ドイツ・ライカ本社によるオーバーホールの現場レポート Part.3
2021年02月20日
LEICA Boutique MapCamera Shinjukuは2月20日をもちまして、8周年を迎えることができました。
これもひとえに日頃ご利用くださるお客様のおかげと、スタッフ一同感謝の念に堪えません。
これからもお客様に楽しんでいただくべく、邁進してまいりますので、末永くご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
本日は、8周年を記念したイベントとして、ライカM3をはじめとする往年のフィルムのM型ライカを、
ライカカメラ ドイツ本国でオーバーホールを行った際の作業風景と、インタビューをご紹介してきました。
Part.1:写真とともに作業風景。
Part.2:担当した技術者のインタビュー
Part.3:オーバーホール品のBefore・After
今回は、実際に作業風景を見てきたライカM2-Rのオーバーホールされる前と後を見比べていきたいと思います。
一見違いがないように見えますが、ファインダーがすっきりした印象があります。
ここで注目していただきたいのはファインダーの接眼部
光を当てると虹色になるほど劣化していたガラスを交換し、文字通り新品の透明感です。
そして裏蓋左右をご覧ください。裏蓋を開く際にボディが傷つくことを防ぎ、ストッパーの役割も果たす「裏蓋プロテクター」が補充されました。
目立たないパーツですが、付いてると安心感があります。
汚れが目立ったシャッター幕も交換されました。
これから永く使う為にも交換されていると安心です。
シャッター幕に穴が空いてしまっては、折角の写真も台無しです。
続いて交換したファインダーアイピースを比較
見るからにクリアなのが伝わるかと思います。
こちらもオーバーホール済みで透明感にあふれています。
そして写真を撮ってから気付きましたが、マウント部0時の位置にあるネジにLeicaの頭文字であるLのマークの封印が施されていました。
今回ご紹介したライカM2-Rを含めライカカメラAGにてオーバーホールされたカメラは2年間のメーカー修理保証をお付けして販売いたします。(保証書の日付より2年間有効)
これからもライカという大切なパートナー選びの一助となれますようスタッフ一同精進してまいります。
どうぞLEICA Boutique MapCamera Shinjukuをよろしくお願い申し上げます。