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938:高い機動性を備えた超望遠『FUJIFILM GF500mm F5.6 R LM OIS WR』

938:高い機動性を備えた超望遠『FUJIFILM GF500mm F5.6 R LM OIS WR』

2024年06月06日


 

大きくて重いという中判カメラのイメージを一新した「FUJIFILM GFXシリーズ」にまた驚愕のレンズが登場しました。『GF500mmF5.6 R LM OIS WR 』は「GFレンズ」のラインアップで最長となる500mmの超望遠レンズで、中判フォーマットの超望遠レンズながら重さ約1375gを実現した機動性の高いレンズです。もちろん1億200万画素の新型デジタルカメラと同時に発表されたレンズということもあり、描写力を疑う余地もありません。さっそくその高い解像力をご覧ください。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/590秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

まずは航空機撮影のために空港に向かいました。愛用のバックパックにボディ1台とレンズ1本だけを入れての出発です。背負った瞬間に思わず「これは楽だ!」と声がでました。他の撮影を考慮すれば最低でももう一本くらいレンズ追加すると思いますが、それを考慮しても十分な軽さなのです。

 

絞り:F20 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:40 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

35mm判カメラとほとんど変わらない使用感に嬉しくなり、離陸する飛行機を流し撮りで狙ってみました。35mm判換算で396mm相当の画角では狙った飛行機で画面が一杯になってしまい疾走感が薄くなってしまいましたが、終始機体を追い続けられた扱いやすさは凄いの一言です。後に紹介する夜景のカットでもお分かり頂けると思うのですが、もう一つ驚いたのが6.0段分の補正効果を持つ強力な手ブレ補正です。横にスライド中もしっかりと縦揺れを抑えてくれたおかげで、滑走路のラインも波立つことなく描いてくれました。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

リニアモーターとインナーフォーカス方式の採用により高速かつ静かなAFを実現しています。カメラ側の被写体検知を飛行機に設定していたこともあり、頭上を飛び越えるシチュエーションでもピントを外すことなくしっかり追い続けてくれました。そして、数百メートル離れた被写体をここまで綿密に描く高い解像力に驚きます。普段は見ることができない飛行機の翼の後ろに付けられた静電気を空気中に逃がすための細い棒もしっかり見ることができました。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/460秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

打って変わってこちらは最短撮影距離でのカット。本レンズは275cmまでの近接撮影が可能です。最大撮影倍率は0.2倍で、ここでも被写体のディテールを細かに描いてくれました。花粉の粒子感もしっかり見てとれます。1億200万画素のパワーをまざまざと見せつけられました。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

近接で得られるボケも自然で綺麗です。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

モミジ葉が木漏れ日に透けていました。葉脈までしっかり描くのはもちろん、葉の薄さもしっかり伝わります。一方でこのようなシーンで良く見られがちな色収差は全く見られません。絞り開放から線の細いシャープな描写で高画素ならではのキレの良さが際立っています。

 

絞り:F6.4 / シャッタースピード:1/440秒 / ISO:400 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

干潟を散策中、餌を探す鳥を見つけました。被写体検知を鳥にシフトしてカメラを向けると、さほど大きくない鳥の目にもしっかりAFポイントが移動しました。あっという間に小魚を捕まえ、素早く飲み込みます。一連の素早い動きにもAFはしっかり追従。カメラもレンズも軽快さが光ります。

 

絞り:F8 / シャッタースピード:1/190秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:160 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

動物園の象も超望遠レンズで切り取るとなかなかの迫力です。それをよりリアルに見せるのが肌の滲みやシワを細かく描く高い解像性能。スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ5枚を含む14群21枚の贅沢なレンズ構成は伊達ではありません。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/45秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

ふさふさの毛並を写す解像力も凄いのですが、物思いに耽る表情をを捉えるリアリティさも凄いと感じました。

 

絞り:F11 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:80 / 使用機材:FUJIFILM GFX100 II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

カメラを「GFX 100 II」に変えてサーキットでも撮影しました。動きの早い被写体を追う際は、鏡筒の先端部に設けられた「フォーカスコントロールボタン」が重宝します。フォーカスコントロールボタンは「フォーカスセレクトスイッチ」で機能を簡単に切り替えできるのも見逃せません。飛行機やモータースポーツなど通過位置の予想がしづらい被写体を狙う時はAFスイッチに。鉄道など決まった位置に来る被写体にはフォーカスプリセットなど使い分けが容易なのも嬉しいポイントです。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:640 / 使用機材:FUJIFILM GFX100 II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

コーナーから迫りくる「メルセデスAMG GT R」、そしてアスファルトの質感をしっかりととらえてくれました。中判デジタルカメラで撮影している方は周りを見渡しても筆者だけ。1億200万画素のハイスペックかつ超望遠域を、このようにアクティブな撮影にも使えるGFXの魅力を改めて再確認することができました。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/480秒 / ISO:800 / 使用機材:FUJIFILM GFX100 II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

生憎の空模様でしたが本レンズは、鏡筒の18か所にシーリングを施した防塵・防滴構造。加えてレンズの前玉にはフッ素コーティングによる、撥水・防汚性能も備えています。いくら軽量になったとは言え中判システムを傘をさしながら撮影するのは難しく、このタフネス設計はとても頼りになります。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/13秒 / ISO:800 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

夜、スカイツリーの足元から頂上を望むとなんとも不思議な色に輝いていたのでカメラを向けました。ほぼ真上に向けての手持ちのでの撮影。高ISO感度に頼っても良かったのですが、透明感を重視する性分のためスローシャッターで挑戦しました。1億200万画素の画をパソコンモニターで拡大したら甘い部分も見えてしまいますが、ここまで細かく且つブレを抑制した画像には感動すら覚えます。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/8秒 / ISO:400 / 使用機材:FUJIFILM GFX100S II +GF500mmF5.6 R LM OIS WR

 

街中スナップでも望遠レンズの圧縮効果と大きな前ボケで特徴的な描写が楽しめました。標準レンズでは得られない画は見慣れた景色も新鮮に見せてくれます。街中で振り回すにはちょっと大きいシステムですが、軽量化と強力な手ブレ補正のおかげでスムーズにこなすことができました。

 

 

大きくて重い超望遠レンズのイメージを一新

望遠レンズは好きな被写体を自由に切り取ることでより魅力的に見せるレンズ。そのレンズが質感描写に秀でた中判システムで使えるのですから好きな被写体を追い続けている方にとってはまさに待望の1本ではないのでしょうか。軽量化されたシステムと強力な手ブレ補正のお陰で撮影シーンを選ばずあらゆるシーンで活躍する姿は、三脚に乗せてじっくり撮るというラージフォーマットカメラのイメージを一新するものです。
さらに「テレコンバーター GF1.4X TC WR」を併用すれば700mm(35mm判換算で554mm相当)まで拡張可能ですし、そもそも中判センサーが書き出す膨大なデータがあるのですからトリミングも自由自在です。いままでの写真よりもっと大きく、さらに高画質に撮りたいという夢を叶えてくれる新しい超望遠レンズをぜひお試しください。

 
Photo by MAP CAMERA Staff

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