皆さんこんにちは。
2010年に始まったSONYミラーレスの「Eマウント」システム。
多くのモデルが出ている中、一つのテーマに絞ってオススメのカメラを改めてご紹介したいと思います。
今回ピックアップするのは定番の動画撮影にオススメのボディ。
それでは、作例と共にブログやKasyapaのリンクを添えてご紹介していきたいと思います。
SONYのαシリーズの中で動画特化のモデルとして高い人気を誇る「α7SⅢ」
Sensitivityの「S」を冠した有効1200万画素のフルサイズセンサーには高いノイズ耐性が備わっています。
上記二枚の作例写真は上がISO800、下がISO12800で撮影されています。
パッと見ただけでは分からない程ノイズが上手に処理されているのが分かるかと思います。
α7SⅢの最大の特徴は高感度の部分だけではなく、従来機からセンサーの読み出し速度の向上や最新の画像処理エンジンBIONZ XRが搭載されたことにより約8倍も処理スピードが上がったので動画機の課題であったAF性能を飛躍的に強化することが出来ました。
動画撮影時に像面位相差AFやリアルタイムの瞳AFが可能になり、構図に集中したりといろんなことに意識を向けることが出来ます。
続いてはSONYのCinema Lineと呼ばれる映像制作向けのシリーズ「FX3」
センサーはα7SⅢと同じフルサイズセンサーを搭載。従来のα7SⅢとの大きな違いはデザイン。
EVFを取り除き、ボタン配置を動画撮影がしやすいようにセッティングされ、リグ等の取り付けをしなくてもボディの複数個所に1/4ネジがありますので様々なアクセサリーの取り付けを行えるようになっています。
FX3やFX6の登場を機にCinema Lineシリーズの「S-Cinetone」が話題になりました。
簡単に説明するとハイライトのコントラストを抑え、シャドウのコントラストを高く設定することでハイライトは柔らかく自然なトーンに、シャドウは彩度の高いリッチな仕上がりになるルックです。
Kasyapaの方で全編S-Cinetoneで撮影された作例動画がありますので是非確認してみてください。
こちらは同じくFXシリーズの「FX30」
FX3との大きな違いはAPS-Cセンサーを搭載しているモデルであるというところ。外観の仕様・ボタン配置はFX3と同じ設計で作られておりFX3のユーザーが使っていたリグやガジェット類を全く同じように使えるようになっています。
内部は少し仕様が変わっており、有効画素は2600万画素シャッター幕は省略されておりスチル撮影は電子シャッターのみで連写設定が出来ない仕様になっています。
FX3と同じ仕様で冷却ファン搭載な上にAPS-CセンサーモデルなのでフルサイズであるFX3よりも連続撮影時間は長くなっている為、長時間カメラを回すような撮り方をする方には非常に使い勝手が良くなっています。
本記事の最後にご紹介するカメラボディは「FX6」
先程までのモデルと比較をするとサイズ感が一気に増し、いわゆる業務機のような見た目をしているのが特徴です。
しかし重量は電池を含めなければ約670g弱と非常に軽いカメラであることが分かります。付属のトップハンドルを除けばハンドヘルドタイプのジンバルにも載せることが出来ます。
本機の機能の中にあるCine EIモード(FX3/30もファームウェアアップデートで利用可能)は低感度と高感度の二つのベースISO(800/12800)が設けられており、両方のベースISOを用いてこのカメラの一番得意とするISOで撮影を行い後程編集で増感・減感を行うというもの。
これにより、S-Log3での撮影を行うと15+ストップものダイナミックレンジを得ることが出来ます。
※FX30のベースISOは800/2500
更にFX6にのみ搭載されているのが内蔵バリアブルNDの機能。
1/4~1/128まで無段階で調整を行うことが出来、屋外での露出の変化等でシャッタースピードを変えにくい動画撮影においては非常に役に立つ機能の一つであると言えます。
動画といえばマイクも非常に重要なアイテムになってくると思います。
数あるSONY純正マイクの中から今回は”神マイク”と呼ばれた「ECM-B10」をピックアップしてご紹介します。
本機は小型・軽量でありながら鋭指向性・単一指向性・全指向性の三種類に対応しておりさらにデジタルオーディオインターフェースに対応しており、対応のカメラであれば音質劣化の無い高音質の録音ができるようになっています。
以上、いかがでしょうか。
動画を本格的に始めてみたい方にも今回のようなCinema Lineは非常にオススメできます。
優秀なAF、編集不要で撮って出しでも映画のような高いクオリティを出せるS-Cinetoneなど多くの便利な機能を搭載したモデルが多数あります。
ぜひご検討いただけますと幸いです。
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