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【FUJIFILM】冬の幻想と煌めきを求めて…光と戯れる

【FUJIFILM】冬の幻想と煌めきを求めて…光と戯れる

徒然なるままに…

この一節を聞いて徒然草を思い浮かべない方は少なくないでしょう。
鎌倉時代から南北朝時代に活躍した随筆家の吉田兼好が残したこの随筆集には、この時代に生きる日本人の人生観が克明に読まれています。
この徒然草で吉田兼好は現代を生きる私たちにも通づる概念を解き、そして理想を語っています。
この様に普遍的な物事や事象を語っている背景もあり、670年以上経った今もなお読み続けられている超ロングセラーエッセイが徒然草なのです。


それでは当時に想いを馳せながら今回のテーマに話題を移したいと思います。
冬の幻想を追い求めていくにつれ、光の重要性に気が付きました。
光といってもイルミネーションなどの人工的に作られた光ではなく、太陽などの自然光です。
「冬の煌めき」と聞くと、眩い光がきらきらと闇夜を照らすイルミネーションを真っ先に想像するのが現代人の感覚だと思います。
しかし、先人達にとっては太陽や月などから降り注ぐ自然光そのものが対象であり、またその光が降り積もった雪や障子に貼られた和紙などに当たることで得られる間接光が冬の煌めきを演出していたのではないかと想像することができます。

そうしたことを考えながら今回は撮影に出かけました。

・・・

今回使用した機材はこちら
FUJIFILM (フジフイルム) GFX 50S II 
FUJIFILM (フジフイルム) フジノン GF63mm F2.8 R WR


徒然なるままに、早朝に家を出発し、富士五湖の一角を形成する本栖湖へと車を走らせました。
それもこれも日の出に合わせて富士山の絶景を拝めると信じて。
しかしその思いも虚しく、時はすでに遅し。
本栖湖に到着した頃には朝日が昇っていました。

時は儚く、無常なものです。

吉田兼好が徒然草で伝えたっかった「無常感」を時間の移ろいによって実感することとなりました。
そうこうしている間にも太陽は刻々と位置を変え、富士山の後方から湖に向かって優しい光を注ぎはじめました。
冬の澄み渡った空気を切り裂くかのごとく湖面はきらきらと輝きだし、冬の煌めきに満ちた幻想の世界を見ることができました。

「早起きは三文の徳」という有名なことわざがありますが、まさに早起きしたからこそ見ることができた幻想的な光景に遭遇し、とても清々しい新年のスタートを切ることができました。

朝日はなぜこんなにも暖かな光を私達に届けてくれるのでしょうか。
神社に来ると自然と身が引き締まります。
朝日に照らされた金色の鳥居は神々しい空気感に包まれていますが、その姿は暖かな光に包まれているせいか、私たちを聖域へとやさしく導いてくれているようにも感じました。

ハレとケ、陽と陰、正と負、光と影…
この世界の多くは二元論によって形成されていますが、それは時としてあいまいさを生み出します。
現代ではこの二項対立では表すことのできないところに概念を見出す動きが高まり、より繊細なグラデーションとなって私たちの生活の中にも息づき始めています。

この世界に変わらないものなど何ひとつとしてありません。
時は移ろい、姿かたち、こころまでも常に変化し続けています。
そうした常に変化する世界だからこそ私たちは不安を感じ、精神的な拠り所を求めるのかもしれません。
そして、これからの人生をより良いものにするためにもコトやモノに固執せず、柔軟な発想で物事を捉えることができる思考が必要になっています。

加速度的に進む世界の潮流に飲み込まれてしまわぬように。

・・・

さて、ここからはカメラの話に話題を変えましょう。

今回使用したカメラはラージフォーマットセンサーを搭載したGFX 50S IIになります。
このカメラの特徴は何といっても、対角55mmを誇る大型センサーとそれによって得られる広いダイナミックレンジでしょう。
ラージフォーマットセンサーは、同5000万画素級のフルサイズ機と比べて1.7倍もの受光面積を持ち、より多くの光の情報量を取り込むことができます。
受け取る光の情報量に余裕があるため、より豊かな色再現が可能になり、加えてトリミングやRAW現像などの編集処理においてもより劣化の少ない画像編集をすることが可能になりました。

また、ラージフォーマットのカメラシステムを搭載したカメラにも関わらず、重さは約900gと軽量で、サイズも幅約150mm、高さ約104mm、奥行約87mmとフルサイズ機と変わらないボディ設計となっています。
その上、小型設計された6.5段分のボディ内防振機構と信頼性の高い防塵防滴機構を備え、スタジオ撮影以外の日常的なフィールドにおいてもなに不自由なく使える仕様になっています。
そのため、今までは躊躇していたスナップ撮影にも難なく持ち出すことができます。

広いダイナミックレンジによって建物のファサード装飾が浮かび上がり、立体感を見事に表現しています。
極端なハイライト部の白飛びやシャドウ部の黒潰れもなく、グラデーションがとてもきれいに描かれているのが見てとれます。
よく観察すると影の中にも色があり、歴史的な建物に重厚な佇まいを纏わせています。

今回使用したレンズはGF63mm F2.8 R WRは35mm換算で約50mmの標準レンズになります。
このGF63mm F2.8 R WRは、富士フイルムのホームページ上にも『始まりの1本』というキャッチコピーがあるようにGFXシリーズを使う上で手にしておきたいスタンダードレンズの1本です。
重さも405gと比較的軽量で、スナップ撮影には打って付けのレンズとなっています。
また、GFX50SⅡの適度な大きさのグリップと相まって、使っていて大変心地の良い撮影体験をすることができました。

現代的な建築物は透明ガラス張りの壁面となっていることが多く、10%の光を反射させます。
太陽の光は100,000lxとかなり明るいため、10%の反射率でも実際にはとても眩しく感じます。
そうした状況下でも活躍してくれる余裕のある写り、そして頼もしい諧調表現。

ラージフォーマットとはこういうセンサーだと訴えかけているように感じました。

スポット測光を使ってわざと明暗差が大きいシーンを作り出してみてものっぺらとした描写にはならずに、建物の立体感、そして空気感までをも丁寧に映し出してくれています。

なんとも懐の深いカメラです。

また、GFXシリーズではラージフォーマットならではの65:24というアスペクト比を使えるため、横長でダイナミックな構図を用いて撮影することができます。
センサーサイズの優位性を活かし、この他にも様々なアスペクト比が使えるため、普段の写真表現に自由と遊び心を加えてくれます。

・・・

最後に今回はラージフォーマットのメリットである広いダイナミックレンジを活かしながら冬の幻想と煌めきを追い求めてきました。
「光と戯れる」というキーワードをもとに撮影を行なっていくにつれて、自然光の面白さを再発見できたように思います。

この記事を読まれた皆様もあれこれとあまり堅く考えずに、
『徒然なるままに日暮らし写真機に向かひて心にうつりゆく由なしごとを、そこはかとなく写しとれば…』
といった心持ちで、まずはなにかテーマを決めて写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
そこにこれからの進むべき道(人生観)のヒントが隠されているかもしれません。

この記事が皆様の好奇心を刺激し、そしてご購入のきっかけの一助となればと思います。
それではまたお会いしましょう。


▼ 今回使用した機材はこちら ▼

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年01月30日 12時30分 ]

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【いつもとなりにきっと Vol.2】Canon RF24-105mm F4L IS USM

【いつもとなりにきっと Vol.2】Canon RF24-105mm F4L IS USM

すでに何年もカメラで撮影を楽しんでいる、つい最近カメラを購入した、これからカメラの購入を検討している。様々な状況があるかと思いますが、レンズ交換式のカメラで本当にはじめての購入という場合、多くはレンズキットを購入するパターンが多いのではないでしょうか。

レンズキットは別々で購入するよりもお得に入手でき、使いやすい標準ズームレンズが一緒であることが多く、どのようなレンズを購入すべきか分からない時には大変ありがたい存在です。
今回の連載ブログでは、はじめのパートナーともいえる所謂”キットレンズ”にフォーカスし、改めて”キットレンズ”の魅力をお伝えできればと思います。


第2回目ご紹介するのはCanon RF24-105mm F4L IS USMです。
2種類あるEOS R6 MarkIIのレンズキットの一つに含まれているレンズで、
Canonの高級レンズの『Lレンズ』の一本です。

広角の24mmから中望遠105mmをカバーできるため、思ったようにシーンを切り抜きやすいレンズです。

24mm

50mm

105mm

 

最短撮影距離は0.45m
被写体にある程度近づけるため、
スナップ撮影中に気になった被写体をレンズの交換をせずに気軽に撮影できます。

 

絞りは4~22
流石Lレンズと思わせてくれる綺麗なボケを出せます。

 

AFスピードはCanonの技術『ナノUSM』を採用しており、
驚くほど素早いスピードでピントが合います。
動きのある被写体や、長く留まっていられない場所での撮影で頼もしい性能です。

 

RF24-105mm F4L IS USMは24mmの広角から105mmの中望遠までをカバーできるため、非常に使い勝手が良く、初心者ユーザーにも使いやすいズームレンズです。
キットのボディであるEOS R6 MarkIIも非常に使いやすい高性能のカメラで、
レンズを装着すると一眼レフ機のEOS 5DシリーズにEF24-105mmを装着した状態をギュッと縮小させたスタイルになります。
ボディとのバランスも良い為、構えやすいです。
更にボディとレンズの手振れ補正も強力なため、手持ちでもブレを心配せずに撮影を楽しめます。
様々なシーンに対応できる“万能レンズ”をお求めの方にお勧めできる一本です。

◇スタッフが”キットレンズ”の魅力をご紹介する【 いつもとなりにきっと 】次回もぜひお楽しみに。◇

[ Category:Canon | 掲載日時:24年01月29日 17時00分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1で撮り歩き ~東京散歩~

年末年始の休日に天気に恵まれないことが多かった筆者は、
とある一日久々の晴天に恵まれたのを、ここぞとばかりに『OM SYSTEM OM-1』に二つのレンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II』『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』を用意し付け替えながら街ブラ撮影をしました。

降り立ったのは学生時代からずっと好きな場所の1つ。
『日本一の本の街』こと、神田神保町からスタートです。
専門書店・古本書店が数多く並ぶこの町は、例えるなら“宝の山”だと思っています。
大袈裟かもしれませんが、貴重な書籍や他と比べものならない価格などで手に取る事ができ、見どころ満載です。
さらに名物「古本まつり」も例年10月下旬から11月上旬に開催され、より時間はあっという間に過ぎ去ることでしょう。

素敵なコーヒー屋さんの通りがあり、趣きがあったので「ピクチャーモード」を活用してシャッターを切ってみました。

神保町から、すぐ隣の九段下方面へ移動してきました。
周辺観光スポットとして近くに皇居や日本武道館、靖国神社など、有名どころが多いのが特徴です。

自然にも触れながら、動きのある被写体はどうか?と試してみることにしました。
持ち歩きやすい12-100mmを使用して、やや上から鳥を撮影しました。
今回は使用していませんが、より望遠撮影を楽しむのであれば「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 」など持って出かけると、また違った写真が撮れるのではと思いました。

OM SYSTEMの製品には野鳥撮影にぴったりのレンズも豊富にあります。
ぜひこちらのブログもご覧ください。

 

天気が良くて、撮影日和で大変良かったです。
今回歩き回った神保町/九段下には、写真だけでは伝わらないまだまだ素敵な場所が多くございます。ぜひ皆様もカメラを持って、歩いてみてください!

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年01月28日 16時00分 ]

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【Nikon】一眼レフ機で始める成田山新勝寺の初詣

【Nikon】一眼レフ機で始める成田山新勝寺の初詣

2024年1月1日に最初に行うこと。
それは初詣です。
いつも成田山新勝寺に行くことにしているのですが三が日の日中は極力避けることにしております。
もちろん、ものすごく混雑するからです。

というわけで、二年参りの混雑を避ける事も兼ねて夜中の2時過ぎに出かけてみたのですが、結局、人混みを回避することはできないのでした。
JR成田駅前より参道に入ってすぐの光景ですが、かなりの賑わいをみせておりました、

成田の参道には時折散歩がてらに歩くのですが、夜半に来てみるとまた、違う情景に出会うことができます。
夜だからこその撮影できる場面に出会うとついカメラの手を向けたくなるものです。
昼に見かけるいつもの光景とは違い、新鮮な出会いを味わえます。
参道を歩いていくと、国際色豊かな海外の飲食店もあり外国のパブにいるかのような雰囲気を味わえます。
伝統的な街並みの中にあっても、異国情緒が存在する成田らしい光景かと思います。

成田山には例年、元旦含め3が日で例年280~300万人ほど参拝客が訪れます。今年も前年と比較してほぼ増減がないと聞いています。

「成田のお不動さま」として親しまれている成田山新勝寺ですが、その歴史は古く天慶三年(940年)に寛朝大僧正が平将門の乱(天慶の乱)平定の平和祈願のため成田公津ヶ原にて護摩供を奉修したのが始まりとされております。

その後、江戸時代の元禄のころに成田山不動明王に深く帰依する歌舞伎役者、市川團十郎が不動明王の芝居を行ったことなどから江戸からの参拝が人気となり江戸庶民に成田山の信仰を大きく集めたそうです。

よく知られていることではありますが現代の形での初詣は歴史が浅く、鉄道の普及により全国に広まっていったそうです。
成田山の初詣の参詣客が多いのは、やはり京成電鉄とJRの鉄道路線が大きく関係しており、私鉄と国鉄(当時)が参詣客を競い合うように獲得していったことが影響しているとのこと。
今でも年末年始には初詣の増発ダイヤが組まれています。

さて、今回、新年初の撮影に持参した機材は、Nikon DfとVoigtlander ULTRON 40mm F2 Aspherical SL II
どちらもレトロな外見にこだわった往年のデザインを彷彿とさせる機材になります。

Nikon Dfは2013年11月28日に発売された機体となるので10年以上前のモデルになりデジタル一眼レフカメラの中でも少し異色なカメラです。
Nikonのミラーレス機全盛の中でヘリテージデザインにこだわったNikon Zfがありますが
デジタル一眼レフカメラ時代においてフィルム時代をリスペクトしてデザインされたボディがNikon Dfです。

有効画素数1625万画素で当時のフラッグシップ機のNikon D4と同等であり、ISO100~12800相当になります。
今回は夜半の2時過ぎに持ち出しているのですが、感度はカメラ任せで撮影しています。
この往年のカメラを手持ちの状況で、さらにマニュアルレンズにて撮影しているわけですが十分に絵になる光景を切り取ることができているかと思います。
高感度処理やホワイトバランスなど技術は現在のほうがはるかに進んでいるわけですがこんな使用条件の厳しい状況でもいまだに期待に応えてくれる良いカメラかと思います。

使用しているレンズであるVoigtlander ULTRON 40mm F2 Aspherical SL IIもデザインからして撮影していることが楽しくなるレンズになります。
フォーカスリングに金属の指掛の良いローレットパターンのデザインにて設計し、露出計連動爪を装備しているところなどクラシックなデザインがたまらないかと思うのです。
ぬめりのある心地よいトルク感を味わいながらピントを合わせていくのはとても楽しいものです。

レンズ構成は変形ダブルガウスタイプとなり両面非球面レンズと超高屈折率ガラスの採用しているとのことで
絞り解放でも切れ味がよくなめらかなボケ味を得られるものとなります。
実際、撮影した画像を拡大してみてもピントが当たっている面は暗く厳しい状況下でも描写の精細さを感じることができます。
さすがに暗い状況でピント合わせは苦労する面はありましたが満足できる描写を得られたかと思います。
色のりはしっとりとしており夜中の情景を映し出すのにとても適応しているレンズではないかと感じられます。

久しぶりにこの機体を使用しての撮影をしてみましたが、一眼レフカメラはファインダーを覗いただけでわくわくします。
そのクリアなファインダーは撮影意欲を掻き立てられ、魅力は衰えることはありません。
今年もいろいろ一眼レフカメラやレンズを試していこうかと思います。

フルサイズの世界に興味のあり、これから始めてみたい方にも一眼レフカメラ機で始めてみるのもよいかと思います。
カメラ撮影に必要な機能はしっかりとしており、何より対応するレンズが広範囲にわたってラインナップがあること。
トップクラスのレンズを現行のミラーレス機のレンズよりも抑えめの価格で揃えることができるという利点があります。
ぜひご検討いただければ幸いです。

今年もカメラライフを楽しみましょう。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Nikon | 掲載日時:24年01月28日 12時00分 ]

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【HASSELBLAD】 907X & CFV 100C

【HASSELBLAD】 907X & CFV 100C

歴史を持つカメラは数あれど、今なお形を留めたまま存続するものは数えるほど。
そのひとつ、HASSELBLAD Vシステムの継承機「907X & CFV 100C」は2024年生まれの新しいカメラであるとともに、ハッセルブラッドの歴史を現代に刻み続けるための奇跡の子。
HASSELBLAD Vシステム用デジタルバックの「CFVシリーズ」が、2013年に一度終わりを迎えてから約11年、そして907X 50Cによる鮮烈な復活劇を見届けてから約4年、Vシステムはまた一つ歴史を積み重ねます。

ボディの姿形はまるでフィルマガジンA-12のよう。片手に収まってしまうコンパクトな体躯からは考えられないほど大きなセンサーを搭載し、最新のXCDシステムレンズはもちろん、往年のハッセルブラッドVシステムカメラにもデジタルバックとして装着することが可能です。ここまでは前モデルの907X 50Cと同じ。

しかし使ってみると進化した箇所が次々と明らかに。見た目だけでは図ることができないHASSELBLAD 907X & CFV 100Cの力、ご覧ください。

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

今回使用したレンズは38mm F2.5 V。さらに503CXボディに装着してCF 80mm F2.8との相性もチェックしてきました。Vシステムを継ぐカメラとしてこの使い方をせずに語るわけにはまいりません。

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

XCD38mmの実力は登場時すでに確認して知っているつもりではありましたが、この破綻なく表現する力と絞り開放で発生する減光をエッセンスにして生み出す絵画的な写真。これは何度経験しても鳥肌が立つのを感じます。

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

またHASSELBLADと言えばXPanから受け継いだパノラマ比率「65:24」が選択できるのも魅力。
風景では情報を横へ横へと広げる感覚、近景では上下を取り除いて画を整える感覚。
今回チョイスしたXCD38mmはその両方に対して有効な画角でもあります。

HASSELBLAD CFV100C + 503CX + CF 80mm F2.8

 

HASSELBLAD CFV100C + 503CX + CF 80mm F2.8

 

ここでCF80mmにスイッチ。
換算焦点距離はおよそ65mmとなり、普段フルサイズ35mmを標準としている私にとってはやや切り取る形の中望遠レンズ。6×6の標準レンズとしてのクオリティを期待しての選択かつ、同時にXCD38mmとのメリハリを考慮した構成でもあります。
撮影結果はご覧の通り。最新レンズと比較するとやや描写に柔らかさを感じる部分こそあれど、6×6で鑑賞するより少し狭い画角であってもなお感じられるこの空気感および立体感。おそらく自分が目で見ている風景に比較的近い解像感なので、先ほどの38mmより強いリアリティを伝えることができました。

正直な予想としてCFV 100Cの1億画素センサーで受け止めるには、VシステムCFレンズと言えども粗探しをする写真になってしまわないかが心配でした。しかしこれは完全な杞憂。むしろ面表現のテクスチャ、水の質量感を語る上ではこちらの方が優れているのではと感じるほど。圧倒的な力を持つセンサーでありながらレンズをも選ばない優等生なのか、それとも時を経たとしてもやはりハッセルレンズだからこそなせる業か。いずれにしても最高の組み合わせであることは間違いありません。

HASSELBLAD CFV100C + 503CX + CF 80mm F2.8

 

前モデル同様、デジタルバックとして運用しても不便さを感じることはありませんでした。ライブビューをするためにはレンズとバックシャッターを解放する必要があるので、基本的にはフィルムバックが付いている場合と同じように撮影する形になりますが、とはいえ露出さえ測ることができればフレーミングもピント合わせもウエストレベルファインダーのおかげで直感的。また、半透明のファインダーマスクが付属しており、それを500シリーズのファインダー内に落とし込むことで撮影範囲が分かるようになっています。以前は黒色のマスクであったのに対して、半透明の材質になったため撮影範囲外の風景も確認することができるようになりました。覗き込んだ時の見え方はさながらレンジファインダーのようで「6×6をクロップして使っている」という少しもったいない気分が全く沸き起こりません。小さな変化ではありますが撮影者に対する非常に有効な配慮の一つです。

その他にもバックが外れてしまわないようにセーフティの機構が付いたり、ホットシューが使えるようになったりと前モデルで叶わなかった部分に関してもこのカメラは解消されています。動作の安定性や反応のレスポンスもまた1段階上がったように感じたので何もストレスを抱えることなく撮影に臨むことができました。
最新のカメラシステムの中だけであればいざ知らず、何十年も経過したボディやレンズと組み合わせてなおここまで快適に、そしてそれ以上に高い成果を生み出す事は並大抵の技術、信念では叶わぬこと。本来のフィルムカメラとしてのラインナップは終えてしまいましたが、今この時代だからこそできる楽しみを噛みしめる事となりました。

・・・

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

XCDレンズを付けても500シリーズデジタルバックとしても、1台で2度楽しめるカメラ907X & CFV 100C。
ハッセルブラッドユーザーの一人としてこのカメラが発売されたことを嬉しく思います。

100年の歴史の切先。
1億画素を自由な楽しみ方で。

[ Category:etc. | 掲載日時:24年01月27日 19時25分 ]

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【SONY】人気のVLOGCAMで静止画撮ってみた

【SONY】人気のVLOGCAMで静止画撮ってみた

VLOGCAMと言えば、SONYが最近展開している気軽に撮れる上に動画機能に優れた小型・軽量なカメラのシリーズです。
ブイログと名前が付いているため動画機として購入・検討される方も多くないですが、実は静止画を撮影するためのカメラとして考えても非常に優秀であることはご存知でしょうか?

今回、VLOGCAM ZV-E1を静止画撮影に持ち出して撮影を行いましたので作例と共にご紹介したいと思います。

まずはZV-E1の簡単なスペックについて書いていきます。
Vlogcamという製品の性質上、ファインダーが無い代わりにフルサイズ機の中では比較的軽いカメラに仕上がっています。さらにAIプロセッシングユニットが使われておりますので、幅広い被写体を高い精度で検出・追従してくれるようになっており、非常に使いやすい一台です。

また有効画素数は静止画では1210万画素、動画時では1010万画素と4K動画に特化させているようなセンサーになっています。
昨今人気のミラーレスカメラは多くが2400万画素を超えるモデルが中心です。一見、約1200万画素のカメラと考えると非常に画素が少なく心もとないと感じるかもしれませんが、シーンによってはこの低画素が強みになるシーンがあります。


まずは夜の撮影に強くなります。
具体的には、画素が低い故に高感度でISOが上がっても画像にノイズが乗りにくいので、暗所でもしっかりシャッタースピードを稼ぎつつ撮影をする事が可能です。

そしてダイナミックレンジが約15ストップと色の階調を豊かに表現する事が可能です。一般的なモデルではRAWデータでのダイナミックレンジはハイエンドモデルでも14+ストップなので、非常に階調表現に優れていることが分かります。これは1200万画素であるZV-E1のようなカメラならでは。


メリットは多数ありますがもちろんデメリットもZV-E1にはあります。
やはり一番は低画素モデルゆえにトリミング耐性がほとんどない事。昨今主流のSNSでは高画質設定を用いた場合、最大画質が4K相当(約800万画素)になるものもあります。2400万画素ある機種だと、カメラ内のクロップ機能を用いて1.5倍に拡大しても約1000万画素は残りますが、ZV-E1はその半分以下になってしまいます。
トリミングをしないのであれば、最大画質の投稿を用いても申し分ない画質で撮ることが可能ですがトリミングをすると大幅に最大画質を下回ることになってしまいます。

また、メカシャッターを搭載していないZV-E1はストロボの最大同調速度が1/30なのでストロボを用いた撮影には不向きと言わざるを得ません。



ZV-E1はα7Ⅳと同世代の画像処理エンジンを使っているので発色がとても自然でAWBの設定にしても、癖のない色再現性の高さです。(1枚目)
2枚目は、ホワイトバランスの設定を電球にして撮影を行いました。電球の設定にすると白い光源が青っぽくなるので、夜の写真感を強めることが出来ます。

いかがでしょうか。
今回はVLOGCAM/動画を撮るカメラとして高く評価されているZV-E1の静止画の可能性についてご紹介させていただきました。
実はZV-E1に使われているセンサーは、高画質な動画が撮れることで高い人気を博している「α7SⅢ」や「FX3」と同じセンサーが使われております。
動画撮影にとってメリットになるということは、写真においても有利に働くメリットとなる部分がたくさんあります。ファインダーレスモデルなので、写真機にはEVFがマストであると感じている方には選択肢には上がりにくいカメラだとは思いますが、その分軽量なので小型なレンズと合わせると軽くてオススメです。
またトリミング耐性が低いと書いてはいますが、全くできない訳ではありません。多少のトリミングであればSNS等で使う写真としてはZV-E1の画素数でも申し分ない場合が多いです。

フルサイズミラーレスデビューを考えている方も、軽くて高画質な動画機を探している方も、ぜひZV-E1をご検討をお願いします。




[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月27日 14時30分 ]

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【Escura】昭和カメラフィルムレビュー

【Escura】昭和カメラフィルムレビュー

私がフィルムで撮影する理由の一つに昭和のノスタルジックさを追求したいというのがあります。

そのためには、なるべく自然光を利用したり、イベントや祭の記録、当時の観光ブームの一環として観光地の風景を撮るなどありますが、
それでも物足りなさがありました。

 

そんな中、前から気になっていた「昭和カメラフィルム」

 

さて、このフィルムで昭和の雰囲気を感じることができるのか。

今回は、Nikon EM + Nikon Ai-s Nikkor 50mm F1.8の機種を使って

こちらのフィルムで試し撮りしてきた写真を紹介します。

 

 

色褪せた色を想像していたので、力強いコントラストが出たことに驚きました。

 

また、このフィルムの赤と黒の発色に惚れ惚れしました。

このホコリ臭い退色した色は、直感的に昔懐かしく感じます。

 

 

また、このフィルムの黒の色味は「漆黒」と表現されるほど、純粋な黒をしています。
写真に奥行きができ、時間間隔に距離が生まれ遠い過去にタイムスリップしたような気持ちになりました。

 

 

この日の天気は快晴でしたが、なかなか重厚感があります。

 

 

 

 

粒状感がありますね。
結構ザラザラしています。
ロモグラフィーと似たフィルムのようにも感じます。

 

 

低彩度でソフトなコントラストも表現可。
幅広い表現豊かなフィルムです。

 

いかかでしたでしょうか。

昭和カメラフィルムは「C-41現像」なので一般的な店舗のラボ機で処理可能。手軽に現像することができます。

30枚撮りというのはまた珍しいです。

 

今回、こちらのフィルムを初めて使ってみて、昭和カメラフィルムの色味がとても気に入ったので、また撮影して紹介させていただきます。

次回は、もっと違う色を撮って比較してみてお見せできたらと思います。

 

▼▼使用したフィルムはコチラ▼▼

▼▼おすすめの中古フィルムカメラ、レンズはこちら▼▼



[ Category:etc. Nikon | 掲載日時:24年01月27日 11時10分 ]

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【SONY】新製品「α9 III」の外観を「歴代α9シリーズ」と比較してみた

【SONY】新製品「α9 III」の外観を「歴代α9シリーズ」と比較してみた

マップタイムズをご覧いただきありがとうございます。
新たな歴史を切り開く、世界初グローバルシャッター方式のフルサイズイメージセンサーを搭載した「SONY α9 III」が発売となりました。


マップカメラにも早速入荷してきましたので、歴代のα9シリーズである「α9」と「α9 II」と比べながら、実際に触った感想も含め外観レビューを行っていきます。
「α9」や「α9 II」を持っているのだけど、外観はどれくらい変わったんだろう?操作性に違いはある?
そんな疑問に少しでもお応えできると幸いです。

まずはシンプルに正面から比べていきます。
ずらっと「α9」「α9 II 」「α9 III」を並べて思ったのが

「これだけスペックアップしているのにサイズ感がほぼ変わらない…!」
という驚きです。

最大120コマ/秒の連写性能や卓越したAF性能。さらに最新の手振れ補正 8.0段搭載。
ソフトウェア面が進化するのと同時に、処理するハードウェアに対するスペックの要求も高くなります。

ほぼすべての機能が初代「α9」より飛躍的に進化しているのに、サイズが大きく変わらないという事がどれだけ凄いことなのか。
想像してみるとSONYの小型化に対する情熱と、血のにじむ努力がヒシヒシと感じられます。

「α9 III」になり多少大きくはなっているのですが、それは機能的な面で仕方がなくというより、望遠レンズやGMレンズを装着してもしっかりと支えられる「グリップ感」を確保するための要素が強いように思います。
握った感じとしては「α9 III」が一番しっかりとホールドすることができ、長時間の撮影でも疲れにくいように設計されているように感じました。

また、「α9 III」にはボディ前面にも1つカスタムキーが追加されている部分も見逃せません。
レンズを構えながらファインダーを覗きつつ、右手の人差し指、中指で割り当てした機能を使うことが可能に。
後述しますが、連写モードなども割り当てることで管理できるようになります。

右側面のグリップ部を横から比べてみました。
正面からのサイズ感はあまり変わりませんが、横のグリップの部分についてはサイズアップしています。
これは先述した通り、機能面をパワーアップした結果仕方がなく大きくなってしまったのではなく、ホールド力を確保させるためにあえて「大きくしている」ように感じます。
グリップについては「α9 III」が一番握りやすく感じました。

また写真の通り、メディアの出し入れのを行うロック機能を追うごとに進化しています。
こちらは耐久力、使いやすさを考えても「α9 III」の形式が使いやすかったです。

端子側の側面も比較してみました。
「α9 III」が一番分厚いように感じるのですが、ボディ部分の厚さは「α9 II」とほぼ同等のサイズ。
盛り上がって見えるのはソニー独自の「4軸機構の液晶モニター」の採用によるものです。
この機構を採用したことで若干分厚くなっていますが、液晶可動の自由度が飛躍的に進化しています。
余談ですが、SONYならではのマウントのオレンジラインが無くなっていたことに少しびっくりしました。先代と比べていないと気付かなかった違いです。
ちなみにボディキャップを外すと内側にしっかりとオレンジラインは残っているので、SONYのオレンジアイデンティティは健在です。

折角なので各機種の液晶を広げて並べてみました。
横並びにして比べてみるとギミック、可動範囲が大きく異なることが分かります。

「α9III」はチルト方式/バリアングル方式 両方すぐに切り替えができるようになりました。
写真撮影だけでなく動画撮影にも柔軟に対応できる設計です。
これからは両メリットを活かせる「4軸機構の液晶モニター」が主流になっていきそうです。

次に上部を比較してみます。
ダイヤル周りについては歴代のαシリーズ全般に言えることですが、世代によって少しずつ改良を加えられながら進化してきました。
初代「α9」と比べると変更されている部分が多いように感じますが、基本的なボタン要素は変わっていないので「α9」→「α9 III」に買い替えても大きな違和感を感じることなく使用できると思います。

「α9 III」のダイヤル周りです。
露出ダイヤルが露出補正以外にも好みの機能が割り当てられるダイヤルとなり、使い勝手が向上。自分好みにカスタムが出来るようになりました。
最近のαミラーレス機に搭載されている「静止画/動画/S&Q切換ダイヤル」も付いたことで、写真や動画の切り替えがより素早く行えるようになっています。

左側のダイヤル部を「α9 II」と「α9 III」で比べてみました。
今回大きく変更が入っているのが「*」です。
従来、連写などのモード切替は左側のダイヤルを物理的に回して変更する必要がありましたが、「*」に設定することでメニューやカスタムボタンから切り換えられるようになります。
「*」モードを選択しFnメニューやカスタムボタンにドライブモードを割り当てておけば、左手でレンズをホールドしながら右手でドライブモードの切り換えが可能に。
単写/連写の切り替えをより柔軟に対応できるようになりました。
連写能力が向上したことで、新たに「H+」も追加されています。

ソフトウェアの部分になってしまいますが、メニューも最新タイプの「タッチ対応メニュー」に刷新されています。
各項目にアクセスしやすくなっているので、ここはうれしいポイントです。

「α9シリーズ」を愛用しているユーザーはグリップを使用している方も多いはず。
今回「縦位置グリップ VG-C5」と先代の「VG-C4EM」と比較してみました。
大きな変更点としては「リアダイヤルが2つ」になっている部分。更に片方のダイヤルにはロック機構が付いています。
今まで以上に本体と同じような操作感で使用できるようになっており、縦位置にしても違和感を感じることなく操作が可能。
更にグリップ感もより向上。縦位置で握っているにも関わらず、横位置のボディを握っているような感触。縦位置ならではの違和感を感じません。
本体だけでなくアクセサリーに関しても大きな進化を実感することができました。


望遠レンズと合わせるだけでも神々しい見た目。様々なレンズを装着して使い倒したくなってしまいます。

まだまだ語りたい部分は沢山あるのですが「α9 III」の外観比較については一旦ここまでとさせていただきます。
実際に「α9 III」で撮影した写真のレビューも近日中に掲載予定となっておりますので、乞うご期待ください。


「α9 III」の本体性能について「α9」ユーザーの思いをつづった記事もございますので、こちらも是非ご覧ください。
大きく進化した部分、注目の機能などを詳しく解説しています。


「α9 III」の機能を最大限引き出す、オススメレンズの特集も是非ご覧ください。

「α9 III」今なら在庫ございます!
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[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月26日 19時31分 ]

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【Nikon】全てを満たす。Plenaを使ってみた。

【Nikon】全てを満たす。Plenaを使ってみた。

今回は固有名称を冠したレンズ、「Nikon NIKKOR Z 135mm F1.8 S Plena」を使ってみました。
本レンズは、先に発売された、NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctに続いて発売された、固有名称付き中望遠単焦点レンズとなります。

この「Plena」という名前は、空間が満たされているという意味のラテン語、Plenumに由来されています。
今回はPlenaの性能をフルに発揮させたいため、組み合わせたボディはNikon Z9になります。
それでは作例をどうぞ。※作例は全てRAW現像を行っており、粒状感などを追加しております。

これまで様々なレンズでボケを感じてきましたが、Plenaは「とろけるような」ボケ。とても綺麗なボケだと感じました。
そして描写にも驚きました。
合焦しているまつげや目の周辺部分の解像感が非常に高く、高画素機で使用するとかなり拡大してもしっかり描写されており、どこまでクロップできるんだ…と驚きました。

ボケの美しさも非常に魅力的ですが、立体感も非常に素晴らしい。中判のフィルムカメラを使って撮影することもあるのですが、その立体感にも負けてないのではないかと感じました。
ボケの美しさとこれほどに被写体を浮き上がらせる立体感。ポートレートレンズとしては最強クラスといっても過言ではないのではないのではないでしょうか。

もちろんポートレートだけのレンズではありません。
中望遠スナップにも挑戦しました。普段中望遠レンズでスナップをしない私には少し抵抗がありましたが…
そんなことも忘れるくらいの描写力。
中望遠スナップの楽しさに少し触れることができたと感じています。

この日はZ9とPlenaをストラップ無し、手持ちで撮影をしていたのですが、意外と疲れないことにも驚きました。
決して軽いレンズではありませんが、ボディと組み合わせることで良いバランスになっているのかもしれません。

いかがでしたでしょうか。

今回はNikon NIKKOR Z 135mm F1.8 S Plena を使って撮影をしました。
「描写」「ボケ」「立体感」と三拍子揃った本レンズ。
撮影時はもちろん、撮ったデータを見た時も衝撃を受けるほど良く写っているレンズで非常に満足度の高いレンズ。
まさに全てを満たすレンズです。

皆様も是非Plenaの写りに満たされてはいかがでしょうか。


[ Category:Nikon | 掲載日時:24年01月26日 17時10分 ]

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【Leica】小さなサイズが魅力のSIGMA fpでSummar 50mm f2の描写を視る

【Leica】小さなサイズが魅力のSIGMA fpでSummar 50mm f2の描写を視る

年が明けてから早くも3週間が経ちました。
お正月のバタバタした雰囲気も収まり新年1発目の撮影に向おうと考えた時、ふと今更な疑問が頭に浮かびました。
写真の仕上がりはカメラとレンズの組み合わせによる総合的なものだけど、レンズの影響はどれくらいあるのだろう?と。
そこで今回は軽量コンパクトなフルサイズカメラ『SIGMA fp』と
個性豊かなレンズ『Leica Summar(ズマール) 50mm F2』で冬のお台場に撮影に行って参りました。
カメラはライカSLマウント、レンズはライカL39マウントと”L”マウントつながりではありますが
直接マウントができないため、RAYQUALのLM変換リングにSHOTENのヘリコイド付きM/SLアダプターを付けた
ダブルマウントアダプター状態で装着しています。撮影は全てJPEG撮って出しです。
SIGMA fpの色の設定はSTDモードで露出補正と絞りの調整のみしています。

この日は午前中から曇っており、逆光で特に持ち味を発揮するズマール1本勝負は
ストイックすぎたかと思った時に少し雲の切れ間から光がのぞいた時の1枚。
絞り開放での撮影ですが周辺光量落ちとオールドレンズらしい階調が雲を重厚に写しています。
筆者は普段ファインダー付のカメラを使用しているため、EVFがオプションとなるSIGMA fpは
このくらいの逆光でも液晶モニターが視認し辛く、ファインダーのありがたみを感じました。
手を液晶フード代わりにして拡大MFを使って手前の街灯にピントを合わせています。

お台場で所用を済ませている内に気が付けば幾分か空が明るくなってきました。
真冬ですがダウンジャケットを脱ぐくらいの陽気でした。いそいそと撮影再開。
こちらも逆光で絞り開放での描写です。こういった遠景はピントリングを無限マークに合わせて
適度に露出補正をかければ画になってしまうのが嬉しいところです。
奥の雲が照らす光が美しくハッと目を奪われました。

半逆光で絞りをF4程度に絞りました。ピントは写真中央の花に合わせています。
少し絞るだけで花ビラ1枚1枚を、立体感と質感溢れる仕上がりにしてくれるところにフルサイズセンサーの力量を感じさせます。
SIGMA fpは有高画素数が2460万と適度なバランスのためズマールのようなオールドレンズでも
解像感をシビアに気にすることなく、階調や色のり、柔らかさを堪能できると思いました。

絞り開放とF9まで絞り込んだ比較です。
今回使用しているズマールは、現代ではあまり馴染みのない大陸絞りのため
F値の表記がF2.2、F4.5、F6.3、F9、F12.5と半端になっています。
撮影間隔はわずか1分で絞りのみ変えた写真で、開放だと周辺光量落ちが写真に暗い印象を与えますが、
絞り込むと光量落ちが解消しズマール特有の柔らかさが取れ画面全体がすっきりしました。

絞り開放かつ最短撮影距離でSHOTENのマウントアダプターのヘリコイドの繰出し有り無しの写りを比較しました。
上の写真は1m離れていますが、フルサイズのカメラだと被写界深度が浅く
拡大MFを駆使してピントを合わせましても、小さな花がいくつも集まっているとなかなか最初に狙ったところに
フォーカスを合わせるのが難しく、距離計があるM型ライカにいかに助けられているか改めて実感しました。
ヘリコイドを最大まで繰り出すと近接しかピントを合わせられませんが被写体に近寄ることができ
ズマールの柔らかい描写と重なって写真に良い雰囲気を出すことができました。

普段Leica M11を使用している筆者がSIGMA fpを使って最初に感じたことは、
液晶画面が大きいのでライブビューがしやすく屋外での使用の際は必要に合わせて
オプションアクセサリーが豊富にあり、使う方のニーズに合わせてスタイルを変えられること。
グリップレスのボディは手の小さな方でもホールドしやすく、かつ重厚感があるボディは所有欲をそそられます。
ボタンとジョグダイヤルの操作に慣れることでより撮影者の使い方に寄り添えること。
レンズの描写に関してはズマール特有の柔らかさと階調の豊かさ、逆光でのフレアの描写がSIGMA fpでも
個性を活かしてると思いながらもカラーモードがSTDでもLeica M11より彩度が少し高めに出ることろに違いを感じられました。

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[ Category:etc. | 掲載日時:24年01月26日 17時00分 ]

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【いつもとなりにきっと Vol.1】Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

【いつもとなりにきっと Vol.1】Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

すでに何年もカメラで撮影を楽しんでいる、つい最近カメラを購入した、これからカメラの購入を検討している。様々な状況があるかと思いますが、レンズ交換式のカメラで本当にはじめての購入という場合、多くはレンズキットを購入するパターンが多いのではないでしょうか。

レンズキットは別々で購入するよりもお得に入手でき、使いやすい標準ズームレンズが一緒であることが多く、どのようなレンズを購入すべきか分からない時には大変ありがたい存在です。
今回の連載ブログでは、はじめのパートナーともいえる所謂”キットレンズ”にフォーカスし、改めて”キットレンズ”の魅力をお伝えできればと思います。


第1回目ご紹介するのはPanasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6です。
キットレンズとしては珍しい広角20mmから標準域の60mmまでをカバーするフルサイズ用のレンズで、S5IIやS5IIxなどのキットレンズとして採用されています。

今回はこのレンズとS5IIを持って近所の里山を散歩してきました。
この里山は昔ながらの雑木林や田園風景が残り散策にはうってつけです。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は全長も短くコンパクトなのに加え、ボディとのバランスよく取り回しもよくスナップなどの撮影など常用レンズとしても使いやすいです。

間伐で切られた木にフォーカスしてみました。キットレンズは暗いレンズが多いので、
ボケの量が少ないイメージですが、被写体の前後にボケが出るように撮影してみました。

薄くひろがった雲を通して太陽を入れた構図で撮ってみました。逆光下でススキのシルエットや穂先が輝く様子がしっかりと出ています。

S5IIのバリアングル液晶を使ってローアングルで撮影してみます。
広角端の画角との組み合わせで、雑木林の広さを出してみました。

太陽をバックに入れつつ、空に広がる木イメージしてシルエットで映してみました。
こちらも広角端で撮影をしたので、それぞれの枝の空に向かって広がる様子が出ています。

誰かがまとめて置いたどんぐりがありました。
広角側の最短撮影距離15cm、望遠側では40cmとなっているので、ある程度近づいて撮影することもできます。

雑木林を抜けて田んぼの脇に降りてきました。畑仕事で使っていた長靴が逆さまにして干されていました。

Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6を使ってみて感じたのは、キットレンズとしては珍しい20mmという広角端と、
軽量コンパクトな取り回しの良さでした。特に超広角に近い20mmでの撮影では、標準ズームとは違った景色を切り取ることが出来ます。
この画角の使い勝手の良さを活かして風景からスナップ撮影などのシチュエーションで活躍できる一本ではないでしょうか。

◇スタッフが”キットレンズ”の魅力をご紹介する【 いつもとなりにきっと 】次回もぜひお楽しみに。◇

[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年01月25日 19時00分 ]

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【Canon】EOS R6 Mark II で秋を振り返る。

気が付けば1月も中旬、つい先日のように感じていた秋ももうずっと昔のように思えます。
昨年の11月に秋を感じたい。という気持ちに駆られ静岡県の稲取細野高原へススキの撮影に向かいました。
車を走らせること約三時間半。(友人に運転して頂きました。大感謝です。)そこには壮大な景色が広がっていました。
とても感動したので道中の写真も交えながら作例をご覧ください。
使用した機材は以下のものとなります。

Canon EOS R6 Mark II ボディ
Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM
Canon RF85mm F1.2L USM DS


Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM


Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

眺めのいい場所を見つけたので車を止め撮影しました。
外に出ると少し風が強く冷え込みましたが空気が澄んでいて気持ちいい風でした。
見晴らしの良いところで休憩をし少しずつ進みます。

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

また少し行ったところで車を止めます。
髪がなびいている通り風の強さが目に見えて伝わると思います。眺めのいい場所があまりにも多いためキリがありませんでした。

Canon RF85mm F1.2L USM DS

Canon RF85mm F1.2L USM DS

開放からとても素晴らしい描写に驚かされました。被写体を際立たせる背景ボケからピント面は高いコントラストで解像力がとても高いです。ポートレートに最適なレンズと言っても過言ではありません。
※RF85mm F1.2L USM DSはDSコーティングによりレンズ周辺部の透過率が下がるため、絞り開放時のレンズの明るさはF1.2に対して、約1⅓段分暗くなります。

Canon RF85mm F1.2L USM DS

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

辺り一面に広がるススキをを見たのは初めてで感動しました。この光景を見た時は異世界に来てしまったのかと錯覚してしまう程素晴らしい景色でした。
遠くまで来た甲斐がありました。これからもCanonと共にいろんな場所を記録していこうと思います。

「新品はインターネットからのお買い物で安心安全の2年保証付き!」

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[ Category:Canon | 掲載日時:24年01月24日 17時15分 ]

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【SONY】今買うべきフルサイズ機「5選」を徹底比較!

【SONY】今買うべきフルサイズ機「5選」を徹底比較!

マップタイムズをご覧いただきありがとうございます。
ミラーレス機にも様々な機種が存在する中で「どの機種を購入すればいいんだろう?」とお悩みの方の多いのではないでしょうか?

写真を思いっきり楽しみたい!
スマートフォンで撮った写真と明確な差を感じたい!
ボケを活かしてプロっぽい写真を撮ってみたい!
そんな期待に答えてくれるのが「フルサイズセンサー」を搭載したミラーレスカメラです。

今回はミラーレス機を代表するメーカーの一つである「SONY」のフルサイズ機種に絞って、特におすすめの5機種を選出しました。
それぞれの特徴とおすすめポイントを解説していますので、是非ご覧ください。

 



~誰もが納得の超ロングセラー機 SONYのフルサイズ機といえばこれ!~
「α7 III ILCE-7M3」

オススメポイント
・写真撮影において必要十分なスペックを搭載。迷ったらこの一台。
・リアルタイム瞳AF機能搭載でファミリーフォトにも最適。
・価格が手ごろでコストパフォーマンスが優秀。

SONY使いなら誰もが知る「α7 III」
オススメの機種をピックアップするにあたり本機は避けて通れません。
2023年 マップカメラで最も売れた中古機種で堂々のNO.1。
世に登場してから現在に至るまで続く人気の高いロングセラー機。
一世を風靡したAF性能、連写性能、ISO感度耐性。特に瞳AFを含めたAF性能は今までのミラーレスの歴史を大きく塗り替えました。

「α7III + FE24-105mm F4G OSS 」

カメラ好きのユーザーに「まずはどのカメラがオススメ?」と聞「最初の1台目はα7 IIIが良いよ!」とアドバイスされて本機を手に入れた方も多いのではないでしょうか。
それくらい知名度があり人気の高い「α7 III」


「α7III + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」


「α7 III + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS リアルタイム動物瞳AF」

先代「α7 II」より革新的な進化を遂げたAF性能。
人物だけでなく犬/猫の動物にも対応した画期的な瞳AF機能。
そして画質に定評のある有効約2420万画素の高性能センサー。
ベーシックモデルながらハイエンド機に迫る高速10コマ連写。
失敗のない写真を生み出すボディ内手振れ補正機能。
全画素読み出しの高画質 4K動画撮影に対応と、発売して日が経つ現在でも通用するスペックを誇ります。


「α7 III + FE 35mm F1.4 GM」

使い勝手も非常によく、手に馴染むボディサイズに加えてバッテリー容量も大きく増加。長時間の撮影でも安心して使うことが出来るようになりました。
当時ミラーレスの欠点といわれていた部分を数多く克服した、新たなミラーレス時代の幕開けを代表する1台。
迷ったらまずこの一台!と多くのユーザーがオススメするのも納得のスペックです。

中古であれば14万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)から手に入る部分も人気の秘訣。
デュアルSDスロットやファインダー搭載など、上位機種に匹敵するスペックを有しながら、並品クラスなら15万円を切ってしまうコストパフォーマンスの高さも魅力の一つです。

初代「α7」から採用されているキットレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」付のセットもございます。
レンズに迷ったらまずキットレンズのセットから初めてみるのもオススメです。


現在も「α7 III」の生産は続けられており、新品で購入できるのも大人気 ロングセラー機の証。
マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証となりますので、新品のご購入もご検討ください。

「α7 III」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



 



~軽量ボディを手に入れた新たなベーシックモデル ~
「α7c ILCE-7MC」

オススメポイント
・何より軽い。軽さが判断基準なら第一候補に。
・動画撮影時のAF性能が向上 動画撮影もしっかり撮りたい要望に応える
・「α7c II」の登場により中古価格が下がり、今がお買い得のタイミング

昨年末に発売されて以降、2か月連続で販売台数No.1の「α7cII」の先代機種。
先にご紹介したα7 IIIをコンパクトにぎゅっと濃縮した機種です。

センサーなど基本的な性能はそのままにボディサイズを極限まで小さくし、重量が「α7 III」と比べて「141g」も軽くなっているのが大きなポイント。
「141g」といわれるとパッとイメージしにくいかと思いますが、ご飯1合の重さが150gと考えると大きな差に感じられるのではないでしょうか?
また液晶が大きく可動するバリアングルモニターを搭載しているのも特徴です。


「α7c + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」

結局どちらを選べばいいの?という質問も多い2機種。それぞれのメリットをピックアップしてみました。

「α7 III」のメリット
・ファインダーが広く見やすいので写真撮影が快適
・ボディが大きい分、握った際に安定感がある ※FEレンズ(特にG/GM系)との重量バランスが良い
・カスタムキーやダイヤルが多いので操作に慣れてくると使いやすい
・ダブルスロットでデータ消失のリスクが少ない。jpg/RAWの振り分けやバックアップ機能が活用できる

「α7C」のメリット
・小型軽量なので長時間の撮影で疲れにくい
・バリアングルモニター搭載でハイアングル、ローアングル、自撮りが出来る。動画撮影時のメリットが大きい
・「α7 III」には搭載されていない「リアルタイムトラッキング」が搭載されており、追従AF性能が向上
・動画撮影中にリアルタイム瞳AFが使用可能。Vlogなど人物メインの動画の撮影も楽々こなせる

本格的な写真撮影をしたい。写真を撮りながら設定を変更することが多い撮影スタイルであれば「α7 III」
手軽に持ち運びをしながら動画もしっかり簡単に撮影したい。ペットや小さな子供、家族など動き回る被写体を追いかけるなら「α7c」
2機種ともに画質に大きな差はないので、「α7 III」と「α7c」それぞれの特徴と使い方がマッチする機種を選んでいただくのが良いのかもしれません。


「α7c + FE 24mm F2.8G」

バリアングルモニターを活かしたハイアングル、ローアングルの構図が好きな方にも「α7c」はおすすめです。
普段見ている視点とは全く異なる世界。没頭してしまう事間違いなし。
「α7c」だからこそ撮影できる写真をたくさん撮影してみてください。

中古であれば14万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)と「α7 III」と同程度で手に入れることが出来ます。
以前までは「α7c」の方が「α7 III」に比べ少し高く推移していました。後継機である「α7c  II」が出た今、α7cはお買い得な今が購入するチャンスかもしれません。

「α7c」には「SONY FE 28-60mm F4-5.6」が付いたレンズキットもオススメです。
こちらのレンズは旧型のキットレンズに比べると大幅な軽量化が図られており、コンパクトに持ち運びができるところが大きな魅力。
画質にも妥協することなく、フルサイズセンサーを活かした写真を得ることができます。

後継機である「α7c II」が発売されていますが「α7c」も新品で販売されています。SONYは以前より旧製品も積極的に販売していますが、その生産能力には目を見張るものがあります。
こちらもマップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証付き。無償で手厚い保証が付いてきます。

「α7c」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



 



~圧倒的な解像力で見るものすべてを写し込む~
「α7R IV ILCE-7RM4」

オススメポイント
・圧倒的な画素数による描写力。風景撮影メインなら第一候補に。
・撮影に没頭できる操作性とAF性能。
・中級~上級者も納得の充実した多機能性と柔軟性。

「α7 III」と「α7c」をベーシックモデルを紹介してきましたが、SONYラインナップでも高い人気を誇る「α7Rシリーズ」も見逃せません。
初代「α7R」から「α7R V」まで発売されている中で、今回は「α7R IV」をピックアップしました。
「α7R III」で採用されていた有効画素 4240万画素のセンサーから更に進化し、「α7R IV」では有効画素 6100万画素というモンスタースペックのセンサーを搭載。
このセンサーは最新モデルの「α7R V」でも採用されており、「α7R IV」の解像力は現役機種と同等のパフォーマンスを有しているといっても過言ではありません。


「SONY α7R IV + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」

目の前に広がる景色を出来る限り綺麗にきめ細かく残しておきたい!
そんな要望に確実に答えてくれるのが「α7R IV」です。

画素数が多いメリットはきめ細かく綺麗に写真が撮れるという事だけではなく
・トリミング耐性が非常に高い
・クロップ機能を活用してデジタルテレコンとして使える

などなど、応用することで様々な活用方法が可能です。
スナップ写真やウェディングフォトなど、構図をじっくり決められない環境下では特にトリミング耐性は重要です。
トリミング前提で若干広めに撮影、撮影後に構図を考えることが出来るのは「α7Rシリーズ」の特権。


「SONY α7R IV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM」

1枚目の写真をトリミング 圧倒的な解像力です

また遠くにある被写体をより引き寄せたい!というときに、クロップ機能を活かしてグっと引き寄せて撮影することも可能です。
クロップ状態で撮影を行っても「2620万画素」が保たれる点は大きなアドバンテージ。
カスタムボタンにクロップ機能を割り当てることによりボタン一つで切り替えが出来るので、私も「α7R IV」を使用する際は多用する機能です。


「SONY α7R IV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM ISO:5000」

これだけ画素数が多くなると高感度ノイズ(ISO感度を上げると出てくるノイズ)も多くなるのでは?と心配する声が出てきますが、先代よりも画素数が2000万画素ほど増えているにも関わらずノイズ感はほぼ同等。
実際に撮影し比べてみると分かるのですが、ISO3200~ISO6400程度であれば「α7R III」との差は感じられません。画素数が増えたのにこの感度耐性。SONYの技術力には圧巻です。
ISO10000を超える高感度での撮影となってくるとノイズも増えてきますが、一般的な撮影を使用する感度帯であればノイズを気にすることなく撮影に集中できると思います。


「SONY α7R IV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM」

更にAF性能も「α7R III」より大きくパワーアップ。「α7R III」も革新的な進化を遂げたといわれていましたが、それを更に上回る性能。
リアルタイムトラッキングが搭載されており「α7 III」と比べても使いやすくなっています。
「α7 III」を所有しているけど、もう少し画素数が欲しい…。という方には、画素数が大きくUPして更にAF性能も向上するので、新しいカメラを買った!という実感がより得られやすいと思います。

そして最後にオススメポイントとして上げられるのが「α7R III」より大幅に進化した操作性です。
現行機にも採用されている使いやすいダイヤルや露出補正のロックボタン、AF-ONボタンとマルチセレクター(背面ボタン)もかなり押しやすくなりました。
操作性も大きくブラッシュアップされており、次世代のα機を楽しめる機種となっています。

中古であれば22万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)とお求めやすい価格となってきました。
新品の「α7 III」と同価格で購入できるので、中古の「α7R IV」にグレードアップというのも一つの選択肢。
発売当時の盛り上がりを経験している身からすると、この価格はバーゲンプライスといっても過言ではありません。

「α7R IV」には「ILCE-7RM4」と「ILCE-7RM4A」の2機種が存在します。
基本的なスペックは同等ですが「A」タイプは後期モデルとなっており、背面モニターのパネルが144万ドットから約236万ドットにパワーアップしています。
よりディスプレイを綺麗に見たい方、製造年式が新しい個体をお探しの方は「ILCE-7RM4A」タイプをお求めください。


「ILCE-7RM4A」モデルは新品でのご購入がいただけます。
こちらも勿論マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証付きです。

「α7RIV」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



 



~微細な光を逃さない。動画撮影にも特化した名機~
「α7S III ILCE-7SM3」

オススメポイント
・本格的な動画制作に挑戦したい方の第一候補。
・光の少ない環境下でノイズフリーな写真が得られる。
・動画と共に写真撮影も本格的に行える。

ベーシックモデル、高画素モデルとご紹介してきましたが、より撮影用途に特化した「Sシリーズ」も避けて通るわけにはいきません。
今回はSシリーズより一番オススメしたい「α7S III」をご紹介いたします。


「α7S III + FE 35mm F1.4 GM」

「α7Sシリーズ」は初代より一貫して「低画素センサー」を採用しており、画素数は4K動画が撮影できるギリギリのラインである1200画素程度に抑えられています。
画素数を押さえることで得られる最大のメリットが「高感度耐性」「広いダイナミックレンジ」
非常に光の少ない環境下でもノイズレスでクリーンな画質が得られ、更に広いダイナミックレンジによる表現力の高さが魅力。
発売当初より品薄状態が続いたことも、クリエイターから大きな支持を集めた証でしょう。


「α7S III + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN」

「α7s II」より様々な点で大きくブラッシュアップされており、使用用途とマッチすればSシリーズにおいてIII型一択!と断言できるほど完成度の高い一台になっています。

・裏面照射型タイプのセンサーに進化し、画像処理エンジンは「BIONZ XR」を採用
・動画撮影で真価を発揮する「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」に対応
・手持ち撮影でもブレを強力に抑える「アクティブモード」対応の「5.5段分」でブレ補正
・4K動画で最高120pのハイフレームレート動画記録
・「クリエイティブルック」「S-Log3/S-Gamut3」に対応
・最高10コマ/秒の高速連写性能
・タッチパネル方式のバリアングルモニターを採用
・ファインダーが高解像度の「約943万ドット」に進化
・SDカードが二枚入るデュアルスロットに。更に「CFexpressカード Type-A」にも対応
・メニューUIが刷新。タッチパネルでの操作も可能となりより使いやすく進化

「α7S III」の強みを上げればきりがないくらい、大幅な進化を遂げています。

SONY α7SIII 丨 XAVC S-I 4K 3840×2160(4:2:2、10bit):60p/600Mbps

特に動画クリエイターにとってマストな機能が詰め込まれており、動画専用機といっても過言ではない本機種。
「α7S III」の登場により本格的な動画作成のハードルを大きく下げ、ミラーレス機での動画撮影のブームに拍車をかけるきっかけとなりました。

本機の後には「FX3」など動画により特化した機種が登場するのですが、本機は写真撮影にも重点を置いているのが大きな魅力です。
動画を本格的に撮影したいが、ロケハンや商品画像など写真にもこだわりたい。
暗い環境下でクリーンな写真を撮影したい。
そんな要望に応えてくれるのが「α7S III」です。

中古であれば33万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)と今まで紹介してきた機種の中では少し割高感があるように感じますが、本格的な動画撮影を行いたい、低画素でもクオリティの高い写真が撮りたいといった要望を間違いなく叶えてくれます。

「α7S III」は新品でも手に入れることが出来ます。
マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証となりますので、じっくり長くご利用いただく予定であれば新品のご購入も選択肢の一つです。

「α7S III」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。




 



~2024年度トップセールス最有力候補!究極の小型モデル~
「α7C II ILCE-7CM2」

オススメポイント
・軽量なのに最新技術がてんこ盛り!手軽さも画質も両取したい方の第一候補。
・「α7 IV」を凌ぐ性能と圧倒的なコストパフォーマンス
・現行モデルでフルサイズ機デビューするなら間違いない一台

昨年末に発売されてから大人気の「α7c II」も見逃すわけにはいきません。
5選目の機種として「α7 IV」とかなり悩みましたが、AI技術である「AIプロセッシングユニット」が搭載されている事、そして何より軽量である事が決め手となりました。


「SONY α7C II + FE 28-60mm F4-5.6」

「α7 IV」の基本的な性能はそのままに、上位機種の「AIプロセッシングユニット」を搭載した「α7C II」
AF性能がAI技術によって飛躍的に進化しており、特に動き物に対しての精度がより一層進化しています。
家族やペットの撮影に大活躍である人物/犬/猫の認識に加え、その他動物、鳥、昆虫や車、飛行機も自動でAIが認識。
初心者の方でも様々な被写体を自由に撮ることが出来る部分が大きな魅力です。


「SONY α7C II + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN」

その他にも「α7 IV」より手振れ補正機能が向上していたり、動画で自動的にフレーミングしてくれる画期的な機能「オートフレーミング機能」を搭載しているなど、上位機種の立ち位置である「α7 IV」より優れている部分も多く、何よりこのスペックで「小型軽量」であることが最大のメリット。
SONYのお家芸である「高性能でコンパクト」の象徴である一台といっても過言ではありません。


「SONY α7C II + FE 28-60mm F4-5.6」

基本的には先述した「α7 III」と「α7C」と同様の立ち位置となっており、ボディの作りや操作性、ファインダーやデュアルスロットなど、ハード面においては「α7IV」に軍配が上がります。
より使いやすく、しっかりとホールドしたい!じっくり構えてファインダーを覗きながら撮影を行いたい!という方は「α7 IV」も選択肢の一つです。
様々なレンズとのバランスに関しても「α7 IV」の方がバランスは良いかもしれません。
個人的には「α7 IV」の方が撮影スタイルに合っているで、こちらも本当はお勧めしたい…!というのが正直な気持ちです。

「α7c II」と「α7 IV」甲乙つけがたい二機種、撮影スタイルによってお選びいただければと思います。

「α7c II」は発売して間もない機種となっているため、新品の購入を検討されている方も多くいらっしゃいます。
マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証となりますので、是非ご検討ください。

まだ数は少ないですが中古品の取り扱いもございます。
マップカメラでは中古商品も手厚い保証付き!「α7c II」の中古品には1年間保証がついてきますので、少しでもお安く手に入れるなら中古品がオススメです。

「α7cII」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



以上、いかがでしたでしょうか?
SONYのフルサイズ機ミラーレスは非常に種類が多く、どれを選べばいいかわからないと混乱してしまいそうになりますが、実は1機種1機種にしっかりとした特徴があります。
今回ご紹介した機種以外にも動体撮影に特化した「α9」シリーズやハイエンド機である「α1」など、使用用途によってラインナップを揃えている所もSONYの強み。
是非ご自身の撮影スタイルにベストマッチする1台を見つけてみてください。


マップカメラの中古品の中でもお買い得な「並品」に焦点を当てた記事も是非ご覧ください。
「並品」アイテムもしっかりとメンテナンスチェックを行っており「美品」と同等の1年間保証付き。
自信をもってオススメいたします。

それでは、引き続きマップカメラドットコムでのお買い物をお楽しみください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月24日 12時00分 ]

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フィルムカメラのすゝめ


フィルムで写真を撮るのが好きです。

デジタルカメラでは、撮った瞬間に写真が確認できその場で写真の取捨選択が出来ます。
思ったのと違う描写だった場合は、削除してもう一度撮りなおすことも出来ます。
フィルムカメラの場合そうはいきません。現像するまでどんな写真が撮れたのかは分かりません。
撮影できる枚数も決まっているため、何枚も同じ構図で写真を撮るわけにもいきません。

一見不便なフィルムカメラです。
しかし、それでもフィルムでしか味わえない楽しさがあると私は思います。


初めてフィルムカメラを使う場合、AFが入っていたり露出もカメラが決めてくれたりというカメラがオススメです。
今回は、CONTAX T3を使用しました。CONTAX T3は背面を開けてフィルムを入れるとカメラが自動でフィルムを装填してくれます。
そのため最初はどうしても難しく感じるフィルム装填も楽々完了します。

今回は、HARMAN Phoenix 200のフィルムを使用しました。
2023年12月に発売されたばかりのニューフェイス。
フィルムカメラは同じカメラを使用していてもフィルムを変えれば全く異なる写真が撮れます。
そこがフィルムの楽しさだと思います。
HARMAN Phoenix 200は赤が目立つ色味が特徴的でした。
この写真を撮ったのが曇りだったこともあるかと思いますが、面白い色の出方をするフィルムです。


フィルムを撮影していて一番写真を撮ってしまうのが空です。
フィルムの種類にもよりますが、どんなデジタルカメラで撮るよりも鮮やかながら優しいのどかな色になることが多いからです。
季節ごとに空の色味や雲の形も様々なように感じます。


もう一つ、フィルムカメラで撮影してしまうものが自分の影です。
デジタルカメラではほとんど自撮りをすることはありません。フィルムを持つと自分の影が印象的に感じます。
私は、一回の使用で全てのフィルムを使い切ることはほとんどなくじっくり使っていくことが多いです。
そのため、長ければ3ヵ月ほど時間が経ってから現像に出すことがほとんどです。
現像してみて自分の服装や髪型のシルエットなどをみて撮影時の季節や、撮った際の感情などをしみじみ思い出します。
そこも、フィルムを使う魅力の一つだと考えています。


ここからは、Leica M4にVoigtlander NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 SCのセットで撮影した写真です。
FUJIFILM FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400のフィルムを使用しています。
さきほどのフィルムと比べても、ざらざらした粒子感は少なくなりなだらかな描写が特徴です。
赤味が強い、などといったこともなく目で見たものに近い色味のため、初めてフィルムを使う方にもおすすめのフィルムです。
空の薄い青と海の濃い青といった同じ「青」でも色味の違いが出ています。


日没の写真に挑戦してみました。雲が格子状になっており不思議な模様です。

AFや電子巻き上げ機能がついているフィルムカメラも便利で素敵だと思いますが、私はマニュアルのフィルムカメラが好きです。
巻き上げレバーでフィルムを調整しながら、フィルムの上下の穴がカメラ側の歯車に合うようにセットしていきます。
私は手先が器用ではないので、素早く装填することは出来ません。
ゆっくり慎重にフィルムを入れていくことが多いですが、その時間もカメラと向き合う時間となり、大切な時間となっています。

Leica M4の光学ファインダーを覗くと白いブライトフレームがあります。
デジタルカメラで多く用いられている電子ファインダーの場合、覗いた画像全てが撮影画像になります。
フィルムカメラでは、全てが写真に写るわけではなくフレーム内の範囲が撮影画像となります。
ブライトフレームで撮影範囲が表示されているからか、いつもより構図に集中することが出来るように感じます。

ISO400以上のフィルムであれば、ある程度明るいレンズと組み合わせることで夜の写真も撮ることが出来ます。
露出計のついていないカメラの場合、露出を決めるのが難しいのではないかと最初は不安でした。
もちろん、別途露出計を購入することも出来ます。しかし、今はスマートフォンに露出計アプリが多く登場しています。
スマートフォンで写真を撮るように構えれば簡単に露出を表示してくれるものもあります。

光が柔らかく輝き、提灯の暖かい灯がそのまま写真で表現されています。
ノスタルジックなこのような雰囲気は、やはりフィルムでしか出せないものだと感じます。
枚数に制限がある分、普段より厳選してシャッターを切ります。
そのため、「心が本当に動いたもの」だけを写真に収めていくようになります。
自分が何に心を動かされるのか、改めて自分で確認していく作業のようです。

毎月毎年、目まぐるしくデジタルカメラの進化は進んでいきます。
どんどん新しい機能が搭載されたカメラが開発されていきます。
より解像力が高く、よりシャープに、より緻密に。
目で見ているものと遜色ない、もしかしたらそれ以上に緻密な写真がシャッター1つで簡単に撮影出来ます。
もちろん、そのような最先端のカメラでの撮影も楽しく、ここまで出来るようになったのかと感動することばかりです。
しかし「日本の原風景」に出会って心がほっとするように、目まぐるしく変わっていく毎日の中で古くから今まで変わらずに続いているものを見た時に心の余裕が生まれることがあります。
フィルムで写真を撮ると、なんとなく心が穏やかになるように感じます。

フィルムをいれ、1枚1枚限られた枚数を大切に使い、現像できるまで少しそわそわしながら待ちます。
フィルムカメラで写真を撮る楽しさは、カメラで写真を撮影している時間だけではなくその前後も続いていきます。
フィルムカメラを手にした時からフィルムカメラの楽しさは始まっていきます。

▼今回使用したフィルムはコチラ!▼

▼他にもカラーネガフィルムのご用意ございます!▼










[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Leica | 掲載日時:24年01月23日 12時00分 ]

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【Leica】旅するM10-P

【Leica】旅するM10-P

「新春」の“春”の部分に踊らされて、なんだかすこし暖かいようなイメージでいると見事に裏切られる季節。
実家があったりイベントがあったりで、なにかとこの時期になると西へ出向くことが数年増えてきました。
最近のマイブームは奈良。なにもないとは言わせない。

用事があって去年も同じ時期に訪れました。
最初はそのついでだった観光もいまやメインイベントに。

懐かしい通学路線、数年後にはライカで写しているなんて想像もしていなかった未来。
いつもの駅に滑り込むいつもの急行、いつもの最後尾、いつもの窓際。

久しぶりの雨垂れに頭を濡らしつつ歩く街並み。
観光向けに開発されきっておらず、路地を歩けば歴史がパッチワークのように現れるので被写体には困りません。

何か手に持っていようものなら興味ありげに近づいてくる彼らも当たり前のように暮らす街。
仲間同士でコミュニケーションを取っている風でもない、呟きみたいな声は期待外れの愚痴かもしれません。
カメラを持っているとどうしても写したくて。

昨年の旅行ではフジフイルムX-E4をメインで使っていたので、クラシックネガの写真がたくさん。
今年はM10-Pになったので比べると少しニュートラル、但しレンズも相まって赴きある雰囲気は作れているはずです。

雨雲に満ちている1月はオールドレンズの風合いもほどほどに抑えられて良い感じ。
もう自分の臓器みたいな存在になりつつあるM10-P。今年もいろんなところに行ってきます。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年01月22日 17時50分 ]

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【SONY】最高約120コマ/秒対応!α9Ⅲオススメズームレンズ特集

【SONY】最高約120コマ/秒対応!α9Ⅲオススメズームレンズ特集

いよいよ2024年1月26日(金)にソニーユーザー待望のα9Ⅲが発売!

「世界初のフルサイズグローバルシャッター搭載」「ストロボを同調した撮影が最大1/80000まで対応」など、期待に胸が膨らむ機能が多々ありますが、
その中でも筆者は撮りたい瞬間を逃さないであろう最高約120コマ/秒の連続撮影ができる事を心待ちにしております。
ただし、最高約120コマ/秒の連続撮影の撮影をする為には対応したレンズを使用する必要があります。
そこで今回は最高約120コマ/秒の撮影可能なレンズの中から、α9Ⅲに使いたいオススメズームレンズをご紹介いたします!

1本目は「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」です。
α9Ⅲでスポーツ撮影や野鳥撮影をしたい、とお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
600mmまで撮影できる純正ズームレンズはこのレンズ1本のみ。
被写体と距離が大幅に離れているが、どの程度距離が離れているか不明な時にオススメです。
レンズ内手振れ補正も搭載されているレンズとなりますので、写真撮影時に心配な手振れも少ない為頼もしいレンズです。

また、FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSはインナーズームを採用しています。
そのため、ズームをしてもカメラを構えた際の重心に変化がありません。
ファインダーを覗いて撮影する場合や三脚に立てて撮影する場合に特に、バランスを崩すことなく撮影を続けられます。
約2キロを超える重量となりますので持ち運びに重さを感じるレンズのように感じますが、600mmまでズーム操作が可能である唯一無二のレンズです。

▼FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSの作例はこちら▼

2本目のレンズは、「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」
テレコンバータ「1.4x Teleconverter」の装着を行っていても最高約120コマ/秒に対応をしております。
1.4倍のテレコンバータを装着した場合、140-560mmまで焦点距離を延ばすことが出来ます。
先程のFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSと比べると明るいレンズとなっておりますので、テレコンバータを装着しても比較的明るく撮影ができます。
G Master・400mmまで撮影できるにも関わらず、重量が約1395gなところも魅力の1つです。

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSは、繰り出し式のレンズとなっております。
繰り出し式レンズの良い所として、収納時の長さを短くできることが挙げられます。
繰り出さなかった場合、全長が205mmとなりますので、多くのカメラバッグやリュックで問題なく収納できるサイズではないでしょうか。
持ち運びを重視したいユーザーはFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSにテレコンバータがオススメです。

▼FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSの作例はこちら▼

▼1.4x Teleconverterの作例はこちら▼

3本目のレンズは、「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」
2021年11月に発売したレンズですが、未だにお取り寄せの状態が長く続き、入荷してもすぐに売り切れてしまう大変人気のあるレンズです。
こちらのレンズもテレコンバータを装着しても最高約120コマ/秒に対応しております。
テレコンバータ「2x Teleconverter」であれば、140-400mmまでの焦点距離で撮影することが出来ます。
F2.8と明るいレンズのおかげで、x2.0のテレコンバーターを装着した場合でもF5.6を保てますので、
400mmでもFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSのテレ端と同じ明るさで撮影が可能です。
中望遠域から望遠までお求めの方には、こちらのレンズとテレコンバータをご購入いただくのがオススメです。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIには絞り環があります。
旧モデルFE 70-200mm F2.8 GM OSSには絞り環がなく、Ⅱ型から新たに絞り環が付きました。
ファインダーを覗きながら絞り環を動かすことで絞りを調整できるため、より撮影に集中できる機構となっております。

また、旧モデルFE 70-200mm F2.8 GM OSSは最高約120コマ/秒の対応ではありません。
α9Ⅲにて使用する際は新型であるFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIをオススメいたします。

▼FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIの作例はこちら▼

▼2x Teleconverterの作例はこちら▼

4本目のレンズは、「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」です
旧モデルにはないマクロ撮影とテレコンバータの装着が可能と、撮影の幅を大きく広げ進化をとげたレンズです。
さらに、800gを切った約794gという軽量レンズとなっています。
旧型モデルであるFE 70-200mm F4 G OSSは最高約120コマ/秒の対応ではありませんのでご注意ください。


こちらのレンズの側面には、フォーカスモードスイッチがあります。
全ての範囲でAFが動く「FULL」、マクロ撮影を除いた範囲でAFが動く「0.3m~∞」、マクロ撮影範囲でのみAFが動く「MACRO」モードの3つに切り替えを行うことが可能です。
撮影範囲が定まっている場合、FULLにするよりもAFが作動する範囲を定めてしまった方がフォーカスをより素早く合わせることが可能です。
接写の撮影を行う予定があるユーザー、性能の高い望遠レンズをより軽く持ち運びをしたいユーザーにオススメのレンズとなります。

▼FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIの作例はこちら▼

5本目のレンズは、「FE 24-70mm F2.8 GM II」です。
標準ズーム域でF2.8通しの明るさを実現したレンズです。
旧モデルFE 24-70mm F2.8 GMより約200g軽量化を実現した重量695gと、F2.8通しとは思えない軽さで気軽に持ち運ぶ事が可能です。

またこちらのレンズも、旧モデルにはなかった絞り環とIRISロック機構がございます。
絞りをオートで撮影する場合は、絞り環をAにしてIRISロックをONにしますと、気が付いたら絞り環が何かの拍子に動いてしまった、ということが避けられます。
反対に、マニュアルでご自分で絞りを撮影されたい場合、勝手にAモードになることもありません。

万能なレンズで幅広く撮影ができますので、持っていて損はないレンズです。
最高約120コマ/秒でポートレート撮影を行ったら、素晴らしい表情を逃すことなく撮影ができるでしょう。

▼FE 24-70mm F2.8 GM IIの作例はこちら▼

最後にご紹介するレンズは、「FE 24-105mm F4 G OSS」です。
先ほどのFE 24-70mm F2.8 GM IIと同様、標準ズームレンズとして大変人気なレンズです。
105mmという中望遠までカバーした本レンズ。
多くの標準ズームは70mm前後までのレンズが多いです。あと少しズームが出来たら…そんな痒い所に手が届くレンズとなっています。

これまで紹介したレンズにも搭載されておりますが、「Optical Steady Shot」をON/OFFで切り替えることが可能です。
「Optical Steady Shot」とは、レンズ内手振れ補正のこと。
手持ち撮影する場合はONにし、ボディ側の手振れ補正と合わせてより強固に手振れを防止できます。
三脚を使用する場合はOFFにし、ボディの電池消耗を防ぐことが可能です。ご使用状況に応じて臨機応変にON/OFFの切り替えをしていただくことがオススメです。

スポーツやライブなどの環境で最前列にて撮影をするなどといった、近くの被写体も遠くの被写体もレンズ交換せずに撮影を楽しみたいユーザーに必見なレンズです。

▼FE 24-105mm F4 G OSSの作例はこちら▼

α9Ⅲと合わせて使いたいオススメのズームレンズを6本ご紹介いたしました。
いよいよ1月26日に発売が迫るα9Ⅲ。どのレンズと合わせても最高性能を発揮してくれるに違いありません。
本記事を通じ、あなたの用途に合ったレンズに出会えたらとても嬉しく感じます。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

▼他にも沢山のレンズが最高約120コマ/秒に対応しております。下記サイトからご確認ください!▼

▼1月26日発売予定!今なら発売日にお届け出来ます!!▼
▼予約限定お買い換え増額キャンペーン&ネット注文で2年間保証付!!▼

▼α9Ⅲについての詳細はこちらをご一読いただけたら幸いです▼

【SONY】α9IIIの登場でα9ユーザーが思うこと

[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月21日 18時00分 ]

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【Kenko】カメラのお供に。~PRO1D R-トゥインクル・スター~

なにかと必要なカメラアクセサリー。
本ブログでは連載形式でスタッフおすすめのカメラアクセサリーをご紹介していきたいと思います。

今回は、Kenko「PRO1D R-トゥインクル・スター」をご紹介いたします。
レンズの前側に装着するトゥインクル・スターは点光源を星のようにキラキラ輝かせるいわゆるクロスフィルターの一種。

スタンダードなクロスフィルターよりも光の線が長く出すぎず強い点光源でも表現が諄くならないクロスフィルターシリーズで、
ベーシックな4本線モデルの「R-トゥインクル・スター」、
6本線モデルの「R-トゥインクル・スター6X」、
8本線モデルの「R-トゥインクル・スター8X」
撮影の好みで選べる3種類から発売されています。

いずれのフィルターも49mm~82mmがラインナップしています。
今回は82mmのフィルターを使用し、ステップアップリングを駆使しながらこちらのフィルターを使用しました。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
フィルター未装着

近年のイルミネーションは LED ライトのものが増え、色の種類や変化を楽しめるものが多くなってまいりました。
しかし、一つ一つのライトが小さいため、ライトの密度によってその見え方は大きく変わってきます。
そこで今回ご紹介するフィルターの出番です。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
R-トゥインクル・スター 装着

いかがでしょうか。
先ほどの未装着の写真と比べてイルミネーションのライトアップ感が強調されていることが分かります。
景色に負けずしっかりとイルミネーションであることが分かります。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
R-トゥインクル・スター6X 装着

続いて光条が6本となる「R-トゥインクル・スター6X」フィルター。4条線に比べて芯が出るのでよりバランスが良くなる印象です。
どのフィルターにも共通して言えることですが、光源の明るさや強さ、大きさも光条に影響します。
車のヘッドライトや道路を照らす街灯に注目してみてください。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
R-トゥインクル・スター8X 装着

そして光条が8本となる「R-トゥインクル・スター8X」フィルター。
それまでの2つのフィルターに比べると中心部がシャープになるため良い意味でギラギラ感が軽減されます。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 フィルター未装着

さて装着することで光条を出すことの出来るクロスフィルターの類。
何故選ばれるのでしょう。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F8.0 フィルター未装着

光条自体はフィルターを付けなくても絞り込むことによって出現させることが可能です。
この時、レンズの絞り羽根によって光条の数が変わります。
絞り羽根の数が奇数の場合は、絞り羽根の2倍の数の光条が現れます。
一方、絞り羽根の数が偶数の場合は絞り羽根の数だけ光芒が現れます。
ところが絞り込むことになりため、被写界深度が深くなったり、適正露出を得るためシャッタースピードやISO感度を稼がなければならなくなるのです。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター装着

それがこのフィルターを装着することで、絞りの影響を受けずに絞り開放から光条を出すことが可能なのです。
イルミネーションを撮ろうと思うと三脚撮影が禁止されている場所も多く、シャッタースピードを少しでも稼ぎたいものなので、フィルターで作り出せるのは魅力的です。

またフィルター枠は2層構造になっており、フィルターのガラス面を回転させることが可能です。
回転させることで光条の向きを変えることができます。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター 装着

一つ上の写真を撮影後、フィルターを45度回転させました。
光条の向きが変わるだけでも写真の雰囲気が変わるのが分かります。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター6X 装着

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター8X 装着

冬の冷たい空気の中、街中を明るく暖かく照らすイルミネーション。
今回はNikonの『D7500』と『AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G』とTokina『 atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF』で3つのフィルターを装着して撮影してまいりました。
いったいどのフィルターを付けているかお分かりになりますでしょうか。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター6X 装着

既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この『R-トゥインクル・スター』はただのクロスフィルターだけではありません。
ディテールを損なわない程度のソフトフィルター効果も兼ね備えているのです。
そうなると挑戦したくなるのはイルミネーションだけではありません。
星空へとレンズを向けてみましょう。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター 装着

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター6X 装着

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター8X 装着

夜空に浮かぶおおぐま座の腰から尻尾を構成する7つの星からなる北斗七星へとレンズを向けてみました。
ソフトフィルター効果で星の光を強調しつつ、その光をクロスフィルター効果で特徴的に写しています。
フィルターがないと星の光は点でしかありませんが、このフィルターを装着することで星の形を演出できるのです。
もちろん絞り込む必要がないのでシャッタースピードを十分に確保することができるのでノイズやシャッターを切っている間に星が動いて行ってしまうといったこともありません。

まだまだイルミネーションの季節は続きます。
一回訪れた場所でも、フィルターを通して見た景色は異なるかもしれません。
ぜひKenko「PRO1D R-トゥインクル・スター」の持って再訪してみるのはいかがでしょうか。
新しいレンズを買うのは抵抗があっても、フィルターだけでも大きく変わってくるものです。

冬のイルミネーションを好みの味付けにしたり、ソフトフィルターとして柔らかさを持たしさアクセントとしても使えるフィルターのご紹介でした。

次回もお楽しみに。









 

その他の記事はこちらから↓

[ Category:etc. Nikon | 掲載日時:24年01月21日 17時30分 ]

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【OLYMPUS】タヌキの郷・信楽と、陶芸体験をした話

【OLYMPUS】タヌキの郷・信楽と、陶芸体験をした話

新年を迎え半月ほど経った頃、筆者の実家である三重県に帰省し、そのタイミングで友人たちと滋賀県甲賀市にある信楽へ遊びに行きました。信楽焼で有名な町です。昨年末にお茶碗を割ってしまった事がきっかけでした。

今回、持って行った機材はOM-D E-M1 Mark IIとM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの組み合わせです。

筆者がマイクロフォーサーズを気に入っている理由のひとつが、とにかく気持ちを楽にして撮影できることです。この取り回しのしやすさが、今回のような旅する時間を楽しむのがメインの気軽な旅によく合います。

信楽は町中にたくさんのタヌキの焼物があり、とても興味深い風景で、歩いているだけで楽しい場所です。ちなみに、タヌキは「他(た)を抜く」の意味から、商売繁盛の縁起物のモチーフとなっているそうです。

手に載せられる小さいものから5mほどの巨大なものまで、とにかくたくさんタヌキがいます。

なかには個性的な恰好をしたタヌキも見ることができます。

それぞれがかわいらしさとシュールさを兼ね備えていて、ついつい何も考えず被写体に選んでしまいます。

 

お昼休憩に立ち寄った喫茶店では、信楽焼の食器を主に使用しています。他の焼物の地域でもよくありますが、店内の空間や料理だけだけでなく食器もしっかり堪能できる事は改めて贅沢な機会だと感じます。

店を出て、様々な窯元にも立ち寄ります。

開放でも絞ってもすっきりと抜けのいい写真を見る度、M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの良さと安定感を感じます。描写は、F1.2開放では芯は残しつつも少し甘くなめらかな描写になりますが、F2.8まで絞ると解像感と質感がしっかり表現できています。

 

一緒に来た友人の「せっかくなので陶芸体験してみたい」という提案により、今回は自作でお茶碗づくりに挑戦することになりました。

手びねりの体験をしてみました。底が重要らしく、担当の先生が厚みや径について教えている様子です。

作りたいサイズに合わせて底を決め、ドーナツ状の輪っかを3~4段のせて手でならしていきます。単純な工程なのでおしゃべりしながら楽しく制作していきます。

物作りをする手がとてもかっこよく写ります。土が乾いていく様子を視覚ではなく手で感じ、粘土が持つ質量や抵抗感を触覚を使って対話するおもしろさがあります。

筆者作のお茶碗です。先生が仰るには口元を指で滑らかにすることも大事だそうです。

筆者はせっかくなら良いのが作れればなと思っていましたが、土をいじるだけのこれらの過程にその願望を遥かに凌ぐ充実感がありました。作っていくと歪みにも愛着が湧いてくるんです。終わってみると友人らそれぞれが満足そうな顔をして「楽しかった」と口にしていました。この充実感は筆者だけではなかったようです。

 

帰り際、とてもいい時間を過ごした信楽にありがとうの気持ちを込め、信楽の方を車のサイドミラーに写して撮影。町も人も穏やかで、とても好きな町になりました。改めて、信楽焼の買い付けにお邪魔したいと思います。そして、今年も皆様がカメラとともに良い旅ができることを願います。

 

[ Category:etc. OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年01月21日 11時00分 ]

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【Nikon】Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZFで楽しむフェルムドノエル こもれび森のイバライド

【Nikon】Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZFで楽しむフェルムドノエル こもれび森のイバライド

12月に撮影したものになります。

昨年のことになりますが、冬季に行われるイベントに愛犬TOTOの散歩がてらに足を運んでみました。

欧州の農場をモチーフとした広大な農場で行われる、フェルム・ド・ノエルの名を冠するクリスマスマーケットです。
アンティーク、ボタニカル、ハンドクラフトなどクリスマスをテーマに開催されているイベントです。
ここで開催されるマーケットのイベントは、イバライドの名を持つフランス調の農場の雰囲気にとてもマッチしていて、毎年訪れるのを楽しみにしています。

近年、アンティーク、ボタニカル、ハンドクラフトを扱うイベントがよくフリーマーケットや蚤の市などの名で行われております。
ちなみにフリーマーケットと蚤の市はほぼ、同じ意味なのだそうです。
フリーマーケットというと“FREE”と思ってしまいますが“flea market”が正しいのだそうで“flea”は蚤をあらわすそうなのです。
調べるまではFREEだと思っていました。

今回のマーケットは全国各地から過去最高出店数の約200店舗が出店されたそうで、出店のエリアを拡大して開催されておりました。
アンティーク、古道具、ボタニカル、クラフトなど魅力的な作品がたくさん用意されており、見て回るだけでも楽しいひと時を過ごすことができます。

フェルム・ド・ノエルはクリスマスがテーマのため季節に合ったオーナメントや小物があり思わずいくつか購入してしまいました。
この「こもれびの森 イバライド」が、いいところはお子様用の遊具やキャンプやバーベキュー場、牧場などもあるので家族で訪れてもいろいろと楽しむことができることです。
私にとって重要なところはペットと一緒に会場を回れるというところです。
幅広くいろいろな人たちが楽しめるのは良いことだと思います。

アンティーク家具やビンテージ雑貨、ボタニカルなどはそこにあるだけで絵になるものです。
思わず写真におさめていくのですが、次から次へと魅力的な光景に巡り合うことができる貴重な場かとおもいます。
このイバライドでは年に数回、開催されており来年も3月と5月に開催予定があるとのこと。
興味ある方は是非足をのばしてみてください。

さて、今回使用した機材は「Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZF(ニコンF用)」と「Nikon FTZ」及び「Nikon Z30」
今回のフェルム・ド・ノエルにて大勢の人が集まるイベント内において、コンパクトで取り回しのきく「Nikon Z30」のボディに「Makro-Planar T* 50mm F2」を装着することにより、マクロレンズを日常の場面で使用した際の強みである、寄るも引くも思うままに対応できる自在な距離感を楽しむことができました。

「Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZF」は1/2倍まで撮影可能な近接域から無限遠を自在に写し取り、高品位な画質ととろけるようなボケを提供してくれるレンズです。
開放からシャープな描写はアンティークや小物などを撮影するとその精細な描写がよくわかります。
ぬけの良い色彩を画像に反映するこのレンズは使っていてとても楽しくなるレンズではないかと思います。

なめらかなフォーカシングはじっくりとピントを合わせるのに最適です。
高級感のある重厚なデザインと実用に即した使用感、とろけるような独特な描写は一眼レフカメラの時代に、その描写のすばらしさをもって人気を博していましたが、最新のミラーレスカメラにて使用してもその描写は健在です。
ミラーレスカメラの時代にあって一眼レフカメラ時代のレンズは、その描写の価値をあらためて知ることができるかと思います。
ぜひ皆様もあまたある歴史あるレンズを楽しんでみてはいかがでしょうか。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Nikon | 掲載日時:24年01月20日 15時00分 ]

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【Canon】小さなボディに大きな魅力!EOS R10で撮るレトロ喫茶

【Canon】小さなボディに大きな魅力!EOS R10で撮るレトロ喫茶

新年の賑わいも落ち着いてきたとある平日。友人と駅前で待ち合わせの予定が、とてつもない寒さだったので思わず室内へ。


昔ながらのレトロな喫茶店があったので興味本位で入ってみました。
平日の昼過ぎでもほぼ満席。平成生まれの私にとっては、店内の雰囲気からして新鮮でなんだかタイムスリップでもしたような気分でした。

たまごのサンドイッチを頼んだら、厚焼きたまごのタイプで嬉しかったです。記録用に持ち歩いているEOS R10とRF 28mm F2.8 STMですかさず撮影しました。

小型で軽量ながらスナップも動画もいけるEOS R10は最近の相棒。
RF 28mm F2.8 STMは、APS-Cサイズで使用すると人間の視野に近い自然な画角になるので、目で見たままシャッターを切るような感覚です。その感覚が好きでよく組み合わせています。

APS-C サイズ CMOS センサーを搭載し、4Kの動画撮影にも対応しているのでエントリーユーザーの「気軽にスナップを撮りたい」にもハイアマチュアの「動画撮影がしたい」にも応える万能な一台です。



[ Category:Canon | 掲載日時:24年01月20日 12時00分 ]

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