【SONY】α Like Vol.7 話題の「SIGMA Iシリーズ」で動画撮影
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ソニーを愛し、ソニーに愛されたいスタッフが綴る「α Like」シリーズ。
今回は、本日発売日を迎えたシグマの「Iシリーズ」レンズから、
「SIGAM Contemporary 35/65mm F2 DG DN」のEマウント用を使って撮影した動画をご覧いただきます。
まずは、撮影した映像をYouTubeに公開しているのでぜひご覧ください。
今回の撮影機材
カメラ
SONY α7III
レンズ
SIGMA Contemporary 35mm F2 DG DN
SIGMA Contemporary 65mm F2 DG DN
Contemporaryラインはシグマの多彩なレンズ群の中で、高い光学性能とコンパクトネスを両立したレンズを指します。
とりわけ、ミラーレス専用設計により金属鏡筒の高いビルドクオリティを誇りながら軽量・小型。
そのうえArtラインと遜色のない光学設計を持つ新しい提案「Iシリーズ」の発表は、愛好家たちの期待の的となりました。
ソニーEマウントとライカSL/TLマウントの同時発売という事で、ソニーユーザーとしてその実力を推し量るべく
愛機「SONY α7III」にレンズを装着、軽快に手持ちでスナップ的に動画撮影を行ってきました。
今回はピクチャープロファイルを使ってHLG2ガンマ、709のカラースペースを使用。
HLG2はHDR撮影用のガンマカーブで、 ダイナミックレンジとノイズのバランスを考慮した設定です。
非常に使いやすく、明暗差の大きい場所でもバランスよく撮影できるため、よく使用しています。
XAVC S 4Kの内部出力で、フレームレートは滑らかさを出したかったので30P 60Mに設定。
日常で目に入った被写体を気ままに撮ったという雰囲気に仕上げました。
今回はカラーグレーディングは行わない代わりに、撮影時点で彩度を-5に設定。
Premiere Proのクリエイティブルックで「Fuji ETERNA 250D Fuji 3510」をあて、街のノスタルジーな空気感を表現してみました。
いくつかカットをご紹介します。動画からの切り出し画像となります。
この季節はおでんの文字が途方もない引力を放っています。
今回使用した2本のレンズはどちらも開放F値2、明るくボケ味も綺麗です。
はためく暖簾の背景はトロリとボケて、より被写体を強調してくれています。
中望遠の「SIGMA Contemporary 65mm F2 DG DN」で猫を驚かさないようにソーシャルディスタンスを保ちながら撮影しました。
毛の一本一本を細やかに描写できている高い解像性能が伝わってきます。
毛づくろいしている所が可愛らしく、いつまでも見ていたくなります。
静止画と違い、動画だと息遣いが伝わってくるので可愛らしさが何倍にも膨れ上がります。
交差点を通る人や車をなんとなく眺めていると、気付いたら結構な時間が経っていた
なんてことがたまにある筆者ですが、目まぐるしく過ぎていく物事はきっとこんな感じではないでしょうか。
定点で長回しした動画を、編集で1500%まで速度を上げることで面白い映像になりました。
準広角の「SIGMA Contemporary 35mm F2 DG DN」はちょうど良い画角で納めることができ、
やや絞ることで建物や車のディティールをハッキリ描いてくれています。
動きを画面の中にどう閉じ込めるかを考えるのが動画撮影の面白い所です。
止まっているベビーカーとお父さんは「静」の被写体、
ホームに入ってきた電車と横切っていった通行人は「動」の被写体。
ひとつのフレームにいくつかの要素を閉じ込めてみるとなかなか楽しい映像になります。
動きや構図、そして設定など考えることの多い動画撮影。
しかし、だんだんと自分で「こんな感じで撮れているはず」という感覚が磨かれていきます。
30カット程撮影した中から、繋げて面白そうな部分をPremiere Proで一連にし、
After Efectsでテロップ等を入れこんで作成しました。いかがでしたでしょうか。
すでに公開中のKasyapaも併せていただくと、より魅力が伝わるかと思います。
軽量ながらリング等の確かなフィーリングが動画撮影を支えてくれる「Iシリーズ」の2本のレンズ。
来年発売予定の「SIGMA Contemporary 24mm F3.5 DG DN」は広角の単焦点という事でそちらも面白い画が撮れそうです。
それでは、次回の「α Like」でお会いしましょう。