【Canon】EOS R7とRF100-500mmレンズの前に姿をみせる野鳥たち
ここ1~2年、野鳥の撮影がとても面白いと感じています。特に体長10数センチ程の小さな被写体の予測のつかない動きにフォーカスするのはシンプルに面白いです。またその時間、そこに行ったら確実に見れるわけでもないので、野鳥撮影のときはいつも「今日は撮れるかな?」なんてちょっとどきどきしながら歩いています。ですから実際に見ることができたときはとても嬉しいのです。
今回の撮影はまさかの雨。しかし、雨雲レーダーを見ると雨がやむ時間帯がありそうなので、雨、
公園に着き、いざ歩き始めると雨足がどんどん強くなっていきます。
結局、ほぼ撮影することなく公園の反対側にある池まで来てしまいました。とりあえず屋根と椅子、テーブルのあるところで一休みします。雨雲レーダーをチェックすると30分後に雨がやむ、とのこと。とてもそうは思えないような強い降りですが撮影するにしろ、あきらめるにしろ今動くべきではないと思ったのでこのまま待機します。
座って池のほうををぼーっと眺めていると突然、カモが音か何かに反応して一斉に飛び上がったので、偶然手にしていたカメラで1枚撮りました。距離があったので少しトリミングしていますが、強い雨のなかで面白い瞬間を収めることができました。
この後しばらくして雨足が弱まってきたところで来た道を戻ることにしました。
森の中を歩いているうちに雨があがったようです。3~4羽のシジュウカラが元気に飛び回っている様子が視界に入ってきました。どうやらこの日最初で最後のシャッターチャンスが訪れたようです。ここで足を止めて被写体を追うことにしました。そして撮影しているうちに思いもしない瞬間が訪れました。
この枯れ木で遊んでいたシジュウカラを連写していました。いなくなった次の瞬間、たて続けに2羽の鳥がファインダーの枠内に飛び込んできたのです。コゲラとヤマガラです。シジュウカラとスムーズに入れ替わるようにして現れたことに驚きました。カメラの位置を動かさずにそのまま撮影続行です。右側の大木が目立っていたのでトリミングしていますが、この日のベストショットです。あとで見返したときに気づいたのですが、どこかから飛んできたシジュウカラがボケボケで写りこんでいるのが笑えてしまいます。雨がやんだとはいえ、こんな場面に遭遇するとは夢にも思わなかったです。
後から画像を見返すと木をつついたり、顔をうずめたりとかわいい瞬間がいくつも見られます。撮影中はこの貴重な瞬間をただカメラに収めることに無我夢中でした。私にとって、違う種類の鳥が当たり前のように、自然に1枚の写真に収まる様子は、ありそうでないことなので本当にうれしいです。そしてAF性能、連写性能の高いCanon EOS R7と、描写性能の高いRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMの組み合わせは、このようなシチュエーションで見事にその力を発揮する道具であると改めて感じた次第です。
思いがけないシャッターチャンスに遭遇して本当に良かった、と思いながら来た道を戻ります。しかし、視界にはまだシジュウカラの飛び回る姿が入ってきます。どうやらさきほどのシャッターチャンスの流れがまだ続いているようです。再び歩みを止めて被写体を追いかけます。
するとこんなにきれいな写真が撮れました。赤みがかってちょっと肌寒さを感じさせるような背景が被写体の写りをより引き立てます。それにしても先ほどまで雨宿りしていたのに今、夢中になってシャッターをきっている自分がちょっと信じられません。
結局、この雨上がりの撮影時間は10分くらい続いたと思います。さっきまで雨があがるのを待っていたことを忘れてしまうかのようなインパクトのある時間帯でした。私にとって野鳥撮影はまだまだ偶然性が大きな部分を占めています。それが今回はたまたま良い方に転びました。シャッターチャンスに恵まれた幸運に感謝します。
次は天気の良いときにまたEOS R7とRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMの良さを感じたいです。
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