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【Canon】今こそ!初代 EOS R ~with RF24mm F1.8 MACRO IS STM~

【Canon】今こそ!初代 EOS R ~with RF24mm F1.8 MACRO IS STM~

3月某日。不安定なお天気が多く感じられた先月ですが、この日は雲一つない快晴で気温も風も何もかも心地よく過ごせたことを覚えています。
手にしたカメラは、Canon EOS R。6年前に発売された本機はEOS Rシリーズの最初のモデルです。発売当時、キヤノン初のフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラとして大きな注目を集めました。様々なニーズに応えるため、進化と多様化を続けるEOS Rシリーズ。たくさんの選択肢がある中で、今初代を選ぶメリットをご紹介していきたいと思います。

待ち合わせ場所でさっそく撮影した1枚。カメラを手にしていると、普段では見えないもの、見逃しているものを捉えられるように思います。
組み合わせたレンズはCanon RF24mm F1.8 MACRO IS STM。狭い路地のビルを左右いっぱいに写すことができます。
混雑が予想される目的地だった為、軽量小型の大口径・広角単焦点レンズを選択しました。

さっそく目的地へやってまいりました。予想通りの賑わい具合で、多くの人が咲き誇るサクラとミモザに歓声を上げています。筆者もファインダーと肉眼とで、大忙しに春の美しい花々を堪能します。
Canon EOS Rの有効画素数は約3030万画素。フルサイズRシリーズの中で2番目の高画素機です。画面の隅々まできめ細やかな表現を楽しむことができます。
1枚目は少し露出オーバーめに、白昼夢のような光景を意識してシャッターをきりました。さくらとツバキ、よく晴れた空、本当にこの日は絶好の撮影日和でした。

いざ、大賑わいの境内へ。いつか空いている時期にまたお邪魔したいなと考えていると、敷地内の隅でツバキの花弁が目に着きました。ここぞとばかりに、ササッとしゃがんで接写します。
本レンズは最短撮影距離14cmのハーフマクロレンズ。上記2枚でもグッと近くで撮影をしています。
デメリットに上がるブレやすさやピントの速さは全く気にならず、むしろ驚く程、素早く手軽に行えて画作りに集中することができました。

順番待ちをしてミモザにたどり着きました。EVFは0.5型・有効画素数約369万ドット。これは今一番人気のEOS R6 Mark IIと同じものです。
光学ファインダーのようなリアルな見え方や、メガネをかけたままでものぞきやすい約23mmのアイポイントが撮影に没頭させてくれます。
自撮りも縦位置撮影でもモニターの角度を自在に調整することができるバリアングル式液晶は、撮影の幅を広げてくれる重要なポイントのひとつです。
触れられる程近くから咲き誇るミモザと、うっすらと見えるひこうき雲を無理なく安定した姿勢で撮影することができました。
花も綺麗ですが、近くで見ると葉っぱがとても愛らしく感じられます。

ミモザの奥には別の鳥居がありました。正面とは打って変わって、人気も少なくゆっくりとした時間が流れているようです。車、自転車、人力車。新旧の移動手段が勢ぞろいしていました。
手に馴染むカメラグリップと軽くてコンパクトなレンズの今回の組み合わせ。スナップ撮影はもちろん、携帯のカメラと近しい焦点距離なので、初めてのレンズにもぴったりの1本です。
この時間は日陰でしたが、全ての鉢が太陽の光を浴びれるように並べられていて、とても優しい気持ちになりました。

特に目的はなく、川沿いをお散歩することに。日が傾くにつれて、ちらほらと雲も出てきました。あまり身動きが取れない場所や狭い路地で大活躍だったRF24mm F1.8 MACRO IS STM。
広々とした場所でも、高い解像力で楽しませてくれました。「プラスチックモールド非球面レンズ」と「UDレンズ」を含む9群11枚の光学設計が、画質劣化の原因となる諸収差を低減し、高画質を実現してくれるのです。3枚目の写真は少し距離があるなと感じ、約1.6倍のクロップ撮影を行いました。画素数が減ってしまうので懸念されがちな機能ですが、本機ではその心配は必要ありません。階段の錆び具合までしっかりと確認できます。

橋の赤色がとても綺麗に写っています。この発色の良さが人気のひとつでもあるCanon。カラープリンターで培った色再現の技術は、最新のEOS Rシリーズにもしっかりと受け継がれています。姿かたちが刻々と変化する炎と水。奥行の情報が追加されたAFの追尾性能は捉えたい被写体を素早くキャッチしてくれます。解放F値1.8との組み合わせで速いシャッタースピードを設定し、被写体ブレを抑えつつ美しい玉ボケも得られるEOS R +RF24mm F1.8 MACRO IS STM。
最新機種にも引けを取らない、大満足の撮影を楽しむことができる本機。バッテリーもCanonユーザーお馴染みのLP-E6Nで、充電持ちは申し分がありません。
生産完了品の為、ハイアマチュアモデルでありながら価格も下がりつつあります。今一度カメラ選びの選択肢に入れていただければ幸いです。

 

 




[ Category:Canon etc. | 掲載日時:24年04月02日 18時18分 ]

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【Canon】EOS 6D Mark II と EF24-70mm F2.8L II USM の魅力と作例 ~やさしいカメラ記事~

【Canon】EOS 6D Mark II と EF24-70mm F2.8L II USM の魅力と作例 ~やさしいカメラ記事~

カメラをはじめようとお考えの方はもちろん、新しいメーカーへのお買い替えや機材選びなどで悩んでいる皆さまへ向けた「やさしいカメラ記事」を連載してまいります!
「わたしが使っているカメラ以外はよくわからない・・・」という方にもわかりやすく解説してまいりますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

今回使用するのは、Canonの「EOS 6D Mark II」と「EF24-70mm F2.8L II USM」です。
「EOS 6D Mark II」は、プロ・ハイアマチュア向けのカメラは少し敷居が高い、もっと気軽に綺麗に撮りたい、そんなふうに考える方にぴったりのカメラとして登場した「EOS 6D」の後継機です。
支持を得て生まれたこの次世代35mmフルサイズ機は、高画素でありながら高ダイナミックレンジによる豊かな階調表現および低ノイズを実現していることなど、確実な進化を感じられる一台です。
そして「EF24-70mm F2.8L II USM」は画質と使いやすさを両立する大口径ズームレンズで、解像感のある描写と奥行を感じるボケ味が特長です。
そんなボディとレンズを組み合わせて撮影してきましたので、どうぞご覧ください。

頭突きするヤギたち。
あまりに暴れていた大きい子は飼育員さんに退場させられていましたが、こうした少しの頭突はよく見る光景です。
「EOS 6D Mark II」は発売から日が経ちますが、完成度が高く定番のボディとなっているので、動き回るヤギたちをAFがしっかりと追ってくれました。
 
 

羊に話しかけられたので、カメラ位置を下げてシャッターを切りました。
「EOS 6D Mark II」はバリアングルモニター搭載のため、モニター画面を上から覗いて楽に撮影できました。
もちろん頭の上に上げてハイポジションで撮ることもできるので活躍の機会は多いです。
 
 

水槽のある場所へ行ってみます。
地味でおとなしそうな魚が水槽の底にいました。
「EF24-70mm F2.8L II USM」は最短撮影距離が38cmと短いので、それを活かして寄って撮影します。
前後のボケ味が柔らかくて美しく、まるで水の中に潜って撮った一枚かのよう。
 
 

エイと魚が急接近。
口を開けたエイが襲い掛かっているかのようにも見えますが、もちろんそんなことはありません。
後ろに下がれない場所なので「EF24-70mm F2.8L II USM」の最広角24mmで撮影できました。
やはり24mm-70mmという王道のズーム域のレンズは便利です。
 
 

「EOS 6D Mark II」は1/4000の高速シャッターが可能なので、滝の水が葉にかかっている様子を捉えることができました。
水が丸い粒となり、キラキラと輝いています。
 
 

 
 

葉にできたシワが見事だったので、その造形が引き立つようピクチャースタイルをモノクロに設定して撮りました。
ピクチャースタイルは、オート、スタンダード、ポートレート、風景、ディテール重視、ニュートラル、忠実設定、そしてモノクロのほか、自分だけのユーザー設定も登録することができます。
最適なピクチャースタイルを選ぶことで、より被写体が際立つ一枚を撮ることができます。
 
 

 
 

誰もいないグラウンドに並ぶベンチ。
普段たくさんの人がいる場所が静かだと違和感があります。
雲が厚くどんよりとした空気感がよく描写されています。
 
 

 
 

 
 

露出をアンダーにして、木のシルエットを撮影。
ピクチャースタイルはモノクロにしました。
身近な場所がまるで切り絵の世界のよう。
 
 

 
 
いかがでしたでしょうか。
「EOS 6D Mark II」は35mmフルサイズセンサー搭載機ならではの高画質と、シンプルながら撮影者を助けてくれる機能が魅力の一台でした。
「EF24-70mm F2.8L II USM」は前モデルからの軽量化により携行性に優れ、大口径らしい柔らかで美しいボケ味を作品に取り入れることができます。
どちらも必ず活躍してくれるおすすめの機材です。
 
 

[ Category:Canon | 掲載日時:24年04月02日 12時24分 ]

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【SONY】春を感じる花を撮る

4月に入り寒さが和らいで、本格的に春の訪れを感じます。
3月の下旬が寒かったので、ついこないだまで桜の蕾が固まっていましたが、ようやく綻んで来ました。

今回はそんな春の訪れを感じさせる花々で、気候だけでなく、目からも春を感じていただきたいと思います。

まずは初春の花、梅。

ILCE-7CM2 + SEL135F18GM

まだまだ寒く春も遠いように感じる時期に、華やかに咲いて、これからの暖かい季節を想起させる、言わば春の始まりを告げる花。

梅は沢山の種類があり、白い花を咲かすものもあれば、鮮やかな紅色の花を咲かすものもあります。
バリエーションが豊富で、見ていて飽きない花です。

ILCE-7CM2 + SEL135F18GM

そんな梅を撮るのに使用した機材はILCE-7CM2とSEL135F18GM。

梅は低木の種類が多く、花も柵などでへだたれていない限り、すぐ近くで花を見ることができます。
なので、今回は距離を調整できるズームレンズでなく、ボケを重視して単焦点レンズを選びました。

また、SEL135F18GMが約950gと重量があるので、総重量を考えコンパクトなILCE-7CM2を選びました。
ILCE-7Cよりグリップがしっかりしているので、安定して持つことができましたが、バランスはフロントヘビーな印象を受けました。

私は花を撮る時に必ず行う設定があります。
それは必ずクリエイティブルックでコントラストをさげることです。
コントラストを下げることで明暗差がなくなり、ふんわりとした柔らかな印象になります。

コントラストを下げてしまうと、少しメリハリがなくなってしまうので、彩度をあげて華やかさを強調しそれをカバーするとこのように撮影できます。

ILCE-7CM2 + SEL135F18GM

また、DROのレベルを上げても、暗部が持ち上がるのでコントラストが下がり、色鮮やかな印象になるので、DROのレベルを調節することもあります。

桜や梅などの色の淡いお花は、お好みで、ホワイトバランスでマゼンダを足してあげると、可愛らしさを演出することもできます。

あと、好きな梅の写真が木のシルエットの写真です。
梅は特徴的なシルエットをしているので、モノクロでコントラスト高く撮影するととてもかっこいい写真が撮れます。

ILCE-7CM2 + SEL135F18GM

梅の次に春の訪れを教えてくれる花が菜の花。

菜の花は見るより先に、食べることでも季節を感じることができますが、やはり黄色の1面の菜の花畑を見ると、春を感じてワクワクします。

菜の花は梅や桜と異なり、鮮やかな色合いをしているので、コントラストをかなり下げることが多いです。

ILCE-7CM2 + SEL135F18GM

また、花畑で見ることが多いお花ですので、花畑ならではの前ボケを生かした撮影ができるのも撮影していて楽しいポイントです。

茎や葉の緑、花の黄色、空の青と合わせると、非常に春らしい爽やかな色合いです。

ILCE-7CM2 + SEL135F18GM

広角で花畑一面を撮影しても画になるので、様々な撮影ができる、撮っていて楽しい花です。

ILCE-7CM2 + SEL135F18GM

そしてやはり春といえば桜です。

今年は例年の開花より遅れており、昨年と比べると約2週間も遅い開花となりました。
いつもは卒業式の頃に花開いていましたが、今年は入学式の時期に美しく咲いてくれそうです。

3月の下旬に撮影に行きました。
桜の写真にて使用した機材はILCE-7M4とSEL70300G。

梅や菜の花は近くで撮影できるので、SEL135F18GMで撮影しましたが、桜は高所に咲くので、望遠のレンズが必要になります。

今回は重量のあるレンズに合わせて、しっかりとホールドできるILCE-7M4を選びました。
持ったバランスが良く、撮りまわしの良さを感じました。

桜は蕾の状態で、少しも開花していない木がほとんどでした。
ですが、やはり少しは春を感じているようで、2~3本開花し始めている木を発見することができました。

ILCE-7M4 + SEL70300G

やはり桜といえばソメイヨシノ。
花の色があわく、ピンクで表現されることが多いですが、白に近い色をしています。

ILCE-7M4 + SEL70300G

桜はピンクのイメージなので、ホワイトバランスでマゼンダを足しています。

この時は開花している桜が少なかったのでなかなか難しかったですが、満開に近い状態では、綺麗な花を探して、その花を望遠で切り取ると、名所に行かなくても桜の撮影を楽しめます。

ILCE-7M4 + SEL70300G

また、桜は撮影時期が限られている、と感じる方も多いと思いますが、桜はソメイヨシノだけでなく、様々な種類があります。

有名なのは河津桜。
早咲きの桜で2月初旬から見頃を迎えます。

また遅咲きの桜も沢山の品種があり、首都圏であれば八重桜が4月中旬から見頃を迎えます。

桜というと、どうしてもソメイヨシノをイメージし、旬が短く感じられます。
ですが、様々な種類の桜を合わせると、実は長く楽しめる季節の花です。

暖かく、お出かけに行きやすい気候になりましたので、カメラ片手にお花見に行ってはいかがでしょうか。






[ Category:SONY | 掲載日時:24年04月01日 17時30分 ]

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【Voigtlander】私の推しレンズ

今回は私が普段から愛用しているレンズVoigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VMのご紹介をいたします。

筆者は普段SIGMA fpにマウントアダプターを介して装着して使用していますが、今回作例で使用した写真はすべてCanon EOS R6にSHOTENのマウントアダプターライカMレンズ/キャノンRFボディ用ヘリコイド付きを使用してレンズを装着しています。

今回ご紹介するレンズはSIGMA fpを購入する時に同じタイミングで購入したものです。fpにあわせて使うレンズはいったい何がいいだろうと考えた時に、あまり悩むことなくVoigtlanderのレンズにしようと決めたことをよく覚えています。

fpを購入する前はフィルムカメラをメインで使用していたので、デジタルでもフィルムライクな写りをしてくれるレンズがいいなと考えていました。Voigtlanderのレンズはクラシカルな見た目で、fpと一緒に使っても違和感のないサイズ感とデザインです。また、写りは現行レンズ程はっきりくっきりな描写ではないので、程よくフィルムっぽい写りをしてくれるのもいいなと思ったポイントでした。

レンズのF値が1.4と明るいので、開放にして手前の植物を前ボケにして撮ってみました。開放にすると周辺減光がありますが、それはそれで雰囲気が出るので私はあまり気にせずに撮っています。

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 VMはSC(シングルコート)とMC(マルチコート)があり、コーティングの種類を選ぶことができます。SC(シングルコート)はクラシカルな色調で、シーンによってはフレアやゴーストをあえて入れて楽しむことができます。MC(マルチコート)はニュートラルな色調で程よい感じがいいと思ったので、私はこちらを選択しました。

レンズの焦点距離をどうするかということを考えた時、普段私は友人と出かけてポートレートや風景を撮る機会が多いので、人物とその周りの風景を少し入れられる画角の40mmがベストという結論に落ち着きました。

50mmでも35mmでもなく40mm。実際に使用していると、この絶妙な焦点距離が様々なものを撮る時にちょうどいいなと感じる場面が多くあります。

使用したマウントアダプターがヘリコイド付きだったので、接写でクリームソーダを撮ってみました。ヘリコイドなしのマウントアダプターだと最短撮影距離が70cm~しか撮ることができないので、もしマウントアダプターを装着してこちらのレンズを使おうと思っている場合は、ヘリコイド付きの方がオススメです。最短撮影距離が近いとテーブルフォトを撮りたい時に、席を立たずにサッと撮ることができます。

接写で開放で撮影すると、ピント面から甘いボケが広がってよりフィルムライクな写真になりました。

いかがでしたでしょうか。Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VMは使い始めてから4年程経ちましたが、描写にとても満足していて買って良かったと思うレンズの1本です。レンズのサイズが小さいので、気軽に持ち出しやすいのもお気に入りポイントのひとつです。純正のレンズと比較すると価格も控えめなので、初めて買うレンズとしてもオススメできます。MFでじっくりと被写体と向き合い、撮影すること自体を楽しむことができるレンズだと思います。

ぜひ、お試しください。

 

↓今回使用した機材はこちら↓

[ Category:Canon Carl Zeiss & Voigtlander | 掲載日時:24年04月01日 13時01分 ]

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【Canon】EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキットで春を撮ってみる

【Canon】EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキットで春を撮ってみる

気付けば3月も最終日となりました。今年は気温の上下が激しく、冬用と春用といった上着を毎日のように変えていましたがその日々も終わりとなりそうです。気温が安定して暖かくなってきて様々な花が咲くこれからの季節に期待しています。

今回はエントリーユーザーからハイアマチュアまで幅広い撮影ニーズに対応するAPS-C サイズ CMOS センサー搭載のミラーレスカメラ『 EOS R10 』と、キットレンズである『 RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM 』の組み合わせでのんびり春の風景を撮影してきました。

春の訪れを感じさせるクロッカスは小さいながらも色彩豊かで存在感があります。人によってはヒヤシンスと同様に水栽培で栽培したことがあるかもしれません。この公園では4色ほど植えられていたので黄色いヒヤシンスを前ボケとしてみました。桜は言うまでもありませんが、クロッカスやチューリップが咲きだすと春を感じます。

レンズは35mm判換算で29-240mm相当の幅広い焦点距離、レンズ内光学式手ブレ補正機構は4.5段と、日常での撮影から旅、スポーツ、鉄道など、多彩なシーンでの撮影におすすめです。
このようにふとした瞬間の出会いも撮影することができます。越冬のために渡来したシロハラも4月中旬には帰っていくようなのでそろそろ見られなくなりそうです。

ちょうどモクレンが咲きだしていました。なかなかの樹高だったのでカメラを頭上に持ちあげての撮影でしたが軽い機材の組み合わせは負担となりません。

早咲きの種類の桜です。
川に向かってしだれるようにちょうど満開となっていました。

こちらは少しピンクの色味が強めの種類のようでした。筆者以外にも撮影している人が多く、ジョギング中に思わず立ち止まって鑑賞している人もいました。この時にはいなかったのですが蜜狙いかよくメジロやヒヨドリも訪れるようです。

小型軽量といったフレーズはよく見ますが、『EOS R10』の質量約429g(バッテリー、カードを含む)はミドルクラスに分類されたカメラとして際立つものがあると思います。小型ながらもしっかりしたグリップ形状をしておりホールド感も上々です。EOSらしいダイヤルやボタンは直感で操作でき、さまざまなレンズと合わせることで幅広い撮影を楽しむことができます。気持ちだけでなく機材も軽やかに、春を迎えるにおすすめのカメラです。

またこちらの機材はキャッシュバックキャンペーン対象商品となりますのでこの機会をお見逃しなく!
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[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月31日 19時00分 ]

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【Nikon】Z7×Creative Picture Control vol.6

写真や映像をイメージ通りに仕上げるピクチャーコントロール
今回は基本となるピクチャーコントロールから更に追求されたクリエイティブピクチャーコントロールをご紹介いたします。

D780やZ シリーズには、基本の8つのピクチャーコントロールに加えて20種類の「クリエイティブピクチャーコントロール」が新たに搭載されました。
色合いや階調、彩度などを細やかに作り込み、撮影したときの気持ち、空気感や温度といった微妙なニュアンスも写真に込めて表現できそうな多彩なモードになっています。

今回ご紹介させていただくクリエイティブピクチャーコントロール(以下CPCと略)は「ソンバー」「ドラマ」「サイレンス」「ブリーチ」になります。
Nikonの公式にて「ソンバー/ドラマ/サイレンス/ブリーチ」は下記のように説明されています。
『ソンバー』
憂いを帯びた、雨上がりのようなしっとりとした雰囲気に。彩度を高めにして明度を抑えることで、アンダーながらしっかりと色味を感じられる表現になります。
『ドラマ』
光と陰を強調した、重厚感のある表現に。暗めの画調でありながら、ハイライト部をより明るく表現できます。光をドラマティックに演出するのに適しています。
『サイレンス』
はかなく寂し気なトーンの空間演出に。軟調な画調で、彩度をより抑えた静謐感のある画像を撮影できます。
『ブリーチ』
メタリック感が感じられる、渋い雰囲気に。全体的に緑がかった彩度の低い画調になります。被写体のディテールをしっかりと再現した、銀残し風の味わいある表現を楽しめます。

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筆者は普段からCPCの『デニム』や『ドリーム』をよく使用しますが、今回の撮影で使用した『ソンバー』『ドラマ』『サイレンス』『ブリーチ』は初めて使用するCPCとなります。どんな色で撮影ができるのかワクワクしながら撮影に出かけました。
それではご覧ください。

Creative Picture Control:ソンバー


Creative Picture Control:ドラマ

Creative Picture Control:サイレンス

Creative Picture Control:ブリーチ

4種類のCPCを使用して感じたことは、名称から勝手に難しいイメージを持っていましたが、使ってこなかったことを後悔しました。
特に『ソンバー』は非常に使いやすいCPCであると感じました。

ソンバーの意味合いからだと暗いようなイメージを持ちますが、決してそのようなことはなく、グッと引き締まった描写になります。
彩度が高く、色味がはっきりするので、シチュエーションにハマると雰囲気のある写真が撮ることができます。

4種類のCPCを比較してみました。
一覧にしてみてみると、それぞれの特徴が見てとれます。
シチュエーションに合わせたCPCを選ぶことで、いつもと違った雰囲気の写真を楽しむことができます。

今回の撮影はサーキットで行いました。せっかくですのでレーシングカーも撮影してみました。

Creative Picture Control:ソンバー

Creative Picture Control:ドラマ

CPCの効果で引き締まったように感じます。
ピット内で撮影ができる機会があれば、非常に緊張感のある写真が撮れそうです。

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「ソンバー」「ドラマ」「サイレンス」「ブリーチ」
いつもの撮影に少し変化を加えたいときに設定してみると、ガラッと雰囲気が変わり撮影が楽しくなります。

本連載ブログにて各クリエイティブピクチャーコントロールの特徴をお楽しみいただければと思います。
次回のブログをお待ちいただければと存じます。

 

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年03月30日 15時00分 ]

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【Nikon】Z5と、ちょっとそこまで

随分とあたたかくなってきて、気軽に出歩きやすい気候になってきました。

特別に被写体を決めず、街歩きでカメラを持ってぶらぶらするのにもちょうどいい。
持ち物は身軽に、散歩がてら。

持ち出すのは「Nikon Z5」「Nikon NIKKOR Z 24-120mm F4 S」。

ちょっとそこまで、という感覚で持ち出すには、少しレンズが大きいとも
思うのですが、カバーできるズーム域の広さと解放F4の使いやすさは
他に代えられないのではないでしょうか。

遠景を広々と納められる広角24mmから

被写体を画面に大きく捉える望遠120mmなど。

AF駆動も素早くスムーズです。

最大撮影倍率0.39倍を活かした近接も。

これからの季節は、なんといっても桜ですね。

機材を決めて、撮影のベストタイミングを見計らっておられる方も
多いのではないでしょうか。

基本機能が高くコストパフォーマンスに優れた「Nikon Z5」

高倍率のズームでありながらクリアでヌケのよい描写力の「Nikon NIKKOR Z 24-120mm F4 S」

手軽なスナップ撮りから、作品撮りまで、間違いない組み合わせです。

 

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年03月30日 11時11分 ]

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【Canon】EOS R6 Mark IIで春を感じる。

今回は春をいち早く感じるべく桜の中でも早咲きの河津桜を撮影しました。春の中でも桜の撮影は楽しみにしている方は多いと思います。春になり暖かくなり重い腰をあげ外出したくなる季節になってきました。ソメイヨシノの開花はもうじきなので満開を楽しみに今回は動画を作成致しました。

使用機材は下記を参照ください。
Canon EOS R6 Mark II ボディ
Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM
K&F Concept NANO-X バリアブル NDフィルター 82mm 減光範囲ND2-ND400 KF-NNDX82

それではこちらの動画をご覧ください。

この日は風が強く寒い時間が続きました。
風があることで撮れるシーンもあるので良しとします。

河津桜はピンクが濃いので映えます。
早咲きの桜なので早い所で2月上旬から桜を見ることが出来ます。

この日は少し雲がかかっていたのですが濃いピンクの桜のおかげであまりのっぺりせずにいい絵になりました。

こちらも先程の映像には無いのですが動画から切り抜いたシーンになります。
動きのある写真の切り取りが簡単に出来るのも動画を撮影するメリットになると感じました。


今回組み合わせたCanon RF24-70mm F2.8 L IS USMは動画撮影にも適しています。
カメラと協調する「コンビネーションIS」により、手ブレを低減してくれます。
※コンビネーションIS使用時は、撮影画角が狭くなります。

只今こちらの組み合わせはキャッシュバックキャンペーン対象商品となりますのでこの機会をお見逃しなく!
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[ Category:etc. | 掲載日時:24年03月29日 18時15分 ]

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【Canon】キヤノンの”本気”を味わえる、最上級ミラーレス。ー一本で何でも狙える、衝撃の800mmズームを添えてー

【Canon】キヤノンの”本気”を味わえる、最上級ミラーレス。ー一本で何でも狙える、衝撃の800mmズームを添えてー

2024年3月時点で、キヤノンミラーレスのトップエンドに君臨するEOS R3。
その性能を確認すべく、RF200-800mm F6.3-9 IS USMを装着し野鳥の撮影に出てきました。

設定を煮詰めているとおもむろに遭遇したのはツグミ。
空を見上げてキョロキョロしています。かわいい!
早速被写体認識を動物にし、全域AFで撮影に試みました。
草むらの中とはいえ、鳥と草で大きく色が違うため難なく認識、この位の距離なら瞳認識も十分働きます。


何とこの写真、ISO2000で撮影しています。
R3はセンサーの素性が良くダイナミックレンジも広いため、アンダー目に撮れたものを持ち上げてもノイズが出ない上、色再現も崩れません。

次は水場にいるキセキレイを狙ってみます。
ブロックの上をピョコピョコと飛び跳ね、エサを探しているようです。


ブロックの端で体を下げると、隣へ飛び移る合図。
そのタイミングに合わせ、電子シャッターで連写をしてみます。
丁度着地の瞬間をおさめることができました。
流石高速読み出しの積層センサー、画に不自然な歪みが全くありません。


日向から日陰へとせわしなく動き回っても、追尾が途切れることは殆どありませんでした。
その甲斐あって、とうとうおいしいご飯を見つけた瞬間をゲット!
まれに水面へとピントが食いついてしまい、どうやっても復帰しない時がありますが、そういった時はMFで軽く合焦させてあげれば再び食いつきます。


流石にここまで同系色かつ明度の低いシーンでは、AFをロストするケースも増えてきます。
しかしここで声を大にして言いたいのは、「外し方が良い」ことです。
どういうことかと言いますと、「被写体を見失った後にせわしなくAFポイントが動き回り、様々なものを被写体と誤認する」ことがないのです。
先程の「水面にピントが食いつくケース」でも一緒ですが、鳥と誤認した場所をしっかり追尾し続けるタイプの外し方なので、一度MFで復帰させて「これが鳥だよ」と教えてあげれば、その後はしっかり食いつくのです。

むしろ、この写真で個人的に気になったのは玉ボケでした。
独特な舵輪の形が見られます。RF200-800mmは、ちょっと癖のある玉ボケと言えるでしょう。


お腹いっぱいになって、今度は水浴びを始めたキセキレイ君。
頭の毛がぼさぼさになり、ちょっとワルな雰囲気になりました。


水浴びに満足すると、日向で体を振って乾燥。
羽毛が爆発し、洗車機のブラシみたいになりました。
こうして見ると、彼らも人間と変わらない生活をしているのだと妙に納得。ご飯を食べて水浴び(お風呂)して乾燥、昨日の私の夜のルーティンと一緒です。

さて、この時既に1000枚以上撮影していますが、バッテリー残量は15%ほどしか減っていませんでした。
ファインダーの表示を滑らかさ優先に設定していたにもかかわらず、ここまで省電力設計だとは!

ディスプレイでの写真確認はせず、連写を続ける撮影スタイルなのでバッテリー消費が少ないとはいえ…これは素晴らしい数字。
(シャッターを切っていない時も、半押しでAF追従させ続けていたのに!)

常々思うのですが、ここがフラグシップとハイアマチュア機で一番違いを感じるところです。
これならば、撮影画像をモニターで逐一チェックするスタイルでも1000枚以上は撮れるかもしれません。


一通りキセキレイを撮り終え少し歩くと、今度はジョウビタキのオスに遭遇しました。
以前友人に「ジョウビタキのオスだからジョビオって言うんだよ」と教えてもらった時の事を思い出しながら連写。
(このカットではAFが苦戦しており、手前の枝に引っ張られることが多かったのでMFを併用しています)
シルバーアッシュのヘアスタイルが決まっています。


そしてまたツグミに遭遇。
その昔かすみ網で大量に捕獲され、焼き鳥にされた悲しい過去を持つ鳥なのですが、乱獲が過ぎたため禁猟鳥に指定されました。
数歩進んでは立ち止まり胸をそらす…という特徴のある動きの上、体も大きいので見つけやすく、野鳥観察の入門に最適。


最後は皆のアイドル、カワセミを。
この日は鳴き声が聞こえなかったため探すのに難儀しましたが、無事巡り合えてよかったです。


楽しい野鳥撮影がひと段落したころ、爆音に空を仰げば、頭上を横切るセスナ機に遭遇。
何度も来るのでAFで追いかけて遊んでみましたが、ここで新たな発見がありました。
飛行機が手前から奥へ飛んで行く場合は完璧に合焦しますが、奥から手前に来る場合は良く外すのです。
これは鳥を追尾していた時にも感じた症状ですが、それは不規則な動きをする「鳥」だからだと思っていました。
しかし比較的ゆっくりと動く飛行機でもこの挙動が再現されたことから、やはり苦手なシーンの様です。

一眼レフの頃から、カメラが最も苦手としたのがこの「奥行き方向へのAF追従」でした。当時と比べれば大きく進化しているのですが、まだ少し難しいようです。

しかし美点もあります。
飛行機をAFで追いかけている時に、鉄塔や木が手前に入り込んでもそちらに引っ張られることはありません。
これはかつてのフラグシップ機、EOS-1DXシリーズを思わせる挙動です。


最後はスナップで締め。

今回の写真は全て「ピクチャースタイル:オート」で撮影していますが、以前のRシリーズより重心の低い写真になったような印象を受けました。
Rシリーズ始動時は、それぞれのモデルで「新時代の階調の描き方」を模索しているような印象を受けましたが、R3はまとまりが良く実態感のある写真に仕上がる気がします。
抜けがよくクリアで、線は細め。品のある写りが魅力的です。

お目当ての野鳥も撮れ、R3を楽しむこともできたので大満足の一日となりました。

追伸
RF200-800mm F6.3-9 IS USMはとても良いレンズですが、可能であれば700mmまでの使用に抑えた方がシャープに撮れます。
800mmで撮影すると少し緩めの写りになり、等倍鑑賞しなくても「少し甘いかな?」と思うことが多いです。


[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月29日 17時01分 ]

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【Canon】EOS RPで撮影された「春の訪れを感じる写真」をご紹介!

【Canon】EOS RPで撮影された「春の訪れを感じる写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではフォトコンテストを常時開催しております!
開催中の「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」では撮影時期を問わず魅力的な作品を大募集しています!
ブログの最後にあるバナーをクリックしてぜひご参加ください!

さて、本日ご紹介するのは「Canon EOS RP」で撮影された作品です!
フルサイズセンサーの描写も、小型・軽量で扱いやすいことも、両方叶えるカメラで撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】夢桜<投稿作品を見る

【投稿者】masaak 様

【投稿者コメント】ねねの寺として有名な高台寺の枝垂れ桜は今が満開。

【使用機材】Canon EOS RP + EF24-70mm F4L IS USM



【作品名】遅咲きの桜と剣岳<投稿作品を見る

【投稿者】OtoHime_GoGo 様

【使用機材】Canon EOS RP + RF24-105mm F4L IS USM



【作品名】河津桜とメジロ<投稿作品を見る

【投稿者]b-クン 様

【投稿者コメント】河津桜に集まるメジロです

【使用機材】Canon EOS RP + TAMRON 100-400mm F4.5-6.3 Di VC USD



【作品名】五輪を横から撮りました<投稿作品を見る

【投稿者】favorite 88 様

【投稿者コメント】チューリップを池に浮かべて五輪を作ってました

【使用機材】Canon EOS RP



【作品名】一輪だけ違う色のチューリップ<投稿作品を見る

【投稿者】favorite 88 様

【投稿者コメント】ひときわ目立つ一輪

【使用機材】Canon EOS RP



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】favorite 88 様

【投稿者コメント】水彩画のように撮れました

【使用機材】Canon EOS RP



【作品名】さくら道<投稿作品を見る

【投稿者】Hiro 様

【使用機材】Canon EOS RP


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。
  
累計投稿枚数40万枚突破記念!「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」開催中!


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[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月29日 17時00分 ]

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【SONY】Eマウント用レンズ比較!85mm単焦点編

【SONY】Eマウント用レンズ比較!85mm単焦点編

皆様、レンズ選びでお困りなことはございませんか?

私も日々、レンズ選びに悩んでおります。
僭越ながら同じ画角にお悩みの皆様に、よくご質問をいただくレンズを純正やサードパーティ問わず比較しながらご紹介させていただきます。

今回はタイトルに書かせていただいた通り・・・

・SONY FE 85mm F1.4 GM (2016年4月28日)
・SONY FE 85mm F1.8 (2017年3月24日)
・SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN (2020年8月27日)
・Carl Zeiss Batis 85mm F1.8 (2015年08月20日)

上記4本のレンズの比較を ①外観 ②ボケ比較 色収差比較 ④逆光比較 ④解放描写力比較 の4つに絞りご紹介させていただきます!

①外観や重さの比較

・SONY FE 85mm F1.4 GM 重量820g
・SONY FE 85mm F1.8 重量371g
・SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN 重量625g
・Carl Zeiss Batis 85mm F1.8 重量475g

外観での大きな違いは絞りリングの有無とCarl Zeissの有機ELディスプレイでしょうか。

SIGMAはリングクリックスイッチがあり、そのスイッチを切り替えることでクリック感を有りにも無しの切り替えが可能です。クリック感を無くすことで絞り値をスムーズに変更することが出来、動画撮影においても音が入り込む心配がなくなるので、作品制作の幅が広がるのではないでしょうか。

一番軽いレンズはSONY FE 85mm F1.8の重量371g。GMレンズの半分以下の重量は大きな魅力です。本体サイズも長さ8.2㎝とカメラボディとのバランスのとりやすいサイズ感だと思います。

SIGMAは一眼レフ時代のArt 85mm F1.4 DG HSMがとてもシャープで、当時、解像力もトップクラスでしたが、重量が1,245gもあったため、ミラーレス設計に代わり、驚くほど軽量化されたArt 85mm F1.4DG DNが登場しました。

Carl Zeissのディスプレイにはマニュアルフォーカス時に合焦距離と被写界深度が表示されます。設定を変えればAF時も使用でき、目に見えて被写体との距離や被写界深度がデジタル指標でパッとわかるのは珍しい機能なのでとても面白いです。

②ボケ比較

大きな違いではやはりF1.4とF1.8のボケのサイズが違うところだと思いますが、しっかり見ていくとボケの境界線や柔らかさが違います。
同じF1.4のSONY FE 85mm F1.4 GMとSIGMA Art 85mm F1.4 DG DNでもボケの硬さが違うのが良く分かります。
若干ではありますが、SIGMAの玉ボケは輪郭がハッキリしているのに対し、GMレンズのボケは滑らかです。
また、四隅のボケに注目してみると、GMレンズは口径食が少なく円形に近いボケ味です。大口径になるとレモン型の口径食が発生しやすくなるので、GMレンズがいかに優秀かがわかります。

③色収差比較

色収差耐性はSIGMA Art 85mmF1.4DG DNが圧勝です。この4本では一番新しい2020年8月27日発売ということで、技術面の進化を感じます。

Carl Zeiss Batis 85mm F1.8も収差はあまり目立ちません。
CarlZeissは2015年の発売当初から色収差を最大限まで抑える技術や、逆光耐性にとてもこだわりを持っていました。
2024年の現在でも、こんなにコントラストが高い場面であるにもかかわらず、色収差がここまで抑えられているCarlZeissのレンズに感動してしまいます。

④逆光耐性比較

逆光耐性はSONY FE 85mm F1.4 GMが一番発生が抑えられている印象です。ゴーストの形も癖がなく、後処理で修正しやすいところもポイントです。ゴーストの出方としてはSIGMA Art 85mmF1.4DG DNも同じ傾向ですが、よりゴーストが濃く発生しました。光源近くのフレアの量、コントラストについてもSONY FE 85mm F1.4 GMが一歩上手に感じました。

Carl Zeiss Batis 85mm F1.8は一番コントラストが高く、締まっているように感じます。SONY FE 85mm F1.8は他レンズと比べるとフレアも大きく発生してしまっていますが、決して悪い出方ではなく、他3本と比較しても価格も抑えめで文句のつけようがありません。

どのレンズも逆光耐性については優れているように感じました。

⑤描写力比較

解放の比較からご紹介いたします。

すべての画像に差が出ないよう、AモードでISO感度200固定、ホワイトバランスを曇りで設定しています。

ポートレート画角の比較になりますので、マネキンで分かりやすくしてみました。被写体との距離は約3mです。
AFはSONY α7IIIの瞳AFで検証しており、ピントは目に合っています。

どのレンズも開放からしっかりと髪の毛1本1本まで解像しており、解像力については申し分ない印象です。SIGMA Art 85mmF1.4DG DNは開放から非常にシャープネスですが、SONY FE 85mm F1.4 GMに比べると若干硬さを感じます。ポートレート撮影においては柔らかさも味になるので、SONY FE 85mm F1.4 GMの優しい雰囲気は女性ポートレートにうまくマッチしそうです。

少し気になるところといえば、欠点というほどではないですが、SONY FE 85mmF1.4 GMはよく見ると目元の二重ラインに偽色が発生しています。
ボケ味は中望遠らしくどのレンズも綺麗です。
玉ボケを気にしなければ大きな違いは感じませんでしたが、SONY FE 85mm F1.8は若干の硬さを感じます。Carl Zeiss Batis 85mm F1.8もF1.8とF1.4の値ではありませんが、ボケの柔らかさはF1.4シリーズに近しい蕩け具合。綺麗なボケです。

お次はF8まで絞ったポートレートの比較です。

F8まで絞り込むと、どのレンズも大きな差がなくほぼ同等の映りになりました。
F1.4の2本は絞り羽が11枚、F1.8の2本は絞り羽が9枚と、ボケ味についてはF1.4シリーズに強みがあるように思えましたが、絞り羽9枚でも最近のレンズは円形絞りとなるので大きな差は出にくいのかもしれません。
今回撮影は行っていませんが、イルミネーションなどの光源を背景に置いた際のボケを入れて撮り比べてみると差が出てくるかもしれません。

SIGMA Art 85mm F1.4 DG DNの新品は受注停止をしてしまい、SONY FE 85mm F1.4 GMの新品は3月28日現在取寄せだったりと、なかなか手に入れることが困難なレンズたちですが、MapCameraの公式LINEをご登録いただくと、新着中古のお知らせが一番早く受け取れます!

マップカメラ公式LINEではトーク配信やメニューにて、様々なお得で楽しいイベントを実施しております。
新品でなかなか手に入らない人気機種の中古品をLINE友だち限定で先行販売したり、特価品の販売、プレミアムな希少商品を販売したり、ID連携されている方だけに特別な情報を配信することがあります!ぜひID連携をお忘れなく!




[ Category:SONY | 掲載日時:24年03月28日 18時15分 ]

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【FUJIFILM】遂にX100VIが発売!スナップでX100シリーズを振り返る。街角スナップ編

【FUJIFILM】遂にX100VIが発売!スナップでX100シリーズを振り返る。街角スナップ編

FUJIFILMよりコンパクトデジタルカメラ「X100VI」が本日発売されました。
このカメラの登場を心待ちにしていた方は少なくないのではないでしょうか。

これまでも小さなボディはそのままに、大きな進化を遂げてきたX100シリーズ。
今回も、高画素化、手振れ補正機構搭載など待望の機能の追加がアナウンスされています。
そんなX100シリーズに焦点をあて、当社スタッフがスナップを通してその魅力をお伝えしていきます。

今回ご紹介させていただきますのは2011年3月5日に発売された「FUJIFILM X100」
X100シリーズの記念すべき初代となるコンパクトデジタルカメラで、X100シリーズのオリジンとなる機体です。
この機体名にはFINEPIXの名が関されていました。

この機体は発売当時から他に比較できる機体はなく、唯一無二を誇る高級コンパクトデジタルカメラであったということがまず取り上げられるかと思います。
まずこの機体の特徴といえば「ファインダー」、そしてフィルムメーカーが作り出す「色彩」、そして皆の心をとらえたレトロな「デザイン」であったかと思います。

FUJIFILMの特徴ともいえるX-Trans CMOS化の前の機体になり、EXRプロセッサの1200万画素のAPS-Cセンサーを搭載。
フジノン23mm F2レンズ(換算35mm)に絞り値にして3段分、光量が1/8になるNDフィルターをレンズに内蔵していました。
絞りリングに加え、OVFとEVFを融合した「ハイブリッドビューファインダー」は光学ファインダーと電子ビューファインダーを自在に切り替え可能で画期的な特徴となっており、現在までX100シリーズの代名詞にもなっています。

近接で描写が甘くなるレンズの特徴があり、非点収差により滲みやすいのですが、それもレトロな感覚を思い起こさせるものでもあり
これが好みで購入される方も多かったかと思います。

今回は街角をテーマにまずは新宿の夜の風景を切り撮っています。
モノクロにて撮影してみましたが、すでに6世代前になるのに、なかなかシャープに写る印象でとても絵になるかと思います。
やはり、FUJIFILMの絵作りは何世代前でも印象に残る素晴らしい写りをしているかと思います。

こちらは曇天下での新宿都庁を撮影したものになります。
FUJIFILMといえば搭載された「フィルムシミュレーション」が醍醐味ですが、初代はカラーのテイストは3種類でした。
富士フイルムの「Velvia」や「PROVIA」「ASTIA」といったリバーサルフィルムのテイストを再現したものとなります。
今回は「ASTIA」で撮影しています。

やはりX100のコンパクトさと取り回しの良さが優れており、コートのポケットに忍ばせておいて
ふとした瞬間に構えて写し撮るという楽しさを味わえます。
フラットなデザインなのでレンズなどがポケットの中にあっても引っ掛かりにくく気軽に取り出せるので
街中で撮影するのはとても快適に行うことができました。

FUJIFILMの色合いはしっとりとした情景にもよく似合うと思います。
X100はスナップで用いるカメラとしては最適なカメラではないでしょうか。

ついにその全貌が明らかになったX100VI。
本連載を通じてスナップカメラとしてのX100シリーズの魅力が伝われば幸いです。

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月28日 17時40分 ]

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【FUJIFILM】X-H2 と フジノン XF35mm F1.4 R の魅力と作例 ~やさしいカメラ記事~

【FUJIFILM】X-H2 と フジノン XF35mm F1.4 R の魅力と作例 ~やさしいカメラ記事~

カメラをはじめようとお考えの方はもちろん、新しいメーカーへのお買い替えや機材選びなどで悩んでいる皆さまへ向けた「やさしいカメラ記事」を連載してまいります!
「わたしが使っているカメラ以外はよくわからない・・・」という方にもわかりやすく解説してまいりますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

今回使用するのは、FUJIFILMの「X-H2」と「フジノン XF35mm F1.4 R」です。
「X-H2」はXシリーズ史上最高画質として登場し、約4020万画素という高画素を活かした撮影が可能です。
また動画撮影では8K/30Pを実現しています。
「フジノン XF35mm F1.4 R」は35mm判換算53mm相当の、開放F値が1.4と非常に明るいレンズで、ピントが合っている部分の鮮鋭さとアウトフォーカスのボケが美しさを両立しています。
 

レンガの歩道に街路樹の影ができて、模様が重なって綺麗です。
手を繋ぐ2人の影を入れて撮りました。
レンガの表面の細かな凹凸や、太陽に反射して白っぽくなっている様子がよく見て取れます。
描写性能の高さを感じることができました。
 

突き出た枝の葉にピントを合わせていますが、主役は半円アーチ。
最近できたこの建物のチャームポイントです。
まさにメーカーの言う「アウトフォーカスのボケの美しさ」を体現しています。
 

何気なく撮った一枚ですが、池に浮かぶ鳥が精細に写っており驚きました。
奥に見えるビルの窓まできちんと解像していて、黒の締まりも優秀です。
このボディとレンズの組み合わせの魅力はいくつもありますが、その最たるはやはり描写にあるように思います。
 

こちらは「ピクセルマルチショット」で撮った一枚。
4倍の解像力、そして忠実な色再現が可能だとされています。
確かに柱の表面にある凹凸を精細に描写しており、これはと唸ります。

本レンズは28cmまで寄ることができるので、小さな白い花を大きく写すことができました。
花びらに付着した花粉までよく写っています。

夕方、ホームが輝いています。
夕陽が光芒を出すように、またそこへ向かってスムーズに遠近感が出るように撮影しました。
絞っているのでシャッタースピードが少し遅くなりました。
一見、敷居の高そうなフラッグシップ機ですが、強力な手ブレ補正など撮影をサポートしてくれる機能も充実なので、こんなシーンも安心です。
シャッターを切って立ち去るまでをスムーズにこなすことができたのは、明るく見やすいレンズと、すばやく合うAFのおかげです。
 
 
いかがでしたでしょうか。
「X-H2」はAPS-Cセンサーサイズならではの携行性がありながら高画質も両立し、「ピクセルマルチショット」以外にもフラッグシップモデルに相応しい様々な機能が搭載されており魅力的でした。
「フジノン XF35mm F1.4 R」は評判どおりボケ味が美しく、自然な立体感がでる描写でした。
どちらも必ず活躍してくれる機材なので、特に組み合わせて使うことをおすすめします。

次の記事はこちら

【FUJIFILM】X-H2 と フジノン XF35mm F1.4 R の魅力と作例その2 ~やさしいカメラ記事~

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月28日 17時00分 ]

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【先行レポート】新製品『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』を動画でご紹介します!

【先行レポート】新製品『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』を動画でご紹介します!

2024年3月27日に発表された『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』の先行レポートの様子を動画でご紹介いたします。

 本編動画

 動画チャプター

0:00 オープニング
0:25 外観について
3:15 焦点距離について
4:18 AF性能について
5:36 近接撮影性能
9:18 総評

 外観・スペック


28-400mmとかなり広い焦点距離をカバーする本レンズ。気になるスペックですが、重さは約725gで高倍率ズームレンズとしては軽量のレンズです。F値はF4-8と少し抑えめですが、その分携行性に優れているので長時間持ち運ぶことができます。

レンズにはロックボタンが搭載されていて、レンズを下に向けた時にずり落ちることがないように配慮されています。

 広角端・望遠端の写りとAF


気になる広角端・望遠端のAFですが、STMを採用しているので広角・望遠ともに素早く、遅かったり合わないと感じることはありませんでした。

最短撮影距離は28mm時は0.2m、400mm時は1.2mとなっています。28mm時の最短で撮影したサボテンですが、いったいどれほどの距離感だったのか…。本編をご覧になっていただくと驚きの距離感がわかるので、必見です。

 既存レンズとの比較


既存レンズで似たような焦点距離のNIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VRとAF-S 28-300mm F3.5-5.6G ED VR。今回はこちらの2本との比較もしてみました。
使い心地や重量の面でどう違うかを動画でご紹介しています。

 まとめ


Nikon初となる約14.2倍の高倍率ズームレンズの『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』。この1本であらゆる被写体・シーンに対応することができるレンズです。軽量で持ち運びにも適しているので、日常風景だけではなく、旅行やレジャーシーンにも最適です。
本編では本レンズを初めて触ったスタッフの、率直な感想も交えながらレポートをしていますので、ぜひご覧ください。
本製品は2024年3月29日午前10時より予約開始です。→商品ページはこちら

[ Category:Nikon | 掲載日時:24年03月28日 16時03分 ]

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【RICOH】GRⅢと春の息吹

【RICOH】GRⅢと春の息吹

天候に恵まれた平日の木曜日。暖かな気温と晴れの予報となっていたのでGRⅢを片手にお台場海浜公園まで足を延ばしてみました。

観光スポットでもあるので平日でも外国人観光客や春休みの学生、遠足に来た小学生といった多くの人が訪れていました。

GRⅢのクロップ機能を用いて他のご利用者様が映らないよう、50mm(35mm判換算)でクロップしています。

人の多いお台場海浜公園から離れ、首都高方面に歩いていく道すがら河津桜が咲いており春の息吹を感じつつ進みます。
松の木の木陰に入ると日陰の少し肌寒さを感じつつ首都高を臨む景色に突き当たりました。

暖かな春の訪れと木陰の肌寒さによる冬の残滓を感じられる3月中旬。
「RICOH GRⅢ」を片手に2時間ほど散歩をしましたが持ち運びにストレスなく満足しています。

たくさん撮っていると満タンに充電をしていたバッテリー残量も少なくなっていたので
がっつり撮影をされる方は予備バッテリーご用意が必要かと思います。

[ Category:etc. PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年03月28日 11時30分 ]

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【Leica】本命⁈ アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.と歩く銀座

【Leica】本命⁈ アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.と歩く銀座

「SLシリーズは、写りが素晴らしいのは知ってるけれど、どうも重くて…」
お客様とお話ししていると、度々こんなお声をいただきます。
かく言う私も実は同じように考えていて、永年M型ライカを使いながらSLシリーズには手を出してきませんでした。
ところが先日、SL2に軽量のズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.を付けて撮影する機会があり、その取り回しの良さに感動。時間を忘れて撮影に没頭するという体験をしました。
一度撮影欲に火が付くと、もうじっとしていられません。
続いて、同じ標準50mmでSLシリーズのレンズラインナップの中ではかなりの重量級であるズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.を付け撮影に繰り出しました。ここでは体力の無さを痛感しながらも、自然なボケ感によって被写体が浮き上がる描写にすっかり魅了されてしまいました。

それぞれ詳細は、下記のThe Map Timesに。
『【Leica】軽さが撮影欲を生む! ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.という選択』
『【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.12 ~SL2 + SUMMILUX SL50mm F1.4 ASPH.編~』

さて、ここまで来たらもう1本、アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.を試さないではいられません。
本来ならSL50mmの中でも最初に試すべき1本だとは思いますが、どうも天邪鬼な性格が出てしまいます…

ボディに装着した時の見た目のバランスは、3本の中でも1番しっくりしているような印象を受けます。
ですが、思ったよりズッシリ感のあるレンズです。

以前のブログでも載せましたが、3本並べるとこんな感じ。
左から「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」約402g、「アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」約740g、「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」約1065gとなります。およそ300gずつの差。
ちなみに、SL2ボディは約835g(バッテリー含まず)あります。

・・・

では、SL2にアポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.を装着し、撮影に。今回は、東京駅から有楽町駅を抜けて銀座方面に向かいました。

丸ビルを出た辺りで1枚。何気なく撮ったものですが、陽を透かした葉の1枚1枚が鮮明に。直射光が入りフレアが出ていますが、僅かなものでよく抑えられています。

距離は10m弱。絞り開放で撮影していますが、細かな文字まではっきり読み取れます。

東京国際フォーラム手前のガード下にて。
SL2で測光方式「多点」を選択していると、晴天時など実際の風景より明るめに写ることが多々あります。2/3段くらいアンダーにして撮影した方が、見た目の印象に近くなるような気がします。
フィルムモード「STD 標準」ですが、レンガの色味や影の濃さなどほどよい感じです。

同じ場所で「BW Nat モノクロ」に切り替えて。こちらも2/3段マイナス補正。
こういう少しゴミゴミしたところは、モノクロモードにすると雰囲気が出ます。

こちらはマイナス1段まで落としましたが、暗部も潰れることなく写し出されています。
鉄柱の汚れまで手に取るように再現されていて、学生時代暗室に籠って現像作業に没頭していた身としては、この質感描写はたまりません。
絞りF2.8と1段絞っただけですが、背景はそれほど大きくボケてはいません。それでいて合焦面が際立って見えます。
ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.がボケによって被写体を背景から浮き上がらせていたのに対し、こちらは解像力の高さで被写体を浮かび上がらせている気がします。

東京国際フォーラムを抜けるところで、上を見上げて。
午後4時近くの斜陽が、壁にくっきりと影を映していました。

今度は下を。ガラスの向こうには、地下に下りていく階段があります。

足を伸ばして、銀座方面に向かいます。

「銀座の柳」の影 露出補正なしでもこれだけの陰影が。陽の強さを感じさせます。
銀座は埋立地ゆえ水分量の多い地盤で、他の街路樹が育ちにくく柳に植え替えられた… なんて話は、子どもの頃よく銀座に連れてきてくれた父から聞いたものだったか。当時は日曜日の歩行者天国が嬉しくて、柳なんか全く目に入っていなかったけれど…

鮮やかな青が気に入って、何枚かシャッターを切りました。落ち着いたトーンで再現されています。

気がつくと並木通りまで来ていました。平日のこのくらいの時間は人通りの少ないところと認識していたのですが、然にあらず。外国の方が増え、結構賑やかな通りとなっていました。
余分な色を消したくて「BW Nat モノクロ」モードに。

年季の入ったシェード、それを微細に描写しています。
絞り開放F2ですが、背景のボケはこの程度。それでいてピント合焦面の立体感は半端ありません。

こちらも絞り開放で。口径食によるそろばん玉状のボケが出ました。

背景に引っ張られてかなりアンダーになりましたが、そのぶん電球内のフィラメントまで写りました。

壁や天井の汚れ?が階調豊かに再現されました。
アポズミクロンでモノクロモード、すっかり病みつきになりました。

ガラス越しでもこの描写。靴の表面についたチリまで写し出しています。

あまりに鮮鋭に写るので、あえてこんな写真を撮りたくなるのはやはり天邪鬼でしょうか…

大通りは人だらけだろうな、と路地を見つけては入っていくうちによい時間になってしまいました。
撮影はここで切上げ。家に帰り、PCで本日の撮影画像を見直し、改めてアポズミクロンの解像力の高さに感嘆した次第です。

今回、撮影の間は移動中もずっとカメラを首から提げた状態でした。ズミクロンの時に比べ首への負担は感じましたが、撮影が進むにつれそれも忘れてしまいました。
というのも、SL2のグリップがちょうよい握りやすさで、レンズを装着した時のボディバランスもよいので、数値ほどの重量を感じずに撮影に没頭することができました。

ここまで3種のSL50mmを試してきました。
ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.は、とにかく軽く取り回しの良いレンズ。ヌケの良い描写で、スナップ撮影に最適です。
ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.は、自然なボケ味が魅力。滑らかなボケによって被写体を浮き上がらせることができ、ポートレート撮影等に向いているかと。
そしてアポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.。圧倒的解像力で被写体を立体的に描写します。特にモノクロ撮影では、諧調の豊かさと相まってドラマチックな画を描き出してくれます。
場面によっての使い分けが楽しそうな3本、揃えてみたくなりました。

[ Category:etc. Leica | 掲載日時:24年03月27日 18時45分 ]

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【FUJIFILM】カメラと旅を。X

旅の風景を連載形式でお送りしております『カメラと旅を。』
第10弾は日本から一番近いヨーロッパ、フィンランドへ行ってまいりました。

使用機材はFUJIFILM X-H2+FUJIFILM フジノン XF16-55mm F2.8 R LM WR
写真も動画も撮影したい。でもできるだけ小型軽量で行きたいという願いを叶えてくれるセットです。

まず足を運んだのは北部・ラップランド地方の主要都市ロヴァニエミ

市内にはサンタクロース村があり、1年いつでもお仕事中のサンタクロースに会うことができます。
私がお会いしたサンタさんは日本語も嗜まれていました。

村は1年中クリスマスムードです。
世界中にサンタクロースからの手紙を届けているポストオフィスでは、大量のポストカードから自分の好きなものを選び手紙を書き送ることが出来ます。

私は3枚選びました。今年のクリスマスに届くのが楽しみです。

北極圏ですので気温は氷点下。
天候の移り変わりが激しく、晴れていたと思ったら次の瞬間には吹雪いているような空模様。レンズ交換はとても危険です。

X-H2の質量は約660g、XF16-55mm F2.8 R LM WRは約655g
同じくらいの重さでバランスが良く、グリップ部が深いので手袋をしていても問題なくホールドできます。
ボディレンズ共に防塵・防滴・耐低温-10℃構造。安心して撮影をすることができました。
またカメラのバッテリーのもちを心配しておりましたが、1日撮影していても問題なく使用できました。


旅行の目的でもあるオーロラ。
X-H2は4020万画素の高画素に加え、画像処理のアルゴリズムを改善することで、解像度の向上を実現。夜間の撮影にももってこいです。
この日は雲が分厚く中々オーロラには巡り合えず。
念願のオーロラは一瞬の間、撮影は中々難しかったです。また挑戦したいと思います。

冒頭紹介した動画はすべて手持ちでの撮影です。トナカイや犬ぞりの際は手綱片手に撮影しております。
最大7.0段のボディ内手振れ補正と防塵防滴加工が撮影の幅を広げてくれます。

寝台列車に乗り次は首都ヘルシンキへ
映画の風景が広がっており街ゆく人々も、走るトラムも、レンガ造りの街並みも全てお洒落に見えます。

街中スナップで役に立ったのがXF16-55mm F2.8 R LM WR
35mm判換算で24mm~84mm相当の焦点距離を開放F値2.8でカバーした標準レンズです。

1枚目は16mm、2枚目は55mmで撮影しております。広角側では倍率色収差を、望遠側では軸上色収差を抑制し全域で高い解像力を発揮してくれます。風景からスナップ、テーブルフォトなど幅広いシーンが撮影でき旅行にはピッタリです。

街のランドマークともいえるヘルシンキ大聖堂や、舗市場ハカニエミ・マーケットホールは多くの方がいましたが、使いやすいズームレンズで上手く風景を切り取ることができました。

最北端の地。
高解像カメラと万能標準ズームと共にお届けいたしました。
北欧の緩やかな時を届けできたら幸いでございます。

「カメラと旅を。」シリーズのバックナンバーはこちらから




[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月27日 18時00分 ]

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【Canon】春のキャッシュバック フォトライフ応援キャンペーン開催中!

【Canon】春のキャッシュバック フォトライフ応援キャンペーン開催中!

Canon(キヤノン)より【春のキャッシュバック フォトライフ応援キャンペーン】が開催中!
キャンペーン対象購入期間:2024年3月8(金)~5月7日(火)の間に対象商品をご購入後、メーカーへご応募いただくと、後日最大5万円分のキャッシュバック※が受けられるお得なキャンペーンです。※ 銀行振込、セブン銀行ATM受取、au PAYによる
EOS Rシリーズのミラーレス一眼カメラ、RFシリーズの交換レンズ、レンズ一体型カメラを対象に幅広いラインアップが集結!
さらにポストカードやシール印刷が楽しめる、ミニフォトプリンター『SELPHY CP1500』を同時購入するとキャッシュバックが増額します!

今回は豪華なラインナップからキャッシュバックキャンペーン対象品のミラーレス一眼カメラ全種を作例とともにご紹介いたします。

– EOS R3 –
キャッシュバック 50,000円分

【Canon】サーキットとEOS R3

映像の新しい時代が走り出す、「EOS R3」。
有効画素数最大約2410万画素の新開発CMOSセンサー搭載で高速連続撮影、画像処理エンジンDIGIC Xが採用され高画質を追求、実現したモデル。世界最高の最大8.0段分の手ブレ補正効果、独自技術の視線入力AFなどキヤノンの最新技術で完全武装されたキヤノンのフルサイズミラーレスの最上位機種です。

▼ お買い得な中古品はこちら ▼
※キャッシュバックキャンペーンは対象外です。

– EOS R5 –
キャッシュバック 50,000円分


【Canon】EOS R5を知る。ーポートレートおすすめレンズ 編ー

5を受け継ぐミラーレス一眼、「EOS R5」。
有効画素数約4500万画素を搭載。被写体のディテールまで鮮鋭に描写し、高画素でありながら、常用ISO感度(静止画)は最高51200という高感度撮影を可能としたオールラウンダーなモデル。撮影歴代のEOSシリーズで培ってきたプロ用カメラのDNAを引き継いだだけでなく、他に類を見ない革新的な撮影性能が採用されました。

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※キャッシュバックキャンペーンは対象外です。

– EOS R6 Mark II ボディ・レンズキット各種 –
キャッシュバック 50,000円分

【Canon】EOS R6 Mark II を使ってポートレート撮影

ニュースタンダード、ミラーレス「EOS R6 Mark II」。
解像感が向上した有効画素数約2420万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載。新シャープネス処理により、EOS 5D Mark IV(約3040万画素)を凌ぐ解像性能を達成しました。またEOS R3で採用されたトラッキングシステムのコンセプトを継承しつつ、ディープラーニングにより被写体抽出能力が向上。さらに最高約40コマ/秒の連続撮影(電子シャッター時)との連携で、動体撮影を強力にサポートしてくれます。

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※キャッシュバックキャンペーンは対象外です。

– EOS R8 ボディ・レンズキット –
キャッシュバック 30,000円分

【Canon】EOS R8 RF24-50mm IS STM レンズキット と 鎌倉の海へ

クリエイティブフルサイズ「EOS R8」。
「EOS R」シリーズのフルサイズミラーレスでは最軽量モデル。フルサイズの大型センサーにゆとりをもって配置された、約2420万画素CMOSセンサーを搭載。高感度性能や4K/60P動画撮影、デュアルピクセルCMOS AF IIへの対応など多彩な特長を備えます。

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※キャッシュバックキャンペーンは対象外です。

– EOS R7 ボディ・レンズキット –
キャッシュバック 10,000円分

【Canon】 EOS R7を使って考えたCanon人気の理由に関して

APS-Cハイエンドモデル「EOS R7」。
約2,020万画素の『EOS 7D Mark II』からさらに画素数をアップさせた新開発のセンサーで約3,250万画素を搭載。どこまでも意のままに捉え続ける高精度・高性能AF。ここから新しいAPS-Cの未来が切り拓かれていきます。

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※キャッシュバックキャンペーンは対象外です。

– EOS R10 ボディ・RF-S18-45 IS STM レンズキット –
キャッシュバック 8,000円分
– EOS R10 RF-S18-150 IS STM レンズキット –
キャッシュバック 10,000円分

【Canon】ENJOY!「EOS」~高性能を軽やかに EOS R10~

小さなボディで気軽に楽しめるAPS-Cサイズミラーレス「EOS R10」。
有効画素数約2420万画素、連続撮影速度約23コマ/秒、4K60P動画撮影など、本格的なレンズ交換式ミラーレスカメラにもかかわらず重量わずか約382g(本体のみ)。写真も動画もとにかく羽根を得たように軽やかに撮影を楽しめる、想像以上のカメラです。

▼ お買い得な中古品はこちら ▼
※キャッシュバックキャンペーンは対象外です。

– EOS R50 ボディ・RF-S18-45 IS STM レンズキット –
キャッシュバック 5,000円分
– EOS R50 ダブルズームキット –
キャッシュバック 10,000円分

【Canon】カメラ初心者におすすめ!本格派ミラーレス『EOS R50』で動物フォトを楽しむ。

手軽で本格的なエントリーモデル「EOS R50」。
キヤノンのエントリーモデルとして多くの支持を得ている「EOS Kissシリーズ」を彷彿とさせるプロダクトデザイン。重量は約376gで標準レンズキットのレンズと合わせても総重量1kg未満の小型軽量モデルです。ボディカラーがブラック・ホワイトの2色展開。ホワイトが選べるのはこの機種だけ!

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※キャッシュバックキャンペーンは対象外です。

すべての対象商品の詳細・ご購入はこちらから!
当社インターネットからご注文いただくと2年保証対象です。

▼ キャッシュバックキャンペーンの詳細や応募方法は下記リンクよりご確認ください。 ▼

[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月27日 17時01分 ]

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【Canon】EOS R6 Mark IIで撮影された「菜の花と桜ある風景写真」をご紹介!

【Canon】EOS R6 Mark IIで撮影された「菜の花と桜ある風景写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではフォトコンテストを常時開催しております!
開催中の「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」では撮影時期を問わず魅力的な作品を大募集しています!
ブログの最後にあるバナーをクリックしてぜひご参加ください!

さて、本日ご紹介するのは「Canon EOS R6 Mark II」で撮影された作品です!
ハイアマチュアユーザーや映像クリエイターから求められる静止画・動画の高い撮影性能や通信性・拡張性を兼ね備えたフルサイズミラーレスカメラで撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】みんな登りたい菜の花の丘<投稿作品を見る

【投稿者】そらの主 様

【使用機材】Canon EOS R6 Mark II + RF24-105mm F4L IS USM



【作品名】桜とマジカルグライダー<投稿作品を見る

【投稿者】Shinobu 様

【使用機材】Canon EOS R6 Mark II + RF24-105mm F4L IS USM



【作品名】満開<投稿作品を見る

【投稿者】べっこう/harubeko 様

【使用機材】Canon EOS R6 Mark II + RF24-105mm F4L IS USM



【作品名】ほっこり<投稿作品を見る

【投稿者】korontan 様

【投稿者コメント】桜の下での幸せを分けていただきました

【使用機材】Canon EOS R6 Mark II + RF100-400mm F5.6-8 IS USM



【作品名】よりそう<投稿作品を見る

【投稿者】yumakomo 様

【使用機材】Canon EOS R6 Mark II + TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】Ayusta 様

【使用機材】Canon EOS R6 Mark II



【作品名】鶴見緑地のオカメザクラ<投稿作品を見る

【投稿者】K.TOMATO 様

【投稿者コメント】一足早く春を感じる1日でした。

【使用機材】Canon EOS R6 Mark II


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。
  
累計投稿枚数40万枚突破記念!「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」開催中!


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[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月27日 17時00分 ]

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【Canon】クロップ、トリミングしても楽しいEOS R6

3月になって強風であったり花粉が飛びまくっていたりと、気温以外の部分でも春を感じます。暖かくなってきて、いろんな花が咲くこれからの季節の撮影が本当に楽しみです。

今回はフルサイズミラーレスカメラCanon EOS R6とRF70-200mm F2.8L IS USMの組み合わせで自宅付近の3月の風景をご紹介します。野鳥をメインに撮影してみたいと思い、河原の遊歩道を歩いてみました。

なんというか・・・とても春が来たようには見えない風景です。確かにこの日はとても寒く、風も冷たかったです。ただ、気温は低くても寒さの質自体は真冬のそれとは明らかに違ってきているのを感じます。時折鳥の鳴き声が聞こえる中、静かな遊歩道を歩くのは気持ちよかったです。

70-200mm F2.8のレンズといえば風景、ポートレート、スポーツ、乗り物、室内のイベントや動物など、さまざまな場面で使用される望遠ズームレンズです。絞り解放値2.8の明るいレンズなのでいろんな撮影条件に対応しやすいのがなによりの強みです。RF70-200mm F2.8L IS USMはその描写性能の高さに加えて全長もEF70-200mm F2.8L IS USM III に比べて5センチほど短く、重さも410gほど軽くなりCanonのミラーレスカメラにバランスよくフィットするように作られています。

写真はモズという鳥です。※3/27に訂正いたしました。
ほどよい距離感で撮影できたのでクロップのみで、トリミングはしていません。野鳥撮影に興味を持ってからまだ日が浅いせいか、見たことのない鳥を目にして撮影するときはけっこうドキドキします。そしてなんとか撮れた後にその鳥の名前を調べるのも今の楽しみのひとつです。

Canonフルサイズミラーレスカメラには1.6xのクロップ機能が搭載されています。クロップを選択すると、焦点距離が1.6倍に伸びる代わりにフルサイズセンサーの中央部しか使わないので画素数が減ります。R6の有効画素数が約2010万画素なのでクロップすると約790万画素になります。せっかくのフルサイズカメラなのでセンサーはフルに使えるにこしたことはないです。でも「被写体が遠いなぁ」と感じたとき、クロップ撮影はその距離を埋めてくれる素晴らしい機能です。もともとCanon EOSのフルサイズデジタル一眼レフカメラにはなかった機能なので、個人的にはこれまでクロップ撮影には縁もなければその必要性も特に感じていませんでした。今さらながら、その良さを大いに感じています。

写真は2羽のコサギが目の前を通過するところを捉えたものです。鳥の動きに合わせてカメラをゆっくり横に振りながら連写しました。少しトリミングもしています。

写真はカワウです。羽を大きく広げてゆったり飛んでいるように見えますが、実際はサギのような鳥と比べると腕振りの回転数が多く、急いでいる、あるいは忙しそうに羽ばたいている姿が印象的です。そんな特徴のある飛び方をするのでこのときもすぐにカワウだとわかりました。

アオサギです。飛び立つ瞬間を撮ることができました。今回、アオサギはこれ以外にも飛んでいるところなど、たくさん撮れました。大きいので結構迫力がありました。

歩いていると再びモズがいるのに気づきました。ちょっと距離があったのでトリミングしています。このような小さな野鳥は撮影後パソコンで画像を拡大してその表情を確認するのが楽しいです。なにしろ撮影時は表情が全然わからないことが多いので。この鳥がしっかりカメラ目線で写っていることもその時に知りました。

遊歩道を歩いていると「コンコンコンコン」という音が聞こえてきました。結構大きな音でずっと鳴っていたので「何の音だろう?誰か作業でもしているのかな?」とあたりをキョロキョロ見渡したほどです。川と遊歩道の間にある枯草が密集しているところに目をやるとなんと小さな鳥が枯れ木を一生懸命つついているのを見つけました。私のところから2~3mくらいの距離です。それこそスズメくらいのサイズの小鳥があんな大きな音で木をつついていたことを知って少々驚きました。キツツキ科のコゲラという鳥です。これはチャンスと思い、たくさん連写しました。最初はずっと私に背を向けた状態でしたが、そのうち体を反転してくれたのでなんとか顔を撮ることができました。この日、一番どきどきわくわくしながらシャッターを切ったひと時でした。

その後、数メートル横の木に飛び移ったところでも数分間遊んでいたので撮影を続けました。この日はカメラのAF方式をゾーンAFにして撮影していたのですが、この場所では前後の草木にピントがいってしまったので1点AFに切り替えたらすぐに被写体にフォーカスしました。画像全体にに緑色が入ったことで被写体がうまい具合に浮き上がってくれました。クロップして、さらにトリミングをしてもこの画質に正直驚いています。この日一番のお気に入りショットです。

今回の野鳥撮影を通してRF70-200mm F2.8L IS USMレンズの描写性能の高さ、EOS R6のAF性能の高さを実感しました。そして今回ご紹介した野鳥の写真のうち6枚がトリミングしているものです。カメラがしっかり被写体を認識して撮った写真はクロップ、そしてトリミングしてもそうそう簡単に画質が失われるわけではない、とわかったのは私にとって大きな収穫でした。

最後に私にとって春の合図となっている植物の写真を紹介します。上がサクランボの花です。写真はピークを過ぎていますが、毎年この時期に咲きます。このあと葉がついてGW前ぐらいにサクランボの実がつきます。今から楽しみです。下のはシャクヤクの芽がでてきたところです。大きなつぼみがついた後、きれいな花が咲くのは4月の中旬~下旬くらいだったと思います。その時が待ち遠しいです。

今回、野鳥撮影でその力を大いに発揮したCanon EOS R6とRF70-200mm F2.8L IS USMにこれまで以上に魅力を感じています。これからの季節、さまざまな場面でみなさんの期待に応えてくれることでしょう。

 

 

 

 

今回使用した組み合わせです。新品商品は当社インターネットサイトからのご注文で【ネット限定 マップカメラ2年保証対象】です。

中古商品はこちらからご覧ください。
 
 
[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月26日 17時01分 ]

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