EOS 6D × CONTAX Distagon AE 35mm

2014年10月29日

Canon EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*35mm F2.8 AE

CANON-EF BODY × CONTAX RTS LENS

Canon EOS6D × CONTAX Distagon T*35mm F2.8 AE

今回ご紹介するのはDistagonの35mm、明るさはf2.8のレンズです。

本品よりも2段分の明るさに加え、最短撮影距離も10cmほど短く、近距離補正機構を兼ね備えた「Distagon 35mm f1.4」のような派手さはありませんが、その控え目な描写だからこそとれる世界もあるのではないか。そう思い立ち、装着時の見栄えも良い「EOS 6D」に組み合わせて撮影に赴きました。

Canon EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*35mm F2.8 AE

焦点距離35mmが持つやや広めの画角は、撮影していても、後から眺めていてもゆったりとしていて気に入っています。 その気になれば寄り気味でとることも、全体を大きく見渡すことも可能で、多くの著名な写真が35mmで写し出されていることにも納得です。

個性は強くないものの、質感をきちんと伝えてくれる素直さに、このレンズが持つポテンシャルが伺えます。

Canon EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*35mm F2.8 AE

Canon EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*35mm F2.8 AE

決してコントラスト、彩度ともに強くはありませんが、その描写には撮影者を惹きつけるものがあります。また、階調の豊かさやボケの大きさが、マウントアダプターでの撮影に深みを加えてくれ、気分が高揚していきます。

屋内での撮影に重きを置き、静かに被写体と対峙していましたが、この選択は正解だったと思っています。

Canon EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*35mm F2.8 AE

Canon EOS6D + RAYQUAL-Adapter + CONTAX Distagon T*35mm F2.8 AE

決して、目立つ主張はしてこないにもかかわらず、確固たる”らしさ”を持ったこのレンズ。

周囲の期待を裏切ることなく、黙々と世界を切り取り続けるこのレンズには、まさにいぶし銀という言葉がぴったりと当て嵌まるのではないでしょうか。

言葉を失うような、抜群の移りを見せるわけではありません。けれども、寄っても引いても納得、絞り込んでも開放でも納得というソツのない描写は、他のレンズでは真似の出来ない芸当なのかもしれません。もし、旅先に持って行けるレンズが1本に制限されたら。私は間違いなく、「f1.4」ではなく、この35mm/f2.8を選ぶでしょう。

当たり前のことを当たり前に行う。そんな人生訓を貰えたような撮影のひと時でした。

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