今回筆者が購入したのは幅99.8mm×高さ58.5mm×厚さ22.6mm（一般的な名刺サイズ（幅91mm×高さ55mm）より一回り大きい程度）というポケットに入れられるサイズの薄型・軽量デジカメ『HIGH SPEED EXILIM EX-FC100WE』（2009年2月20日発売）。

このデジタルカメラの主な特長は

１．6メガピクセルの高精細画像で最大30枚/秒の超高速連写が可能。
２．肉眼では見えない速さの動きを1000fps・420fps・210fpsという
　　ハイスピードで撮影可能な「ハイスピードムービー」。
３．連写画像からベストの1枚だけを記録したり、連写画像を1枚に
　　合成したり簡単に思い通りの写真が撮れる。

の３点にあり、筆者が購入したのは主に２．のスローモーションの世界を撮影できるハイスピードムービーに惹かれたためでした。
ハイスピードムービーがどういったものかと云えば下の映像をご覧下さい。

ペンギンがゆっくりと水の中に飛び込んでいくのが分かると思います。このFC100ならばこうしたスローモーションなムービーが簡単に撮影できてしまうワケです。
またこの映像の最後の方で波打つ水面が急に加速しているように見えると思いますがそれは30-210fpsの設定で撮影してハイスピードムービーの1秒/210fps（コマ）から通常の速度（1秒/30fps（コマ））に切り替えたためです。FC100では録画中にボタンひとつで通常速度の1秒/30fps（コマ）とハイスピードムービーの1秒/210fps（コマ）が切り替えることで時間の緩急の変化をつけることが出来ます。

なおFC100自体は
最大30枚/秒の超高速連写や

連写画像を1枚に合成（マルチモーション）

その他1280×720ピクセルのHDムービー（録画中に写真撮影も可能）等、様々な機能もあるのですが、ここでは購入動機であるハイスピードムービーで撮った動画に絞っていくつか紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

そんなわけでハイスピードムービーでまずは動物などを撮って和みながら楽しもうと思い上野動物園に行ってきたのですが動物園に入る前に面白いものが取れたのでそちらから。

お手水場から下に落ちる水滴がハイスピードムービーでゆっくりと落ちていくのが分かります。
上の映像は1秒/30fps-1秒/210fps（コマ）の設定で撮影されており、下にあるようにさらにスローモーな1秒/420fps（コマ）、1秒/1000fps（コマ）でも撮影が可能です。

コマ数が増えるに従い画像サイズが小さくなり、撮影した時間は同じでも画面も暗く荒くなります。よほど明るい場所でなければ1秒/210fps（コマ）が一番良いかもしれません。

こちらはさきほど撮影した花園稲荷神社から上野動物園に行く途中の上野大仏のお線香の煙の映像。
煙は風の程度によって流れる速度も変わるので1秒/210fps（コマ）だけで撮ってもあまり違いが分からなかったのですが1秒/30fps（コマ）と切り替えで撮ってみると速度の違いが分かると思います。まあちょっと微妙な変化に見えるかもしれませんが。

続いてメインの上野動物園の動物映像ですが、ここまでで少し長くなりましたので一旦切り、次回にまとめて紹介させていただきます。
ちなみにこんな感じの映像を何点かお見せしたいと思っています。

それでは”ハイスピードデジカメで撮って見た！【その２】”でまたお会いしましょう。

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