標準域から超望遠域までカバーする10倍ズームなのに寄れる──。そんな夢のようなレンズ『SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS』が登場しました。ワイド端では45cmまで近付けるので、全長が短いことも相まって、例えばファインダーを覗いて自分の手相を撮るなどという芸当もお手の物。それでいて標準域からの10倍ズームですから、まさに唯一無二というわけです。当レンズのラインはSports。かつてないほどの高速・高精度なAFと、6段から7段という手振れ補正もあわせて、どんな瞬間もベストな画角で切り取ることができます。対応マウントはソニーEマウント版とライカLマウント版があり、今回はソニーEマウント版を使用して撮影してきました。Lマウント版の記事も別途公開しております。それではフォトプレビューをどうぞご覧ください。

さながら木になる実。籠の中の一か所にインコが集まっていました。この日は寒く、陽が当たるこちら側が暖かかったようです。カラフルな羽毛が膨らんで夏よりも膨らんでいて愛らしいです。

まるで言葉を叫んで主張しているかのようなレッサーパンダ。レッサーパンダは柔らかい葉を好んで食べます。この写真も顔の周囲の葉っぱがかじられているのがお分かりいただけるかと思います。

クジャクが地面をつついていました。クジャクといえば尾が印象的ですが、背中も相当に美しいことに気づきます。彫刻のようであり、ガラス細工のようでもあり、とにかく一級の美術品の如く美しく、さらにそこへ陽が当たってキラキラして見えました。

知り合いのいるスケーターたちに会いにパークへ。着くとさっそく格好よく飛んで出迎えてくれました。後から写真でよく見てみると、スケボーとは足裏の一部が接しているだけ。こんなにも不安定なのにすごいスピードで駆け抜けていきます。

練習の合間の談笑も楽しい時間。パークにいると彼らの両親より年上のプレーヤーも話しかけてきます。年齢に関係なく趣味を通じた仲間がいるなんて羨ましい限りです。

スクーターのエアリアル。勢いよく短い坂道を上り宙に舞います。その瞬間足を浮かせてハンドルをクルクルッと回し技を決めるのです。そんな激しい瞬間も当レンズは捕まえてくれました。

幼稚園児のような小さな子も見かけます。キッズだからと侮るなかれ。見るとうまく膝をクッションにしてスイスイと滑っていきます。末は世界チャンピオンかもしれません。先輩の眼差しも真剣です。

遊具のあるエリアに土管があるちょっぴりノスタルジックな光景。土管は子どもなら立ったまま通れるほど大きいです。土管を走り抜ける子の足元から土煙が立った瞬間を切り取りました。

唯一無二の寄れる高倍率超望遠

『SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS』の存在を知ったときに、まず動物園で撮りたいと思いました。近付けなくても、あるいはあちらから近寄って来ても、このレンズならパーフェクトに写すことができます。動物園だけでなく、どんなシーンに出会うかわからない野生動物の撮影においても性能を発揮するでしょう。もし砂漠にトカゲを撮りに行っても防塵防滴なので安心していられます。あるいは崖の上から谷にいるヤギを狙っても、ズームをロックするスイッチが付いているのでレンズが伸びてしまうことがありません。標準から超望遠までの光学10倍ズームで且つ接近戦にも強く、描写は精細でしなやかな当レンズ。もちろん動物だけでなくスポーツや風景、飛行機撮影など活躍の場は幅広いのです。ぜひ信頼できるパートナーに選んでいただきたい一本です。
　
Photo by MAP CAMERA Staff

 
　
今回『Leica SL2-S』に組み合わせた『SIGMA Sports 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS L-Mount』の記事も公開しております。
ぜひこちらも併せてご覧ください。

829: 標準も超望遠も『SIGMA Sports 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS L-Mount』