キヤノンの標準ズームレンズ『RF24-105mm F4L IS USM』をご紹介します。24mmから105mmという使いやすい焦点距離で、明るさはF4通しというこのレンズ。小型・軽量設計と高画質を両立し、ナノUSMをLレンズで初めて採用するとともに、5段分の光学手ブレ補正機能を有することで自由な手持ち撮影を可能としました。キヤノンユーザーにとても人気があり、近日発売予定の『EOS R6 Mark II』のキットレンズに選ばれているのも納得の一本です。その魅力を再確認すべく『EOS R5』と組み合わせて街を撮影してきました。フォトプレビューをどうぞご覧ください。
芝生に白い球がありました。空から泡が降ってきたかのようでもあり、不思議な生き物の卵のようでもあり、非現実的な景色にワクワクします。
すっかり夕方のように見えますが、実はそこまで遅くない時間。冬は太陽が低い位置にいる時間が長く、写真になるとまるで日没が近いかのような印象を与えます。建物がつくる陰影のある街並みに、東京タワーの赤がワンポイントとなっています。
街にガスがかかり、ファンタジー映画の中にでも迷い込んだような幻想的な景色に見とれます。
クリスマスを前にして、イルミネーションが輝いています。シャンパンゴールドの丸ボケが美しいです。赤いリボンもまたクリスマスらしい飾りです。
イルミネーションの電飾の間をたくさんのシャボン玉が飛び交います。ピントが合っている部分のシャボン玉の薄い膜の質感が見事です。光を受けて紫色に染まるこのシャボン玉は、内側に煙が充満して白く濁っているものがあり、それが割れると玉手箱のように白い煙が現れるのです。
余裕のある焦点距離の標準ズーム
一般的な標準ズームというと24-70mmのものが多く、あと少し伸びればいいのにと思うことがよくあります。その点、当レンズは105mmまでカバーしますから、助かる場面もかなりあることは間違いありません。また高精細な描写と綺麗なボケ味の両方が得意という器用なレンズなので、画質面でも満足がいくことでしょう。『EOS R5』と組み合わせた写真をご覧いただけばおわかりになるかと思いますが、サイズが大きすぎることなくボディとのバランスもとてもいいです。ぜひ改めて魅力を感じていただきたいレンズです。
Photo by MAP CAMERA Staff