレンズ~Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.~

「大口径レンズ」「望遠レンズ」「ズームレンズ」この3種類のレンズから、皆様は何を連想されますでしょうか。筆者が真っ先に思い浮かべることは、「大きくて、重たい」そんな印象です。手にするだけで写真がいつもより格好良く撮れるような、中心から周辺まで画角目一杯に美しい瞬間を切り撮れるような、そんな幸せを感じつつ体への疲労が襲って来ます。
撮影場所や天気によっては、より疲れを感じるかもしれません。「心も体も軽やかに望遠撮影を楽しみたい!」今回はそんな願いを叶えてくれるレンズをご紹介します。

Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.は、2023年10月27日に発売されました。
35mm判換算で70-200mm相当の画角が得られます。2012年発売「LUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.」のリニューアルレンズです。

組み合わせたカメラは、Panasonic  LUMIX DC-GH6。高速・高解像・広ダイナミックレンジな新世代マイクロフォーサーズ機です。
静止画はもちろんのこと、豊富な動画記録フォーマットで映像でもPanasonicの美しい色合いを楽しむことが出来ます。ファインダー越しに見える冬の景色は、苦手な寒さを忘れさせてくれるように思います。

ライカの厳しい光学基準を満たした本レンズは、コンパクトかつ優れた光学性能を搭載しています。
以前から採用されていたPanasonic独自のナノサーフェスコーティング(高水準の反射防止コーティング)に加え、新たに不要光をカットする遮光部材がレンズ内に追加されており、ゴーストやフレアの少ないクリアでより自然な色彩表現が可能になりました。日が暮れてきて活発に動き出したライオン達も、ガラス越しであることを感じさせない写りになります。

軽量・小型の携帯性に優れたこのレンズは、長さ約10cm・重さが約360gと、350mlのペットボトル飲料サイズ。マイクロフォーサーズレンズの最大の長所に加え、ズーム全域でF2.8を実現しており、描写力と機動力が完全に両立されています。全長固定のインナーズームの仕様も、個人的にとても好きなポイントです。

ほとんどの動物達がおうちに戻って眠りに着く中、元気なインコとご長寿なオウムがいました。
肉眼と同等の美しい発色の羽が印象的です。カメラを構えて左右に移動する筆者を追いかけてくれた桃色のインコは、愛称が「ファンサの神」のミスティくんです。

元気に遊び回るリスザル達にも会えました。ガラスも厚く暗い中だったためISOを上げて撮影してみました。
DC-GH6の自動認識AFがバッチリと、あどけない表情を捉えています。片隅の可愛い寝顔には眠気を誘われました。フォーカスリング制御で、回転量に比例する「リニア方式」と回転速度に比例する「ノンリニア方式」、撮影者好みの選択ができるので、MFも快適な操作が行えます。

完全に日が落ち、イルミネーションが始まりました。色とりどりの電飾や夜の遊園地にわくわくして、足取りが軽くなります。ボディ・レンズ両方の手ブレ補正を最適に制御する「Dual I.S. 2」は、手ブレを効果的に抑えます。気分が高揚し上下左右に揺れる筆者の心と体で撮影しても、手ブレに悩まされることはありませんでした。

描写性・操作性・携帯性、全ての項目で大満足の撮影を楽しむことができるPanasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.。発売を記念して行われているキャッシュバックキャンペーンも残りあとわずかです。ご応募をお忘れの方も、応募期間は1/28までありますので、お早めにご参加ください。
このミニマム大口径望遠ズームレンズは、一度触れば手放せなくなる1本です。

↓ キャッシュバックキャンペーンの詳細はこちらから ↓

 



[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年01月12日 17時01分 ]

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【先行レビュー】Voigtlander2本目のRFマウント『NOKTON 40mm F1.2 Aspherical』を動画で紹介します

【先行レビュー】Voigtlander2本目のRFマウント『NOKTON 40mm F1.2 Aspherical』を動画で紹介します

「NOKTON 50mm F1 Aspherical」に続いて2本目となるRFマウントのVoigtlanderのレンズが登場しました。
その名も『Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical』
その描写力やサイズ感など気になる点と合わせて「NOKTON 50mm F1 Aspherical」との違いを実際に使用しながら見てきました!

 本編映像


 動画チャプター

【動画チャプター】
00:00 オープニング
01:05 外観・機能紹介
04:39 ポートレート撮影
05:48 公園でスナップ撮影
09:09 街撮りスナップ
11:32 NOKTON 50mm F1 Aspherical
14:50 1日を振り返って
16:02 エンディング

 動画の概要について

早速撮影に臨みます。組み合わせるボディは「NOKTON 50mm F1 Aspherical」の撮影時にも使用した「EOS R5」。
川沿いが良いロケーションだったのでまずはポートレート撮影をしました。

開放F1.2だと周辺減光が発生しますが、それもこのレンズの味でむしろモデルが引き立ちます。

光と影のコントラストを美しく写しだすことに定評がある「Voigtlander」。
近くの物から伸びる濃い影と遠くから伸びる影の周辺のなだらかさを綺麗に描写しています。

葉の緑と郵便受けの独特な朱色を綺麗に表現しており、金属の材質も伝わってきそうなほど質感の描写も非常に美しいです。

先に発売した「NOKTON 50mm F1 Aspherical」との外観比較もしました。
重量では「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」が400g、「NOKTON 50mm F1 Aspherical」が650gで缶コーヒー1本分よりも少し重いくらいの重量差があります。
この2本であれば画角、重量、サイズ感共に「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」がよりスナップ撮影に向いていると言えます。

「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」は描写力はもちろんですが軽量・コンパクトなのでスナップ撮影に持って来いのレンズです。
動画内では「NOKTON 50mm F1 Aspherical」でも実際に撮影を行い「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」との違いや写真も紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。

動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方は是非チャンネル登録や高評価お待ちしております!






[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. | 掲載日時:24年01月12日 16時00分 ]

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2023年12月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ12月ランキング
1位 SONY α7C II ミラーレス一眼カメラ
2位 Nikon Z f ミラーレス一眼カメラ
3位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ
4位 Nikon Z8 ミラーレス一眼カメラ
5位 Canon EOS R6 Mark II ミラーレス一眼カメラ
6位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
7位 SONY α7RV ミラーレス一眼カメラ
8位 OM SYSTEM OM-1 ミラーレス一眼カメラ
9位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
10位 SONY α6700 ミラーレス一眼カメラ


SONY α7C II
2023年12月のランキングです。

すでにご覧になってくださった方も多いと思いますが、当StockShot THE MAP TIMESでは、昨年末に歳末特別企画といたしまして「マップカメラ2023売上ランキング」をレンズ編・カメラ編に分けて掲載しています。
こちらはYouTube動画を交えたブログとなっていて、2023年(1月1日~12月14日)にマップカメラで販売されたトップ10が紹介されています。
今回はその話題も交えて、2023年の締めくくりとなる12月のランキングを解説していきたいと思います。

『SONY α7C II』が、2ヶ月連続の1位を獲得。前回同様に2位以下を引き離す形で、人気の高さをうかがわせています。
「マップカメラ2023売上ランキング」でも、なんとα7IVに次ぐ6位にランクイン。発売が10月13日でしたから、わずか2ヶ月でこの順位についたことになります。
前回、α7IVに代わるSONYのスタンダード機になりそうと紹介しました。実際のところα7IVとの住み分けがどうなっているのか気になるところです。
店頭スタッフに確認したところ、α7C IIを選ぶ方はやはりそのコンパクトさを一番に評価されているようです。
また、展開中のキャッシュバックキャンペーン(2024年1月10日まで)を鑑みてもより低い価格設定でありながら、α7IVにはないAIプロセッシングユニットによりAF周りの性能が大きく向上したことも魅力となっているとのこと。

反対にα7IVを選ぶ方は、大きめのレンズを装着した時のボディバランスの良さを重視されているようです。
縦位置グリップが用意されていることも、大口径レンズや望遠系レンズを多用される方には選択の大きな要素となっています。

2位には『Nikon Z f』。
相変わらずご注文が多く、メーカーからの供給を上回ってしまっている状況。前回とほぼ同じ販売数でしたが、今回は他を抑え2位につきました。
α7C IIと同じ10月発売でしたが、年間ランキングでは3位に入っています。
初回入荷が桁外れに多く、α7C IIに圧倒的大差をつけ1位を獲得していたことが影響しています。
その後も供給が潤沢であれば、2ヶ月連続でα7C IIに差をつけられることもなかったと思われますが…

3位には2位と僅差で『RICOH GR IIIx』、前回8位から大きく順位を上げました。
9月にはおよそ2年ぶりに1位を獲得、翌10月はランク外と非常にアップダウンの激しい機体。やはりメーカーからの供給数に順位を左右されてしまっています。
海外からのお客様の問い合わせも多く、注文に追い付いてない状況が続いています。

少し差が開きますが、4位に『Nikon Z8』。こちらは見事に年間1位を獲得しています。
メーカーからの供給が不足していた時期もありましたが人気は常に高く、最近供給数が増えたことで順位を上げています。
また12月1日より始まり好評の、165GB CFexpressメモリーカードがプレゼントされるメーカーキャンペーン(2024年3月31日まで)も販売数アップに繋がっています。
最近、同じ画像処理エンジンを搭載し価格がかなり抑えられたZ fの方が注目を多く集めているようにも感じます。
ですが、ボディの堅牢性・信頼性の高さはZ8に分があります。特にお仕事でも使われる方などは、圧倒的にZ8を選択されるケースが多いようです。

5位に入ったのは、『Canon EOS R6 Mark II』、前回7位から順位を上げました。
前回はまだ印象の薄かったキャッシュバックキャンペーンも、ようやく効果を上げた模様です。(キャンペーンは1月9日まで。)
2022年12月に初登場1位を獲得して以来、2023年も常に10位以内をキープし続けました。
結果として年間ランキングではZ8に次ぐ2位に。当然と言えば当然の結果です。
ただCanon勢は他機種に元気がなく、このところEOS R6 Mark IIの孤軍奮闘状態が続いていることは、この月間ランキングをよくご覧の方ならご存じのところ。
新しい年、Canon勢に復調の兆しが表れることを切に願う次第です。

6位に『FUJIFILM X-T5』が入りました。
2023年10月27日から注文受付が停止していたX-T5ですが、12月14日FUJIFILMよりブラック ボディの受注再開が発表されました。
同時にシルバー ボディとブラック・シルバーの各レンズキットも2024年1月受注再開予定とも。待ちに待った報せです。
入荷の方も徐々に増えている印象で、受注停止前にご予約されお待ちの方へも順次お渡ししている状況です。
お待ちの方が解消され、さらに潤沢に入荷するようになったら、X-T5の上位復活も十分にありえます。その日が待ち遠しい限りです。

7位には、『SONY α7RV』。SONYはその他に9位『α7IV』、10位『α6700』と、今回は計4機種をランクインさせました。メーカーとして安定した強さを誇っています。
まずはα7RV。ボディ単体でも5万円のキャッシュバックは、やはり大きな魅力。
ボーナスも味方にして少し大きな額を支払い、のちほどバックされるという形で購入に踏み切った方も多かったようです。

反対に、α7IVに関してはあまりキャッシュバックキャンペーンの効果は感じられませんでした。
今回、販売数は中古の方が上回りました。
キャッシュバックがあっても中古との価格差が開いてしまったこと、また歳末イベントで中古にお得な特典がついたことが大きな要因と考えられます。
2024年1月10日でキャンペーンも終了してしまいましたので、今後はますます中古購入へと流れていくことでしょう。

フルサイズ機のイメージが強いSONYにあって、期待のAPS-C機として登場したα6700。
ですが、このところは失速気味です。
2024年もランキング内を維持するには、もう一押しアピールが欲しいところです。

順位が前後してしまいましたが、8位にランクインしたのは『OM SYSTEM OM-1』。
こちらもキャッシュバックキャンペーンの効果が感じられます。(キャンペーンは2024年1月10日まで。)
高感度耐性に優れている点やAI被写体認識AFの搭載、防塵・防滴性能の強化などが支持されるポイントのようで、店頭でも野鳥撮影や雪国での撮影を予定されている方に特に人気が高いとのこと。
これからも需要が期待できる機種です。

今回もランク外のお話を少々。
11位に『Leica Q3』が。10位との差は本当に僅か、あとちょっとのところでランクインを逃してしまいました。
ご予約の方が大変多くまだ全員に行き渡るにはお時間を要しますが、それでも最近入荷数が増えてきているようなので、前回紹介したM11-Pともどもランクインも夢の話ではありません。

前回2位に入り、ムービーカメラとしてランキングに定着することを期待した『DJI Osmo Pocket 3』でしたが、今回はランク外14位と大きく順位を落としてしまいました。
12月中旬にメーカーの価格調整が入り、少し値が上がってしまったことも影響しているか。
今までムービーカメラの売れ行きの動向として、最初にどっと売れ欲しい方に行き渡ったところで勢いが急速に収まってしまうという傾向が強かったのですが、今回も同様でしょうか。
店頭でもお問い合わせは落ち着いてしまっているとのこと、ちょっと残念です。

 
 

中古デジカメ12月ランキング
1位 RICOH GR III コンパクトデジタルカメラ
2位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
3位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
4位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
5位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ
6位 Nikon Z fc ミラーレス一眼カメラ
7位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
8位 FUJIFILM X100V コンパクトデジタルカメラ
9位 FUJIFILM X-E4 ミラーレス一眼カメラ
10位 Nikon Z6II ミラーレス一眼カメラ


RICOH GR III
中古ランキングでは、『RICOH GR III』が1位に。
8月に2位になって以来、ランキングから姿を消してしまっていました。今回久々のランクインでの首位獲得です。

『GR IIIx』も5位に入りました。
こちらは新品ランキングでも3位でしたので、今回RICOH勢の販売数はかなりな数になります。

ご存知のようにGR III・GR IIIxともに新品のメーカー供給が安定していない状況が続いています。
ご注文され入荷を待つよりすぐに使いたいという方が多く、新品が在庫しない時は中古商品購入に流れる傾向にあります。
ただこのところ中古商品も品薄になってしまっていて、販売数を伸ばすことができませんでした。

今回両機ともにまとまった数の中古商品が入荷したのですが、「新着中古」としてホームページに掲載されたそばからご注文が入るという状態。あっという間に売れてしまいました。
どちらも発売からかなりの期間が経っていますが、相変わらずの人気ぶり。もっとメーカーからの供給があれば、というのはお客様だけでなく、我々スタッフの思いでもあります。

そのRICOH勢に挟まれる形でSONYの3機種が入りました。
2位『α7C』、3位『α7III』、4位『α7IV』です。

まずは2位のα7C、新品ランキングで好調なα7C IIの勢いを受け前回1位を獲得しています。
今回はGR IIIに僅かの差で1位を譲りましたが、こちらは中古在庫が潤沢です。次回以降も上位獲得は固いところでしょう。

3位α7IIIと4位α7IVは、どちらが順位が上になるかをこのところ目まぐるしく争っています。
「マップカメラ2023売上ランキング」でもα7IIIが年間1位、2位にα7IVという具合。今後も高い人気を誇りながら、順位を競い合いそうです。
キャッシュバックキャンペーンが終わる次回以降、新品購入に流れていた分が中古購入に加わることを考えるとα7IVが有利か。
どちらも中古在庫は豊富、価格の変動が大きく影響を与えると思われます。

6位に『Nikon Z fc』、前回同数2位から少し順位を下げました。
ノスタルジックな外装ながら本格的な機能が詰め込まれたZ fの発売があり、Z fcを手放される方が多く中古商品数が増えたことが要因ではないか、と前回お話ししました。
今回順位は落としましたが、販売数自体は大きく落ち込んでいるわけではありません。
本来メーカーがターゲットにしていた若い世代の方々の支持が続くかが今後の鍵となりそうです。

7位以降はFUJIFILM勢が並びました。
7位『X-T5』、8位『X100V』、9位『X-E4』です。

新品の供給が安定しないX-T5、中古も在庫を減らしていて3ヶ月ランキングから姿を消していました。
買取強化により中古在庫の確保を目指している現状ですが、新品の供給が増えなければランキング内に留まるのは難しいところです。

久々ランクインのX100V。かつてはGR IIIと順位を競っていましたが、今は圧倒的な差をつけられてしまっています。
ただデザインを含め人気は依然高く、特に海外のお客様からのお問い合わせも多い機体です。

同じく久しぶりの登場です、9位X-E4。
コンパクトなXシリーズの中にあってひと際小型軽量、それでいて本格的な撮影にも対応できる性能を持った機体。上位機のサブカメラとしても人気の高い1台でしたが、供給不足が解消しないまま生産終了に。
そのせいもあり中古人気も高く、いまだに品薄状態が続いています。

ランキング最後は、10位『Nikon Z6II』。11位に僅差で『Z6』が来ています。
Z8の登場した5月以降、中古ランキングでも勢いを取り戻してきたNikon。
中古商品数はどれも豊富ですので、今後も安定した順位獲得ができる可能性を持っています。

対照的とも言えるのがCanonです。
こちらは5月以降ランクインが1機種のみとなることが続きました。
さらには10月以降、なんと一眼レフ機のEOS 5D Mark IVがCanon勢の中でランキングトップとなっています。
今回10位以内のランクインはなく、12位EOS 5D Mark IVが最高位という状況。なんとも危機的です。
NikonにおけるZ8のような新製品の登場が待たれるところです。

と、ここまで2023年の締めくくり12月のランキングを紹介してきました。
日常を取り戻し、さらにそれまで以上の沢山の訪日人観光客を迎い入れるようになった2023年の日本。
日本人・外国人を問わず多くの方がカメラを手に観光を楽しまれている様子が、よくテレビでも紹介されています。

2024年もさらに多くの方々が沢山の素敵な思い出をカメラで残せますように。
マップカメラがそのお手伝いを出来たら、我々スタッフにとってこれ以上の喜びはありません。
2024年も貴方のパートナーとなるカメラ選びにマップカメラをご活用くださり、是非このランキングを盛り上げてください。

 
 

[ Category:etc. | 掲載日時:24年01月12日 12時34分 ]

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【PENTAX】K-3 Mark Ⅲ Monochromeで魅せるモノクロ

【PENTAX】K-3 Mark Ⅲ Monochromeで魅せるモノクロ

PENTAXのモノクロ専用機K-3 Mark Ⅲ MonochromeとFA 50mm F1.4 Classicをお供に2024年の撮り初めをしてきました。

モノクロ専用機と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。K-3 Mark Ⅲ MonochromeはK-3 Mark Ⅲをベースにし、カラーフィルターを排して作られた、正真正銘のモノクロ写真しか撮れないカメラなのです。2023年に発売された本機ですが、今の時代にモノクロ専用機が発売されるとはなんて粋なんだろう…と思い気になっていた次第です。

初めてモノクロ専用機を使ってモノクロ写真を撮ってみると、まず階調の豊かさに驚きました。モノクロと言っても白と黒だけではない、中間のグレートーンも綺麗に写し出してくれます。

今回選んだレンズFA 50mm F1.4 Classicはsmc PENTAX-FA 50mm F1.4をベースにして作られたレンズです。こちらのレンズの特徴はオールドレンズのような写りで、逆光時には虹色のフレアが発生します。鳥居を写したカットでは、フレアが発生しています。フレアを発生させるためには、開放F1.4で光を入れて撮影する必要があるので、FA 50mm F1.4 ClassicにはLF-ND16 49mmが付属しています。このフィルターを付ければ、明るい日中であっても開放で撮影することができます。

高台から海辺へ下ると、強い海風が出迎えてくれました。モノクロの写真であっても空気感まで伝わってくるような写真が撮れて、写欲はグングンと増してきました。

私なりのモノクロ写真の楽しみ方ですが、モノクロであるが故に想像力を働かせる余地がたくさんあるのではないかと思っています。雲がある空を見て、どんよりとした曇天なのか、後ろにはすっきりとした青空が広がっているのか…。パラソルは何色だったのかな…等、見る側にもゆだねられているこの感じがなんだか楽しいと思ってしまうのです。

水面に映る空にピントを合わせて撮ってみました。明暗差が激しいシチュエーションでしたが、ちょうど良いコントラストで撮ることができました。

一眼レフでモノクロ写真を撮る。一眼レフ機を手にしたのは久々でしたが、シャッターを切るうちにそうそうこの感じ。と感覚を取り戻してきました。モノクロ写真も最初はどう撮ろうかと思案しましたが、気が付いたら光の当たり方やコントラストが綺麗なところを見つけてはシャッターを切っていました。撮れた写真を見返していたら、暗室でモノクロフィルムをプリントしていたことを思い出して、あの頃の写真を撮る楽しさも一緒によみがえってきました。

一眼レフでモノクロ写真を撮ることは、やっぱり原点だ。とひしひしと感じた一日でした。

 

↓今回使用した機材はこちら↓

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年01月12日 11時03分 ]

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【FUJIFILM】年の瀬も、クラネガと。

年末恒例、親戚宅にて行われる餅つき。
今年はカメラを持っていきました。選んだのはFUJIFILM X-S10とFUJIFILM フジノン XF23mm F1.4 R LM WR。
帰省の際はいかに荷物をコンパクトにまとめられるかが勝負のため、キャリーケースの隙間に忍び込ませられるX-S10のサイズ感はかなり助かります。
今回は、フィルムシミュレーションの中でも人気の「クラシックネガ」を使って写真と、また簡単に動画で年の瀬を記録していきます。

昨年末は気温も比較的高く、晴天にも恵まれました。
もち米を蒸している湯気がより冬の空気を表してくれます。
つく前の蒸したてのもち米に、少しお醤油をたらしていただくのが筆者にとっては餅つきの日の裏のメインイベントだったりもします。

出番待機中の杵と、太陽の光にあたってがつやりと光る臼。

テンポよく代わる代わる餅をつきます。ひっくり返すのも祖母たちは慣れた手つき。
杵の重さが想像以上にあるので、実際に持ってみるとその重量感に驚きます。軽快に見える餅つきもなかなかの力仕事です。

ついた餅はまずお正月用の鏡餅に。
粉をふるう様子がCMの1シーンを切り取ったように、幻想的に描写されました。
みんなで手早くちぎって、丸めて、形を整えて、大量生産されていく大小の丸餅たちはなんだか可愛らしくみえます。

最後は私たちのお昼ご飯。あんこやきな粉をまぶしていただきます。つきたてのお餅は柔らかく格別です。
子供のころは何とも思っていなかった季節の行事ごとも、大人になってからありがたさやその価値に気付かされます。
最後に、同じくクラシックネガを利用して簡単に動画撮影を行いましたのでご覧ください。

いかがでしたでしょうか。
クラネガの持つノスタルジックな色合いが見慣れた景色をまた特別な思い出に変えてくれました。
なかなか購入の難しかったX-S10も近頃は中古でお求めやすくなっています。ぜひこの機会におすすめしたい一機です。

 

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年01月11日 18時17分 ]

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【SONY】この季節に咲く花(77)香りが無いのにあるように歌われた花

この寒い季節、公園を散歩してますと目立つ赤い実、花が咲いておりました。

SONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4A +SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO (ソニーE用/フルサイズ対応)で撮影

「アブチロン」、別名「チロリアンランプ」「ウキツリボク」という名です。

詳しくは、【SONY】この季節に咲く花(15)で。

「センリョウ・千両」です。

「マンリョウ・万両」です。

お正月の門松に飾る実です。

詳しくは、【SONY】この季節に咲く花(42)で。

それぞれ、この寒い季節映える赤い花、実でした。

今回はこの寒い冬、花の少ない時期に華やかな姿を楽しませてくれる花の登場です。

「シクラメン」です。

私も文献を読むまでは知らなかったのですが、「シクラメン」と言う言葉は、

このような花をサクラソウ科シクラメン属、球根植物の総称であることが分かりました。

地中海地方が原産で、明治時代に日本にやって来ました。

葉っぱです。

形は小さなハート型です。

まだ早いのですが、種が出来ると花茎(花首)がクルクルと円を描くように巻き込むのが特徴でシクラメン

(Cyclamen)ギリシャ語で「旋回」、「円」が語源です。

和名は、花びらの形向きから「カガリビバナ(篝火花)」、植物学者・牧野富太郎が名付けました。

又、球根からブタノマンジュウ(豚の饅頭)、英名をそのまま翻訳したと呼ばれてます。

ちなみに、『シクラメンのかほり』という歌がありますが、シクラメンは元々良い芳香をしておらず、無香性のも

のか、香りが薄いものがこの歌が流行った頃は一般的でありました。

なぜ、匂いがあるように書かれたのか不思議ですが、そんな中1996年、バイオテクノロジーを用い埼玉県で、

芳香シクラメンが生み出されました。

寒い冬は咲いてる花が限られて、なかなか難しいのですが目の前に一昨年咲かせ、夏を超え過ごして咲いた、

「シクラメン」に着目いたしました。

いつもの公園で探していると。

目の前に。

ここからは、SONY α7RV ボディ ILCE-7RM5にTAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXD A057S (ソニーE用/フルサイズ対応)で撮影

ハクセキレイが首を傾げて。

被写体になってくれました。

【参考文献】

フィールドベスト図鑑 4巻 花木・庭木 学研

鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 永井真人 著 茂田良光 監修 文一総合出版

熱帯植物図鑑: Guide to Neotropical Plant Families日本インドアグリーン協会 (編集), フラワーオークションジャパン出版社 : 誠文堂新光社

身近な草木の実とタネハンドブック多田 多恵子 (著)出版社 ‏ : ‎ 文一総合出版

シクラメン ガーデンシクラメン 原種シクラメン (NHK趣味の園芸―12か月栽培ナビ)吉田 健一 (著) NHK出版

美しい花言葉・花図鑑‐彩りと物語を楽しむ二宮 考嗣 (著)出版社 ‏ : ‎ ナツメ社

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

それから、このお正月、ご被害に遭われた方々、謹んでお見舞い申し上げます。

[ Category:SIGMA SONY TAMRON | 掲載日時:24年01月10日 20時02分 ]

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【SONY】ZV-E10のエフェクトを使ったお手軽お散歩スナップ

【SONY】ZV-E10のエフェクトを使ったお手軽お散歩スナップ

こんにちは!

皆さま旅行や、お出かけに行ったついでに、気軽に撮影したいな、なんて思ったことはありませんか?

でも、いざ撮影するとなると、機材が大きく気軽でなくなってしまったり、撮影がメインになってしまったり……等起こりがちかと思います。

なので、今回はお散歩ついでに気軽に撮影したいと思い、SONYの現行の一眼ミラーレスで最軽量のZV-E10と、スタイリッシュで便利なレンズSEL1670Zで浅草に行って来ました。

そして今回は、お手軽ということで、カメラのエフェクトを使用した撮って出しでの撮影です。

エフェクトを使うとどんな風に写真が変わるか、比較してみました。

年の瀬に行ったのですが、浅草寺のメインストリートは沢山の人であふれていて、なかなか立ち止まっての撮影は難しそうでした。
昨今、観光地はまた活気を取り戻していて、なかなか落ち着いての撮影は大変かもしれません。

ですが、浅草は色々な場所が絵になる街ですから、観光や通行の邪魔にならないようにスナップ撮影を行ってきました。

まずは浅草寺の近くで一枚。

浅草寺といえば、おみくじ。

とても雰囲気のある場所なのですが、ただ普通に撮影しただけでは中々絵になりにくいです。

そこで今回使っていくのがクリエイティブスタイル。
この機能は、写真の仕上がりを自分好みに調整できる機能です。

例えば、もう少し淡い感じに仕上げて、レトロな感じを表現するのならば、

ポートレートというモードを使うと、このように少し柔らかく淡い感じに仕上がります。
これがデフォルトで、ここからさらにコントラストや彩度の微調整が可能です。

また、今回は比較のために露出補正を同じ値で撮影していますが、もう少し明るくすると、ハイキー調でより淡い雰囲気の写真に仕上がります。

もう少しレトロな感じに仕上げたい場合は、

思い切ってセピアにしてみても面白いと思います。

ZV-E10でも十分ですが、α7Ⅳなどの最新機種では、より細かく調整できるクリエイティブルックが搭載されています。

浅草寺から少し逸れると、金魚すくい屋や、おいしそうなスイーツのお店など、見ているだけで楽しいお店がたくさん並びます。

外装が凝っているお店も多く、こんな素敵なお店を見つけました。

ただ撮るだけでも素敵ですが、ZV-E10には印象的を変えるのに便利な機能、ピクチャーエフェクトが搭載されています。

この機能を使って、写真の雰囲気を変えてみました。

これはトイカメラといって、おもちゃのカメラのように周辺が減光するエフェクトです。

中央に目線が行きやすくなり、周辺の雑多さが目立ちにくくなります。

今回の写真のように、主の被写体がない場合には有効です。

これはパートカラーといって、特定の一色以外をモノクロにするエフェクトです。

とても印象的になるので、お気に入りのエフェクトで、他にもこんな写真を撮りました。

今回はどちらも赤のパートカラーで撮影しましたが、他にも青、緑、黄のパートカラーが可能です。

モノクロ繋がりでもう一つ、

これはハイコントラストモノクロというエフェクトで、クリエイティブスタイルのBWよりもコントラストの高いモノクロの写真が撮影できます。
はっきりとした表現がカッコイイ雰囲気を感じさせます。

このピクチャーエフェクトは、他の最新機種には入っていないので、楽しみたい方はZV-E10や、α7Cがオススメです。

こんな風に軽量コンパクトなカメラで、機能を活用したその場で仕上げる撮って出しスタイルで、気軽に撮影はいかがでしょうか。



[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月09日 15時00分 ]

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【Canon】2024年。それでもまだ、一眼レフを愛してる。

【Canon】2024年。それでもまだ、一眼レフを愛してる。

長すぎる翼のせいで、地面から飛び立つことができない鳥がいるのをご存知でしょうか。
アマツバメと呼ばれるそれは、崖に生えた木に逆さまにぶら下がり、まるで落ちるようにして飛び立ちます。
最高時速300kmと、新幹線にも匹敵する速度で飛べる翼の代わりに課せられた不自由を、彼らはどう思っているのでしょう。
もし言葉が話せたなら、「重力を振り切るために重力に頼るのさ」と、自嘲気味につぶやくかもしれません。

 

19世紀も終盤に差し掛かった頃、同じように大きな翼で空を目指した者がいました。
航空工学で名を馳せた発明家の、オットー・リリエンタールです。
空を飛ぶことに魅せられた彼は、独学で「鳥の羽による飛行」を研究し続け、自作のオーニソプタ―(鳥形飛行機)やグライダーで飛行実験をしていました。
当時航空黎明期だった世界は彼のおかげで大きく前進しますが、「鳥の飛行」に固執した研究はやがて壁に当たり、そこから先へと進めなくなってしまいます。

鳥に憧れ鳥からヒントを得た彼が置き忘れてしまった大切な事。
それは、人は鳥とは違うということでした。

 

彼は飛行中の事故により命を落としますが、その遺志を継いだ者たちがいます。
かの有名な、ライト兄弟です。
ウィルバーとオービルの二人は、リリエンタールの残したデータを徹底的に分析し、人力や風の力ではなく動力(エンジン)で飛ぶ飛行機を製作。
様々な苦難を乗り越えた末、その試作機で強風の中260mの距離を飛ぶことに成功しました。
時間にして僅か59秒のささやかな飛行でしたが、人類にとって非常に大きなターニングポイントとなったことは間違いありません。

それから100年以上の時が経った今。
空には大きなエンジンを積んだ旅客機が飛び交い、たくさんの人々を運んでいます。

 

今まで積み上げられてきたものを踏襲して、時には破壊して世界は拓かれていく。
カメラだって、そうして進化してきました。
全ての始まりはカメラ・オブスクラ(暗室に穴を空けただけの物)だったのに、それがやがて小型化して持ち運べるようになり、レンズ交換ができるようになり、オートフォーカスが可能になり、ミラーレスが登場し、気がつけばメカシャッターまで無くなろうとしている。
どんどん便利になり、どんどん高画質になり、もうこの世には撮れないものなど無いような気さえします。

 

そんな2024年。私はと言えば、今でもEOSとαの一眼レフを愛用しています。
一度ミラーレスにマウント変更をしたものの、その全てを手放しまた戻ってきました。
こんな人は相当珍しいと思いますが、理由は簡単。
忘れられなかったんです。レフ機を使う楽しさが。

 

ブラインドで操作出来たら格好いいだろうと思って、買ったその日に一生懸命覚えたボタン配置。
初めて買ったLレンズが嬉しくて、ずっと見ていた春。
いつか手にしたいと願っていた1DX MarkⅡと共に、日本を横断した冬。
そして、手放してしまったあの秋の事ー
思い出は尽きません。

 

機械とコンピューターを半分ずつ内包したカメラだった、デジタル一眼レフ。
それは長い歴史で見れば一つの過渡期として、ミラーレスへバトンを渡した存在でした。
リリエンタールが作り上げたグライダーが、やがて動力付きの飛行機に変わっていったように。

 

もう時代は変わってしまったけれど、「レフ機を愛する人は残り続ける」と私は思っています。
それは根拠のない希望的な観測。あるいはそうであってほしいという我儘なだけかもしれません。

でも、飛行機が当たり前のようにエンジンを積むようになっても、「自分の力で空を飛びたい」と願う人は消えませんでした。
大きく長いハンググライダーの翼は、アマツバメのように飛び立つことが大変で、そこに命の危険があるにもかかわらず…。
それでも彼らは風を読み、太陽の光を体に受け、両足で地面を蹴る。
向かい風が全身を打ち、重力を振り切れば、そのご褒美に、鳥になる事ができるから。

 

似ていたんです。一眼レフで写真を撮る事も。
大柄なボディに配置された沢山のボタンに手をかけ、機種ごとに癖や特徴のあるAFシステムを使いこなし、しっかりと脇を締め、ミラーショックを、シャッターショックを感じながら、光学ファインダーが導いた火傷しそうなほど眩しい光にかぶりつく。
露出を、構図を、光線を追い、一枚ごとに嬉しさを、時には悲しさも噛みしめる。
ファインダーの中、ぼやけていた憧れの輪郭にピントを合わせるたび、ああ、生きてるって、感じる。

それはひどく抽象的で上手く説明できないのですが、オービル・ライトの言葉を借りるなら、きっとこういう事なのでしょう。

ーウィルと私は夢中になれるものがあったので、朝が待ち遠しくて仕方がなかった。それが幸せというものさー

 

季節を少し巻き戻し、2023年の11月21日、行き慣れた航空記念公園にて。
秋の日差しは少し低い角度で、かつて滑走路だった場所を照らしていました。
その端にぽつんと置かれた飛行機のモニュメントに意識を向ければ、騒がしかった自然の声が少しずつ遠ざかってゆきます。
右手が自然とカメラを掴む。
長い年月を経てキズだらけになった金属の鳥が、一番綺麗に飛べる角度を探す。
ファインダーの中、まるで骨組みのような頼りないかたちをしたそれは、何故だかとても格好良く見えました。
まだ空が遠かったころの人々の願いを、その羽に乗せているような気がして。

 

私にとって光学ファインダーを覗くということは、「自分が惹かれた美しいもの」に額縁をあてがうこと。
画や写真を収めた本物と違って壁には飾れないけれど、その代わりに二度と描けない“今”を映し続けてくれる額縁です。
その中に飾られるのは、いつだって本物の光。
何よりも眩しくて、どんな物より輝いていて、時に思い通りにいかなくて、でも決して輝きを失わない私の光。

これからも写真を撮り続けよう。
数字や記号がいっぱいの無骨な額縁を覗きながら、笑顔と、憧れと、そして数えきれないくらいの季節を思い出にして、ずっと。

2024年。それでもまだ、一眼レフを愛してる。

 

 

 

Canonの一眼レフは、常に時代の最先端であり続けました。今ならまだ新品で購入できます。


 


 


 


 


熟成されたNikonのレフ機。撮影者を挑発するその官能性を、あなたも。


 


 


 


一眼レフの未来を創る。あとは頼んだよ、PENTAX。


 


 


 


 


[ Category:Canon MINOLTA | 掲載日時:24年01月08日 18時00分 ]

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