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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.6 ~M11+Summilux M50mm F1.4 ASPH.編~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.6 ~M11+Summilux M50mm F1.4 ASPH.編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えます。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
この連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!

 

今回の記事タイトルを見て、「ん?この組み合わせで新感覚?」と思われた方もいらっしゃると思います。
確かに新感覚というより、「定番」という言葉の方がしっくりきます。
Summilux M50mm F1.4 ASPH.は非常にメジャーな存在ですし、その写りは折り紙付き。
M11も現行商品です。
では何が新感覚なのか。それは6000万画素が故に引き出された、Summilux M50mm F1.4 ASPH.の信じられないシャープさです。

 


何の気は無しにライブビューでピントを合わせて、ディスプレイで拡大して見たところ度肝を抜かれたカットがこれ。
なんと絞り開放です。
ズミルックスってこんなによく写るの!?と思わず声を上げてしまいました。

 


瑞々しい発色と、滑らかな前ボケはまさしくズミルックス。
この印象が強かったために「解放の解像限界はそんなに高くないだろう」という勝手な思い込みがありましたが、その真偽は上の通り。
それにしても日の当たっている場所、黄緑が綺麗です。高輝度かつ高彩度の色を破綻なく描けるのは、流石ライカ。

 

冷たい石の上に反射した紅葉と、前ボケの生垣。そして右上の紅葉…。
RGB三色それぞれに寄った世界が同居しましたが、なんのその。
どこも破綻することなく、シルキーに表現してくれました。

 


季節を少し外してしまいましたが、この青の発色が良いです。
光が当たっているコンクリートの部分が白飛びしていないことも嬉しいポイント。
M11はM10シリーズよりもハイライトが粘るようになったと感じていましたが、その恩恵をしっかり受けることが出来ました。
窓ガラスの中に飾られたツリーも存在感を失わず、ディテールを溶かすことなく描いています。

 


絞り開放で遠景のビルを撮ることなどあまりありませんが、興味に任せて撮ってみました。
結果は上々。線の細さが際立ち、品の良い写りを得ることが出来ました。
特に盛り上がっている窓部分の立体感は、線の太いレンズでは得られないでしょう。
あくまでナチュラルに、でもしっかり解像する。いままで知った気になっていたSummilux M50mm F1.4 ASPH.の真の実力を見せつけられた気がします。

 

メインとなるはずの被写体(電灯)から、あえてピントを外してみました。
ボケの美しさと色収差の少なさから、これでも画として成り立っているように見えます。
しかしこの光の回り方、これぞズミルックスと唸らせられました。
初代から連綿と続く、写真に光があふれる感覚。程度の差こそあれこれがあると「ああ、ズミルックスを使っているんだな」と安心します。

伝統と革新を内包し、いつでもどんな被写体でも美しく切り取ることができるSummilux M50mm F1.4 ASPH.。
まだフィルムカメラがメインの時代に設計されたのにこの写りです。
発売から20年の時が経った今なお、6000万画素のデジタルカメラボディに組み合わせても驚きの高画質を誇るレンズ。
むしろこの驚きこそが、「新感覚」だったのかもしれません。

2024年2月現在、M11のブラックは新品で購入できます!


 

中古商品も見逃せません。

 


 


 


 


[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月11日 19時00分 ]

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【先行レビュー】手持ち撮影 10秒露光縛りに挑戦!「OM-1 Mark II」は史上最高峰のブレないカメラ

【先行レビュー】手持ち撮影 10秒露光縛りに挑戦!「OM-1 Mark II」は史上最高峰のブレないカメラ

OM SYSTEMから新たなフラッグシップ機「OM-1 Mark II」が発表されました。
「OM SYSTEM特集ページ」にて新製品情報をまとめておりますので、こちらも是非ご覧ください。

今回は【OM-1 Mark II 先行レビュー】第三弾としまして、進化した手振れ補正を題材にご紹介いたします。
第一弾、第二弾はこちらから。
・【先行レビュー】打倒フルサイズ機!「OM-1 Mark II」は最高峰の野鳥撮影機 -進化したAI被写体認識AF/プロキャプチャーモード-
・【先行レビュー】OM SYSTEM OM-1 Mark IIを深掘り!~強力な手振れ補正とライブGND機能に迫る~

「OM-1 Mark II」の進化ポイントの一つに「最大8.5段の驚異の手振れ補正」が挙げられるのですが、OM SYSTEMの公式HPには
【10秒を超える手持ち長秒撮影も可能となり、星景写真も手持ちで手軽に撮影することができるようになりました。】
と、説明されています。

手振れ補正を強化したとはいえ「手持ちで10秒」はインパクトがあります。
さすがに10秒は厳しいのでは!?超広角レンズ限定?そんなに手振れ補正が凄いのか実際に試してみたい。
という事で、今回すべての写真を「手持ち撮影 シャッタースピード10秒縛り」で撮影してみました。
中々ない企画だと思いますので、驚きの結果をお楽しみください。

まず10秒手持ち撮影をどのような環境下で活かそうか考えてみました。
夜景、川の流れ、滝、星空…。
どれも長時間露光を活用する被写体としては定番ですが、今回最初にセレクトしたのは
「旅行中に人混みが多い場所で、不要な映り込みを抑えて街並みの情景をメインに残したい」という場面。
スナップ撮影が好きな筆者にとって、一度試してみたかった撮影条件です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F22 SS 1/13 ISO 200
人混みといえば渋谷のセンター街ということで、通常の設定で早速一枚撮影してみました。このカットも人々の行き交う動きが表現されており、決して悪いわけではありません。しかしながら日中のスナップとしては在り来たり感は否めません。
15時ごろの撮影でしたが、日も高く絞りF22にしてもシャッタースピードは1/13秒。そもそも日中に手持ちで10秒というのは無茶。と思う方も多いと思います。

しかし、その状況を打破できるのが「OM-1 Mark II」
内蔵減光フィルター「ND128」を使用することにより大幅に露光量をカットできます。
今まで「ND64」までだったものが、一段分進化してしているのもポイント。小さいようで大きな差です。
早速「ND128」にて設定。手持ちでシャッタースピード10秒という異次元の世界に挑戦です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F16 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND128

まず結論からお伝えすると
「10秒間手持ちでシャッターを切ってもブレない」
という衝撃の事実。

長時間露光を行う事で行き交う人を消し去り、日中の環境下で人がいない無機質な渋谷を表現できる。
三脚とNDフィルターを持ち運ばないと撮影できないようなカットが、スナップついでに手持ち撮影で撮ることが出来る。今までの考え方を根本的に覆す世界です。

「OM-D E-M1」世代より手振れ補正については他メーカーに比べ頭一つ抜けた性能を搭載しており、当時1~2秒の手持ち撮影が出来ることに驚いていました。
「手振れ補正はOLYMPUS!」というイメージを持っていましたが、10秒の手持ち撮影を経験して「手振れ補正はOM SYSTEM!」に書き換えられました。
「OM-1 Mark II」の手振れ補正機能はすさまじいです。想像をはるかに超えた性能。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F22 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND128

日が傾いてきて眩しい環境下。このカットも内蔵NDと手振れ補正を活用して手持ち撮影です。
看板の小さな文字までブレることなく解像されており、とても手持ちで撮影したとは思えない一枚。
このような人混みが多い環境下で三脚を立てる事は心情的にもはばかられ、中々挑戦できない方も多いと思います。

海外やちょっと遠出した旅行中にこのような写真を気軽に撮影出来る事、想像してみてください。
三脚なし、フィルター無し。カメラとレンズだけでOK。出来るだけ荷物を減らしたい旅行時にとって、これ以上のメリットはありません。
旅カメラとしてもベストなチョイスになるのではないでしょうか。

10秒間手持ち撮影が成功した!といっても、実際には数十枚撮ったうちの一枚なんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、2~3枚ほど撮影すればブレていない写真を得ることが出来ます。打率でいうと3~5割程度。慣れてくるともう少し精度も上がってきます。
勿論10秒間は極力手をブラさない集中力は必要です。息をひそめ、脇をしっかり締めてトライしてみてください。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F22 SS 1/12 ISO 200

手振れ補正もさることながら、個人的には可変も可能な内蔵NDフィルター機能が素晴らしいと感じました。
通常フィルターを持ち運ばない状態で日の出ている時間に低速シャッターを行おうとすると、限界まで絞って感度を最低にしても1/10秒~1/5秒程度が精いっぱい。
上に挙げた写真のように白飛びも目立ってしまい、思うようなイメージで撮影することが出来ません。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F14 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND128

そのような環境下でも内蔵NDフィルターを活用することでイメージ通りの撮影を行う事が出来ます。
今回の企画として「シャッタースピード10秒縛り」としたので、このカットも10秒間のシャッタースピードに合わせてF値などを設定していますが、5秒や2.5秒程度に設定することももちろん可能。
広角系のレンズで手持ち露光2~3秒であれば、高い確率でブレのない写真が得られます。
NDも2~128まで可変できるのが大きなポイント。前回公開しているブログでNDフィルターについて詳しく触れていますので、併せてご覧ください。
・【先行レビュー】OM SYSTEM OM-1 Mark IIを深掘り!~強力な手振れ補正とライブGND機能に迫る~

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F20 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND128

渋谷の交差点を少し高い位置から一枚。ここまで換算24mmの広角域で撮影しており、少し構図にも変化が欲しいところ。
折角ズームレンズを持ち出したので、思い切ってテレ側までズームした構図でも撮影してみました。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 40mm(換算80mm) F16 SS 1/6 ISO 200

まず初めに通常設定にて、テレ側 35mm換算で80mmの中望遠域で撮影してみました。中望遠で情景を切り抜くとまた違った表情を見せてくれます。
80mmで1/6秒という設定の時点でブレが気になるところですが、まったく問題ありません。10秒間の手持ちシャッターに慣れてくるとこの程度のシャッタースピードは撮れて当たり前になってきます。
それではいざ、80mmで手持ち10秒の世界へ挑戦です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 40mm(換算80mm) F16 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND128

ブレずに撮れている!
80mmという中望遠域、手持ちで10秒間露光。写真を長らく撮影している方ならこの凄さが伝わるのでないでしょうか。

しかし、一つだけ妥協してしまいました。
確かに「撮れる」のですが、さすがに支え無しの棒立ちで中望遠 手持ち10秒はキツいというのがリアルなレビューです。
3~4カット程度撮影してみましたが、どうしても微細なブレが生じてしまいます。SNSに投稿する程度であれば全く問題ないのですが、些細なブレが気になる。
近くに腰の高さの手すりがあったので、寄りかかって体を支えてもらいながら手持ちで撮影を行いました。
逆に考えてみると「手すりや電柱などのちょっとした支えがあれば手持ちでも撮れる」とも言い換えられます。
さすがに身一つだけでの撮影は厳しかったですが、十分すぎる成果です。

最大8.5段の補正力を考慮すると「10秒 → 1/25~1/50」という計算になるので、大体25~50mm程度の焦点距離であれば手振れを抑えて撮影することが出来そうです。(一般的に1/焦点距離=手振れが起きない基準といわれています)
体感的には公称値に偽りなし、かなり強力な手振れ補正が搭載されていることに間違いありません。

先ほどの写真より隅の部分を等倍トリミングで拡大してみました。いかがでしょうか、本当にブレることなく撮れていることが分かると思います。
80mmという中望遠を10秒間露光。三脚なし、手持ち撮影で撮りました。と言われても信じがたい結果です。
しかしそれを現実にしてくれるカメラ、それが「OM-1 Mark II」。べた褒めですみません、でも本当にもの凄い手振れ補正力です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 17mm(換算34mm) F3.5 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND128

撮影場所をガラっと変えて、浅草の方まで足を運びました。ここから夜景スナップをご紹介していきます。
スカイツリーを真ん中に置いた一枚。走る車のライトが綺麗に流れており、水面も長時間露光らしく滑らかな表現になっています。
構図をメインに考えてズーミング。80mmで撮影に挑戦した後だと34mmという焦点距離が可愛く感じれらます。

等倍カットもご紹介いたします。全くブレなし、35mm程度であれば余裕すら感じさせます。このレベルの補正力があれば臆することなく低速シャッターを活用することが出来そうです。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F14 SS 10秒(手持ち) ISO 200

交差点に差し掛かったところで撮影したカット。走り抜ける車のライトに加え、強い光源が多数あったので夜景ならではの光芒(絞りこむと現れる☆のような光)を活かしてみました。
街並みを撮ることはもちろん、工場夜景なども手持ち撮影で光芒を活かした写真を撮ることが出来ると思います。

今回注目頂きたいのがISO感度。夜景で絞り込みが必要な撮影の場合、手持ちであればシャッタースピードを上げなければならない=ISO感度を上げる必要があり、手持ちで撮影すると高感度ノイズが気になる場面。
しかし手振れ補正を最大限生かすことによりISO感度を最低限に抑えることができ、結果としてクリアな写真を得ることが可能となります。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F4.5 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND128

橋の手すりにピントを合わせ、NDフィルターを活用して開放近い設定にて10秒露光。本来であればもう少し左側の車道に車が通り光のライン見える想定だったのですが、残念ながら上手く表現することが出来ませんでした。
しかしこのカットをご紹介したのは手すりの質感が予想以上に艶やかで生々しかったからです。冷え切った手すりの質感が伝わってきます。
内蔵NDフィルターを活用しても画像劣化は起きず手振れも感じられない「OM-1 Mark II」らしい一枚に仕上がりました。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 17mm(換算34mm) F11 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND32 ※トリミング

本ブログの冒頭にも採用した、スカイツリーと交差点のカットを縦撮りで撮影。
本撮影を行う上で最も撮影してみたかったスポットで思い通りの一枚を撮ることが出来ました。
この局面で難儀したのが「縦構図」です。カメラを「横に構える」のか、「縦に構える」のかで大きくバランスが異なるので、体のブレ方にも変化が生じます。
「横構図」であればブレを抑えて撮影できるのですが「縦構図」にするとホールド力が落ち、結果としてブレが大きくなってしまいます。このカットを撮るために5~6枚ほどシャッターを切る必要がありました。
ブレを抑えるには撮影者自身のカメラの構え方にも工夫が必要という事を体感した一枚となりました。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F10 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND32

夜の浅草の路地裏を歩いていると唐突に表れるスカイツリー。少しローアングルな位置から撮影してみました。
人並みも少なくなり、ゆっくりと足を止めて撮影できる時間帯です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」 12mm(換算24mm) F9 SS 10秒(手持ち) ISO 200 内蔵ND64

最後の締めとして浅草寺を撮影しました。
19時ごろでも観光されている方が多く見受けられましたが、長時間露光を行う事で人が不必要に目立つことなく浅草寺をメインに写し出すことができました。
低速シャッターにも色々なメリットがありますが、観光地での撮影の際は特にメリットが多いように感じます。
そんなカットを三脚を使うことなく撮影できるのが本機最大のメリット。スペースを占領せずスマートに撮影することができます。
(※三脚はなくとも立ち続ける必要があるので、邪魔にならないよう周りの状況については十分気を配って撮影を行ってください。)

以上、いかがでしたでしょうか。
「10秒シャッタースピードを手持ち撮影」
かなりキャッチーで非現実的な内容ですが、本当にここまで撮れるとは正直思ってもいませんでした。
普段三脚を持ち歩くのが面倒で長時間露光を活用した写真をあまり撮影しないのですが、「OM-1 Mark II」を使ってみてその面白さに気づいてしまいました。
手持ちで撮影できる世界が大きく広がる一台。是非体験してみてください。

マップカメラでは先行してYouTube動画とフォトレビューサイト Kasyapaにて作例を交えたファーストレビューを行ってきましたので、そちらも是非ご覧ください。

913: 質実剛健、確かな進化。『OM SYSTEM OM-1 Mark II』

『OM-1 Mark II』各種のご購入はこちら!
当社インターネットサイトからのご注文は【ネット限定 マップカメラ2年保証】付きです。

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年02月10日 19時04分 ]

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【SONY】α9Ⅲ×動物園

世界初のグローバルシャッターを搭載したフルサイズカメラ「α9Ⅲ」

今回この世界初のカメラと共に、動物園へ赴きました。


組み合わせたレンズは、FE 70-200mm F2.8 GM OSS Ⅱと要所ごとに2x Teleconverterを用いて撮影を行いました。
今回の撮影地は動物園なので、全体的に手前側に網が多いシチュエーションが予想されます。なので、網のあるシーンではF2.8の被写界深度の浅さを用いて網を消して行こうという事でこのレンズとなりました。
また、2倍のテレコンを合わせて持ち歩くことでテレ端を400mmにして遠方の被写体にも対応できるようにします。元がF2.8通しなので400mmでもF5.6となります。


本機の特徴の一つが、プリ撮影機能。
最大一秒前までの撮影データを記録してくれるので、今まではいい表情が出たときにシャッターを押すといった撮り方だと手遅れで記録が出来ていなかった・・・といった経験があると思いますが、そういったシチュエーションでもこの設定を適用しておけば撮り逃しを大幅に減らすことが出来ます。


先程の作例は、上記作例写真のタイミングでレリーズボタンを押下した時に、そのプリ撮影機能を用いて記録されていたカットになります。リンゴを食べている時の写真なのですが一口齧るとその場で俯いたままむしゃむしゃする時と顔を上げてむしゃむしゃとする時があり、さらに顔を上げた時に一瞬こちらに目を向けるときがあります。その時「あっ!」と思い咄嗟にシャッターを切りました。筆者のレリーズタイミングでは間に合わなかっていなかったのですが、カメラでデータを確認してみるとプリ撮影のおかげでこちらを向いた瞬間を収めることが出来ていました。

また、プリ撮影を有効にしている際にシャッターを全押した時からどの程度遡れるかを設定することが出来(0.05秒~1秒の20段階)、自身の反応速度や用途に合わせて設定が可能です。

そしてこのプリ撮影の機能、作動させるタイミングを「①半押しAFのみ/②AFオンなどの割り当てられた方法でAFを作動させた場合/③両方」の中から選ぶことが出来、筆者は②の設定にして撮影を行いました。
これにより、プリ撮影が不要な時は半押しAFを行い、必要な時はAFオンボタンに割り当てたAFを作動させることで撮りすぎるのを防ぐことが出来ます。

 


続いて特徴というよりは、多くの方が気になっていたであろう部分の一つがISO感度もとい高感度のノイズ耐性。
SONYがα9Ⅲの発表後に行っていた先行体験会で多くの方が実際に触りその性能を目の当たりにしたことで、様々な意見が飛び交っている部分の一つであると思います。筆者の個人的な意見・感想を述べるのであれば、ノイズ耐性についてはISO3200まではさほどノイズが気にならないと感じました。
上記作例は被写体ブレ防止の為シャッタースピードを稼ぐべく、ISOを3200まで持ち上げて撮影を行いました。拡大した作例をお見せ出来ないので分かりにくいかもしれませんが、被写体周辺部を見ると少しザラっとした印象を受けますがこの程度であれば全然許容範囲内であると感じます。

 


上記二枚の作例はISO2000にして撮影を行いました。
ISO3200と比較をすると目に見えてザラつきが抑えられているのが分かります。

 




ISOの問題さえクリア出来てしまえばα9Ⅲの描写力は非常に素晴らしいの一言です。
ベースISOが250まで引きあがった事でダイナミックレンジが従来のモデルよりも劣ってしまうと言われておりますが、正直このレベルであれば、全く気にならないレベルだと筆者個人は感じました。

 


最後はリカオンです。
パッと見た時ハイエナっぽいビジュアルですが、ハイエナはハイエナ科でリカオンはイヌ科の肉食動物。体格もハイエナより小柄で生息地も同じなので見た目はハイエナっぽいですが、ハイエナはリカオンにとって天敵だそうです。

今回撮影させてもらったリカオンは、非常に元気が良く筆者が撮影に訪れた際には展示場の網の目の前まで来てくれました。

あまりにもこちらに興味津々で来てくれるので、非常に可愛らしかったのですがかなり近くまでそこそこのスピードでグッと寄って来てくれるので従来の感覚だと連写はしてもピントが抜けている写真がかなり多かったのですが、α9Ⅲは別格でした。

 


この可愛いリカオンを写真に収めるべく、連写を続けながら撮影を行いました。
積層型センサーモデル特有のブラックアウトフリー、カメラに任せっきりに出来る優秀な追従AF、α9Ⅲのおかげで構図を気にしつつもしっかりピントの合っている写真を量産することが出来ました。
今までは見るからにピントの抜けている写真はカメラでチェックする最初の段階で消したりしていたのですが、カメラで見る限りはそういった写真が見受けられなかったので全て持ち帰って確認することになりました。

 


120fpsに加えプリ撮影がある事を知った上で、撮り過ぎないように気を付けていても最終的には2200枚近くもシャッターを切っておりました。
驚くべきは、そのほとんどの写真にピンボケが無かったという事実。

どれもピントが来ている写真なので、構図的にどうか、同じようなカットじゃないかの確認がほとんどだったので、いい意味で写真の選別が非常に大変でした。

AF設定については、様々な設定が可能で今回筆者は動物・鳥の瞳AFのみ検出対象に設定をした上で被写体に応じてカスタムボタンに割り当てて切り替えを行いつつ撮影を行いました。
また、検出後は粘る設定にしておくことで手前の他の被写体に引っ張られないように設定することが出来ます。
今回の撮影に持ち出したレンズはSEL70200GM2なので、近接撮影の性能も非常に優れています。なので同一の被写体が複数いるシチュエーションでは手前を優先して探すので、粘る設定にしておくと外れにくくなります。

また、通常のAFオンでは網にピントが合ってしまうのが気になる方は、「被写体認識AF」をカスタムボタンに割り当ててそこからAFを作動させることでそういった事故を防げます。


いかがでしょうか。
ただでさえカメラに依存しきれるAF性能を有している上に、カスタマイズをすることにより更に自身の用途にピンポイントで合わせていく事が出来るα9Ⅲ。

ベース感度の向上により従来モデルよりダイナミックレンジがわずかに弱くなった点は否めない撮影シーンはありました。
また、ISO感度が上がりザラついてしまうシーンも従来機に比較すると多い印象です。しかし、このような書き方をしては元も子もないかもしれませんが、昨今はAI技術が進歩しているおかげでノイズの処理は後からどうにでもなることは多いです。
今回の撮影を通して、ノイズ耐性以上に高いAF精度・プリ撮影+120fpsの連写性能により、ピンボケや撮り逃しといったAI処理ではどうしようも無い部分を撮り切る方が今後のカメラ本体に求められる機能としては重要なのではないかと、そしてそういった用途においてはα9Ⅲは最適解であると筆者は感じました。



[ Category:SONY | 掲載日時:24年02月10日 18時31分 ]

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【SONY】SEL70200GMで楽しむ公園スナップ

写真を撮る方あるあるだと思うのですが、つい特定の画角を好んでしまいがちになります。

かくいう私も85mmや135mmといった中望遠の画角で写真を撮ることが多いです。
中望遠のレンズはとても使いやすく、ついつい選んでしまいます。

ボケが大きく表現できるので、被写体を強調できますし、
圧縮効果で背景がグッと近づくので、背景が雑多になりにくいです。

なので、こんな風に他のお花がたくさん生えているような花壇でも、
大きくぼかしてくれるので、被写体のお花に目がいきます。

中望遠は一目見て一眼っぽい写真になるので、個人的にいい写真が撮れた、と感じることが多いです。

今回は、「ILCE-7M4」と中望遠の画角を含んだ「SEL70200GM」で公園でお散歩しながらスナップを撮影してきました。

この橋は、遠くから人が通るタイミングを狙って撮影しました。

人がいないと、味気ない写真になってしまったので、
上手くフレームインさせることで、見るべきポイントを作ります。

ここはとても自然豊かな公園で、公園の中に川が流れていました。

高低差がある場所で、滝までありました。

三脚を持っていなかったのですが、手すりに頑張って固定して、
少し長めにシャッタースピードを設定しました。

三脚なしでしっかり撮れたのは、やはりボディに手ブレ補正が入っているからでしょう。

そして冬は旬の花が多くはないイメージでしたが、様々な花が咲いていました。

冬の花の代表、椿。

ナンテンのような赤い実も、水仙も、冬らしさを感じます。

そんな中、ふと見上げると

梅の花が咲いていました。
白い花だけでなく、まさに紅梅色の梅も咲いていて、段々と春が近づいている気配を感じました。

「SEL70200GM」は、GM初期のレンズで、とてもボケが柔らかいレンズです。

ボケが柔らかいと聞くと、背景がうるさくならないボケ味を想像するかもしれません。
もちろん背景のボケが滑らかで綺麗なのはもちろんなのですが、
「SEL70200GM」は、ピント面から徐々にボケが大きくなります。

レンズによっては、ある一定の距離から大ボケしてしまうものもあるのですが、
滑らかに、徐々にボケが大きくなることにより、立体感のある描写が実現しています。

昨今の解像感が非常に高く、ボケも美しいGMレンズの描写も素晴らしいですが、
全体的に柔らかな雰囲気で、味のある描写はこのGM初期ならではで、私のお気に入りの一本です。

スナップから風景、お花まで撮れる映えレンズ、「SEL70200GM」いかがでしょうか。


[ Category:SONY | 掲載日時:24年02月10日 16時20分 ]

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【FUJIFILM】おいしい魚を求めて【フジノン  XF18-120mm F4】

【FUJIFILM】おいしい魚を求めて【フジノン XF18-120mm F4】

おいしい魚が食べたい
唐突に思った訳ではなくそういう周期があります。

本日は午後から雪の天気予報でしたが、
魚を求めて豊洲に行って参りました。

持ち出したのは
「FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XF18-120mm F4 LM PZ WR」
海があるから広角、望遠で撮りたい、近接撮影の機会もあるかもなどの希望を、
幅広く叶えてくれる一本です。

今回は動画撮影はしてませんが、一定の速度でズームを動かせる定速ズーム機能が付いていて、
動画にも強いレンズとなっております。

ゆりかもめに揺られて到着して、すぐに雪が降ってまいりました。
建物内に逃げ込みます。

豊洲に新しくできた商業施設は提灯やら大漁旗やら和テイストな作りになっており、
寿司、温泉など日本らしさを堪能できるところでした。


昼食にはお待ちかねのおいしい魚をいただきました。
最短撮影距離0.6mなので意外と寄った画が撮影できます。

室内での撮影ではレンズに手振れ補正がついていないのでボディ側は手振れ補正のついている機種を選ぶことをお勧めします。


外が曇天なのでフィルムシミュレーションのモノクロに切り替えて、
明暗を楽しむ撮影にしました。

雪が降る中、築地も寄ってみましたが、
すでに各所でシャッターが下りていました。

築地の閉めは早いです。


帰路に着く頃には本格的に雪が強くなって参りました。
防塵防滴の作りとなっているので多少の雪なら問題なさそうです。

メーカーより「トラベラーズーム」として公表されている通り、
どこかに行くならこれ一本でだいたい撮影ができるように、標準レンズから望遠、近接までこなせる使い勝手の良いレンズでした。

 

 

 

[ Category:etc. FUJIFILM | 掲載日時:24年02月10日 15時00分 ]

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【いつもとなりにきっと vol.4】フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR

【いつもとなりにきっと vol.4】フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR

すでに何年もカメラで撮影を楽しんでいる、つい最近カメラを購入した、これからカメラの購入を検討している。様々な状況があるかと思いますが、レンズ交換式のカメラで本当にはじめての購入という場合、多くはレンズキットを購入するパターンが多いのではないでしょうか。

レンズキットは別々で購入するよりもお得に入手でき、使いやすい標準ズームレンズが一緒であることが多く、どのようなレンズを購入すべきか分からない時には大変ありがたい存在です。
今回の連載ブログでは、はじめのパートナーともいえる所謂”キットレンズ”にフォーカスし、改めて”キットレンズ”の魅力をお伝えできればと思います。

第4回目ご紹介するのは「 FUJIFILM フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR 」です。
35mm判換算で24-122mm相当と広角から中望遠までの焦点距離をカバーし、全域で開放F値4の明るさを実現している使い勝手のいいズームレンズです。X-T3、X-T4、X-H2などのキットレンズとして採用されています。
質量は約440g、長さはワイド端で88.9mm、テレ端で131.5mmと10cm前後とそれなりの存在感がありますが焦点距離を考えると十分小型といえる範囲だと思います。

最短撮影距離は約35cm、最大撮影倍率0.25倍ということでケーキを画面いっぱいにおさめてみました。行きつけのケーキ屋さんのカスタードコロネが絶品なのですが、そのコロネを使用してもらったケーキになります。肝心のコロネはほとんどボケた状態ですが、コロネ6つをピラミッド状に組んだ後生クリームたっぷり、フルーツをふんだんに盛り付けてくれました。

去年訪れた植物園に併設されたお店で購入したドライフラワーはふわふわ感が可愛らしくて思わず購入したものです。花はさすがに色あせてきたので近々仕立て直そうかと検討中です。

大輪のように見せかけて最近購入したミニバラです。室内での撮影が続きますが 6.0段の手ブレ補正機能を搭載しているため、室内撮影でもこの後ご紹介する夜間の撮影でも強力にサポートしてくれました。

つい最近関東でも降雪した記憶が新しいですが、「 XF16-80mm F4 R OIS WR 」は鏡筒の10ケ所にシーリングを施し、防塵・防滴・-10℃の耐低温構造となっています。ここまでの降雪の場合は注意する必要がありますが、ある程度小雨や埃が舞うアウトドアの環境下でも安心して使用できます。

ここから夜間の手持ち撮影となります。歩いていてふと気になった瞬間を切り取ってみる、気負わずに撮影できるのは最初から付き合いのあるキットレンズならではだと個人的には感じています。
ふと思いついたローアングル撮影では夜間に加えてだいぶ不安定な体勢でしたが難なく撮影できました。

同じ組み合わせを日々使用していると後から見返した時に気付きがあるものですが、筆者の場合はここでご紹介した以外にも望遠側での撮影が多かった印象です。
改めてこのレンズの魅力を考えてみると描写に関してはいうまでもなく、使い勝手のいい焦点距離範囲や手ブレ補正によるサポートはもちろんのこと、ストレスなく静かで速いAFもあると思いました。
スチルメインの方にも動画メインの方にもぜひおすすめしたいレンズです。

スタッフが”キットレンズ”の魅力をご紹介する【 いつもとなりにきっと 】次回もぜひお楽しみに。

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[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年02月09日 19時00分 ]

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EOS Rシリーズ×オールドレンズ編 Vol.1

キヤノン初のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R」が登場してから早5年。
ミラーレスになったことでレンズとセンサーの距離を短くなり、いままで装着できなかったレンズをアダプターを介すことで使用することができるようになりました。
EOS Rシステムに様々なMFレンズを装着し、撮影を楽しむという本連載ブログ。
本日使用したレンズはPENTAX SUPER-TAKUMAR 55mm F1.8です。
それでは作例をご覧ください。

使用ボディCanon EOS RP

使用ボディCanon EOS RP

こちらのレンズは既に知っている、使用している方も多くいるかと思います。私も初めて選んだオールドレンズはこのPENTAX SUPER-TAKUMAR 55mm F1.8でした。最初のオールドレンズは何がいいかと悩まれている方に、私が長い間使用してきたのでこのレンズでどのような写り方、撮影ができるのかをお伝えしていきます。

使用ボディCanon EOS R6 Mark II

使用ボディCanon EOS RP

使用ボディCanon EOS RP

オールドレンズならではのこの円形ゴーストが好きで、このレンズを選んだといっても過言ではありません。
個体によって出やすいものと出にくいものがあるので、すべてのレンズがこのように綺麗に出るわけではありません。角度によっても出方が異なるので少し難しいかもしれません。

使用ボディCanon EOS RP

使用ボディCanon EOS RP

使用ボディCanon EOS RP

このレンズはポートレート撮影にも使用できますし物撮り、スナップ撮影にも使えるので使用範囲が広いです。
重さも215gと軽量で持ち運びにも適しています。

使用ボディCanon EOS RP

使用ボディCanon EOS RP

オールドレンズの定番と言ったらこのレンズ。というほど人気なレンズで、初めてのオールドレンズにピッタリな一本だと私も思います。

そして動画も撮影してみましたのでこちらもぜひご覧ください。

使用ボディCanon EOS R6 Mark II

ボディ内手振れ補正搭載のボディなら動画撮影の時にも大変助かります。
とはいえフォーカスも自分で動かす必要があるので手持ちだと少しブレやすいです。
ですが、現行レンズで撮影する時とは違った雰囲気で動画が撮れるのはいいところです。

EOS Rシリーズ×オールドレンズ編ということで今回は王道PENTAX SUPER-TAKUMAR 55mm F1.8を使用しました。
次回のVol.2もお楽しみに。

 

 

今回使用したマウントアダプター

「新品はインターネットからのお買い物で安心安全の2年保証付き!」

中古はこちらから!

PENTAX SUPER-TAKUMAR 55mm F1.8は入荷してもすぐに売れてしまうため、日々要チェックです。

[ Category:Canon | 掲載日時:24年02月09日 16時16分 ]

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【Leica】マップカメラ厳選!ライカアラカルトの魅力をカメラ専門店スタッフが動画で紹介します!

【Leica】マップカメラ厳選!ライカアラカルトの魅力をカメラ専門店スタッフが動画で紹介します!

Leica Boutique MapCamera Shinjuku は皆様の多大なる「ライカ愛」のおかげで11周年を迎えることができました。
今回は「ライカアラカルト カスタムレザーサービス」についてご紹介します!
ぜひ最後までご覧ください。

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:13 ライカアラカルトとは?
01:36 1色め : アニス
02:17 2色め : アクアティック
02:58 3色め : パッション
03:47 4色め : オレンジ
05:28 5色め : ゼラニオ
06:38 エンディング

 動画の概要について

「ライカアラカルト カスタムレザーサービス」ではカメラ本体の外装レザーを、上質でカラフルな35種類の中から選んでお好みのレザーに変更できます。
本来であればご自身で色を選びオーダーするという流れになりますが、今回はマップカメラで厳選した5色とライカ「M11」「M10」「Q2」の3機種、合計15台をご用意しました!

各カラーの魅力や質感をご紹介していきます。

まずは1色め「アニス」
イエローとグリーンの中間色のような色合いをしています。
革は滑らかなスムースタイプのカウハイドレザーが使用されています。

続いて2色め「アクアティック」
ブルーに少しグリーンが入ったような色合いで、Leicaロゴの赤バッジと相まってとても存在感があります。
革はスムースタイプのカウハイドレザーです。

続いて3色め「パッション」
濃い目のピンクが美しいです。
アニス・アクアティックと同じくスムースタイプのカウハイドレザーになっています。

続いて4色め「オレンジ」
名前の通り鮮やかなオレンジ色です。
こちらは立体感のある革目模様が特徴のファイン・グレインドタイプレザーが使用されています。
手触りとグリップ感の良さがスタッフおすすめポイント!

最後の5色めは「ゼラニオ」
赤とオレンジの中間色のような、他ではなかなか見ることのできない色合いです。
先ほどの「オレンジ」と同じくファイン・グレインドタイプレザーが使われています。

こちらの5色いかがでしたでしょうか。
ライカアラカルトでは自分の趣味嗜好に合う1台が見つかります。

通常であればご自身の愛機を「ライカアラカルト」にオーダーし、手にするのにも時間がかかります。
今回はマップカメラが選んだ珠玉のカスタムレザーの中から気に入ったものがあれば、すぐに手にしていただけるまたとない機会です。ぜひご検討ください。

「この色が欲しい!」などありましたら、チャンネル登録、高評価、コメントで教えてください!

動画でご紹介したアラカルト商品はこちらをクリック↓

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月09日 12時13分 ]

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【Nikon】Z7×Creative Picture Control vol.5

写真や映像をイメージ通りに仕上げるピクチャーコントロール
今回は基本となるピクチャーコントロールから更に追及されたクリエイティブピクチャーコントロールをご紹介いたします。D780やZ シリーズには、基本の8つのピクチャーコントロールに加えて20種類の「クリエイティブピクチャーコントロール」が新たに搭載されました。
色合いや階調、彩度などを細やかに作り込み、撮影したときの気持ち、空気感や温度といった微妙なニュアンスも写真に込めて表現できそうな多彩なモードになっています。

ご紹介させていただくクリエイティブピクチャーコントロールは「チャコール」「グラファイト」「バイナリー」「カーボン」です。
Nikonの公式にて「チャコール、グラファイト、バイナリー、カーボン」は下記のように説明されています。
『チャコール』
墨の濃淡で描いたような優しい雰囲気のモノクロームに。黒つぶれや白とびを抑えた、軟調のモノクローム画像に。輪郭を弱めているため、冷たくなりがちな白黒の世界に柔らかさを演出できます。
『グラファイト』
くっきりとした輪郭とつややかな黒で光を効果的に表現。コントラストと輪郭を強めた、硬調なモノクローム画像になります。メリハリのある画が得られます。
『バイナリー』
ディテールが省略された、主役が引き立つ力強い描写に。ほぼ2階調の、パキッとしたモノクローム画像を撮影できます。白と黒だけの世界をより強く、個性的に演出できます。
『カーボン』

黒を基調にしたグラデーションで、どっしりと厚みのある画づくりに。全体的にアンダーな、より黒を強調した画調になります。重厚感のある画づくりを求める方におすすめです。

------------------------

モノクロ系のピクチャーコントロールだったので、建物や家具といったものがあうのではないかと考え、今回は東京駅近辺でスナップ撮影を行いました。
まずは撮影した写真をご覧ください。


Creative Picture Control : チャコール


Creative Picture Control : チャコール


Creative Picture Control : グラファイト


Creative Picture Control : グラファイト


Creative Picture Control : バイナリー


Creative Picture Control : バイナリー


Creative Picture Control : カーボン


Creative Picture Control : カーボン

クリエイティブピクチャーコントロール毎に明るさや階調、ディテールに至るまで大きな変化があることがわかります。
ここからは一枚の写真をパラメーターを変更せずにボディ内現像を行い、クリエイティブピクチャーコントロールのみを変更してみました。
これまでの作例以上にその変化がわかりやすいかと思います。

クリエイティブピクチャーコントロール毎に個性が出ているのがわかります。
カメラは同じ設定ですが、「グラファイト」「バイナリー」、「カーボン」の3種類はかなりアンダーになっています。
違う写真でも比べてみましょう。


「チャコール」はその他と違い、白、黒つぶれがなくしっかりと全体を写し出してくれています。細かいディテールも非常に見やすくなっています。いわゆる、軟調なモノクロームです。
「グラファイト」は黒がしっかりとでており、輪郭がかなりわかりやすいです。”硬調”という言葉がぴったりな写りだと感じました。
「バイナリー」はNikonの説明通り、ほぼ2階調。普段見ることのない白と黒で構成された写真の新鮮さに惹かれ、今回の撮影では一番使用したクリエイティブピクチャーコントロールとなりました。ただディテールがほとんどと残らないなど、強すぎる個性に押され筆者には使いこなすことができませんでした。
「カーボン」こちらも黒が特徴的なクリエイティブピクチャーコントロールです。ただグラファイトやバイナリーほどの強烈な黒ではなく、しっかりとそのグラデーションを出してくれています。またグラファイト、バイナリーほどアンダーではないので、比較的使いやすいと感じました。

「チャコール」「グラファイト」「バイナリー」「カーボン」
今回はモノクロ系のCreative Picture Control を4種類ご紹介いたしました。
それぞれに、特徴があり非常に楽しい撮影をすることができました。普段は使わない色なども積極的に使ってみようと思いました。

本連載ブログにて各クリエイティブピクチャーコントロールの特徴をお楽しみいただければと思いますので、また次回のブログをお待ちいただければと存じます。



[ Category:Nikon | 掲載日時:24年02月08日 19時00分 ]

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【OM SYSTEM】探梅日和

2024年ももう2月に突入しました。寒さが厳しい今日この頃、皆様はどのように休日をお過ごしになられますか。
布団が体から離れてくれないことを理由に、冬は家にこもりがちの筆者ですが、この日は意気揚々と身支度をしてお散歩へ。天候にも恵まれ、足取りも軽やかに目的地の神代植物公園へ向かいました。

お供のカメラは、OM SYSTEM OM-5。
2022年11月に発売されたマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラです。本機はOLYMPUSからカメラ部門が独立、OMデジタルソリューションズとなってから初めて「OM SYSTEM」のロゴが採用されました。
今まで培われてきた伝統的なデザインは残しつつ、新たな進化を感じる記念すべきモデルです。

装着したレンズは、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macro。
こちらは2012年10月に発売された等倍マクロレンズです。
35mm 判換算で焦点距離120mm、撮影倍率は2倍相当。誰が隠したのか、小さな木のうろにどんぐりがありました。子供かな、リスかな、と想像を膨らませて先に進みます。

今回のお目当ては、梅の花。見頃より少し早い気もしますが、開花は始まっていました。
朝の園内はひとけがなく、梅の木をほとんど独占状態で満喫…自然を感じて心がとても癒されます。
2枚目の蕾達は緑萼梅(リョクガクバイ)といって園芸用に作られたものだそうです。
ボランティアの方と雑談をしながら”探梅”という言葉も教えてもらい、素敵な題名をつけることができました。

時間はあっという間にお昼頃。風になびくすすきがきらきらと太陽に照らされていました。
フォーカスの範囲を設定することで素早くピント合わせが行える、フォーカスリミットスイッチ。このスイッチを切り替えるだけで撮影距離に応じて、風景とマクロ撮影、どちらも瞬間的に撮影を楽しむことができます。

お腹が空いてお蕎麦屋さんへ。第2のお目当ての深大寺そばです。
直ぐにいただきたい気持ちをグッとこらえて、撮影した1枚。OM-5の前モデルと言われている「OM-D E-M5 Mark III」から、小型軽量な外観デザインと操作性を引き継ぎつつ、進化した画像処理エンジンによって画質がより向上しています。本体充電が可能な点も本機の魅力の一つです。筆者はお蕎麦を、カメラは充電を、互いに腹ごしらえをすませてお暇しました。この写真を見る度に、お蕎麦の味を思い出してしまいます。

お腹も心も満たされて、梅見を再開。鮮やかな桃色のこの梅の名前は八重寒紅(やえかんこう)です。
3種類の特殊硝材で構成されているM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは、望遠系のマクロレンズで目立ちやすい色にじみを防ぎ、絞り開放から高コントラストかつシャープな描写性能を楽しむことができます。

強力な5軸の手ブレ補正が搭載されているOM-5。ボディ単体時は6.5段、一部対応レンズと協調したシンクロ手ブレ補正時では7.5段の補正能力があり、手ブレの心配から解放されます。
マクロ撮影時の綺麗な円形状のボケは、絞り開放値で周辺部までしっかりと光を取り込み、口径食を防ぐことで実現されました。
”写したいもの”と”ぼかしたいもの”をいい塩梅で撮影できる、素敵なカメラとレンズの組み合わせです。

日が傾き、園内には閉園のアナウンスが流れ始めました。夕日がシロサギを格好よく照らしています。

OM SYSTEMのカメラと感じる自然は、苦手な冬を少しだけ好きにさせてくれました。今回は晴天でしたが、お天気に恵まれない日でも、防塵防滴構造なので安心して持ち歩くことができます。自然や四季をより一層堪能できる素晴らしいカメラです。

マップカメラのネット購入ではお得な特典がございます。一部商品は店頭でお試しして頂けますので、お気軽にお申し付けください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 









[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年02月08日 17時17分 ]

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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.5 ~SL2+Summilux M75mm F1.4編~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.5 ~SL2+Summilux M75mm F1.4編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えます。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
本日より始まる連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!

今回筆者のセレクトはSL2+ズミルックス M75mm F1.4。
レンジファインダーではピント合わせが非常に難しいながらも、オールドレンズ特有の趣と
75mmの大口径ライカレンズという現在ではまだ不在の場所に位置している1本。
SL2と組み合わせると一体どのような写りが現われるでしょうか!

ご覧の通り、フレアとゴーストが盛大に発生します。
滲みも非常に強く使い方に慣れが必要なところですが、この柔らかさと脆さこそ大きな魅力。

逆光で正面から撮影しました。フリンジもパープル/グリーン両方出ており、なかなか楽しい写り。
落ち着いたコントラストと若干寒色のカラーバランスは特に調整はしておらず、
そのままでこの色が出るのはSL2との相性が非常に良く見えます。

光と影もしっかりと捉えます。先述した落ち着いたコントラストのおかげでシャドーの階調も深く、
感覚的に2段位はアンダーに露出を落とす事もできます。
ライカのレンズの中でもズミルックスM75mmのコントラストは恐らくズマリットやクセノン等と比べられるほどに穏やかかもしれません。

順光で撮影するとこの通り。
SL2のセンサー性能の高さとレンズの個性が上手く重なって周辺は少し甘いものの、線も硬すぎず、
ディテールや発色は本当にしっかりしています。どことなくCCD時代のボディを彷彿させる発色です。

最短付近の距離でAPS-Cにクロップしています。35mm換算115mm相当。
少し色味は好みに調整しています。90mmになると最短撮影距離が1mと遠くなる一方、
75mmであれば0.75mまで寄れるので実は非常に重宝する焦点距離です。
クロップしても2600万画素相当のデータが残っているので、75mmと115mm相当を1本でカヴァーできるのは大きな魅力とも言えます。

Leicaのボディを使用すると真っ先に感じるのはシャドーの表現力。
光と影が複雑に絡み合えば絡み合うほど、Leicaのボディは真価を発揮するようにも感じます。
滲みや甘さは勿論開放付近では見られますが、ここまで写っていると性能だけでは見えない様々な魅力が浮かんできます。

絞ると繊細な線と細かい情報もしっかりと記録。
これもまたズミルックスならではの特徴。35mmや50mmも同じような傾向で絞ると
切れ味鋭く繊細な画を見せてくれます。先述したように「35mmの第二世代ズミルックスをそのまま望遠にしたような写り」と言えるかもしれません。

夕刻で軽い登山のような高さまで上り、日没も近く困ったところで
綺麗に咲こうとしている椿を見つけました。こちらもクロップして最短付近での撮影。
M型ライカ等でもこの位対象を大きく写すには0.7mだと少し物足りなさもあります。
75mmのレンズで現在のLeicaデジタルボディならこのように大きく対象を切り取る事が可能です。

日没も近くなった時、光の角度を捉えて撮影してみました。
フレアが発生しつつもディテールや発色も良くポートレートで使用してみたくなります。
M型ではピント合わせが非常に困難なこのレンズも、SL2のファインダーなら容易です。
ボケも色収差が大きく、背景はできるだけ情報の少ない方がより印象的な1枚を作ることができます。

ストリートで使用するとどうなるのか?75mmの画角は50mmの延長線上にあると筆者は認識しています。
より撮影したい対象を印象的に切り取る事ができる一方、引いて全体を撮るような方法は50mmよりも少し慣れが必要です。
「何を撮影するか」という意思の強さが必要になります。

しかし引いて撮影するのも慣れてくると、このように傍観者の視点で撮影するのが容易に。
全体よりも歩いていて目に留まるものや、人物等を撮影する事が多い方には50mmよりも75mmが
使いやすいかもしれません。しかし鏡胴が長くなってしまうところだけは考えもの…。
夜に撮影すると光の滲みが雰囲気を盛り上げてくれます。モノクロームでも良さそうです。

周辺を見ると前回のNokton 50mm F1と同様、周辺の収差は大きめです。

自動車の金属をしっかり表現。Leicaは自動車の撮影を行うユーザーも実は非常に多いと聞いています。
何度か撮影を行っていますが再現度が非常に高く、見たままの金属の質感がそこにあります。
他のメーカーのボディで撮影するとどうしても重量感が少し足りないと感じる事も。
しかしLeicaのデジタル機で撮影した自動車の写真は重量感もしっかりと記録しており、
レタッチの必要性を感じさせない程に撮影の対象としてはとても相性の良い組み合わせです。

今年は辰年。布で紡がれたディスプレイの龍は圧巻でした。
滲みの奥に布の微細な部分も潰れずそのまま残っています。
オールドレンズに部類される本レンズは正に使いやすく、使いこなせば千変万化の写り。

今回使用したのはフード組込型の第2世代のレンズ。
こちらの作例では、1世代目に当たるフード分離型の写真が掲載されています。
1世代目のがより写りとしては柔らかく、安定性で考えれば2世代目がオススメです。

SL2との使用は非常に快適で、大口径の望遠レンズとしても比較的コンパクト。
75mmの大口径レンズとなると今ではアポズミクロンとノクティルックスのみとなりました。
ズミルックスM75mm F1.4の座席は未だに空席のまま、何十年もの時が経過。
その為人気も衰えず、なかなか出会う事も珍しいレンズとなっています。

”出会った時が買い時”

ここまでハッキリと言い切れるレンズも筆者の感覚としては珍しい1本です。
M型をお持ちのだけでなく、SLボディをお持ちや興味のある方もこのレンズを見つけたら
是非まずは試してみて下さい!

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。





[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月08日 15時00分 ]

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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.4 ~M11-P + SUMMILUX M50mm 後期編~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.4 ~M11-P + SUMMILUX M50mm 後期編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えます。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
本日より始まる連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!

今回私が手に取ったのはM型の最新機種であるM11-Pです。
色は軽さが魅力のブラックペイントを選びました。
このブラックペイントはザラザラした質感で、歴代で1番タフに感じます。


普段はM11登場までM型最軽量580gのM-Eを使っており、いつの間にか軽さというのが自分の中で大切な要素になっていました。
M11、M11-Pは重量530gとM-Eと比べ50g軽量になっています。
たかが50gと思うかもしれませんが、手のひらサイズの50gというのは侮れません。
これまでに感じたことがない軽さは、むしろレンズの重さが気になり出すほどです。

実際に使ってみるまでは、画素数が上がったことでオールドレンズとの相性はそんなによくないのではないか、という先入観がありましたが杞憂だったようです。
解像力は現行レンズには及びませんが、センサーのおかげか普段よりもシャープに見えます。
かえって、こんなによく映るレンズだったかな?と思ってしまいました。
1800万画素と6000万画素。数字上もインパクトのある差ですが、こういった先鋭さを見てしまうと高画素機も欲しくなります。
ただしピントと手ブレにはシビアになった印象があります。

窓の光沢感、空と雲の曖昧なニュアンスが綺麗に出ています。
こうした無機質な被写体を撮影しても冷たい印象にならないのはレンズのお陰か、カメラのお陰か。

明暗差があるシーンですが、黒いバンの輪郭がしっかり分かります。
M10からM11になった際に階調が良くなったという話を聞いたことがありますが、空の色や暗部を見ると実感できます。
M10とオールドレンズを組み合わせた時の淡い水色の空も好きでしたが、しっかりと色が出るのも良いものです。


東京で久しぶりの積雪。24時間も経たずにあっという間に溶けてしまって助かったと思う反面少し名残惜しくも感じました。

赤や黄色の発色を見たくて歩いていたら都合よく被写体が並んでいました。
思ったよりも落ち着いた発色でした。
葉っぱのグラデーションも見事で、CCDに拘らなくてもいいのではないか。そんな気がしてきました。

M11の液晶は非常に見やすく、ライブビューも使いやすかったです。
この辺りはM-Eと比べるまでもなく、感動しました。

明るくても敢えて開放で撮ってみると、普段自分の目で見ている景色と違った世界を写すことができます。
オールドレンズの醍醐味です。

普段冬の夕方はカメラを使わないという生活に慣れていた私にとって、高感度が使えるというのがなによりも新感覚でした。
また、軽さも思っていた以上に効果があり、体への負担が少なく撮影していても首から下げて歩くときも疲れ具合が違いました。

普段使っているM-Eもなかなか手放しがたい魅力がありますが、この使い勝手の良さに慣れてしまうと戻れなくなってしまいそうです。

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。

 

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月07日 19時33分 ]

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【OM SYSTEM】今、初代OM-1の魅力に迫る

先日、OM SYSTEMから「OM-1 Mark II 」が発表されました。(2月23日発売予定)

ボディ単体でも8.5段分と三脚等いらずの強力な手ブレ補正。人が帽子を被っていたりマスクをしていても、しっかりと認識することができるAF性能の向上など、まさに想像を超える唯一無二の一台です。

そこで今回は、OM-1 Mark II の初代であるOM-1の魅力について再確認していきたいと思います。

2022年に発売されたOM-1 は、OMデジタルソリューションとして発売された最初の1台です。

「唯一無二」というキャッチフレーズで話題となり、多くのお問い合わせを頂いたことを思い出します。

また特徴的だったのが、絶対的信頼が置かれている防塵・防滴性能なボディです。

砂漠でも極寒でもどんなところでも一瞬を撮り逃してほしくないという開発者の想いが伝わります。

↓実際にスタッフが検証しているので、ぜひご覧ください。

【検証】本当に濡れて大丈夫?「防塵・防滴」を極めた、OM SYSTEMがアウトドアに最適な理由

 

ここからはOM-1の魅力的なところ、また一緒に使いたいオススメレンズをご紹介します。

1つ目は、最強の手ぶれ補正を搭載した「M.ZUIKO PRO」シリーズ初の高倍率ズーム、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROです。

F4.0通し、そして小型化高倍率ズームは頼もしいレンズの一つです。

この組み合わせなら旅行など軽量で楽しみたいという方におすすめです。

 

旅行となると、長時間撮影などバッテリーの持ちが心配になります。

OM-1になってから、新しく採用されたBLX-1は、1本で約520枚撮影が可能です。

さらにバッテリーグリップをつければ、1000枚撮影できます。

電池残量気にせず、バッテリー2つで1000枚撮ることができるのはこのボディの凄いところの一つです。

2つ目は、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PROです。

OM-1と合わせても1㎏なく、とってもコンパクト。35mm換算で300mm相当まで撮影できます。

処理時間が大幅に短縮された手持ちハイレゾショットを使用して、風景等の高画素で撮影するのも楽しいです。


3つ目はM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO です。

F2.8のレンズといえば、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm というぐらい

一度は、使用してみたいレンズではないかと思います。

OM-1と組み合わせで最大8段分の手振れ補正となります。とても心強いです。

 

 

おすすめのレンズをご紹介しました。

レンズの性能も良いですが、さすが唯一無二のOM-1。レンズの良さを引き出してくれていると感じます。

 

 

当社インターネットサイトから、新品のご注文は【ネット限定 マップカメラ2年保証】付きです。

【 OM-1 】 生産完了品!在庫限りとなります。お見逃しなく。

 

 

 

今回ご紹介したレンズ3本全て、キャッシュバックキャンペーン対象となります。

こちらもお見逃しなく!

OM SYSTEMに変更前のM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROはこちら!

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM YouTube | 掲載日時:24年02月07日 17時05分 ]

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【FUJIFILM】X-T5で撮影された「美しい日本の風景写真」をご紹介!

【FUJIFILM】X-T5で撮影された「美しい日本の風景写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では毎日たくさんのお客様に作品をご投稿いただき、その数なんと約40万枚にも上ります!
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください。

ただいま「Leica Boutique MapCamera Shinjuku Photo Contest 」開催中!
ご投稿の対象となるのは「全メーカー」のカメラとレンズ!参加条件はエビフォトに投稿するだけなのです!
グランプリ受賞者には「Leica SL2-S」と「Leica ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」をセットでプレゼント!!
投稿枚数に制限はありませんのでぜひ奮ってご参加ください!

本日はご投稿いただいた『FUJIFILM X-T5』の作品の中から8作品をご紹介! 約4020万画素センサー搭載で高画質・高速AFを実現した本機で撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】極楽浄土 <投稿作品を見る

【投稿者】efab 様

【使用機材】FUJIFILM X-T5 + フジノン XF 10-24mm F4 R OIS



【作品名】晩秋小田代原 <投稿作品を見る

【投稿者】 efab 様

【使用機材】FUJIFILM X-T5 + フジノン XF18-120mm F4 LM PZ WR



【作品名】 <投稿作品を見る

【投稿者】Denori.jp 様

【使用機材】FUJIFILM X-T5 + フジノン XF33mm F1.4 R LM WR



【作品名】圧縮夜景 <投稿作品を見る

【投稿者】 TAK-EH 様

【投稿者コメント】歩道橋って意外と揺れるんだなぁ。

【使用機材】FUJIFILM X-T5 + フジノン XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR



【作品名】桃色に染まる <投稿作品を見る

【投稿者】efab 様

【使用機材】FUJIFILM X-T5



【作品名】 <投稿作品を見る

【投稿者】 norix 様

【使用機材】FUJIFILM X-T5



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【投稿者】norix 様

【使用機材】FUJIFILM X-T5


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[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年02月06日 18時09分 ]

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【先行レビュー】OM SYSTEM OM-1 Mark IIを深掘り!~強力な手振れ補正とライブGND機能に迫る~

【先行レビュー】OM SYSTEM OM-1 Mark IIを深掘り!~強力な手振れ補正とライブGND機能に迫る~

OM SYSTEMから新たなフラッグシップ機「OM-1 Mark II」が発表されました。
マップカメラでは先行してYouTube動画とフォトレビューサイト Kasyapaにて作例を交えたファーストレビューを行ってきましたので、そちらも是非ご覧ください。

913: 質実剛健、確かな進化。『OM SYSTEM OM-1 Mark II』

発売前に試写させていただく機会がありましたので、今回は最大8.5段分の超強力な手振れ補正とライブGND機能について写真を交えながらご紹介いたします。
まずは外観から見てまいりましょう。

OM-5続き、ついにOM-1 Mark IIもOM SYSTEMの銘に変更となりました。
ボタン配置や操作感はOM-1そのままに、本体フロント側のダイヤルの素材が変更となり操作しやすくなっています。
感覚的にはより滑りにくくなった印象で薄手の手袋等をしていても難なくダイヤル操作ができそうだと感じました。

今回はレンズキットにもなっている「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」をチョイス、メーカー公式では8.5段分の手振れ補正を活かせるレンズとのことだったので夜スナップをメインに撮影することに決めました。

F2.8/シャッタースピード:1/2秒 / ISO400

駅に降りひとまず1/2秒からシャッターを切ってみました。
1/2秒でしっかり撮影できること自体がたいへんすごいことなのですが、ここまでは今まで通りのOLYMPUS、OM SYSTEM製品の実力でも問題なく撮影ができていました。
ここからギアを上げ手持ちでのスローシャッターに挑んでいきます。

F6.3 /シャッタースピード:4秒 / ISO400

10年ほど前、カメラを初めて手に入れて間もなく、車が過ぎ去った姿を写す光跡写真に憧れを抱いていました。
設定など何も知らぬまま一眼レフを手持ちで5秒間露光撮影し本来動くはずのない道路の電灯の光さえもビロンビロンに伸びてしまって失敗した事を思い出します。
その後は三脚を据えて手ブレが起こらない状況でシャッターを切るということを学びましたが、今回はその時得た経験に背く手持ち4秒の露光に挑みました。
こちらにはあの頃なかった最大8.5段分の心強い手振れ補正があります。何も心配することなくシャッターを切ります。

F11 /シャッタースピード:5秒 / ISO400

手持ち4秒に成功したところで5秒にも挑戦。
以前に初代OM-1で撮影した際には筆者の腕では手持ち4秒がギリギリという印象だったため、これはもっともっと試してみたい。という気持ちに駆られてしましました。
歩道橋の上に立ち三脚なし、手持ち5秒で撮影をしてみました。
写真左側からの冷たい海風もあり、最初の1枚はブレてしまったのですが、コツをつかみ2,3枚目には写真の通りしっかり止まるようになりました。

F11/シャッタースピード:5秒 / ISO400

5秒手持ち撮影に完全に乗せられてしまい、夜景を撮影するのが楽しくなって寒さを忘れながら撮影を行いました。
5秒も露光すれば風に揺れる水面もなめらかに、水面へと落ちるレインボーブリッジやシーバスの光も大変きれいに映すことができます。
三脚なしでこの撮影が可能というのは本当にすごいことだと改めて実感しました。
冬は特に防寒の衣類や荷物でかさばる季節、そんな中大きく重い三脚を荷物から外すことができるのはOM-1 Mark IIを選択する魅力の一つだと感じます。
写真を始める方はもちろん、写真を初めて長い方へこそ、このとてつもない手振れ補正を実感して頂きたいと思います。

お次はND128まで設定可能となったライブND撮影、今回初搭載となったライブGND撮影についてご紹介してまいります。

ライブND、ライブGND撮影はメニュー内カメラマークのタブの「1.コンピュテーショナル撮影」から選択することができます。
ライブNDは、既にご存知の方も多い顔しれませんが、露出オーバーにならないシャッター速度で途切れなく撮影した複数の画像を合成することでスローシャッター効果を得る機能です。
NDフィルター使用時と遜色のない描写の撮影が可能です。

ライブND使用 F4.5 /シャッタースピード:2秒 / ISO400

ライブNDを使用すればNDフィルターを持ち歩くことなく日中でもスローシャッター撮影を行うことができます。
複数枚撮影した写真を合成処理し生成するため、可変NDフィルターで起こりやすいX状のにじみや周辺減光なども気にならず大変便利な機能です。
本来水面は少し揺れていたのですが、スローシャッターのおかげで船が静かに浮かんでいるような印象深い写真になりました。

ライブND128使用 F6.3/シャッタースピード:4秒 / ISO400

ライブND使用 F6.3 /シャッタースピード:4秒 / ISO400

ND128まで減光可能になったため、より長い長秒露光が可能となりました。
日中の撮影で行えば写真のように動くものの姿を残像にしたり消すことができます。
本来ならば三脚を立てて撮影を行う撮影方法ですが、こちらにも強力な手ブレ補正が効いてきます。
手持ち4秒を難なくクリア、夜の撮影も昼の撮影も三脚なしでオールマイティに撮影することができます。

お次は新搭載となったライブGND(グラデーションND)撮影機能についてご紹介します。
グラデーションNDとは下記のようにNDの濃淡がグラデーションになっており画面全体を減光したくないが上方だけ減光したい。など風景撮影で使用されるフィルターです。

ライブGND撮影はメニュー内ライブND撮影の下にあります。
メニューを進んでいくとまずGNDの段数を設定ができます。1EV~3EVの間で設定可能です。
また、RAWデータで撮影時にもこちらのメニューは選択可能となっています。

フィルターのタイプもSoft、Medium、Hardから選択することができます。

これを設定すると画面上にNDの境界線が表示されるようになります。
リア、フロントのダイヤルで操作することができ位置や向きを変更することができます。
実際にこれを設定し撮影をしてみました。

GNDなし

夕焼けに染まる空と撮影しようとすると露出がそちらに寄ってしまい手前側が暗くなってしまいます。ここでGNDをしようすれば、

GND (Soft)

空のディティールを残したまま手前側も明るく撮影することができます。

GND (Medium)

フィルターのタイプも3種類から選ぶことができ、境界をなめらかにしたいときはSoft、しっかりとメリハリをつけたいときはHard、その間ならばMediumと状況に応じて対応することができます。

GND (Hard)

グラデーションNDフィルターといえば角型フィルターのイメージでレンズにとりつけるには別途アクセサリーが必要、その分荷物も増えてしまうということを想像してしまい、機動力重視の筆者としては積極的に使用したことはなかったのですが、今回は機能として搭載されていたため簡単に撮影を楽しむことができ魅力を再確認することができました。
この機能があれば今まで訪れた場所でも違った趣の撮影ができるかもしれません。

F8/シャッタースピード:3.2秒 / ISO400

夜の撮影が本当に楽しかったのでここぞとばかりに撮影したスローシャッターの写真を最後に一枚。

今回ご紹介した強力な手ブレ補正、ライブND、ライブGND撮影機能の他にもOM-1から引き続きコンピュテーショナル撮影機能も充実しており、手持ち5000万、三脚ありで8000万画素のハイレゾショット、マクロ撮影で有効な深度合成、星空撮影で有効な星空AFなど便利な機能に加え、こちらの記事でもご紹介している高速AFはミラーレスの世界を一変させてくれます。
ぜひこの機会にお求めください!

今なら「OM-1 Mark II」をご予約いただくと、下取りが最大5%UPするチケットを配布中です。

『OM-1 Mark II』各種のご予約はこちら!今なら発売日にお渡しできます。
当社インターネットサイトからのご注文は【ネット限定 マップカメラ2年保証】付きです。

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年02月06日 16時00分 ]

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あなたのためのマウントアダプターマニュアル

あなたのためのマウントアダプターマニュアル

ー オールドレンズを使ってみたい ー

ー 今持っているレンズを有効活用したい ー

そんなことを考え出すとマウントアダプターについて調べる未来が始まりを告げるのです。

しかし、レンズそれぞれでマウントの種類であったり、オートフォーカスの使用可否など複数の要素があり難しさを感じてしまうこともあるかと思います。

なので今回は可能な限り簡潔にマウントアダプターについてまとめていき、みなさんが気軽にオールドレンズや別マウントのレンズを利用できるようにお伝えしていきたいと思います。

ーマウントアダプターとはー

通常なら付けられない他社のレンズなど、別マウントのレンズを取り付けられるようにする変換アダプターです。

別のメーカーへの乗り換えをした際に以前に利用していたレンズの再利用ができたり、フィルムカメラ時代のレンズを使って様々な表現を楽しむこともできます。

いろんなレンズを自分のカメラボディに装着して使えるという夢のようなアダプターですが注意事項がいくつかあります。


【注意事項】

・マウントアダプターには相性がある為、完全な動作保証がされているわけではないので注意が必要です。

・レンズの後玉が大きくせり出していたり、鏡筒後部の機構がボディ内装に干渉してしまう場合など、 マウントの変換が行えても装着が困難な組み合わせも一部ございます。

・ボディ内手ブレ補正を使用する場合、手動で焦点距離の設定をボディ側で行う必要があります。

・AFやF値コントロールなどの利用可否がレンズやアダプターの機能により変わります。


まずはお持ちのカメラに使いたいレンズの取り付けが可能かどうかを十分確認していただくようにお願いします。

しかしながら、確認してくださいと言われてもどう確認すればよいのか。。。

ここで重要となるのがフランジバックについての情報です。
フランジバックとはマウント面からセンサーまでの距離のこといい、その長さはメーカーにより異なります。

そして、簡単に言ってしまうとマウントされるボディ側のフランジバックと、レンズ側のマウントのフランジバックを比べ、レンズ側のフランジバックが長い状態であれば、間に帳尻を合わせるためのアダプターを噛ませる事で取り付けが可能ということになります。

「RAYQUAL マウントアダプター ヤシカコンタックスレンズ/ソニーEボディ用」を装着したSONY α7Ⅳ

ボディとレンズの間にマウントアダプターを挟む格好となりますので、間に余裕があればあるほどマウントアダプターの長さを担保することができます。

主なマウントのフランジバックの長さもまとめましたので参考にしていただければ幸いです。

この表を見るとミラーレス一眼は一眼レフのようなミラーが無いためフランジバックが短くなっている事が分かると思います。
極論をいうとオールドレンズ遊びはミラーレス一眼の方がやりやすいということにもなります。

そして、下のバナーから利用可能なマウントアダプターをまとめたリストをチェックできますのでこちらも参考にしてみて下さい。

ここまでマウントアダプターの利用可否についてお話していきましたが、ここからはマウントアダプターを使うにあたって知っておいた方が良い用語などについてご紹介したいと思います。

SHOTEN LM-SE M II(ライカMレンズ/ソニーEボディ用 ヘリコイド付き)

ヘリコイド

製品名に「ヘリコイド付き」や「クローズフォーカス」などの記載があるものは最短撮影距離を短くすることができます。

世の中には「接写リング」というアクセサリーがございますが、ヘリコイド付きのアダプターは伸ばしている間だけ接写リングの様な役割をする優れもの。通常より寄って撮影ができるので被写体を大きく写すことができるという事です。

上の写真のようにヘリコイドを繰り出すだけという簡単な方法で接写撮影が可能となりますので気軽に利用していただく事ができます。

※元のレンズの光学設計上の最短撮影距離より更に接写を行う事となりますので、寄れますが描写自体は甘くなる傾向にあります。甘いと感じた場合は絞りを絞るなどすると良い結果が得られることが多いです。

 

SIGMA MC-11(キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用)

電子接点付

電子接点付のレンズとマウントアダプターを組み合わせることによって以下の事ができるようになる場合があります。

「AFの利用」・・・AFが利用できるようになるので撮影がより快適になります。レンズによってはAF速度が落ちる場合がありますので注意が必要です。

「F値の制御、表示」・・・ボディ側でF値の表示、変更が可能になりますのでSモードやPモードの利用が可能になる。

「レンズデータの保存」・・・撮影時のレンズデータにF値や焦点距離などの情報が保存できるので、撮影後に情報確認ができる。

※対応状況はそれぞれのレンズ、マウントアダプターにより変わりますので確認が必要となります。

 

絞り環付きのレンズとマウントアダプター

絞り

レンズ自体に絞り環(F値を調整するダイヤル)が付いているかどうかで挙動が変わってきます。

下のチャートをご覧頂くと分かるように、絞り環なしのレンズで電子接点付きのマウントアダプターであればほとんどの場合ボディ側で設定したF値が反映されます。
しかしながら、「絞り環なしのレンズ」と「電子接点のないマウントアダプター」の組み合わせの場合は、基本的に絞り開放しか利用ができませんので注意が必要です。

レンズ側の絞り連動ピン
マウントアダプター側の絞り連動ピン

ちなみにレンズに絞り環が無くても上の画像のような「絞り連動ピン」が付いている場合は対応のマウントアダプターを取り付けるとF値コントロールが利用可能になります。

この辺りはレンズ自体の機能把握が必要となりますので難しい項目かもしれませんが、F値の目盛がレンズ本体に付いているかどうかさえ分かれば基本的にこのチャートを活用して頂く事によりどのようなマウントアダプターを用意するべきかが見えてくると思いますので活用いただけると嬉しいです。

続いて、様々なマウントアダプターがある中で特徴的な物もありますので、いくつかご紹介したいと思います。

TECHART LM-EA9(電子マウントアダプター ライカMレンズ/ソニーEボディ用 AF駆動モーター搭載)

【LM-EA7、LM-EA9】(ライカMレンズ/ソニーEボディ用)
ライカMマウントレンズを使いたい方には必見のマウントアダプターです。

なんと、マニュアルフォーカスレンズでオートフォーカスを利用できるようになるのです。
オートフォーカスが使えるだけで撮影のスピード感はかなり向上すると思いますので、おすすめのマウントアダプターです。

しかし、LA-EA7はバージョンにより利用できるボディが変わってくるので確認が必要になります。

SIGMA MC-11(キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用)

【SIGMA MC-11】(キヤノンEFレンズ/ソニーEボディ用、シグマSAレンズ/ソニーEボディ用)
こちらは特にCANONのEFマウントレンズを利用されたい方にとても人気のマウントアダプターです。

そしてSIGMAの対応しているレンズを装着した場合にはすべてのフォーカスエリアモードを選択できたり、手ブレ補正OS機構も利用が可能になっています。
ソニーEマウントレンズと同様「周辺光量補正]、[倍率色収差補正]、[歪曲収差補正]といった[レンズ補正]も効くこともありがたいです。

しかしAF-C、AF-Aは非対応を謳っていることと、連写コマ数の制限がかかるレンズもあるので注意が必要となります。


今回、他社レンズを取り付けるお話をメインとしてきましたが、自社の一眼レフ用レンズを自社のミラーレス一眼で利用できるようにするマウントアダプターもあります。

CANON・・・「EF-EOS R」
SONY・・・「LA-EA」
NIKON・・・「FTZ」

【CANON EF-EOS Rシリーズ】

EFマウントレンズをEOS Rシステムで利用するためのマウントアダプター。
オートフォーカスや手ブレ補正機構、カメラの電子ダイヤルによる制御、光学補正などレンズの持つ機能をほぼそのまま使用することができます。
EF-EOSRに通常タイプ以外に「コントロールリング付き」「ドロップインフィルター(可変式NDフィルターA付or円偏光)」「0.71×」と多種多様な物が用意されています。






【SONY LA-EAシリーズ】

AマウントレンズをEマウントシステムで利用するためのマウントアダプター。
2024年2月現在、新品で販売されているのは「LA-EA5」のみとなっており、「LA-EA3」「LA-EA4」をお求めの方は中古品の中からお探しいただく事となります。
レンズ内モーターの「SAM」「SSM」が無い場合、 「LA-EA3」ではAF不可となっています。
お持ちのレンズが利用可能かどうか、必要なマウントアダプターはどれなのか、是非SONYホームページにて確認を行ってみてください。



 

【NIKON FTZシリーズ】

FマウントレンズをZマウントシステムで利用するためのマウントアダプター。
「FTZ(2018年9月28日発売)」と「FTZ Ⅱ(2021年12月24日発売)」があり、現行で販売されているのはFTZ Ⅱのみとなっています。
FTZ ⅡはFTZから三脚座を取り除き、凸部を最小化したもので基本的な性能は変わらず利用できるようになっています。

 

以上がマウントアダプターについてのお話となりますがいかがでしたでしょうか。

まずは「こんな写真が撮りたい」「このレンズを使いたい」という事を決めて頂いて、その後に必要なマウントアダプターを探すという順番で行っていただくと良いと思います。
是非いろんな写真を見て好きな写りをするレンズを探してみてください。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

[ Category:etc. | 掲載日時:24年02月05日 18時00分 ]

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【Leica】中古ライカをドイツ本国でオーバーホール!?専門店スタッフが紹介します!

【Leica】中古ライカをドイツ本国でオーバーホール!?専門店スタッフが紹介します!

Leica Boutique MapCamera Shinjuku は皆様の多大なる「ライカ愛」のおかげで11周年を迎えることができました。
今回はドイツ本国にてオーバーホールされたライカ商品について、専門店スタッフが解説します。
ぜひ最後までお楽しみください!

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:19 オーバーホールについて解説
02:28 オーバーホール品の紹介(Leica M3)
06:04 オーバーホール品の紹介(Leica M2)
08:25 オーバーホール品の紹介(Leica M6 TTL)
12:14 マップカメラ特製の化粧箱について
12:50 点検証明書について
13:30 エンディング

 動画の概要について

オーバーホールとはひとつひとつの部品をバラバラにして精度のチェック、清掃、場合によっては部品交換を行うことを指します。
動画内ではフィルムカメラ「Leica M3」「Leica M2」「Leica M6 TTL」のオーバーホール品についてご紹介していきます。

まずは「Leica M3」についてです。
なんとライカのフィルムカメラはシリアル番号で製造年を知ることができます。
こちらは1962年製。シリアル番号を辿って自分の誕生年と同じ製造年を所有する楽しみ方もあります。
シャッター両幕はもちろんのこと、裏蓋プロテクターやファインダー内清掃など全体的にメンテナンスされています。

続きまして「Leica M2」です。
1965年製の個体になりますが、こちらも全体的にメンテナンス済みとなっています。
巻き上げ時の滑らかさにも驚くスタッフ。

最後に「Leica M6 TTL+ズミクロンM50mm F2セット 2000 Kanto Special Model」です。
限定モデルとなっていて当時ライカのオフィシャルパートナーであった「関東カメラサービス」が出した100台限定のM6 TTLです。
発売当時はライカのオフィシャルパートナーであったために実現しました。

こちらはカメラ本体だけでなくレンズもオーバーホール済みなので、どちらも安心してお使いいただけます。

製造年が経過しているものがほとんどなので元箱がない商品は、マップカメラ特製の化粧箱に収納してお送りしております。
シックなデザインの箱に注目です!

動画内ではより詳しくオーバーホールについて語っているので、ぜひ最後までご覧ください。
「オーバーホール品が気になる!欲しい!」という方はコメント、高評価、チャンネル登録よろしくお願いいたします。

動画でご紹介したオーバーホール済の商品はこちら↓

ライカカメラAGにてOH済みの商品はこちら↓

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月05日 12時24分 ]

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【先行レビュー】打倒フルサイズ機!「OM-1 Mark II」は最高峰の野鳥撮影機 -進化したAI被写体認識AF/プロキャプチャーモード-

【先行レビュー】打倒フルサイズ機!「OM-1 Mark II」は最高峰の野鳥撮影機 -進化したAI被写体認識AF/プロキャプチャーモード-

OM SYSTEMから新たなフラッグシップ機「OM-1 Mark II」が発表されました。
マップカメラでは先行してYouTube動画とフォトレビューサイト Kasyapaにて作例を交えたファーストレビューを行ってきましたので、そちらも是非ご覧ください。

913: 質実剛健、確かな進化。『OM SYSTEM OM-1 Mark II』

筆者も幸運なことに本機を使う機会がありましたので、早速レビューしていきたいと思います。
私は元々SONYのフルサイズ機を使用しており、一眼レフから進化した「鳥瞳AF」に魅了されて以降、たまに大きなレンズをぶら下げて野鳥の撮影を行っています。
今回フルサイズ機をメインに撮影を行っている筆者がOM SYSTEM、大きく括るとマイクロフォーサーズ機の最新機種でもある『OM-1 Mark II』を使用して、フルサイズ機では味わえない魅力に迫ってみたいと思います。

オススメポイント:何と言っても「軽さは正義」

まず一番初めに感じたのが「圧倒的な軽さ」です。
今回「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」の組み合わせをメインに2~3時間ほど撮影を行ったのですが、これが本当に凄い組み合わせでメリットを上げたらキリがありません。
機動力重視のため一脚もあまり使わない筆者にとって、軽さは正義。これはマイクロフォーサーズシステムだからこその強みです。


OMSYSTEMの望遠レンズは色々と出ていますが、どのレンズもフルサイズ機では実現できない「軽さ」が大きな武器となります。
望遠系をメインに野鳥撮影や動体撮影を行う際にマイクロフォーサーズシステムはかなりメリットがあると感じました。
フルサイズ機では400~600mmクラスとなると重くて高額なレンズが多い中、手が出しやすいレンズが多いこともうれしいポイントです。


特に今回使用した「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」は35mmフルサイズ換算で300mm-800mm F4.5(更に1.25倍のテレコン付き)
このレンズをフルサイズ機で実現しようとすると、
Canonであれば「RF100-300mm F2.8 L IS USM」に「エクステンダー RF2X」という、とんでもない重装備になってしまいます。金額も軽く100万オーバー。
Nikonからは「NIKKOR Z 800mm F6.3 VR S」という銘レンズが出ていますが、明るさは「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」の方が上手です。

その他SONYの「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」やNikonの「NIKKOR Z 180-600mm F5.6-6.3 VR」など鳥の撮影に便利なレンズは各メーカーから発売されていますが、「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」には敵わないのではないか?と思うほど、本レンズは野鳥撮影に最高な一本。

本レンズが発売以降品薄が続くほどの人気となる理由が今回撮影していてよく理解できました。
※余談ですが300-800mmまで撮影できるズームレンズといえばSIGMAの「SIGMA APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM」や「APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG」を思い出してしまいます。あのサイズ感がマイクロフォーサーズの現行レンズになるとこんなにも小さく…驚愕です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 263mm(換算526mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 2000

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 263mm(換算526mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 2000

野鳥を撮影するにあたって明るくて軽いレンズのメリットといえば
・暗い環境下でもシャッタースピートが稼げる
・少し高い位置にいる鳥をじっくりと狙える
この2点は特に挙げたい部分です。

上記写真は早朝の薄暗い木陰にいたオナガを見上げて撮影したカットです。不要にISO感度を上げることなくシャッタースピードを上げることが出来たので、飛び立つ瞬間も綺麗に残すことが出来ました
鳥が活動を開始するタイミングを狙って撮影を行いますが、朝6~7時から撮影することも多く、冬場は特に日光が弱く薄暗い環境になりがちです。
更に木の上の高い場所にいることも多く、見上げて撮影するシーンも多いです。更に木の上にいる鳥は遠い…。
そんな環境下をすべて打破してくれるのが「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」でした。本当にこのレンズは銘玉です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 263mm(換算526mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 2000
こちらも早朝のカット。くちばしに朝ごはんを加えてご満悦なシジュウカラ。

「OM-1 Mark II」のレビュー記事を執筆するつもりでしたが、「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」のレビューをしたくなってしまうくらい本レンズに魅力を感じてしまいました。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」を最大限活用するためにために「OM-1 Mark II」を使って欲しいです。
逆に言えば「OM-1 Mark II」の能力を最大限引き出すなら「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」と言い換えられるかもしれません。
野鳥撮りマストバイレンズです。現状お取り寄せとなってしまっておりますが、前に比べるとお届けしやすくなっております。是非このタイミングにご注文をご検討ください。
「OM-1 Mark II」が発売されてから、また手に入りにくくなってしまうと思います。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 378mm(換算756mm) F4.5 SS 1/60 ISO 1600

オススメポイント:常識を覆す「AI被写体認識AF」の進化

レンズについて熱く語ってしまいましたが、「OM-1 Mark II」を使って素晴らしいと感じたポイントがいくつもあります。
まず驚いたのが「AI被写体認識AF」の正確さ、圧倒的な判断能力の高さです。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO ※X1.25内臓テレコン使用」 500mm(換算1000mm) F5.6 SS 1/60 ISO 2000
カワセミの前に覆いかぶさる「枝」本来であれば不要物ですが、このシチュエーションが今回のポイントです。

野鳥の撮影において、今回の章の冒頭にあげた綺麗な鳥の写真のような「ベストな場所に全身が観察できる姿で野鳥がとまっている」という環境。
実際に撮影してみると分かりますが、そのような構図は非常に稀です。
木の枝や葉が生い茂った中に野鳥がいる。幾度となく遭遇するシーンです。そしてこう思ったことのあるカメラマンも多いのではないでしょうか。

「鳥の前にいる枝にピントが合ってしまう」
「家に帰ってデータを見たら枝ばかり解像している」
「ピント調整している間に逃げてしまった」

それが更に希少な渡り鳥であったり、遠くから探しにきたお目当ての野鳥だったと考えると…。
野鳥に限らず、様々な環境下で誰もが通る道かもしれません。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 335mm(換算670mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 1600
枝の先に付いた種をついばむアトリ。小枝が多い環境下でも的確にピントを合わせます。凄いの一言。

「綺麗な環境下で綺麗に撮る」
だけでなく
「難しい環境下でも瞬時に撮影できる」
という事を成し遂げてしまうカメラ、それが「OM-1 Mark II」です。

「OM-1 Mark II」+「 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 」+「MC-20」 800mm(換算1600mm) F12 SS 1/2500 ISO 6400
かなり遠くから葉がガサガサしている気配を察知し、新型レンズ「 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 」+「MC-20」を付けて単眼鏡替わりに。
半押ししながら探しているとカメラがメジロを見つけて被写体検知。ツバキの花をついばんでいる姿を収めました。このような使い方もできます。

今回様々なシーンで撮影を行いましたが、「AI被写体認識AF(鳥)」の正確さと俊敏、そして鳥を認識する速さに脱帽しました。
特に枝木が被るような環境下において、その違いは顕著に表れているように感じます。
「OM-1 Mark II」で進化した点の中に「被写体の手前にあるものにピントが引っ張られにくくなった」という項目があるのですが、野鳥撮影にとってこれはかなり大きな進化ポイント。
この機能だけでも「OM-1」から買い替えるメリットはあるように感じます。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 400mm(換算800mm) F4.5 SS 1/4000 ISO 3200

こちらはウグイス。約15cmとスズメより小柄な小鳥。
普通であればボツ写真かもしれませんが、この環境下でも即座に被写体を判別してピントを合わせる「OM-1 Mark II」の性能を感じてください。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 400mm(換算800mm) F4.5 SS 1/4000 ISO 2500
先の環境下でも被写体に食らいく粘り強さ。その結果、茂みの中を飛び交う瞬間を捉えるが出来ました。

様々な機材を使用する上で鳥瞳AFに対応した各社フルサイズ機や、OLYMPUS/OM SYSTEMの先代モデル「E-M1X」や「OM-1」も何度か使用したことがあります。
その上で「OM-1 Mark II」を使ってみて「AI被写体認識AF(鳥)」の精度、判別能力は過去一番だと感じました。
数値化できるものではなく個人的な感覚ではありますが、本機を持ち上げるために盛っているわけではなく、筆者の率直な感想です。
AI関連の技術はここ1年間の間にも劇的に変化してきていますので、その時代背景を考慮すると納得の結果かもしれません。

このAI被写体認識AFは鳥以外にも
人物 / 車、オートバイ / 飛行機、ヘリコプター / 電車、汽車  / 動物 (犬、猫)
と幅広く対応しており、今回試していませんが、機能として更に「人物」も判別可能となりました。
動く被写体については「OM-1 Mark II」かなりおすすめできます。
スポーツやポートレート、ペットなどの撮影においても真価を発揮しそうです。

 

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 306mm(換算612mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 6400 ※等倍トリミング

オススメポイント:決定的瞬間を撮る!「最新AF」と「プロキャプチャー」の組み合わせで真価を発揮

先に挙げた「AI被写体認識AF」は素晴らしいのですが、これと従来から人気の高い機能である「プロキャプチャーモード」が合わさると本当に今まで撮れなかった写真が簡単に撮れてしまいます。
この「プロキャプチャーモード」を簡単に説明すると「シャッターを押したら少し前の状況を撮影できる」タイムマシンをカメラの中に搭載しているような機能です。
半押しAFを行っている間の写真を本体バッファーに書き込み続け、シャッターを押した瞬間にため込んだ写真の一部をメモリーカードに保存するような仕組みとなっているのですが、バッファーや処理エンジンに負荷がかかるので、結果的にハイエンド機に多く搭載されている機能となっています。


シャッターを押したタイミングがこの位置でも…。


その直前ピントを合わせ続けていた写真が自動で保存されます。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 250mm(換算500mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 5000
ちょうどキセキレイの羽が平がっているカットをセレクト。決定的瞬間も逃しません。

最近ではAPS-C機やフルサイズ機においても搭載されている機種が増えてきましたが、洗練された「AI被写体認識AF」を使用してプリ撮影が出来るカメラで「OM-1 Mark II」と同様の価格帯の機種は他に存在しません。
カメラを購入する観点は様々ありますので一概にこれがよい!と断定できるものはないのですが「AI被写体認識AF」×「プロキャプチャー」を使用する環境下では間違いなく実力、コスパ共にNo.1のカメラです。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 250mm(換算500mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 320 ※等倍トリミング

飛び立つコサギを 「プロキャプチャー」機能にて。足元の水飛沫をトリミングしてみました。
「プロキャプチャー」モードでもJPG/RAW共に選択可能となっており、写真の画質の劣化はありません。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO ※TC1.25有効」 500mm(換算1000mm) F5.6 SS 1/4000 ISO 2500

飛び立つ瞬間のカワセミも撮影することができました。止まっている状態であれば飛び立った瞬間にシャッターを押し込むことで簡単に撮影することが可能です。
どちらかといえばカワセミが止まり木から飛び立つ瞬間まで1~2分のこともあれば、数分間じっとしていることもあり、飛び立つ瞬間まで粘れるかどうかが撮影の肝だと感じました。忍耐が必要です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 306mm(換算612mm) F4.5 SS 1/3200 ISO 6400 等倍トリミング

飛び立つ瞬間のシジュウカラ。シャッタースピード1/3200の設定にしても羽がぶれてしますが、これはこれで躍動感が感じられ好きな写真です。
「プロキャプチャー」機能という補助があるおかげで余裕をもって撮影に挑める分、シャッターのタイミング以外にも構図やシャッタースピードなどの表現に意識を向けることも

細かい部分ではありますが、「OM-1 Mark II」より「プロキャプチャー」機能 AF/AE追従高速連写設定(SH2)で「120fps」「50fps」に加えて「16.7fps」「12.5fps」が可能になっています。
25fps以下の連写時の最低シャッター速が1/160(従来機1/320)になり、より撮影シーンや表現の幅を広げることができるようになりました。
野鳥などの撮影においてはコマ数が多いメリットが大きいですが、人物のスポーツ撮影などはコマ数が多すぎても不要なデータが量産されてしまうことも。
今回の撮影では3時間弱で200GB(8000枚)もの写真を撮ってしまったので、必要に合わせて設定を柔軟に変えられる点は嬉しいポイント。
最低シャッター速が1/160となったので、流し撮りにもより活用できるようになりました。

ちなみに余談ですが、先にも書いた通り「プロキャプチャー」機能を多用すると撮影枚数が膨れ上がります。
満足に撮影するのであれ256GB / 512GBのSDカードは用意したいところ。書き込み速度についても高速タイプのカードを使用するようにしてください。
「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO ※TC1.25有効」 400mm(換算800mm) F5.6 SS 1/60 ISO2000

オススメポイント:さらなる進化を遂げた最大8.5段の手振れ補正

手振れ補正に定評のあるOMシリーズ、触れないわけにはいきません。
「OM-1」はボディ単体で7段分/対応レンズとの協調で8段分を実現していた手振れ補正が「OM-1 Mark II」における最大8.5段分の手ブレ補正に進化しています。
「手持ちで10秒、星空も撮れる」という衝撃的な内容を公式で謡っていますが、野鳥撮影においてもその恩恵を享受できます。
このカワセミの写真は800mmという超望遠の環境下で「1/60秒」という無謀な設定で撮影していますが、なんと全くブレていません。もちろん手持ち撮影、一脚使用もありません。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 400mm(換算800mm) F4.5 SS 1/250 ISO4000 2000
早朝の茂みに潜むカワセミ。通常の設定では真っ暗になってしまいますが、シャッター速度を落とすことで露出を確保。手振れ補正を信頼できるからこそ撮影出来た1枚です。

今回の500~1000mmという超望遠域を多用しましたが、ファインダー像が安定していたことでかなり快適に撮影を行う事ができました。
通常手振れ補正機能は夜景や低速でのブレを抑えるシチュエーションが想定されますが、望遠域の撮影においてもかなり大きな効果が期待できます。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO ※TC1.25有効」 500mm(換算1000mm) F5.6 SS 1/4000 ISO 3200
水を飲んでいたヒヨドリの頭上にカラスが飛んできて、一瞬警戒して顔を上げた瞬間のカット。足を縮めて屈伸運動をして、飛び立つ準備をしています。

手振れ補正に関係する部分の一つとして、露出を確保するためのISO感度耐性も触れなければならない要素です。
「OM-1 Mark II」については先代の「OM-1」と同じ画像センサーを搭載しているので、ISO感度によるノイズ感は大きく変わりませんが、感度を上げてもシャープな画質を維持しているように思えます。12800まで上げると明らかにノイズ感、ノイズリダクション感が出てくるので留意が必要です。
今回早朝での撮影という事もありISOは3200~6400まで上げることが多かったですが、破綻するほどのノイズは発生しませんでした。本ブログにおいてはすべての写真に撮影データを記載していますので、是非参考にしてみてください。

フルサイズ機で 800mm~1200mmでの撮影となってくると、テレコンを挟むイメージになるので合成絞り値がF11~13となることもザラ。
早朝の薄暗い環境化も相まってISO感度12800~も多用する環境の中で「OM-1 Mark II」だからノイズが多い、汚いというイメージを持つことはありませんでしたので、その点は安心していただければと思います。

 

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO ※TC1.25有効」 200mm(換算400mm) F4.5 SS 1/3200 ISO2000

オススメポイント:使えば使うほど野鳥撮影に没頭。撮影が楽しくなるカメラ

最後のポイントは抽象的になってしまいますが、一番大切でもある部分「使っていて楽しい!」カメラであること。
何も気にすることなく思う存分楽しめて、一つの被写体を撮影するために没頭できる。
そんな撮影体験を叶えてくるカメラ、それが「OM-1 Mark II」です。

「OM-1 Mark II」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」 280mm(換算560mm) F4.5 SS 1/3200 ISO2000
コサギがエビを捕まえた瞬間。小さな水滴まで逃さずに捉えます。

今まで野鳥撮影を行っていて「良い写真が撮れた!」という気持ちと同時に、あの時…あの瞬間…ピントが…という、あと一歩届かずという気持ちも生まれたことも事実です。
今回「OM-1 Mark II」を使っていてただただシンプルに「楽しい!」と思えたと同時に、あの時このカメラだったら撮れたのかな。というシチュエーションが沢山思い浮かんでしまいました。

長々と書いてしまいましたが「OM-1 Mark II」は野鳥撮影を行うにあたり自信をもってオススメできる一台となっています。
野鳥撮影のために「OM-1 Mark II」+望遠レンズを別システムで揃えてしまうのも一つの選択肢。
私も所有しているフルサイズ機と一緒に「OM-1 Mark II」を手に入れる方向で真面目に検討しています。

今まで先代のOM機を使って野鳥撮影をされている方、フルサイズ機を持っているけど興味が沸いてきた方、野鳥撮影を行ったことがない方にもおすすめです。
是非ご検討いただければと思います。

『OM-1 Mark II』各種のご購入はこちら!
当社インターネットサイトからのご注文は【ネット限定 マップカメラ2年保証】付きです。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」のご注文も受け付けております。
「OM-1 Mark II」の発売日以降、注文が多くなると想定されますので
お早目のご注文をおすすめいたします。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 」の中古在庫がある場合は下記に商品が表示されます。
入荷が少ないアイテムとなっておりますので、併せてご検討ください。

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年02月04日 19時24分 ]

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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.3 ~ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.3 ~ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えます。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、
専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
今年の連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください! 
筆者は普段、『Leica M11』に装着するレンズとして軽量な『ズマール L50mm F2』を愛用しています。
オールドライカならではのフレアや滲みをまとった柔らかで味のある写りです。
今まで90mmの画角で重量級大口径レンズを使うなら、M型ライカでなくても
カメラの選択肢は他にもあると考えていたので使う機会を先送りにしていました。
そんな筆者がライカの新しい世界の扉を開くべく、短い間ではありますが
『Leica M11』と『ズミルックス M90mm F1.5 ASPH』をお供に出かけて参りました。
適度に露出補正、ホワイトバランスの調整をしJPEG撮って出しで掲載しています。

質感や解像感の実力が出やすいシーンです。
一般的なレンズは開放から2絞り分絞り込んだところが収差も収まり画質が安定すると言われてます。
しかしこちらの『ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.』は開放から線が自然なシャープさが出ており壁の質感表現が上手です。
壁の白い部分に色収差が出ることもなく、総合的な描写力が高く今にも迫ってきそうな迫力すら感じます。

90mmの画角は人が一点を注視した時の視界と言われています。
明るい中望遠レンズは離れた距離から絞りを開けて撮ってもボケ感が出せるため、
ポートレート撮影はもちろんスナップに使っても楽しめるレンズです。
レンズのヌケが良く、奥側のベンチから後方の被写体に二線ボケが出ることもなく手前のベンチを立体的に表現してくれています。

川の奥に夕日が照らされ反射した様子に惹かれ、シャッターを切った1枚。
ピントは無限遠で画面最奥の鉄塔に絞り開放で合わせています。
こういったシーンは明るい空の中の電線に色収差が出やすいですが、
『ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.』は収差がよく抑えられているので安心して開放から撮影できます。
画面右手奥の白い建物前の看板に地名が書かれていて、写真を拡大すると
ハッキリと文字を識別できる解像感を持ちながら、画面手前の方は被写界深度から外れており、
画面全体が良い意味でシャープさを出しすぎず優しい風景写真となっています。

水のトーンが滑らかで曇り空が写り込んだ様子が美しく撮れました。
風がなく水が凪の状態だったので、反射して写り込んだ雲が立体的に画面全体に写りこんでいます。
左端のオブジェの白い球の部分にピントを合わせていますが、緑色の収差が縁に出ることもなく自然に描写しています。

葉っぱの高い質感、人が見たままの自然な色再現、土のサラサラとした粒状感に感心しました。
写真を拡大すると野菜を覆っている白い生地の網目が1つ1つ見え、情報量の多さに驚かされます。
『Leica M11』は6000万画素あるので、網目のようなパターン状の細かい部分を写して拡大してみると
モアレが見えることがままありますが、それが全く見当たりません。
ただただ『ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.』の総合的な表現力に目を見張ります。

ライブビューを使用すると、絞りの開け具合で玉ボケの大きさがどれくらい変化するか撮影前に
確認できるのがメリットです。明るい大口径レンズは周辺部にレモン状の口径食が出やすいですが、
『ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.』は口径食すら上品な綺麗な形を作っているので
写真として見た時に違和感をあまり感じさせないところが上手だと感じました。

筆者が今回特にお気に入りの1枚です。この日は何かの演出で川にミストやライトを当てており、
とてもドラマチックになっていました。明部から暗部までのつながりと手前の草を柔らかに照らす光、
川にたちこめるミスト、街灯の玉ボケ等、どの被写体も繊細に画面を構成しています。
ここに人が立てばドラマの1シーンが出来上がってしまいそうです。

カヌレが入ったガラスの器を照らす光と器そのものの質感がよく出ています。中のカヌレのしっとりさも伝わってきます。
『ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.』は絞り開放でピントがとても浅いので、前後に計4つカヌレが入った器がありますが、
撮影者の意図次第で同じ構図で撮っても全く違う写真になることが面白く撮影の意欲をかきたてられます。

日頃、ライカに興味を持たれているお客様とお話をさせて頂いていると、
ライカはボディの厚みが薄くレンズがコンパクトなところが魅力、レンジファインダーでピントを合わせる操作が楽しい、
何十年も前に作られたオールドレンズが現代に設計されたレンズとは違った味がある等、ライカの魅力について多くのことを語られます。

だからこそ、この『ズミルックス M90mm F1.5 ASPH.』はライカの新感覚を体験できる1本としておすすめさせて頂きたいと思います。
ライカの自然な色再現、繊細な細部の表現、豊かな階調と明暗の広さ、立体感を生み出すボケ味等、
現代設計の明るい大口径の中望遠レンズならではの楽しめる様々な魅力を秘めています。
M型ライカにはピント合わせを助けるビゾフレックスやカメラをホールドしやすくするハンドグリップにサムレストなど、
明るい中望遠レンズを使いやすくする様々なアクセサリーが用意されています。
また、ライブビューでのピーキング機能なども活用できます。
このブログを読んで頂いた方に少しでも魅力が伝わりレンズを試すきっかけになって頂けましたら幸いです。

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。

 

 

 

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月04日 18時35分 ]

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【Canon】快晴の上野、Kiss散歩

2024年が明け、あっという間に1ヶ月が過ぎました。

東京ではまだ積もるような雪には出くわしていませんが、今日はよく晴れている!と天気予報を確認せずに家を出ると日差しの強さに反して気温が低く、落胆することもしばしば。それでも、深く息を吸うとよく冷えた空気が体内を駆けまわっていくような感覚は嫌いではありません。

さて、この日も快晴に恵まれた1月のある日。

カイロを握りしめて上野を訪れました。

持ち出したのはCanon EOS Kiss X10 + EF-S24mm F2.8 STM

スナップ撮影ならやはり、小型軽量。

EOS Kiss X9の後継機種EOS Kiss X10は、可動式液晶モニター搭載のデジタル一眼レフカメラにおいて世界最軽量となる質量約449gを実現、エントリーユーザーにも抵抗なく使える一機となっています。

また、合わせたレンズはEF-S24mm F2.8 STM。こちらも最薄最軽量のパンケーキレンズです。35mm 判換算で約38mm 相当の焦点距離はスナップなどの持ち歩きにぴったりの1本です。

 

頭上には白く小振りな花がちらほら、雲一つない空によく映えます。

また、青空に目立ちやすい周辺減光なども特段気になりません。

花にぐっと近寄ってみました。桜でしょうか、冬の寒い時期にも咲く桜があることを聞いたことがあります。

本レンズの最短撮影距離は16cm、レンズ表面部から約9cm まで近づいて撮影をすることが可能です。

今回のように草花に近づいてみるのはもちろん、物撮りやテーブルフォトまで万能に活躍してくれます。

不忍池の近くでは骨董市が開催されていました。

人も多かったのでシャッターを切ることはしませんでしたが、代わりに案内のテントにぶら下がっていたランプにフォーカスをあてました。

小型ながらも有効画素数約2410万画素を持ち、上位機種に負けず劣らない描写力を持つEOS Kiss X10。今回の撮影を通してピント面の解像力の高さに感心させられます。

柵と柵の間から鮮やかな橙色を見つけました。前ボケと後ボケ、また日の当たっている部分と影の部分が良い対比になってくれています。

動物園や美術館にはじまり、アメ横などの名所が数多く存在し来訪者も多い賑やかな印象のある上野ですが、実際訪れてみると喧騒とは離れたおだやかな時の流れを感じます。

散策中の家族連れの方たちや海外からの観光客の方々が足を止めるのは、路上で行われているパフォーマンス。偶然的に見かけることがほとんどでしたが、都のHPでその日の活動予定が確認できるようです。筆者も人だかりにまぎれてシャッターを切りました。

今回のような場面に限りませんが、コンパクトな機材であることは撮影者にとって重さや持ち運び面でのストレスが軽減されるのはもちろんのこと、被写体やまた周囲にいる人間にとっても威圧感がなく大きなメリットだと言えます。

いかがだったでしょうか。

今回はCanon EOS Kiss X10 + EF-S24mm F2.8 STMの組み合わせで平日の上野を歩いてみました。

普段ミラーレス機をメインで使用することの多い筆者にとって、軽く手にすっぽりと馴染むような本機たちはかなり使いやすいものでした。

まだカメラに慣れていないエントリーユーザーの日常にもすぐ溶け込むようなそんな組み合わせ、ぜひ1度試してみてください。


[ Category:Canon | 掲載日時:24年02月04日 17時17分 ]

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