487:『TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD』

2018年09月18日

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:26mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

タムロンから高画質と軽さ・コンパクトさを両立した広角ズームレンズ『TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD』が登場しました。特殊硝材を贅沢に使用することで、倍率色収差を徹底的に抑制し、上位機種に匹敵する高いシャープネスとコントラスト性能を実現したというハイスペックレンズ。ミラーレス機の登場でよりコンパクトなレンズが重宝される中で、高性能とコンパクトさを両立したレンズはまさに待望のレンズと言えます。

新しいミラーレス機での使用は叶いませんでしたが、小型軽量の恩恵を生かし、普段より足を伸ばして撮影に出掛けてきました。

訪れたのは伊豆半島。海岸には波が削ってできた洞窟の天井が崩れた場所があり、天井の穴から眩しい光が差し込みます。

ゴースト・フレアの発生を覚悟しながらシャッターを切りましたが、反射防止効果の高いコーティングを採用したという本レンズは、私の想像を見事に裏切ってくれました。

露出を補正したこともあり、若干コントラストは薄くなりましたが、岩肌や波の様子などしっかり捉えており、本レンズの性能の高さが伺えます。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:20mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

穴が空いた洞窟の天井部まで登ってみました。ボディは自前の重い機材ですが、普段使っている広角レンズより大幅に軽量化された460gという軽さのおかげで、滑りやすい坂道もスムーズに登ることができました。

沖の方を望むと、海岸の岩を削るほどの強い波はこの日も健在。画面の隅までシヤープに捉えるレンズは、自然の力強さを見たままに切り取ってくれます。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:35mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

足元に小さな蟹が現れました。近接撮影も得意とする本レンズは最短28cmまで近接が可能なので、小さな被写体も迫力満点に捉えることができます。

ぬかるんだ落ち葉が背景で汚い写真になるかと思いきや、大きなボケが程よく背景をごまかしてくれました。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:22mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

波による侵食で姿を見せた地層に風が砂を運んでできた砂山。自然が作りだした絶景をワイドに捉えます。広角ズームレンズに見られがちな湾曲も気になりません。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:35mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

海岸沿いの傾斜地に咲いていた百合の花。手をいっぱいに伸ばしライブビューで拡大しながら雄しべ部分をタッチ!速くて正確なAFが風に揺れる花を瞬時に捉えてくれました。鮮やかな山吹色を色乗り良く、ボケも綺麗に描写します。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:35mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

海に面した水族館では、生け簀内のイルカを間近で見ることができます。飼育員さんの合図で突然暴れ出したイルカ。大量の水しぶきを浴びましたが、防汚コートと簡易防滴構造が採用されているおかげでメンテンスも楽々。サッと拭き取るだけで、すぐに次の撮影に移行できます。前玉の飛び出しのないレンズは77mm径のフィルターの装着も可能。万が一に備え保護フィルターを用意しておけばさらに安心です。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:17mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

海岸沿いに市街地まで戻ってきました。入江の船着場は、先ほどの海岸線の景色と打って変わって波のない穏やかな海面です。台風接近の影響で水は濁っていますが、静かな港を見たままに再現してくれます。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:29mm / 絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

風景撮影に便利な超広角からスナップ撮影に最適な準広角域までをカバーするレンズは、旅先の散策にとても重宝します。

幕末に日米下田条約が締結された由緒あるお寺の入口をローアングルで撮影。軽量なレンズはアングルも自由自在です。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:28mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

街中に残る昔ながらの蔵。黒壁に漆喰の白色が綺麗に映える様子はもちろん、かまぼこ状に盛り上がった「なまこ壁」の立体感も綺麗に捉えます。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:17mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:1600 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

近接でのピント合わせも速く、目の前の物をサッと撮るのにも重宝します。

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD 焦点距離:32mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材: Nikon D5 +TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

TAMRON 17-35mm F2.8-4 Di OSD

初めて訪れる場所へ向かう際は、何が被写体になるか分からないので、普段はレンズを2〜3本持ち出す筆者ですが、今回は天候に不安があったので軽量化に努め、本レンズ1本のみで出発しました。しかしこれが正解! 風景からスナップまで幅広く活躍するレンズはとても使いやすく、焦点距離の不足を感じることはありませんでした。画質性能も素晴らしく、高いシャープネスと綺麗な色再現で、見た景色をそのままに切り取ってくれます。そして、街中を歩き続けても苦にならないこの軽さが最大の魅力です。

本レンズに続き、上位モデルの広角ズームレンズ「SP 15-30mm F2.8 Di VC USD G2」の発売を控えるタムロン。価格が安く抑えられた分、上位レンズとの比較で見劣りする部分があるのかと不安も過ぎりましたが、実際撮影すると十分すぎる高性能を実感。逆に本レンズ以上のレンズとは? フラッグシップレンズへの期待値も高まります。

コストパフォーマンスに優れた軽量で使いやすい本レンズと、後発のフラッグシップレンズ。広角レンズ選びがますます楽しくなります。

Photo by MAP CAMERA Staff

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