Select Language

Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F3.8 / シャッタースピード:160秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED

Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED

近所の庭先に綺麗な梅の花が咲きました。防寒対策に悩むほど寒い日々が続いていますが、少しずつ春の足音が聞こえてきたようです。久しぶりに防湿庫の奥に眠るマイクロレンズを手に春の訪れを探しに散策することにしました。
今回使用する機材は、高精細な画像が楽しめる「Nikon D810」と味わいある描写が魅力の「Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED」です。
Kasyapaを見返してみると、未だ本レンズのレポートが無かったことに気付いてしまいました。発売から既に10年以上経過したレンズですが、遅ればせながら紹介させていただきます。

最初のカットはその梅の花から。比較的長く咲くイメージの梅の花ですが、空気の乾燥した今の時期は咲いてもすぐに萎れてしまい、写真映えする花はあまり多くありません。ましてやマイクロレンズによる近接撮影の被写体にするならなおさらです。そんな貴重な花の瑞々しさと、柔らかな花びらの質感を最短31.4cmの近接で見事に捉えてくれました。大きく柔らかなボケ味は、暖かな春を想像させる絶妙なスパイスです。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F2.8 / シャッタースピード:200秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


改めて本レンズのスペックを見てみると、発売からの経過年数が信じられないハイスペックぶりに驚きます。まずは高性能ニッコールレンズの代名詞「ナノクリスタルコート」。ゴーストやフレアを軽減するコーティングは、被写体を透明感高く捉え、光のグラデーションを綺麗に再現してくれます。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F3 / シャッタースピード:500秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


ガラスのショーウィンドウ越しに飾られたお神輿も細部まで綺麗に捉えます。写り込みをさけるためレンズをショーウィンドウに密着させての撮影ですが、近接でも狙った場所に素早くピントが合う快適さも見逃せません。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F4 / シャッタースピード:1000秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


中望遠レンズとしても魅力的な105mmは、高い枝に見つけたメジロも素早く捉えることができました。青空のヌケもよく、早春の気持ち良さを存分に伝えてくれます。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F2.8 / シャッタースピード:2000秒 / ISO:400 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


踏切を渡る際、線路の方向を向いてシャッター切ったら架線柱に南京錠みたいなものを発見。遠目のものを少しだけ寄せてくれる中望遠レンズは、普段何気なく見ている景色の中からでも思わず「何で?」と言いたくなる新しいものを見つけてくれます。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


南向きの斜面では、早くも満開の河津桜を見ることができました。逆光ぎみのシチュエーション。露出をプラスに補正することで生じる、白トビでの質感の消失を防ぐべく、絞りをF5.6まで絞りました。開放時の線の細さはそのままに狙った部分の繊細さとシャープネスが向上し、春の暖かさと薄い花びらの質感をバランスよく再現してくれました。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


さらに散策を続けると今度はセキレイを発見。草木の葉が少なく隠れる場所の減る今の時期は、鳥に出会う機会も多くなります。可愛く尾を振りながら素早く枯れ草を飛び移る姿をクリアに捉えることができました。寄っても良し。引いても良し。万能で欲張りなレンズです。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F3.2 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED



Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F4 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


D810の高精細機能を存分に引き出す高い解像力で、少し離れた場所からでもグラスの透明感や紙ナプキンの凹凸がリアルに確認できます。カメラよりもだいぶ前に製造されたレンズですが、3600万画素の高精細にも対応した頼もしいレンズです。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F3 / シャッタースピード:500秒 / ISO:400 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED



Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F8 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:400 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


空気の澄んだ気持ちの良さに誘われ、いつもの屋上に立ち寄ると夕焼け越しの富士山とスカイツリーを望むことができました。日没ギリギリだったため、シャッタースピードはやや低速の1/20秒ですが、信頼の手ブレ補正機能がしっかりサポートしてくれます。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED 絞り:F3 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:400 / 使用機材:Nikon D810 +AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED


周囲だけをガラスで囲っただけの屋上は風が冷たく、撮影後に暖をとるべく近くのに食堂に立ち寄りました。店内のレトロな雰囲気の電球照明は空調以上に温かみを感じさせてくれます。そんな温もりをも捉えてくれました。肉眼では見えなかった電気傘の銘板やネジ山などを見ていると「本当によく写る!」と改めて感じてしまいます。


Nikon AF-S VR Micro 105mm F2.8G ED

新しいものが発売されると次々と欲しくなり、その度に買い替えてきた筆者がずっと手放さずに持っている1本。その間にボディは何台過ぎていったかは忘れてしまいましたが、いずれの組み合わせでも抜群の安定感と高画質で撮影を楽しめたことを覚えています。 お店でも春になると人気が出るマクロ(マイクロ)レンズですが、春だけではもったいない高性能ぶりが再確認できました。これからの季節に、そしてそれ以降も楽しんでいただきたい1本です。

Photo by MAP CAMERA Staff












マップカメラのTOPページへKasyapaのTOPページへ


[Category: Nikon|掲載日時:2017年02月10日 03:00:00 PM]

面白いと思ったらコチラをClick!79票


SONY α9II

546:そのスピードの虜となる『SONY α9II』[2019年11月04日]

焦点距離:46mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:12800 / 使用機材:SONY α9II + FE 24-70mm F2.8 GM SONYα9II ミラーレスカメラの弱点とも言われていた動体撮影を高い技術で克服し、プロのニーズに応えた「SONY α9」の登場が2017年5月。それから約2年半の歳月を経て、さらにブラッシュアップされた「α9II」がデビューしました。 α9IIといえば、圧倒的なスピード。データ量の多いフルサイズ機にもかかわらず、連写をはじめとした...
続きを読む
SONY α6600

545:機動力を写真の力に『SONY α6600』[2019年11月03日]

焦点距離:16mm / 絞り:F11 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / 使用機材:SONY α6600 + E 16-55mm F2.8 G SONYα6600 次々と新たな技術を投入し、カメラの未来を大きく変えてきたソニーのα。その中でもα6000シリーズは高性能と軽快さを両立させたAPS-Cミラーレス機で、パパカメラから写真趣味のハイアマチュア、プロのサブ機まで幅広いユーザーから支持されています。そんな人気シリーズの最上位機種がついにモデルチェンジしました。今回のKasyap...
続きを読む
Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM

544:思い立ったら自在に撮影できる快適なレンズ『Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM』[2019年10月29日]

焦点距離:24mm / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS RP + RF24-240mm F4-6.3 IS USM CanonRF24-240mm F4-6.3 IS USM キヤノンより、35mmフルサイズミラーレス対応の10倍ズームレンズが発売されました。24mmの広角から240mmの望遠まで、これ1本でカバーできます。ショートバックフォーカスが特徴のRFマウント用にすることで、小型・軽量化を実現。旅行や街撮りをはじめとした幅広いシーンでの活躍が期待できます...
続きを読む
SIGMA fp

543:カメラの新しいカタチ『SIGMA fp』[2019年10月25日]

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:200 / 使用機材:SIGMA fp + Contemporary 45mm F2.8 DG DN SIGMAfp 衝撃の製品発表から早3ヶ月、ついにこの注目機種が発売されました。今回のKasyapaはポケットサイズのフルサイズミラーレス機、そしてスチルカメラとシネマカメラを融合した全く新しいカメラ『SIGMA fp』のご紹介です。 この『fp』発表の際、「デジタルカメラの脱構築」をキーワードに、スチルカメラ、シネマカメラ、そしてスマートフ...
続きを読む
FUJIFILM XF16-80mm F4 R OIS WR

542:XFレンズの新しいスタンダード『FUJIFILM XF16-80mm F4 R OIS WR』[2019年10月25日]

焦点距離:16mm / 絞り:F5 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:640 / フィルムシミュレーション:Velvia 使用機材:FUJIFILM X-T3 + XF16-80mm F4 R OIS WR FUJIFILMXF16-80mm F4 R OIS WR 焦点域で選ぶのか、明るさで選ぶのか、多くの方が直面するズームレンズ選びのテーマだと思います。フジフイルムのXFレンズで言えば、通称・大三元レンズに相当する『XF16-55mm F2.8 R LM WR』のF2.8通しズームがあり、焦点距離なら7.5倍のズーム域をカバーできる『XF...
続きを読む