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Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

2022年03月18日


絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

フォクトレンダーの大口径レンズのみに与えられる名称「NOKTON」。ライカM互換マウントでいえばオリジナルの明るさを継承するF1.5。より明るさを求めたF1.2。かつてアニバーサリーレンズとして発売されたF1.1など様々なノクトンが存在しますが、2022年に最も明るいF値を持つVMマウントレンズが発売されました。

『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM』。研削非球面レンズを採用し、7群9枚のシンプルな構成ながら高い光学性能を発揮すると言われる本レンズ。その姿は近年の縦に長いレンズではなく、1960年代に登場した『CANON 50mm F0.95』を彷彿とさせるような横に大きい存在感のあるデザインです。F1ということもあり、絞り開放は少し柔らかいのかと想像してシャッターを切ると驚くほど先鋭なピント面に思わず溜め息が出ました。ぜひその素晴らしい描写をお楽しみいただければと思います。

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

どのように光のニュアンスを写真にするか、薄暗い室内を撮る際はいつも考えています。このカットでは入口から階段に射すわずかな光に感覚で露出を合わせ、F1という明るさを信じてシャッターを切りました。ぼんやりと浮かび上がる階段のシルエットと鈍く光る石造りの床面。質量を感じるような光の階調は本レンズだからこそ表現できた一枚だと思います。

 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

ベロア素材の暗幕を透けるわずかな光を、今度は光を拡張させた露出で撮影しました。数カット撮って感じたのは『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM』のコントラストの美しさ。かつて近しいF値で作られた『Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 VM』の夢見心地で柔らかな描写とは全く違った印象を受けます。

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

写真の中でスッと被写体が浮かび上がる表現力。情報量がより整理されたモノクロームでも本レンズの魅力を十分に発揮する事ができます。

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/1500秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

まだ寒さを感じる池のほとりにて。ピントを合わせた水鳥のシャープネスとぬらりと光る水面。絞り開放でアンダー露出にした時に感じる独特の立体感は『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM』ならではの魅力だと感じます。

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/1500秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

浅い被写界深度の中にある、深いピントの芯。愛犬の散歩をした時に何気なく撮った一枚なのですが、立体感の際立つ写真になりました。レンズの描写力が本当に強い、使用して一番感じた印象です。

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

 

絞り:F1 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:LEICA M10-P + Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM

 

 

ライカM互換レンズとしては重量級の484g。とはいえ『ノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.』は約700gあり、同クラスの大口径レンズと比べれば軽量な部類になります。迫力のあるルックスですが、その分光学性能は折り紙つき。凄いレンズが登場してきました。

 

 

フードの内側には反射を抑えるマット塗料ではなく、起毛素材が貼り合わされています。このようなこだわりに『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM』の特別さが伺えます。

 

 

大口径の新たな指標

これほど明るくて、これほど良く写る。全てのメーカーを見ても『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM』のようなレンズはそうありません。ライカ使いなら意識するであろうノクティルックスの存在と本レンズですが、唯一無二の個性を持っているノクティルックスの描写に対し、本レンズの描写は素直で率直な印象を受けました。二重像で合わせればしっかりとしたピントが来ますし、逆光耐性も優秀。F1の明るさにも関わらず色滲みが抑えられており、積極的に絞り開放のピント面と深いボケ味が楽しめるレンズです。

“…weil das Objektiv so gut ist”(なぜなら、レンズがとても良いから)

誰しもが手の届く大口径レンズ。そして誰しもが驚くであろうその描写力。現代のフォクトレンダーが生み出した『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM』から、1950年代に掲げられたこのコピーが頭に浮かびました。このレンズだからこそ撮れる一枚がある、そう思わせる魅力を感じた一本です。

 

Photo by MAP CAMERA Staff

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