Panasonic LUMIX GH5 インタビュー【Part 2】 » デジタルカメラ、交換レンズの通販・買取ならマップカメラ。新品から中古まで、様々なカメラ関連商品の販売・下取見積をご提供しております。 
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Panasonic GH5 インタビュー Part1
   
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Panasonic GH5 インタビュー Part2
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センサーや画像処理エンジンについては新開発とされておりますが、こちらの詳しくご説明をお願いします。

メーカーHPでの説明については、同シリーズのGH4基準での性能評価説明となっておりました。最近の2000万画素機と比較しての性能についても教えてください。



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まずはセンサーのデバイスについてですが、撮像素子自体はフラットタイプのミラーレス一眼のハイエンドモデルGX8と同等のものとなります。

ただ、回路設計の見直しにより電荷のゲインアップの効率化によってS/N比を向上。約1段分の低ノイズ化を図っております。

また、GX8に対してはLPF(ローパスフィルター)を廃しておりますのでより一層先鋭感の高い画作りとしました。

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1600万画素クラス機の“GX7MK2”についても、以前、伏塚様にインタビューさせて頂きましたが、こちらもローパスレス仕様でした。このカメラは「ストリートスナップ」向けのカメラという位置づけのカメラでしたので、ローパスレス化は有意義に感じます。

ただ、GH シリーズについては“動画撮影性能の追求”という側面があるがゆえに、ローパスレス化はモアレの抑制の面からも思い切ったな、という気持ちがあります。 他社の製品も含めてローパスレス化に伴う“解像力アップ”には着目しつつも、意外とモアレの対策については触れていないメー カーさんもございます。

もちろん昨今の 35mm判フルサイズモデルをはじめ5000万画素クラスのモデルまで登場してきており、画素の密度から画素ピッ チが細かくなり、それよりも空間周波数の高い、つまりより細かい被写体があまりなくなってきたことも要因だとは考えておりましたが...。

マイクロフォーサーズについても元来画素ピッチは細かい設計のため、元々モアレが出にくいのであろうという感覚はありますが、 気になったのが製品説明に含まれる“モアレ抑圧回路”という説明です。こちらはどのようなものなのでしょうか?




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新ヴィーナスエンジンの性能により、縞状に出るような色モアレの除去を非常に効果的に行えるようになっております。

“モアレ抑圧回路”という表現こそしておりますが、ここの制御はブラックボックス扱いでして申し訳ございません。

ご察しの通り動画性能には相当に重きを置いておりますので、動画撮影時のモアレの抑制にも確実な配慮を行ったうえでのロ ーパスフィルターレス化となっておりますのでご安心ください。 今まで以上に動画についてもより質感描写に優れたものをお届けできると考えております。

また、RGB 成分から輝度信号を生成・抽出する際の参照領域が、従来機(2000 万画素センサー搭載機)比で 約9倍のエリアに大幅に拡大しております。これにより、偽信号をさらに低減しつつ、周波数特性を最大約 2 倍にまで飛躍的に向上させています。

高い解像度でもコントラストの再現性を維持でき、より解像感が高い忠実な質感での描写を可能にしています。




Panasonic GH5 インタビュー Part2

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“新たに明度別の制御が可能になった新3次元色コントロールにより、暗部・明部の色再現性や色補正精度がさらに向上。
同じ色相を持った被写体の髪や肌の色を適切に分離し制御することで、被写体が持つそれぞれの色を忠実に再現します。”
(メーカーHP 引用)


 
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明度ごとのカラーコントロールというと、プロシューマ向けの動画編集ソフトのカラーコントロールホイールの色補正を思い浮かべます。着想としてはそういった制御をカメラ内で分析した被写体情報をもとにやってやろうみたいな感じでしょうか?



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実際には着想がそういったイメージというわけではなく、結果的にそのような制御になったというほうが正しいです。

マイクロフォーサーズ機について、やはりピクセルのピッチが細かいことにより、例えば一肌の発色などより大型センサーのカメラに遅れを取っていたという事実がありました。

その点を改善すべく、近しい色相の[肌色 ⇔ 茶色]のようなものを、うまく分離してコントロールする方法を模索しました、結果的にたどり着いたのが色相に加えて“明度別”カラーコントロールを行うような制御となります。

ご質問を頂いてハッとしましたが、たしかにあの動画編集ソフトのカラーコントロール方法こそまさに究極であったのだなと感じた次第です。




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AF性能の向上についてはいかがでしょうか。以前GX7MK2についてのインタビューをさせて頂いた際に、最近の御社製品の“空有間認識 AF”の性能の高さについては理解を深めることができました。

“コントラスト AF”というと、従来は位相差 AF に対して「精度」と「暗所性能」では勝るものの、測距スピードについては位相差 AF の方が圧倒的であるというのが常識でした。

他社の製品が撮像面で位相差を用いてAFする“像面位相差 AF”を採用していく中で、あくまで“コントラスト AF”の延長線上にありながら測距スピードを高めてきた技術力には驚くばかりです。

ですが、昨年末に同じくマイクロフォーサーズ陣営の一角であるオリンパスから発売された OM-D E-M1 Mark II の AF 速度、動体 追従性能についてはデジタル一眼レフカメラ比でもかなりの性能であり、 我々も自ら試写比較を行った結果、デジタル一眼レフカメラの中でも動体追従撮影に強いとされている「Canon EOS 7D Mark II」 「Nikon D500」と比べてもその性能が甲乙付けがたいといった感想を抱きました。

同じくマイクロフォーサーズのフラッグシップモデルとしては、発売のタイミング的にも販売価格帯的にもどうしてもこちらの OM-D E-M1 Mark II と比較して AF 性能評価はどうかといった点は気になるところです。

メーカーさんとしては他社製品を貶めるような表現は難しいのは存じ上げておりますが、実際にはやはり検証はされていますよね...。



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AFの性能、ミラーレス一眼としてはもとより“コントラストAF”を採用しておりましたので、いわゆる「AF-S」モードでの測距精度は高いものでありました。

そして読み出しスピードの向上により測距スピード自体もかなりの進化を遂げてきております。AF 時のセンサーの駆動スピード の進化ですが、

GH1(60fps)→GH2(120fps)→GH3(240fps)→GH4(240fps)→GH5(480fps)

このようにGH5では圧倒的に読み出し速度が早くなっており、最速 0.05 秒と業界最高クラスのAF 速度と、精度を実現しております。



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確かに凄まじい進化を遂げていますね。ただ、どうしても動体追従には像面位相差AFなどといったものの方が適しているように感じられます。

コントラストAF を発展させ、ピント位置の異なる画像データから空間を認識し、距離情報を瞬時に演算する DFD(Depth From Defocus)の技術は非常に技術的なハードルも高かったのではないかと感じてしまいます。

また、一部のメーカーでは 1 画素が 2 つのフォトダイオードから成っており、そこから位相差情報を得るようなシステムもございます。



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フォトダイオードを2分し、位相差情報を得る仕組みは我々としても一つの理想的なものであると感じております。

ですが、マイクロフォーサーズのセンサーサイズでフォトダイオードを2分割することは現時点では厳しいというのも事実です。

また、もう一つの理由、こちらが弊社としては重要なのですが、位相差AF とコントラストAF を組み合わせた AFシステムの制御について、やや疑問を感じてきた点がありました。



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つまり、位相差AFでデフォーカス量と距離方向を測り一気にピントを動かし、最終的にコントラストAFで最後の精度出しを行うといった特性のことでしょうか?

実に得意不得意を相互に活かした制御アルゴリズムであると感じておりますが...。



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やはり制御上、特性を活かすにはそう言ったパワーバランスでの制御をされているメーカーさんが多いと考えております。

ですが、例えば暗所での位相差AF測距と言うとどういった印象をお持ちですか?



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確かに-4EV、-3EV 対応などと謳われている暗所に強いとされるカメラにおいても、暗所ではスピードが鈍りますね。



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そうなのです。つまり、位相差 AF で初動を始める AF 制御アルゴリズムでは限られた条件では実はベストパフォーマンス が発揮できないのではないかと考えたことが、コントラスト AF を進化させた“空間認識 AF”を開発するに至った理由となっております。



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完全に逆転の発想に感じてしまいましたが、確かに「精度が高い」「暗所に強い」といった両側面を持ったコントラストAFが「測距スピード」を手に入れたとなれば理想的ですね。

ただこれも「AF-S」で止まりものを撮った時に限ったものでは?



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もちろん「動体追従性能」の向上なくしてはAFシステムとしての完成とは呼べません。




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DFD を用いた“空間認識 AF”で、フレーム間の被写体の動き量をベクトル情報(移動方向と移動量)として算出しておりますが、そのAF情報の更新速度を従来比(GH4)で、約6倍に向上させております。これにより毎秒480フレームに対して内部でAF追従ができております。

さらに内部で演算を行うために取得している被写体情報の分解能を、こちらも従来比約8倍に高めたことで距離情報の取得精度が非常に高くなっております。

最後に“動き補償回路”搭載によって被写体の動きに対しての検出性能を高めることができました。



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また初耳の回路が登場しましたが、「動き補償回路」とは つまり、予測駆動アルゴリズムを組み込んだということでしょうか?



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そうですね、確かにそう言ってしまっても問題ないかもしれません。一応ですが、そういった処理を行う回路自体を新たに新設したことになります。



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実際のところ、AFの性能の手応えとして、競合機と比較していかがでしょう。



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AF制御や諸々の思想の差異が現れている前提はございますが、正直申し上げまして「AF-S」の測距スピード、精度。

さらには「AF-C(コンティニュアスAF)」時の動体追従においても遜色ない、むしろ自信があります。



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!!

高次元な争いにおいて自信ありとなるとだいぶ見方が変わってきますね…。今までのGHシリーズは「動画撮影性能」を重要視される方向けの選択肢であると感じておりました。

静止画撮影のAF性能がそこまでのレベルに達しているとなれば、まさにオールマイティに使える死角のないカメラと言えそうです。ぜひ試してみたくなりました。



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ありがとうございます。ぜひとも多くのエンドユーザー様にこの撮影性能を体感して頂きたいと思います。

また、AFについての補足ですがGH5の動体AF性能の飛躍的向上に伴い、シーンに合わせてAFのカスタマイズが可能となりました。



~AFカスタマイズと操作性の向上について事項でも引き続きご紹介します~

  
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