【タイムズフォト】【モノクロ道】その5 ダークレス現像に初挑戦!
モノクロード、それはモノクロ撮影・現像・プリントを極める道・・・!
ごぶさたしております。
ゼロからのモノクロ挑戦シリーズ、
今回はモノクロフィルムの現像に挑戦です。
いま、モノクロ現像には
こんな便利なものがあるんです。
FUJIFILMから販売されている「ダークレス現像キット」です・・・!
24枚撮りの、NEOPAN SSもしくはPRESTO400が推奨されています。
ダークレスというように暗室での作業はいりません。
気軽に挑戦できるので、
まずはこのダークレス現像キットに挑戦してみることにしました!
上の写真のように、現像液、定着液、専用タンク、
パトローネオープナーが入っています。
ダークレス現像キットのほかに必要なものは、
・水洗用のバット
・吊るして乾かすためのフィルムクリップ
・フィルムスポンジ(また、必要に合わせてドライウェル)
・温度計
・時計
・ティッシュ
・フィルムの空きケース
です。
~~~さて、ダークレス現像キットでの使い方を順番に説明します~~~
1.まずはこのダークレス現像キット、できれば2つ用意しましょう。
ダークレス現像の記事でおなじみのバウセカムイさんが
上手に現像するためのポイントとして、
「タンクは必ず二つ用意!現像液用と定着液用を分けて、
現像→定着の切替えをすばやく作業しましょう」と書かれています。
もし専用のタンクが一つだと、フィルムの空きケースに定着液を入れておいて、
現像が終わったら液を急いで捨てて洗ってそのタンクに定着液を入れて、、とあわただしくなります。
実際挑戦してみた感想としても、2つあった方が余裕があってオススメです。
ちなみにそのバウセカムイさんの記事はコチラから
→「フォマパン400とケントメア400 ダークレスで試す従来型モノクロフィルム」
(他のダークレス現像ブログも必読です・・・!)
2.フィルムに赤いふたをかぶせて差込み、回す練習をしましょう。
液につける前に、回す練習をしておきます。
右に3秒間10回の速さで回す感覚をつかんでおきます。
けっこう早いですよ。
3.現像液、定着液をタンクに入れます。
もしタンクがひとつの場合は、
定着液を空のフィルムケースにいれます。
4.現像液を20~25度にします。
4.気泡が出来ないようにゆっくりとしずめます。
反時計回りに静かに回して、重くなったらとめます。
まわしすぎるとフィルムが切れてしまうので、慎重に・・・!
静かに底まで入れて、5秒間待ちます。
5.右に3秒間に10回転のスピードで回し、
左に静かに回し重くなったら止めます。
これを3分繰り返します!
左に回すときは、強く回すとフィルムが折れたり切れたりしますので慎重に!
長いような気がしていたのですが、
実際にやってみるとあっという間です。
お風呂上りみたいなフィルムです。
こうして余計な液を吸い出します。
6.次は定着液に入れて、4分間先ほどと同じように回します。
取扱説明書には書いていませんでしたが、定着液も20度くらいにしたほうが良いです。
7.オープナーを使ってパトローネをあけてみます。
フィルムが出てきました。
美容院のパーマ液のようなにおいです。
あまり鼻を近づけないほうがいいですよ。
定着不十分の場合は、もう一度あと2分ほど定着液に付けて回します。
あとは洗うだけ。
こんなに簡単なの???と
拍子抜けするくらいです。
8.20分~30分ほど水洗します。
バウセカムイさんも「水洗い用バットはなるべく大きな物を。
バットが小さいとフィルムに傷をつける可能性大」と言っていました。
本当にフィルムがくるくるくるくるして大変でした・・・!
個人的に苦労したのはここくらいです。
大きいバットがおすすめです!
9.吊るして乾かします。
水滴がムラにならないように、
スポンジを上から下にすーっと動かしてとります。
また、水切り材の「ドライウェル」という液を使うのもおすすめです!
これで終わりです!
思った以上に簡単でした!
こちらはフィルムスキャナーでとりこんだ作例です。
自宅でこんなに簡単にできるなんて感動です・・・!
このダークレス現像キット、是非一度使ってみていただきたいので
2号店2階にてお取扱い開始しました!
ひとつ1,980円です!
次回のブログは、プリントについてです!
いよいよレンタル暗室でプリントにも挑戦してみました。
乞うご期待!
過去の記事はこちらからどうぞ!
↓
【モノクロ道】その1 モノクロ始めます!プロローグ