使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
ついにタムロンからニコンZマウント対応レンズの登場です。先だってソニーEマウント対応版が発売されていたこちらの『70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount』は、長さ150.3mm、重さ580gとクラス世界最小・最軽量となる望遠ズームレンズです。タムロンといえば理に適った実用的なレンズに定評があり、当レンズもご多聞に漏れない仕上がりになっています。手軽に望遠を楽しめるよう配慮されており、携行性に優れるだけでなく、AFは静かで素速く追従し続けることができ、また反射防止のコーティングや簡易防滴構造が採用されています。望遠ズームレンズは望遠端の使用頻度が高いといいますが、当レンズはその望遠端である300mmにおいて、特に高い解像性能を発揮するよう設計されています。まさに実用性を体現したレンズ。さっそく撮影してきましたのでどうぞご覧ください。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
隅田川を挟んで見上げたスカイツリー。300mmで撮ってみると、中に観光客がたくさんいることが確認できました。細い手すりに至るまで精細に見て取れます。300mmってこんなによく見えただろうかと思ったあとに、これが機材の進化なのかとハッとしました。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
こちらは電球を真上から撮りました。この角度から撮ると、まるでガラスケースの中に光の花が咲いているかのようです。最短距離は広角端で0.8m、望遠端で1.5m。そんなに大きくない普通の電球ですが、大きく写すことができました。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
来月末のハロウィンのために、気の早いお菓子屋さんがカボチャやコウモリの飾り付けをしていました。ただでさえカラフルなお菓子にオレンジと黒が加わって、さらににぎやかな雰囲気になります。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
幾何学模様のような柄が美しいお気に入りの広場。Kasyapaにも何度も登場していますが、毎回撮り方を変えるようにしています。今回は画面いっぱいに広がった床を主役に、犬の散歩がワンポイントになっています。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
観覧車を下から見上げます。フレームの間から抜けて見える空は、なぜかそこだけ明るく感じるから不思議です。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
画面に太陽を入れて、遊具をシルエットに落とし込みます。本当はカラフルなので色に目が行ってしまうところですが、シルエットになることでレールや網の造形が際立ちました。右側にある柱に太陽が反射している部分も光を感じられます。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
横浜には「横浜三塔」と呼ばれる3つの建物があります。それぞれキング、クイーン、ジャックというあだ名があり、こちらはクイーンこと横浜税関のシルエットです。よく見ると塔の窓に格子がはめられていることがわかります。軽くて気軽に使えるレンズなので、改めてその解像感に驚きます。
使用機材:Nikon Z9 + TAMRON 70-300mm F4.5-6.3 DiIII RXD Z-Mount
こちらも横浜にある有名な時計が付いた観覧車。実物や写真を見たことがある方も多いと思いますが、もしかしたらこの写真に違和感があるかもしれません。よく見ると時計の前にロープウェイのゴンドラが重なっています。条件が揃うとこのようにゴンドラに時計が付いているかのように見えるのです。
ついにZの地に降り立たん。
使いやすさを追求したタムロンのレンズを使いたいと願っていたZユーザー待望のレンズ。今回『Z9』に付けてみましたが、快適に撮影することができました。小さいボディでもバランスよく構えることができると思います。専用ソフトウェア『TAMRON Lens Utility』を使うと、ボディを通すことなく最新ファームウェアへのアップデートが可能となっており、「一手間」をかけずとも長く使えるユーザビリティに優れたレンズです。実にタムロンらしい一本で、もしかしたら今後さまざまなレンズが登場して選択肢が増えるかもしれないと思うと、とてもワクワクします。ぜひお手に取っていただきたいです。
Photo by MAP CAMERA Staff