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【MINOLTA】初めてのフィルムカメラ。ライツミノルタCLを使いこなす。

【MINOLTA】初めてのフィルムカメラ。ライツミノルタCLを使いこなす。

mapcameraに入社してからずっと触れてみたいと思っていたフィルムカメラ。
直感的にこれがいいなと感じ、ライツミノルタのCLを購入しました。
フィルム代、現像代が高騰しているのがネックではありますが、フィルムならではの写りは味があり、使い方も一度覚えてしまえばそこまで難しくはありません。
フィルムカメラって何か難しそう、と思っている方にこそ読んでいただきたいです。

目次
  1. ライツミノルタCLについて
  2. 各種設定方法について
  3. 露出計について
  4. フィルムの装填方法
  5. レンズについて
  6. 作例
  7. 最後に

 ライツミノルタCLについて

ライツミノルタCLは露出計を内蔵したレンジファインダー式のフィルムカメラです。
古いカメラやLeicaのカメラをお使いの方は慣れ親しんでいると思いますがレンジファインダーについて簡単に説明すると、
撮影する景色が直接見える素通しのファインダーで、中に「二重像」が見えるタイプのものになります。
レンズのピントリングと中央の小さい像が連動する仕組みになっており、ピントリングを回すと中央に見える薄い像が左右に動きます。
外側と中央の2つの像がピタッと重なったとき、ピントが合った状態になります。

このカメラの歴史について少しお話しすると、1970年代、経営難に直面していたライカが日本の安い労賃※と緻密な製造技術に注目し、
日本のカメラメーカーである「MINOLTA」にフォトキナ会場で声をかけたのが始まりとされています。
※1970年当時、西ドイツの製造業の賃金は、日本と比べ約2倍〜2.5倍程度があったとされています。
当時のライカの主力商品であったM5は大型で高価であったため、より小さく、より安価なMマウント機を量産すべく提携を始めたようです。

1973年(国内は1974年)に、「ライカCL」(海外市場向け)および「ライツミノルタCL」(日本国内向け)のダブルネームでこのカメラは発売されました。「CL」は 「Compact Leica」の略と言われています。
「ライカCL」「ライツミノルタCL」の中身はどちらも同じであり、現在でも中古市場では人気のボディで、
ライカのネームバリューや国内ではライツミノルタの方が流通量が多いことから「ライカCL」の方が価格が高い傾向にあります。

また、後継機としてCLEが1981年に発売されています。
こちらはライカとの共同開発ではなく、ミノルタが単独で完成させたボディとなります。
CLとの一番の違いは「AE化し露出を自動で調整してくれるようになったこと」「28mmのレンズに対応するようになったこと」の2点でしょう。
その他にもAE化に伴い、露出制御の方法が「ダイレクト測光方式」になったり、裏ぶたが横開きになったりとよりユーザーが使いやすいように進化しています。

この2台を比較すると、CLは完全機械式なので電池が無くてもシャッターが切ることができる点、CLEはAEが入っており露出制御がしやすくなっている点、どちらもそれぞれ優れた点があります。

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 各種設定方法について

ライツミノルタCLのボディの写真
機械式のCLのボディの操作はとてもシンプルです。
フィルムを巻き上げてシャッターをチャージし、シャッタースピードを合わせ、ボタンを押してシャッターを切る。

正面左に見える丸い大きなダイヤルがシャッターダイヤルで、指標はボディ上に白い印が付いています。
シャッターダイヤル中央にDIN・ASAと書いてあるところでISO感度を合わせることができ、中心の銀色の部分を押しながら回すことで数値を変えることができます。
DINは昔のドイツ工業規格によるISO感度の数値表記で、ASAも別の規格のISO感度の数値表記となります。
ただし、ASA100はISO100と同じであるためASAの数字に合わせると露出計の表示が正しくなります。
また、撮影したフィルムの枚数はボディ上面の巻き上げレバーの右側にある窓から確認することができます。

ライツミノルタCLの上からの写真

ライツミノルタの下からの写真

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 露出計について

 
CLは露出計内蔵のカメラです。
フィルムを巻き上げるとCdSの付いたアームが下りてくるようになっており、中央でスポット測光する「TTL中央重点測光方式」を取っています。
電池は1.3V水銀電池が対応でしたが現在は製造中止となっており、SR43の電池に降圧型のアダプターを使用することで今でも使用することができます。
ただし、露出計が故障している個体も多く、2026年3月現在、マップカメラでは露出計は保証の対象外となっております。
露出計が動かない場合はホットシュー部分に小型の露出計を付けてあげると使用しやすくなります。
また、外ぶたを外した底面に電池を入れる場所があるため、内蔵の露出計を使用する際はフィルム交換と同時に電池を入れなくてはいけないので注意が必要です。
電池のバッテリー残量については、ボディ正面の右下についているボタンを押すことで確認することができます。

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 フィルムの装填方法

フィルムを装填している様子

①ボディ底面の中央にある銀色のノブを回してロックを外し、外ぶたを外します。
②フィルムの端を巻き取り軸下部にある白いスプールの隙間に差し込んでからパトローネに収めます。
③そのまま1,2回巻き上げるとスプロケットの凹凸に噛んでいきます。
④外ぶたを元に戻し、底面の巻き戻しクランクを矢印の方向へと軽くテンションが掛かるまで回します。
⑤上部のフィルムカウンターが0になるまで数回シャッターを切っていきます。
メモリが0になったら次から撮影可能となります。
余談にはなりますが、フィルムを巻き取るスプールは樹脂製のため劣化等で壊れやすく、フィルムの差し込む向きを間違えると割れてしまうのでお気を付けください。

フィルムを全て撮り終えるとそれ以上巻き上げることができなくなります。
フィルムを取り出す場合はボディ底面の銀色の丸いボタンを押してから巻き戻しクランクを矢印方向に回転していきます。
レバーが軽くなったら巻き戻し終わった合図なので、外ぶたを外してフィルムを取り出すことができます。

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 レンズについて

Mロッコール40mmと90mmのレンズの写真

マウントはライカMマウントを採用しています。そのため、MINOLTAの専用レンズ以外も取り付けることが可能です。
ただし、CLのレンジファインダーではブライトフレーム(撮影範囲を示す白い枠)が40mm・50mm・90mmの3種類のため、それ以外の焦点距離のレンズを使用する場合は画角は目測で画角を決める必要があります。
40mm・50mm・90mmのレンズを装着するとそれぞれ焦点距離にあったブライトフレームが出てくるので、焦点距離の数字の書かれた枠の内側が実際に写真に写る部分となります。

CL用として出されたMINOLTA名義で出されたレンズは
「Mロッコール M40mm F2 QF」、「Mロッコール 90mm F4」の2種類があり、どちらも設計の同じライカ名義のレンズが存在します。
また、CLの後発として出されたCLE用のレンズでは「Mロッコール M28mm F2.8」、「Mロッコール M40mm F2」、「Mロッコール 90mm F4」の3種類が出されています。
CL用とCLE用の同スペックのレンズを比較するとピントリングのつまみの形状、レンズのガラスの形状、重量などに差はありますが、CL用はCLEに、CLE用はCLにつけても問題なく撮影可能です。

Voigtlanderでも40mmの画角のレンズが出ているのでサードパーティのレンズを付けるのも面白いです。

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 作例

 
実際に「Mロッコール M40mm F2」で撮影してみました。
ライツミノルタCLと40mmのレンズで撮影した鉄塔の写真

ライツミノルタCLと40mmのレンズで撮影した街の写真

ライツミノルタCLと40mmのレンズで撮影した置物の写真

使用したフィルムは「Kodak UltraMAX 400 135 36枚撮り」。
ISO400なので、日中の屋外から曇天、明るい室内まで汎用性高く撮影可能です。
このフィルムの特徴は青色が綺麗に出ること。晴天を撮影するのが楽しいです。
また、日陰などのシャドウ部にも青が乗り、コントラストや彩度は高めの写りになります。
使用するフィルムによっても雰囲気が異なるので、自分の好みのフィルムを探すのもフィルムカメラの面白いところです。

ライツミノルタCLと40mmのレンズで撮影した標識の写真

フィルムならではの粒状感はありますが、被写体の解像感は残っています。
40mmならではの人の視野に近い画角が心地よいです。
癖が少なくまさに標準の使いやすいレンズでした。

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 最後に

ライツミノルタCLと40mmのレンズで撮影した友人の後ろ姿

時代に逆行していると思われるかもしれませんが、撮りきるまで仕上がりが分からないこと、現像を待っている時間、年代もののカメラを持つことで満たされる所有欲などフィルムカメラでしか味わえない喜びがあります。
ライカの血統とミノルタの技術が、手のひらサイズに凝縮されたCL。
機械式のフィルムカメラ、ライツミノルタのCLの魅力が伝わっていると幸いです。

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【Leica】フィルムが存在する限り、これからもフィルムカメラで撮り続けたい。

【Nikon】今Nikonのフィルムカメラを楽しむ。

[ Category:Leica MINOLTA | 掲載日時:26年03月01日 18時00分 ]

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