【OLYMPUS】OM-D E-M1Xの実力と魅力に迫る Part.2
高速画像処理エンジン「TruePic VIII」に設けられたAF専用の演算回路が、像面位相差AFの高速化を実現。被写体の不規則な動きにも反応し、常に追従し続けます。ポートレート撮影を強力にアシストする「瞳優先AF」は、人の顔から左右個別の瞳を選択できるようになりました。そして人の顔だけではなく、鉄道や飛行機、モータースポーツなど特定の被写体を検出し、フォーカスを追従させるアルゴリズムを新開発。ファインダー内を高速で動く被写体もカメラ任せでピントが合わせられるようになりました。
鉄道写真なら運転席に、飛行機ならコックピット、モータースポーツならドライバーのヘルメットにピントを合わせ続けるという「インテリジェント被写体認識AF」を実際に試してみました。
まずは羽田空港の展望デッキから着陸する飛行機にカメラを向けてみました。 少し霞のかかった空でしたが、機体を認識すると素早くコックピット部分が緑色のターゲットマークで囲われます。連写中もしっかり捕捉し続けますのでフレーミングだけに集中することができました。
画面いっぱいに機体を入れてもコックピット部をしっかり認識します。機体の大きさや構図などに影響されることはないようです。
鉄道写真でも検証してみました。少し意地悪に列車の前を車が横切る路面区間で撮影しましたが、AFポイントは列車の前面を離しませんでした。
右端から左端に列車が移動するシーンをどのように認識するかを動画で記録しましたのでご覧ください。
強い逆光下のため影が強く、列車の認識が初速で少し遅れた印象がありますが、一度捉えた車両は側面を向いても、しっかり追い続けてくれました。