昨年の12月に発売された、「SIGMA Contemporary 65mm F2 DG DN」というレンズ。
非常に洗練されたデザインが美しく、気になっておりました。
去年末、使う機会に恵まれたのでお散歩のお供として連れ歩き、
スナップを楽しんだ時の写真を振り返ってみたのでご覧ください。
ボディはもちろん、このコンパクトなレンズに最適の「SIGMA fp」をチョイス。
この日のファーストショット。
降り立った駅から外を見渡した時の心が澄む感じそのままにシャッターを切りました。
発色はナチュラル且つ明暗のコントラストはやや強く、好みの写りです。
ビルの線もパッキリと解像していてキレ味が凄い。触れたら切れてしまいそうなほどです。
そうなってくると、画面に影をふんだんに入れたくなります。
光の筋がすらっと入るのも美しく感じます。
そしてシャドウ部の粘りと立体感、8万円アンダーでこの素晴らしい描写を手にすることができる幸せ。
65mmという焦点距離はあまり馴染みがありませんでした。
標準域よりほんのちょっと望遠寄り、ですが使ってみると非常に良いのです。
いつもより一歩引いて被写体と向き合う感じとでもいうのでしょうか。
ライブなら年間50本以上、ロックフェスも年10回は行くほどに音楽好きな筆者。
去年、今年はその楽しみがまるでなくなってしまったので抜け殻のような日々を送っています。
この通称「光るたまねぎ」でも数々思い出のライブがありますが、やはり伝説が生まれる場所なのでしょう。
どの音もいまだ鮮明に思い出すことが出来ます。
少し場所を変えるべく、てくてくと歩いていると、とあるドームと隣接した遊園地に到着しました。
そういえば小学校の時分、他の学年は修学旅行と言えば舞浜の王国だったようなのですが
担任の先生が面白い人で「混んでいて楽しめないだろうから違う場所にする!」と言ってコチラになったことを思い出しました。
当時はそれってどうなのと思わなくもなかったですが、今となってはいい思い出です。
イルミネーション撮影ではボケのカタチも美しく、開放F値2という明るさが助けてくれます。
夢中になって夜までたっぷりのお散歩を楽しんでしまいました。
fpというカメラのコンセプトにぴったりのレンズ群、「Iシリーズ」。
65mmという稀有な画角はきっと撮影者の感性をさらに広げてくれる事でしょう。
是非、お散歩のお供にお試しくださいませ。