208:『Nikon 1 V3』

2014年04月16日

Nikon1 V3 焦点距離:14mm(35mm換算:37mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:400 / 使用機材:Nikon 1 V3 +1NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 PD-ZOOM

Nikon1 V3

上位デジタル一眼レフカメラを凌駕する高速AFに高速連写スペックを引っさげて『Nikon 1 V3』が華々しくデビューしました。

初代から変わらぬスタイルを守り続けている兄弟機のJシリーズと比べ、3代目のVシリーズは代毎に様変わりするそのデザインに毎回驚かされます。

ViewFinder搭載でVシリーズだと勝手に思い込んでいた筆者にとって、ファインダーが外付け化されたのには本当に驚きました。

それを補うかの様に強化されたのがフリーアングル化されたのがチルト式液晶モニターです。レンズ交換としては初のタッチパネルも採用されており、実際に操作してみると実に爽快。メニューや消去ボタンも一緒にチルトするのでボタン操作もスムーズに行えます。

ローアングルの撮影も快適です。手前の花、奥の花、ピントを持っていきたい箇所を指でタッチするだけ。

ブレないように脇を閉め、ファインダーでもカメラを固定して撮影していたのが嘘のようです。

手ブレ補正機能の進化や高感度によるシャッタースピードの高速化による撮影スタイルの変化を改めて感じました。

とは言え、決してファインダーが不要という訳ではありません。

オプションで用意された電子ビューファインダー「DF-N1000」は、外部からの光が入りにくく撮影に集中したい時にはとても頼りになります。

光軸上に装着できるあたりに、Nikonのこだわりがしっかり残っていると感じました。

Nikon1 V3 焦点距離:10.6mm(35mm換算:28mm) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:400 / 使用機材:Nikon 1 V3 +1NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 PD-ZOOM

太陽を入れた撮影でも目への負担を心配せず、光のコントラストを自在に調整することができます。

Nikon1 V3 焦点距離:14.4mm(35mm換算:38mm) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon 1 V3 +1NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6

「Nikon 1 V2」では親指の辺りのある「F」ボタンで主要なメニューを呼ぶため、覚えやすいものの若干煩わしさがありましたが、「Nikon 1 V3」ではモニターのタッチで完結するほか、割り当てが可能な3つのファンクションボタンがISO感度設定等に使え、とても便利になりました。

Nikon1 V3 焦点距離:11.4mm(35mm換算:30mm) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:800 / 使用機材:Nikon 1 V3 +1NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 PD-ZOOM

Nikon1 V3 焦点距離:16.5mm(35mm換算:44mm) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200 / 使用機材:Nikon 1 V3 +1NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 PD-ZOOM

1839万画素に強化されたセンサーから描き出される絵も見事の一言です。

最新のカメラを使うたびに同じ事を言っていますが、肉眼では捉えきれない細部までしっかり描写する高い解像力です。

日が西に傾き始めた頃の微妙な夕暮れ感もしっかり捉えてくれました。

街灯のガラスの透明感、都庁の細かなタイルの質感まで、ローパスフィルターレスらしさを感じるクリアー描写です。

Nikon1 V3 焦点距離:10mm(35mm換算:27mm) / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:12800NR / 使用機材:Nikon 1 V3 +1NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6 PD-ZOOM

画像処理エンジンも「EXPEED4A」に進化しました。

画を見ただけでは分からなかったその進化も、1インチという小さなセンサーでもISO 12800の高感度まで対応するあたりにスペックアップを感じる事ができました。

新たに追加されたノイズリダクション機能は4コマ連写した後、合成してノイズ感を軽減してくれるというもの。

写真にカーソルを持っていくとノイズリダクションOFFの画像が表示されますので見比べて頂けばその差を感じていただけると思います。

暗部がしっかりと起こされ、緑色のノイズ感がスッキリ抑制されました。作品と考えるとまだ厳しいものの、夜間でも記録が残せるのは便利です。

Nikon1 V3 焦点距離:16.5mm(35mm換算:44mm) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200 / 使用機材:Nikon 1 V3 +1NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6

Nikon1 シリーズの最大の特徴はなんと言ってもそのAFの早さです。

シャッタボタンに指をかけた瞬間に合焦するスピードはただ驚くばかりです。

散策中に見つけたワンシーンにも素早く反応くれる頼もしさがあります。

今回からメモリーカードにmicroSDカードが採用されました。

通常のSDカードと比べ書き込み速度が若干劣るmicroSDに、連写時のブレーキにならないか心配しましたが、カメラ側に大きなバッファー領域があるおかげでカメラの性能を損なう事無く撮影できました。

今回手元に合ったclass2の遅いカードでもRAW+JPEGにも関わらず、40枚の連写に成功。高速対応のカードなら更なる連写が可能になるかと思うとさらに楽しみが広がります。

Nikon1 V3 焦点距離:58mm(35mm換算:156mm) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:400 / 使用機材:Nikon 1 V3 +AF-S 28-300mmF3.5-5.6G ED VR +FT1

「マウントアダプターFT1」の使用で豊富なNIKKORレンズが使えるNikon 1シリーズ。

焦点距離が2.7倍になるという特徴を生かして、一眼レフカメラと併用する方も多く見られます。今回も手軽に迫力ある望遠撮影が楽しめました。

そんな方におすすめなのが、オプションのグリップ「GR-N1010」です。

重いレンズを装着しても安定する高いホールでイング感に加え、グリップに搭載されたコマンドダイヤルの位置は一眼レフの配置に近く、より慣れ親しんだ感覚で絞り、シャッタースピード操作が行えます。

先のビューファインダーを合わせ充実したアクセサリーも本機の魅力の一つと言えるでしょう。

Nikon1 V3

他にもWi-Fi機能の内蔵など便利な機能が凝縮。使い込むほど新しい発見があり、奥の深さも感じます。

スリムになったデザインからコンパクトにまとまった感のある『Nikon 1 V3』ですが、その拡張性も含めより強力に進化していました。

圧倒的なスピードと使いやすさから、使い込む程楽しくなる魅力を秘めています。

Photo by MAP CAMERA Staff

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