
「RF28-70mm F2.8 IS STM」に続き、小型軽量F2.8ズームレンズでありながら広角端16mmという超広角をカバーする『Canon RF16-28mm F2.8 IS STM』が発売されました。RFレンズとしては最大径の「レプリカ非球面レンズ」や「非球面レンズ」2枚、「UDレンズ」4枚を含む13群16枚の光学設計。全長約91.0mm(収納時)、質量約445g。超広角ズームレンズでも大きさやサイズが「RF28-70mm F2.8 IS STM」とほぼ変わらずどころか、僅かに小さいというのですから驚きです。前回「Canon RF28-70mm F2.8 IS STM」を撮影しましたが、コンパクトなのにとても良く写るレンズだなと感動したのを覚えています。超広角域をカバーするズームレンズがこのサイズで手に入るというのはすごいことです。STM(ステッピングモーター)と手ブレ補正機構はカメラによっては協調制御により中央8.0段、周辺7.5段の手ブレ補正効果を発揮します。今回は5.5段のレンズ内光学式手ブレ補正機構を活用して「EOS R8」との組み合わせで撮影してきました。ぜひご覧ください。

横断歩道を挟んで建っている高層ビルが密着するように立ち位置を調整しながら撮影しました。車の光沢感がしっかり出てくれたおかげで、曇天の暗い印象を変えてくれています。16mmの広角端という全体的な情報量の多さのおかげで、黒系の車が並ぶ中で赤い車が良いアクセントになってくれました。

広角端で真上を見上げての撮影。モノクロにすることでより木々のシルエットが強調され、さすがは16mmという超広角らしい迫力のある画になりました。画面奥の細枝の先端まで写っていて、非常に高い解像力を持っていることが分かります。

中間域22mmでの撮影。射し込んでくる光とそれによって映る影、繊細なグレートーンが印象的でした。この場の静寂をそのまま切り取ってくれた感じがします。

広角端開放絞りでの撮影。「どれくらい写るかな」と思って撮った予想を2段階ほど上回って、色彩豊かなカーペットの模様を精細に描いてくれました。

続いてテレ端28mm開放絞りでの撮影。ピント面の解像感や立体感ももちろんとても良いのですが、何よりもボケの綺麗さに目が惹かれました。超広角ズームレンズというジャンルながら、28mm側で撮影すれば被写体をピンポイントで撮ることも出来ます。

28mm時の最大撮影倍率は0.26倍で0.2mまで寄ることが可能です。ガラス表面の繊細な模様までばっちり、微細なディテールをしっかり写してくれました。

もう一枚、最短撮影距離でのカットを。ここまで寄ることが出来ればテーブルフォトなど近接撮影において不自由さを感じることはあまりないと思います。

もともと曲線になっている道ですが、超広角で写すことで曲がりくねった感じをさらに強調することが出来ました。陽が射しこんできたタイミングで撮ったため、木の影がこちらに伸びてきています。かなり朧気ですが、その様子もちゃんと写してくれました。

鉄瓶の凸凹や質感がしっかり描写されているので、ぜひ拡大してご覧ください。中間域24mmで撮影しましたが、立体感があってボケも綺麗。最適だと思う構図を選ぶことが出来るのはズームレンズならではです。

まるで奥のほうに吸い込まれていくような画になりました。少し角度があるだけでも奥行きが強調されるのが超広角の面白いところです。

天井がガラスに映り込み、奥のほうまでずっと続いていくような錯覚に陥ります。超広角16mmの圧巻の情報量があるからこそ成立する写真です。
超広角を日常に
500g以下で手に入るF2.8通しの超広角ズームレンズ。超広角でF2.8の明るさは欲しいとなると選択肢は「RF15-35mm F2.8 L IS USM」ですが、軽快な使い心地を求める方にこの『RF16-28mm F2.8 IS STM』はとてもおすすめです。日常使いに最適な、気軽に持ち出せるF2.8通し超広角ズームとして抜群の完成度。コンパクトに超広角域をシステムに組み込みたい方にピッタリのレンズです。ぜひ使ってみてください。
Photo by MAP CAMERA Staff
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