小型・軽量で携帯性に優れるフルサイズ対応ズームレンズ『Canon RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM』が登場しました。焦点距離は24mmの広角域から50mmの標準域までカバーし、4.5段分の手振れ補正も付いているので、まさにVlogやスナップ撮影にぴったりです。手振れ補正付きカメラに付けることで、7.0段分の手振れ補正効果を得ることができるため、夜景や暗所撮影でのスローシャッター撮影時にも安心です。効果的なレンズ配置とカメラの補正の組み合わせにより、画質は周辺部まで良好。さまざまな撮影で力を発揮してくれるでしょう。同日発売の『EOS R8』のキットレンズでもあるので『EOS R8』に付けて撮影してきました。フォトプレビューをどうぞご覧ください。
　
 

図書室に置かれた赤い椅子。ピントは椅子に合わせてはいるのですが、この写真の影の主役は床の反射です。大きな開口部経由で外から入ってきた光、そしてうっすらと浮かび上がる本の背表紙。ここが静かな場所であることが伺えます。

本棚にできるこの隙間、とてもワクワクしてつい覗いてしまいます。図書館では本が手前側に揃えられているのを真似て、自宅でも本を整えています。

田んぼの中に、くっきりと足跡が残っていました。水が澄んでおり、水中の底にある苗の影まで鮮明に見て取ることができます。中央上部に太陽の反射が来るよう、少し歩いて位置を決めて撮りました。

空地に流れるゆったりとした時間。風に吹かれながら椅子に座って過ごすのは、とても贅沢なことです。風に揺れる草と少し色の付いた光。霞んだ空気の先にある建物の風合いや屋上にある給水タンクがどこか外国のロードムービーのようです。

何度も撮っている砂浜。今回はスピーカーを大きく写して遠景にバレーボールを楽しむ仲間たちを配しました。手前にあるものを大きく写すのは超広角的な表現ですが、彼らがあまりにも小さくなってしまうのは避けたかったので、選んだ焦点距離は31mm。ズームレンズは広角端と望遠端だけを使いがちなので、意識して中域も使うことで新しい発見を求めます。

渋いイメージの漁船も切り取り方によってはポップに。白をベースに赤、青、緑といった原色がアクセントで入ることで、ちょっぴり外国のような雰囲気になりました。

出色の最新標準ズーム

新しいレンズが出る度に進化した最新の技術に触れることができます。大きく重い代わりに画質に特化するレンズがある一方で、誰もが使いやすいレンズもあります。当レンズは一見、後者にカテゴライズされるように感じられるかもしれませんが、その描写や使い心地を鑑みれば、これまでのイメージを覆す「進化系」であることが明らかなのです。全く新しい標準ズームレンズです。ぜひお手にとっていただき、キヤノンの最新標準ズームの素晴らしさを体感していただきたいです。
　
Photo by MAP CAMERA Staff