919: スーパーライトバズーカ『SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS E-Mount』
2024年02月22日
使用機材:SONY α1 + SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS
2024年3月14日に発売予定の『SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS』をご紹介します。高度で確実な運動性能を誇るアクティブな高性能レンズに与えられるSportsの称号、アルミニウムと同等の熱収縮率を持つポリカーボネート素材TSCを採用することで107.6mm×234.6mmというコンパクトなボディは1,370gを実現!特殊低分散ガラスを用いた強いパワーの凸レンズをレンズ前方に集中配置することで、全長の短縮と高い収差補正能力の両立を達成しています。優れた逆光性能とその描写性能を試すべく、今回は「SONY α1」「SONY α9III」と組み合わせて撮影してきました。フォトプレビューをどうぞご覧ください。
使用機材:SONY α1 + SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS
『SONY α1』に搭載する有効約5010万画素 積層型CMOSイメージセンサーExmor RSとの相性を見るため、解像感をだすべく絞りをF9に設定、シャッタースピードは1/160秒と500mmの望遠域を撮影するにはやや低速になっていましたが、手振れ補正の強力さでベニコンゴウインコのカラフルな羽根の質感がしっかりと作品に活かせました。
使用機材:SONY α9III + SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS
ここからはグローバルシャッターを搭載した『SONY α9III』の有効約2460万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RSの描写とその動態撮影の魅力をご覧ください。
まず筆者の目にとまった森林。木肌の質感をどのように表現するのか気になり撮影したカットですが、ピント部分のディティールはもちろんのこと、圧縮効果がしっかりと効いた背景ボケまで非常に魅力的に再現することができました。
使用機材:SONY α9III + SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS
公園を歩いているとカルガモが目にとまりました。ファインダーを覗き、飛び立つまでカメラを構えます。秒間120コマ撮影には対応しておりませんが、驚くほどのオートフォーカスの食いつきで飛び立つ瞬間を撮影しました。
使用機材:SONY α9III & SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS
少し場所を移動し海の見える場所へ。風と共にゆらゆらと揺れるヨットに日差しが当たっているところを1枚。圧縮効果がしっかりと効いており、ヨットのコントロールが難しそうな風景で緊張感が伝わってきます。
使用機材:SONY α9III & SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS
一瞬だけのその光景を撮影することがこれだけ楽しくなる組み合わせがいままであったでしょうか。水しぶきに光が差し込み、水滴一粒ひとつぶがまばゆいばかりに再現されています。
使用機材:SONY α9III & SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS
撮影に熱中していると気付けば夕暮れ。500mmの超望遠レンズといえば、重量で長時間の撮影は避けたくなるものですが、こちらのレンズと共にしている時間はあっという間でした。逆光性能にも長けており、見たままを美しい作品へと仕上げてくれました。
スーパーライトバズーカ
シグマの超望遠レンズといえばライトバズーカ『Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG DN OS』がありますが、今回はライトに楽しめる超望遠単焦点レンズ。まさにライトバズーカの再来。
500mmの高画質超望遠を驚くほど小型軽量なボディに凝縮したミラーレス専用超望遠単焦点レンズ、高い加工技術により大口径の特殊低分散ガラスを複数枚採用することで、回折光学素子を使用することなくレンズ構成の大幅なコンパクト化に成功。野鳥撮影やモータースポーツ撮影など様々なシーンにおいて手持ちでも存分に素晴らしい作品撮りができるまったく新しい撮影体験をぜひご堪能ください。
Photo by MAP CAMERA Staff