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【FUJIFILM】X-H2Sで撮影された「印象的な写真」をご紹介!

【FUJIFILM】X-H2Sで撮影された「印象的な写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では毎日たくさんのお客様に作品をご投稿いただき、その数なんと約33万枚にも上ります!
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください。

本日はご投稿いただいた『FUJIFILM X-H2S』の作品の中から6作品をご紹介! オールシーズン作品づくりを楽しんでいらっしゃる皆さまの素敵な写真をご覧ください。



【作品名】曼珠沙華とキアゲハ <投稿作品を見る

【投稿者】Kusamochi 様

【使用機材】FUJIFILM X-H2S + FUJINON XF150-600/5.6-8 R LM OIS WR



【作品名】無題 <投稿作品を見る

【投稿者】1526274 様

【使用機材】FUJIFILM X-H2S + FUJINON XF 56/1.2 R



【作品名】窓 <投稿作品を見る

【投稿者】sibakemm 様

【使用機材】FUJIFILM X-H2S + SIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DN



【作品名】紅葉の中で <投稿作品を見る

【投稿者】空白寺 様

【使用機材】FUJIFILM X-H2S



【作品名】レトロタイガー <投稿作品を見る

【投稿者】sibakemm 様

【使用機材】FUJIFILM X-H2S + FUJINON XF 90/2 R LM WR



【作品名】包まれる <投稿作品を見る

【投稿者】ゆめぴりか 様

【投稿者コメント】この時、フクロウがカラスに追いかけ回され、一時カラスが20羽以上もいました。
ペアのフクロウを守ろうと羽でそのフクロウのことを守っているように感じました。

【使用機材】FUJIFILM X-H2S + FUJINON XF100-400/4.5-5.6 R LM OIS WR


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認いただけます。

Leica Boutique MapCamera Shinjuku 10周年を記念して「過去・現在・未来」をテーマとした特別なフォトコンテスト「Leica Boutique MapCamera Shinjuku Photo Contest」を開催中。

投稿ジャンルは風景や日常スナップ、ポートレート、飛行機やモータースポーツなどお気に入りのお写真で奮ってご参加ください。
審査の対象となるカメラ機材はLeicaだけでなく、スマートフォンを除くすべてのカメラで撮影された作品が対象となります。

グランプリに輝いた1作品には、日々のフォトライフをより一層お愉しみ頂きたくマップカメラからLeica Q2 Reporterをプレゼント!


フォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」にぜひご参加ください!


商品レビューキャンペーンも開催中!ご参加お待ちしております。

[ Category:FUJIFILM SIGMA | 掲載日時:23年03月28日 18時35分 ]

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【Canon】EOS R5 Cの説明書 Vol.3 使ってみた編

Canon伝統の「5」を冠した最高峰の実用機EOS R5と動画制作機の雄、シネマEOSのボディが合体したまさに夢のカメラ、EOS R5 C
しかし業務用の部分が多い反面使用レビューなども少なく、検討されている方も導入に悩むことも多いのではないでしょうか。
今回は江戸時代の蘭学者、杉田玄白が日本語に訳した医学書「解体新書」の如くじっくりとEOS R5Cについて解説していきたいと思います。
敷居が高いと思われがちなシネマEOSですが、編集を前提とした撮影においては非常に使いやすく細かな設定ができるため今から映像制作を始めたいという方にもおすすめな一台です。

・・・

Vol.1ではEOS R5Cの使い方、Vol.2ではスチル撮影についてをご紹介いたしました。
そして今回Vol.3は、「EOS R5C」を使ってみた編です!


今回使用する組み合わせは以下のとおりです。

Canon (キヤノン) EOS R5 C
Canon (キヤノン) RF70-200mm F4 L IS USM
SENNHEISER(ゼンハイザー) MKE 400-II
K&F Concept (ケーアンドエフ・コンセプト) NANO-X バリアブル NDフィルター 77mm 減光範囲ND2-ND400 KF-NNDX77

映像制作機器として知られているEOS R5Cですが、お仕事でスタジオや撮影現場の使用用途だけではなく、
個人の趣味や映像の作品制作としても高いクオリティの動画・スチル撮影を楽しんでいただけるカメラです。

今回の舞台は動物園。
動物好きの筆者が、動物園へ赴きアニマルムービーを撮影してまいりました。

バッテリーの消耗が早いという事前情報を得ていたため、この日は予備バッテリーを含めて全部で3個用意しました。
動画撮影を開始してからモニター越しに可愛らしい動物たちの動きに夢中になっていると、ものの30分程度でバッテリーの残量が赤表示に変わってしまいました。
この間、数十秒~数分程度の動画をこまめに撮影したり、スチル撮影モードに切り替えて数枚程度を単写で撮影しております。
動画撮影中はカメラの側面に備わっている放熱ファンが静かに稼働し、本体が温度上昇で熱くなることはございませんでした。

実際の撮影時間は2時間未満であっという間にバッテリーを3個消費してしまいました。
快適かつ高性能な動画撮影を行うためにバッテリーの消耗も早いことがわかります。

今回の動画はLog撮影を行い、動画編集ソフトを用いてLUTのプリセットを使用して簡単なカラーグレーディングをしております。


今度はスチル撮影モードに切り替えてアニマル撮影を行いました。
静止画時は最大約4500万の高画素でモノの細部まで精細な画づくりが楽しめます。
両翼を広げて可愛らしいペンギンの毛並みもリアリティーのある描写に仕上げてくれます。


キリンの毛並みや口の厚み、傍にある樹木などの質感もとてもリアルです。
実際に触れたことはありませんが、こんな感触はしそう…となんだか想像力が膨らみます。


ハシビロコウのガラス玉のような丸い瞳も綺麗に写ります。

動画も静止もハイクオリティな仕上がりになる「EOS R5C」
どちらのクオリティも譲れないという方にはぴったりなカメラではないでしょうか。

・・・

現在、一眼レフからのお買い換えや新規購入を検討している方に嬉しいお知らせ!
2023年2月10日より「EOS R5C」や「RF70-200mm F4 L IS USM」など合計18製品を対象にメーカーキャッシュバックキャンペーンが開催されております。

対象購入期間中に対象商品を購入し、応募した方全員に指定金額分がギフトカードで還元されます。
キャンペーン開催までもうすぐ!EOS R5Cは3万円キャッシュバック対象に入っていますので、お得に購入することができるこのチャンスをお見逃しなく!

◆ 今回使用した機材はこちら ◆

[ Category:Canon | 掲載日時:23年03月28日 17時17分 ]

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【FUJIFILM】X-T4×フィルムミュレーションvol.9~SEPIA編~

【FUJIFILM】X-T4×フィルムミュレーションvol.9~SEPIA編~

X-T5が発売となった今、再度注目したいのがやはり「X-T4」。
アマチュアからプロフェッショナルまで幅広い層を満足させてくれるのが「X-T4」です。
そんな「X-T4」を使って本連載ブログではFUJIFILM担当スタッフが「X-T4」とFUJIFILMの代名詞でもある「フィルムシミュレーション」を組み合わせて撮影した写真や動画をご紹介させていただきます。

今回ご紹介させていただくフィルムシミュレーションは「SEPIA」です。

FUJIFILMの公式にて「SEPIA」は下記のように説明されています。
“時間が経ち色あせた写真を再現したモードです。レトロ感やノスタルジックな雰囲気を演出したい場合に適しています”

------------------------

「SEPIA」…正直にお話しをすると、筆者は今まで使ったことのないフィルムシミュレーション。
「SEPIA」で表現されるシーンはどこか懐かしさを感じさせる気がしておりますが、はたしてどのような写りになるのでしょうか。

それでは撮影した写真をご覧ください。

何か時代を感じるような雰囲気です。いつ撮った写真なのかと思うほどです。
同じ場所を「PROVIA」で撮影すると…

このようになります。
風景などの写真には「SEPIA」の雰囲気はよく合うかもしれません。

そして湖畔にて撮影したものになりますが、「SEPIA」での撮影は想像した通り懐かしさを感じます。

「PROVIA」と「SEPIA」を並べて比べてみても分かるように雰囲気が大きく変わります。

撮影で使用したフジノン XF80mm F2.8 R LM OIS WR Macroは35mm換算で122mm相当の大口径マクロレンズ。
最短撮影距離は25cmで被写体にグッと寄って撮影も可能です。

開放でのピントは非常にシビアなレンズ。加えてボケが流れるような描写になりますが、「SEPIA」に設定することによって開放での撮影でもボケがマイルドになる印象です。

------------------------
「SEPIA」

初めてフィルムシミュレーションの「SEPIA」を使用しての撮影。
感じたことは、このフィルムシミュレーションは被写体を選ぶように感じました。
ですが、「時が経ったような」「ノスタルジック」な雰囲気を出すのに最適なフィルムシミュレーションであることは間違いありません。
ぜひ皆様も「SEPIA」で撮影をしてみてはいかがでしょうか。

以下投稿済みのフィルムシミュレーションもご覧いただければ幸いです。

Velvia編

ETERNA シネマ / ETERNA ブリーチバイパス編

クラシックネガ編

ACROS(+Ye/R/G)編

ASTIA編

クラシッククローム編

PRO Neg.(Hi/Std)

次回は総集編をお送りいたします。どうぞご期待ください。

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年03月28日 17時00分 ]

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【Leica】甘さを愉しむ

ビシッと”写る”レンズなら国産の非球面レンズで良いではないですか。

そんな思いと共に、写りに癖があるレンズを愉しむ話です。

 

写すだけならスマホで良い。

その一歩先を求めるから機材に大枚を叩き、ああでもないこうでもないと言うのだと思います。

例えば「一歩先」とはスマホでは撮れない超広角だったり、超望遠だったり、マクロだったりします。

筆者の場合はたまたまそれが”甘さ”だったということです。

自分に甘く、他人に甘く、機材に甘く。

甘い生き方をしているうちに甘い機材が好きになってしまいました。

 

Leica M(typ240) + Leica Summar L50mm F2

どのような甘さが好きですか?

砂糖菓子の甘さも果物の甘さも脂の甘さも同じく”甘さ”。

一口に言っても色々あります。

周辺が回るのか、像が崩れているのか、ハイライトが滲むのか、周辺減光が大きいのか。

私は中央部を引き立てるように周辺の解像力が落ち、適度に滲む甘さが好きです。

ズマールは個体差が大きすぎて断言できませんが、私の個体はほどよく甘くほどよく締まった写りをしてくれます。

 

SONY α7RIII + Voigtlander Heliar Classic 50mm F1.5 VM

通勤路に椿が植えてあり、毎年冬の終わりには花が落ち切って地面だけ華やかになっています。

花は散り際と言いますが、落ちても尚地面で輝く花というのも粋だと思います。

ヘリアーは新品で買えるオールドレンズです。

絞りによって写りが大きく変わり、描写の幅が写真の楽しさを再確認させてくれます。

 

Leica M10 + Leica Summilux M35mm F1.4 2nd

クセ玉の王様、ズミルックス2ndもお気に入りの1本です。

1枚目はついつい綺麗に出たフレアに目が行ってしまいますが、左下の前ボケに綺麗なフレアと滲みがかかっているのもポイントが高いです。

このレンズを通して出てくる風景は写真というより絵画に近いように感じます。

2枚目は素直にハイライトを滲ませ、右下はコマ収差で輝いています。

上品さと我儘さを併せ持つ、間違いのない1本です。

 

Leica M(typ240) + Leica Summicron L50mm F2

甘さと写実性を両立したズミクロン1stです。

中央部の解像力と、周辺部の甘さの組み合わせが非常に好みです。

ボケはスムーズですが、その上に滲みが出ることで妖しさが増しています。

今日はシャキっとした写真を撮ろうという日は必ずこのズミクロンをつけています。

 

SONY α7RIII + Leica Thambar M90mm F2.2

最後は復活したソフトレンズ、タンバールです。

夜間にもかかわらず潤んだような描写。

ハイライトやシャドーに関係なくソフトさを全面に押し出してくる本レンズ、私にはまだ少し早いようです。

いつかこのレンズを使いこなせる時が来るのかな、来たらいいな。

そんな風に甘くこの話を締めさせていただきます。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Leica SONY | 掲載日時:23年03月28日 15時00分 ]

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【FUJIFILM】X-H2との旅路・ヒノトントンZOO篇

2023年。
X-H2を使いこなすための旅路。

前回の鎌倉散歩はこちらとなります。

【FUJIFILM】X-H2と鎌倉散歩

せっかくX-H2を所有したからには8Kでの動画撮影を行いたいと調べていたところ、CF Express Type Bの中でも8K動画撮影を推奨しているものとそうでないものがあることがわかりました。
対応しているCF Express Type Bをゲットし早速動物園へお出かけしてみました。

ヒノトントンZOOと聞いて、そんな名前の動物園があったかと考えてしまいました。
東京都羽村市にある動物園で羽村市動物公園(はむらしどうぶつこうえん)となります。
1978年に日本で初めての町営動物園(現在は市営)として開園した動物園です。

実は2022年2月に、トラック・バスメーカーの日野自動車が同園のネーミングライツ・パートナーに就任し、
同年4月1日から4年間、愛称が「ヒノトントンZOO」となっています。

今回X-H2を熟知するために使用した機能は「4K HQ」モード。
8Kの豊富なデータ量から高品質な4K映像を生成する「4K HQ」モードも新たに搭載しました。

高画素センサーを生かした解像感の高い映像を撮影することができます。
8Kオーバーサンプリングによる高解像4Kでの映像となります。

毛の精細さが見て取れます。APS-Cとは思えないほどの立体感と解像感を感じました。

上の写真を拡大したものが下の写真となります。
4000万画素の高解像感はGFXシリーズにも負けず劣らずの迫力があります。

普段ポートレートやコスプレ撮影など人物をメインに撮影している私ですが、X-H2の進化したAFは被写体を正確に捉えることができました。
ディープラーニング技術を使用した被写体検出AFを搭載しており、動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車をAIで検出することが可能です。
ピントを合わせたまま狙った被写体を自動的に追尾するため、シャッターチャンスや構図に集中して撮影することができます。

イメージセンサーが高画素になったことで位相差画素の数が増加しています。動物の毛や細かい葉っぱなどの高周波な被写体に対してAF-Sの精度の高さが伺えます。

被写体検出を人物のまま撮影してしまいましたが、瞳AFが認識しているのがわかります。

被写体検出を動物に切り替えたところ後ろ姿や横向きでもAF枠が出ており、動画撮影になれていない方でも撮影に集中することができるのでは無いかと思います。

今回動画から写真撮影の全てに使用しているのがフィルムシミュレーションのノスタルジックネガです。
曇りの日でも雰囲気のある写真が撮影できるのでお気に入りのフィルムシミュレーションです。

X-H2との旅路・ヒノトントンZOO篇
今回はカメラを始めた当初に購入した三脚を使用したため、少しの風や僅かな振動でブレが発生しました。(※三脚使用許可いただいてます)
こういうところも改めて撮影を行う上で大事なことの一つだと感じました。

次回は三脚と自転車を新調しどこへ行こうか
次回のX-H2との旅路をお楽しみに。

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年03月28日 11時15分 ]

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【Canon】RF800mm F11 IS STM でキンカチョウを撮る

軽量な超望遠レンズ『Canon RF800mm F11 IS STM』でキンカチョウを撮影してきました。

キンカチョウはいろいろな柄の個体がいますが、このようにカラフルなのがオーソドックスです。

人間のすることに興味があるのか、何やらこちらを覗き込んでいるようです。

 

 

キンカチョウは基本的には木の枝にいますが、地面でも見かけます。

この個体は羽の色が土に似ていて、保護色となっているようです。

 

 

このようなより白っぽい個体もいます。

羽の手入れをしていますが、意外と首が長くて驚きます。

 

 

足で首元を掻く様子はまるで猫のよう。

気持ちよさそうな表情に癒されます。

 

 

落ちている羽毛を拾って運んでいます。

巣に持って帰るのでしょう。

 

 

苔まで咥えました。

羽毛は巣に持ち帰るのもわかりますが、苔は寝具ではなく食用でしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか。

800mmなので小さな鳥も大きく写せました。

軽くて持ち運びも楽々です。

焦点距離とF値が固定だともしかしたら使いにくいのではないかと少し思っていたのですが、実際はその逆でした。

何も考えずにレンズを向けてシャッターを切るだけで、ばっちりキンカチョウの写真を撮ることができました。

他の小鳥も撮ったので、また次回のブログに載せたいと思います。

どんどん鳥を撮りたくなるレンズです!

▼ 使用機材はこちら ▼

[ Category:Canon | 掲載日時:23年03月28日 10時30分 ]

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【SONY】この季節に咲く花(66)カメラで二刀流?

春分の日が過ぎ、ソメイヨシノ桜も咲き誇り、もう流石に寒さも終わりでしょうか。

桜ばかりがこの季節の被写体に目立ちますが、根元に生えている植物に私は着目しました。

こちらは、SONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4A +SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO (ソニーE用/フルサイズ対応)で撮影しております。

はて、何でしょう。

よく見ると、「ツクシ・土筆」です。

ツクシは植物名ではありません。

正式には「スギナ・杉菜」です。

ツクシはスギナの「花茎と花」に相当します。

まだ、出て来てないので、マイフォトストックより掲載です。

SONY α77IIボディにTAMRON SP 180mm F3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1を付けて撮っております。

「スギナ・杉菜」です。

スギナが「葉」の役割をします。

名前の由来は、杉の葉に似てるのでこの名前が付きました。

葉のように見えるのは枝で、本当の葉は退化して鞘状で節に付いています。

スギナは民間療法でお茶にすると、利尿・解熱・鎮咳に効果があり、

漆のかぶれには煎液で洗う、回虫駆除にはスギナをよく煮て食べると良いとされてます。

形が筆に見えて、土に生えた筆の様なので、「土筆」と書きます。

「ツクシ・土筆」と「スギナ・杉菜」は、地下茎でつながってます。

スギナはシダの仲間で、胞子を飛ばして増えます。

その胞子を飛ばす役目が、ツクシです。

この穂の部分から、淡緑色の胞子が飛びます。

ツクシは胞子茎と言われ、胞子を出し終えると枯れます。

ツクシは油炒め、酢の物、つくだ煮と楽しめます。

八百屋さんではあまり売っていない、春の味覚です。

但し、文献によっては下ごしらえをする時、あく抜きが大変なのが関係しているのか、多食は禁物とのことです。

話は変わりまして最近、そのカメラに搭載された認識機能に興味がありまして

人物、動物に加えて新たに、私の分野のとくに鳥、とくに昆虫にも対応したので、SONY α7RV ボディ ILCE-7RM5を購入いたしました。

早速、撮って見ました。

SONY α7RV ボディ ILCE-7RM5にTAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXD A057S (ソニーE用/フルサイズ対応)で撮影

蜜を吸っているメジロばかりなのですが、このメジロはモミジバフウの実で何を探しているのでしょう。

実はイモムシを捕食してました。

メジロもタンパク質を食べたいという事でした。

α7RVの認識機能はメジロの小さい瞳を良くとらえています。

そして、もう一羽、頭から背と胸は黒色、白い額の「セグロセキレイ・背黒鶺鴒」です。

ほぼ日本だけに生息する、セキレイです。

真っ黒な部分に瞳があるところを後ろ姿なのに、良くとらえてます。

正面はこんなふうです。

少し大きい自然公園に行けば逢えると思います。

巷では、二刀流、二刀流と話題を呼んでいますが、

今後、SONYα7RIV ボディ ILCE-7RM4AとSONY α7RV ボディ ILCE-7RM5の二刀流?でこれからもよろしくお願いします。。

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

【参考文献】

なんでもハーブ284 (ポケット図鑑)山下 智道 (著)文一総合出版

フィールドベスト図鑑17巻 日本の薬草  監修: 矢野 亮 出版社: 学研

身近な薬草活用手帖: 100種類の見分け方・採取法・利用法 寺林 進 (監修)出版社 ‏ : ‎ 誠文堂新光社

改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑 高橋冬 (著), 鈴木庸夫 (写真) 出版社 : 創英社/三省堂書店

大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著)  朝日新聞出版

持ち歩き! 野草・雑草の事典532種 金田 洋一郎 金田 初代 (著)出版社 ‏ : ‎ 西東社

街で見かける 雑草・野草図鑑金田 一 (著)出版社 : 交通新聞社

鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 永井真人 著 茂田良光 監修 文一総合出版

[ Category:SIGMA SONY TAMRON | 掲載日時:23年03月27日 19時16分 ]

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【Leica】 ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH. のモノクロを楽しむ。

【Leica】 ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH. のモノクロを楽しむ。

3月18日に発売された『Leica ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.』
ライカSLマウントのレンズラインナップの中でも手に取りやすいレンズが登場しました。

今回は『ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.』でモノクロ撮影に行ってきました。多少明るさを調整したカットもありますが基本的には撮って出し。参考にしてみてください。

撮影環境は屋内の窓から少しばかりの光が入ってくる花壇の花です。
開放絞りで撮影すると中央の花だけに注目するようなボケが生まれましたが、今回は周辺まですっきりとした描写になったF5のほうをご紹介いたします。

左側から光が入り込んでくる床。この日は基本フラットな光だったので、こういう柔らかい光に惹かれる一日でした。

ちょっと日が射してきました。たまに顔を出しては隠れる太陽に一喜一憂する一日です。

シャキっと写してくれます。立体感もあって気持ちのいい写真です。

最短開放絞りでの撮影です。溝にはいった水の反射も良い感じです。

ライカのモノクロモードには「白黒ハイコントラスト」というモードもあるのでそちらを使用しました。
硬調な仕上がりでメリハリが出てくれました。

少し暗がりの道をあえて開放絞りで撮影。周辺の滲みがミステリアスな雰囲気を醸し出してくれます。

描写がとても繊細なレンズです。ピント面に対してかなり真面目な印象があります。枝一本一本をそれぞれにしっかりと描いてくれました。

ピントの立ち方にゾクっとします。開放絞りからしっかりと撮れる一本です。

ガラス窓の向こう側にある椅子と、これまたガラスを一枚隔てた光を撮ります。何もしなくてもこの淡いコントラストを表現できるのですから、良いレンズだと思います。

F8まで絞り込みます。ここまで絞ると周辺減光はほぼ見られません。モノクロでも空の濃淡がよく分かります。

最後に前ボケと画面奥にピントを置いた一枚を。これだけ距離があっても、ピント面はしっかりと解像されています。前ボケも被写体への視線誘導の邪魔にならないボケです。

というわけで最新のレンズでモノクロだけで撮影してきました。もともとライカの出す撮って出しの画が好きなのですがモノクロでもライカ独特の濃淡があるように感じます。現像して自分好みの世界を作るのも楽しいですが、メーカーこだわりの仕上がりを楽しむのもまた面白いものです。
「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH. 」はライカLマウントが気になっている方のレンズとして最高の一本だと思います。ご参考になれば幸いです。それではまたどこかで。


『LEICA SUMMICRON SL50mm F2.0 ASPH.』の記事をKasyapaで公開しております。ぜひこちらも併せてご覧ください。

LEICA SUMMICRON SL50mm F2.0 ASPH.

同時発売の『LEICA SUMMICRON SL35mm F2.0 ASPH.』の記事をKasyapaで公開しております。良ければ併せてご覧ください。

LEICA SUMMICRON SL35mm F2.0 ASPH.


[ Category:Leica | 掲載日時:23年03月27日 18時25分 ]

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【Nikon】Z30でスナップ動画を撮ってみる

最小・最軽量で動画撮影に特化した「Z30 16-50 VR レンズキット」でスナップ写真ならぬスナップ動画を撮ってみました。

大きめのグリップが手にフィットして、しっかりと構えられる印象でした。
電子ビューファインダーはありませんが、動画撮影の際はバリアングル式モニターを見ながらの方が自由に被写体を追えると思います。

また、静止画撮影でも申し分のない実力を発揮してくれました。



動画でも静止画でも美しいボケ味を表現することができます。
質感の表現も丁寧で静止画だけでも十分優秀なのではないでしょうか。

実際に使用することでどんどん使いやすさを感じることができると思います。
これから動画撮影に挑戦してみたいという方にぜひオススメしたいカメラです。



[ Category:Nikon | 掲載日時:23年03月27日 12時00分 ]

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【Nikon】やっぱり!ニコン。

「D3400」。筆者が学生時代に購入した初めてのカメラです。知る人ぞ知る「AF-P DX NIKKOR 70-300mm F4.5-6.3G ED VR」と標準ズーム「AF-P DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」とのセットでスタートした写真生活。その後スポーツ撮影にのめり込み「D500」、フラグシップを知りたくて「D3s」にも手を出しました。キヤノン・ソニー・フジフイルム・ライカと真っ青な芝を渡り歩いて数年。本当に久しぶりにニコン機に触れ、その素晴らしさに改めて感銘を受けましたので皆さんにお伝えします。やっぱりニコンは良いです。語彙力に欠けますが良い、その一言に尽きます。ボディは「Z7II」、慣れ親しんだ一眼レフボディから進化を遂げた最新機種。レンズは少し変化をつけて「Carl zeiss Milvus 135mm F2(ニコンF用)」・「Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical(ニコンZ用)」。そしてもちろん純正レンズも。驚異的な軽量化と高画質・ヌケの良さを実現したという「Nikon NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S」、今個人的に最も気になる望遠単焦点を持ち出しました。記事内の作例は全てJPEG撮って出し、メーカーごとに違うレンズの特徴を探してみてください。

 

・・・

 

Carl zeiss Milvus 135mm F2

キヤノン用を使用してMilvus・Otus全15本をレビューした際にも特に気に入った1本。vol.2に作例がございますのでよかったらご覧ください。135mmという画角は日常生活の距離感だと表情しか写らない、でも大切な光を原寸大で持ち帰ることのできる、そんな画角です。ポートレートであればモデルさんを風景の一部にして全身、あるいは一部を切り取るようにして撮るのでしょう。今回は135mmがもたらす立体感とツァイス特有の空気感を活かしてスナップ撮影を行いました。

かなり意地の悪い構図も試しましたが結果は良好。キヤノン用で感じた手応えはやはり間違いのないものでした。ハイライトの粘りも相当なもので、遠景の描写も思いのままです。

少し絞っていますが木までの距離はおよそ100m。これだけ距離があっても解像力は下がらず、右端の木で休むカラスの影までしっかり映っています。夕暮れのグラデーションはツァイスならでは。

 

・・・

 

Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

アポクロマート設計を採用し色収差を排除した『APO-LANTHAR』。1951年にアルブレヒト・ヴィルヘルム・トロニエの手によって生み出された、色再現度の極めて高いレンズに与えられる称号です。その中でも特に異才を放つ最短撮影距離0.31mのハーフマクロレンズは、待望のZマウント化がなされた期待の1本なのです。

雨上がりに草木に残る雨粒を。ピント面の解像度はもちろんのこと前後のボケ味はナチュラルで柔らかく、幻想的な世界を作ることが可能です。

ススキに迫るとこのように。絞り開放での撮影は身体を前後に動かしながらピントを掴みます。曖昧な部分は全くないのですが、硬すぎることもないほどよいシャープネスが好印象です。

 

・・・

 

Nikon NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S

これまで各社の400mm・F2.8、300mm・F2.8に触れてきました。明るい単焦点というのはやはり素晴らしいもので、写り・キレ・レスポンス、どれをとってもプロフェッショナルが確実に結果を残すために用意された最適解です。しかしその高すぎる性能ゆえの価格・重量(とはいえ目覚ましい軽量化がなされています。)・サイズが多くのユーザーに二の足を踏ませているのではないでしょうか。ニコンのレンズラインナップには「AF-S NIKKOR 300mm F4E PF ED VR」をはじめとする非常にコンパクトな望遠単焦点レンズが並び、今回紹介する「NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S」はZマウント用に用意された軽量・望遠単焦点レンズです。幅広いユーザーに向けて作られた最新の1本で野鳥撮影、結果は如何に。

獲物を探すモズを影絵のように。捕まえた獲物を枝に突き刺し後で食べるために保存しておく『モズのはやにえ』。まさにそのシーンを写した写真を幼いころに図鑑で見て、食物連鎖とはこういうものかと子どもながらに感じた記憶があります。

夕陽が川面に反射するレンズにとっては厳しい条件でしたが、オートフォーカスの反応・描写ともに問題なし。

ヨシをついばむシジュウカラをスローモーションで撮影してみました。今回は「Z7II」・「Z6II」に備わっているスローモーション機能で撮影を行ったため、画角はDXフォーマットとなり録音はされません。FXフォーマットでの撮影・録音も行う場合には予め適当なフレームレートで撮影した通常の動画を、再生速度の変更を行い書き出す必要があります。

 

 

・・・

 

Carl zeiss Milvus 135mm F2

Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

Nikon NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S

 

・・・

 

「やっぱり!」これが久しぶりにニコン機を手にして感じた最初の感想です。ファインダーはこれって本当にEVF?というほどの見え方で、最後に触れた『D5』からの違いがほとんどわかりませんでした。一眼レフから全体的にサイズダウンしているものの、あの掴みやすく疲れないグリップは相変わらず。撮っている!という感覚をしっかりと感じることのできるシャッター音もそのまま。利便性や性能だけでなくユーザーの眼に、手に、耳に馴染んだ部分にまで気を配っているのでしょう。ああこれだ、初めてカメラを手にしたあの時の感覚。どの『Z』にしようか。まったく懲りないものです。

 

 

新しいニコンのカタチ。『Z』を知るに最適な1台です。

望遠単焦点・マクロについてはこれを選べば正解でしょう。

Fマウントは永遠です。よりスリムになった『FTZ II』と一緒に試してみてください。

 

 

 

 

 

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Nikon | 掲載日時:23年03月26日 19時05分 ]

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【PENTAX】 K-1 Mark IIで撮影された「光の美しさ」を感じる作品をご紹介!

【PENTAX】 K-1 Mark IIで撮影された「光の美しさ」を感じる作品をご紹介!

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「PENTAX K-1 Mark II」で撮影された写真の中から5作品をご紹介!美しい光をそのままに写し出す一眼レフの魅力!ぜひご覧ください。



【作品名】夜明け前 <投稿作品を見る
【投稿者】はるかず 様
【使用機材】PENTAX K-1 Mark II + HD D FA 15-30/2.8 ED SDM WR



【作品名】セイメイ <投稿作品を見る
【投稿者】プディング 様
【投稿者コメント】古民家脇にたくましく生える草花に生命の強かを感じました。
【使用機材】PENTAX K-1 Mark II + HD D FA*50/1.4 SD



【作品名】四国カルストの朝 <投稿作品を見る
【投稿者】TKS 様
【使用機材】PENTAX K-1 Mark II + HD D FA 28-105/3.5-5.6 ED DC WR

【作品名】夕日を見送る・2 <投稿作品を見る
【投稿者】 S.Yasu Photography 様
【投稿者コメント】竹富島西桟橋は夕日のメッカ。沈みゆく夕日を人々はくぎ付けでした。
【使用機材】PENTAX K-1 Mark III + HD D FA 28-105/3.5-5.6 ED DC WR

【作品名】Before the cherry blossoms bloom, the expanding Milky Way <投稿作品を見る
【投稿者】きくちやすし 様
【投稿者コメント】岩手県宮古市にて撮影。桜が咲く前、広がる天の川
【使用機材】PENTAX K-1 Mark II + HD D FA 28-105/3.5-5.6 ED DC WR



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[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:23年03月26日 19時03分 ]

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【FUJIFILM】X-T4 × フィルムシミュレーションvol.8 ~PRO Neg. Hi/ Std編~

【FUJIFILM】X-T4 × フィルムシミュレーションvol.8 ~PRO Neg. Hi/ Std編~

X-T5の発売から時間が経過した今、再度注目したいのが「X-T4」。
アマチュアからプロフェッショナルまで幅広い層を満足させてくれるのが「X-T4」です。
そんな「X-T4」を使って本連載ブログではFUJIFILM担当スタッフが「X-T4」とFUJIFILMの代名詞でもある「フィルムシミュレーション」を組み合わせて撮影した写真や動画をご紹介させていただきます。

今回ご紹介させていただくフィルムシミュレーションは「PRO Neg. Hi/ Std」です。

FUJIFILMの公式にてそれぞれの「PRO Neg.」は下記のように説明されています。

PRO Neg.Std
“プロ用ネガフィルム「PRO160NS」がベース。
諧調と肌色の柔らかさが特徴で、作りこまれたライティングでのポートレート撮影に適しています。
また、ニュートラルな諧調により、撮影後に画像加工を行う際にも最適なフィルムシミュレーションです。”

PRO Neg.Hi
“プロ用ネガフィルム「PRO160NH」がベース。
PRO Neg.Stdよりも諧調がやや硬く、屋外など凝ったライティングが出来ないシチュエーションでのポートレート撮影に適しているフィルムシミュレーションです。
フラットなライティング下でも適度な陰影が得られます。”

------------------------

今回使用したレンズは、フジノン XF56mm F1.2 R WRです。
好評だった先代のXF56mm F1.2からリニューアルを経て切れ味の増した35mm判換算85mmの中望遠レンズ。
まずはフィルムシミュレーションの標準に位置されている「PROVIA」からご覧ください。

続いて「PRO Neg.Std」からご紹介いたします。

彩度を抑えたややフラット目な印象をうけるフィルムシミュレーション「PRO Neg.Std」。
それでいて元の色彩を大きく変えるわけではないので、どこか懐かしさを残しつつも今どきの写りを感じられます。

コントラストが弱まり軟調な印象になるため、明暗差の激しいところで撮影したデータであっても白飛び/黒潰れが少なくなるので撮影後の確認や画像編集がスムーズになります。

色が淡くなるので質感が硬いものであってもそれほど重くなりすぎず撮ることができます。
白飛びにも強いので夜や屋内では若干露出補正をプラスに振ってあげると自然な写りになるように感じます。

そして「PRO Neg.Hi」です。

「PRO Neg.Std」が彩度を抑えるのならば、「PRO Neg.Hi」は陰影をつけるフィルムシミュレーションです。

加えて、単純にコントランスを高めると色の鮮やかさも比例して上がる傾向にありますが「PRO Neg.Hi」の色味は控え気味になっています。
「PRO Neg.Std」に比べると硬めな印象はありますが、アンダー部分をぐっと引き締めてくれるのでリアルな陰影が付きやすいです。

屋外のライティングであってもメリハリがつくので写真自体が眠い印象にならずバチっとはまった写真にすることが可能です。

では実際に比較してみましょう。

黄色い花(ロウバイ)の部分をご覧下さい。
わずかな違いではございますが、PROVIAを基準とすると、「PRO Neg.Hi」はコントラストが高く、影がついているのが分かります。
一方で「PRO Neg.Std」は全体的に色が淡くなり陰影が薄くなっているのが分かります。

色が濃いものだと違いは如実に表れるようです。
フィルムシミュレーションブラケティングで撮影した2枚。
多くのカメラにブラケティング撮影機能が搭載されていますが、そのほとんどは露出が異なる写真を複数枚撮影するもののこと。
フジフィルムのカメラはブラケティング撮影の設定の中にフィルムシミュレーションがあり、撮影した1枚の画像からフィルムシミュレーションを変化させた3枚の画像を生成する機能があります。
上が「PRO Neg.Hi」。下が「PRO Neg.Std」です。
赤の色味やアンダーになりやすいグリル部分の出かたに違いが出ています。

続いては駅での一コマ。
通過駅のため速度を上げて走行する電車も1枚の写真から生成された写真のためピッタリと同じ位置にあります。
こちらは西日により逆光の条件下で撮影しています。
通常ですと明暗が激しく露出を合わせるのが難しいのですがレンズの性能の高さのおかげか全体が破綻せずに写真を撮ることができました。
ホーム上の屋根にご注目ください。
こちらもコントラストの違いで両者の雰囲気が異なっております。

 

色合いを大きく変えずニュートラルめの諧調に整えつつコントラストを調整しやすいフィルムシミュレーション「PRO Neg.」
色味を変えることなく好みのコントラストにしやすいので普段の撮影から使いやすいです。
「PRO Neg.Std」と「PRO Neg.Hi」。
皆様はどちらがお好みでしょう
その日の気分によって変えてみても面白いかもしれません。

------------------------

「PRO Neg.Std」

ニュートラルな仕上がりになるため淡い雰囲気やどこかノスタルジーな感じが出せる「PRO Neg.Std」。
しかしながら、色味を変えるわけではないので写り込んだ被写体をそのままの姿で撮影することが可能です。
データ自体は諧調を損なっていないので撮影後の画像確認や編集にも使いやすい印象です。

「PRO Neg.Hi」

フラットながら陰影をつけることでグッと引き締まる「PRO Neg.Hi」。
光が飽和していたり、陰影がつきにくかったりするシーンではそのフィルムシミュレーションの効果によりメリハリを簡単に得ることができるので屋外などで使い勝手が良いです。

 

投稿時期に関しましては不定期ではございますが、次回以降は以下のフィルムシミュレーションを随時ご紹介させていただきます。

・SEPIA

※ブログ掲載順は順不同でございます。

以下投稿済みのフィルムシミュレーションもご覧いただければ幸いです。

Velvia編

ETERNA シネマ / ETERNA ブリーチバイパス編

クラシックネガ編

ACROS(+Ye/R/G)編

ASTIA編

クラシッククローム編

モノクロ編

本連載ブログにて各フィルムシミュレーションの特徴をお楽しみいただければと思いますので、また次回のブログをお待ちいただければと存じます。







[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年03月25日 17時00分 ]

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【FUJIFILM】X-T3 で撮影された「マジックアワーの写真」をご紹介!

【FUJIFILM】X-T3 で撮影された「マジックアワーの写真」をご紹介!

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富士フイルムのこのカメラで撮影されたマジックアワーの写真の中から、5作品をご紹介!色にこだわる富士フイルムのカメラが生み出す、美しい色彩をお楽しみください。



【作品名】夕陽 <投稿作品を見る

【投稿者】トト 様

【使用機材】FUJIFILM X-T3 + FUJINON XF18-55/2.8-4 R LM OIS



【作品名】Twilight Magic <投稿作品を見る

【投稿者】まっく 様

【使用機材】FUJIFILM X-T3 + FUJINON XF50-140/2.8 R LM OIS WR



【作品名】ウメキタの夜明 <投稿作品を見る

【投稿者】yuki751様

【投稿者コメント】梅田北側の街並み。
その中心となるのが平成2年着工、平成5年に完成した梅田スカイビル。
今でもこの街は、関西の中心都市として進化し続ける。
撮影日:平成31年1月1日

【使用機材】FUJIFILM X-T3 + フジノン XF 10-24mm F4 R OIS



【作品名】夕暮れホテイアオイ <投稿作品を見る

【投稿者】nao 様

【投稿者コメント】ハーフND 使用

【使用機材】FUJIFILM X-T3 + フジノン XF 10-24mm F4 R OIS



【作品名】千里川の土手 <投稿作品を見る

【投稿者】nao 様

【使用機材】FUJIFILM X-T3 + フジノン XF 10-24mm F4 R OIS


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[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年03月25日 15時13分 ]

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【SONY】枝垂れ桜へアプローチ

皆さまこんにちは。
関東でも暖かさを覚える日が増え、寂しかった木々や花々も彩を取り戻して春の訪れを感じさせます。

さて、この時期の風物詩といえば「桜」ですが、今回はそんな桜の中でも「枝垂れ桜」にスポットを当てて
色々な焦点距離のレンズでアプローチをしてみました。
広角、標準、望遠と何をチョイスしたら良いか分からない、という方の機材選びの参考にもなればこれ幸いです。


撮影機材:α7RV + FE 35mm F1.4 GM

まずは標準レンズ(準広角)の35mmから。
今回は35mm F1.4のレンズを使用しましたので、絞りを開けつつ一部を切り取る様な形で
フレーミングする事でボケを利用して立体感を演出してみました。

撮影機材:α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 ASPH.

続いては焦点距離110mmの中望遠マクロです。
この辺りの焦点域のマクロが色々なアプローチが出来て、恐らく最も使いやすいのではないかと思われます。
同じく一部を切り取っていますが、ただ切り取るのではなく
やや奥にピントを持っていきつつ、前ボケと合わせて絵作りをしてみました。

撮影機材:α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 ASPH.

同じレンズでもう一枚。
中望遠マクロという事で、寄った撮影もお手の物です。
枝垂れ桜のはんなりとした雰囲気をクローズアップしつつ、背景が全て白飛びしないように気を付けました。

撮影機材:α7RV + SUPER WIDE HELIAR 15mm F4.5 ASPH. III

お次は超広角の15mmでアプローチ。
普通の桜と比べると枝がしなって垂れる分、
下から広角で仰いで撮影する事で、ダイナミックさを演出する事が出来ます。
超広角域の撮影は思わぬものが画角に紛れ込んでしまう事がありますので、フレーミングには注意を払って臨みましょう。

撮影機材:α7RIII + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

最後は望遠レンズです。
100-400mmのズームレンズでしたが確認したところ260~270mmくらいを使用していました。
この辺りの焦点距離になると強い切り取り感で一部をクローズアップするか、
更に離れた地点から圧縮効果を生かしつつ全景を写すように撮影する形になるかと思います。
今回は夕暮れ時という事もありましたので、クローズアップしてシルエットを写すような形で
枝垂れ桜のしなやかさを捉えてみました。

・・・

様々な焦点距離で枝垂れ桜にアプローチしてみましたが、
広角、中望遠マクロ辺りが比較的迷わずにアプローチが出来る焦点距離なのではないでしょうか。
全ての機材を持って行く事は難しい場合もあるかと思うので、
ある程度取捨選択をしつつ、撮影前にイメージを膨らませて絵作りに臨みたいところです。

今回はこの辺りで。


[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SONY | 掲載日時:23年03月25日 11時00分 ]

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【実写レポート】最強のポートレートレンズ『Nikon NIKKOR Z 85mm F1.2 S』を動画で紹介します

【実写レポート】最強のポートレートレンズ『Nikon NIKKOR Z 85mm F1.2 S』を動画で紹介します

2023年3月24日。Zマウント待望の新しいレンズが発売となりました。Zマウント2本目となる開放F値1.2のスペックを持つ『Nikon NIKKOR Z 85mm F1.2 S』の登場です。今回は野外でのロケーション撮影を行い、実際に撮影した写真を交えながら外観や使用感などその魅力を紹介します。最後までお楽しみください!

 本編映像


 

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:31 外観と使ってみた感想
01:42 写真紹介
05:22 Z 85mm F1.8 比較
06:32 動画でも使いやすい
08:17 総評
09:12 エンディング

 Nikon NIKKOR Z 85mm F1.2 Sのご紹介

 

開放F値1.2の卓越した光学性能がもたらすZマウントならではの優れた描写力。ピント面の高い解像感による人の肌や髪の質感のきめ細やかさと、背景の大きく美しいボケとの両立が、ドラマチックで立体感のある表現を生み出します。被写体と適度な距離を保てる85mmという焦点距離はポートレートにも最適。無限遠から近距離まで撮影距離を問わず優れた解像感が得られ、印象的なポートレートを撮影できます。

 

スタッフと『Nikon Z fc ブラック』をモデルに、バストアップのポートレートを撮影しました。開放で得られるとろけるような背景ボケがたまりません。そしてZ fcの金属部分や着ている服の質感、そして人物の肌などを丁寧に描き分けているのも見て取れます。シャープでありながらレンズの味も感じる写りには脱帽です。

動画では、さらにたくさんの実写作例をご紹介。類似レンズとの描写の比較などファーストインプレッションをご紹介しています!ぜひご覧ください。
 

Kasyapaにてさらに沢山の作品を公開中!ぜひそちらも併せてご覧ください。

841:極上のボケ味、目の覚める解像感『Nikon NIKKOR Z 85mm F1.2 S』

[ Category:Nikon | 掲載日時:23年03月24日 16時39分 ]

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【Voigtlander】×E-mount ”NOKTON classic 35mm F1.4”

世界最古の光学メーカーVoigtlander、

デジタル一眼カメラの最先端を走り続けるSONY。

本ブログでは『【Voigtlander】×E-mount 』と題して、ソニー Eマウント用フォクトレンダーレンズをスナップ撮影メインにご紹介していきます。

今回はVoigtlander NOKTON classic 35mm F1.4。

”クラシック”の名を持つ本レンズ。その名の通り、オールドレンズライクな描写を味わうことのできるF1.4の大口径レンズです。

Eマウント用フォクトレンダーレンズの中でも唯一無二の描写を持つこのレンズをお出かけのお供に選びました。

冬晴れの日。茨城県を訪れました。まずはお昼も兼ねて那珂湊おさかな市場へ。

以前から家族とよく訪れていた那珂湊おさかな市場。

昼頃にはかなり混みあうことを知っていたので早い時間から家を出発しましたが師走の市場は大賑わい。

気持ちの良い雲とひとつない青空に、空気をたくさん吸い込みます。

お昼を済ませて、ネモフィラで有名なひたち海浜公園へやってきました。

青の景色でいっぱいになるのは春頃なので12月のひたち海浜公園は落ち着いた時間が流れています。

F1.4のボケを活かそうと、転がるまつぼっくりに近付きました。α7RIVのチルト液晶が役に立ちます。

薄いピント面に、円を描くような癖のあるボケ。フォクトレンダーレンズの特徴としてよく出るこの独特な描写ですが、このレンズだと特に顕著に表れる気がします。光の反射も艶々とひかります。

くっきりと美しい水平線。冒頭のおさかな市場での1枚もそうですが、周辺減光もあいまって青の描写がより濃く出るようで筆者好みです。

一休みするために太平洋が望めるカフェにお邪魔しました。

ガラス張りの店内はちょうど西日が差し込む気持ちの良い時間帯です。

茨城の名産品が使われた紅茶やチーズケーキをチョイス。

筆者がお出かけの際に持ち歩く1本の決め手として、「テーブルフォトにも向いているか」どうかを重要視したりします。本レンズは最短撮影距離30cm、262gという軽さ。まさに持ってこいの1本ではないでしょうか。

広い敷地の中でこのカフェをめざしたのはアイスチューリップの開花の情報があったからです。

以前冬に咲く桜を見たことがあったので、同じくそういう品種のチューリップなのだと思っていたのですが、アイスチューリップの場合はポットに植えて育てた球根を冷蔵し取り出すことで、春だと勘違いさせる方法で成長させたものだそうです。

窓ガラス越しに撮影したのでふんわりとした印象になりましたが、水の中に浮かぶ黄色のアイスチューリップがより神秘的に見えます。

随分歩いたので園内を走る列車に乗って移動することにします。陽もだいぶ落ちてきました。

動いている列車の中からマニュアルでピント合わせをするのはなかなか難しかったのですが、奥に見える観覧車と大きなフレアにゴーストが雰囲気ある1枚になってくれました。お気に入りの1枚です。

普段AFでの撮影がほとんどな筆者にとって、片手に収まるコンパクトさもマニュアルフォーカスレンズへの抵抗感をなくしてくれる材料になりました。
現代的な写りが際立つものも多いSONYのEマウント用レンズのなか、気軽にクラシカルな写りを楽しんでみたい、そんな方にぜひ試していただきたい1本です。

 

 




[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. SONY | 掲載日時:23年03月24日 16時30分 ]

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【Premium Collection】Leica Xenon / Summarit L50mm F1.5 Taylor-Hobson

【Premium Collection】Leica Xenon / Summarit L50mm F1.5 Taylor-Hobson

今回紹介するのはライカ(ライツ)がシュナイダーから供給を受けていた『Xenon L50mm F1.5』
後に進化・発展した『Summarit L50mm F1.5』
その、テーラーホブソン刻印入りと呼ばれるものたちです。

ちなみに当時ライバルのcontaxにはゾナー50mm F1.5というハイスピードレンズがあり、これに対抗してライカのラインナップに追加されたとされています。

クセノンのベースにあるのは、テーラーホブソンのH・W・リーという設計者が英国と米国で特許を取得しているダブルガウスタイプのレンズ設計です。
テーラーホブソンはシュナイダーに対して、自社設計のレンズを製造・販売する許可を出しているため、その設計を利用しているレンズでもシュナイダー独自のレンズ名称であるクセノンの名が付けられています。

その特許の関係で、ライカ用のクセノンにおいても、イギリス・アメリカ輸出用のレンズには特許番号とテーラーホブソンの社名が刻印された個体が存在しています。
刻印入りのレンズはその希少さから、現在では通常モデルの2倍以上の価格で取引されることもあります。

Taylor-Hobson(テーラーホブソン)とは?
1886年に光学機器メーカーとして創業し、現在は精密測定器メーカーとして世界をリードするイギリスの企業です。

【来歴】
・1886年 企業家ウィリアム・テーラーが彼の弟とともにレスターで『T.S. and W. Taylor』を興す
・1887年 ホブソンが加わり『Taylor,Taylor&Hobson』に
・1893年 クック&サンのデニス・テイラーが設計したトリプレットレンズを製造
・1998年 レンズ製造部門がCooke Opticsとして独立、テーラーホブソンは精密測定器メーカーに

特にザイデルの5収差(球面収差・コマ収差・非点収差・象面湾曲・歪曲収差)を完璧とは言えないものの、上手く補正することができたトリプレットレンズは「クックレンズ」と呼ばれ大きな発明となりました。

「Taylor-Hobson U.S.Pat.2019985」・「British Patent 373950 and U.S.Patent 2019985」
上の2本のような刻印が施されています。

「Pat・Patent」が特許を意味し、後に続く番号は特許番号となっています。
レンズ名に続く番号がシリアルナンバーですのでご注意ください。

 

 

・・・ 

 

 

刻印が銘板に入っている『Xenon L50mm F1.5』
クセノン自体は1936年に発売され、製造本数は全体で約6,000本ほどとされています。
そのうち何本に特許番号が刻印されていたのか…。今では知る由もありませんが、希少であることは間違いありません。

ちなみに『Xenon』を生み出したレンズ設計者アルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエが発明した代表作は以下の通り。
シュナイダー社:クセノン・アンギュロン
フォクトレンダー社:アポランター・ウルトロン・ノクトン等
その後フォクトレンダーがツァイス・イコンに合併されたこともありカールツァイスに移籍。
現在も愛される様々なレンズの生みの親である彼の最初期を飾る1本が、この『Xenon』なのです。

 

刻印が鏡筒に入っている『Summarit L50m F1.5』
1949年に発売されたズマリットですが、当時も米国では特許が残っていた為、初期の個体には米国の特許番号が刻印されています。(英国では期限が切れていたため、刻印が不要だったそう。)
レンズ名称に関してはクセノンではなく独自の名称を使えるようになっていたようで、ズマリットへ変更されています。

ズマリットはぐるぐると回るように写る背景ボケが特徴、美しい虹色のゴーストが出ることでも有名ですが、クセノンをベースにコーティングを施すことで大幅に画質を向上させています。
後にMマウント用も製造・販売され、オールドレンズの代名詞として今尚愛される逸品です。

コーディングと言えば、クセノン発売当時のライツはコーティング自体がまだ弱く、日常のクリーニングでも剥がれてしまうことを危惧しレンズ前面のコーティングはしない主義でした。
ズマリットに施されているのは、戦中にドイツで開発された新しいコーティング技術によるもの。
ようやくライツのお眼鏡にかなうコーティングが生み出されたわけです。
その後戦前の全てのレンズに関しても同様にコーティングを施すサービスが始まることとなりました。
こういったユーザーに寄り添う対応をしていたため、カメラにしてもレンズにしても、発売当時と異なる仕様の個体が幾らか存在しているのもライカの面白いところです。

 

・・・

 

絞り羽根がぎこちなくどこか愛らしい六角形を描く『Xenon L50mm F1.5』
絞った時に羽根が美しい円形を描く『Summarit L50m F1.5』
ボケ味の違いが大きく、選ぶうえでポイントとなるはずです。

F値を4まで絞ると違いがわかりやすく、開放だと大きな違いは見られませんでした。
どちらで撮影したか当てるクイズがあればここを参考にしてみてください。

 

 

絞り値の周りにもデザインの違いがあります。

・『Xenon L50mm F1.5』
小さな三角形(▲)が絞りリングに入り込むように配置されています。
写真にあるのはテーラーホブソン刻印入りですが、U.S.Pat.(アメリカ特許)の刻印だけが入ったタイプのみ絞り値の間に丸(●)があるなど細部に微妙な違いがあるようです。
ちなみにこの●は初期のレンズに見られ、アグファカラープロセスの為に使うものです。クセノンが出回ったころには廃れていたため、その後のレンズでは省かれています。


・『Summarit L50mm F1.5』
前期は小さな三角形(▲)のマーク、後期は小さな丸(●)のマークが。
テーラーホブソン刻印入りのものだけが少し大きな三角形(▲)となっています。

 

 

絞り値を撮影しているとこんな違いにも気がつきました。
テーラーホブソン刻印のない『Xenon L50mm F1.5 後期』のみ、ピントリングのラインが3本あります。

 

・・・

 

 

細かく違いを見ていくと6種類のズマリット・クセノン、3種類のテーラーホブソン刻印入りに分けることができました。ズマリットの後期型にはカナダ製もありますが、当店でも見かける機会はほとんどなく本記事作成の際も見当たりませんでした。
カナダ製はかなりのレア物ですので、お手元にズマリットがある方は是非ご確認ください。

これだけバリエーションが豊富で違いが僅かなのはライカならでは。
使う楽しさは勿論、見る楽しさ・集める(?)楽しさも備えています。

好みのデザインに好みの写り、もしそんな1本に出会うことができたら、もうその時が買い時。
お気に入りの1本を探してみてください。

 

 

プレミアムなテーラーホブソン刻印入りモデル、違いに気づけるあなたへ。

 

 

 

希少性より実用性、そんなあなたにはこちらもおすすめです。

 

 

 

 

 

[ Category:Leica | 掲載日時:23年03月23日 19時00分 ]

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【SIGMA】Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN で撮影された「記憶を呼び起こす写真」をご紹介!

【SIGMA】Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN で撮影された「記憶を呼び起こす写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では毎日たくさんのお客様に作品をご投稿いただき、約33万枚の沢山の作品がシェアされております!
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本日はご投稿いただいた『SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN』の作品の中から5作品をご紹介!描写性能と携帯性を欲張りたい方にピッタリなこの一本で、どんな写真が撮れましたでしょうか。



【作品名】休憩時間 <投稿作品を見る

【投稿者】ひださん 様

【使用機材】SONY α7IV + SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN



【作品名】通行人と明かり <投稿作品を見る

【投稿者】TOSHITSUGU 様

【投稿者コメント】ディスプレイの明かりが通行する人々を照らしてくれる通りでハイブランドのディスプレイが主張してくるそんな一枚

【使用機材】SONY α7IV + SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN



【作品名】おぼろげな思い出 <投稿作品を見る

【投稿者】waya 様

【使用機材】SONY α7IV + SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN



【作品名】百歳の威厳 <投稿作品を見る

【投稿者】Xavier 様

【使用機材】SONY α7IV + SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN



【作品名】葵桜 <投稿作品を見る

【投稿者】KENJI 様

【投稿者コメント】愛知県岡崎市乙川沿いに植えられた河津桜です。
日の出のタイミングで撮影しました。

【使用機材】SONY α7IV + SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認いただけます。

Leica Boutique MapCamera Shinjuku 10周年を記念して「過去・現在・未来」をテーマとした特別なフォトコンテスト「Leica Boutique MapCamera Shinjuku Photo Contest」を開催中。

投稿ジャンルは風景や日常スナップ、ポートレート、飛行機やモータースポーツなどお気に入りのお写真で奮ってご参加ください。
審査の対象となるカメラ機材はLeicaだけでなく、スマートフォンを除くすべてのカメラで撮影された作品が対象となります。

グランプリに輝いた1作品には、日々のフォトライフをより一層お愉しみ頂きたくマップカメラからLeica Q2 Reporterをプレゼント!


フォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」にぜひご参加ください!


商品レビューキャンペーンも開催中!ご参加お待ちしております。

[ Category:SIGMA SONY | 掲載日時:23年03月23日 18時14分 ]

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【Nikon】オリジナルクリーニングクロスプレゼント!

【Nikon】オリジナルクリーニングクロスプレゼント!

日頃よりマップカメラをご利用いただき誠にありがとうございます。
季節は春分を過ぎ、桜の花も咲き始めました。

カメラを持ち出す機会が増えると、カメラやレンズなどが汚れてしまうことが多くなるのではないでしょうか。
そんな時に重宝するのがクリーニングクロスです。
そこで普段からニコン製品をご愛顧頂いているお客様、ニコン製品にご興味がありこれから使ってみたいとお考えのお客様へ、オリジナルクリーニングクロスのプレゼント品をご用意いたしました!

今回クロスのデザインにはニコンフラグシップ機である「Z9」と「NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」を施しております。

Z9のボディと比べてみてもお分かりいただけます通り、ご用意したクロスのサイズは少し大きめに作成しております。


こちらのクロスは超極細繊維を使用し、目に見えない凹凸に入り込み、ホコリを残すことなくふき取り、吸水・乾燥にも優れた生地を使用しております。

ニコンファンにはたまらない、マップカメラだけの限定アイテムです。

弊社指定の新品ニコン製品をお買上のお客様で先着500名様にプレゼントいたします。

↓対象商品はこちら↓

スタッフ一同、ぜひ皆様にお使いいただければと願っております。
是非撮影のお供に一緒に持ち出してくださいませ。

[ Category:Nikon | 掲載日時:23年03月23日 17時59分 ]

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