
Nikonから待望の新製品「Z5ll」が発表されました。
Z5IIは、上位機種の優れた撮影機能・性能を継承しながら、暗所をはじめとした幅広い撮影シーンへの対応力がさらに向上したモデルです。
パワフルな撮影性能とフルサイズならではの豊かな表現力を楽しみながら、自分らしい表現に没頭できる1台です。
そこで本連載では発売日に先駆けNikonフロアスタッフが選ぶオススメカメラを紹介してまいります。
今回紹介するのは「Zf」と「 NIKKOR Z 35mm F1.4」の組み合わせです。
Nikon Zfは2023年10月に発売されたフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラです。
フラッグシップモデル Z 9と同じ画像処理エンジンEXPEED 7を採用しております。
NIKKOR Z 35mm F1.4は2024年 7月に発売。コストパフォーマンスに優れた明るい広角35mmになります。
ボディは約710g、レンズは質量約415gとフルサイズにもかかわらず小型・軽量設計。街歩きの旅にはとてもありがたいです。
撮影地は北海道南部に位置する港町の函館。
まず向かったのが金森赤レンガ倉庫、石畳とレンガ色のストリートが特徴的で、異国を訪れたかのように感じられます。Zfとの見た目ともとてもマッチします。
Zfは、フィルム時代を代表するFM2の信念を受け継ぎ、インスピレーションを得て洗練された外観デザインとダイヤル操作や、ペンタプリズム部のNikon ロゴ、シャッターボタンや操作ダイヤルの感触など、細部にまでこだわりぬいた作り手の愛を感じるカメラボディです。
NIKKOR Z 35mm F1.4は、明るい開放F値1.4を実現した高性能かつ、コストパフォーマンスに優れたレンズです。
上記3枚は開放F値で撮影をしております。大きく柔らかなボケで被写体を印象的に際立たせられる映りが特徴です。
影や光がしっかりと描写され空間を作り出してくれる写りをしてくれます。
また私がこのカメラレンズを旅行に選択した決め手は構図の作りやすさです。
広角35mmの画角により見たままの自然な範囲を収めることができ、様々なシーンでノールックで撮影が可能。
画像モニターは、バリアングル式の3.2型でタッチパネルを採用、レンズは最短撮影距離は0.27m。
上記写真のように被写体に寄ったり、手に持って片手で撮影できたり、料理を真俯瞰で撮影したりと、風景・ポートレートからクローズアップまでこのレンズ1本で撮影が可能でです。
旅行で一番欲しいもの。それは堅牢性と信頼性であると思っております。
ボディの前カバーとトップカバーには、マグネシウム合金を採用。
衝撃に強く、 Z8 と同等の優れた防塵・防滴性能を誇っております。
レンズに関しても防塵・防滴に配慮した設計で、レンズ内部にホコリや水滴の侵入を防ぐシーリングを施しています。
また0℃までカメラの動作を保証しており万が一北海道の雪に出くわしたとしても写真を楽しむことが可能です。
カメラの性能の高さを実感したのは、夜間の撮影においても同様でした。
函館といえば、やはり函館山から望む夜景が有名です。
函館山ロープウェイに乗って山頂へ向かうと、「100万ドルの夜景」と称される美しい光景が眼下に広がります。その光はまるで宝石を散りばめたかのように輝き、世界三大夜景のひとつにも数えられるほどです。
今回は機材を最小限に抑えたため、三脚などの撮影補助機材は持参しておりませんでした。
それにもかかわらず、特別な設定を行うことなく、上記の写真はすべてカメラのAUTOモードによる手持ち撮影で撮影したものです。
旅の感動も、日常の一瞬も、確かな描写力で捉える一台。
パフォーマンスはZ5IIとほぼ同じですがレトロスタイルの外観やコントロールに魅力を感じた方はぜひご検討くださいませ。
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