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【FUJIFILM】X-S10 で叶う、色魔法|SIGMA Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS 編

【FUJIFILM】X-S10 で叶う、色魔法|SIGMA Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS 編

写真において「色」は、感情や記憶、空気感までも呼び起こす魔法のような存在です。その“色の力”を最大限に引き出してくれるカメラが、『FUJIFILM X-S10』です。FUJIFILMならではのフィルムシミュレーションやアドバンストフィルターなどが搭載されており、色の表現を楽しむことができるカメラです。

『X-S10』の特長のひとつといえば小型・軽量です。小さなレンズや高倍率ズームレンズがよく似合います。そこで先日発売されたばかりの『SIGMA Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS』に白羽の矢を立てました。一本で広角から望遠までをカバーできる超高倍率ズームレンズです。

『X-S10』の色表現力とSIGMAの描写力が出会ったとき、写真は単なる記録ではなくなるはずです。
 

 
 

 
色を操る愉しみ、写し出す深み

 
FUJIFILMの代名詞とも言える「フィルムシミュレーション」。『X-S10』には豊富なプリセットが搭載されており、18モードもの独自の色彩世界を持っています。さらに個性的なアドバンストフィルターも搭載されています。
 

 フィルムシミュレーション 

PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、クラシッククローム、PRO Neg. Hi、PRO Neg. Std、クラシックネガ、ETERNA/シネマ、ETERNA ブリーチバイパス、ACROS、ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア

 アドバンストフィルター 

トイカメラ、ミニチュア、ポップカラー、ハイキー、ローキー、ダイナミックトーン、ソフトフォーカス、パートカラー(レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、パープル)
 

実際に撮影していて驚かされるのは、設定を切り替えるたびに“同じ景色”が“まったく違う空気”になることです。その表現の奥行きは、まるで異なる季節を旅しているかのような錯覚を覚えます。

色を作るのではなく、色に導かれる。そう言いたくなるほど、『X-S10』の色設定は直感的で感覚的です。感性がそのまま写真に反映されていく感覚が心地よく感じられます。
  

フィルムシミュレーションは「PROVIA」

 

フィルムシミュレーションは「Velvia」

 


光を受け止める描写力

 
SIGMAのContemporaryラインは、高性能とコンパクトさを両立するシリーズです。中でもこの『Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS』は、風景からポートレート、スナップ、動体までを1本でカバーする圧倒的な汎用性が魅力です。

しかしそれだけではありません。このレンズの真価は「色の滲ませ方」と「空気感の描写」にあります。ガラス格子が影で模様を描く窓辺、植物と金属の質感のコントラスト、夕暮れに染まる都会の駐車場。SIGMA特有の柔らかなボケとシャープなエッジの共存が、FUJIFILMの色彩エンジンと合わさることで、写真に“詩”をもたらします。広角側では壮大な風景を圧倒的なスケール感で、望遠側では被写体との距離をギュッと詰めて、密やかな瞬間を切り取れます。レンズ交換の煩わしさを感じさせず、撮影に集中できる点も、この組み合わせの大きな魅力です。
 

上の2枚はアドバンストフィルター「ミニチュア」。この独特の描写がお気に入り

 
 

アドバンストフィルター「トイカメラ」は周辺減光がほしいときに

 

望遠マクロでサボテンの先を精細に捉えました

 

ワイヤー入りガラス越しでも、ピントはしっかりオブジェに

 


撮る自由、持ち歩く自由

『X-S10』と『Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS』のセットは、とにかく軽いです。見た目以上に手に持った時の“取り回しの軽快さ”が心地よく、特に旅先や日常のスナップでは、この軽さが想像以上に大きな武器になります。

カバンにすっと忍ばせて、ふとした瞬間に取り出して構える。撮りたいときに、撮りたい画角で、思う色で撮れる。このスピード感こそが、現代のフォトグラファーに求められている自由さではないでしょうか。

こちらの3枚のアドバンストフィルターは「ソフトフォーカス」。白昼夢のような仕上がりです

 
 

建物の硬い質感もこのとおり

 


まとめ:色を撮るという贅沢

『FUJIFILM X-S10』と『SIGMA Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS』という組み合わせは、色にこだわるすべての人にとって極めて魅力的な構成です。

フィルムライクな質感を簡単に引き出せる『X-S10』。光と色を優しく受け止めて描き切る『Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS』。

道具に振り回されるのではなく、道具が表現を後押ししてくれる。そんな関係性がこのセットアップにはあります。

色を撮る。それは、感情をそっとすくい上げること。
心の揺らぎや空気の匂いまでも閉じ込められるこの感覚を、どうかみなさまの指先で確かめてください。
 

 
 

『X-S10』はこちら。レンズキットもあります!


 

記事で使用した、SIGMAの高倍率ズームレンズ!

[ Category:FUJIFILM SIGMA | 掲載日時:25年05月31日 11時30分 ]

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【RED】KOMODO-X Z mountの真価に迫る~総集編~

【RED】KOMODO-X Z mountの真価に迫る~総集編~

昨年Nikonによる子会社化が話題となったRED。
今年2月にZ CINEMAシリーズの第一弾として、REDからKOMODO-XにニコンZマウント仕様モデルが登場しました。
Super35センサーを搭載したKOMODO-X Z mountに焦点を当てて、Zマウントになって新たに登場したKOMODO-Xの真価に様々な角度から迫っていきます。
今回は総集編をお送りいたします。

目次
  1. REDとは?KOMODOとは?
  2. Zレンズと動画撮影
  3. ソニーEマウントレンズを使う
  4. シネマカメラにオールドレンズをつけるとどうなる?
  5. まとめ

Vol.1~REDとは?KOMODOとは?~

【RED】KOMODO-X Z mountの真価に迫る Vol.1~REDとは?KOMODOとは?~


KOMODO-X Z mountの全体画像
KOMODO-X Z mountのマウント部分

Nikonによる子会社化とZマウント搭載機種の発売で話題となったRED。デジタルシネマのパイオニアとしてひときわ輝く映像制作機器メーカーです。そしてそのREDが発売しているシネマカメララインの一つがKOMODO。Super35mmセンサーを搭載し、拡張性の高い箱型ボディが特長となっています。

RED controlというアプリでKOMODO-X Z mountを操作している様子

プロの現場での使用を第一に考えているため機能はこれでもかというほどに豊富です。
設定項目はかなり多いですが、ボディ上面に備えられたモニターを使用することで簡単に設定が可能。さらにスマートフォンにアプリをインストールすることでスマートフォン側からも設定を変更することができます。

 

Vol.2~Zレンズと動画撮影~

【RED】KOMODO-X Z mountの真価に迫る Vol.2~Zレンズと動画撮影~

それでは実際に動画撮影にチャレンジしていきます。

LUTを適用する前と後の比較

RAW動画撮影の魅力は何といっても編集の自由度。右側の編集前の画を編集することで、左側のような色にすることができます。スチルでのRAW現像のようにホワイトバランスや露光量を調整できるのはもちろん、LUTと呼ばれるプリセットを適用することで雰囲気のある画作りも可能です。

KOMODO-X Z mountにNikon Z 28-135mm F4レンズを装着した様子KOMODO-X Z mountにNikon Z DX 12-28mmレンズを装着した様子KOMODO-X Z mountにNikon Z 50mm F1.8Sレンズを装着した様子

使用したレンズは
・NIKKOR Z 28-135mm F4 PZ
・NIKKOR Z DX 12-28mm F3.5-5.6 PZ VR
・NIKKOR Z 50mm F1.8S
の3本です。いずれもニコンZマウント純正のレンズで、かつすべてがKOMODO-X Z mountで正常に動作いたしました。
高性能なZレンズの写りをシネマカメラクオリティの動画撮影にも生かすことができます。



 

Vol.3~ソニーEマウントレンズを使う~

【RED】KOMODO-X Z mountの真価に迫る Vol.3~ソニーEマウントレンズを使う~


KOMODO-X Z mountにソニーEマウント用のGレンズを装着した様子

ニコンZマウントの特長の一つが「フランジバックが短い」ことです。
この特長を活かせば、多くのマウントのレンズを使用することが可能です。
今回はソニーEマウントレンズを使用してみます。
ミラーレス一眼用レンズはフランジバックが短いために基本的にマウントアダプターを介しての使用ができませんが、ニコンZマウントに関しては他マウントに比べてさらに短いため、このような使い方が可能となっています。

撮影した動画がこちらになります。
・Nikon Z mountのカメラとSONYのミラーレス一眼カメラを同時に使用されている方
・SONYのミラーレス一眼カメラを使用されている方で、REDを使用して動画撮影されたい方
・Eマウントでしか販売されていないブランドや焦点距離のレンズを使用されたい方
に特におすすめしたい使い方となっております。












 

Vol.4~シネマカメラにオールドレンズをつけるとどうなる?~

【RED】KOMODO-X Z mountの真価に迫る Vol.4~シネマカメラにオールドレンズをつけるとどうなる?~


KOMODO-X Z mountにLeica Summicron 35mm F2 8枚玉を装着した様子
KOMODO-X Z mountにLeica Summilux 50mm F1.4 初代を装着した様子

マウントアダプターを使うと、最新レンズだけでなく、往年の銘レンズも同様に使用することが可能となります。
まずはライカMマウントレンズを装着した例をお届けします。
使用したレンズは『Leica ズミクロン M35mm F2 (8枚玉)』『Leica ズミルックス M50mm F1.4 初期型』になります。
見た目の面でも、シルバーのレンズとブラックのアダプター、ゴールドのZマウントの配色もとてもマッチしています。


Leica ズミルックス M50mm F1.4 初期型を使用した作例

オールドレンズ特有の、絞り開放のヴェールをまとった様な滲みと柔らかさが伝わってきます。


KOMODO-X Z mountにAi-S Nikkor 50mm F1.2を装着した様子

続いて、Nikonのマウントアダプター「FTZII」を使い、Nikonのオールドレンズ「Ai-S Nikkor 50mm F1.2」を使用してみました。


F1.2の開放で撮影した動画の切り出し
F2.0に絞って撮影した動画の切り出し

絞りを変動させた際の描写の変化を楽しむことができます。
今回リハウジングなどはしていないスチル用のレンズを使いましたが、これでも十分撮影を楽しむことができます。すでにオールドレンズを使用されている方であれば、Zマウントレンズを持っていなくてもシームレスに移行ができます。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

ここまで全4回にわたって、KOMODOの基礎知識からZマウントネイティブでの使用、さらにマウントアダプターを介しての使用を紹介していきました。ですが今回紹介しきれなかった内容もまだまだ多くあります。またRED独自のRAWファイルであるR3Dファイルの編集耐性の高さは、実際に使っていただくと、ブログの文面では伝えきることのできない感動があるかと思います。
敷居の高いと思われがちなシネマカメラですが、分かりやすいUIとコンパクトなボディ、そして拡張性の高さから、本格的な映像作品を作り出してみたいという方におすすめなボディとなっています。新たな表現方法を手に入れたい方へ、是非とも一度お試しいただければと思います。

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[ Category:etc. Nikon | 掲載日時:25年05月30日 17時30分 ]

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【Nikon/FUJIFILM】Z50II × XF35mm F1.4 Rの可能性に迫る

【Nikon/FUJIFILM】Z50II × XF35mm F1.4 Rの可能性に迫る

Nikonのミラーレス一眼カメラ、Zシリーズ。
Zマウントには数多くの高性能レンズが存在し、ZレンズがあるからZマウントを選ぶ、という方も多いでしょう。
ですがZマウントにはもう一つの楽しみ方があることをご存じでしょうか。
それが、マウントアダプターの使用です。実はZマウントボディは、マウントアダプターを介したレンズの使用にも最適な設計なのです。
そこで今回は、古今東西様々なレンズをZマウントボディに装着し、ボディ、そしてレンズの魅力を再発見していこうと思います。


前回まではオールドレンズを紹介しておりましたが、今回は番外編ということでNikon ZマウントでFUJIFILM XFレンズを使用してみたいと思います。
※掲載当初から内容を一部変更しております。ご了承ください。

SHOTENから「電子マウントアダプター XTZ」という商品が発売されており、これを使用することでNikon ZマウントでXFレンズが使用可能なのです。しかも、電子接点があるのでAFや絞りリングの使用、Exif情報の記載まで可能です。
マウントアダプターがかなり薄型なこともあって、レンズとボディ共に違和感なく見えます。
一眼レフ用のレンズを使用する場合、フランジバックの影響でマウントアダプターが長くなりがちですがこちらはミラーレス用レンズということもあり、かなりスマートです。

Nikon Zマウントはレンズラインナップを現在も拡張中ですが、2025年5月現在ではDXフォーマットレンズの選択肢が少ないのが現状です。特に単焦点レンズはサードパーティを含めても数えるほどしかなく、AF対応となるとさらに絞られます。

ではFXフォーマットのレンズはどうかというと、どうしてもサイズが大きくなりがちで、APS-C機の軽快さを阻害することを考えると、これもまた悩ましい。

そうなると、種類も豊富なFUJIFILM XFレンズをNikon Zシリーズに合わせるという選択肢もアリなのではないかと、個人的に考えた次第です。
最新のZ50IIを用いてXFレンズとの組み合わせの可能性を探ってみましたのでご覧ください。

今回は新撰組の土方歳三のゆかりの地である、高幡不動尊で撮影してきました。

名物の五重塔は近くまで来ると換算52.5mmの画角には収まりきらず、画面一杯に。縦構図の写真を2枚組みにして、その高さを表現してみました。

筆者は普段FUJIFILM X-Pro3に本レンズを付けて撮影していますが、同じレンズでもボディが変わると新鮮な気持ちになり、普段よりも多めにシャッターを切っていました。

撮影は5月の終わり頃でしたが、境内には早くも紫陽花が咲いており、梅雨の気配を感じました。

本撮影では主に「リッチトーンポートレート」と「ディープトーンモノクローム」を使用して撮影しました。陰影のつき方や緑の微妙な発色の違いを描き分けており、普段FUJIFILMを使っている筆者でも唸る描写力でした。

1枚目は凛々しい顔立ちの地蔵、2枚目は木彫りの狛犬でしょうか。石材と木材のタッチの違いを鮮明に描き分けています。

薄いピント面や暗めの被写体など、AFに対して意地悪なシーンでも撮影してみました。

AF速度はXFレンズの中でも速くない本レンズですが、爆速とはいかずとも、静物であればしっかりと被写体にピントを合わせてくれました。このレンズでこの正確さなら、他のXFレンズを付けたとしても一定の速度は保証されるかと思います。

今回の撮影でお気に入りの1枚です。絞り開放での撮影で、後ろのボケ量と相まって立体感が強調されました。

冒頭でも説明しましたが、レンズ側の絞りリングが使用できますので、被写体を見つけてから絞りを決めるまでに、スピーディな動きで直感的に絞り値を設定することが可能です。

やはり換算52.5mmの画角は背景整理がしやすく、余計なものを入れずに撮影することができます。

高畑不動尊は境内の奥に進むとハイキングコースのようになっており、道すがら様々な品種の日本アジサイが鑑賞できます。中には急こう配な坂道もあるため、カメラ片手に散策する中で、Z50IIの深めのグリップと550gの軽量ボディが取り回しやすさに貢献してくれました。

境内のいたるところに地蔵が。表情やお供え物が違っていたり、散策途中に見かけては被写体にしていました。

撮影を終えて家路に着くまでに一息。疲れた体に甘いものが染み渡ります。カフェの中は少し薄暗く、落ち着いた雰囲気でした。

シロクマの置物たちに見守られながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。機会があれば、ほかのXFレンズとの組み合わせも試してみたいです。


いかがでしたか。

感想としましては、サイズ感はX-S20やX-H2などに近いものを感じましたが、Nikonの操作系のままお気に入りのレンズを使えるのはとても新鮮な体験でした。

マウントアダプターを使用するにあたってAFの速度や正確性が一番のネックかと思いますが、筆者の感じた印象としては、そこまでAF速度を求めない方なら、レンズの選択肢が大幅に増えるメリットの方が大きいかと思います。

Nikon Z DXシリーズをお持ちの方や、普段FUJIFILMをお使いの方でサブカメラをご検討の方などに、今回の記事で「こういった組み合わせもありますよ」とご提案できれば幸いです。


個性豊かなレンズと、選択肢の豊富なZマウントボディたち。
是非あなただけの”ベストコンビ”を探してみてはいかがでしょうか。
次回もお楽しみに。
今回は番外編としてオートフォーカスが使用できるレンズを使用してみましたが、バックナンバーはこちらから。

▼ 今回の使用機材 ▼

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[ Category:FUJIFILM Nikon | 掲載日時:25年05月30日 17時00分 ]

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【SONY】マクロレンズで運用してみる「ZV-E10Ⅱ」

【SONY】マクロレンズで運用してみる「ZV-E10Ⅱ」

梅雨の時期も近づき緑も豊かになるこの季節。写真撮影も捗る時期となりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

段々と気温や湿度も上がり始め、なかなか重い機材を持ち歩くとなると足が重くなってしまう方もいらっしゃるかと思います。
そんな中お勧めしたいカメラ・レンズが「SONY VLOGCAM ZV-E10Ⅱ」「E 30mm F3.5 Macro」

フルサイズ換算約45㎜の標準単焦点レンズとして使用しながらも、引きも寄りも撮影できるレンズ。
また、「SONY VLOGCAM ZV-E10Ⅱ」はVLOGCAMシリーズのカメラではありますが、有効約2600万画素(静止画時)のAPS-C裏面照射型Exmor Rというセンサー・画像処理エンジンBIONZ XRを搭載しており、AFの性能を向上させながら写真・動画をコンパクトなボディで気軽に撮影できるミラーレス一眼カメラ。さらに「クリエイティブルック」も搭載しており、フィルムライクな写り等のそれぞれお好みの色設定で撮影する事ができるようになりました。
今回はそのカメラとレンズで実際に撮影に出かけました。

とある植物園にて、「SONY VLOGCAM ZV-E10Ⅱ」と「E 30mm F3.5 Macro」のカメラセットを片手に、クリエイティブルック「VV」を使用し撮影を行いました。まずは撮影した写真をご覧ください。

SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:100
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:125
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:500
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F13.0 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:1250
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:400
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F13.0 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:1600
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:1600
SONY ZV-E10Ⅱ+E 30mm F3.5 Macro 焦点距離:30mm(換算45mm) / 絞り:F22 / シャッタースピード:1/5秒 / ISO:125

植物園には様々な色の花や植物が茂っており、彩度やコントラストの高いクリエイティブルック「VV」を使用したことによって、より被写体を印象的に撮影することができたかと思います。
また、VLOGCAMシリーズということで動画に特化したカメラとなっており、メカシャッターの構造を持っておらず電子シャッターでの撮影となります。ですのでモータースポーツ・鉄道のような動きの素早い被写体だと被写体歪みが発生する可能性がありますが、画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載したことによって読み出し速度が速くなったことで、旧モデルのものと比べると歪みを極力抑えられ、スナップや風景・ポートレート等の写真撮影に関しても問題なく使用することができると感じました。

次にVLOGCAMということで動画もこの「E 30mm F3.5 Macro」で撮影しましたので、ご覧ください。

今回は簡単な設定で動画撮影しましたが、VLOGCAMというだけあり動画撮影時の使いやすいボタン配置、バリアングルモニター、被写体追随する優れたAF性能、コンパクトなボディに上位機種と同じ容量の多いバッテリーの採用と、気軽に動画撮影も楽しめるカメラだと感じました。
またクリエイティブルックもそのまま使用することができるので、色味の調整もカメラ内で完結できるところも気軽に動画撮影を楽しめる1つの要素だと感じました。

今回撮影して感じたことは、ちょっとそこまで外出するときに持っておくとぴったりなカメラのように感じました。ミラーレス一眼カメラなのでレンズを交換してクオリティ高い動画撮影も可能ですが、写真も動画も外出先での思い出を残しておきたいけども重い機材は持ち歩きたくないというときに相性の良いカメラです。メインで1台SONYの上位機種をお持ちの方でもサブカメラとして運用するのも有りかと思います。
動画も写真も、エントリー機種ではありますがクオリティの高い撮影が可能な手の届きやすいカメラです。今回は単焦点マクロレンズで運用しましたが、それぞれの方にあうレンズでZV-E10Ⅱライフを楽しんでみてください。

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[ Category:SONY | 掲載日時:25年05月29日 18時40分 ]

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【Panasonic】予想外の進化により、他社に秀でる長所を伸ばしたハイエンドミラーレス。

【Panasonic】予想外の進化により、他社に秀でる長所を伸ばしたハイエンドミラーレス。

「待ちに待った」
この言葉がこれほど似合うカメラは無いかもしれません。
PanasonicのフルサイズモデルとしてLUMIX S1が産声を上げてから幾星霜・・・。
待望の後継機が2025年3月27日に登場しました。
その名もLUMIX S1RII。初代にも存在したR(高画素モデル)の進化版です。

画素数といえば。
前機種S1Rが4730万画素だったのに対し、本機は4430万画素と少しばかり減っています。
それによる画質の変化は如何程かと気を揉んでいた筆者ですが、あれこれお話しする前に、まずはその画をご覧いただきましょう。
全編通して使用レンズはLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.です。
S1RIIのキットレンズとして販売されていますが、「キットレンズ」と呼ぶには申し訳なくなるほどの写りを披露してくれました。

解像感は全く問題なく、さすがの一言です。
むしろ筆者が驚いたのは色味でした。「今までと少し違うかも」と感じたからです。
Panasonicといえば「くすんだ色を極力廃した、鮮やかで華やかな色」という印象が強かったのですが、このS1RIIは鮮やかさはそのままにくすんだ色を表現に取り入れて深みを増したように感じます。

これは予想外の進化でした。
驚きながら撮り進めてみると、赤~黄~緑あたりの色相の表現は、「明度の高い色ならば」今まで通りの鮮やかな感じです。

それが中程度の明度になると一気に色情報が増し、様々な色を表現するようになります。
撮影は4月に行いましたが、夏ほどコントラストが高くなく、冬ほどソリッドではないその雰囲気を余すことなく再現してくれました。
地面にかがんで大胆に前ボケを導入してみましたが、LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. は非常にスームズな前ボケを再現してくれました。

撮影に熱中していると鮮やかなザ・ビートル・カブリオレが登場。
ちょうど「赤の再現はどうだろうか」と考えていたところだったので願ったりかなったりです。
昨今のカメラは「影になった場所にシアンが乗りすぎて、わざとらしく青い」表現をする機種もありますが、そこはさすがのLUMIX。
あくまで自然に、美しく。ホイールの青みまで含めて秀逸な色表現です。

ここで高感度の描写をご覧いただきましょう。
ISO6400での撮影ですが、そうとは思えないクリアな写りを見せてくれました。
等倍にして一生懸命カラーノイズを探してみましたが見当たらず、判るのはサラサラした輝度ノイズのみ。
ライカのカメラに似た高感度ノイズはフィルムの粒子に似て美しく、この辺りは初代S1から続く美点だと感じます。

もちろんそんな超高感度域までいかずとも、常用域の少し高めの感度(上のカットはISO800です)でも非常にきれいです。
大きく拡大すると若干の色ノイズが見られますが、それこそ等倍にでもしない限り気づくことはできないでしょう。
窓の外の葉がしっかりと情報を残している事も好印象です。

場所を再び屋外に戻し、ホワイトバランスを大胆に黄色く転ばせてみました。
彩度の高さ故少しばかり色濁りがあるように見えますが、破綻なく表現しています。
是非見ていただきたいのはシャドウ部分のつながりで、唐突な感じがなく清らかに連続しています。

今回の撮影ではかなりの範囲を練り歩きましたが、初代S1より大幅に小型化したボディのおかげで体への負担が少なく快適に移動できました。
撮影の時にはチルトフリーアングルモニターが活躍し、無理な体勢をすることなくハイ・ローアングルが撮れました。
順当な進化と「そうきたか!」という変化球が合わさり、様々な所がブラッシュアップされたハイブリッド機。LUMIX S1RIIからこれからも目が離せません。

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[ Category:Panasonic | 掲載日時:25年05月29日 18時00分 ]

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【Leica】What is Leica Looks?  Q3+Leica  Monochrom Natural編

【Leica】What is Leica Looks? Q3+Leica Monochrom Natural編

Leica SL3やQ3に搭載された最先端のイメージプロセッサー「Maestro IV」では、画像処理の高速化や低ノイズに寄与し、Leica独自の色再現性を実現しています。
そして、Maestro IVでは新たな機能として撮影者の好みに応じて変更可能なカラープリセット「Leica Essential Looks」が使用できるようになりました。

この連載では、カメラにプリインストールされている「Leica Core Looks」と新たにインストール可能な「Leica Essential Looks」、
それぞれ独自のカラールックを持つLeica Looksに焦点を当てその魅力に迫っていきます。どうぞお楽しみください!

・・・

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f6.3,-0.3補正,ISO160)

 

今回選んだLeica Looksは、”Core Looks”から「Leica Monochrom Natural – BW+NAT」です。
デジタルライカでは古くから搭載されているルック、愛用されている方も多いことでしょう。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f8,-0.3補正,ISO100)

丸の内での撮影。手前から奥のビルまで、6000万画素の高精細な写りによりディテールが緻密に再現されています。

 

Leica Q3(Leica Monochrom High Contrast,28mm,f8,-0.3補正,ISO100)

同じ場所で、Monochrom High Contrastに切り替え撮影してみました。
露出は同じなのですが、画面がより暗く感じられます。
コントラストを上げると黒白が強調されますが、今回曇りの日の撮影のため黒がより勝った形になりました。
ビルの側面や両サイドの樹々を見ていただければわかりやすいかと。
これはこれでドラマチックな印象を得られますが、樹々が塗りつぶされたようになり重たく感じられます。
Monochrom Naturalの方が、細かな葉のグラデーションが描写されていて、より緻密な印象を受けます。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f1.7,ISO100)

しゃがみこんで背面液晶をチルトさせての撮影。
モノクロ撮影の時は、ついこのような道端の雑草にも目を向けてしまいます。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f8,ISO125)

眼で見た限りでは空全体が薄い灰色一色に覆われている感じでしたが、写真で見ると雲にこれだけの濃淡が。
視覚を超え、より印象的な描写をしてくれました。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f2.2,-0.6補正,ISO200)

こういうドキュメンタリー風もモノクロ撮影ならでは。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f5.6,-1補正,ISO6400)

ISO感度を6400まで引き上げての撮影。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f4,ISO100)

ところ変わって、港区の歴史ある建造物を。この日もあいにくの曇り空、通常のカラーモードでは暗く沈んだ色味の平板な画となってしまいそうですが、モノクロモードならこんな感じ。
建物も手前の巨木もグラデーション豊かに表現された分、ディテールが強調され重厚な存在感があります。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f5.6,-1補正,ISO1600)

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f7.1,-1補正,ISO1600)

建物内かつて講義室として使用されていた大講堂。とても意匠を凝らした造りでした。
Monochrom Naturalにすることで、余分な色味が省略され整然とした雰囲気を出せました。

Q3に限らずですが、Monochrom Naturalモード使用時カメラのオート露出で撮影すると、見た感じよりかなり明るめに写ることが多くあります。
ので、日頃から少しマイナス補正をかけるようにしています。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f4.5,-0.6補正,ISO1600)

しゃがみこんで少し寄っての撮影。
マクロモードに切り替えなくても最短30cmまで寄れるので、ファインダーから目を離し背面液晶の画面で構図を確認しながら撮影しました。
金属や木、布地の質感が変に強調されることなく、あるままの感じで表現出来ました。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f5.6,-0.6補正,ISO500)

展示されていたステンドグラスを同じく寄りで。
カラーモードでも撮影しましたが、表面の汚れが目立ち、ちょっと汚い印象に。
Monochrom Naturalにすることで、汚れも時を経てきた「味」に… というのは言い過ぎでしょうか…
豊かなトーンのおかげで、細かなところも飛んだり潰れたりせずに表されています。

 

Leica Q3(Leica Monochrom Natural,28mm,f4,ISO1600)

28mmでのスナップは、広がりがある分ともすると散漫な印象になりがちですが、モノクロにすることで色の情報が制限され主題を明確にしてくれる気がします。

 

モノクロモードは「色が無い」ように思われがちですが、Monochrom Naturalの白から黒にかけての階調の豊かさは、カラーモード以上に色を感じる瞬間があります。微妙なトーンにより繊細な美しさを引き出せるルックです。

晴れの日はついついカラーモードで被写体の色味を表現したくなりますが、あえてモノクロで色を省き主題を引き立てるのも楽しいものです。
また、今回のように曇天の空模様の時などは、モノクロモードがより威力を発揮するかと。これからの梅雨の時期に特におすすめ。

今回使用したQ3や兄弟機Q3 43にはまだありませんが、M型やQシリーズにはモノクロ撮影専用モデルも存在しています。
各世代で新たにモノクロ撮影専用のセンサーを開発し搭載した機体で、通常モデルのモノクロモードより高精細な画像が得られるとされています。
とはいえ、通常の撮影でモノクロだけに割り切るのはかなり勇気を要します。
「Leica Monochrom Natural – BW+NAT」は、より気軽にモノクロ撮影を楽しみたいという方には必須のルックです。

[ Category:Leica | 掲載日時:25年05月28日 18時55分 ]

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【OM SYSTEM】フルサイズユーザーが感じたマイクロフォーサーズの魅力。OM-3 12-45mm F4.0 PRO

【OM SYSTEM】フルサイズユーザーが感じたマイクロフォーサーズの魅力。OM-3 12-45mm F4.0 PRO

カメラを選ぶ際にセンサーサイズについて考えることも多いかと思います。
かくいう私もAPS-Cセンサーから始まり、現在はフルサイズセンサーのカメラを使用しています。

そんな筆者が今回初めてマイクロフォーサーズを使用してみましたので、実際に感じた魅力についてお話していきたいと思います。

今回使用した機材はこちらです。

OM SYSTEM
OM-3 12-45mm F4.0 PRO レンズキット

OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

OM-3は2025年3月1日に発売された新製品となっており、フラッグシップ機のOM-1 MarkⅡとほぼ同じような性能を搭載しているということで話題となりました。

しかし性能にこだわるのはもちろんの事ですが、それとは別にこのクラシカルな見た目に惹かれるという方も多いのではないでしょうか。

普段筆者はストラップは装着せずに、撮影したい時にカメラバッグから取り出すスタイルなのですが、久々にストラップを付けて首から下げて撮影をしてみました。
初めて”ファッションとしてカメラを楽しむ”という体験をした気がします。

そんな撮影とは別の楽しみ方を早速教えてくれたOM-3がどのような写りをしてくれるのか、作例と共に見ていきましょう。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 焦点距離:12mm(35mm判換算:24mm)

まず第一印象としてはマイクロフォーサーズの描写の良さに驚きを覚えました。

センサーサイズが大きくなればなるほど画質が良い、という話は皆様も聞かれたことがあるかと思います。
しかしマイクロフォーサーズでいいじゃないか、と思わせてくれるほどの発色の良さ、シャープネスの高さに驚きを覚えました。

今回はRAW現像はせずJPEG撮って出しで皆様にご覧いただいているのですが、即共有しても問題ないと感じる素晴らしい完成度です。

絞り:F8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:200 / 焦点距離:12mm(35mm判換算:24mm)

マイクロフォーサーズの焦点距離は35mm判換算で約2倍となっており、今回使用したM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは24-90mm相当の小三元ズームレンズとなります。
フルサイズとは比べ物にならない小型軽量設計となっており63.4×70mm(最大径×全長)、約254g、更にOM-3単体で約496gと非常に軽く、持ち運びにも最適なセットと言えるでしょう。

ちなみに筆者は24-105mm F4のレンズを常用することが多いのですが、一般的な24-70mmでは望遠端に物足りなさを感じることもあります。
しかし、当レンズは90mm相当まであるため風景を切り取ったり、主題をハッキリさせた写真も撮りやすくなっています。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:200 / 焦点距離:40mm(35mm判換算:80mm)
絞り:F4 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F4 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)

マイクロフォーサーズを使用する際にいつもと違う感覚を覚える点があります。
それはアスペクト比4:3ということです。

フルサイズやAPS-Cは3:2となっており、4:3はスマートフォンのカメラやコンパクトデジタルカメラなどでよく使用されているフォーマットとなっています。
実は見慣れたアスベスト比ではあるのですが、カメラとしてファインダーを覗いた時には見えている範囲が広く感じられ、新たな視点で写真を撮影できました。

もちろん3:2のアスペクト比に変更する事も可能ですのでご安心ください。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:200 / 焦点距離:12mm(35mm判換算:24mm)

当レンズの使いやすさを一層感じさせるのが最短撮影距離の短さです。

最短撮影距離は広角端で12cm、望遠端で23cmとなっており、最大撮影倍率はズーム全域で0.5倍(35mm判換算)という素晴らしい近接性能を持っています。
F4通しでありながらハーフマクロまで寄れるズームレンズはかなり稀有で、これもマイクロフォーサーズだからこそ可能となったと言ってもいいでしょう。
レンズは広角になればなるほど最短撮影距離を短くしやすい仕組みなのですが、センサーサイズが小さくなればなるほど広角側(小さいmm数)になりますので必然的に寄れるレンズを設計しやすくなるのです。

テーブルフォトなどでも「ピントが合わずカメラを遠ざける」というような事も起きる心配は一切ありませんので、こういった利便性の高さが様々なシーンで撮影者を助けてくれます。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F11 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / 焦点距離:12mm(35mm判換算:24mm)

逆光での撮影も行ってみましたが、今回の撮影ではゴーストの発生も見られずコントラストも高く保たれていると感じます。
完全に光源を画角内に入れた状態でここまでの逆光耐性を発揮してくれているので基本的にフレアゴーストなどで困らされるようなことは無いでしょう。

そして逆光といえば絞って楽しむ光芒ではないでしょうか。
2枚目の写真ではF11まで絞ってみたのですが、絞り羽枚数が7枚と奇数のため倍の14本の光条が現れます。
そのためダイナミックな写真を楽しむことができますので、太陽だけでなく夜景でもお試しいただければと思います。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:5000 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F4 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:5000 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)

マイクロフォーサーズで心配されているのがやはり高感度耐性ではないでしょうか。

筆者は室内スポーツを撮影することが多くあり、できる限りセンサーサイズが大きいカメラを選んできました。
APS-Cからフルサイズに買い換えたのも実はこちらが理由です。

そこでISO5000で撮影した上の写真をご覧いただきたいのですが、ノイズの少なさ、そして処理の上手さに驚かされました。

実は前日に撮った向日葵の写真のISO設定をそのままに2枚目を撮影してしまい「ISOの無駄遣いをしてしまった…」と後悔していたのですが、予想以上に綺麗に撮影できておりマイクロフォーサーズの実力を皆様にお伝えできて逆に良かったと思っています。

絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)

センサーサイズの大きさで気になるポイントとしてボケ量の違いもあります。

望遠になればなるほどボケ量が多くなる仕組みとなっており、当レンズの望遠端は90mm相当と言っても当レンズは45mmのレンズなので必然的にボケ量が少なくなります。

しかし、前ボケなどを意識することにより上の写真のようにしっかり主題を際立たせた撮影は十分に可能です。
どちらかと言えばフルサイズを使っていると自然と大きなボケを出しやすくなるので、ボケに甘えて構図を疎かにしていた部分もあったと筆者は感じてしまいました。

ただボケに関しては普段使う中で大きなボケが必要な場面は少なく、逆に筆者が家族で写真を撮る際には使いやすいボケ量です。
そういった面では旅行や家族写真などでご利用いただきやすいスペックとも言えるでしょう。

絞り:F8 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:200 / 焦点距離:45mm(35mm判換算:90mm)

今回、マイクロフォーサーズを初めて利用した筆者が感じた素晴らしいポイントをお話いたしましたが、OM SYSTEMにはまだまだ魅力的な機能が詰まっています。

多彩な表現を自在に楽しめる4つの機能へ、ダイレクトにアクセスできる”クリエイティブダイヤル”

ハイレゾショット、ライブND撮影、ライブGND撮影、深度合成、HDR、多重露出を選択できる”CP(コンピュテーショナル フォトグラフィ)ボタン”

パソコンでの処理やアクセサリー各種を用意しなくても、カメラだけでやりたいことが全て完結できてしまう隙の無さには圧巻です。

ファッションとしても申し分ないOM-3 12-45mm F4.0 PRO レンズキットを是非この機会に手にしていただき、IP53の驚異の防塵防滴性能を活かして様々なシーンで安心してご利用いただければと思います。

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[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:25年05月27日 18時01分 ]

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【StepUp/Nikon】フルサイズ機へのすゝめ ~Z6II~

【StepUp/Nikon】フルサイズ機へのすゝめ ~Z6II~

APS-Cからフルサイズへ。広がる世界を手にしませんか?

 

カメラを始めて数年、APS-Cセンサーのカメラで撮影を楽しんでいるうちに、ふと感じることがありました。
「もう少し広く撮れたら。」「あと一歩下がれれば全体が入るのに。」「この風景の迫力をもっと表現したい。」
「もっとボケが大きくしたい。」「夜や屋内でも撮影を楽しみたい。」
そのような経験はありませんか。
室内での集合写真、壮大な風景、建物の全景を収めたい時。
APS-Cでも十分楽しめるのですが、どこか物足りなさを感じる瞬間があるのも事実です。
その答えの一つが、フルサイズセンサーへのステップアップかもしれません。
今回は、APS-Cからの乗り換えを検討されている方に向けて、実際の撮影体験を通じてフルサイズセンサーの魅力をお伝えしていきます。

-スタッフAの場合-

広角はフルサイズセンサーが有利!

私がフルサイズセンサーのカメラを手にしたのは広角レンズが欲しくなったタイミング。
小型でコンパクトなAPS-Cセンサーのカメラも使いやすかったのですが、画角は35mm判換算で約1.5倍されます。
「35mm判換算」という言葉が聞き慣れないかもしれませんが、異なるセンサーサイズでも画角を比較できるよう、35mmフィルム(フルサイズ)を基準にした焦点距離の表現が「35mm判換算」です。
APS-Cセンサーはフルサイズセンサーに比べて約1.5倍小さいため、仮に24mmレンズを装着した際は36mm相当の画角に狭まってしまいます。
しかしフルサイズなら24mmは24mmのまま。換算不要で、レンズ本来の画角をそのまま活用できます。

APS-Cセンサーカメラのキットレンズとして多い18mmスタートのズームレンズは35mm判換算にすると27mm。フルサイズセンサーのキットレンズは24mmスタートが多いのでこの時点でもより広く撮れることが分かります
もちろんレンズ次第なところも大きいですが、より容易に撮りやすいのはフルサイズではないでしょうか。

今回はNikon『Z6II』と『NIKKOR Z 14-30mm F4 S』でその魅力をお伝えします。

焦点距離:14mm / 絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:140

焦点距離:14mm / 絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:500

焦点距離:14mm / 絞り:F9.0 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:200

空を広く切り取る

では広く撮れるとなった時にカメラをどこに向けましょう。建築物、風景、大空・・・etc.
私は空でした。14mmの超広角で見上げる空は、まさに圧巻。肉眼で見ると広い空も、それまでのカメラを向けると意外と狭い範囲しか映らないことに気付かされます。頭上を飛び回る飛行機。そこから排出されるスモークを肉眼で収めようとするも視界いっぱいですが、14mmの広角端を活かすことで全体の動きが出たまま収めることが出来ます。

焦点距離:15mm / 絞り:F9.0 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100

焦点距離:17mm / 絞り:F10.0 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100焦点距離:14mm / 絞り:F11.0 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100

焦点距離:14mm / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:5000

空の様子は刻々と変わる

空の表情は時間とともに刻々と変化します。朝日が昇る前の空が白んできた時間から朝焼け、流れの早い雲と合間に見える青空。煌々と照らす太陽の輝きと広大な水平線と澄み渡るような青空。そして、夕暮れの茜色。『Z6II』のフルサイズ2450万画素センサーが捉える優れた階調表現が、空の微妙な色合いの変化を美しく描写してくれます。特に印象的だったのは、ダイナミックレンジの広さ。明暗差の激しい朝夕の空でも、ハイライトが飛ぶことなく、シャドウ部の情報もしっかりと残してくれました。撮って出しのjpegはもちろんですが、現像する際のRAWデータに触れるとその違いにさらに驚かされます。これもまた受光面の大きいフルサイズセンサーのメリットでもあります。そこに14mmの画角があれば、地上の風景から広大な空まで、その瞬間の空気感をそのまま切り取ることができるのです。

焦点距離:14mm / 絞り:F5.0 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:640

焦点距離:15mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:640

焦点距離:14mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:640

よりダイナミックに

広角レンズの醍醐味は風景だけではありません。被写体に近づいて撮影することで、これまでにない迫力ある表現が可能になります。『NIKKOR Z 14-30mm F4 S』の最短撮影距離は28cm。地面に這いつくばって下から見上げるような構図で撮影すると、小さなミニチュアホースでさえ巨大に、そしてドラマチックに写し出されます。好奇心旺盛に近づいてくる表情も、14mmの画角なら背景の広がりと一緒に捉えることができ、どこかユーモアのある可愛らしい印象的な一枚になります。広角になればなるほど周辺の歪みなどは大きくなりますが、それが必ずしも悪ではなく、表現の一部として捉えると、景色を撮るだけの広角レンズからまた一つステップが上がったような感じがします。

焦点距離:14mm / 絞り:F9.0 / シャッタースピード:10.0秒 / ISO:500

焦点距離:14mm / 絞り:F14.0 / シャッタースピード:15.0秒 / ISO:500

焦点距離:14mm / 絞り:F9.0 / シャッタースピード:15.0秒 / ISO:100

暗所にも強い

『Z6II』の真価が発揮されるのは暗いシーンでの撮影。ISO感度を上げても粒状感を抑えた美しい画質を保ってくれます。ちょっとした撮影程度であれば、手持ちでの夜景撮影等も安心して楽しめます。14mmの画角があれば、打ち上げ花火の軌跡を画面いっぱいに捉えることができ、その場の迫力と興奮をそのまま写真に残すことができます。花火はいずれも1枚撮り。NDフィルターや絞りを調整することでしっかりと花火の芯まで写すことができます。花火も暗い夜空に突然明るい閃光が走るので明暗差が激しい被写体ですが『Z6II』であれば問題ありません。暗所での撮影がこれほど手軽になるとは、APS-Cカメラを使用していた時には想像もできませんでした。

フルサイズへのステップアップ、確かに最初は縁遠いと思っておりました。しかし中古市場を見ると、『Z6II』の価格も随分と下がってきました。後継機の『Z6III』では処理能力の向上と引き換えにボディが一回り大きく重くなったこともあり、携帯性を重視する方や女性の方には『Z6II』の方が扱いやすいと感じる場面も多いのではないでしょうか。
1世代前のモデルとはいえ、その基本性能は現在でも十分に通用するもの。2450万画素の解像度、優秀な高感度性能、ボディ内手ブレ補正。どれをとっても、日常使いから本格的な作品撮りまで幅広くカバーできる実力を備えています。何より、Zマウントの豊富なレンズラインアップを活用できるのは大きな魅力。今回使用した『NIKKOR Z 14-30mm F4 S』をはじめ、単焦点からズーム、マクロまで、表現の幅が一気に広がります。
APS-Cでは味わえなかった「本当の広角」の世界。24mmが24mmとして、14mmが14mmとして機能する安心感。換算を気にすることなく、レンズ本来の画角で撮影できる開放感を、ぜひその手で体感してみてください。『Z6II』なら、きっとその期待に応えてくれるはずです。

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[ Category:Nikon | 掲載日時:25年05月27日 18時00分 ]

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【SONY】手軽さと本格性能を兼ね備えたVlogカメラ

【SONY】手軽さと本格性能を兼ね備えたVlogカメラ

今回の記事ではSONY VLOGCAM ZV-E10 II ボディにSONY E PZ 18-105mm F4 G OSSを装着しVlog撮影をしました。映像をご覧いただきながら簡単にこのカメラの良さ、使用感をお伝えしていきます。
使用機材、アクセサリーは下記にまとめてありますのでご確認ください。

SONY VLOGCAM ZV-E10 II
SONY E PZ 18-105mm F4 G OSS
K&F Concept NANO-X バリアブル NDフィルター 72mm 減光範囲ND2-ND400
FALCAM マグリンク ショルダーストラップ クラシック

動画設定は以下の通りです。
XAVC HS 4K
記録フレームレート 24P
記録設定 100M 4:2:0 10bit
PP11 S-Cinetone (カラーグレーディングなし)

それでは早速ご覧ください。

ZV-E10 IIを持った際にまず思ったのが『軽い』です。
Vlog撮影を続けていくうえで大事なのはカメラを持ち運びたくなる軽さが重要です。
本体重量は約292gで組み合わせによってはコンデジ感覚で持ち運びができる程です。

II型になりクリエイティブルックが搭載されカラープロファイルの種類が増えたりと前モデルよりも自分好みの『色味』を見つけることができます。
動画でもその機能が使用でき撮影後の編集が基本的に必要がないためスマートフォンなどに転送しすぐにSNSにUPすることができるのも嬉しい点です。

VLOGCAMシリーズではファインダーが搭載されていませんがスマートフォン感覚で操作することができるので初めてカメラを購入したい方にも感覚的に使用しやすいかと思います。
軍艦部にはズームレバーが搭載しているため『PZレンズ』を選ぶことでカメラ側からズーム操作をすることが出来ます。
手動でズームするより滑らかにズームを行うことができるので安定した撮影が可能です。

アクティブ手ブレ補正をONにして撮影しているので画角が本来の約1.33倍クロップがされています。
手持ちで撮影する時はこの機能を良く使用します。手ブレを大きく抑えてくれるため手持ちでもブレの少ない映像が撮影できるので大きなメリットとなります。
※今回はAdobe Premiere Proにて更に補正をかけています。

VLOGCAMは内蔵マイクの性能の良さも選ぶメリットとしてあげられます。指向性を選ぶことができ収音する方向を環境に合わせて[オート]、[前方]、[全方位]、[後方]から選択できます。ウインドスクリーンを付けることで風切り音の軽減もできます。動画の撮影はもちろん音声まで気を使いたい方にはオススメなシリーズとなっています。
手軽と本格性能を兼ね備えた『VLOGCAM ZV-E10 II』。日々の日常で持ち歩きたくなるカメラです。

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[ Category:etc. SONY | 掲載日時:25年05月26日 18時30分 ]

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【2025年最新版】梅雨におすすめのカメラ9選

梅雨と聞くと、カメラを持っての写真撮影は不向きなのではないか…、いえそんなことはありません!
防水性能など梅雨でもおすすめのカメラを選ぶことで梅雨でもカメラライフを楽しむことが出来ます。
この記事ではこれからの雨の季節にぜひ使っていただきたいカメラをご紹介いたします。
メーカーごとに異なる特徴や強みを踏まえながら、自分に合った一台を見つけるための参考としていただければ幸いです。

目次
  1. PENTAX『KF』
  2. NIKON『Z5』
  3. Canon『EOS R7』
  4. OM SYSTEM『OM-3』
  5. DJI『Osmo Action 5 Pro』
  6. SONY『DSC-RX100M7』
  7. SONY『α7CII』
  8. LEICA『LEICA SL3』
  9. LEICA『LEICA Q3』

 PENTAX KF | PENTAXで梅雨でもお出かけ安心

『PENTAX KF』で撮影

PENTAXの特徴は、アウトドアに適した高い耐久性です。
ボディレンズを含むシステム全体でハードなシーンに対応した防塵防滴性能を誇っており、加えて-10℃までの耐寒性能を有しています。
その中でも今回オススメしたいのは「PENTAX KF」。先にお伝えしたように、天候に左右されることなく撮影できるよう開発された機種で、防塵防滴、耐寒性能を有しているのはもちろんのこと、100ヶ所にも及ぶシーリングが施されているという点も安心して撮影できる要素の一つとなっています。
現行機種の中でも最小ボディでかさばらないため、傘などで手がふさがってしまうような雨の日にも最適です。


 

 NIKON Z5 | 雨知らずな操作性と機動性

『NIKON Z5』で撮影

NikonからおすすめするZ5は高度な機動性と高画質を兼ね備えています。
画像の周辺部までカバーするハイブリッドAFで簡単で正確にピント合わせが可能となっており、さらに被写体や撮影意図に応じて最適なAFエリアモードを選べます。悪天候などの暗めのシーンでも手持ち撮影が可能なボディー内手ブレ補正を搭載しているため手振れの心配もありません。またボタンやダイアル、レンズ部分などの隙間にシーリング加工が施されているので雨の日の撮影も安心して行える防塵防滴性能を備えております。
フルサイズでありながら中古で約10万円~13万円にて手に入るお手軽さやSDカードが2枚挿せるので、万が一のバックアップや価格面でも求めやすくなります。

※防塵・防滴に配慮した設計ではございますが、完全な防水仕様ではありません。




 

 Canon EOS R7 | “7”の系譜を受け継いだフラッグシップAPS-Cミラーレス

『Canon EOS R7』で撮影

Canonの大きな強みは高精度のAF被写体検出能力と追従性能にあり、片手でカメラを構えても瞬時に狙った被写体を捉えてくれます。
さらに、徹底的な各部シーリング・水が入りやすい場所には高精度化された部品を採用し突発的な水滴などを防ぐ事が可能です。R7なら撮影場所を選ばずにカメラのことを心配せず安心した撮影が可能でき、上位機種の「EOS R3」と同様の画像処理エンジンを搭載しているため、秒間15コマのメカシャッターによる高速連写・高精度AFを実現しています。

※防塵・防滴に配慮した設計ではございますが、完全な防水仕様ではありません。



 

 OM SYSTEM OM-3 | クラシカルな見た目かつ信頼と実績の防塵防滴性能

『OM SYSTEM OM-3』で撮影

2025年に発売されたばかりのOM-3はフィルムカメラ時代の「OM-1」を踏襲し、オールドライクかつ独特な雰囲気を持つ外観が特徴です。
これまでのOMシリーズと同様、高い防塵防滴性能を有し、塵やホコリ、水などの影響を受けづらいのが特徴的です。そのため、これからの梅雨の季節、雨や湿気を気にせずに撮影を楽しむのにうってつけのカメラです。OM-3には16種類のアートフィルターも搭載されているためトイカメラ風などボタン一つで様々な表現が可能です。雨の日の少し暗い景色もいつもと違った表情の写真に簡単に変更することが出来ます。
小型・軽量なカメラなため、常に持ち歩いてこの時期にしか撮影できないシーンを気軽に写真におさめることにも最適な一台です。




 

 DJI Osmo Action 5 Pro | 手のひらサイズの高画質

DJI Osmo Action 5 Pro

アクションカムとして人気のモデルであるOsmo Actionシリーズ。その中でも、2024年発売の最新モデルであるOsmo Action 5 Proをおすすめいたします。手のひらサイズの軽量コンパクトさに加え、水深20mにも耐えられる安心の防水性能があるため梅雨の時期でも気軽に持ち出せます。そのため、梅雨の思い出の記録を雨音と共に動画でお手軽に残すことが可能です。前機種のOsmo Action4と比べ写真性能は4000万画素に進化、最大4時間の連続撮影が可能な動画性能も持ち合わせ雨の中でも大活躍間違いなしです。
見慣れた風景も複雑な雲の表情によって、いつもとは一味違う仕上がりに。
お散歩をしながら気軽に動画撮影が楽しめる一台です。



 SONY DSC-RX100M7 |最高品質、最高画質をポケットに

『SONY Cyber-shot RX100M7』で撮影

コンパクトデジタルカメラながらも24-200mmの広範囲をカバーしつつF2.8-4.5の明るさを確保したレンズを搭載。昨今人気の高まっているレンズ一体型のコンパクトデジタルカメラの中でも、約302gと際立った軽さが特徴です。重さだけでなく、ポケットに収まるサイズですので、雨の日でも負担にならずポケットに忍ばせていつでも写真撮影が楽しめ、暗い天候でも写真が撮りやすいカメラです。傘を差しながら片手での撮影も簡単です。レンズの明るさをいかして雨の日の人がまばらな街や公園でのポートレート撮影もおすすめです。
水滴の滴るドラマチックな一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。

※防塵・防滴に配慮した設計ではございますが、完全な防水仕様ではありません。


 

 SONY α7CII | フルサイズをいつでもどこでも

『SONY α7C II』で撮影

α7CIIは、雨天時の暗めな天候でも写真がとりやすい約3410万画素というスタンダードモデルのカメラの中でも画素数の高いカメラです。高い画素数や機能性とコンパクトさどちらも兼ね備えており、小型で軽量なので傘で片手が塞がってしまう梅雨の時期でも気軽に扱うことができます。マクロレンズを付けてアジサイ撮影を楽しんだりと用途に合わせてサードパーティ製のレンズもあわせて潤沢なEマウントレンズの中からレンズを選べることもSONYの強みです。
もちろん、軽量なレンズとの組み合わせで持ち運びを便利にすることで雨の日の持ち運びもストレスフリーにすることも可能。
ユーザーが好きな形でカスタマイズができるカメラです。

※防塵・防滴に配慮した設計ではございますが、完全な防水仕様ではありません。





 

 Leica SL3 | 梅雨を彩る、Leica Looksと共に

『LEICA SL3』で撮影

Leica SL3はプロのニーズに応え続けるSLシリーズの3代目です。
耐久性のあるフルメタルボディを採用しており、防塵・防滴性能を備えていますので、過酷な環境下でも安心して使う事が出来ます。シンプルな配置のボタンやダイヤルはより直感的な操作性を可能にし、快適な撮影を楽しめます。チルト式の3.2型タッチパネルモニターや、シンプルな配置の中にもお好みにカスタマイズ可能なFNボタンなど、充実した機能も魅力的です。
実際に激しい降雨の中で約1時間撮影を試みましたが、機材は安定して動作していた経験があり厚い信頼を寄せているカメラです。


 

 Leica Q3 | コンパクトでフルサイズ。 持ち運べるドイツの質実剛健

『LEICA Q3』で撮影

LeicaのコンパクトデジタルカメラでであるLeica Q3はマグネシウムダイカスト製のボディとなっており、軽量でありながら耐久性があります。片手でハンドリング出来るサイズなので片手が傘で塞がっていても気軽に撮影ができます。また、防塵・防滴性能を備え、日常生活の中で想定される程度の水濡れであればカメラをしっかりと守ってくれます。レンズには明るい「SUMMILUX 28mm F1.7 ASPH.」を搭載しており、味わいと高精細を両立した描写は、曇天の日でもエモーショナルな写真撮影が可能です。更にマクロモードや、瞬時に切替可能なクロップ機能、見やすい電子ビューファインダー、チルト式のタッチスクリーンなど、撮影をサポートする機能も充実しており高い自由度が魅力的です。


 

梅雨の季節は、しっとりとした風景や雨粒が作り出す幻想的なシーンを捉える絶好の機会です。
このブログでご紹介したカメラをもって、ぜひ梅雨でしか撮影できない一枚を思い出に残してみてはいかがでしょうか。

 

▼梅雨におすすめのカメラアイテムはこちらの特集ページをご覧ください▼

 

[ Category:Canon etc. Leica Nikon OLYMPUS & OM SYSTEM PENTAX & RICOH SONY | 掲載日時:25年05月26日 11時00分 ]

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【Nikon/PENTAX】定番オールドレンズが定番である理由。Zf×SMC-TAKUMAR 55mm F1.8

【Nikon/PENTAX】定番オールドレンズが定番である理由。Zf×SMC-TAKUMAR 55mm F1.8

Nikonのミラーレス一眼カメラ、Zシリーズ。
Zマウントには数多くの高性能レンズが存在し、ZレンズがあるからZマウントを選ぶ、という方も多いでしょう。
ですがZマウントにはもう一つの楽しみ方があることをご存じでしょうか。
それが、マウントアダプターの使用です。実はZマウントボディは、マウントアダプターを介したレンズの使用にも最適な設計なのです。
そこで今回は、古今東西様々なレンズをZマウントボディに装着し、ボディ、そしてレンズの魅力を再発見していこうと思います。

目次
  1. ボディについて
  2. レンズについて
  3. 作例
    1. SMC-TAKUMAR 55mm F1.8のボケ味
    2. SMC-TAKUMAR 55mm F1.8の解像力
    3. SMC-TAKUMAR 55mm F1.8の画角
    4. モノクロモードで使うSMC-TAKUMAR 55mm F1.8
  4. まとめ

 ボディについて

 

まずは今回使用したボディを紹介いたします。
今回使用したのは「Nikon Zf」。2023年に発売された、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。
その特徴はクラシカルな外観と操作系。往年のフィルムカメラ「Nikon FM2」にインスピレーションを受けてデザインされたボディは、オールドレンズとの相性も抜群です。
そしてただ見た目がレトロなだけでなく、その中身は最新世代の性能が詰め込まれていることも特筆すべき点です。特にファームウェアバージョン2.0にアップデートをすることで、レンズのExif情報をより詳しく残したり拡大表示機能が拡充されたりと、オールドレンズを使用するにあたって便利な機能が多く追加されました。

 レンズについて

 

第一回となる今回ご紹介するレンズは「PENTAX SMC-TAKUMAR 55mm F1.8」。
まずは簡単にレンズのスペックを見ていこうと思います。
 
・発売年:1971年
・レンズマウント:M42スクリューマウント
・最短撮影距離:45cm
・重量:約200g
 

TAKUMARの55mm F1.8は長年にわたりPENTAXの一眼レフの標準レンズとして製造され続けてきました。それに伴って、いくつものバージョンが存在しています。こちらのモデルは1971年の発売ですが、同じスペックのレンズを遡ると1956年ごろから製造がされています。その間いくつか変更点があり、今回使用したモデルは「Super-Multi-Coated」、つまりマルチコーティングがされている比較的後期のモデルになります。
 
こちらのレンズはしばしば、オールドレンズ最初の一本におすすめとして紹介されます。
あまた存在するオールドレンズの中でなぜこのレンズが定番と言われるのか、その理由を探っていきたいと思います。

 作例

それではこの組み合わせで撮影した作例を紹介いたします。

 SMC-TAKUMAR 55mm F1.8のボケ味

Takumar 55mm F1.8レンズで花を撮影した作例

このレンズは、拡大して確認するとわずかに線が柔らかいものの、写真全体としてはバランスが保たれた描写をします。スペックとしては標準域で開放F値が1.8ということで、ボケはかなり大きく出てきます。花壇に植えられた花の1輪にフォーカスすると、他の花々は柔らかくとろけるようにボケてくれます。

Takumar 55mm F1.8で花を撮影した作例Takumar 55mm F1.8で狛犬を撮影した作例

もう一つの特徴が、点光源を撮影した際に見られる玉ボケにあります。木漏れ日などの小さな光源を撮影すると円形のボケが発生するのですが、これが輪郭を保ったいわゆるシャボン玉ボケになりやすい傾向があります。ボケがざわざわするという風によく表現されますが、これが写真に独特な雰囲気を生み出してくれます。
ですが、実はこのシャボン玉ボケに関してはより強く出てくるレンズも多く存在します。このレンズは、違和感の出すぎない程度に程よく輪郭が残るので通常撮影にも使いやすいのです。

 SMC-TAKUMAR 55mm F1.8の解像力

Takumar 55mm F1.8でスカイツリーと隅田川を撮影した作例

F値開放で遠景を撮影すると、線がわずかに滲んで写ります。最近のレンズであれば開放で撮影しても線はシャープに出てきますが、オールドレンズではベールを1枚まとったような、柔らかな写りとなります。
また画面中央付近に比べて、周辺部から四隅にかけて流れるような描写となります。遠景でF値開放を使う際は、主題を画面中央近くに配置するとより印象的に仕上がります。
もちろんF値を絞り込むことで遠景でも周辺まで線の細い均質な描写になります。
ちなみに、周辺減光についてはオールドレンズとしては小さめの部類になります。とはいえ全く発生しないわけではないので、構図によっては周辺減光を活かした撮影もこなせます。

 SMC-TAKUMAR 55mm F1.8の画角

Takumar 55mm F1.8で撮影した屋形船の作例Takumar 55mm F1.8で撮影した屋形船の作例

55mmという焦点距離は、一般的には標準レンズに分類されます。人間の注視した視野に近いとされている画角で、被写体にフォーカスした構図で撮影することが可能です。フルサイズセンサーを搭載したカメラなら、本来のレンズの画角をそのままに使うことができます。

 モノクロモードで使うSMC-TAKUMAR 55mm F1.8

Takumar 55mm F1.8で撮影したモノクロ写真の作例

夜になったので、カメラの設定をモノクロモードに切り替えました。
Nikon Zfではモノクロモードに設定する際、シャッタースピードダイヤルと同じ軸にあるレバーを使い、写真と動画を切り替えるようにカラーモードとモノクロモードを切り替えることができます。
今回はモノクロモードの中でも、Zfに標準で搭載されている「ディープトーンモノクローム」を使用しています。比較的コントラストが高く出るモードで、オールドレンズとの相性も良いです。
強い光源があると、その光を受けた被写体の周囲に滲みが出てきます。モノクロ撮影ではこのような光の明暗をより敏感に捉えることができます。

Takumar 55mm F1.8で撮影したモノクロ写真の作例

夜空に向かってそびえるクレーンを撮影しました。
これからの街を作り出している最中の一期一会の出会い、ついカメラを向けたくなる被写体です。
こちらの写真は中央の赤いライトが光った瞬間で、まるでクレーンを生かす心臓の鼓動のようです。
Nikon Zfのボディ内手ブレ補正は最大8段分の効果があり、電子接点のないマニュアルフォーカスレンズでもレンズ情報手動設定から焦点距離を設定することで、恩恵を受けることができます。スローシャッターを使い、その分ISO感度を落として鮮明な画を得ることができます。

 まとめ

 

今回「Nikon Zf」と「PENTAX SMC-TAKUMAR 55mm F1.8」の組み合わせで撮影をしてみて、オールドレンズ界のまさに標準レンズがこのレンズなのだと感じました。
柔らかなボケとざわざわとしたシャボン玉ボケが共存し、十分な解像度を持ちながらもわずかに光がにじみ、画角も人間の注視したときの視野に近い。オールドレンズは数多くあれど、SMC-TAKUMAR 55mm F1.8はその中でも極めて標準的な性能を有している。これがオールドレンズ定番の1本として多くのユーザーから愛される所以だと思います。
そして、金属製の絞りリング、フォーカスリングは質感が高く、マニュアルフォーカスのピントの合わせやすさと同時に、レンズを操作しているという所有欲も満たしてくれます。
 
個性豊かなオールドレンズと、選択肢の豊富なZマウントボディたち。
是非あなただけの”ベストコンビ”を探してみてはいかがでしょうか。
次回もお楽しみに。

▼今回使用したボディはこちら▼


▼使用したレンズはこちら▼

▼おすすめのTAKUMARレンズはこちら▼



なお今回、マウントアダプターはSHOTENのヘリコイド付きアダプター「LM-NZ M EX」とK&F Conceptの「KF-42M2」を重ねて使用しました。

対応するマウントアダプター一覧はこちらからご覧いただけます!

[ Category:Nikon PENTAX & RICOH | 掲載日時:25年05月25日 17時00分 ]

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【Leica】What is Leica Looks? SL3+Leica Brass編

【Leica】What is Leica Looks? SL3+Leica Brass編

Leica SL3やQ3に搭載された最先端のイメージプロセッサー「Maestro IV」では
画像処理の高速化や低ノイズに寄与し、Leica独自の色再現性を実現しています。
そして、Maestro IVでは新たな機能として撮影者の好みに応じて変更可能なカラープリセット「Leica Looks」が使用できるようになりました。
この連載ではそれぞれ独自のカラールックを持つLeica Looksに焦点を当て、その魅力に迫っていきます。どうぞお楽しみください!


 

最初に選んだLeica Looksは、”Essential Looks”から「Leica Brass」を選択しました。

「Leica Brass」は、中間調とハイライト部にゴールド系の色合いをプラスすることで、

夕方の時間帯のあたたかな雰囲気をもたらすようなルックになります。

ちょうどフィルムでいうところの、Kodak Gold 200に近いようなイメージでしょうか。

今回の撮影では、ボディはSL3、レンズはズミルックス M50mm F1.4 初期型をアダプターを介し装着しました。

それでは早速撮影した写真を見ていきましょう。

 

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass, SS:1/250,F1.4,ISO100 )

 

撮影地へ向かうバスの中から窓越しに撮影した一枚。

バスの窓にブルー系のフィルムが張られており、そちらの色合いが濃く出ていますが、

空のハイライト部ではイエロー系のブラスカラーが乗っていることがわかります。

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

花畑があり、そこに近づいて撮影しました。初代50mmズミルックスの柔らかな描写と周辺減光、そしてBrassの色合いから、最新鋭のSL3というカメラを使いながらもフィルムで使っているような心地です。

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

今回、Leica Looksの色作りを体感する企画ということで、色味の調整は全く行っていませんが

多少アンダー、オーバーな状況に合わせてハイライト・シャドーの調整を行っていました。

その際、6000万画素という高密度の画素ピッチとは思えない粘り強さを感じました。

例えば、以前の経験からいくと、「ここのハイライトの情報は残っていないだろうな…」と思っても、

スライダーを動かすとしっかりとディテールが残っているのです。

この辺りは、15ストップものダイナミックレンジを実現したセンサーとMaestro IVの利点と言えましょう。

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

ところで、私は通称「貴婦人」だなんて呼ばれるこのレンズを、今回初めて使用しました。

前述した通り、開放ではかなり柔らかな描写でじゃじゃ馬感さえも感じます。

個人的に感じたレンズの印象は、貴婦人という優しい印象ではなく、「この描写で使いこなせる?」と尋ねられているような、そんな感覚。

でも不思議と、嫌な描写ではないのです。

こういったところが、貴婦人なんて呼ばれる所以なのでしょうか。

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F2,ISO100 )

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

私は正対した写真が好きなので、必然的に遠景の撮影が多くなります。

このレンズは、無限遠のディテールよりも、近~中距離で絶妙な立体感を演出するのによいレンズだと感じますが、

対話するように、あえて開放で、無限遠で使い続けてみたりします。

レンズの描写も何もかも受け入れながら使用する事で、だんだんレンズの性格が分かってくるような気がします。

 

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F11,ISO100 )

 

一方で、絞り込んでみた写真がこちら。

周辺部にやや甘さは残りますが、絞り込めば当然これだけシャープになります。

開放が柔らかい描写をするレンズだからこそ、私は開放で使いたくなる性分ですが

このように、絞り込んだ時の描写の二面性も楽しめるのが良いですね。

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

今回、ズミルックス M50mm F1.4 初期型とSL3で撮影する前に、どこで撮影するのが良いんだろうと考えていました。

私の頭の中に浮かんだのは、ずばり水面のイメージ。

このレンズの開放の柔らかさが、瑞々しい水面の光沢感や透明感の再現に寄与するのではないかと考えたわけです。

 

Leica SL3 + ズミルックス M50mm F1.4 初期型 (Leica Brass,F1.4,ISO100 )

 

最後に辿り着いた浜辺で、一人たそがれてみます。

そんな広い砂浜で一人何気なく撮ったこの一枚が、個人的に結構気に入っています。

どこから来たのか分からない、大きくも無く小さいとも言えない石。

ズミルックスの柔らかな描写と立体感を良く表している一枚だと感じられるのではないでしょうか。

 


 

Leica BrassのカラーとSL3、そしてズミルックス M50mm F1.4 初期型の描写はいかがだったでしょうか。

他社メーカーのカラープリセット系機能と比べて、特定の領域だけに上手く色をプラスすることで、

フィルムをシミュレートしているというような、シネマルックとも言うような

独特の使い心地があり、個人的にはかなり気に入りました。

 

SL3の視認性のよいEVFや、タッチパネルも搭載された背面のチルト液晶により

撮影画像の確認までもかなりスムーズで直感的です。

 

Leica LooksにはBrass以外にも様々なカラールックが存在します。

皆様も是非SL3やQ3など、Maestro IV搭載機をお手に取り、ご体感いただけますと幸いです。

 

 

 

■今回ご紹介した機材はこちら↓

 



[ Category:Leica | 掲載日時:25年05月24日 18時00分 ]

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【FUJIFILM】instax mini 41をスタッフ2人が体験レビュー!

【FUJIFILM】instax mini 41をスタッフ2人が体験レビュー!

今回は4月17に発売された、「instax mini 41」をご紹介します。

前作である「instax mini 40」はブラックの革張りが美しいクラシックなデザインで親しまれましたが、今作ではデザインを一新。前作が50~60年代を意識したのに対し、今作は80年代のプロダクトを意識したデザインとなっており、シンプルな軍幹部や無骨な印象を受けるグレーのカラーリング、ところどころに入った差し色のオレンジが遊び心を加えています。mini 12シリーズがポップなカラーリングのものが多かったので、こういった無骨なデザインを求めていた方は多いのではないでしょうか。

前作と比べて大きく進化したポイントが、接写やセルフィーを気軽に楽しむための「クローズアップモード」が搭載された点です。

電源onの位置からさらに奥に回すことで切り替わるこちらは、接写をする際にファインダー像と実際の映る範囲に生じるズレを補正し、ファインダーで覗いた範囲のまま撮影が可能になるモードとなっています。テーブルフォトやセルフィーの機会が多いinstax miniシリーズにとって、かなり相性の良い機能ではないでしょうか。


今回の撮影ではスタッフ2人にカメラマン兼モデルになってもらい、撮影の様子や実際に撮った写真を「組み写真」風にご紹介させていただきます。

また「instax mini 41」の使用感についてもインタビューしました。


まずは1枚目に写っている方の写真を見せてもらいましょう。

⸺かわいい写真が多いですね。どんなことを意識して撮影しましたか?

お昼に食べた海鮮丼やパンダ風のオブジェ、建物の屋上にあった神社的な何か。気になるものにカメラを向けてシャッターを切りました。

屋内の写真から日陰、日の当たる屋外へと様々なシチュエーションで撮影していますが、安定した露出で撮影できています。前作でもあった「オート露光機能」がさらに進化しているのを実感しました。

⸺左上の写真は質感が少し違うように見えますね。

左上の写真は比較用にinstax mini Evoで撮影したものです。同じフィルムを使っていても、カメラの違いがしっかりと出ているのが分かります。

⸺カメラの使用感はどうでしたか?

レンズを回すだけで起動でき、光量を自動で調節してくれるなど、操作が簡単なため撮りたいと思ったその瞬間をすぐ写すことができました。スマホと異なり、プリントされるまでどんな写真かわからず加工ができない分、フィルムが出てくるときはワクワクしました。現像を待つ時間も楽しいです。


続いてはもう一人の写真も見ていきましょう。

⸺独特の空気感がありますね。どんなことを意識して撮影しましたか?

路地裏で撮影してみました。フラッシュを焚いたことで雰囲気のある空間ができたと思います。
少し離れた所に恵比寿様のオブジェがあったので撮影してみました。なんだかご利益がありそうですね。

カラフルな置物や壁画があったので撮影してみました。鮮やかな色味を再現できていると思います。

⸺カメラの使用感はどうでしたか?

直にファインダーで覗いた空間は実景と少し変わった雰囲気を感じました。また、一度シャッターを押すとチェキがすぐ出るのでやり直しが効かない緊張感も普通のカメラとは違った使用感で興味深かったです。


いかがでしたか。

ファッションアイテムとしてもおすすめなこのカメラ、おしゃれの一部としていろいろな場所に持ち出してみてはいかがでしょうか。

(モデル撮影用カメラ:FUJIFILM X-Pro3)

 

現在新品はご好評につき新規受注を一時停止中となります。

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:25年05月23日 17時00分 ]

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【SONY】α6500 × E PZ 18-105mm F4 G OSSで切り取る、静けさと緑

【SONY】α6500 × E PZ 18-105mm F4 G OSSで切り取る、静けさと緑

少し曇った日でしたが、久しぶりにSony α6500とE 18-105mm F4 G OSSを携えて散歩へ。
APS-Cセンサーの高解像度と、F4通しのズームレンズ。この組み合わせが見せてくれる世界は、静かで、それでいて芯のある美しさがあります。

たとえば、こちら。望遠気味で撮ったこの一枚、柔らかく枝葉がボケつつも、主役の建物の線はびしっと残っています。OSS(光学式手ブレ補正)のおかげで、手持ちでも安心してシャッターが切れました。

葉っぱの質感を見てください。水分を含んだようなみずみずしさと、葉脈の立体感。α6500の繊細なAFと色再現性があってこそ。E 18-105mmの最短撮影距離はそれほど短くないですが、F4でもこれだけ被写体が浮き上がってくれます。


この植物たちもお気に入りです。色の階調がとても滑らかで、背景のボケも嫌味がなく、自然です。絞り開放でも破綻せずに描写してくれるのは、このレンズの強みのひとつ。

少し引いた構図では、反射する水面のグラデーションがとても美しく表現できました。コントラストも絶妙で、見たままを丁寧に写してくれる感覚です。

α6500の機動力、E 18-105mmの万能性。このセットは、スナップにも風景にもマクロ寄りの表現にも使える、まさに“持ち歩く正解”のような存在。これからも旅先に連れて行きたい相棒です。

[ Category:SONY | 掲載日時:25年05月23日 12時00分 ]

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【FUJIFILM】手の中に新たなる撮影体験を「X half」先行レポート

【FUJIFILM】手の中に新たなる撮影体験を「X half」先行レポート

ついに発表された「Xシリーズ」最新モデル「X half (FUJIFILM X-HF1、以下X half)」
独自の色再現技術によるフィルムライクな描写と、わずか240gの小型軽量ボディを両立した注目のコンパクトデジタルカメラです。

2025年5月23日(金)〜25日(日)の3日間、下北沢・BONUS TRACKにて開催される製品体験イベント「シモキタシャッター -話す。撮る。遊ぶ。カメラでつながる-」で、「X half」(エックスハーフ)のタッチ&トライやセルフポートレート撮影、レンタル体験など多彩なコンテンツが開催されます!

今回は待望のコンパクトデジタルカメラ「X half」を、発売に先駆けて一足早く体験させていただきました。
独自の色再現と軽量設計を実現した話題の新モデル。実際に手に取って、その魅力をじっくり感じてきました。

「FUJIFILM X half」(X-HF1)のご予約開始日にLINEでお知らせします!
ぜひマップカメラ公式LINEを友だち登録して、いち早く最新情報を受け取ってください!

目次
  1. はじめに
  2. 外観・カラー展開
  3. 注目のフィルムカメラモード
  4. 2-in-1モード
  5. フィルムシミュレーション
  6. アプリのご紹介
  7. さいごに

はじめに


2025年6月下旬に発売予定のコンパクトデジタルカメラ「X half」は、クラシカルなフィルムカメラを彷彿とさせる外観と、独自の色再現技術を搭載した今注目の1台です。

今回は、そんな話題の新製品を発売前に一足先に体験する機会をいただきました。手のひらサイズの軽量ボディに、懐かしさと新しさが融合した撮影体験。実際に触れてみて感じた魅力を、デザイン・操作性・機能面などさまざまな視点からレポートいたします。

フィルムライクな写りや操作感を楽しめるコンパクトデジカメをお探しの方、そして「X half」が気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

外観・カラー展開



ボディカラーは、チャコールシルバー・ブラック・シルバーの3色展開。
クラシックカメラを彷彿とさせるデザインは、見た目もフィルムライクでとてもかわいらしく、持っているだけで気分が上がる一台です。3色展開の中でも、特に注目したいのが「チャコールシルバー」。
往年のフィルムカメラを思わせる絶妙なトーンと質感で、メカニカルな雰囲気を残しつつも現代的なミニマルデザインに仕上がっており、銀塩機好きにはたまらない仕上がりです。
マットな質感と微細な光沢が織りなすチャコールのニュアンスは、単なるレトロ感ではなく、確かな“プロダクトとしての佇まい”を感じさせます。


ハーフサイズカメラをモチーフにしたデザインで、どこか懐かしくも新しい雰囲気の「X half」。
写真をもっと身近に、もっと自由に楽しんでほしいという想いが込められており、写真愛好家はもちろん、これからカメラを始める方にもぴったりの一台です。



搭載されているのは、裏面照射型の1インチセンサー。レンズは35mm判換算で約32mm相当、開放F値はF2.8です。
焦点距離は、あの「写ルンです」と同じ画角で、自然な遠近感とどこか懐かしい写りが楽しめます。日常を気軽に切り取るのにぴったりな、親しみやすい仕上がりです。



このカメラ最大の魅力は、どこか懐かしさを感じさせる、フィルムカメラを思わせる外観と操作感にあります。

背面には2つのディスプレイが搭載されています。
左側の小さなモニターは、まるでフィルムカメラの裏蓋からパトローネが見えているような演出が施されており、実際に「使用フィルムの銘柄を確認する窓」のように、現在の設定をさりげなく表示するユニークな仕様です。

メインモニターには、縦構図に最適な3:4のアスペクト比を採用。
さらに、光学ファインダーも縦型を採用しており、スナップ写真や動画撮影の際にも、縦構図の世界を存分に楽しむことができます。


また、軍艦部右手には、フィルムカメラを彷彿とさせる「フレーム切り替えレバー(巻き上げレバー)」を搭載。
このレバーは、後述する「フィルムカメラモード」と「2-in-1モード」でそれぞれ異なる使い方ができるユニークな設計となっています。

ただシャッターを切るだけでなく、撮影のプロセス自体をじっくり味わい、「写真を仕上げる楽しみ」まで体験できる、そんな遊び心あふれる一台に仕上がっています。
懐かしさと新しさが融合した、新感覚のカメラ体験がここにあります。

注目のフィルムカメラモード


「フィルムカメラモード」は、撮影画面を上から下にスライドすることでモード選択画面が表示され、そこから「フィルムカメラモード」を選ぶことで起動できます。
このモードでは、1枚撮影するごとに右手側にある巻き上げレバーを手動で回さないと次の写真が撮れないという、まさにフィルムカメラさながらの仕様になっています。
1枚1枚の撮影にしっかりと向き合い、シャッターを切る楽しさを再確認できる、味わい深い撮影体験を楽しめます。

2-in-1モード

「フィルムカメラモード」を使用していない通常撮影時でも、フレーム切り替えレバーを引くことで、2枚の縦構図の写真を1枚に組み合わせたような表現が楽しめる「2-in-1」機能が利用可能です。
この機能により、まるでハーフサイズカメラで撮影したような、ストーリー性のある組写真を簡単に作ることができます。

さらに、フィルムカメラとの大きな違いとして、動画も組み合わせ対象にできる点が挙げられます。
静止画と動画を並べて記録することもでき、新たな映像表現の楽しさが広がります。

フィルムシミュレーション


本機には、さまざまな色調表現を楽しめる13種類の「フィルムシミュレーション」が搭載されています。たとえば、忠実な色再現とメリハリのある階調が特長の「REALA ACE」、カラーネガフィルムのような懐かしさを感じる「CLASSIC Neg.」など、気分や被写体に合わせて“フィルムを選ぶ”感覚で多彩な色表現を楽しめます。
さらに、やわらかな粒状感を加える「グレインエフェクト」や、撮影日を写真に記録できる「デート機能」も新たに追加。より一層フィルムカメラに近い温かみのある撮影体験が可能です。
また、ライトリークやハレーション、期限切れフィルム風の3種の「撮影体験フィルター」に加え、instaxシリーズで人気の二重露光など8種類の特殊フィルターも搭載。デジタルでありながらアナログらしい写真表現を楽しめる仕様となっています。
なお、フィルムシミュレーションの切り替えは、背面モニター左側の“フィルム画面”を指で上下にスライドすることで簡単に変更可能。直感的な操作で、撮影中でも気軽に色表現を変えられるのも魅力です。

アプリのご紹介



このカメラ専用のアプリである「X half」も用意されました。スマートフォンへの静止画・動画の転送はもちろんのこと、撮影した画像をギャラリー形式で鑑賞できるほか、発売済みのInstax Linkシリーズを使用してチェキフィルムへのプリントが可能です。また先ほどの2-in-1機能の組写真をアプリを介して作成することも可能です。お気に入りの2枚の写真や動画を並べて出力することができます。



撮影後は専用アプリを通じてコンタクトシートが自動生成され、失敗カットも含めて“1ロール”として楽しめる仕様になっています。
コンタクトシートとは、フィルム写真を現像に出した際に1本のフィルムに収めた全コマを一覧で確認できるシートで、フィルムユーザーにはおなじみの存在です。

この「X half」では、デジタルでありながらフィルムカメラの撮影体験を再現しており、巻き上げの操作やモニター非表示での撮影など、まさに“撮る楽しさ”を感じられる設計になっています。
フィルムカメラに慣れ親しんだ方にとっては、懐かしさと驚きが同居する体験に。
また、フィルム未経験の方にとっても、新鮮で奥深い写真の世界に触れられる絶好のきっかけになることでしょう。
フィルムの価格高騰や入手困難といった現状を踏まえても、この「X half」はすべての写真愛好家に向けた、新たな撮影スタイルの選択肢として大きな注目を集めそうです。

さいごに


フィルムカメラの温もりと、最新のデジタル技術を融合させた「X half」。
写真を“残す”だけでなく、“楽しむ”ための一台として、きっとあなたの日常に新たな彩りを加えてくれるはずです。

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【Panasonic】望遠ズームレンズで撮る5月の風景

【Panasonic】望遠ズームレンズで撮る5月の風景

5月も後半になり、早くも真夏のような気温の高い日が続くようになってきました。出歩けばかなり汗ばむようになってきたこの頃ですが、撮影面では全体的に被写体が生き生きとしていて、シャッターを押すのがとても楽しい季節でもあります。今回は望遠ズームレンズで撮った初夏の風景写真をご紹介させていただきます。使用機材はPanasonic LUMIX G9PROIIとLEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.Sレンズの組み合わせです。

 

サクランボです。毎年3月に花が咲いて、4月のゴールデンウィークに入るころに実が赤くなります。写真はそのGWが終わった頃に撮ったものです。スーパーなどで売っているものよりも二回りくらい小さいですが、けっこうおいしいです。実際、鳥にかなり食べられてしまうのですが、我々の手の届く範囲の高さのところは比較的残っているので撮影できます。撮影後は自分たちで食べる分を摘み取ります。毎年、これを楽しんでいます。私にとってこのサクランボは、夏が近づいているという目安になっています。

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.Sは、LEICAの厳しい光学基準をクリアしていることで、ズーム全域で安定した高い描写性能を持つレンズです。また焦点距離換算で100-400mmの超望遠レンズですが、重さ655gで全長は約132mmというコンパクトなサイズは持ち歩くにも便利なとても魅力的なレンズです。

写真は高度を下げながら基地に向かう輸送機のC-2です。枠内に電柱を入れることで飛行機の大きさ、迫力を感じていただけると思います。

 

八高線の入間川橋梁です。たまにこの橋の下を流れる河原に遊びにきます。ローカル線にぴったりの、雰囲気のある格好良い橋です。開通は昭和6年12月というので90年以上経つ橋梁です。

 

ある公園の道沿いにある森の中に足を踏み入れてみると、こんな風景に出くわしました。いかにも野鳥のいそうな雰囲気の場所でした。実際、あちこちで鳥の鳴き声がしていたのですが、残念ながらその姿を見ることはありませんでした。また来ることになると思います。

 

自転車で走っているとあちこちで蝶々を見かけます。特に考えずにシャッターを押した1枚です。新緑の活き活きとした葉の色とアゲハ蝶の組み合わせは、この時期ならではのものです。レンズの解像性能の高さがわかる1枚です。

 

川沿いを自転車で散策しました。気温が高かったもののこの時間帯は気持ちよい風が草木を揺らしていました。写真はアグロステンマという花です。

 

初めて耳にするような鳥の鳴き声が聞こえたので自転車を止めて木を見上げてみました。野鳥がいるのは確認できたのですが、逆光で被写体は真っ黒でした。とりあえず露出補正を思いきり上げて被写体の顔を出してから撮影しました。初めて見る鳥でした。この後動き出したのですが、その背中の模様からホオジロという鳥のようです。ちなみに露出補正は2.7まで上げていました。

G9PRO IIの良いところは、露出補正、ISO, ホワイトバランスのボタンの位置がシャッターボタンの手前にあるところと、左上のドライブダイヤルで単写、連写、ハイレゾモードなどを簡単に切り替えられるところです。特にこのような場面で撮影すると、改めてその直感的な操作性に優れたカメラだと感じます。

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.SレンズとLUMIX G9PRO IIは、 カメラのボディとレンズを連動させた手振れ補正システム、Dual I.S.2に対応しています。これにより様々な撮影環境での手持ち撮影が可能となります。

先程の電車の走る入間川橋梁の下で遊んだ時の1枚です。水遊びグッズに着替えて水の中を歩く子供をカメラのシャッタースピードを 1/60に下げて撮りました。水しぶきの迫力がでました。

今回は望遠ズームレンズで春から初夏に移り変わろうとする時期の景色をご紹介させていただきました。Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.Sは実に撮影の用途の広いレンズです。つまりこのレンズ1本でいろんな撮影が楽しめます。コンパクトで使い勝手の良い、しかも画質も良いこのレンズを皆さんにおすすめします。

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[ Category:Panasonic | 掲載日時:25年05月22日 19時00分 ]

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【Nikon】Z5IIは、初心者を“本気のクリエイター”へ導くカメラ:フルサイズ入門に最適

【Nikon】Z5IIは、初心者を“本気のクリエイター”へ導くカメラ:フルサイズ入門に最適

💡 この記事を読むとわかること
✔ 「Z5II」の魅力と作例
✔ 「Z5II」は誰におすすめか
✔ 「Z5II」と一緒に使うべきレンズ3選
 

 
人気モデルの後継機「Z5II」が登場

 
ついに「Nikon Z5II」が発売されました。前モデルの「Z5」は、フルサイズセンサー(FXセンサー)搭載機ならではの高画質でありながら小型・軽量、また手にしやすい価格帯であることから人気となった一台です。「Z5II」はその人気モデルをさらに進化させたバージョン。オートフォーカス性能の向上、より高速な処理能力、連写スピードアップなどが施され、ユーザーのニーズに応えました。さらに幅広い撮影シーンで威力を発揮し、さっそく多くの写真愛好家に支持されています。
 

 


「Z5II」はエントリーモデルの枠に収まらない!

 
Nikon Zシリーズにおいて「Z5II」はエントリーモデルという位置づけとなっています。ですからカメラ初心者の方にはもちろん使いやすいカメラと言えます。かんたん、きれいに撮れて、持ち運びも楽にできるという折り紙付きです。はじめてカメラを持つ方でも安心して使えます。

しかしながら使ってみると、エントリーモデルと言うにはもったいないとも感じるのです。本格的な撮影もできますしフルサイズ機ならではの描写力があるので、上位モデルユーザーが2台目、3台目として使うのにピッタリです。実際、少し前に発売された中級者向けモデルよりも最新のエントリーモデルの方が高性能な場合もあります。ユーザーを限定するにはもったいないカメラなのです。

 


色で個性を表現したい

カメラを持つ理由のひとつは、自己表現。色設定に関する機能が充実している「Z5II」はまさにそんなニーズに応えてくれます。色設定を呼び出すための専用ボタン「ピクチャーコントロールボタン」まで用意されています。それらを使うことで思いのままに色表現を楽しむことができます。

 基本的な色表現の「ピクチャーコントロール」11種類 

オート、スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、フラットモノクローム、ディープトーンモノクローム、ポートレート、リッチトーンポートレート、風景、フラット

 さらに個性的な「Creative Picture Control」20種類 

ドリーム、モーニング、ポップ、サンデー、ソンバー、ドラマ、サイレンス、ブリーチ、メランコリック、ピュア、デニム、トイ、セピア、ブルー、レッド、ピンク、チャコール、グラファイト、バイナリー、カーボン

 Nikonやクリエーター特製のプリセット「イメージングレシピ」は何種類? 

Sunset Glow、Tender Clear、Hidamari Color、Kota-Green、Matte Blue Gray、Turquoise Blue、Clear Portrait、Moisture Green、Setouchi Blue ほか(増えています!)

これらをベースに好みに応じて調整し「カスタムピクチャーコントロール」に登録することもできます。
作例をご覧ください。色が違うとこんなにも雰囲気が変わるものかと驚いてしまいます。

自分で色を考えて撮るなんて難しそう……という方も安心してください。そんなときはまず撮影に集中して、あとでじっくり最適な色を決めることもできるのです。思いつかなかったけれどこんな色合い好きだなと感じたものをそのまま使えるのです。(ファイル形式はRAWまたはRAW+JPEGに設定してください)

「イメージングレシピ」を使えるカメラは少ないので、それだけでも「Z5II」を選ぶ理由のひとつとなるでしょう。

1枚目のスケボーの写真は、クリエーター制作のイメージングレシピ「Setouchi Blue」が適用されています。実は撮影したときにはまだこのイメージングレシピをダウンロードしていませんでした。あとからダウンロードして「Z5II」に入れて、カメラ内で適用させました。

他にも「ピクチャーコントロール」「Creative Picture Control」「イメージングレシピ」「カスタムピクチャーコントロール」を試しましたので作例をご覧ください。

 


決定的瞬間を捉える。スピード感や正確性が大幅に進化

「Z5」から「Z5II」への進化はいくつもありますが、スピード感はその筆頭のひとつです。フラッグシップモデル「Z9」や「Z8」に搭載されている最上位の画像処理エンジン「EXPEED 7」を「Z5II」は採用しています。そのためピントが合うまでの時間が前モデルの約1/3にまで短縮されるなど、さまざまな面において処理スピードがあがりました。

AFについては、オートエリアAFでは299点ものフォーカスポイントがあり被写体をしっかり捉えてくれます。フラッグシップと同じくディープラーニングに対応していて、高度な被写体検出を実現します。

 検出・追尾する被写体の種類 

人物(顔、瞳、頭部、胴体)、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車

運動会などのスポーツシーンや、遠くにいたり斜めを向いている人の自然な姿、サーキットを超高速で走り抜けるスポーツカーまで、「今この瞬間」を確実に捉える力を備えているのです。さらに「プリキャプチャー」機能を使えば、シャッターを押す前の瞬間まで記録できます。

高感度耐性は常用ISO100〜51200となっています。室内や夜間といった暗い場所でもピントが正確に合います。また屋内スポーツ撮影や舞台撮影といった、暗いところて早く動く被写体を撮りたい時にも活躍します。

それでは作例をご覧ください。ぬいぐるみであっても、しっかりと瞳にフォーカスしてくれました。

 


まとめ:「Z5II」は次のステージに導いてくれるカメラ

写真に興味がある人を、次のステージに導いてくれる。初心者を中級者へ、クリエーターへと押し上げてくれる。「Z5II」はそんなカメラです。

Nikonの最新の技術が投入され静止画も動画も妥協していないのに手が届きやすく、そして何より「写真が好きな人」に寄り添う思想が詰まっていると感じます。

目の前にある何気ない瞬間を、「Z5II」で美しい物語に変える日々をぜひ想像してみてください。

 


「Z5II」と、それにぴったりのレンズを手に入れる

最後に「Z5II」にぴったりなレンズを考えます。まず「Z5II」はカメラ単品のほかに、カメラと「NIKKOR Z 24-50mm F4-6.3」のセット、カメラと「NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR」のセットがあり、3タイプから選ぶことができます。ですからこれらの2本のレンズはNikonによるおすすめということでしょう。

筆者がおすすめしたいのは「NIKKOR Z 50mm F1.4」です。なぜならこのレンズの性質が「Z5II」に似ているところがありつつも、キットレンズよりも明るくて棲み分けができるからです。レンズキットのズームレンズのほかにこちらが1本あると重宝すること間違いなしです!

「NIKKOR Z 50mm F1.4」の作例をご覧ください。

いかがでしたでしょうか。
ぜひ「Nikon Z5II」とともに、ときめく毎日を。そしてさらにその先へ。

記事で使用したカメラ・レンズ


 

もうひとつのレンズキットとそのレンズ

 

手にしやすい中古もおすすめです!

使いたいレンズがほかにもいっぱい!


[ Category:Nikon | 掲載日時:25年05月21日 19時00分 ]

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【SONY】今年の夏こそ!ZV-E10IIでお手軽オールドレンズデビューがおすすめ!

【SONY】今年の夏こそ!ZV-E10IIでお手軽オールドレンズデビューがおすすめ!

5月、曇り空も増えてきていよいよ梅雨目前の蒸し暑さ。ぜひ本格的な夏の到来を前にオールドレンズデビューのご準備はいかがでしょうか。
今回ははじめてのオールドレンズにピッタリなカメラ「SONY ZV-E10II」とおすすめレンズをご紹介します。

今回チョイスしたのは「Leica Summar L50mm F2」というレンズ。
1930年代から製造されている100歳に近いオールドレンズです。今回使うカメラがAPS-Cセンサーを搭載していることから写真の周辺部だけではなく全域で味わい深く、そしていい意味で光も暴れやすいので選びました。いうなればオールドレンズらしさの筆頭を担うようなレンズと言ってもいいでしょう。正統後継者としてズミクロン、またその先にはアポズミクロンさえ存在するライカの50mmF2はぜひおすすめできるラインナップ!

オールドレンズを使用するには多くの場合「アダプター」が必要となります。
例えば今回の例であればライカのレンズマウントからSONYのマウントにつなげるためのアダプター、というように。
とりあえずお試しで使用するためなら比較的安価な製品もあるので併せてご検討ください。

では早速ZV-E10IIの本領発揮ともいえる動画をご覧いただきましょう。
新緑に包まれた玉川上水を撮り歩き。

ご覧いただいた通り全体的に画は柔らかく、そして周辺や前ボケがやさしくにじむ夢の中のような描写。これが次世代のSummitarになると幸か不幸か大幅に改善します。この写りが欲しければこれ一択!ぜひいい個体をお探しいただくか当店のスタッフまでお気軽にお問い合わせください!

さて日暮れに備えてレンズを「Voigtlander NOKTON 35mm F1.4 SC VM」にスイッチ。
実はこのレンズはオールドレンズではありません。しかし今回ご紹介する理由はオールドレンズに近い特徴を持っているからです。例えばレンズ構成はかつてのLeica Summilux M35mm F1.4 1st通称スチールリムに似ており、またこの商品は「SC(シングルコート)」というレンズのコーティングをわざと少なくして光の影響を意図的に出す設計になっているのです。日中強い光の下で撮影すると盛大なフレア、ゴーストが出る一方で今回のように日暮れ時に使うとそのボケ感、しっとりとした描写が絶妙なレンズ。

いかがでしたでしょうか。
夏は風景のコントラストも高く、海、山、雲、など撮って楽しい被写体がたくさん。これまでオールドレンズを使ったことがある人も、そしてこれから始める人もぜひボディは軽快かつなんでもできる「SONY ZV-E10II」を。そして今回ご紹介した「Leica ズマールL50mmF2」と「Voigtlander NOKTON 35mmF1.4 SC VM」も併せてご検討ください。夏に向けて本ブログは続編も検討中。ぜひお楽しみにお待ちください。

[ Category:Leica SONY | 掲載日時:25年05月21日 18時30分 ]

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【Leica】Q3と川辺を歩く

【Leica】Q3と川辺を歩く

春の気持ちの良い暖かさに少しずつ湿気が混じったような初夏を感じる日が多くなってきました。
筆者は暑い気温には参ってしまいますが、季節としての夏が好きなので夏の到来をまだかまだかと待ちわびています。

今回はそんな初夏の陽気に撮影にでかけました。
使用した機材はLeicaのフルサイズコンパクトデジタルカメラQ3です。

大口径の単焦点レンズやフルサイズのセンサーを搭載した非常にユニークなコンパクトデジタルカメラとして人気を博しているQ3。
開放F値F1.7という非常に明るいレンズはマクロ撮影にも対応するなど様々な撮影で使用できる万能なレンズとなっています。また、動画撮影も行えるなど様々なニーズに応えるカメラとしても支持を集めています。

そんなQ3は6000万画素という非常に高画素のセンサーを搭載しています。このセンサーはトリプルレゾリューション技術が取り入れられており、記録画素数を6000万画素、3600万画素、1800万画素の3種類から選んでRAWまたはJPEGで記録するできます。6000万画素を活かし被写体の質感やディテールを捉えることができ、3600万画素や1800万画素ではデータサイズをよりコンパクトにできるだけでなく、連写の持続性の向上や高速性能を最大限活用できる便利な機能となっています。
例えば、本ブログ作成に当てはめていうと、必要な解像度は約370万画素と一番小さな1800万画素を選択しても必要十分です。28mmで撮影を行うのであれば、1800万画素と十分なサイズとなります。
ただ、今回はクロップ機能を使用して撮影する前提だったので、最大サイズの6000万画素で撮影しています。最大サイズのものであれば、90mmクロップを使用しても600万画素と必要十分なサイズで撮影が可能です。

そんなQ3を持ってでかけたのは隅田川。

筆者は川沿いを歩くがとても好きです。
私が以前住んでいた京都には鴨川という川があります。散歩をしたり読書をしたり、もちろん写真を撮ったり。気が付いたら鴨川に足を運んでいる、そんな憩いの場的存在でした。
もちろん東京には鴨川はありません。であれば鴨川の代わりになる川を探そうと思い立ち今回の撮影を行うことにしました。

今回は両国駅で下車し、そこから浅草方向に向かいつつ、モノクロでスナップるすることに。

撮影日の両国は大相撲の場所中ということもあり、沢山ののぼり旗が掲げられていました。テレビでしか大相撲を見たことない筆者にとって圧巻の光景でした。

両国国技館を後にし、隅田川テラスへ
周りをビルや高速道路に囲まれており、まさに都市型河川といった感じでしょうか、樹々に囲まれている鴨川と比べて無機質で硬い印象を受けました。しかしモノクロとの相性は非常に良くシャッターを切る回数が増えていきました。

撮影を開始した頃は薄い雲が空を覆っている感じでしたが、時間が経つと今にも雨が降り出しそうな天気に変わりました。
東京スカイツリーも上の方が雲の中に。ただ普段見ることのないこの光景は筆者の目にはとても幻想的に見えました。
Q3は6000万画素の高画素センサーを搭載しているので、画素数を気にすることなくクロップでき、広い画も切り抜いた画もどちらも撮影することができます。


しばらく隅田川沿いを歩くと吾妻橋に近辺に差し掛かりました。ここまできたなら浅草界隈にも足を延ばそうと思い、浅草寺に向かいます。
仲見世通りは平日にも関わらず大勢の観光客で溢れており、改めて浅草の人気を感じました。
浅草寺は日本で最も古い寺院の一つに数えられ、その歴史は1400年前の飛鳥時代に遡るそうです。そんな由緒正しき寺院に気軽に足を運べるのは非常に喜ばしいことです。

Q3は散歩や旅行といった極力荷物を減らしたい場面での撮影に最も向いているカメラと言っても過言ではないと感じました。クロップ機能を使うことで一本のレンズでありながら、28mmの広角から換算90mmまで使用することができます。個人的なオススメは50mm(約1900万画素)くらいまでが使いやすい印象を受けました。オートフォーカスの性能も先代のQ2に比べ性格且つスピードも向上しています。またチルト液晶を採用したこともあり非常に使いやすい機種になったと感じています。

鴨川に代わる川を探して訪れた隅田川でしたが、鴨川とは違う隅田川にしかない魅力を沢山発見できた気がしました。
隅田川でも散歩をする方やベンチに座って休憩や食事をする方など場所は違えど憩いの場という点は変わらず人々に愛されている場所でした。
皆様もお気に入りの機材を片手に川沿いを散歩してみてはいかがでしょうか。

[ Category:etc. Leica | 掲載日時:25年05月20日 18時30分 ]

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【Zeiss】世界最高峰のレンズ、Otusと川越を歩く

【Zeiss】世界最高峰のレンズ、Otusと川越を歩く

ついに発売日が5月30日に決定したOtus ML 50mm F1.4。※
ミラーレス時代に突入したカメラ業界において、ショートフランジバックのミラーレスカメラ専用設計としてOtusが生まれ変わって誕生します。
今回は、一眼レフ用のOtusをミラーレス一眼で使い、改めてOtusというレンズ群の魅力を見つめていきます。

※ニコンZマウント用は2025年7月に発売の延期がアナウンスされました。


Carl Zeissの標準レンズ「Otus 55mm F1.4」が発売されてから10年余りが経ちました。
当時Zeissが「世界最高」の名を引っ提げ発表したド級レンズ。黄色い文字で書かれたOtusの文字は今も色あせることはありません。
現在でも標準レンズの頂点として君臨し、高性能レンズが登場するたびに「Otus並み」といった表現がされています。
10年の歳月の間にカメラの高画素化は進み、レンズ交換式カメラの主役は一眼レフからミラーレスへと移っていきましたが、一眼レフ用Otusもミラーレスで使えばフォーカスが合わせやすいという利点があります。

今回はニコン史上最大画素数となるミラーレス一眼カメラ、「Nikon Z7」に装着し、小江戸川越の街を散歩してみました。

川越氷川神社へ参拝に行きました。
ここは夏になると多くの風鈴が参拝者を出迎えてくれることで有名です。
注連縄を木漏れ日が優しく照らしています。
ハイライトからシャドウまですべての光を捉え、描き切っています。

普通ならパープルフリンジが出てしまいそうな場面ですが、Otusならそんな心配は無用です。

時の鐘で有名な、蔵づくりの街並みへと繰り出しました。
川越は蔵の街とはよく言いますが、実際には江戸時代から明治、大正そして昭和にかけての各時代の歴史的な建造物が立ち並んでいます。

大正時代の建物の中にバーがありました。歴史ある建物が本来の役目を終えた後も有効活用されています。
それにしてもわずかな明暗差を捉え、表現する力に長けています。
色のグラデーションとはよく聞きますが、このレンズからは「光のグラデーション」を感じさせられます。

ピント面はくっきりと、それでいてボケはなだらか。相反する2つの要素が高度に共存しています。
Zeissが世界最高を謳う理由がわかります。

建物の質感、歴史を積み重ねた分の重みが、写真に写っているような気がします。

実は今回の写真はすべて開放のF1.4、かつISO64で撮影しています。
開放で撮影する際にはシビアなピント合わせが求められますが、ミラーレス一眼ならファインダー上でも像の拡大ができるため、簡単に撮影が可能です。
またZ7のISO64を使用すれば、Otusが導いた現実世界そのままの光を写し取ることができます。

カメラボディの進化でさらなる秘めた力を解放した「Otus 55mm F1.4」、ぜひ一度手に取ってお試しください。
きっとこのレンズの持つ魔力に心惹かれることでしょう。

Otus ML 50m F1.4のご予約はこちら↓

今回の使用機材はこちら↓


[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Nikon | 掲載日時:25年05月20日 17時00分 ]

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