FUJIFILM-X BODY × LEICA-M LENS
FUJIFILM X-T1 × LEICA SUMMILUX M35mm/f1.4 ~2nd Generation Model~
マグネシウム製の小柄なボディに配置された、クラシカルなダイヤル類。そして、老舗フィルムメーカーとしての意地を感じる色再現。
今回は、数あるミラーレス一眼レフの中でも“通”なチョイスともいえる『FUJIFILM X-T1』を用い、ライカレンズを試す。
FUJIFILM X-T1 + KIPON-Adapter + LEICA SUMMILUX M35mm/f1.4
『Leica Summilux 35mm F1.4』第二世代の球面モデル。様々な収差を内包しつつ、90年代半ばまで生産が続けられたクセ玉の代表格である。
絞り開放では、適度な解像感と滲みが混在。非常に繊細な描写が魅力的な広角レンズが、APS-Cサイズのセンサーを持つX-T1にアダプターを介して装着すれば、35mm判換算52.5mm相当の標準レンズと化す。
FUJIFILM X-T1 + KIPON-Adapter + LEICA SUMMILUX M35mm/f1.4
今回掲載している作例は全て絞り開放、F1.4によるものである。絞れば端正な描写を手にすることは容易いが、単に良く写るレンズが欲しいのならば純正レンズで事足りる。
FUJIFILM X-T1 + KIPON-Adapter + LEICA SUMMILUX M35mm/f1.4
FUJIFILM X-T1 + KIPON-Adapter + LEICA SUMMILUX M35mm/f1.4
有機ELパネルを採用した電子ビューファインダーは、高精細なうえにタイムラグが0.005秒と非常に短く、光学ファインダーと見紛う程だ。各フォーカスアシストも使い勝手が良く、ピントピークが薄いハイスピードレンズも楽に使用できる。
FUJIFILM X-T1 + KIPON-Adapter + LEICA SUMMILUX M35mm/f1.4
FUJIFILM X-T1 + KIPON-Adapter + LEICA SUMMILUX M35mm/f1.4
普段はM型ライカを愛用している筆者にとっても、軽快にライカレンズを運用できるコンパクトなパッケージとして好感触。ボディの質感自体も高いレベルにあり、“プレミアムミラーレスカメラ”というメーカーの謳い文句にも納得だ。
Photo by MAP CAMERA Staff