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【Panasonic】 LUMIX S1H特集Vol.2「6Kを活用しよう!6K撮影のメリットとは?」

今回紹介する「LUMIX S1H」は、従来の4K動画よりも大きい解像度「6K」での撮影に対応しました。
6Kカメラと聞くと「6Kも解像度は必要か?」と言った考えを持つ方も多いのではないでしょうか。
実際、4Kカメラが一般化した現在も我々が目にするテレビ番組・WEB動画・Blu-ray等の動画コンテンツはフルHD(1920x1080px)が多く使われています。

しかし、納品フォーマットがフルHDであっても制作者の間では4Kサイズ、それ以上で撮影が行われることが増えています。その理由は、ポスプロ(動画編集)で多くのメリットがあるからです。
では、6Kは制作者にどのようなメリットを与えてくれるのでしょうか。
これから、映像制作を本格的に始めたい方、S1Hへの乗り換えを検討している方に「6Kで撮影するメリット」を紹介します。

【6Kなら編集の幅が広がる】


使用機材:Panasonic LUMIX DC-S1H+LUMIX S PRO 24-70mm F2.8

編集の幅とは、主にカメラワーク(ズーム・パン・ティルト)などを後から調整可能な点です。
皆さんも、編集作業の際に「水平が取れていない」「もう少し寄りのカットが欲しい」など思った経験があると思います。
そのような状況に備えて「より大きな解像度で撮影する」ことは有効な手段となります。

では、実際に4K編集を想定して水平の取れていない5.9K素材の「水平を調整」してみます。
水平を直す為に編集ソフト上で回転(-2°)してみました。


編集画面:4Kプロジェクトに5.9K素材を配置した場合


編集画面:4Kプロジェクトに4K素材を配置した場合

最終的な書き出しが4Kの場合、4K素材で上記の編集を行うと上画像のように一部ケラレが発生します。それを補うために映像サイズを変更(拡大)すると、映像が引き伸ばされる為、画質が低下します。
6Kで撮影しておけば画質を落とす(拡大する)ことなく編集が可能となります。

【6K動画なら静止画データとしても活用可能】

従来のカメラにも4K動画を活かして「4Kフォト機能」が有りましたが、写真の画素数で言うと約800万画素相当。
WEB用の画像データであれば問題ないですが、印刷用途だと物足りない印象を受けた方も多かったと思います。
しかし、6K動画からの切り出しとなれば約1800万画素相当、十分印刷にも使用できる大きさではないでしょうか。

例えば、「5.9K/30p」で動画記録した場合は(5888×3312px:72dpi)サイズの映像となります。
この動画データは1秒間に30枚の静止画から構成されます。
スチルカメラで言うと30コマ/秒の連写した画像からベストな写真を選ぶことと同じです。
では、5.9kの動画データから切り出される静止画は印刷用のデータとしても使えるのでしょうか。
Adobe PhotoshopにてA3用紙への印刷を想定して「A3サイズ 300dpi」設定にしてみます。

上記設定に必要なサイズは4961×3508(横設定)となっています。
実際に5.9Kサイズの画像をA3カンバスサイズに入れてみました。

A3用紙サイズ(300dpi)に近い解像度です。
もちろん、写真データと比べると圧縮率が異なるので、同じ画質ではありませんが、6K動画から切り出される静止画は印刷用としても十分使用できるサイズです。

【動画から切り出した写真を印刷してみました】

印刷サイズはA3サイズよりも大きいA3ノビです
印刷した写真を見ると、動画からの切り出しを感じさせない綺麗な仕上がりとなりました。
従来、撮影した動画はPCやテレビで鑑賞するのが一般的でしたが、動画からベストショットを選び、印刷して楽しむのも面白いと思います。

一つのデータで写真・動画を制作できれば制作コストを抑える事もできます。
6K動画は一人で写真・動画の撮影をこなすクリエイターの強い味方となってくれるでしょう。
皆さんも是非、S1Hの6K撮影を活用して新たな映像表現に挑戦してみてください。

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[ Category:Panasonic | 掲載日時:19年12月02日 11時00分 ]

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