SONY α7R + KIPON-Adapter + F-Distagon 16mm/f2.8
SONY-E BODY × CONTAX RTS LENS
SONY α7R × F-Distagon 16mm/f2.8
今回ご紹介するのは魚眼レンズのDistagon 16mm。180度という驚異の画角で一世を風靡したレンズだ。
一般的に使いどころが難しいと思われることの多い魚眼レンズ、今回はその新たな使い方の一つとして、マウントアダプターを介したミラーレス機での撮影を提唱したい。
SONY α7R + KIPON-Adapter + F-Distagon 16mm/f2.8
SONY α7R + KIPON-Adapter + F-Distagon 16mm/f2.8
魚眼レンズの魅力の一つに、「敢えて歪みを産み出して楽しむ。」ということが挙げられるのではないだろうか。日頃見慣れた被写体でさえも一瞬のうちに独創的・前衛的に変化させてくれるので、常に新鮮な気持ちでシャッターを切ることが可能だ。
どうしても画角が第一に目を惹くレンズではあるが、その描写性能もかなりのものだ。光量が少なく難しいシチュエーションでも、薄明のグラデーションを見事に残してくれた。
SONY α7R + KIPON-Adapter + F-Distagon 16mm/f2.8
被写界震度は深く、ピント合わせは容易である。
狙い澄ましてピンを定める際にも、α7であればMFのアシスト機能が非常に使い易いため、まさに鬼に金棒だ。
SONY α7R + KIPON-Adapter + F-Distagon 16mm/f2.8
SONY α7R + KIPON-Adapter + F-Distagon 16mm/f2.8
SONY α7R + KIPON-Adapter + F-Distagon 16mm/f2.8
フレームに収めたものは、ほぼ全てが曲線となり、直線は極僅かに限られる。 狙い澄ましたとおりの描写を得る為には、ある程度の計算が必要ではあるが、その分要求どおりの画を惹き出した時の喜びもまた、ひとしおだ。
どうしても使いどころを見出すことに注力しがちな魚眼レンズだが、いざ使うと敷居はさほど高くないように思える。
レンズもコンパクトで、且つα7と組み合わせれば携帯性も非常に高い為、気軽に撮影に赴けることもまた、特筆できる点だ。
皆様もα7と魚眼レンズの組み合わせで新たな新境地を開拓してみてはいかがだろうか。
Photo by MAP CAMERA Staff