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【Leica】マップカメラが選ぶライカレンズ10 ~Leica Summilux M50mm F1.4 1st~

【Leica】マップカメラが選ぶライカレンズ10 ~Leica Summilux M50mm F1.4 1st~

2023年2月20日、Leica Boutique MapCamera Shinjuku は10周年を迎えます。
マップカメラのブログサイトであるTHE MAP TIMESでは、よりライカの世界を楽しんでいただけますよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。ぜひお楽しみください。

さて、マップカメラが選ぶライカレンズ10ということでスタッフ一押しのレンズをご紹介させていただきます。

今回ご紹介するのは「Leica Summilux M50mm F1.4 1st」です。


1959年、ズマリット50mm F1.5の後継レンズとして発表されたズミルックス 50mm F1.4。
ライカレンズの中でも、当時最も明るいレンズとして登場しました。
レンズ構成は5群7枚で、光学設計上は先代のクセノンやズマリットに酷似しています。
その後、1961年同じ5群7枚ながら設計を大幅に変更。2群目の貼り合わせ面に空気レンズを採用し、結果としてコントラストの向上が図られました。
(ただし、ライツはその設計変更を1966年まで公表しなかったという逸話が残っています。)
そのため、その1961年シリアル・ナンバー 1844001番以降を「2nd(第二世代)」とか「後期型」と称し、設計変更前のモデルは「1st(第一世代)」とか「初期型」などと呼ばれています。

~「貴婦人」と称されるレンズ~
ライカのレンズ、とりわけオールドレンズの中には素晴らしい金属加工を施した、工芸品を思わせるようなレンズが多く存在します。
中でもこのズミルックス M50mm F1.4 1stの鏡胴の造形は、群を抜いて美しいものになっています。
レンズ根元部分やピントリングに施された繊細なローレット加工、上質なクロムメッキの輝き。その優美さは、道具としての粋を軽く超えています。
さらに撮影してみてわかるこのレンズ特有の繊細な描写表現。
このレンズが「貴婦人」と呼ばれ、昔からファンの非常に多いことも容易に納得できます。

美しいローレット加工

なお、このピントリングの刻み、通常モデルはリングの凹部にローレット加工が施されているのですが、ズミルックスが登場した極最初期のレンズに凸部に加工が施されたものが存在します。
通称「逆ローレット」と呼ばれ、生産数は1000本とも数百本とも言われ、正確な数はわかっていません。
極初期のプロトタイプとも思われますが素性が定かでなく、市場では希少性の高いレンズとして取り扱われています。

右が通常のもの、左が「逆ローレット」。
それだけの違い、と考えるか、その違いにライカの深淵を感じ取るか。私は後者の側の人間のようです…

その他、バルナックライカユーザーの希望に応え、スクリューマウントのものも生産されました。生産数548本とも言われ、こちらも希少モデルとされています。

左がスクリューマウント「ズミルックス L50mm F1.4(オリジナル旧マウント)」です。

かなり丸みを帯び突出した前玉
43mm径ですが、通常のフィルターだとレンズ前玉表面とフィルターのガラスが接触してしまう恐れがあります。フィルターには専用のものが必要となります。

今回、東京駅周辺や有楽町、そして銀座を散策した時の写真を掲載します。
実は少し前、妻と銀座でランチを取る機会がありました。(「銀座でランチ」いい響きだ…)
その時持っていったのは、標準ズームを付けた小型のミラーレス一眼カメラ。
気の向くままに数枚シャッターを切ったのですが、「なんか違うな…」
「街中の雑踏はライカに標準レンズ1本で切り取りたい!」
食後に立ち寄ったGINZA SIXの書店で、好きなライカ遣いのカメラマンたちの写真集を手に取ってしまったせいでもあります。
その時の想いもあり、私の手にはズミルックス M50mm F1.4 1st付きのM11が。何とも贅沢な組み合わせです。

丸の内の通りに出ていたキッチンカー。前後がなだらかにぼけ、自然な存在感が出ました。

少しアンダーに補正して光を出しました。
背板部分にピントを合わせたのですが、座面の黄色がボケというより滲んだ感じになりました。
ズミルックス 50mm 1stは滲みの美しいレンズとしても有名です。
先代のズマリットのようにボヤボヤになってしまうのではなく、芯を残した滲み方が特徴。
ただ個体差もあるらしく、以前数本で試したところ、滲み具合はまちまちでした。

有楽町駅横のガード下にて、モノクロモードでの撮影。
金属のサビ具合まで見事に表現されています。
およそ60年前のレンズですが、その描写力は最新6000万画素のセンサーでも十分発揮できているように思います。

今度は少し絞って。途端に精緻な描写になります。
モノクロでの金属描写はクセになります。

先ほど「雑踏を切り取る」なんて格好いいこと言いましたが、いざ銀座に着くとなかなか人にレンズを向けることはできませんでした…

眩しくて肉眼では捉えられなかった情景も、M11とズミルックス50mm 1stの組み合わせは隅々まで再現してくれました。

ガラス越しですが、ピント合焦面はそれを感じさせず、革のシボや表面に付いたチリまで写し出しています。

ふと眼に留まった街路樹を。花?部分にピントを合わせ絞り開放で。バックは絵画的なボケになりました。


見ていた写真集の影響もあり、隙間から何枚も撮っていました…

雨の東京駅前。
よく見ると、アスファルトに塗った白線の塗装の凹凸まで分かります。


木肌の質感、下の布地のなだらかなボケが気に入っています。バックの光源は車のライト。

絞り開放で撮るとこんなにも幻想的に。像の光沢が滲み、金属なのにソフトな印象に。


大分暗く、そして寒くなっていましたが、光源ボケが面白くてなかなか場を離れられずにいました。
M11に手ブレ補正機構はついていませんが、下の写真ISO200でありながら絞り開放で1/200秒でシャッターを切れました。大口径レンズの恩恵を感じつつ、ようやく家路に。

絞り開放ではピントの芯を感じさせながらも、繊細で柔らかな描写に。絞ればキリっと精緻な表現に。
その変幻自在な写りが楽しくて、1日中使っていても飽きのこないレンズ。
ズミルックス M50mm F1.4 1stは、他では味わえない愉悦をもたらしてくれます。

 

 

 

[ Category:Leica | 掲載日時:23年02月15日 18時30分 ]

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【SONY】墨田区まったり散歩

【SONY】墨田区まったり散歩

某電子マネーの会社が自治体とコラボしてキャッシュバックキャンペーンなどを行うと、そういうお得な催しが大好きな私はその地区に散歩に出かけます。今回キャンペーンを行っていた「東京都 墨田区」に天気も良かったので「SONY Cyber-shot DSC-RX0M2」をポケットに忍ばせ、ぶらりと出かけてみました。

錦糸町駅を降りて北口からまずはスカイツリーを目指します。大きくランドマーク的な存在なので地図とかなくても着きますね。

さすがCarl Zeiss「テッサー T*レンズ」が搭載されているだけあって、鉄筋のネジも一つ一つとてもシャープに撮れます。

スカイツリーを後にし、さらに北上。実は社会人2年目の時、私は白髭橋のたもとのビルで勤務していたことがあったのでそこに行ってみようと思いました。曳舟駅や東向島駅などから通勤していたのですが、駅前は結構様変わりしていて時の流れを感じます。

そんな中、通勤していた道を散歩していると勤務していたビルとよく見ていた白髭橋が見えました。

白髭橋も35㎜換算で24mmなので大きく悠々と映し出すことができます。景色って本当にすごいですね。見ていると当時の思い出が鮮明に思い出してきました。あの頃は若かったなーっと。

白髭橋を満喫した後に隅田川を南下。

両国でまた散策を始めてみます。さすがは国技館がある両国。おすもうさんの像が色々なところでお出迎えしてくれます。そしてこの像はおなかが触られすぎているのかテカテカに光っていました(なぜかこの像だけです)。大阪通天閣のビリケンさんの足の裏と同じようにご利益があるのでしょうか?一応触っておきました。このご時世ですからもちろんその後消毒もしました。

「回向院」というお寺で参拝。

 

 

本堂に入ると全面には大きな壁画、天井にも大きな龍の絵があります。とても美しかったです。白檀のお香のいい香りが本堂を包みます。

とても風情のある良いお寺でした。

帰りはまた錦糸町まで歩いておいしいサムギョプサルをいただいて終了です。1日中歩いて疲れましたのでエネルギーチャージです。

墨田区長さん、またキャンペーンよろしくお願いします。昔も懐かしめてキャンペーンにも参加できてとても有意義な休日でした。

「SONY Cyber-shot DSC-RX0M2」は小さいのに高画質な写真が撮れるのでちょっとしたお出かけには本当に重宝します。一家に一台、まさに手放せないカメラです。

 

[ Category:SONY | 掲載日時:23年02月15日 11時18分 ]

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GR IIIをカバンに入れている日は、ふとした時に写真が撮りたくなります。

帰りが遅くなると駅は人がまばら。
ここの駅ってこんなにカクカクしてたんだなぁといつもは目につかないところが面白く見えます。


むき出しのコンクリートと銀の手すりが少し寂しげで、見知った構内なのに別の場所に来たような感覚になりました。

写真を撮ろうとなると被写体と改めて向き合うことになるので
ここってこんな形をしているんだなとか、どうしてこんな形をしているんだろうとか
些細なことでも知らなかった事を発見できるので楽しいです。


構えてからシャッターを押すまでの流れの中でストレスが一切ないのがGR IIIのお気に入りポイントです。
息をするように写真が撮れるおすすめの一台です。


[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:23年02月14日 12時00分 ]

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【SONY】FE 20-70mm F4 G で冬の海を撮る

『SONY FE 20-70mm F4 G』で冬の海を撮りました。

崖の上の白い灯台は、この海の番人です。

 

浜にはボートが整然と並んでいました。

海で目立つようにか、青色の補色にあたる色をしています。

欠けたナンバーの船はいずこへ。

 

水紋が海底の砂に模様を描いています。

白い砂がよく見えて、水が綺麗であることがわかります。

 

すぐ近くなのに、こちらの砂は黒っぽく見えます。

 

岩場にはたくさんの水たまりがあります。

小魚でもいるかと思いましたが、意外と見つけられませんでした。

 

岩の上で逞しく生きている植物がありました。

上の方が枯れていますが下部はしっかり緑色です。

根も張りにくいし潮風もきついだろうに、なぜこんなところを選んだのでしょう。

 

出向を待つ小さなボート。

赤い旗が写真でもワンポイントになっています。

この旗があるとないとでは印象が違うと思います。

 

場所を変えて港へ。

船の周りにクレーンがいくつもあり、男心をくすぐります。

 

いかがでしたでしょうか。

写真から冷たい海風を感じていただけましたでしょうか。

小さなボディにフルサイズのいいところが詰まった『α7C』。

そして焦点距離だけでなく描写力こそが最大の魅力の『FE 20-70mm F4 G』。

見た目はコンパクトなのに中身はビッグというこのコンビは、誰にとっても素晴らしい相棒となるでしょう。

新しい標準ズームとフルサイズの組み合わせ、ぜひお試しください。

 

 

[ Category:SONY | 掲載日時:23年02月14日 11時00分 ]

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【Nikon】一眼レフという選択肢~Nikon Df編~

【Nikon】一眼レフという選択肢~Nikon Df編~

『「精密機械の感触」と「操る愉しみ」を、あらためてその手に。』

2013年11月に発売され、生産完了後も長く愛され続けているハイアマチュアカメラ。

直感的なダイヤル操作系と幅広い撮像感度域をカバーする高画質を、携行性の高いニコンFXフォーマット最小・最軽量ボディーで実現したモデルです。

使用機材はNikon Df+AF-S NIKKOR 50mm F1.8G。

一眼レフ機の中でも一線を置き、2014年には「カメラグランプリ 2014 大賞」「カメラグランプリ 2014 あなたが選ぶベストカメラ賞」をダブル受賞をしています。

そのデザインはフィルムカメラのFM系に寄せたクラシカルな仕様になっており、操作系をダイヤルにして、一目で設定が分かりやすい仕様になっております。



使用したレンズはAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8GをベースにDfの外観に合わせデザインを変更した標準レンズです。

レザートーンの外観塗装、アルミ製のシルバーのリングやマニュアルフォーカスレンズのラバーローレットを再現したフォーカスリングなど、揃いのトーンでDfにジャストフィットします。



撮影地は川越。

東京の北西に位置し、かつては江戸時代の城下町として栄え蔵造りと呼ばれる建築様式の古い土蔵や商家が立ち並ぶ町並みで知られており、都度THE MAP TIMESでも取り上げられるような写真映えする場となっております。

カメラも、レトロな街並みや着物ともマッチします。

グリップは浅めですので女性の手にフィットします。人によってはグリップを付けるとより持ちやすくなります。

重さは約765g、レンズと合わせても約955g、ボディ本体に厚みがありますが軽量化されているため、持った時に『思いの外軽い』と感じました。




ここ最近、フィルムカメラのブームを感じることが多くなりました。

クラシカルな見た目、しかしフィルム自体が高騰する一方。そんな方にもお勧めできる1台です。

Nikon Dfのフォトプレビューサイト『Kasyapa』はこちら

[ Category:Nikon | 掲載日時:23年02月13日 17時30分 ]

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【Leica】マップカメラが選ぶライカレンズ10 ~Leica Thambar 90mm F2.2~

【Leica】マップカメラが選ぶライカレンズ10 ~Leica Thambar 90mm F2.2~

2023年2月20日、Leica Boutique MapCamera Shinjuku は10周年を迎えます。
マップカメラのブログサイトであるTHE MAP TIMESでは、よりライカの世界を楽しんでいただけますよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。ぜひお楽しみください。

今回ご紹介するのは「Leica タンバール 90mm F2.2」です。

今から約90年前、1935年にタンバールは生まれました。
ピント面も、その前も後ろも、光が溶けるというより紙にインクを垂らしたような広がりを感じさせる描写が特徴です。
もし、「見たまま、パリッと正しく写る」そんなレンズが正義であるとすれば真逆を行く存在。写真が盛り上がり始めた当時を想像すると、もっと綺麗に写せ、もっと明るく写せ、もっと鮮やかに写せ、そんな声が聞こえてきそうな気もしますが、当時のレンズに対する探究心はちっぽけな私の遥かその先。
高画質競争の中では、こんなもの見つけられようはずがありません。

タンバールのソフト効果は球面収差の補正を過剰に行うことで実現しています。
ピント面の描写は輪郭を保ったまま外縁が広く滲み、前ボケはそれ以上、後ボケに関しては過剰補正の結果強い輪郭を伴った個性的な表現を生み出しています。
また、専用のスポットフィルターでレンズ中心を通る光をカットし、よりソフト効果の強い撮影が可能。
今回掲載する写真の多くはフィルター付き、開放での撮影が多いので個性を存分にお楽しみください。

また、このレンズを語る上で欠かせない存在が2017年に発表された復刻版タンバールの存在です。
既に販売を終了していますが、ズマロン28mmF5.6に続く2本目の復刻となるMマウントタンバールは衝撃と共に迎えられました。
描写はオリジナルに近いのですが、高級感を感じる重厚な鏡胴はまた別物としての所有欲を掻き立てる佇まい。
以前M10モノクロームで撮影した写真がいくつかありますのでご覧ください。
その時のブログリンクも記載しておきます。

『【Leica】The World of Monochrome Ep. VI』

Leica M10 monochrom + Thambar M90mm F2.2

今回のブログのために撮影した写真につきましては、全てオリジナルLマウントのレンズを使用しました。
近頃はなかなか撮影の機会がなく、どんな写りで表現されるのか想像を働かせるばかりでしたが、改めてオリジナルを使うと、
ソフト効果の中に思いの外くっきりと残る被写体の存在感や、色の不自然さを感じないことに驚きます。
フィルムで使用することを想定されていたはずですが、センサーで写すカラー写真でもその意図を崩さずに使用可能でした。

ここでレンズの外観にも目を向けてみます。
タンバールならではの特徴として挙げられる専用フィルターですが、真鍮枠にブラックペイントが施されておりなかなか所有欲をくすぐる逸品。
このフィルターが無かったとしても充分なソフト効果は得られるので付けずに撮影する機会も少なくないと想像します。
しかし、あるのとないのとでは大違い。ぜひお求めの際はこのフィルターが欠品していないかお確かめください。

真正面から覗くとまるで澄んだ目のように人を惹きつける力があるような、ないような。
専用フィルターを装着すればその写りに興味を持たざるを得ません。

鏡胴も艶のあるブラック仕上げ。
絞り指標の赤い文字がなんとも見た目にもよく映えます。
ちなみに赤い方がスポットフィルター装着時の数値。
F8あたりから写り込んでしまうので装着しての撮影は開放からF6.3の間を目安に使用する必要があります。

M型ボディから伸びる長細いレンズは一見アンバランスになるかと思われましたが、実際は雰囲気の統一感に気圧されます。
このレンズ、このボディに限らず、様々な組み合わせを違和感なく使えるのもライカの魅力。

撮影地はかつて復刻版とモノクロームを持って赴いた同じ町。
あの光景が焼き付いているので、ぼんやりとイメージを持って臨むことが出来ました。

また、今回はボディにM11を採用。
いい意味でやや粉っぽいセンサーの特性をレンズが上手くキャンバスとして扱っているように思います。
昨年はM11と復刻タンバールで撮影もしておりますのでこの機会に併せてどうぞ。

『【Leica】Mを愉しむ ~M11でレンズを愉しむ~#3 Thambar M90mm F2.2』

Leica M11 + Thambar M90mm F2.2

当然のことながら、このレンズは光が多ければ多いほどより印象的な写真を生みます。
またその反面、光が少ない場面ではその僅かな光を際立たせ押し上げるような特性もあるように感じます。

被写体と空間とを隔てる線を曖昧にしているのではなく、光が線を越えて広がっているという認識です。
ただ結像していないが故にボヤっと見える、そういう表現ではありません。

これに魅入られてしまうと替えが効かないのでお気を付けください。

最後はモノクロに切り替えて数枚撮影。
以前この街でモノクロタンバールは撮り終えた筈なのですが、どうにも耐えられませんでした。
やはりこのレンズ、光を楽しむには一級品でありまして、色を排除すると味わいはまたまた数段、ご覧の通り。
たとえば、豆の味をよく感じるためにブラックを啜る、みたいなことになるでしょうか。
このストレートに煙たい苦みはミルクも砂糖も無しで味わうべきかもしれません。

気温も大分下がってきました。
素敵なカフェで、待ちわびたケニアとコスタリカを購入。
帰路につきます。

普段使いにどうぞとは正直言い難いですが、持っておきたいレンズです。
分かりやすく「これでしか撮れない」を感じることが出来ますし、「これで撮りたい」をもらえるレンズでもあります。

初めて触れてもう何年。
波はあれど常に必ず囁きかけてくる存在です。

是非、機を逃さぬよう。

[ Category:Leica | 掲載日時:23年02月13日 16時00分 ]

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【Nikon】一眼レフという選択肢 ~D4編~

ミラーレスカメラの性能が進化を遂げ、新しく一眼レフカメラを購入する、または所有し続ける方が少なくなってきているのではないでしょうか。
かくいう筆者もミラーレスカメラで写真を撮ることが多くなってきています。
しかし決まったシチュエーションの時は必ずレフ機も使うようにしています。
そのシチュエーションは動体撮影をする時です。
ただ、動体撮影を得意とする機種だと価格が少し高いイメージを持たれるのではないでしょうか。
今回は価格と性能が非常にバランスの良いボディをご紹介させていただきます。

『Nikon D4』という選択

2012年(平成24年)3月15日に発売をしたフラグシップ機になります。
高速連続撮影では最高約11コマ/秒、RAW撮影においても最大約100コマ、JPEG撮影では最大200コマまでの高速連続撮影が可能。(使用の際、撮影条件あり)
常用感度はISO100-12800。さらにISO50相当までの減感とISO204800相当までの増感をすることで格段に幅を拡げた撮像感度域が、多様な明るさに対応。
D4以前のフラグシップ機からAFの初動を高速化し「被写体への食いつき」が格段に向上しています。

見ての通りミラーレスカメラとは違い「ミラー」や「光学ファインダー」があるため、カメラとしては非常に大きい造り。やはりこの見た目なので重量は重め(約1180g【本体のみ】)。カメラを選ぶ際に重要となる「持ち運び」に関しては少し苦労するかもしれませんが、しっかりとしたグリップがあり安定した撮影が可能です。

記録メディアはCFカードとXQDカードのデュアルスロット。
CFカードは最近のカメラではあまり採用されておらず、手に入れるのが苦労するかもしれないので、XQDカードを使用することをお勧めいたします。

それではD4で撮影した写真をご覧ください。(撮影したのは数年前のものになります。)

SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA TC-1401
絞り:F10 / シャッタースピード:1/100 / ISO:100 / 焦点距離700mm

SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA TC-1401
絞り:F20 / シャッタースピード:1/60 / ISO:250 / 焦点距離700mm

SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA TC-1401
絞り:F32 / シャッタースピード:1/25 / ISO:250 / 焦点距離700mm

Carl Zeiss Otus 85mm F1.4 ZF.2(ニコンF用)
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/25 / ISO:250

Nikon AF-S NIKKOR 105mm F1.4E ED
絞り:F4 / シャッタースピード:1/60 / ISO:400

Nikon AF-S NIKKOR 105mm F1.4E ED
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/5000 / ISO:200

連写性能が注目されがちにはなりますが、暗所での撮影やスナップも難無くこなせるカメラです。

一眼レフ機が好きな筆者も撮影がスムーズなのは間違いなくミラーレスカメラであると思っています。しかしながらミラーが「ガシャン!」と下りた時の心地良さを一度味わったら忘れることはできません。
そしてNikon一桁機の「間違いなく撮れている」その安心感を是非皆様も体験してみてください。

Nikon D4のフォトプレビューサイト『Kasyapa』はこちら
Nikon D4のブログ『The Map Times』はこちら

 

⇓ 撮影で使用した機材はこちら⇓

 

 

 

 

 

 

 

[ Category:Nikon | 掲載日時:23年02月12日 16時30分 ]

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【Canon】一眼レフという選択肢~6D編~

【Canon】一眼レフという選択肢~6D編~

皆様こんにちは。Canon EOS 6Dという名機をご存じでしょうか。

2012年に発売した有効画素数約2020万画素のフルサイズ一眼レフカメラ。当時は一眼レフ・フルサイズ機の中では小型軽量と話題になり、入門機からのステップアップとして選ばれたユーザー様は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私もそのうちの一人でした。カメラを始めてKissシリーズを使用していた頃、いつの日かフルサイズへ憧れを抱きました。このカメラを購入するために貯金を切り崩した記憶があります。当時、新品レンズキットでおおよそ20万円程で購入した記憶がありますが、今は中古でおおよそ5万円ほど。筆者が考えると信じられないような気持ちとなりますが、私は今の時代でも名機・6Dを強くオススメします。ミラーレスカメラでは味わえない良さや6Dだからこその魅力が沢山詰まっているからです。

EOS 6D + EF50mm F1.8 STM

写真を本格的に学びたいと考え、このカメラを購入して早7、8年程。その間他沢山のカメラで撮影を楽しみ、別のカメラを購入したりしましたが、今でも私はこのカメラを手放せずにいます。

このカメラを愛用したからこそ撮影の基礎の基礎を学べたから今があると考えており、その想いを忘れない為に売却せず手元に置いてあります。時折持ち出して撮影すると初心の気持ちを思い出すほど愛着がわいています。

EOS 6D + EF24-70mm F4L IS USM

最新のミラーレスカメラは技術が素晴らしく、ホワイトバランスをAUTOで撮影しても色合いが自然と出ます。しかし6Dは10年も昔のカメラですので、時には難しい光源下ではホワイトバランスが違うなと思うときがあります。ですので常にホワイトバランスの設定を気にして撮影していました。夕暮れ時には夕暮れに合う設定をしてから好みの色に微調整をするなど、AUTOを使用せずその時の光源に合わせて選択していたので色温度・ケルビンの感覚を勉強できたと思っています。

EOS 6D + EF24-70mm F4L IS USM

ここ連日「一眼レフという選択肢」という題名で様々な機種の一眼レフカメラの魅力をお伝えしておりまして、多くの記事で光学ビューファインダーの魅力をお伝えしてきてるかと思います。私もその魅力を伝えたいひとりです。

露出や色合いが反映されている電子ビューファインダーではなく、見たままの景色をそのまま素通しで見て撮影する光学ビューファインダーの意義は露出の勉強はもちろん、構図の勉強にもなると思っています。

EOS 6D + EF50mm F1.8 STM

そして光学ファインダーを覗いて撮影をし、モニター画面・パソコン画面で見た自然な仕上がりを見るのが大好きです。上記の写真も独特な色の発色が私にはキヤノンらしい発色の良さがとても好みで、たまらなくクセになる良さです。

EOS 6D + EF24-70mm F4L IS USM

Canon 6DにはAFポイント数は11点しかありません。現在のミラーレスカメラの測距点は数百点あることがほとんど。自分が思うところにピントを合わせるのも一苦労…。でもそんな過程もカメラの勉強になるような気がしています。

EOS 6D + EF24-70mm F4L IS USM

ちなみに筆者は流し撮りが好み。開放F値で被写体を立体的にして撮影するのにハマってた時期があります。

このボケ感もフルサイズ機ならでは。この1枚はファインダーを見ずに感覚で撮影しました。そんな撮影が出来るのもこのカメラで同じ焦点距離にて沢山撮影し、感覚を養ったから。そこまで長く愛用が出来るカメラだと私は感じます。

EOS 6D + EF24-70mm F4L IS USM

そして筆者はこのカメラでマジックアワーを撮影するのが大好き。夕焼けと夜空の間の緑色を出すのがカメラでは難しいと感じているのですが、このカメラはしっかりと自然に写し出してくれています。階調表現は最新に負けず素晴らしい性能を持っていると感じています。

EOS 6D + EF50mm F1.8 STM

上記の写真の中央に写る小さな点、実は飛行機なのです。拡大すると分かるかと存じます。この撮影をしたとき光学ファインダーを覗き中央一点にし、ここだと思ったときに心地の良いシャッター音と共に撮影した記憶があります。

こんな豆粒みたいな被写体もしっかり写してくれます。さすがフルサイズセンサー。飛行機のとなりにいるのは鳥だと気づいたとき、「フルサイズセンサーが持つ解像力があると撮影時には気付かない見知らぬ発見が出来るのだな」と知りました。

EOS 6D + EF50mm F1.8 STM

Kissシリーズを使用していたときに6Dへ買い換えを行いたいと思った最大の理由は夜間撮影。持っていた機材だと夜間時に撮影が出来ない領域が見受けられ、限界を感じたからです。

現代の初心者モデル・エントリー機は本当に優秀だと感じますので一昔前のように夜間への極度の限界を感じないかもしれません。また最新技術を使用した撮影は、撮影したい一瞬を逃しにくく非常に便利かと思います。ですが、一昔前と言えど一世を風靡したCanon EOS 6Dを使いこなせるほど愛用する事も、写真を愛する者としてカッコいいのではないでしょうか。

EOS 6D + EF24-70mm F4L IS USM

今は新品で手に入れることは出来ませんが、中古で安く手に入れることが出来ます。カメラを基礎からしっかり学びたいと考えているあなたへ、最新の技術に頼らずにCanon EOS 6Dで撮影を学んでみてはいかがでしょうか。

EOS 6Dのフォトプレビューサイト『Kasyapa』はこちら

 

[ Category:Canon | 掲載日時:23年02月12日 13時01分 ]

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【SONY】Planar T*85mm F1.4 MMで撮るレトロな写真たち

 

本日は、人気の高いCONTAXのオールドレンズPlanar T*85mm F1.4 MMをご紹介いたします。

今回はマウントアダプターを使いSONYのミラーレスカメラα7Cに付けて撮影に出かけました!

※SONY EマウントにCONTAXレンズを装着するにはマウントアダプターが必須となります。

早速カメラにレンズを装着して撮影に出かけました。

あいにくの曇り空ではありましたが、無機質な電線をオールドレンズで切り取ると、天候も相まってレトロでどこか懐かしい写真に仕上がりました。

 

撮影しながら歩いていると、狭い路地にぶら下がる赤ちょうちんを見つけて、思わずシャッターを切ってしまいました。

狭い路地に無数の建物が連なる場所では、85mmの中望遠がピッタリです。

スナップ撮影も、至近距離の撮影をしないのであれば全く不自由はしません。

85mmの画角を持っていると街全体の雰囲気より、より1つの被写体に興味を持つことが多くなります。これをこのレンズで撮ったらどんな風に映るんだろう…というワクワク感が楽しく撮影に没頭できます。

そしてほんの少しの圧縮効果も得られて、1枚1枚の写真の満足感が本当に大きいです。

スナップ撮影しながら歩いていると少し狭い路地が無数にあり、シャッターを切る指が止まりませんでした。

 

それではPlanar T*85mm F1.4 MMの推しポイントをご紹介いたします。

まず1つ目、開放1.4の柔らかなボケみ。

滲むようなボケが特徴で、玉ボケは大きく丸くなります。

色や滲み方が優しくなるので、写真を見返すたびに「あぁ、今オールドレンズを使っているなぁ…」と恍惚とした気持ちになります。

開放で撮影すると被写体が際立ちます。

ピント面はシャープな写りをするので、物撮りだけでなくポートレートにもおすすめです。

Planar T*85mm F1.4 MMのもう一つの推しポイントは絞った時のシャープな写りが凄いところです。

こちらの写真はF2.8で撮影。しっかりとした立体感ボケ感は保ちつつ、ピントが深くなった為、ピント面前面がシャープに映っています。

被写界深度も浅くなるので、AFの効かないマニュアルレンズでスナップ撮影は中々難しいところもありますが、F2.8ぐらいで撮影していても何もモノ足りなさを感じません。

欠点があるとすればパープルフリンジが発生しやすいところでしょうか。しかし少し絞るだけで大きく違います。

1枚目はF1.4で撮影しています。

2枚目のこちらの画像はF4で撮影。

撮影日は曇り空でしたが、明るい空には間違いありません。逆光下でここまで押さえられ、シャープさを失わないのは素晴らしいレンズです。

オールドレンズは様々なメーカーから発売されていますが、Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4は手に取りやすい価格帯となっています。

お見逃しなく!!

▼今回使用したオールドレンズはこちら▼

▼今回使用したカメラボディとオススメのマウントアダプターはこちら▼

 

[ Category:etc. | 掲載日時:23年02月11日 19時05分 ]

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【EP】Canon EOS 7D Mark IIで撮影された「乗り物フォト」をご紹介!

【EP】Canon EOS 7D Mark IIで撮影された「乗り物フォト」をご紹介!

マップカメラが運営する、カメラ好きが作る 世界とつながるフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では年間を通してさまざまなフォトコンテストを開催しております!

ライカブティックMapCamera Shinjuku は、2023年2月20日にオープン10周年を迎えます。
これもひとえに、たくさんのお客様のご愛顧あってのこと。心より御礼を申し上げます。

「Leica Boutique MapCamera Shinjuku PhotoContest」は、3月31日まで開催中です!
審査の対象となるカメラ機材はLeicaだけでなく、スマートフォンを除くすべてのカメラで撮影された作品が対象となります。
みなさまからの素敵な作品をお待ちしております。

イベント特設ページはこちらです。

本日は「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」にご投稿いただいた「Canon EOS 7D Mark II」の作品の中から5作品をご紹介!ぜひご覧ください。

【作品名】THE SL <投稿作品を見る
【投稿者】ヒデ 様
【使用機材】Canon EOS 7D Mark II + EF-S18-55/4-5.6 IS STM



【作品名】無題 <投稿作品を見る
【投稿者】kazu.I 様
【使用機材】Canon EOS 7D Mark II + SIGMA S 70-200/2.8 DG OS HSM



【作品名】BURN <投稿作品を見る
【投稿者】しんのすけ 様
【投稿者コメント】D1GPの「2015 TOKYO DRIFT」です。もう2年以上、モータースポーツを観戦していません。
【使用機材】Canon EOS 7D Mark II + EF100-400/4.5-5.6L IS II USM



【作品名】Approaching minimum <投稿作品を見る
【投稿者】aaa 様
【使用機材】Canon EOS 7D Mark II + SIGMA C 150-600/5-6.3 DG OS HSM



【作品名】棚田夕景 <投稿作品を見る
【投稿者】てっぴー 様
【投稿者コメント】千枚田の田植えが始まる
【使用機材】Canon EOS 7D Mark II + A 24-105/4 DG OS HSM



日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!
その他にも様々なフォトコンテストを開催しておりますので、ぜひこちらから定期的にご確認いただけると幸いです。

現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。

「過去・現在・未来」過去に撮影した作品はもちろん、これから未来に残したい写真まで幅広く大募集!

グランプリに輝いた1作品には、日々のフォトライフをより一層お愉しみ頂きたくマップカメラからLeica Q2 Reporterをプレゼント!

雪化粧をした美しい風景、透き通った空気感を感じる街並みなど冬を感じさせる写真を大募集!

期間中にご投稿いただいた作品の中から「グランプリ」1作品に20,000ポイント!「冬景色賞」「夜の煌めき賞」に各10,000ポイントプレゼント!

[ Category:Canon SIGMA | 掲載日時:23年02月11日 19時03分 ]

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【ライカアクセサリー特集】ライカユーザーに捧ぐ!「M.I.star WORプロテクトフィルター」を紹介

【ライカアクセサリー特集】ライカユーザーに捧ぐ!「M.I.star WORプロテクトフィルター」を紹介

2023年2月20日、Leica Boutique MapCamera Shinjuku は10周年を迎えます。
マップカメラのブログサイトであるStockShotでは、よりライカの世界を楽しんでいただけますよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。ぜひお楽しみください。

ライカ専用の便利なアクセサリーをご提案する、マップカメラオリジナルブランド「M.I.Star(マイスター)」
今回は、そのラインナップの中から『WORプロテクトフィルター 43 / 34 / 19mm』を動画で詳しくご紹介します。それでは、お楽しみください!

 本編映像


 

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:22 M.I.star WORフィルターとは
01:09 WORフィルター 43mm
06:30 WORフィルター 34mm
08:08 WORフィルター 19mm
12:05 商品パッケージの紹介
13:07 総評
13:46 エンディング

 WORプロテクトフィルター for Licaのご紹介

 

『M.I.star WORプロテクトフィルター43mm』は、ライカの標準レンズの中でも非常に高い人気を誇る「ズミルックス M50mm F1.4 1st」のために作られたフィルターです。43mm径のフィルターはこれまで、純正や特注のものしかなく手に入りづらいという難点がありました。そんな悩みを解決するべく、開発されたのがこちらのアイテムです。

 

使い心地はもちろん、デザインにもこだわっています。純正の専用フィルターと見比べても、ローレットの入れ方までご覧の通り再現しています。

 

また『M.I.star WORプロテクトフィルター43mm』はズミルックスを模したデザインを施した、専用ポーチに入れて販売されています。何用のフィルターなのか一目でわかるのもポイントです。

 

動画では、さらに34mm / 19mm のフィルターに関しても詳しくご紹介しています。まだ動画をご覧になっていない方は本編をお愉しみください!

▼今回紹介した商品はこちら▼

[ Category:Leica | 掲載日時:23年02月11日 17時54分 ]

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【Nikon】一眼レフという選択肢~D7500編~

【Nikon】一眼レフという選択肢~D7500編~

ミラーレス機が主流になりつつある時代ですが、一眼レフも根強い人気があります。

光学式のファインダーや、バッテリー持ちの良さ、一眼レフならではの音。

今回は、Nikonのミドルクラス「D7500」をご紹介いたします。

D7500+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8G

D7500は2017年に発売されたニコンDXフォーマットのカメラです。

DXフォーマットの最上位機種「D500」と同じ画像処理エンジンのEXPEED 5を搭載しております。

CMOSセンサーから読みだされたデータを高速で処理することにより、約8コマ/秒の高速連続撮影も実現しています。

D7500+AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G

神社へ出かけましたが、撮影日はISO感度が高くなりがちな曇りの日。

しかし、細部までキレのいい写真が撮影できました。

D7500+AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G

一眼レフは重いイメージがありますが、D7500のグリップは深いためカメラをしっかりホールドすることができます。

撮影中も安定して持ちやすいというメリットもあります。

D7500+AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G

実はこの椿、かなり高い位置に咲いていました。

そんなシチュエーションでも、チルト式のモニターならばハイアングルでの撮影を容易にします。

モニター画面がタッチパネルにもなっているので、タッチAFやタッチシャッターも使用可能です。

D7500+AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G
D7500+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8G
D7500+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8G

神社を散策した後は、帰宅して和菓子で一息。春を先取りして桜最中をいただきました。

AF-S DX Micro 40mm F2.8Gはかなり軽量でコンパクトなので、普段のつけっぱなしレンズとしても使うことができます。

特に筆者は準広角のレンズよりも中望遠が好みなのでお気に入りです。

 

いかがでしたでしょうか。

D7500はこれからカメラを始める方や、エントリークラスの機種からステップアップされる方におすすめです!

Nikon D7500のフォトプレビューサイト『Kasyapa』はこちら


[ Category:Nikon | 掲載日時:23年02月11日 17時30分 ]

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【RICOH】GRⅢとYOKOHAMA MARINE TOWER

横浜ならではの芸術文化や人と人の交流、新たなシンボルとして2022年9月1日にリニューアルオープンをした横浜マリンタワー。
新たな環境デザインをコンセプトに周辺環境との一体感、街と人のつながりを目的に居心地の良い空間へと生まれ変わった横浜マリンタワーへ
GRⅢと共に散策してきました。
今回はGRⅢから覗いたマリンタワーを様々な角度から見ていただきたいと思います。
まずは下から見たマリンタワーをご覧ください。横浜のシンボルとしての存在感は、圧巻です。

簡単ではありますが横浜マリンタワーについて少し説明いたします。
横浜マリンタワーは横浜開港100周年記念事業の一環で、横浜港を象徴するシンボルとして1961年に誕生しました。
高さ106メートル、10角形の構成によるタワーで灯台の機能を有する展望台として、
現在までの長い間ずっと横浜を見守り続け、時代と共に生まれ変わり、横浜港を訪れた人々の記憶に刻まれてきた存在です。

少し角度を変えた構図から見ることで、雰囲気も変わるかと思い、山下公園から世界の広場へ歩きながら撮影していきます。
次に世界の広場から横浜人形の家を越えて、フランス山方面へ向かいます。
どの角度から見てもマリンタワーの存在感を感じることができます。

フランス山に登る入口にある「パビリオン・バルタール」から見た横浜マリンタワー。
19世紀後半から20世紀後半にかけてパリ中央市場の支柱として使用されたもので再開発に伴う撤去に際して横浜市が譲り受けここに設置。
建設時期はエッフェル塔より前で、初期の鉄骨構造を知る上でとても貴重な物です。

フランス山から見た横浜マリンタワー。
明治29年にはフランス領事館が置かれ、現在フランス領事館跡にはその遺構が残されています。
この「フランス山」は幕末から明治初期にかけてフランス軍が駐屯したところで、段階的に整備が行われ、
かつてのフランス軍駐屯地、フランス領事館の跡地としての歴史を偲ばせる独立した別の庭園のような公園です。

フランス領事館の遺構の傍らに風車の塔が建っていて、井戸水の汲み上げに用いられていたそうです。
再現された風車は、同時代の他の風車の資料を基に造られたもので、赤い羽根を備えたとても洋風な印象の風車は、
フランスの田舎の風景に出てきそうです。

山下公園中央口にある「春節燈花(イルミネーション)」から撮影した横浜マリンタワー。
中国では旧暦の正月を「春節」と言い、盛大にお祝いをする風習がありますが、横浜中華街でも一丸となって春節を盛り上げるために、
ランタンや提灯を使用した光のラインを組み合わせ中華街全体をテーマカラーの赤を基調とした華やかなイルミネーションで演出。
期間中の16時から23時までの間は、横浜中華街から山下公園に続く通り沿いで、赤い提灯やイルミネーションが連なり、
「光のプロムナード」を楽しむことが出来ます。

手に収まるちょうど良いサイズ感が特徴のGRⅢは、日常の風景から決定的瞬間まで綺麗に切り取ってくれる優れものです。
手のひらサイズで手軽にさっと取り出して撮影ができるGRⅢの恩恵で、横浜の歴史を思い浮かべながら横浜マリンタワー周辺を
散策することができました。
次回は横浜の街をもっと身近に感じられる地上約100メートルに位置する横浜マリンタワー展望フロアへ
GRⅢと共に更なる横浜の魅力をお伝えできればと思います。

 

 

 

 

 

 

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:23年02月11日 12時30分 ]

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【Nikon】一眼レフという選択肢~Nikon D850編~

【Nikon】一眼レフという選択肢~Nikon D850編~

一眼レフの魅力とはどのようなものでしょうか。

大きなボディ、見やすい光学ファインダー、ミラーの振動
様々なことがデジタル化されていく中で、アナログのシステムは嗜好品としての魅力をましてきていると感じます。

今回はNikonの高画素機であるD850とNikkor Ai-s 50mm F1.4を使ってスナップ撮影をしてきました。
フラッグシップ機とオールドレンズの組み合わせはどのように映るのでしょうか。

新宿中央公園付近で信号機を撮影してみました。
長い間、晴れの日も雨の日も活躍してきた信号機は表面の汚れすらかっこよく見えます。

こちらは大きな建物を下から見上げるように撮影したものでございます。
幼少期から建物を下から見上げるとこちらに倒れてきそうな感覚に陥りゾクゾクしていました。
以来筆者はこういったアングルで建物を見上げるのがとても好きです。

こちらはバス停の標識を逆光で撮影したものです。
パープルフリンジやゴーストがしっかりと出ています。
これを良しとするかどうかは人によるかと思いますが、私はこのような写りが好きです。

街に出てスナップ撮影をしていると何を画角内に収めるか未だに迷ってしまいます。
何とか画角内の情報を少なくしようと撮影してみました。
信号、ビル、雲の三点にフォーカスしました。

こちらは玉ボケをたくさん出るように撮影をしてみました。
中心部は綺麗な丸になっているものもありますが基本的にはレモン型の玉ボケになります。

こちらは道端に咲いていた花を撮影した写真です。
F値は1.4なので回りはきれいにボケます。
オールドレンズはボケ味が醍醐味なのでこれからも積極的に使用していきたいです。

いかがでしたでしょうか。
今回はNikon D850とAi-S 50mm F1.4を使用しスナップ撮影をしました。

ミラーレス機が主流になりつつある今、レフ機をもう一度手に取って写真を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Nikon D850のフォトプレビューサイト『Kasyapa』はこちら



[ Category:Nikon | 掲載日時:23年02月10日 17時10分 ]

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【Canon】EOS R5 / R5C RFレンズのキャッシュバックキャンペーン開始!

【Canon】EOS R5 / R5C RFレンズのキャッシュバックキャンペーン開始!

本日Canon EOS R5 / EOS R5CとRFレンズのキャッシュバックキャンペーンが開始いたしました!
対象期間は2023/2/10~5/8まで。

2020年発売以降、EOS R5がキャッシュバックキャンペーン対象となるのは今回が初めてです。

また、映像に特化したEOS R5Cも同時にキャッシュバック対象となっております。

さらに!RFレンズも同時にキャッシュバックとなります!

マウントアダプターEF-EOS Rを使用してEFレンズをまだまだ現役で使っていらっしゃるユーザーも多いEOS Rシリーズですが、今回はRFレンズもキャッシュバック対象なのでこの機に乗り換えがおすすめです!

 

注目のRFレンズをピックアップ!

【RF24-70mm F2.8 L IS USM】

EF時代は手ブレ補正機能はついていませんでしたが、RFマウントになりレンズ内にもISが搭載されました!

どんなシーンでも対応ができてかつ正確に写しきる本レンズは常備しておきたい一本です。

 

 

【RF100mm F2.8 L MACRO IS USM】

撮影倍率1.4倍のマクロレンズ。100mmマクロと言えばキヤノンを想像される方も多いのではないでしょうか。

動画撮影時は、カメラと協調する「コンビネーションIS」により手ブレを低減させることができ、ナノUSMでの滑らかなフォーシングと相まって映像用途でも活躍が期待できる一本です。

 

 

【Canon RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM】

RFマウントになって初めて登場した焦点距離のレンズです。

100mm~500mmという中望遠から超望遠までを1本でカバーしており、様々な情景を生み出せる魅力的な1本です。

 

その他にもRFシステムの主要ズームレンズ各種が対象となっている今回のキャッシュバックキャンペーン。

Lレンズ以外も対象となっている点がとても嬉しいポイントです!

対象商品はこちら!









[ Category:Canon | 掲載日時:23年02月10日 16時45分 ]

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2023年1月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ1月ランキング
1位 Canon EOS R6 Mark II ミラーレス一眼カメラ
2位 Nikon Z5 ミラーレス一眼カメラ
3位 Nikon Z9 ミラーレス一眼カメラ
4位 Leica Q2 コンパクトデジタルカメラ
5位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ
6位 Canon EOS R7 ミラーレス一眼カメラ
6位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
8位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
9位 SONY α7RV ミラーレス一眼カメラ
10位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ


Canon EOS R6 Mark II
2023年1月のランキングをお送りします。

新しい年の幕開けを飾ったのは、『Canon EOS R6 Mark II』。前回初登場で圧倒的な強さを見せた話題の新型機が、今回も2位以下を大きく引き離し首位をキープ。
やはりお買い替えの方が多く、ボディ単体の販売数が2種のレンズキットの販売数を大きく上回っています。
しかし、このボディ単体も月の中頃まで供給が安定せず、多くの方にお待ちいただくこととなってしまっていました。月後半にまとまった入荷があり、現在ボディ単体は「在庫あり」の状態。
この状態が安定して続けば、当分の間上位キープは確実な感じがしますが、はたして…

2位に『Nikon Z5』。昨年11月2日から始まったメーカーのキャッシュバックキャンペーンが大変好評で、その11月にはおよそ1年ぶりにランキングに返り咲きを果たしました。
しかしあまりに好評過ぎて12月は品薄状態になり、ランキング入りが叶わない状況に。
今回はその足りていなかった分の入荷もあり、1月10日終了のキャンペーンに駆け込む形でご購入が増加。なんと2位まで躍進する結果となりました。
2020年8月20日発売でその月のランキングは6位、翌月5位になって以降は10位までのランキングから外れ、キャッシュバックキャンペーンが行われた時に辛うじてランクインするというのがこれまでの動向だったのですが… 今回の2位は、この機体の最高位ということになります。
12月の品薄状況が生んだ奇跡的な結果とも言えますが、発売からおよそ2年半経過したエントリーモデルがフラッグシップ機Z9をも上回ったのですから、素直に讃えておくべきでしょう。

3位にその『Nikon Z9』。
このところ新品の在庫数が安定してきました。発売から1年経ちますが、まだまだ人気は健在。またそれまでの長く続いた品薄状況から、中古との価格差も僅かなため新品を選択される方が多く、上位に名を連ねています。

そして、今回のランキング最大のサプライズ! 4位に『ライカ Q2』が入りました。
言わずと知れたドイツの伝統ある超名門カメラメーカー ライカ。その代表的機種であるM型カメラは、ボディ単体で100万円を超える価格。レンズも軒並み高額で、カメラ愛好家の間でも、とにかく敷居が高い超一流ブランドと認識されている方が多いと思われます。
今回ランクインしたQ2は、2019年3月に発売されたレンズ一体型のカメラで、カテゴリーでは「コンパクトデジタルカメラ」の部類になります。
有効4730万画素35mmフルサイズセンサーを搭載。フルサイズ撮影時の画角は28mm、クロップさせることで35mm、50mm、75mmの画角での撮影も選択できます。
また、マニュアルフォーカス/オートフォーカスの切り換えや最短撮影距離17cmのマクロ撮影の切り換えもワンタッチでできるなど、「敷居の高い」ライカの中にあって、とても操作性の良いカメラと人気の高い機種です。
とはいえ、多くの方にとってはなじみの薄いメーカー、且つ発売から4年近くが経ちながら新品価格70万円を超えるカメラが、なぜ今になって4位にランクインしたのか。
まず、戻ってきた外国人観光客の方々の購買が挙げられます。店頭ではコロナ前よりもご来店・ご購入が確実に増えた印象があります。
そして、1月20日に実施されたライカの価格改定があります。昨今の材料費や運送費の高騰を受け、ラインナップするカメラ・レンズのほとんどが値上げとなりました。Q2も例外ではなく、新品価格が3万円ほど上がることに。
「いつかは、ライカを!」という憧れを胸に、長くライカカメラの購入を検討中だった方も、ただでさえ高額なうえに、さらに値が上がってしまっては… と、背中を押される形でご購入に踏み切るケースが目立ちました。
また、マップカメラではQ2のアウトレット品も数量限定で価格改定前から販売していました。中のカメラ本体は付属品を含め全くの新品、外箱である化粧箱に輸送中に生じたスレキズがあるというもの。改定前でも新品に比べ5万円ほど安い価格でしたが、今回なんと改定後もアウトレット品の価格は据え置きに。これが人気を後押しする形となりました。他のカメラ・レンズが20日以降販売数を落とす中、Q2だけは数を伸ばし続けることとなりました。

今までにない現象に、ついつい冗舌になってしまいました。ランキングに戻ります。
5位に『RICOH GR IIIx』、今回も新品・中古同時ランクインです。理由はやはり今まで同様、新品の供給が相変わらず安定せず、新品在庫がある時は新品が、ないと中古が売れるという状況が続いています。それだけ人気が高いということを示しているのですが、新品の供給が安定し中古との価格差が広がったうえで選択できることが一番の理想と言えるのですが…

同数6位に『Canon EOS R7』と『SONY α7IV』が並びました。
EOS R7は入荷数も安定し、前回9位から順位を上げました。昨年途中ランキングを独占するほどの勢いがあったEOS Rシリーズ。EOS R6 Mark IIだけに頼るわけにはいきません。Canonとしてもこのクラスの巻き返しを図りたいところでしょう。

α7IVも前回8位から順位を上げています。しかし、こちらは前回も述べたように購入者の意識が新品より中古に流れているようです。販売台数も前回は僅かに中古より新品の方が多いという状況でしたが、今回中古の方が新品販売台数を倍近く上回る結果となりました。

SONYはそのほか、9位に『α7RV』を入れています。こちらは前回3位から大幅にランクダウン。
在庫は潤沢にあるのですが、どうやら前回述べた不安が的中してしまったようです。
昨年11月の発売開始から、他メーカーに比べ供給が大変安定していました。その分、欲しいと思っていた方の手に早い段階で行き渡ってしまったようです。
フラッグシップ等の高価格帯カメラは、発売当初に爆発的に売れその後失速していくのはよくあること。ですが、α7RVはそれがかなり早く来てしまった気がします。
特に発売開始から深刻な供給不足に陥ったせいもあり、1年経ってもなお上位に食い込んでいるZ9とは対照的な印象を受けます。
今後巻き返しを図ることができるのか、注目です。

8位に『FUJIFILM X-T5』。こちらも前回2位から大幅ダウンです。
ですが、こちらの順位が落ちた原因はメーカーからの供給が不足しているため。お問い合わせは大変多いのですが、残念ながら入荷が追いついていない状況です。

10位の『X-S10』も、同様に供給不足が続いています。前回メーカーからの供給が回復傾向にあると述べたのですが、また「お取り寄せ」状態になってしまいました。
そのせいもあり、新品・中古の価格差があまりないにもかかわらず中古の売れ行きが好調です。
まだ新品を手に入れたいというお客様は多くいらっしゃいます。メーカーの奮起を期待したいところです。

さて、2023年最初の新品ランキングはいかがでしたでしょうか。
メーカーからの供給量に順位を左右される傾向が続いてしまっているのは残念なところです。
ただ、その分思わぬ伏兵が現われたりして、今までとは様相の異なるランキングになりました。
特にドイツの超高級メーカーであるライカが日本メーカーの中に割って入ったのには、大変驚かされました。
外国からのお客様が日々増加している今、ランキングへの定着もあり得ないことではありません。これからのランキングも目が離せなくなりました。

 
 

中古デジカメ1月ランキング
1位 FUJIFILM X-T4 ミラーレス一眼カメラ
2位 FUJIFILM X-S10 ミラーレス一眼カメラ
3位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS R6 ミラーレス一眼カメラ
5位 FUJIFILM X-E4 ミラーレス一眼カメラ
6位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
7位 SONY α7RIV ミラーレス一眼カメラ
8位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ 
9位 Canon EOS 5D Mark IV デジタル一眼レフカメラ
10位 Canon EOS R ミラーレス一眼カメラ


FUJIFILM X-T4
中古ランキングも昨年までと少し様子が変わってきました。

FUJIFILMが、1位『X-T4』、2位『X-S10』のワンツーフィニッシュ、さらに5位にX-E4を入れる好調ぶり。新品ランキングは下位に沈んでいただけに対照的な結果となりました。

昨年後半にX-H2S、X-H2、X-T5と新製品を次々登場させたFUJIFILM。X-T4を下取に出される方がとても多く、中古在庫が大変豊富になりました。
その分価格も下がりましたが、性能的にはまだまだ十分に高いものを持っている機体。ランキングでも徐々に順位を上げ、今回ついに1位獲得となりました。

2位のX-S10は、先ほど新品ランキングのところで述べた通り、新品の供給不足から中古購入に流れている状態です。新品の供給が安定すれば、価格差が小さい間はそちらの購入が増えることになると思われますが、はたしていつになるのか…

3位には『SONY α7IV』。やはり新品ランキングでお話ししたように、購入者の眼が新品から中古へとシフトした感のあるカメラ。歴代の傾向だと、SONY得意のキャッシュバックキャンペーン対象になると、その期間は新品・中古の価格差が小さくなり、新品を購入される方が増え中古順位を落とすこともありました。α7IVも同じような動向をとるのでしょうか。

前回中古ランキング1位の『Canon EOS R6』は、今回4位と順位を落としました。
しかし、EOS R6 Mark IIの好調に押される形で注目を集めているのは確か。在庫数も豊富ですから、いつ1位に返り咲いてもおかしくない存在です。

実際に今回のランキングですが、1位から3位までは非常に僅差、ほんの数台の差でした。そして4位EOS R6もそれに続いています。
X-S10は新品の入荷次第で大きく順位を変化させそうですが、残るX-T4・α7IV・EOS R6といった面々がこれからの中古ランキングで熾烈な首位争いを繰り広げそうな予感がします。このランキングブログご愛読の皆様はどう予想されますか?

5位『X-E4』も、大変問い合わせの多い人気機種です。現行で販売されていた頃、長期に渡り供給不足が続いていましたが、結局状況が回復せぬまま生産完了に。そのせいもあり中古商品も回転が早く、ずっと在庫不足が続いていました。今回まとまった数の商品が出たため、5位にランクインしましたがそれらもすぐに完売になってしまいました。
センサーや画像処理エンジンに上位機種と同等のものを採用しながら小型軽量化を実現したモデル。なぜメーカーが生産を終了させてしまったのか疑問に思われた方も多く、再販や後継機の登場を望む声もお客様より多くいただいています。

6位に『SONY α7III』、7位同じく『α7RIV』とSONY勢が続きます。
α7IIIは、昨年中頃まで長きにわたり中古ランキング1位を維持していた機体。中古部門でのSONY人気を支えてきたカメラです。
α7IVにその座は譲ったにしろ、価格もこなれフルサイズ機をお手頃に始めたい向きには大変魅力的な1台。まだまだランキングに名を残すロングセラー機となりそうです。

α7RIVは昨年11月、12月の2ヶ月連続で獲得していた3位の座からランキングを落としてしまいました。
α7RVの登場で増えた中古在庫がこの2ヶ月で売れ、現在少し在庫数が減ったことも関係あると思われます。
高画素機の導入を考えている方には気になる存在。今後の在庫数や価格の動向を注視されている方も多いのではないでしょうか。

9位に『Canon EOS 5D Mark IV』。やりました、2023年のスタートも一眼レフ機の灯は灯り続けました。
ただ、今回Canonは同数13位にEOS 7D Mark IIも名を連ねているのですが、Nikonの一眼レフ機は20位までに1台も入りませんでした。
相変わらず厳しい状況にある一眼レフ機。しかし、マップカメラはそんな一眼レフ機へも熱い応援を続けます。
このランキングブログの掲載と同じ『Stock Shot』にて、「一眼レフという選択肢」なる連載ブログがスタートしたのをご存知でしょうか。
カメラ大好きなマップカメラスタッフたちが、歴代の一眼レフ銘機たちへの思いを熱く熱く語っています。これを読めば、忘れかけていた貴方の一眼レフ機への思いも蘇るかも! 是非併せてご購読ください。

中古ランキングの最後は、10位『Canon EOS R』。
結局2023年最初の中古ランキングは、FUJIFILMとSONY、Canonが仲良く3機種ずつという結果に終わりました。
先にNikonの一眼レフ機が20位までに入らなかったと述べましたが、実はミラーレス機も含めNikonは今回のランキング20位までに1機種も名前が挙がっていませんでした。
どうした、Nikon?!
新品ランキングでもキャッシュバックキャンペーンが終了してしまったZ5が次回のランキングに残るか微妙ですし、そうなるとまさしくZ9の孤軍奮闘ということになってしまします。
ここからNikonがどう巻き返すか気になりますし、先の3メーカーの覇権争いもまだ先行きが読めません。
2023年のランキングも、はたしてどんな展開になるか、楽しみが尽きないようです。

[ Category:etc. | 掲載日時:23年02月10日 15時15分 ]

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【Canon】一眼レフという選択肢~EOS 5D Mark III編~

【Canon】一眼レフという選択肢~EOS 5D Mark III編~

ミラーレスモデルが台頭する中、カメラ選びの選択肢の一つとしておすすめしたいのが一眼レフ。

今回は2012年(平成24年)3月に発売されたCanon EOS 5D Mark IIIをご紹介します。
フルサイズセンサー搭載のデジタル一眼レフの人気を定着させたと言っても過言ではない、名機の中の名機です。

Nikonとライバル関係にあったCanonですが、Nikonがその当時D800/D800Eという3600万画素の高画素モデルをリリースしていた中で、
CanonはこのEOS 5D Mark III(画素数2230万画素)で解像感に特化するのではなく、高感度性能や高速処理スピードなどにも重きを置き、トータルバランスで勝負してきた印象が今でも強く残っています。
結果、EOS 5D Mark IIIはその確立された使いやすさが多くのユーザーから支持され、
後継機であり現行モデルのEOS 5D Mark IVが発売された現在でも中古市場では衰えぬ人気を誇るベストセラーモデルとなっています。


実機を持つと直感的に伝わってくるその剛性の高さと、道具としての信頼性はEOS 5Dシリーズならではの特徴だと思います。
道具として使い倒してもらうことが前提で作られているということがよくわかります。
Canonの上位機種特有のこのなだらかな曲線を描くようなボディの形状からはもはや貫禄すら感じられます。


今回はレンズ着用イメージとしてEF 24-70mm F2.8L II USMを選択しています。
EOS 5Dシリーズに合わせるならコレ、という標準ズームレンズの定番です。


ボディ上部の大型液晶表示パネルも搭載されていると安心します。
背面液晶を用いたコントラストAFによるライブビュー撮影もできますが、
一眼レフの場合はファインダーを覗いてピントを合わせる位相差式AFがメインとなりますので
液晶表示の数値を確認してすぐに構えて撮影、というスタイルには欠かせない存在です。

補足とはなりますが、一眼レフの一番の醍醐味は光学ファインダーを搭載していることだと思います。
光学ファインダーはレンズを通したクリアな像をそのまま見る事ができます。
しかし、電子的なライブビュー映像を表示するミラーレスのEVFとは違い、シャッターを切るまで撮影結果はわかりません。

撮りたいイメージを膨らませ、どの設定値でイメージ通りの写真が撮れるかということを考えながら
カメラを操作してシャッターを切るという、カメラ元来の醍醐味を味わう事ができます。
苦楽をともに過ごしながら、段々と自身のイメージ通りに使いこなせるようになっていくにつれて、
道具としての愛着感が一層湧いてくるのが一眼レフの最大の魅力だと思います。


中古市場ではこのようにカメラ底面に擦れ傷のあるものが多いと思います。
(ちなみに今回紹介しているボディは当社の並品クラスのものです)
EOS 5D Mark IIIはマグネシウム合金の外装ですので擦れ傷程度では使用に全く問題ありません。
ボディの剛性の高さと強度はお墨付きです。
傷があるとどうしても不安になるものですが、頑丈なボディですので外装の傷程度では動作に支障は一切ありません。
(マップカメラでは買取後も専門の修理業者でメンテナンスチェックを行っていますのでご安心ください)
逆にこのくらい使い込んでも全く壊れないという証明であるとも思います。


カメラボディの底面や角部はもっとも傷が付きやすい部分です。
ただ、使い込まれた感じは嫌いではありません。
新品のカメラと違い、中古のカメラボディは些細な傷のことなど考えずに、心置きなく撮影に集中できます。
カメラの設置場所や構える位置など、攻めた姿勢で撮影に臨むことができるなというのが個人的な感想です。


屈強なボディに大口径レンズを装着したフォルムはハイエンドモデルならではの格好良さがあります。
シャッターを切るときのミラー動作とシャッターの迫力ある音など、シャッターを切る動作だけで撮影している気分を高めてくれます。

 

以下、EF 24-70mm F2.8L II USMを装着して実際に撮影した写真をご紹介します。


夕日に染まりかける空。オレンジと青空のコントラストもしっかり表現できています。
逆光での黒潰れ具合もこの位が丁度良いです。

 



EF24-70mm F2.8L II USMとの相性は抜群であり、このレンズ1本あればEOS 5D Mark IIIの良さを十分引き出すことができます。
広角側も24mmあれば満足に風景写真のフレームを決められます。

 



写したいものがフレーム内広範囲の場合でしたのでF9まで絞りました。
工場や梅の木のような風景でF値を絞り込むことで細部の解像感を高めます。
発売されて10年以上が経ちましたが、2000万画素レベルは今でも十分通用する画素数であり、
適切な画素数とは何かという事を改めて考えさせられます。

 



フルサイズセンサーを活かした立体感のある描写は撮りたい主題をより鮮明に引き立ててくれます。

 

イメージセンサーやAF性能の技術は日進月歩であり、新しい世代のモデルはどんどん進化していきます。
しかし、今回のEOS 5D Mark IIIのように発売されてから時間の経っているモデルが現行モデルに劣っているかと
いうと一概にそうは言えません。
間違いなく言えることは、発売された当時は最新の技術を搭載してその時代の最前線で活躍していたモデルであり、
プロのカメラマンやハイアマチュアのユーザーの方から絶対の信頼を得て、数々の名場面・瞬間を切り取ってきたカメラであるという事です。

改めてですが、カメラ選びの選択肢として一眼レフの名機達を候補に入れてみるのもおすすめです。
画質はもちろんですが、道具としての使いやすさ、普段持ち歩きしたいデザインであるか。
自身の撮影に対するモチベーションを高めてくれるカメラかどうかという点が、最終的に自身に合う一番良いモデルだと思っています。
少しでもカメラ選びの参考になれば幸いです。

EOS 5D Mark IIIのフォトプレビューサイト『Kasyapa』はこちら


[ Category:Canon | 掲載日時:23年02月10日 13時00分 ]

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【Nikon】一眼レフという選択肢~D500編~

【Nikon】一眼レフという選択肢~D500編~

動体撮影はその一瞬を切り取るのに全力を注ぎます。
画像処理エンジンの技術向上によりミラーレスのEVFでも、まるでリアルタイムのようにファインダー内で被写体を確認することが出来ますが、真にリアルタイムでファインダー内の状況を抑えるには光学ファインダーに越したことはありません。

今回は、新品販売を終了してしまったものの、今もなおNikonのDX最強モデルとして人気の高い一眼レフカメラ「Nikon D500」で野鳥撮影をしてまいりました。

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F6.3 ・ ISO3200 ・ 150mm(換算225mm) ・+1段補正 ―

D500はD800番台と同じインターフェースが採用されております。
D800シリーズやD1桁シリーズのボディと撮影の役割を分担させているユーザーにとっても、抵抗なくお使いいただけるボディです。
堪能な153点のフォーカスポイントとクリアなファインダーは快適な撮影を提供してくれます。
今回筆者はダイナミックAF25点で中央に固定し撮影を行いました。

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F8 ・ ISO1000 ・ 600mm(換算900mm)  ―

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F8 ・ ISO1800 ・ 600mm(換算900mm)  ―

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F8 ・ ISO3600 ・ 600mm(換算900mm)  ―

この時期は冬鳥のツグミや漂鳥のクイナを見ることが出来ました。
クイナは危険を感じると足早に藪の中に逃げてしまうので、藪の中から見つけ、そこからただひたすらじっと待ち、出てきてもらうのを待ちます。
その季節にしか現れない鳥や危険を少しでも察知すると、草の中に逃げ込んでしまったり、飛んでいってしまう鳥を抑えるには、一瞬の遅れが致命的になります。

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F8 ・ ISO1400 ・ 490mm(換算735mm) ・+3段補正 ―

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F6.3 ・ ISO560 ・ 600mm(換算1200mm/1.3×クロップ)  ―

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F8 ・ ISO560 ・ 600mm(換算900mm) ・トリミング有 ―

ヒヨドリ、シジュウカラ、アオサギは留鳥ですが、ちょこちょこ木の枝を動き回るので枝が被らないように撮ることや、アオサギの飛翔する瞬間を撮るのも、その時が来るまでじっと待ち、絶好の瞬間を狙います。

【Nikon D500 + SIGMA Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM】

― 1/1600秒 ・ F8 ・ ISO1600 ・ 600mm(換算900mm)  ―

最後に木と枝の間からジョウビタキのメスを捉えることができました。

D500のクリアなファインダーと高速AFは野鳥撮影にとても快適な一台でした。
他にも飛行機、電車、車など一定の速度のものから、野鳥やスポーツなど不規則な被写体の撮影でも、様々なAF機能のおかげでそれぞれに対応した撮影も快適に行えます。

写真撮影の一時代を築いた一眼レフ。
ミラーレスにはないファインダーの世界からミラー付き特有のシャッター音、撮影することの楽しさを噛みしめることできる一台を是非堪能してみてはいかがでしょうか。

Nikon D500のフォトプレビューサイト『Kasyapa』はこちら

 

 

[ Category:Nikon SIGMA | 掲載日時:23年02月10日 12時30分 ]

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【Premium Collection】Leica A型 新・旧エルマー

【Premium Collection】Leica A型 新・旧エルマー

今回ご紹介するのはLeica A型 エルマー付き。
呼び方は様々あり、海外ではLeica I Model Aなどと呼ばれています。

距離計は無く目測、シャッタースピードはZ・1/20~1/500(時期により1/25~)、レンズは固定式で交換不可という非常にシンプルな構成です。
Zは今で言うB(バルブ)です。

しかし、その潔さが多くのファンを魅了し、特に旧エルマーについては「ライカの終着駅」とも言われるモデルです。

そんなA型ですが、中でもいくつかのバリエーションがあることはご存知でしょうか。

まず付いているレンズは5種類で、
アナスチグマット、エルマックス、新・旧エルマー、ヘクトールが存在しています。

今回はA型の中で最も製造台数が多いエルマーのモデルをご紹介します。
まず、エルマーは先代に当たるエルマックスの貼り合わせガラスの製造コストが非常に高かったため、ちょうどゲルツ社から発売された高性能な新種ガラスを使い新たに設計され、1925年頃に誕生しました。
エルマックスから1枚ガラスを減らし3群4枚になり、テッサーに似ましたが、マックス・べレクが独自設計したものです。

そんなエルマーですが、途中でガラスの供給元が変わっています。それを境に旧エルマー、新エルマーとが分けられています。

旧エルマーは先述の通りゲルツ社からガラスの供給を受けていましたが、ゲルツ社が当時から数社と合併しツァイス社となったため供給を受けられなくなってしまいました。
そこで、ショット社よりガラスの供給を受けると同時に若干の構成変更を行いました。
これが新エルマーと呼ばれる物になります。

旧エルマーの性能はずば抜けてよかったようで、後年の赤エルマーと比べても遜色がなかったという記録が残っています。
そんな高性能で、更に生産台数も少ないプレミアムな逸品というわけです。

また、一部のエルマーは通常1mのところ、0.5mまで寄れるものがあります。
これは一般に近接エルマーと呼ばれています。

さて、レンズにもバリエーションがあるA型エルマーですが、ボディ側にも様々な違いがあります。

写真上が40000台、1930年に製造された近接の新エルマー付き。写真下が4000台、1926/27年に製造された旧エルマー付きです。

かなり近しい年代の新旧ですが、巻き上げ・巻き戻しノブに注目すると、下の旧エルマーにのみ回転方向の矢印に羽根がついています。

これが「矢羽根」というもので、初期のA型にしか見られない物です。
中でもこちらの巻き上げ、巻き戻し両方に矢羽根がついた個体は非常に希少です。

また、シャッターボタンには3種類あります。
本日ご紹介している、写真下の旧エルマーについているマッシュルーム型、写真上の新エルマーのカラー型と、
マッシュルーム型の中央に凹みを設けたエクボ型というものがあります。

これらの変化は当時のレリーズに対応するためで、バルブ(Z)で撮影するときにマッシュルーム型では押し棒が滑ってしまうため、山の中央に凹みがあるエクボ型に改良されました。
そしてその後のバルナック型にも長く採用されたカラー型と呼ばれるタイプになります。
シャッターボタンの周囲にある円筒型のカラーを外すと現れるネジにレリーズをねじ込む事で安定して仕様することができました。

余談ではありますが、マッシュルーム型とエクボ型の世代では巻き戻し時にシャッターボタンを押し続ける必要があります。

横から見ると違いは一目瞭然です。

また、巻き上げノブが旧エルマーの方が低いのが見て取れます。
これは旧来低く製造していましたが、手の大きい撮影者から使いにくいとの意見があり少し高めに改良されたそうです。
ローレットに関しても旧エルマーが平面的なのに対し、新エルマーではより溝が深くエッジが効いています。
シャッタースピードダイアルにもその違いが表れています。

逆側のフィルム巻き取りノブはギザの目が明らかに異なります。
写真左の新エルマーのものはよく見かける綾目状のもの。M3でも同じような形状です。
一方で写真右の旧エルマーは目が真っ直ぐになっています。
これも恐らくは巻き戻しを行いやすく滑り止めの効果を高めたのでしょう。
ネジの有無も確認いただけるかと思います。

底蓋にも違いがあります。
写真上がM型にも共通する一般的なタイプ。対して下はカンヌキ(閂)型と呼ばれるタイプです。
矢羽根と並び、旧エルマー探しの醍醐味といえる象徴的なパーツでしょう。
良く見るとネジの数も異なっています。

左:近接の新エルマー、右:旧エルマー

先程簡単に説明した近接エルマーは通常のエルマーよりもヘリコイドの繰り出し量が多く、従来の無限遠ストッパーピン5.4mmではストッパーを通り過ぎてしまうため8mmのストッパーピンが採用されています。

今までの写真を見返してみると…確かに言われてみれば少し長いです。

レンズ銘板の文字フォントも少し異なっているようで、左の旧エルマーはどこか手書きのような丸みがあり愛嬌があります。

本日紹介した特徴はほんの一例でしかありません。

バルナックは特にですが、発売後にライカ自身の手で純正改造・アップグレードが施されている個体も多く、本当の純正の姿というのが分かりにくいモデルでもあります。

皆様のお手元にある個体はいかがでしょう。間違い探しのようなA型の旅はまだまだ続きます。

 

 

[ Category:Leica | 掲載日時:23年02月10日 11時14分 ]

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【EP】Nikon D5500で撮影された「アニマルフォト」をご紹介!

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マップカメラが運営する、カメラ好きが作る 世界とつながるフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では年間を通してさまざまなフォトコンテストを開催しております!

ライカブティックMapCamera Shinjuku は、2023年2月20日にオープン10周年を迎えます。
これもひとえに、たくさんのお客様のご愛顧あってのこと。心より御礼を申し上げます。

「Leica Boutique MapCamera Shinjuku PhotoContest」は、3月31日まで開催中です!
審査の対象となるカメラ機材はLeicaだけでなく、スマートフォンを除くすべてのカメラで撮影された作品が対象となります。
みなさまからの素敵な作品をお待ちしております。

イベント特設ページはこちらです。

本日は「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」にご投稿いただいた「Nikon (ニコン) D5500」の作品の中から5作品をご紹介!ぜひご覧ください。

【作品名】東武動物公園のリスザル <投稿作品を見る
【投稿者】きんや 様
【投稿者コメント】東武動物公園のリスザルです。まるで檻の中から出してくれと哀願してるようなリスザルです。
【使用機材】NIKON D5500 + SIGMA C 18-200/3.5-6.3 DC MACRO OS HSM



【作品名】髭 <投稿作品を見る
【投稿者】ももちんママ 様
【投稿者コメント】ネモフィラが髭のように映っていたので笑ってしまいました
【使用機材】NIKON D5500

【作品名】ふっくらスズメ <投稿作品を見る
【投稿者】カッパ 様
【使用機材】NIKON D5500

【作品名】きらきら <投稿作品を見る
【投稿者】もちこ 様
【使用機材】NIKON D5500

【作品名】シルエット撮影 <投稿作品を見る
【投稿者】HAROLD 様
【投稿者コメント】鹿と夕日は抜群に似合います
【使用機材】NIKON D5500



日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!
その他にも様々なフォトコンテストを開催しておりますので、ぜひこちらから定期的にご確認いただけると幸いです。

現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。

「過去・現在・未来」過去に撮影した作品はもちろん、これから未来に残したい写真まで幅広く大募集!

グランプリに輝いた1作品には、日々のフォトライフをより一層お愉しみ頂きたくマップカメラからLeica Q2 Reporterをプレゼント!

雪化粧をした美しい風景、透き通った空気感を感じる街並みなど冬を感じさせる写真を大募集!

期間中にご投稿いただいた作品の中から「グランプリ」1作品に20,000ポイント!「冬景色賞」「夜の煌めき賞」に各10,000ポイントプレゼント!

[ Category:Nikon SIGMA | 掲載日時:23年02月10日 11時02分 ]

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