【SONY】 “α” movies vol.07「960fpsスーパースローモーションを試す」
今回はスーパースローモーション(HFR)機能を使ってみました。
SONYの「RX100M4」「RX10M3」以降の後継機種RX10・RX100シリーズ、RX0では最大960fpsのスーパースローモーション撮影が可能です。
ハイフレームレートは一般的なカメラでは60fps、ハイエンドなカメラでも120~240fpsが一般的です。
そんな中で960fpsをコンパクトデジカメで撮影出来るのは驚きです。
写真でいうと1秒間に960コマの連射ができるのと同じですので人の目には捉える事の出来ない一瞬を映像として記録出来ます。
960fpsで撮影したテスト映像
使用機材:DSC-RX100M5
撮影設定: 960fps(画質優先)24p記録
編集時にノイズ除去とグレーディングを行いました。
960fps撮影時には撮影時間の制限があり、今回使用した「RX100M5」では画質優先モードで約3秒となります。
何気なく撮影した日常の一瞬もここまでスローになると非日常で面白い映像となりました。
4K撮影時はイメージセンサーから画素加算や間引き処理をしない全画素読み出しに対応していますが、960fps時はセンサー読み出し方式が異なるため、解像感の低さやモアレが目立ちやすくなります。
また、1コマのシャッタースピードは1/1000秒~となるため、より綺麗に撮影するには充分な明るさの確保と被写体や撮影環境に考慮が必要だと感じました。
ただ、今まではハイスピードカメラと言うと業務用カメラの「Phantom」などプロ向けのカメラばかりでしたが、960fps時でも通常用途では十分の画質で、扱いやすさも含めてコンパクトカメラで気軽に扱える良い時代となりました。
映像表現の幅を広げるツールとしてスローモーション専用機としてもオススメです。
是非、スーパースローモーションで非日常の世界を体験してみてはいかがでしょうか。
▼過去の “α” moviesはこちら▼
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【SONY】 “α” movies vol.02 「Log撮影とNDフィルター」
【SONY】 “α” movies vol.03 「α6300&電動ジンバルでスローモーション撮影」
【SONY】 “α” movies vol.04 「動画視点で見るRX100M4の魅力」
【SONY】 “α” movies vol.05 「α9で夜景ムービーを撮る」
【SONY】 “α” movies vol.06 「ピクチャープロファイルを比較する」
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