全長23.5mm。とても薄いレンズですが、フォーカスリングに操作性を向上させるレバーが用意されているのでピント合わせもスムーズ。とにかく使いやすさが際立っています。
 

 
4群6枚からなるレンズはクリアで見たままの光をカメラに導いてくれます。明暗差が大きくても影の部分は潰れることはありません。
 

 
Xシリーズカメラの醍醐味でもあるフィルムシミュレーション機能との相性も良く感じます。
 

 
単焦点ならではの大きく柔らかなボケ味も好印象です。10枚の絞り羽根が光条を優しく加えてくれました。
 

 
『X-H2』との組み合わせならレンズ面はグリップの先端とさほど変わらない高さに収まり、よりレンズのコンパクトさを実感しました。カメラバックからの出し入れの際に引っ掛かる部分がないのはとても便利。シャッターチャンスも自然と増えていきます。
 

 
コンパクトな上に25cmの近接撮影ができるのも大きな魅力です。40mm相当のやや広めの画角を持ちながらこれだけの迫力ある画作りも可能なので、撮影の幅も大きく広がります。
 

 
ローアングルなど厳しい体勢でカメラを構えてもレンズ自体の重さを感じないので構図決めもスムーズです。またボディ内手ブレ補正との連携にも対応（一部機種を除く）しているので、片手のみでの撮影時でも失敗カットの心配が軽減されることでしょう。