ニコンから小型・軽量の高倍率ズームレンズ『Nikon NIKKOR Z DX 18-140mm F3.5-6.3 VR』が発売になりました。ニコンDXフォーマット対応で、焦点距離は35mm換算27-210mm相当。それがたった315gの小さなボディに収まっているというから驚きです。日々持ち歩くのはもちろん、旅行に持って行っても大活躍間違いなしでしょう。最短撮影距離は広角端で20cmからと短く、手ブレ補正は5段分となっており、幅広い撮影に対応してくれそうです。同じく小型の『Z50』とベストバランスだと思い、組み合わせて撮影してきました。ぜひご覧ください。
歩いているとカラフルなものが置いてあり目を引きます。このマリーナはヨットやクルーザーが停泊しているだけでなく、気軽に楽しめるアクティビティもあるのだそうです。どの世界もそうですが、魅力を知る入口となるシステムがあるのは業界を大きくするのに欠かせません。筆者も次はアクティビティを楽しみにここに来たいと思います。
眩しいほどのよい天気だったので、そのイメージを写真に写し込みたくなりハイキーで撮影。最近は写真を後から加工するのが流行っていますが、撮影の段階でイメージを持っておくことも大事です。
この日は大変な強風で、ビーチに砂嵐が起きていました。当レンズは防塵にも配慮されていますから、遠慮なく撮影に持ち出すことができます。砂に太陽が反射してたくさんの丸ボケができました。
群れは皆同じ方向に軍隊のように進んでいますが、カラフルな一匹はそんなのお構いなしに泳いでいる多様性を現した一枚。これを撮っている時にその一匹がどこか自分と重なる気がして温かい眼差しを送らずにいられませんでした。
シオマネキが自慢のハサミを見せつけてきます。オレンジと白のグラデーションで、ブツブツとした突起がついています。立派ですが「格好いい」ではなく思わず「おいしそう」と思ってしまいました。
調教師さんの足元にいる三頭のイルカ。口角があがって見えるせいかいつも「笑顔」で、人気があるのも頷けます。この日もショーで大活躍していましたがあえてオフショットを選びました。
イルカショーの最終回が終わって外を見ると、綺麗な夕日が建物に当たっていました。これは各大学などのヨット部が使っています。撮影のために海に行く度に海が好きになり、学生時代にマリンスポーツをやっておけばよかったと後悔しています。
旅に、日常に、最適な一本。
これを持って旅に出たい──。それが今回の撮影を終えての一番の感想でした。まず描写性能がいいです。そして35mm換算27-210mm相当が便利なのは言わずもがな。レンズ交換なしに目に入ったものを次々と思いのまま切り取れる快適さは計り知れないでしょう。サイズ感と軽さがまたよかったのです。それを理由に気がそがれることがありません。ボディにピッタリの純正らしいデザインを重要視する方も満足感を得られるかと思います。ぜひお手に取っていただきたい一本です。
Photo by MAP CAMERA Staff