FUJIFILMフジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ
本日はフジフイルムの『フジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ』をご紹介します。2年前に発売されて以降、多くの方が愛用し好評を博してきたレンズです。一番の特長は、Xシリーズ用レンズとして最も小型・軽量であること。全長は44.2mm、重量も135gしかありません。
35mm換算で23-69mmをカバーするこの標準ズームレンズ。その魅力を改めて探るべく、横浜へ持ち出しました。
1本の樹に3色の花が咲いていました。とても華やかで素敵だったので、奥に見えた赤レンガ倉庫とともに撮影。脇には「三色桜」という札が掲げられています。深い被写界深度で手前も奥もピントが合い、桜も赤レンガ倉庫もよく写っています。
水浴びするカモメにじりじりと近づきながら撮っていると、一羽飛んでいってしまいました。残る一羽もこちらを警戒。捕まえるわけじゃなし、そんなに逃げなくてもよいのにと思いますが、野生の鳥なので仕方ありません。青空に白い羽のコントラストが美しいです。
横浜には何度も来ていますが、シーバスに乗ったことがないなと思い、チケットを買ってみることに。船に乗るための待合室に、雰囲気のある丸窓があります。覗いてみると、横浜らしい景色が広がっていたので、風景を丸く切り取ってみました。
いよいよシーバス発進! 船の最後部には日の丸が掲げられていました。強い風にあおられ、旗が様々な形に宙を泳ぎます。なんとか日の丸だとわかるくらいまで旗が広がった一瞬を、太陽を入れて撮影しました。強い日差しと、それを受けキラキラと輝く海面をご覧ください。
噴水の中央にあるモニュメントの上にカラスがとまっていました。ここは自分のなわばりだと主張しているかのようです。
なおこちらのモニュメントは、1957年にアメリカのカリフォルニア州サンディエゴ市から贈られたもので、サンディエゴ市庁舎にも同じ像があるそうです。
中華街に移動し、遅めのランチをとります。選んだのはエビとカシューナッツ炒め。美味しそうな照りが撮れています。コンパクトなカメラとレンズなので、店内でもさり気なく撮影することができます。
食事を終え外に出ると、夕日が神々しく光っていました。建物をアンダーにして、光と影を主役に撮影しました。
恐竜が入ったスーパーボールが売られていました。当レンズはマクロ性能も優秀で、レンズ先5cmまで近づくことができるため、小さくてゼリーのようにカラフルなスーパーボールを大きく捉えることができました。
日が暮れてきて、ランタンに灯がともります。無機質な骨組みを背景に選び、色温度を低めにして周囲を青く脚色して、非日常的に撮影。近場ですが海外旅行に来たかのようです。
とことん小型・軽量な標準ズーム
小型・軽量が特長のレンズということで、自然体で手軽に撮影を楽しむことができました。これは実は重要なこと。電動式ズームの感覚は少し慣れが必要ですがスムーズで、電源を一度落として次につけた際に元の位置に戻ってくれているのが親切だと感じました。X-A7との相性も良く、オシャレなルックスは所有欲を満たしてくれるカメラです。ぜひお試しください。
Photo by MAP CAMERA Staff