LEICA オーバーホールの現場へ Vol.1

2000年06月14日


『 Leica 』機械式カメラの最高峰と言われ、カメラをあまり使った事が無い方でもその名前が知られているほど、有名なカメラメーカーです。

あまたの写真家に愛され、数多くのジャーナリスト達の目となり活躍したライカ・カメラ。堅牢で合理的な設計と、シンプルにして必要十分な操作系。
そして数多くの銘レンズを揃えたそのシステムは、今でも多くの人々の元で活躍しています。

しかし、ライカがいかに堅牢な作りとはいえそこは機械製品。
古いライカ製品では中古で購入するしか手が無いものも多く、過去の使い手がどうした使い方をしていたのか分からないもの。
何年も手を入れずに使い続ければ、いかにライカとはいえ各部にひずみが生じてきます。

ただライカM型のシャッター機構はM6以前のモデルであれば完全な機械式。
電気回路も露出計を除いて使っているものは無く、定期的にオーバーホールする事で一生涯使い続けられるカメラです。

今回、マップカメラがお世話になっている修理人の方に、特別に取材をさせて頂きました!
その的確で、そして丁寧なその作業ぶりはまさに職人芸。その一端を、皆様にご紹介できればと思います。


今回お邪魔したのはウメハラカメラサービス。この道一筋50年をこえる大ベテランの梅原さん率いる修理工房です。
その中でもライカM型の修理を主に担当されている高橋さんに、今回はLeicaM6の分解工程を見せていただきました。

「今回はどうぞよろしくお願いします。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。それでは、早速分解工程に入りますね。」


このライカM6を分解して頂きます。M6はライカの中では新しいカメラですが、それでも個体によっては30年近く経過しているものもあり、
そろそろオーバーホールの時期が来ているものも少なく無いとか。


まずはこの個体のコンディションを把握します。
こちらはマウントとフィルムガイドにひずみが出ていないかを確認するツール。こちらの個体は大丈夫だった様です。


マウント自体が歪んでいないかもチェック。
ここに歪みがあると、酷ければどんなレンズをつけても本当の性能が出せない事になります。


次はシャッター速度チェック。幕の走り始め、中ほど、そして走り終わりの3箇所のスピードをチェック。
各速度、ライカの定めた規定値に照らし合わせてチェックします。


まだまだ続きます。
今度は露出計!照度を変えて、露出計の適正値を確認します。


レンジファインダーの要、ファインダーチェック。
無限遠、2重像、ズレや問題が無いかを様々な機器を使い、しっかり確認していきます。

以上のチェックを終えて、この個体状態を把握します。
今回の個体は特に目立った問題はありませんでしたが、各部の点検調整を含めオーバーホールに入ります。

>>Vol.2に続きます!



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