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961:「今日」を描く『Thypoch Simera 28mm F1.4 & Simera 35mm F1.4 RF-Mount』

961:「今日」を描く『Thypoch Simera 28mm F1.4 & Simera 35mm F1.4 RF-Mount』

2024年10月01日

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:320 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 28mm F1.4

 

2023年に中国で設立されたレンズメーカー「Thypoch」の人気レンズ『Simera 28mm F1.4 & Simera 35mm F1.4』がライカMマウント、ニコンZマウントに続きキヤノンRFマウント、フジフイルムXマウント、ソニーEマウントと各種マウントを発売しました。3枚の高屈折率レンズと1枚の非球面レンズが組みこまれており、どちらのレンズも約300gと軽量です。今回はRFマウントで『Simera 28mm F1.4』と『Simera 35mm F1.4』を交互に使いながら撮影してきました。ぜひご覧ください。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 35mm F1.4

 

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 28mm F1.4

 

カラフルな自転車が並んでいて、面白い形で影が射しこまれていたので撮影しました。『Simera 28mm F1.4』のF4ですが、画面隅まで減光することなく写っています。

 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 35mm F1.4

 

少し絞ってみて、ガラスなどの質感描写を見てみました。前面のコップにピントを合わせましたが、ガラスの厚みの違いによる線の描写もしっかり描き分けが出来ていてます。F2.8のボケの大人しさもにも好感が持てます。
 

絞り:F5 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 28mm F1.4

 

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 35mm F1.4

 

 

絞り:F8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 35mm F1.4

 

こういう街角でのスナップは28mm、35mmどちらも得意分野。今回はそのとき装着していた『Simera 35mm F1.4』でF8まで絞って撮影しました。日が当たっているところと陰になっているところのコントラストの良さや影の濃淡もしっかり描かれています。モノクロームだけで撮るのも楽しそうです。

 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 28mm F1.4

 

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 28mm F1.4

 

『Thypoch Simera 28mm F1.4』での開放絞りの撮影です。28mmと広めの画角でもF1.4の被写界深度があれば、少し距離があったとしても立体感のある描写が可能です。2本のうちどちらの焦点距離を選んでも満足のいくスナップ撮影が楽しめます。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 35mm F1.4

 

『Thypoch Simera 35mm F1.4』での開放絞り&最短撮影距離での撮影です。前・後ボケどちらも綺麗にボケてくれました。全体的に柔らかい印象ですが、ピント面はしっかりしていて近接撮影も満足度の高い描写です。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 35mm F1.4

 

開放絞りでも日中の撮影ではほぼフレアゴーストが入り込んでくるようなことはありませんでした。あえて反射させてみて、やっと、というところです。日没の時間帯では画全体が柔らかい描写になりますがフレアがイイ感じに入ってきます。この辺りは表現の好みがあるかもしれません。

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 28mm F1.4

 

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 28mm F1.4

 

F4に絞っての夜間撮影。光が滲むことがなくクリアに写ります。身近な存在というだけで感覚が鈍ってしまっていましたが、東京駅の建築美は素晴らしいです。旅行先でこの風景を見たらシャッターが止まらないんだろうなと改めて感動しました。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:800 / 使用機材:Canon EOS R5 + Thypoch Simera 35mm F1.4

 

夏といえばお祭り。地元問わず色んな場所で地域になぞったお祭りが催されていました。柔らかいボケが夜の灯りをぼんやりと照らします。『Thypoch Simera 35mm F1.4』の明るさのおかげで日夜問わず楽しめることが出来ました。

 


 

「今日」を描く

マクロスイターというレンズとよく似た被写界深度指標を搭載しており、絞り込んでいくとオレンジのドットが現れるという視覚的に面白い仕様となっています。28,35どちらも汎用性のある画角なのでこの画角を2つ持ち出して撮影するということは経験がなかったのですが、実際やってみると明確に使い分けたいシーンが出てきました。フォーカスリングはスナップでふとピントを合わせたい被写体を見つけた時にも反応できるくらいの適度な滑らかさです。開放絞りの周辺減光が気になる場合は少し絞れば改善されますが、そのまま一つの表現として使うのもオールドチックで面白いと思います。ぜひこの使い心地の良いマニュアルレンズで今日という瞬間を。

 

Photo by MAP CAMERA Staff

 

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