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『SIGMA fp L』 4K実写レビュー

2021年08月07日

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit)

 

高い描写力を目指した意欲的なカメラを次々に世に送り出すシグマ。フルフレームセンサーを搭載しながら、世界最小最軽量を謳う「SIGAMA fp」の登場は業界やカメラ愛好家にとって大きなトピックスとなりました。それから一年半の時を経て、さらなる進化を遂げた『SIGMA fp L』が登場しました。

なにより目を引くのは「有効6100万画素」という高画素化。被写体のディティールを緻密に描き、また広大な風景などを収めても細部まで逃さず写すことが出来ます。キャンバスが大きくなれば表現力も上がり、作品に活かせる部分が増えるでしょう。動画においては、ダイナミックレンジが「SIGMA fp」の12.5ストップから13ストップに向上。さらに電源ON時も給電が可能になり、長時間の撮影にも対応できるようになりました。動画機としての魅力が増した本機で動画撮影に臨みましたので、ぜひご覧ください。

SIGMA fp L | 4K MOVIE

PCでご視聴の方は、画質設定から4Kで視聴が可能です

 

ロケ地に選んだのは千葉県の名所「鋸山」と「佐倉ふるさと広場」です。『SIGMA fp L』は非常にコンパクトなカメラで、同時発売の便利な電子ビューファインダーを取り付けても、その重量は約600gと軽量のため移動しながらの撮影も苦にはなりません。そしてその分、レンズを豊富に持ち歩くことが出来るのも嬉しいポイント。Lマウントアライアンスの存在によりレンズ選択肢の多いカメラですが、今回は純正高品位なArtラインより『Art 24-70mm F2.8 DG DN』をメインレンズとし、場面によって『Art 12-24mm F2.8 DG DN』『Art 105mm F1.4 DG HSM』の2本を組み合わせながら撮影を行いました。

 

 

『Art 24-70mm F2.8 DG DN』は『SIGMA fp L』とのバランスも良く完璧なマッチング。シャープな映像に一役買っています。見ごたえのある映像を作るにあたってブレは絶対に避けたいモノ。今回の撮影では機材が軽量で収まってくれた分、しっかりとしたビデオ雲台搭載の三脚を持ち歩くことが出来ました。俯瞰の画は背面液晶で見通しよく、被写体に細かくフォーカシングしたい場面では電子ビューファインダーを覗いて確実に…というような使い分けができるのも『SIGMA fp L』ならではです。

 

旅の情緒を、動画で鮮明に残す。

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit)

 

今回はSDカードによる内部収録で軽快に動画撮影を敢行。容量と画質のバランスの良いフォーマットを選び、写真撮影と変わらない要領で気に入った景色を記録していきます。撮影日のファーストカット、突き抜けるような青空がたまりません。夏の到来を予感させる写りに、この後の撮影でどんな景色と出会えるのか否応なく楽しみになってしまいます。

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit)

 

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit)

 

県内でも有数のひまわり畑へ足を運びました。夏の太陽に顔を向けているけなげな姿、初めてこの場所へ伺ったのですが圧倒されてしまいました。望遠端70mmの程よい圧縮効果を味付けに奥に佇んでいる風車にピントを合わせます。惜しむらくは稼働している所が見れなかったことですが、青空に映える鮮やかな黄色に心動かされました。普段は写真でその情景を残すことが多いのですが、そのまま動画に落とし込んでみても撮って出しの美しさにはとても満足。写真↔動画がシームレスに繋がっている『SIGMA fp L』の魅力の一端とも言えるでしょう。

 

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit)

 

生い茂る木々が影を落とす山中の森林。差し入った光が樹の幹を鋭く照らし、幻想的な雰囲気を醸し出しています。動画を撮る中で、静止画で撮った時でも綺麗な画作りになるように心がけるのですがこのカットは動画の方がよかったなと感じます。少しずつ形を変えるハイライトが美しい。絞り目にしたためにISO感度を上げて露出をカバーしたのですが、目立つノイズもなく『SIGMA fp L』の暗部の描写力が高い事を実証出来ました。

 

カラーモードで遊び心をプラス

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit) / ティール&オレンジ

 

美しい自然はもちろんですが、有機物の質感描写にも注目です。ガラス越しに撮影した木製のいす、時間にブラッシュアップされた姿が見て取れます。『SIGMA fp L』には種類のカラーモードが搭載されており、スチルはもちろん動画撮影時にも活用することが出来ます。こういった歴史を感じさせる被写体に合わせるのは「ティール&オレンジ」です。作例には入れなかったカットから切り出した画像です。このように撮影していた動画から気に入った一部分を記録できるのも動画撮影の面白いポイントですね。

 

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit) / ビビッド

 

 

使用機材:SIGMA fp L + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG DN / 3840×2160 / 29.99p 440Mbps(4:2:2,8bit) / パウダーブルー

 

『SIGMA fp L』から新しく登場した「パウダーブルー」のカラーモード。このフィルターを通すととても爽やかな気持ちになります。青空を通り越して水色空とでも呼びたくなります。例えば「夏」や「青春」といったようなテーマで映像作品を作るのならば、全編パウダーブルーで撮影するのもいいかもしれません。内部収録は8bitの制限がありますが、動画編集ソフトでのカラーグレーディングを行うことなく、撮った動画を紡いでいくだけで非常に風情のある作品が生まれる事でしょう。

 

大人の趣味に寄り添うカメラ

ベースモデルの「SIGMA fp」を初めて見た時に「なんて楽しそうなカメラが出たんだろう」と心がときめいたことを今も覚えています。フルフレームセンサーを搭載しながらコンパクトというミラーレスの良さを一身に享受しながら、どこかガジェットメイクなデザインが可愛らしい。持ち歩きたくなる機材と言うのは、fpのようなカメラを指すのだろうと思います。そして、高画素と言う最高の武器を手に入れた『SIGMA fp L』はより写真機としても動画機としてもパワーアップし、本物の描写を手に入れたいというユーザーに選ばれています。今回の撮影が初めてのシグマ製カメラでの動画撮影だったのですが、直感的に操作できるインターフェースは初めての方でも触っているうちに自然と馴染めるものだと思いました。動画撮影に挑む最初のハードルはやはり「設定」だと思います。趣味の感覚で何度もトライ&エラーを重ねていくうちに次第と感覚を掴んでいく、その相棒として選ぶのにうってつけの一台。旅やアクティビティ、日々の生活で動画に残したい時間。『SIGMA fp L』と共に歩む中で動画撮影を好きになって頂ければ幸いです。

Movie by MAP CAMERA Staff

 

 

▼ Photo Preview はこちらからご覧ください。

674:『SIGMA fp L』

 

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