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【SONY】動画機としてもα1 がおすすめな理由
2021年に登場したαシリーズのフラッグシップモデル「α1」、2024年12月13日に待望の後継モデル「α1II」が発売されました。
新モデルが登場すると前モデルからお買い換えされる方もたくさんいらっしゃいますので、「α1」を選ぶなら豊富な中古在庫からお選びいただける今がお得です。
「α1」は写真機能が注目されることが多いですが、フラッグシップモデルの名に恥じない動画性能も魅力的です。今回はそんな「α1」の動画性能に焦点を当ててご紹介します。
まず、注目したいのが動画機として多くの映像クリエイターからも支持される「α7SIII」と同等クラスの動画性能を搭載している点。
例えば、4K撮影は最大4:2:2 10bitの情報量で収録できるので編集の自由度が高く、4K 120pのスローモーションにも対応。また、シネマカメラでも好評な、人の肌を美しく描写する「S-Cinetone」も搭載。「プロキシー記録」や「ブリージング補正機能」(Ver.2.01以降)、シネマカメラ同様に「RAW動画出力」にも対応しています。
そして、このカメラ最大の特徴といえるのがαシリーズ初の8K30pの動画記録。「α7SIII」は有効1210万画素でしたので、8Kの必要な画素数に足りず非対応でしたが、有効約5010万画素の画素数を活かした高解像度の映像を楽しむことが可能です。
『SONY α1』で撮影した8K映像
8K映像の持つ圧倒的な情報量は4Kでは体験できないリアリティを見せてくれます。熱問題もしっかりと対策されているので、アップデート(Ver.1.30以降)で記録可能になった4:2:2 10bitでも約30分の8K30p動画記録を可能にしています。
『SONY α1』Ver.1.30で撮影した8K映像
「α1」のフルサイズ選択時の画質も綺麗ですが、Super 35mm時は画素加算のない全画素読み出し5.8Kオーバーサンプリングにも対応。4K記録形式に関しては最大600Mbpsの高ビットレートでの高画質記録を実現しており「α7SIII」並みの動画性能を踏襲しながら、8K収録にも対応。動画の使用用途によっては「α7SIII」より使いやすい機種となっています。
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フルサイズ時はセンサーが全画素読み出しではなくなるので、画質面で不安がありましたが実際に撮影してみると解像感などもSuper 35mmモード時と比べても遜色なく綺麗な映像で記録することが出来ました。以前のイメージだとセンサーの読み出し方式によって画質に差が出るイメージでしたが、このカメラではそんな心配をすることなく撮影したいイメージによってセンサーサイズの選択が出来ます。
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もちろん、編集時に等倍で解像感などを比較すると違いは出てきますが静止画と違って映像を止めて鑑賞することは少ないと思いますので実用的です。ちなみに、センサーサイズの切り替えをカスタムボタンに割り当てることで撮影時の画角切り替えがスムーズにできるので、事前に設定をしておくと便利です。ちなみに、ここで使用したレンズはSONY FE 50mm F1.4 GMです。解像力の高いGMレンズと組み合わせることでセンサーサイズが変わってもシャープで綺麗な映像となります。
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『SONY α1』で撮影した4K映像
ここまで紹介してきた動画性能ですが、実は「α1」は「α1II」とほぼ同等です。手ぶれ補正とAIプロセッシングユニットによりAF性能が向上していますが、動画性能を中心に考えると「α1」のコストパフォーマンスが際立ちます。
写真・動画、どちらの性能も妥協したくない方にはベストな一台になると思います。各αシリーズの違いで悩まれている方、ぜひ「α1」をご検討ください!